JPH0696850A - 加熱調理器に使用する電磁発熱体並びに電磁発熱体を内装した加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器に使用する電磁発熱体並びに電磁発熱体を内装した加熱調理器Info
- Publication number
- JPH0696850A JPH0696850A JP21606392A JP21606392A JPH0696850A JP H0696850 A JPH0696850 A JP H0696850A JP 21606392 A JP21606392 A JP 21606392A JP 21606392 A JP21606392 A JP 21606392A JP H0696850 A JPH0696850 A JP H0696850A
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- JP
- Japan
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- cooker
- electromagnetic
- heating
- heating element
- heating cooker
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 たとえ強磁性材でないセラミック（陶器），
ガラス，プラスチック，木製などの既存の加熱調理器２
でも簡単に電磁調理器３により発熱現象が生じ、これを
加熱器として利用することができる秀れた加熱調理器２
に使用する電磁発熱体（磁性体１）並びにこの電磁発熱
体を内装した加熱調理器２を提供すること。 【構成】 電磁作用により発熱する磁性体１の形状を加
熱調理器２内の底部に配設し得る形状に設定した加熱調
理器２に使用する電磁発熱体（磁性体１）並びにこの磁
性体１を加熱調理器２内に配設した加熱調理器。
ガラス，プラスチック，木製などの既存の加熱調理器２
でも簡単に電磁調理器３により発熱現象が生じ、これを
加熱器として利用することができる秀れた加熱調理器２
に使用する電磁発熱体（磁性体１）並びにこの電磁発熱
体を内装した加熱調理器２を提供すること。 【構成】 電磁作用により発熱する磁性体１の形状を加
熱調理器２内の底部に配設し得る形状に設定した加熱調
理器２に使用する電磁発熱体（磁性体１）並びにこの磁
性体１を加熱調理器２内に配設した加熱調理器。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理器に使用する
電磁発熱体並びに電磁発熱体を内装した加熱調理器に関
するものである。
電磁発熱体並びに電磁発熱体を内装した加熱調理器に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、電磁調理器が多用されてきてい
る。この電磁調理器は、電源部により供給される電力に
よりコイル部を駆動し、このコイル部の上部の載置面に
載置した加熱調理器（例えば調理鍋）にコイル部によっ
て高周波磁束を与え、調理鍋に渦電流を発生させ、この
渦電流と調理鍋の固有抵抗によって生じるジュール熱に
より調理鍋のみを加熱するものである。即ち、調理鍋を
載置面に載置すると、電磁作用により調理鍋が加熱され
るものである。
る。この電磁調理器は、電源部により供給される電力に
よりコイル部を駆動し、このコイル部の上部の載置面に
載置した加熱調理器（例えば調理鍋）にコイル部によっ
て高周波磁束を与え、調理鍋に渦電流を発生させ、この
渦電流と調理鍋の固有抵抗によって生じるジュール熱に
より調理鍋のみを加熱するものである。即ち、調理鍋を
載置面に載置すると、電磁作用により調理鍋が加熱され
るものである。
【０００３】従って、この電磁調理器を利用できる加熱
調理器は前記電磁作用による発熱する磁性材で形成され
たものでなければならず、鉄製やステンレス製の加熱調
理器ならば電磁調理器を加熱器として利用できるが、セ
ラミック製などの非磁性材製の加熱調理器では発熱現象
は生じず利用できない。
調理器は前記電磁作用による発熱する磁性材で形成され
たものでなければならず、鉄製やステンレス製の加熱調
理器ならば電磁調理器を加熱器として利用できるが、セ
ラミック製などの非磁性材製の加熱調理器では発熱現象
は生じず利用できない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、たとえ強磁
性材でないセラミック（陶器），ガラス，プラスチッ
ク，木製などの既存の加熱調理器でも簡単に電磁調理器
により発熱現象が生じ、これを加熱器として利用するこ
とができる秀れた加熱調理器に使用する電磁発熱体並び
に電磁発熱体を内装した加熱調理器を提供することを目
的としている。
性材でないセラミック（陶器），ガラス，プラスチッ
ク，木製などの既存の加熱調理器でも簡単に電磁調理器
により発熱現象が生じ、これを加熱器として利用するこ
とができる秀れた加熱調理器に使用する電磁発熱体並び
に電磁発熱体を内装した加熱調理器を提供することを目
的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００６】電磁作用により発熱する磁性体１の形状を
加熱調理器２内の底部に配設し得る形状に設定し、且
つ、この磁性体１の材質を少なくともこの磁性体１を配
設した際、前記電磁作用により磁性体１が発熱して加熱
調理器２内を高温度に加熱できる材質に設定したことを
特徴とする加熱調理器に使用する電磁発熱体に係るもの
である。
加熱調理器２内の底部に配設し得る形状に設定し、且
つ、この磁性体１の材質を少なくともこの磁性体１を配
設した際、前記電磁作用により磁性体１が発熱して加熱
調理器２内を高温度に加熱できる材質に設定したことを
特徴とする加熱調理器に使用する電磁発熱体に係るもの
である。
【０００７】請求項１記載の電磁発熱体（磁性体１）を
加熱調理器２内に配設したことを特徴とする電磁発熱体
を内装した加熱調理器。
加熱調理器２内に配設したことを特徴とする電磁発熱体
を内装した加熱調理器。
【０００８】
【作用】請求項１記載の発明に係る電磁発熱体（磁性体
１）を加熱調理器２内の底部に配設して、この加熱調理
器２を電磁調理器３の載置面４上に載置して電磁調理器
３を作動させると、たとえ加熱調理器２が磁性材でない
材質で形成され、加熱調理器２自体が何ら発熱せずとも
加熱調理器２内の磁性体１は磁性材であって適切な材質
に設定しているため、磁性体１自体が電磁作用により発
熱し、加熱調理器２内の被加熱液物５や被加熱物７を加
熱する。
１）を加熱調理器２内の底部に配設して、この加熱調理
器２を電磁調理器３の載置面４上に載置して電磁調理器
３を作動させると、たとえ加熱調理器２が磁性材でない
材質で形成され、加熱調理器２自体が何ら発熱せずとも
加熱調理器２内の磁性体１は磁性材であって適切な材質
に設定しているため、磁性体１自体が電磁作用により発
熱し、加熱調理器２内の被加熱液物５や被加熱物７を加
熱する。
【０００９】
【実施例】図１〜図３は、本発明の第一実施例を図示し
ている。
ている。
【００１０】本実施例は加熱調理器２として調理鍋に本
発明を適用する実施例であって、磁性体１をこの調理鍋
２の内底壁上に着脱自在に載置し得る加熱調理器２とほ
ぼ同径の薄円板形状に設定している。
発明を適用する実施例であって、磁性体１をこの調理鍋
２の内底壁上に着脱自在に載置し得る加熱調理器２とほ
ぼ同径の薄円板形状に設定している。
【００１１】この磁性体１は強磁性材である鉄板，ステ
ンレスプレート，グラッド板を採用する。
ンレスプレート，グラッド板を採用する。
【００１２】このグラッド板とする場合は、例えば耐久
性，防錆性などを考慮してステンレスと、チタン，鉄，
或いはアルミ，銅などの非磁性材との二層構造としても
良いし、また、ステンレスとステンレスとの間にチタ
ン，鉄，アルミ，銅を配した三層構造としても良い。
性，防錆性などを考慮してステンレスと、チタン，鉄，
或いはアルミ，銅などの非磁性材との二層構造としても
良いし、また、ステンレスとステンレスとの間にチタ
ン，鉄，アルミ，銅を配した三層構造としても良い。
【００１３】これらの具体的材質の選択や材質の純度や
層構造などの設定及び磁性体１の厚み，大きさの設定
は、電磁調理器３の電磁力強度（容量），加熱調理器２
を介して磁性体１に磁束が到達する磁束到達率や、電磁
調理器３から磁性体１までの距離などを考慮し、十分に
磁性体１が発熱し、加熱調理器２内の被加熱液物５を加
熱調理し得るように設定する。
層構造などの設定及び磁性体１の厚み，大きさの設定
は、電磁調理器３の電磁力強度（容量），加熱調理器２
を介して磁性体１に磁束が到達する磁束到達率や、電磁
調理器３から磁性体１までの距離などを考慮し、十分に
磁性体１が発熱し、加熱調理器２内の被加熱液物５を加
熱調理し得るように設定する。
【００１４】尚、本実施例では不要な場合には磁性体１
を簡単に取り出せる。
を簡単に取り出せる。
【００１５】また、図４，図５は加熱調理器２（天ぷら
鍋）内に底壁部より浮上状態に磁性体１をセットし得る
ように構成した第二実施例を図示している。
鍋）内に底壁部より浮上状態に磁性体１をセットし得る
ように構成した第二実施例を図示している。
【００１６】本実施例は加熱調理器２から磁性体１まで
の距離が第一実施例に比して長いため第一実施例の磁性
体１より強磁性材に構成することが望ましい。
の距離が第一実施例に比して長いため第一実施例の磁性
体１より強磁性材に構成することが望ましい。
【００１７】また、本実施例の磁性体１には多数の貫通
孔６を設け、天ぷらかすがこの貫通孔６を通過して下方
に落下し、収納されるように構成している。
孔６を設け、天ぷらかすがこの貫通孔６を通過して下方
に落下し、収納されるように構成している。
【００１８】尚、本発明は上記実施例に限らず、加熱調
理器２は例えば、図１〜図５に示すように様々な鍋でも
良いし、図６に示す第三実施例のように皿状体でも良い
し、図７に示す第四実施例のように鉢状体（陶器）でも
良いし、図８に示す第五実施例のように単なるバケツで
も良い。（加熱調理器２は調理用器はもちろん単に湯を
沸かすためのケトルや鉢やバケツなども含む意味の表現
である。）また、加熱調理器２の種類や形状に応じて磁
性体１（プレート）の形状も適宜設計し得るもので、磁
性体１を網状に形成しても良いし、この磁性体１の配設
手段も単なる投入載置方式でも良いし、固定方式を採用
しても良く、磁性材を採用する磁性体１の磁性強度も加
熱調理器２の用途や必要とする調理加熱度合に応じて様
々な条件を考慮し適宜設計し得るものである。
理器２は例えば、図１〜図５に示すように様々な鍋でも
良いし、図６に示す第三実施例のように皿状体でも良い
し、図７に示す第四実施例のように鉢状体（陶器）でも
良いし、図８に示す第五実施例のように単なるバケツで
も良い。（加熱調理器２は調理用器はもちろん単に湯を
沸かすためのケトルや鉢やバケツなども含む意味の表現
である。）また、加熱調理器２の種類や形状に応じて磁
性体１（プレート）の形状も適宜設計し得るもので、磁
性体１を網状に形成しても良いし、この磁性体１の配設
手段も単なる投入載置方式でも良いし、固定方式を採用
しても良く、磁性材を採用する磁性体１の磁性強度も加
熱調理器２の用途や必要とする調理加熱度合に応じて様
々な条件を考慮し適宜設計し得るものである。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、た
とえ磁性材で形成されておらず、電磁調理器を利用でき
なかった既存の加熱調理器でも、例えばセラミック（陶
器），ガラス，プラスチック，木製の加熱調理器でも、
単に本発明に係る電磁発熱体（磁性体１）を加熱調理器
内に投入載置させるだけで、磁性体が発熱して加熱調理
でき、電磁調理器を利用できる秀れた効果を発揮する。
とえ磁性材で形成されておらず、電磁調理器を利用でき
なかった既存の加熱調理器でも、例えばセラミック（陶
器），ガラス，プラスチック，木製の加熱調理器でも、
単に本発明に係る電磁発熱体（磁性体１）を加熱調理器
内に投入載置させるだけで、磁性体が発熱して加熱調理
でき、電磁調理器を利用できる秀れた効果を発揮する。
【図１】第一実施例の分解斜視図である。
【図２】第一実施例の使用状態の斜視図である。
【図３】第一実施例の使用状態の正断面図である。
【図４】第二実施例の斜視図である。
【図５】第二実施例の使用状態の正断面図である。
【図６】第三実施例の使用状態の正断面図である。
【図７】第四実施例の使用状態の正断面図である。
【図８】第五実施例の使用状態の斜視図である。
１ 磁性体 ２ 加熱調理器
Claims (2)
- 【請求項１】 電磁作用により発熱する磁性体の形状を
加熱調理器内の底部に配設し得る形状に設定し、且つ、
この磁性体の材質を少なくともこの磁性体を配設した
際、前記電磁作用により磁性体が発熱して加熱調理器内
を高温度に加熱できる材質に設定したことを特徴とする
加熱調理器に使用する電磁発熱体。 - 【請求項２】 請求項１記載の電磁発熱体（磁性体）を
加熱調理器内に配設したことを特徴とする電磁発熱体を
内装した加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21606392A JPH0696850A (ja) | 1992-07-31 | 1992-08-13 | 加熱調理器に使用する電磁発熱体並びに電磁発熱体を内装した加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20531192 | 1992-07-31 | ||
| JP4-205311 | 1992-07-31 | ||
| JP21606392A JPH0696850A (ja) | 1992-07-31 | 1992-08-13 | 加熱調理器に使用する電磁発熱体並びに電磁発熱体を内装した加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0696850A true JPH0696850A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=26514996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21606392A Pending JPH0696850A (ja) | 1992-07-31 | 1992-08-13 | 加熱調理器に使用する電磁発熱体並びに電磁発熱体を内装した加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0696850A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63207086A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-26 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱調理器用の被加熱体 |
| JP3130195B2 (ja) * | 1993-11-26 | 2001-01-31 | 松下精工株式会社 | 空調機制御装置 |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP21606392A patent/JPH0696850A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63207086A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-26 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱調理器用の被加熱体 |
| JP3130195B2 (ja) * | 1993-11-26 | 2001-01-31 | 松下精工株式会社 | 空調機制御装置 |
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