JP2699550B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、容器内に収容された液体を加熱保温する電
気湯沸し器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の電気湯沸し器は、例えば特開昭62−12
0815のように、加熱開始後所定の時間内に行なわれた沸
騰検出とさらに所定の温度(保温温度)以下で行なわれ
た沸騰検出を無効として誤った沸騰検出を防止するもの
であった。すなわち、加熱開始後しばらくは熱応答遅れ
のために温度上昇が小さい上に、この時期は被加熱物の
中に温かい部分と冷たい部分が存在して温度上昇カーブ
にリップルを生じることがあり、この期間に生じる誤っ
た沸騰検出を無効とし、さらにこれが所定時間経過後に
生じた場合にはその時の温度が所定温度以下であれば沸
騰検出を無効とするものであった。
発明が解決しようとする課題 しかしこのような従来の構成では、最悪の場合でも保
温温度以上まで温度を上げることはできるが、確実に沸
騰させることができない。例えば水量が十分に入れられ
た容器を保温温度まで徐々に冷やされていくと、この時
に先に温度の下がった湯が容器の底部にたまり、湯の上
層部との温度差が生じ、このような状態において再加熱
をすると、しばらくは発熱体に温められた底部を中心と
した対流が続き、やがて底部から上層部までの対流に変
わる。この底部を中心とした対流の時はあたかも小容量
の湯を加熱しているようなもので、温度曲線の上昇が非
常に急であり、対流が全体にかわると温度曲線がゆるや
かになるため、この温度曲線の上昇の急なところで比較
値を作ると、この値が小さいために対流が全体にかわる
と沸騰を検知しようとする。
そこで本発明は、特に沸騰後保温温度まで冷やされて
いる時に湯の上下で温度差が生じることに着目して、所
定温度以上での加熱時には所定温度幅上昇する時間が所
定の時間より短い時には所定の値を加算して沸騰検出の
比較時間を長めにし比較値として容器内の対流が全体に
移って温度の上昇がゆるやかになった時に誤って沸騰検
出をしないようにすることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の電気湯沸し器は、容器内の液体を加熱する発
熱体と、前記発熱体の通電制御を行なう加熱手段と、容
器内の液体の温度を検知する温度検知素子と、前記温度
検知素子と所定の温度を比較する温度比較手段と、前記
温度検知素子が所定の温度幅上昇するのを検知する温度
上昇検知手段と、前記温度上昇検知手段が所定の温度幅
上昇する時間を計時する計時手段と、前記計時手段の値
を記憶する記憶手段と、前記温度検知手段が所定の温度
幅上昇するのを検知するとその時の前記計時手段の値を
前記記憶手段に記憶し、さらに加熱開始時において前記
温度比較手段が所定の温度以上を検知し、かつ前記記憶
手段の値が所定時間より短い時には前記記憶手段の値に
所定の値を加算して記憶し、前記記憶手段の値のN倍以
上たっても前記温度上昇検知手段が所定の温度幅上昇を
検知していなければ、加熱手段をオフする制御手段を設
けたものである。
作用 本発明は前記した構成のように、先ず設定した温度よ
り下がるとマイコンは加熱手段をオンして沸騰検出用の
比較値を作り、前記比較値に基づいて沸騰検出処理を行
なう。すなわち前記比較値のN倍以上たっても温度上昇
検知手段が所定の温度幅上昇を検知していなければ加熱
手段をオフし、誤って加熱を停止させてしまうことはな
く、正しく沸騰検出を行なうことができる。
実施例 第1図は本発明の電気湯沸し器の一実施例を示すブロ
ック図である。
本発明の電気湯沸し器の一実施例の構成を説明する。
図において、1は容器2の底に当接された温度検知素
子で、温度に対応する電圧出力を温度比較手段3と温度
上昇検知手段4に出力する。温度比較手段3はこの得ら
れた出力を所定の温度(ここでは保温温度−5℃とす
る)と比較し、その比較結果を制御手段5に伝える。温
度上昇検知手段4は温度検知素子1の出力より所定の温
度幅(ここでは0.5℃とする)上昇したかを判断し、そ
の出力を制御手段5に伝える。6は加熱手段で、制御手
段5の出力により発熱体7を制御する。8は計時手段
で、制御手段5からの信号によりカウント・クリアを行
なう。9は記憶手段で、計時手段8のデータを制御手段
5の命令より記憶する。10は再加熱手段で、容器2内の
液体を保温中に押されると、制御手段5は加熱手段6に
発熱体7の通電をさせることができる。制御手段5は、
温度上昇検知手段4が0.5℃温度上昇するまで計時手段
8をカウントし、0.5℃温度上昇した時の計時手段8の
値を記憶手段9に記憶する。さらに、加熱開始時に温度
比較手段3が所定温度以上を検知し、かつ記憶手段9の
値が所定時間より短かければ、記憶手段9の値に所定の
値を加算して記憶し、さらにこの記憶手段9の値のN倍
(ここでは2倍とする)以上0.5℃上昇する時間が長く
なると加熱手段6にオフ信号を伝えるものである。
第2図は本発明の一実施例の具体的な構成を示す回路
図である。
前記温度検知素子1はサーミスタ1aと抵抗1bで構成さ
れ、このサーミスタ1aは温度が低い時は抵抗値が大き
く、温度が高い時は抵抗値が小さくなり、それに応じた
電圧を出力する。温度比較手段3はコンバレータ3a、抵
抗3b、3cで構成され、所定温度より温度が低いと前記温
度検知素子1の出力電圧が低くコンパレータ3aは“L"を
出力し、所定温度より高いと前記温度検知素子1の出力
電圧は高くコンパレータ3aは“H"を出力する。温度上昇
検知手段4はA/D変換器で構成され、温度検知素子1の
出力を2進符号に変換して出力する。加熱手段6はトラ
ンジスタ6aとリレー接点6b、リレーコイル6cで構成さ
れ、トランジスタ6aがオンされるとリレーコイル6cに電
流が流れリレー接点6bを閉じて発熱体7を加熱する。再
加熱手段10はスイッチ10aと抵抗10bで構成され、スイッ
チ10aが押されると“H"信号を出力する。13はマイクロ
コンピュータ(以後、マイコンと略する)で制御手段
5、計時手段8、記憶手段9を構成し、プログラムを実
行することによりこれらの機能を実現するように構成さ
れているもので、次にその処理の流れについて第3図、
第4図により説明する。
保温中に再加熱手段10がオンされたり、設定した値
(ここでは保温温度より5℃低い温度とする)より温度
が下がるとマイコン13は加熱手段6をオンして第3図に
示す加熱処理ルーチンを行なう。ここではまずステップ
31で温度比較手段3の出力を入力し、ステップ32で所定
の温度(ここでは保温温度より5℃低い温度とする)よ
り温度が高いか低いかを判定し、その結果をフラグにし
て記憶する。すなわち温度が所定の温度以上であればス
テップ33で温度フラグを“1"にセットし、所定の温度以
下ならステップ42で温度フラグを“0"にセットする。
次にステップ34で前記計時手段8をクリアして、ステ
ップ35で温度上昇検知手段4の出力を入力し、ステップ
36で0.5℃温度上昇したかを判断する。ここで0.5℃上昇
していなければステップ43で計時手段8をカウントして
ステップ35に戻る。一方、ステップ36で0.5℃温度上昇
を検知すると、ステップ37でこの時の計時手段8の値を
記憶手段9に記憶し、ステップ38で前に設定した温度フ
ラグにより加熱開始時の温度が所定温度以上かを判断す
る。ここで温度フラグが“0"ならステップ41へ行き、温
度フラグが“1"ならば温度は所定温度以上であるので、
ステップ39で記憶手段9の値が所定時間(ここでは6秒
とする)より短いかを判断し、長ければステップ41へ行
き、短かければステップ40で記憶手段9の値に所定の値
(ここでは5秒とする)を加算したものを記憶手段に記
憶してステップ41で計時手段8をクリアする。
第3図の処理で沸騰検出用の比較値が作られると第4
図の沸騰検出処理を行なう。まずステップ51で温度上昇
検知手段4の出力を入力し、ステップ52で0.5℃の温度
上昇したかを判断し、していなければステップ55で計時
手段8をカウントしてステップ51へ戻る。ステップ52で
0.5℃の温度上昇をしていると、ステップ53で計時手段
8の値と記憶手段9のN倍の値とを比較し、計時手段8
の値の方が短かければ、ステップ56で計時手段8をクリ
アしてステップ51に戻り、新しく0.5℃温度上昇する時
間の計時を行なう。ステップ53で計時手段8の値の方が
長ければ、ステップ54で加熱手段6をオフして沸騰を検
出する。
以上に述べたように本実施例によれば、湯の上下に温
度差を生じたときの再加熱で誤まって短めの沸騰検出用
の比較時間をつくっても、所定の値を加算することで、
湯の上下の温度差による温度上昇率の変化で誤まって沸
騰検出をして加熱を停止することがなくなる。
発明の効果 上記実施例の説明からも明らかなように、本発明の構
成によれば、加熱開始時に所定の温度以上に温度が高
く、かつ沸騰検出用の比較値が所定の時間より短い時に
は、比較値に所定の値を加算して長くしてやることで、
沸騰検出用の比較値を作り、前記比較値により一旦沸騰
させた後に保温温度まで冷ました湯を再び加熱した場合
でも正しく沸騰を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気湯沸し器の一実施例の構成のブロ
ック図、第2図は同電気湯沸し器の具体的な回路図、第
3図は同電気湯沸し器の加熱開始時の処理のフローチャ
ート、第4図は同電気湯沸し器の加熱中の処理のフロー
チャート、を示す。 1:温度検知素子、2:容器、3:温度比較手段、4:温度上昇
検知手段、 5:制御手段、6:加熱手段、7:発熱体、8:計時手段、9:記
憶手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 善忠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 野田 効司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−222318(JP,A) 特開 昭62−144608(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内の液体を加熱する発熱体と、前記発
    熱体の通電制御を行なう加熱手段と、容器内の液体の温
    度を検知する温度検知素子と、前記温度検知素子と所定
    の温度を比較する温度比較手段と、前記温度検知素子が
    所定の温度幅上昇するのを検知する温度上昇検知手段
    と、前記温度上昇検知手段が所定の温度幅上昇する時間
    を計時する計時手段と、前記計時手段の値を記憶する記
    憶手段と、前記温度検知手段が所定の温度幅上昇するの
    を検知するとその時の前記計時手段の値を前記記憶手段
    に記憶し、さらに加熱開始時において前記温度比較手段
    が所定の温度以上を検知し、かつ前記記憶手段の値が所
    定時間より短い時には前記記憶手段の値に所定の値を加
    算して記憶し、前記記憶手段の値のN倍以上たっても前
    記温度上昇検知手段が所定の温度幅上昇を検知していな
    ければ、加熱手段をオフする制御手段を設けた電気湯沸
    し器。
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