JP2663619B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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JP2663619B2 JP9353589A JP9353589A JP2663619B2 JP 2663619 B2 JP2663619 B2 JP 2663619B2 JP 9353589 A JP9353589 A JP 9353589A JP 9353589 A JP9353589 A JP 9353589A JP 2663619 B2 JP2663619 B2 JP 2663619B2
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一幸 島田
貞敏 田縁
馨 前川
善忠 中尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、容器内に収容された液体を加熱保温する電
気湯沸し器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の電気湯沸し器は例えば特開昭62−1208
15号公報のように、加熱開始後所定の時間内に行なわれ
た沸騰検出とさらに所定の温度(保温温度)以下で行な
われた沸騰検出を無効として誤った沸騰検出を防止する
ものであった。すなわち、加熱開始後しばらくは熱応答
遅れのために温度上昇が小さい上に、この時期は被加熱
物の中に温かい部分と冷たい部分が存在して温度上昇カ
ーブにリップルを生じることもあり、この期間に生じる
誤った沸騰検出を無効とし、さらにこれが所定時間経過
後に生じた場合にはその時の温度が所定温度以下であれ
ば沸騰検出を無効とするものであった。
発明が解決しようとする課題 しかしこのような従来の構成では、最悪の場合でも保
温温度以上まで温度を上げることはできるが、確実に沸
騰させることができない。例えば水量が十分に入れられ
た容器を保温温度まで徐々に冷やされていくと、この時
に先に温度の下がった湯が容器の底部にたまり、湯の上
層部との温度差が生じ、このような状態において再加熱
をすると、しばらくは発熱体に温められた底部を中心と
した対流が続き、やがて底部から上層部までの対流に変
わる。この底部を中心とした対流の時はあたかも小容量
の湯を加熱しているようなもので、温度曲線の上昇が非
常に急であり、対流が全体にかわると温度曲線がゆるや
かになるため、この温度曲線の上昇の急なところで比較
値を作ると、この値が小さいために対流が全体にかわる
と沸騰を検知しようとする。
そこで本発明は、特に沸騰後保温温度まで冷やされて
いる時に湯の上下で温度差が生じることに着目して、所
定温度以上での加熱時には所定温度幅の上昇時間が所定
時間より短い時は、対流が全体にかわってない時のデー
タだとみなして所定時間を比較値としてやり、誤った沸
騰検出をしないものとする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の電気湯沸し器
は、加熱開始後に所定の温度幅上昇する時間を記憶手段
に記憶し、さらに加熱開始時の温度が所定の温度以上の
時には、記憶手段の値と所定の時間とを比較し、所定時
間の方が長ければ記憶手段の値を所定の時間に更新して
やり、所定の温度幅上昇する時間がこの記憶手段の値の
N倍以上長くなるまで沸騰検出をしないようにする。
作用 本発明は上記構成とすることにより、加熱開始時の不
安定要因によって誤まって加熱を停止させてしまうこと
はなく、正しく沸騰検出を行なうことができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付の図面によって説明す
る。
第1図は本発明の電気湯沸し器の一実施例を示すブロ
ック図で、1は容器2の底に当接された温度検知素子
で、温度に対応する電圧出力を温度比較手段3,温度上昇
検知手段4に得られる。温度比較手段3はこの得られた
出力を所定の温度と比較し、その比較結果を制御手段5
に伝える。温度上昇検知手段4は前記温度検知素子1の
出力より所定の温度幅(ここでは0.5度とする)上昇し
たかを判断し、その出力を制御手段5に伝える。6は加
熱手段で、制御手段5の出力により発熱体7を制御す
る。8は計時手段で、制御手段5からの信号によりカウ
ント,クリアを行なう。9は記憶手段で、前記計時手段
8のデータを制御手段5の命令により記憶する。10は再
加熱手段で、容器2内の液体を保温中に押されると、制
御手段5は加熱手段6に発熱体の通電をさせることがで
きる。制御手段5は、前記温度上昇検知手段4が所定の
温度幅上昇を検知するとその時の前記計時手段8の内容
を前記記憶手段9に記憶する。さらに加熱開始時に前記
温度比較手段3の出力により温度検知素子の温度が所定
の温度より高いと判断されると、前記記憶手段9の値と
所定時間(ここでは6秒とする)を比較し、所定の時間
の方が長ければ前記記憶手段9にこのデータの所定の時
間を記憶し、上昇する時間が長くなると前記加熱手段6
にオフ信号を伝えるものである。
第2図は本発明の一実施例の具体的な構成を示す回路
図である。前記温度検知素子1はサーミスタ1aと抵抗1b
より構成され、温度が低い時は前記サーミスタ1aの抵抗
が大きく、温度が高い時は抵抗が小さくなり、それに応
じた電圧を前記温度比較手段3と温度上昇検知手段4に
出力する。前記温度比較手段3はコンパレータ3a,抵抗3
b,3cで構成され、所定の温度よりも温度が低い時には、
前記温度検知素子1の出力電圧が低いため、コンパレー
タ3aは“L"を出力し、所定温度よりも高い時は温度検知
素子の出力電圧が高いのでコンパレータ3aは“H"を出力
する。前記温度上昇検知手段4はA/D変換器で構成さ
れ、前記温度検知素子1の出力を2進符号に変換されて
出力される。前記加熱手段6はトランジスタ6aとリレー
接点6b,リレーコイル6cで構成され、トランジスタ6aが
オンされるとリレーコイル6cに電流が流れ、リレー接点
6bを閉じて、前記発熱体7を加熱する。前記再加熱手段
10はスイッチ10aと抵抗10bで構成され、スイッチ10aが
押されると“H"信号を出力する。13はマイクロコンピュ
ータ(以後マイコンと略する)で前記制御手段5,計時手
段8,記憶手段9を構成し、プログラムを実行することに
よりこれらの機能を実現するように構成されているもの
で、次にこの処理の流れについて第3図,第4図,第5
図にもとづいて説明する。
保温中に再加熱手段10がオンされたり、設定した値
(ここでは保温温度より5℃低い温度とする)より温度
が下がるとマイコン13は加熱手段6をオンして、第3図
に示す加熱開始時の処理を行なう。ここで加熱開始時の
温度が所定温度(ここでは保温と加熱の境界となる温
度)を判別しそのデータを作る。ステップ31は温度比較
手段3の出力を入力し、ステップ32で所定温度以上かを
判断し、所定温度以上ならステップ33で温度フラグを1
に、所定温度未満であればステップ35で温度フラグを0
にして、それぞれステップ34で計時手段8をクリアす
る。以上のようにして加熱開始時の温度をフラグで分け
てやると、次に所定の温度幅上昇する時間データを作る
ために第4図の加熱処理を行なう。
第4図において、ステップ41で温度上昇検知手段4の
出力を入力し、ステップ42で所定の温度幅上昇したかを
判断し、所定温度幅上昇していなければステップ48で計
時手段8のカウントを行なう(ステップ41へ戻る)。所
定温度幅上昇していれば、ステップ43で計時手段8の値
を記憶手段9に記憶し、ステップ44で計時手段8をクリ
アする。次にステップ45で、温度フラグが1(所定温度
以上)であればステップ46で記憶手段9の値を所定時間
と比較し、所定時間未満であれば記憶手段9の値を所定
時間に更新する(ステップ47)。このようにして加熱処
理において記憶手段9に比較データが記憶されると、第
5図のような沸騰検出処理を行なう。
第5図の沸騰検出処理においてステップ51で温度上昇
検知手段4の出力を入力し、ステップ52において所定温
度幅上昇したかを判断し、所定温度幅上昇していなけれ
ばステップ55において計時手段8をカウントし、ステッ
プ51へ戻る。ステップ52において所定の温度幅上昇して
いると、ステップ53で、計時手段8と記憶手段9のN倍
の値とを比較する。ここで計時手段8の値が小さいとス
テップ56で計時手段8をクリアしてステップ51へ戻り、
次の温度上昇時間の測定を行なう。ステップ53で計時手
段8の値が大きければステップ54で加熱手段54をオフ
し、沸騰を検出する。
なお、上記実施例では容器を加熱する加熱源を発熱体
としたが、たとえば誘導加熱を行う加熱コイルを加熱源
としてもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、沸騰検出を行なう時に
用いる比較時間を、温度が所定の温度以上にある時は所
定時間以上になるようにしているので、湯量が多いとき
は再沸騰させるとき湯の上下の温度差により温度検知素
子の温度上昇勾配が変化して屈曲点が存在しても無視す
るので、誤って沸騰検出を行なうことがなく、その結
果、常に正しい沸騰検出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電気湯沸し器の構成
を示すブロック図、第2図は同電気湯沸し器の具体的な
回路図、第3図は同電気湯沸し器の加熱開始時の処理を
示すフローチャート、第4図は同電気湯沸し器の加熱中
の処理を示すフローチャート、第5図は同電気湯沸し器
の沸騰検出の処理を示すフローチャートである。 1……温度検知素子、3……温度比較手段、4……温度
上昇検知手段、5……制御手段、6……加熱手段、7…
…発熱体、8……計時手段、9……記憶手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 善忠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 野田 効司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内の液体を加熱する加熱源と、この加
    熱源の通電制御を行なう加熱制御手段と、容器内の液体
    の温度を検知する温度検知素子と、この温度検知素子と
    所定の温度を比較する温度比較手段と、温度検知素子が
    所定の温度幅上昇するのを検知する温度上昇検知手段
    と、この温度上昇検知手段が所定の温度幅上昇する時間
    を計時する計時手段と、この計時手段の値を記憶する記
    憶手段と、前記温度上昇検知手段が所定の温度幅の上昇
    を検知するとその時の計時手段の値を記憶手段に記憶
    し、さらに加熱開始時に温度比較手段が所定の温度以上
    であることを検知すると、記憶手段の値を所定時間と比
    較し、所定時間よりも短かければ所定時間を記憶し、温
    度検知素子が所定の温度幅の上昇する時間が記憶手段に
    記憶された値よりN倍以上長くなったことを検知する
    と、加熱源の動作をオフする制御手段とを備えた電気湯
    沸し器。
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