JPH11148798A - 導管支持装置 - Google Patents

導管支持装置

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JPH11148798A
JPH11148798A JP32969297A JP32969297A JPH11148798A JP H11148798 A JPH11148798 A JP H11148798A JP 32969297 A JP32969297 A JP 32969297A JP 32969297 A JP32969297 A JP 32969297A JP H11148798 A JPH11148798 A JP H11148798A
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JP
Japan
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conduit
flexible conduit
pressure hose
reverse
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP32969297A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Sugino
太加良 杉野
Yosozo Hirose
四十三 広瀬
Yukio Izumi
幸男 泉
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Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡易で、かつコンパクトな導管支持装
置を提供する。 【解決手段】 先端に高圧流体噴射ノズルを備えた可撓
性導管を処理対象管の内部に管端から挿入又は抜去する
ための処理対象管の管端の前面で可撓性導管を支持する
導管支持装置であって、可撓性導管を挿通可能な本体
に、本体に軸支され可撓性導管の外面に接して回転する
ことにより正逆軸方向に送る回転体と、回転体を回転駆
動するための駆動モータと、駆動モータの起動及び停止
を操作するための操作手段と、駆動モータによる回転体
の回転方向を正逆に切り替える回転切換手段とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端に高圧流体噴
射ノズルを備えた可撓性導管を処理対象管の内部に管端
から挿入又は抜去するための処理対象管の管端の前面で
可撓性導管を支持する導管支持装置に関するものであ
り、特に、可撓性導管を正逆軸方向に送る駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】石油化学工業等のプラントに設置された
熱交換器又はボイラーの管には、長期の使用により水垢
や海水生物等のスケールが付着する。このスケールは、
熱交換器等の効率を低下させたり、プラントの寿命を縮
める原因となったりするため、ある一定期間ごとにスケ
ールを除去するため、管内の洗浄を行う必要がある。
【0003】このような熱交換器等の管内洗浄は、洗浄
機のフレキシブルホースの先端にランスノズル等の噴射
ノズルを取付け、手動でフレキシブルホースを管内に挿
入して高圧噴流をノズルから噴射して洗浄し、洗浄後
は、手動でフレキシブルホースを管内から抜去し、別の
処理対象の管内を洗浄する方法が取られている。
【0004】また、このような洗浄作業におけるフレキ
シブルホースの管内への挿入及び管内からの抜去を自動
的に行う導管の繰出し巻取り装置が、特願平8−231
263に記載されている。この導管の繰出し巻取り装置
は、フレキシブルホース等の導管を平面的な渦巻き状に
収納する収納部を備え、収納部を駆動手段で回動させる
ことにより導管の繰出しや巻取りを行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】管内洗浄を作業者の手
作業で行う場合には、次のような問題がある。即ち、管
内へのフレキシブルホースの挿入、抜去を1本ごとに行
わなけれければならないため、処理対象となる管が多数
になるにつれ、作業者の負担が増加する。
【0006】また、フレキシブルホースを管内への挿入
時又は抜去時に、ノズルから噴射される高圧水が飛散
し、作業者に接触することにより怪我をする場合があ
り、作業者の手作業では安全性に欠けるという問題があ
る。
【0007】一方、導管繰出し巻取り装置は、フレキシ
ブルホースの自動的な繰り出し及び巻き取りを行うた
め、作業者の負担を減少させ、また安全性を確保できる
点で優れている。このため、このようなフレキシブルホ
ースの管内への挿入及び抜去を自動的に行う装置をより
コンパクトに、かつ構造を簡易にすることが望まれてい
る。特に、洗浄作業の作業単価は非常に安価であること
から、より簡易な構造で、かつ製造コストを低減できる
装置が必要となっている。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、構造が簡易で、かつコンパクトで製造
コストを低減できる導管支持装置を提供することを主な
目的とする。また、本発明の別の目的は、フレキシブル
ホース等の導管の処理対象管内への挿入時及び抜去を自
動的に行うことにより、作業者の洗浄作業の負担を低減
できる導管支持装置を提供することである。本発明の別
の目的は、径の異なる可撓性導管を使用可能とし、既存
の可撓性導管にも適用できる簡易な構造の導管支持装置
を提供することである。本発明の別の目的は、作業者の
安全性を確保できる導管支持装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、先端に高圧流体噴射ノズル
を備えた可撓性導管を処理対象管の内部に管端から挿入
又は抜去するために処理対象管の管端の前面で可撓性導
管を支持する導管支持装置であって、可撓性導管を挿通
可能な本体に、可撓性導管を正逆軸方向に送る駆動装置
が装備されていることを特徴とする。
【0010】本発明における導管支持装置の本体とは、
可撓性導管の処理対象管への挿入及び抜去作業の際、作
業者が作業位置を変更せずに操作できる程度に作業者の
手が届く範囲にある部分をいい、可撓性導管の処理管へ
の挿入方向を定めるため作業者が保持するハンドル部等
が含まれる。
【0011】即ち、本発明では、作業中に作業者の手が
届く範囲内の導管支持装置本体に可撓性導管を正逆軸方
向に送る駆動装置が装備されているため、導管の挿入、
抜去のための駆動装置が本体と別個に設けられた大規模
な従来の装置と異なり、装置のコンパクト化を図ること
ができ、また装置の構造が非常に簡易なものとなる。こ
のため、導管支持装置の製造コストも低減することがで
きる。
【0012】本体の構成については、ハンドル部と駆動
装置を直接接続して本体を構成する他、作業者の手の届
く範囲内でハンドル部と駆動装置を可撓性導管を挿通可
能な直管パイプにより接続して本体を構成することがで
きる。
【0013】また、本発明の駆動装置により、可撓性導
管を自動的に正逆軸方向に送ることができるため、熱交
換器等の処理管内への導管の挿入及び抜去を作業者が手
動で行う必要がなくなり、作業者の負担を減少させるこ
とができる。
【0014】本発明に係る導管支持装置は、駆動装置が
装置本体に設けられていれば良く、駆動装置の構成につ
いては特に限定しない。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
導管支持装置において、前記本体が、本体に軸支され、
可撓性導管の外面に接して回転することにより正逆軸方
向に送る回転体と、回転体を回転駆動するための駆動モ
ータと、駆動モータによる回転体の回転方向を正逆に切
り替える回転切換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】本発明では、本体に軸支された回転体が、
駆動モータにより可撓性導管の外面に接して回転するた
め、回転体の回転力が可撓性導管に伝達され、可撓性導
管は軸方向に進行する。すなわち、回転体が一定方向に
回転(正回転)することにより、可撓性導管は前進し管
内に挿入される。一方、回転体が逆回転することによ
り、可撓性導管は後進し、管内から抜去される。そし
て、この回転方向の正逆切り換えは、回転切換手段によ
って行う。従って、本発明は、回転体、回転切換手段、
駆動モータによって、従来のように手作業で可撓性導管
を管内へ挿入及び抜去を行う必要がなくなり、作業者の
労力の軽減が図られる。
【0017】また、回転体、駆動モータ、回転切換手段
がすべて装置本体に設けられている。すなわち、これら
が作業者の作業中に作業者の手が届く範囲内にある装置
本体に装備されているため、従来の装置のように導管の
挿入、抜去のため大規模な装置を必要とせず、装置全体
がコンパクトになるとともに、構造も簡易なものとな
る。本体に装備された前記駆動装置に回転体、駆動モー
タ及び回転切換手段を備えれば、更に装置全体がコンパ
クトになり、構造もより簡易なものとなる。また、駆動
装置に回転体と駆動モータを設け、回転切換手段を前記
本体内の作業者の手元に設ければ、操作性の向上も図る
ことができる。
【0018】回転体は、可撓性導管の外面に接して回転
することができるものであればその構成は限定されるも
のではない。例えば、回転体として、自動車の車輪のよ
うなホイールタイプのもの、あるいは、キャタピラ式の
ベルトのようなクローラタイプのものを用いることがで
きる。
【0019】また、回転体として、可撓性導管を挟持す
る複数の回転ローラを設けることもできる。
【0020】この場合には、複数の回転ローラが可撓性
導管を挟持するため、回転ローラの回転によって、可撓
性導管を正逆軸方向に送ることができる。即ち、可撓性
導管は、複数の回転ローラによって挟持されているた
め、回転ローラが回転することにより、回転力が可撓性
導管に伝達される。このため、回転ローラによって、可
撓性導管を前進又は後進させることができる。
【0021】ここで、回転ローラは、可撓性導管を挟持
するものであれば、その構成は特に限定されるものでは
ない。また、可撓性導管を挟持する一対の回転ローラを
複数設けることができる。このような回転ローラとし
て、例えば、摩擦係数が大きくなる凹凸表面を備えたプ
ーリ等を用いることができる。
【0022】また、回転体を本体又は駆動装置から着脱
可能に構成することができる。この場合には、可撓性導
管の使用範囲を拡張することができる。即ち、異なる径
の導管に対応したサイズの回転体に取り替えることによ
って、既存の導管をそのまま使用することができるとい
う利点がある。
【0023】駆動モータは、回転体を回転駆動させるこ
とができるものであればその構成は特に限定されるもの
ではない。駆動モータとしては、例えば電動モータ、エ
アモータ、油圧モータ等、動力源の種類は問わず、使用
状況等に応じて適宜決定することができる。また、駆動
モータの回転軸と回転体とを直接連結して駆動モータの
回転を回転体に伝達する他、駆動モータの回転軸と回転
体との間にギアやプーリ等の駆動力伝達機構を介在さ
せ、この駆動力伝達機構により駆動モータの回転を回転
体に伝達するように構成してもよい。
【0024】尚、駆動モータの起動及び停止を操作する
操作手段を本体又は駆動装置に設けても良い。このよう
な操作手段としては、例えば、起動スイッチ及び停止ス
イッチ、起動と停止を制御する一個のスイッチが挙げら
れる。
【0025】駆動モータは、回転体を正回転及び逆回転
させるものであり、駆動モータの駆動源自体が正逆自在
に回転体を回転させるものである他、駆動源は一方向へ
の回転のみで、回転体への駆動力伝達機構に正逆回転切
り替えの機構を設けてもよい。また、一方向にのみ回転
する2個の駆動モータをそれぞれ異なる回転体を駆動す
るように設け、かつ各回転体が互いに逆方向に回転する
ように構成することもできる。即ち、一方の駆動モータ
により回転体を正回転させて可撓性導管を前進させ、他
方の駆動モータにより回転体を逆回転させて可撓性導管
を後退させるように構成することができる。
【0026】また、円滑な回転始動及び停止を行わせる
べく、駆動モータに加減速調整手段を設けることもでき
る。例えば、加減速調整手段として、回転体の駆動力伝
達機構に段階的な変速機又は無段階の変速機を設けて、
起動開始直後は回転体を低速で回転させて徐々に回転速
度を加速していき、停止直前には次第に減速するように
構成することができる。
【0027】回転体の正逆回転を切り換える回転切換手
段としては、例えば、一つの切換スイッチを設け、回転
体の正逆回転を切り換えることができる。即ち、スイッ
チの切換で駆動モータの回転方向を切換えることによ
り、回転体の正逆回転を制御する他、スイッチの切換で
駆動力伝達機構に設けた正逆回転切換機構により回転体
の正逆回転を切り換えることができる。また、前進用ス
イッチ及び後進用スイッチを設けて、かかるスイッチの
作動によって、回転体の正逆回転を切り替えるように構
成することができる。例えば、2個の互いに異なる方向
に回転する駆動モータを設けた場合には、前進用スイッ
チで一方の駆動モータの回転を制御するようにし、後進
用スイッチで他方の駆動モータの回転を制御するように
構成することができる。また、正逆回転可能な1個の駆
動モータを設けた場合には、前進用スイッチあるいは後
進用スイッチのそれぞれのON状態で駆動モータの正逆
回転を制御するようにも構成することができる。このよ
うに前進用スイッチや後進用スイッチをON状態又はO
FF状態にすることによって、前進用スイッチ及び後進
用スイッチは、駆動モータの起動及び停止を操作する操
作手段として兼用することもできる。
【0028】回転切換手段を、正回転に切り替えた際
に、洗浄液噴射のための噴射開始信号を噴射装置に自動
的に送出するように構成しても良い。この場合には、回
転体の正回転への切換により可撓性導管が処理管内に挿
入されると同時に自動的にノズルから高圧水等を噴射さ
せることができるため、作業者の労力を一層低減させる
ことができる。
【0029】本発明では、駆動装置又は本体近傍に、可
撓性導管のノズルから高圧噴射水等の洗浄液の噴射及び
停止を制御する噴射制御手段を更に設けることもでき
る。このような噴射制御手段を設けることにより、作業
者から離れた場所にある高圧洗浄車等の噴射装置の噴射
制御を作業者が処理管の洗浄作業中に、手元若しくは近
傍で遠隔操作することができるため、作業効率を向上さ
せ、かつ作業者の作業労力をより一層低減することがで
きる。このような噴射制御手段として、例えば、エアー
駆動式フットバルブ等を用いることができる。
【0030】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
導管支持装置において、前記回転体が、可撓性導管に圧
接する弾性ローラを含んでいることを特徴とする。
【0031】本発明は、回転体が可撓性導管に圧接する
弾性ローラを含んでいるため、弾性ローラの回転により
可撓性導管を自動的に正逆軸方向に送ることができると
ともに、異なる径の可撓性導管に対しても、管内への挿
入及び管内からの抜去を自動的に行うことができる。
【0032】即ち、複数の弾性ローラは、可撓性導管の
外面に圧接しているため、弾性ローラが回転することに
より、回転力が可撓性導管に伝達され、この結果、可撓
性導管が前進又は後進を行う。具体的には、弾性ローラ
が一定方向に回転することにより、可撓性導管が前進
し、一方、弾性ローラが逆回転することにより可撓性導
管が後退する。このため、このような複数の弾性ローラ
によって、作業者が手作業で可撓性導管を管内に挿入、
抜去を行う必要がなくなり、作業者の作業労力の負担を
軽減することができる。
【0033】また、弾性ローラが可撓性導管の外面に圧
接しているため、挿通する導管の径が異なっていても弾
性力によって弾性ローラの回転力が導管に伝達され、導
管を軸方向に前進及び後進させることができる。従っ
て、弾性ローラによって、可撓性導管の使用範囲を拡張
でき、異なる径の導管ごとに回転体を取り替える必要が
なくなり、作業者の労力を軽減することができる。
【0034】このような弾性ローラとしては、可撓性導
管に圧接するものであればその構成は特に限定されるも
のではない。例えば、弾性ローラとして、空気入りゴム
ローラ、U型のゴムローラ等を用いることができる。
【0035】また、複数の弾性ローラを、一対の弾性ロ
ーラで可撓性導管を挟持するように構成することもでき
る。更に、弾性ローラと導管との滑りを防止するため、
複数の弾性ローラの配列を変更できるように構成しても
よい。
【0036】また、弾性ローラに対して回転駆動を与え
る駆動モータは、少なくとも一つの弾性ローラに対して
回転駆動を与えるものであればよい。複数の弾性ローラ
は可撓性導管の外面に圧接しているため、一つの弾性ロ
ーラに回転駆動が与えられれば、他の弾性ローラも回転
することになるからである。
【0037】本発明では、弾性ローラの可撓性導管に対
する圧力を調整する圧力調整手段を更に設けることがで
きる。この場合には、可撓性導管が前進、後進する際の
摩擦力を調整することができ、導管の滑りを防止するこ
とができる。このような圧力調整手段は、例えば、弾性
ローラの支持位置を導管の径方向に移動可能に構成する
ことで達成される。また、空気入りゴムローラの場合、
空気圧を調整可能にすることもできる。
【0038】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の導管支持装置において、可撓性導管
にストッパーが取り付けられ、本体には可撓性導管の軸
方向送り長を規制するためにストッパーと機械的に干渉
する衝合部材が設けられていることを特徴とする。
【0039】本発明では、可撓性導管に取り付けられた
ストッパーと、本体に設けられた衝合部材により、可撓
性導管の管内への送り長を規制する。即ち、可撓性導管
が前進中又は後進中に、導管に設けられたストッパーが
衝合部材に衝突することによって、前進又は後退が阻止
され、強制的に停止する。このため、可撓性導管の管内
への挿入及び管内からの抜去の送り長を予め定めておく
ことができるため、作業者が処理管内への挿入及び抜去
する際の送り長を確認しながら洗浄作業を行うという煩
雑さを回避でき、洗浄作業の労力を軽減することができ
る。
【0040】例えば、導管支持装置の後方に前進端用ス
トッパーを設け、本体後部にこの前進端用ストッパーと
衝合する第一の衝合部材を設けることができる。この場
合には、導管が前進を続けると、前進端用ストッパーが
第一の衝合部材と機械的に干渉するため、可撓性導管の
前進が阻止され、強制的に停止する。また、導管の支持
装置の前方の導管に後進端用ストッパーを設け、本体前
部にこの後進端用ストッパーと衝合する第二の衝合部材
を設けることができる。この場合には、導管が管内から
後進を続けると、後進端用ストッパーが第二の衝合部材
と機械的に干渉するため、可撓性導管の後進が阻止さ
れ、強制的に停止する。従って、導管の送り長をストッ
パーと衝合部材により規制することができる。
【0041】また、このようなストッパーを導管の軸方
向に移動可能に構成することが好ましい。この場合に
は、導管の送り長を変更することができるため、長さの
異なる処理管が配設された復水器、熱交換器等の洗浄を
行う場合に、処理管一本の洗浄ごとに作業者が自由に送
り長を変更することができ、作業者の作業労力を一層軽
減することができる。
【0042】更に、後進端用ストッパーと第二の衝合部
材により後進端が検出された時点で、噴射装置に対して
洗浄液噴射停止信号を自動的に送出するように構成する
ことができる。この場合には、処理管内から可撓性導管
が完全に抜去された時点で洗浄液の噴射を自動的に停止
することができるため、作業者が洗浄液の噴射制御を行
う必要がなくなり、作業者の作業負担がより一層軽減さ
れる。
【0043】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の導管支持装置において、本体後部に
設けられ、可撓性導管を挿通するとともに、可撓性導管
の軸方向を中心に回動可能な方向制御部を更に備え、該
方向制御部の挿通部で、前記可撓性導管の進行方向を変
更することを特徴とする。
【0044】本発明では、可撓性導管の軸方向を中心に
回動し、挿通部で可撓性導管の進行方向を変更する方向
制御部が設けられているため、例えば、熱交換器等の下
部の処理管等のように導管支持装置の押し当て、導管の
挿入が困難な管内を洗浄する場合でも、方向制御部を処
理管の位置に応じて回動して導管の進行方向を変更でき
る。
【0045】即ち、導管が格納されている噴射装置等か
ら引き出された導管の引き出し方向に合わせて、方向制
御部を回動し、導管の進行方向をかかる引き出し方向か
ら処理管に対する挿入方向へ変更することができる。こ
のため、いずれの処理管への挿入も容易となり、作業者
が処理管の位置によって押し当て作業が困難になること
がなく、作業者の作業負担を軽減することができる。
【0046】また、処理管から可撓性導管を抜去する
際、処理対象管から水平方向に後退する可撓性導管は、
方向制御部によりその進行方向を変更するので、作業者
は可撓性導管を水平に維持するため可撓性導管を直接手
で保持する必要はない。このため、作業者は可撓性導管
から離れることができ、後退してくる可撓性導管が作業
者に接触することを回避して、作業の安全性を向上する
ことができる。
【0047】このような方向制御部としては、本体後部
に挿通部を有する曲線状の方向制御器を装置本体に回動
可能に設けることができる。
【0048】請求項6に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の導管支持装置において、処理対象管
側の開口に可撓性導管のノズルを包囲する保護部を更に
備えたことを特徴とする。
【0049】本発明では、可撓性導管のノズルを包囲す
る保護部が設けられているので、処理対象管の管端に導
管支持装置を押し当て、導管を挿入又は抜去した場合で
も、保護部によってノズルから洗浄液が飛散することを
防止でき、高圧水等が作業者に接触することはない。特
に、作業効率を向上させるため、洗浄液をノズルから噴
射した状態のまま複数の処理管への可撓性導管の挿入及
び抜去を行う場合には、保護部によって、洗浄水が装置
外部に飛散することを防止できるため、作業効率を向上
させつつ作業者の安全性を確保することができる。
【0050】このような保護部として、例えば、ノズル
を包囲するマウスピース等を用いることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図示例とともに、本発明の
好ましい実施形態について説明する。図1は、第一実施
形態における高圧ホース支持装置の概略構成図を示して
いる。図2は、この高圧ホース支持装置の回転体の構成
を示す拡大平面図である。図3は、第一実施形態におけ
る高圧ホース支持装置の回転切換手段としての回転切換
スイッチの拡大平面図である。
【0052】本発明の第一の実施形態に係る高圧ホース
支持装置の本体1は、作業者が本体を保持するためのハ
ンドル部8と、駆動部6から概略構成され、ハンドル部
8と駆動部6が直接接続され、高圧ホース2を挿通でき
るように構成されている。駆動部6は、回転体としての
4個の空気入りゴムローラ3と、空気入りゴムローラ3
を回転駆動するためのエアモータ7a、7bと、空気入
りゴムローラ3の回転方向を正逆に切換えるための前進
用スイッチ9及び後進用スイッチ10とから概略構成さ
れる。即ち、駆動部6の全ての部分が本体1に装備され
ているため、非常にコンパクトで、かつ簡易な構成とな
っている。
【0053】空気入りゴムローラ3は、装置本体内の高
圧ホース2が挿通する部分に設けられており、図2に示
すように、高圧ホース2に圧接し、かつ高圧ホース2を
挟持するように互いに対面して2個づつ並列に配置され
ている。これらの空気入りゴムローラ3は正逆回転可能
であり、このため正回転により高圧ホース2を前進させ
処理管5内に挿入し、一方、逆回転することにより、高
圧ホース2を後進させ処理管5内から抜去するようにな
っている。また、ゴムローラ3は、空気入りのため、高
圧ホース2を本体に挿通すると、空気圧により高圧ホー
ス2の側面を圧接するようになっている。このため、異
なる径の高圧ホース2に適用することが可能である。
【0054】更に、ゴムローラ3の軸支部分には、高圧
ホース2に対する圧力を調整するため、圧力調整ネジ2
3が設けられている。圧力調整ネジ23は、回動するこ
とにより、空気入りゴムローラ3aの位置をその半径方
向に移動させて高圧ホース2への圧力を調整するもので
ある。即ち、空気入りゴムローラ3aを高圧ホース2側
に移動させることにより、高圧ホース2への圧力が増加
し、高圧ホース2側から離れる方向に移動させることに
より、高圧ホース2への圧力が減少する。このため、異
なる径の高圧ホースを装置本体1に挿入した場合でも、
圧力調整ネジ23によって、処理管内への挿入及び抜去
を円滑に行えるように空気入りゴムローラ23を高圧ホ
ースに適切に圧接させることが可能となる。
【0055】尚、第一実施形態では、空気入りゴムロー
ラ3を4個設けているが、キャタピラ式のベルトを設
け、該ベルトの回転により高圧ホース2を前進、後進さ
せるようにしても良い。また、ゴムローラ3の数もこれ
に限定されるものではない。
【0056】エアモータ7は、空気入りゴムローラ3を
回転駆動させるものであり、高圧ホース2の前進用(正
回転用)と後進用(逆回転用)に2個のエアモータが設
けられている。即ち、前進用駆動モータ7aは、空気入
りゴムローラ3aを回転駆動するものであり、後進用駆
動モータ7bは、空気入りゴムローラ3bを回転駆動す
るものである。前進用駆動モータ7aにより空気入りゴ
ムローラ3aは正回転し、後進用駆動モータ7bにより
空気入りゴムローラ3bはこれと逆回転するようになっ
ている。各エアモータ7の回転を空気入りゴムローラ3
に伝達するために、駆動力伝達機構としてのギア21,
22がエアモータ7と空気入りゴムローラ3との間に介
在して設けられている。
【0057】尚、1個の駆動モータを設け、回転を正逆
切換可能に構成しても良い。また、ギアを設けず、駆動
モータを直接ゴムローラ3の回転軸に接続することも可
能である。
【0058】前進用スイッチ9は、前進用駆動モータ7
aの起動及び停止を制御するものであり、前進用スイッ
チ9をONとすることにより前進用駆動モータ7aが駆
動し、ギア21、22を介して空気入りゴムローラ3a
が正回転する。尚、前進用スイッチ9の作動により、高
圧水噴射装置に噴射開始信号を送出するように構成すれ
ば、高圧ホース2の前進とノズル4からの高圧水の噴射
とを同期をとって行うことができ作業者の労力をより低
減することができる。
【0059】後進用スイッチ10は、後進用駆動モータ
7bの起動及び停止を制御するものであり、後進用スイ
ッチ10をONとすることにより後進用駆動モータ7b
が駆動し、ギアを介して空気入りゴムローラ3bが逆回
転する。
【0060】前進用スイッチ9と後進用スイッチ10
は、駆動モータの起動停止を制御するものでもあるた
め、操作手段としての機能をも果たしている。
【0061】尚、第一実施形態の高圧ホース支持装置で
は、正逆回転の切換えを前進用スイッチ9と後進用スイ
ッチ10で行っているが、必ずしもこれに限られず、1
個の切換スイッチを設け、ゴムローラの正逆回転の切換
を行うようにしてもよい。
【0062】本体後部には、円環形状の前進端用衝合部
材13aが設けられ、高圧ホース2の本体部後方には、
円環形状の前進端用ストッパー11aが設けられてい
る。このため、高圧ホース2が前進を続けた場合、前進
端用ストッパー11aが前進端用衝合部材13aにより
高圧ホース2の前進が妨げられ強制的に停止するように
なっている。
【0063】本体前部には、円環形状の後進端用衝合部
材13bが設けられ、高圧ホース2の本体部前方には、
円環形状の後進端用ストッパー11bが設けられてい
る。このため、高圧ホース2が後進を続けた場合、後進
端用ストッパー11bが後進端用衝合部材13bにより
高圧ホース2の後進が妨げられ強制的に停止するように
なっている。
【0064】このように前進端用ストッパー11aと前
進端用衝合部材13a、後進端用ストッパー11bと後
進端用衝合部材13bにより高圧ホース2の処理管5内
への送り長を規制できるようになっている。
【0065】本体の先端、即ち処理管5の前端に押し当
てられる部分には、ノズル4を包囲するマウスピース1
7が設けられている。このため、ノズル4から高圧水を
噴射させながら、高圧ホース2を処理管5内に挿入する
場合、また高圧ホース2を処理管5内から抜去する場合
でも、ノズル4から噴射される高圧水はマウスピース1
7によって高圧ホース支持装置外部へは漏れず、このた
め、作業者に高圧噴射水が触れることがないため作業者
の安全性を確保できる。
【0066】本体後部には、高圧ホース2を挿通可能な
略円筒形状の方向制御器15が高圧ホース2の軸方向を
中心として回動可能に設けられている。また、この方向
制御器15は、緩やかな曲線状をなしており、このため
挿通部分で高圧ホース2の進行方向を高圧洗浄車の高圧
ホースの引き出し方向から処理管への挿入方向に変更で
きるようになっている。従って、いずれの処理管への挿
入も容易となり、作業者が処理管の位置によって押し当
て作業が困難になることがなく、作業者の作業負担を軽
減することができる。また、処理管への導管の挿入及び
抜去の際、高圧ホース2を処理管と平行に前進及び後退
させる必要がなくなるため、作業者の作業負担を軽減す
ることができる。
【0067】このような高圧ホース支持装置を使用した
場合の処理管5内を洗浄方法について説明する。図4
は、第一実施形態の高圧ホース支持装置を用いて熱交換
器25等の管内を洗浄する際の状態図を示している。
尚、第一実施形態の高圧ホース支持装置では、熱交換器
25の処理管5を洗浄しているが、これに限られるもの
ではない。
【0068】図4に示すように高圧ホース支持装置は、
スプリングバランサ27によって天井28から吊り下げ
られた状態となっており、この状態で熱交換器25の処
理管5に押し当て管内を洗浄する。高圧ホース2は、高
圧ホース支持装置から遠隔にある高圧洗浄車31から引
き出されており、高圧洗浄車31から洗浄水としての高
圧水が供給される。また、高圧ホース支持装置の下方、
即ち作業者の足下には、エア駆動式フットバルブ29が
設置されており、このフットバルブ29を作業者が足で
操作したり、外部信号で遠隔操作することにより、高圧
水洗浄車31からの高圧水の噴射開始、噴射停止を制御
する。
【0069】このフットバルブ29は、複数の処理管5
を連続して洗浄する際の作業効率を向上させるため、作
業中は、ON状態にしておき、異常時または作業停止時
にのみOFF状態となるように制御する。このため、ま
ず作業者は、フットバルブ29を足で踏み、ON状態に
する。
【0070】次に、作業者は、スプリングバランサ27
によって吊り下げられた高圧ホース支持装置の本体1の
先端口を熱交換器25の洗浄対象となる処理管5の管端
に押し当てる。例えば、熱交換器25の下部にある管の
ような高圧ホース支持装置の押し当てが困難な管の内部
を洗浄する場合は、本体1を逆さにして管端に押し当て
ればよい。このとき、方向制御器15が回動して方向制
御器15の後端部が上方に向き、高圧ホースの高圧洗浄
車からの引き出し方向と一致するため、本体1を逆さに
した場合でも、高圧ホース支持装置を押し当てて洗浄す
ることが容易となる。
【0071】一方、熱交換器25の上部にある管の内部
を洗浄する場合は、本体1を逆さにせずにそのまま管端
に押し当てればよい。この場合には、方向制御器15が
回動し、その後端部が下方に向いて高圧ホースの高圧洗
浄車からの引き出し方向と一致するため、高圧ホース支
持装置を押し当てて洗浄することが容易となる。
【0072】次に、本体1の前進用スイッチ9をONに
する。これにより、前進用駆動モータ7aが作動するた
め、空気入りゴムローラ3が正回転する。このため、高
圧ホース2が前進して、処理管5内に挿入される。これ
と同時に、エア駆動式フットバルブ29を操作してノズ
ル4から高圧水を噴射させる。従って、高圧ホース2は
ノズル4から高圧水を噴射しながら処理管5内を前進
し、処理管5内は洗浄される。このとき、本体1の先端
にはマウスピース17が設けられているため、ノズル4
から噴射された高圧水が外部に漏れて作業者に触れるこ
とはない。
【0073】高圧ホース2が前進し、高圧ホース2に設
けられた前進端用ストッパー11aが本体後部の前進端
用衝合部材13aの位置まで前進すると、この前進端用
衝合部材13aによって高圧ホース2の前進が妨げられ
停止する。
【0074】次に、前進用スイッチ9をOFFにして、
後進用スイッチ10をONとする。これにより、後進用
駆動モータ7bが作動するため、空気入りゴムローラ3
が逆回転する。このため、高圧ホース2が後進して、処
理管5内から抜去される。
【0075】高圧ホース2が後進し、高圧ホース2に設
けられた後進端用ストッパー11bが本体前部の後進端
用衝合部材13bの位置まで後進すると、この後進端用
衝合部材13bによって高圧ホース2の後進が妨げられ
停止する。このとき、フットバルブ29はON状態とな
っているため、ノズル4からは高圧水が噴射された状態
のままとなっているが、本体1の先端にはマウスピース
17が設けられているため、高圧水が外部に漏れて作業
者に触れることはない。
【0076】以上のような操作を全ての処理対象管につ
いて繰り返し行う。全ての洗浄対象となる全ての処理管
の洗浄が終了した場合には、エア駆動式フットバルブ2
9から足を離してOFF状態とし、高圧水の噴射を停止
する。
【0077】このように第一実施形態の高圧ホース支持
装置では、駆動部としてのエアモータ7、空気入りゴム
ローラ3、前進用スイッチ9、後進用スイッチ10、前
進端用衝合部材13a及び後進端用衝合部材13bがす
べて装置本体内に装備されているため、装置がコンパク
トになり、構造も簡易となる。また、処理管5内への高
圧ホース2の挿入及び処理管5内からの高圧ホース2の
抜去を自動的に行うことができるので、作業者の作業負
担を軽減することができる。
【0078】図5は、本発明の第二の実施形態に係る高
圧ホース支持装置を示している。第二の実施形態の高圧
ホース支持装置の本体41は、作業者が高圧ホース2の
挿入方向を定めるために保持するハンドル部38と、駆
動部36と、ハンドル部38と駆動部36とを接続する
直管パイプ39から概略構成される。
【0079】駆動部36は、回転体としての4個の空気
入りゴムローラ33と、空気入りゴムローラ33を回転
駆動するための一個のエアモータ37から概略構成され
る。
【0080】また、直管パイプ39は、高圧ホース2を
挿通可能であり、作業者が作業中にハンドル部38を支
持した状態で、駆動部36を操作できる程度の長さを有
している。直管パイプ39のハンドル部38側の下部、
即ち作業者の手元には、空気入りゴムローラ33の正逆
回転を切り換える前進用スイッチ9と後進用スイッチ1
0が設けられている。
【0081】このように第二実施形態の高圧ホース支持
装置は、駆動部36が装置本体41に装備され、かつ作
業者がハンドル部38を支持した状態でも手の届く範囲
内にあり、前進用スイッチ9と後進用スイッチ10が装
置本体で作業者の手元に設けられている。このため、非
常にコンパクトで、簡易な構成となっており、また操作
性にも優れている。
【0082】エアモータ37は、空気入りゴムローラ3
3のそれぞれの回転軸にプーリを取付け、ベルトで回転
を伝達する駆動力伝達機構を介在させて、空気入りゴム
ローラ33を正逆回転させるものであり、前進用スイッ
チ9と後進用スイッチ10により正逆回転の切換ができ
るようになっている。尚、両スイッチを離したOFF状
態で、エアモータ37が停止する構成としている。
【0083】空気入りゴムローラ33は、装置本体内の
高圧ホース2が挿通する部分に設けられており、高圧ホ
ース2に圧接し、かつ高圧ホース2を挟持するように2
個づつ並列に配置されている。これらの空気入りゴムロ
ーラ33は正逆回転可能であり、エアモータ37を正回
転させることによりゴムローラ33が正回転し、このた
め高圧ホース2を前進させ処理管5内に挿入するように
なっている。一方、エアモータ37を逆回転させること
によりゴムローラ33が逆回転して、高圧ホース2を後
退させ処理管5内から抜去するようになっている。ま
た、ゴムローラ33は、空気入りのため、高圧ホース2
を本体に挿通すると、空気圧により高圧ホース2の側面
を圧接するようになっている。このため、異なる径の高
圧ホース2に適用することが可能である。
【0084】尚、他の部分の構成は、第一実施形態の高
圧ホース支持装置と同様であるため、同一符号を付し、
説明を省略する。
【0085】第二実施形態の高圧ホース支持装置を用い
て熱交換器の処理管を洗浄するには次のように行う、図
6に示すように高圧ホース支持装置は、駆動部36の部
分がスプリングバランサ27によってスタンド32から
吊り下げられた状態となっている。この状態で作業者
は、ハンドル部38を保持して、熱交換器25の処理管
5に本体41の先端を押し当てる。
【0086】次に、作業者はハンドル部38又は直管パ
イプ39を保持した状態のまま、手元の前進用スイッチ
9を操作してゴムローラ33を正回転させ、高圧ホース
2を処理管5内に挿入して処理管内の洗浄を行う。高圧
ホース2を管内から抜去する場合は、作業者はハンドル
部38又は直管パイプ39を保持した状態のまま手元の
後進用スイッチ10を操作する。これにより、ゴムロー
ラ33は逆回転し、高圧ホース2が処理管5内から抜去
される。
【0087】他の点については、第一実施形態の高圧ホ
ース支持装置を使用した場合と同様であるので説明を省
略する。
【0088】尚、第一実施形態及び第二実施形態に係る
高圧ホース支持装置は、熱交換器の処理管を洗浄してい
るが、これに限られるものではなく、ボイラー管等いず
れの処理管の洗浄にも用いることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、可撓性
導管を挿通可能な本体に、可撓性導管を正逆軸方向に送
る駆動装置が装備されているため、構造が簡易で、かつ
コンパクトとなり、製造コストも低減できるという効果
がある。
【0090】また、本発明は、可撓性導管の外面に接し
て回転することにより正逆軸方向に送る回転体と、回転
体を回転駆動するための駆動モータと、駆動モータによ
る回転体の回転方向を正逆に切り替える回転切換手段と
が設けられているため、可撓性導管の処理対象管内への
挿入時及び抜去を自動的に行うことができ、作業者の洗
浄作業の負担を低減できるという効果がある。
【0091】本発明は、回転体を弾性ローラとして構成
することにより、径の異なる可撓性導管を使用可能と
し、このため簡易な構造で既存の可撓性導管にも適用で
きるという効果がある。
【0092】本発明では、可撓性導管に取り付けられた
ストッパーと、可撓性導管の処理管内への送り長を規制
するため該ストッパーと機械的に干渉する衝合部材を更
に設けることにより、処理管内の洗浄作業の労力をより
一層低減することができるという効果がある。
【0093】本発明では、本体の処理対象管側開口に可
撓性導管のノズルを包囲する保護部を設けることによ
り、ノズルから噴射される高圧水等の洗浄水が散水して
作業者に触れることを防止でき、作業者の安全性を確保
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態における高圧ホース支持装置の概
略構成図である。
【図2】第一実施形態における高圧ホース支持装置の回
転体の構成を示す拡大平面図である。
【図3】第一実施形態における高圧ホース支持装置の回
転切換スイッチの拡大平面図である。
【図4】第一実施形態の高圧ホース支持装置を用いて熱
交換器等の管内を洗浄する場合の使用状態図である。
【図5】第二実施形態における高圧ホース支持装置の概
略構成図である。
【図6】第二実施形態の高圧ホース支持装置を用いて熱
交換器等の管内を洗浄する場合の使用状態図である。
【符号の説明】
1,41: 装置本体 2: 高圧ホース 3a,3b,33: 空気入りゴムローラ 4: ノズル 5: 処理管 6,36: 駆動部 7a,7b,37: エアモータ 8,38: ハンドル部 9: 前進用スイッチ 10: 後進用スイッチ 11a: 前進端用ストッパー 11b: 後進端用ストッパー 13a: 前進端用衝合部材 13b: 後進端用衝合部材 15: 方向制御器 17: マウスピース 19: ハンドル部 21,22: ギア 23: ゴムローラ圧力調整ネジ 24: 軸受 25: 熱交換器 27: スプリングバランサ 28: 天井 29: エア駆動式フットバルブ 31: 高圧洗浄車 32: スタンド 39: 直管パイプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に高圧流体噴射ノズルを備えた可撓
    性導管を処理対象管の内部に管端から挿入又は抜去する
    ために処理対象管の管端の前面で可撓性導管を支持する
    導管支持装置であって、 可撓性導管を挿通可能な本体に、可撓性導管を正逆軸方
    向に送る駆動装置が装備されていることを特徴とする導
    管支持装置。
  2. 【請求項2】 前記本体が、 本体に軸支され、可撓性導管の外面に接して回転するこ
    とにより正逆軸方向に送る回転体と、 回転体を回転駆動するための駆動モータと、 駆動モータによる回転体の回転方向を正逆に切り替える
    回転切換手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の導管支持装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体が、可撓性導管に圧接する弾
    性ローラを含んでいることを特徴とする請求項2に記載
    の導管支持装置。
  4. 【請求項4】 可撓性導管にストッパーが取り付けら
    れ、本体には可撓性導管の軸方向送り長を規制するため
    にストッパーと機械的に干渉する衝合部材が設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の導管支持装置。
  5. 【請求項5】 本体後部に設けられ、可撓性導管を挿通
    するとともに、可撓性導管の軸方向を中心に回動可能な
    方向制御部を更に備え、 該方向制御部の挿通部で、前記可撓性導管の進行方向を
    変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の導管支持装置。
  6. 【請求項6】 本体の処理対象管側開口に可撓性導管の
    ノズルを包囲する保護部を更に備えたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の導管支持装置。
JP32969297A 1997-11-14 1997-11-14 導管支持装置 Pending JPH11148798A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012145273A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Kurita Engineering Co Ltd 熱交換器の伝熱管内の洗浄方法
CN103353255A (zh) * 2013-06-04 2013-10-16 安徽华速机器人科技有限公司 一种凝汽器在线清洗机器人喷头反锁结构
JP2016114330A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 栗田エンジニアリング株式会社 熱交換器の細管内面の洗浄装置
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