JPH0695979B2 - 加熱調理器の温度制御装置 - Google Patents
加熱調理器の温度制御装置Info
- Publication number
- JPH0695979B2 JPH0695979B2 JP25656587A JP25656587A JPH0695979B2 JP H0695979 B2 JPH0695979 B2 JP H0695979B2 JP 25656587 A JP25656587 A JP 25656587A JP 25656587 A JP25656587 A JP 25656587A JP H0695979 B2 JPH0695979 B2 JP H0695979B2
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- JP
- Japan
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- temperature
- heating
- detecting
- boiling
- rise rate
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水が沸騰すると温度上昇率が小さくなること
を利用して沸騰検出を行う加熱調理器の温度制御装置に
関するものである。
を利用して沸騰検出を行う加熱調理器の温度制御装置に
関するものである。
従来の技術 従来のこの種の温度制御装置において、水が沸騰すると
その温度上昇カーブが飽和することを検出して沸騰検出
を行うものがあった。
その温度上昇カーブが飽和することを検出して沸騰検出
を行うものがあった。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このものにおいては、第６図に示すよう
に、加熱を始めてからしばらくの間は調理器の各部の熱
応答遅れや熱膨張による機械的歪みのために温度検出素
子により検出される温度上昇カーブに乱れを生じること
が多く、その結果、この温度上昇カーブの乱れを誤って
沸騰として検出してしまうことがあった。
に、加熱を始めてからしばらくの間は調理器の各部の熱
応答遅れや熱膨張による機械的歪みのために温度検出素
子により検出される温度上昇カーブに乱れを生じること
が多く、その結果、この温度上昇カーブの乱れを誤って
沸騰として検出してしまうことがあった。
本発明はこのような問題点を解決した加熱調理器の温度
制御装置を提供することを目的とするものである。
制御装置を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、加熱開始後所定
の時間が経過するまでは沸騰検出手段による沸騰検出を
禁止するタイマ手段を設けるとともに、加熱開始時の温
度の高低によって沸騰検出を禁止する時間を２種類とし
たものである。
の時間が経過するまでは沸騰検出手段による沸騰検出を
禁止するタイマ手段を設けるとともに、加熱開始時の温
度の高低によって沸騰検出を禁止する時間を２種類とし
たものである。
作用 上記構成とすることにより、加熱開始直後の温度上昇カ
ーブの乱れによる誤った沸騰検出を抑え、信頼性の高い
沸騰検出を行なわせることができる。
ーブの乱れによる誤った沸騰検出を抑え、信頼性の高い
沸騰検出を行なわせることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図は本発明の加熱調理器の温度制御装置の一実
施例を示すブロック図であり、１は水等の液体を入れる
容器、２は容器１を加熱するヒータ、３は容器１の底部
の温度を検出する温度検出素子、４はヒータ２への通電
を制御する加熱制御手段である。５は温度上昇率演算手
段で、前記温度検出素子３の出力をもとに温度上昇率を
求める。６は沸騰検出手段で、この沸騰検出手段６は前
記温度上昇率演算手段５によって得られた温度上昇率が
所定値以下になると沸騰を検出して、前記加熱制御手段
４に加熱停止信号を出力する。７は初期温度比較手段
で、この初期温度比較手段７は加熱開始時に前記温度検
出素子３の検出温度が所定の温度よりも高いか、あるい
は低いかを比較判定し、タイマ手段８に伝える。そして
このタイマ手段８は、初期温度判定手段７の出力にもと
づき、加熱開始時の温度が所定の温度以下であった場合
は第１の所定時間、そうでなければ第２の所定時間の
間、前記沸騰検出手段６の沸騰検出動作を禁止する。
る。第１図は本発明の加熱調理器の温度制御装置の一実
施例を示すブロック図であり、１は水等の液体を入れる
容器、２は容器１を加熱するヒータ、３は容器１の底部
の温度を検出する温度検出素子、４はヒータ２への通電
を制御する加熱制御手段である。５は温度上昇率演算手
段で、前記温度検出素子３の出力をもとに温度上昇率を
求める。６は沸騰検出手段で、この沸騰検出手段６は前
記温度上昇率演算手段５によって得られた温度上昇率が
所定値以下になると沸騰を検出して、前記加熱制御手段
４に加熱停止信号を出力する。７は初期温度比較手段
で、この初期温度比較手段７は加熱開始時に前記温度検
出素子３の検出温度が所定の温度よりも高いか、あるい
は低いかを比較判定し、タイマ手段８に伝える。そして
このタイマ手段８は、初期温度判定手段７の出力にもと
づき、加熱開始時の温度が所定の温度以下であった場合
は第１の所定時間、そうでなければ第２の所定時間の
間、前記沸騰検出手段６の沸騰検出動作を禁止する。
第２図は本発明の一実施例の具体的な構成を示す回路図
で、11はサーミスタで、このサーミスタ11は第１図にお
ける温度検出素子３に対応する。12はコンパレータで、
前記サーミスタ11と抵抗13との分圧で得られる基準電位
と抵抗14を通して充電されるコンデンサ15の電位とを比
較し、コンデンサ15の充電電位が基準電位以上になると
トランジスタ16によりコンデンサ15の電荷を放電させる
もので、このコンパレータ12の出力は前記温度上昇率演
算手段５に入力される。17は別のコンパレータで、抵抗
18と抵抗19とで分圧した電位と、前記サーミスタ11と前
記抵抗13との分圧電位を入力として、その比較出力を前
記初期温度比較手段７に入力する。20はリレーコイル20
aとリレー接点20bにより構成され、ヒータ２のON,OFFを
制御するリレーで、前記加熱制御手段４によって駆動さ
れるトランジスタ21によって制御される。22はリレー電
源、23は商用電源である。前記加熱制御手段４、温度上
昇率演算手段５、沸騰検出手段６、初期温度比較手段７
およびタイマ手段８はワンチップのマイクロプロセッサ
100によって実現している。
で、11はサーミスタで、このサーミスタ11は第１図にお
ける温度検出素子３に対応する。12はコンパレータで、
前記サーミスタ11と抵抗13との分圧で得られる基準電位
と抵抗14を通して充電されるコンデンサ15の電位とを比
較し、コンデンサ15の充電電位が基準電位以上になると
トランジスタ16によりコンデンサ15の電荷を放電させる
もので、このコンパレータ12の出力は前記温度上昇率演
算手段５に入力される。17は別のコンパレータで、抵抗
18と抵抗19とで分圧した電位と、前記サーミスタ11と前
記抵抗13との分圧電位を入力として、その比較出力を前
記初期温度比較手段７に入力する。20はリレーコイル20
aとリレー接点20bにより構成され、ヒータ２のON,OFFを
制御するリレーで、前記加熱制御手段４によって駆動さ
れるトランジスタ21によって制御される。22はリレー電
源、23は商用電源である。前記加熱制御手段４、温度上
昇率演算手段５、沸騰検出手段６、初期温度比較手段７
およびタイマ手段８はワンチップのマイクロプロセッサ
100によって実現している。
次に本実施例の動作を説明する。第３図は温度上昇率を
求める処理の要部を示すフローチャートである。まずス
テップ101,102でカウンタT,tiをゼロクリアした後、ス
テップ103で第２図のトランジスタ16をOFFしてコンデン
サ15の充電を開始する。充電電位がサーミスタ11と抵抗
13による分圧電位を越えてコンパレータ12の出力がハイ
レベルになるまで、ステップ104〜106のループをまわ
り、ステップ104,105でカウンタT,tiをカウントアップ
し、そして充電電位が分圧電位を越えるとステップ107
でトランジスタ16をONさせてコンデンサ15の電荷を放電
させる。本実施例では温度検出素子に負特性サーミスタ
を用いており、例えば約90℃における充電電位曲線とコ
ンパレータ12の出力は第４図に示すようになる。ここで
充電時間tiはサーミスタ11が検出する温度に略比例する
値をもつため、ステップ108で前回の充電時間ti-1と大
小を比較して、ti＞ti-1、すなわち前回の充電時よりも
温度が上昇していれば、ステップ109へ進み温度上昇に
要した時間の逆数を温度上昇率として算出し、データを
沸騰検出手段６へ送る。そして沸騰検出手段６は、得ら
れた温度上昇率を予め決めてある所定値と比較し、そし
て所定値以下のときは沸騰と判断して加熱制御手段４に
加熱停止信号を出力する。
求める処理の要部を示すフローチャートである。まずス
テップ101,102でカウンタT,tiをゼロクリアした後、ス
テップ103で第２図のトランジスタ16をOFFしてコンデン
サ15の充電を開始する。充電電位がサーミスタ11と抵抗
13による分圧電位を越えてコンパレータ12の出力がハイ
レベルになるまで、ステップ104〜106のループをまわ
り、ステップ104,105でカウンタT,tiをカウントアップ
し、そして充電電位が分圧電位を越えるとステップ107
でトランジスタ16をONさせてコンデンサ15の電荷を放電
させる。本実施例では温度検出素子に負特性サーミスタ
を用いており、例えば約90℃における充電電位曲線とコ
ンパレータ12の出力は第４図に示すようになる。ここで
充電時間tiはサーミスタ11が検出する温度に略比例する
値をもつため、ステップ108で前回の充電時間ti-1と大
小を比較して、ti＞ti-1、すなわち前回の充電時よりも
温度が上昇していれば、ステップ109へ進み温度上昇に
要した時間の逆数を温度上昇率として算出し、データを
沸騰検出手段６へ送る。そして沸騰検出手段６は、得ら
れた温度上昇率を予め決めてある所定値と比較し、そし
て所定値以下のときは沸騰と判断して加熱制御手段４に
加熱停止信号を出力する。
第５図は加熱開始から所定の時間に限り、前記タイマ手
段８が前記沸騰検出手段６の動作を禁止する処理を示す
フローチャートで、加熱開始時にステップ111〜114によ
り、加熱開始時の温度が所定温度（85℃）以下ならば第
１の所定時間としてタイマ手段８を１分でセットし、一
方、所定温度以上であればタイマ手段８を12秒でセット
しておき、ステップ115〜117よりなるループを前記タイ
マ手段８が前記所定時間を計時するまで繰り返した後、
ステップ118〜119にて温度上昇率を所定値と比較して沸
騰検出を行う。
段８が前記沸騰検出手段６の動作を禁止する処理を示す
フローチャートで、加熱開始時にステップ111〜114によ
り、加熱開始時の温度が所定温度（85℃）以下ならば第
１の所定時間としてタイマ手段８を１分でセットし、一
方、所定温度以上であればタイマ手段８を12秒でセット
しておき、ステップ115〜117よりなるループを前記タイ
マ手段８が前記所定時間を計時するまで繰り返した後、
ステップ118〜119にて温度上昇率を所定値と比較して沸
騰検出を行う。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
加熱開始後所定の時間が経過するまでは沸騰検出手段に
よる沸騰検出を禁止するタイマ手段を設けているため、
加熱開始直後の温度上昇カーブの乱れによる誤った沸騰
検出を防止することができ、その結果、信頼性の高い沸
騰検出が行えるものである。
加熱開始後所定の時間が経過するまでは沸騰検出手段に
よる沸騰検出を禁止するタイマ手段を設けているため、
加熱開始直後の温度上昇カーブの乱れによる誤った沸騰
検出を防止することができ、その結果、信頼性の高い沸
騰検出が行えるものである。
第１図は本発明の一実施例を示す加熱調理器の温度制御
装置の要部ブロック図、第２図は同加熱調理器の温度制
御装置の具体的構成を示す回路図、第３図は温度上昇率
を求める処理のフローチャート、第４図は温度検出動作
を説明するための特性図、第５図は沸騰検出動作を禁止
する処理のフローチャート、第６図は従来の温度制御装
置における問題点を説明するための特性図である。 ２……ヒータ、３……温度検出素子、４……加熱制御手
段、５……温度上昇率演算手段、６……沸騰検出手段、
７……初期温度比較手段、８……タイマ手段。
装置の要部ブロック図、第２図は同加熱調理器の温度制
御装置の具体的構成を示す回路図、第３図は温度上昇率
を求める処理のフローチャート、第４図は温度検出動作
を説明するための特性図、第５図は沸騰検出動作を禁止
する処理のフローチャート、第６図は従来の温度制御装
置における問題点を説明するための特性図である。 ２……ヒータ、３……温度検出素子、４……加熱制御手
段、５……温度上昇率演算手段、６……沸騰検出手段、
７……初期温度比較手段、８……タイマ手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 一幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 紺丿 説三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】ヒータと、このヒータへの通電を制御する
加熱制御手段と、前記ヒータにより加熱される容器また
は容器内部の液体の温度を検出する温度検出素子と、こ
の温度検出素子によって検出される温度から温度上昇率
を求める温度上昇率演算手段と、この温度上昇率演算手
段により得られた温度上昇率が所定値以下になったこと
を検出して加熱を停止させる沸騰検出手段と、加熱開始
時に前記温度検出素子の検出温度を沸騰点よりも低い所
定の温度と比較する初期温度比較手段と、この初期温度
比較手段の出力にもとづき前記所定の温度よりも低い温
度で加熱開始した場合は第１の所定時間を、前記所定の
温度よりも高い温度で加熱開始した場合には第２の所定
時間を計時し、第１または第２の所定時間が経過するま
では前記沸騰検出手段による沸騰検出を禁止するタイマ
手段とを備えた加熱調理器の温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25656587A JPH0695979B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 加熱調理器の温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25656587A JPH0695979B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 加熱調理器の温度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0199514A JPH0199514A (ja) | 1989-04-18 |
| JPH0695979B2 true JPH0695979B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=17294407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25656587A Expired - Lifetime JPH0695979B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 加熱調理器の温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0695979B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100905524B1 (ko) * | 2006-11-09 | 2009-07-01 | 한국전자통신연구원 | 확대된 영상의 흐려짐 선명화 장치 및 방법 |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP25656587A patent/JPH0695979B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0199514A (ja) | 1989-04-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |