JP3400332B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3400332B2
JP3400332B2 JP00845598A JP845598A JP3400332B2 JP 3400332 B2 JP3400332 B2 JP 3400332B2 JP 00845598 A JP00845598 A JP 00845598A JP 845598 A JP845598 A JP 845598A JP 3400332 B2 JP3400332 B2 JP 3400332B2
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博昭 辻井
棟一郎 楠本
和章 水口
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Zojirushi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気湯沸かし器
に関し、特に高温保温温度の決定手段に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の電気湯沸かし器において、沸騰温
度に比較的近い高温度(例えば98℃)で保温すること
が行われることがある。この場合、高温保温温度を数値
的に設定すると、高地などの低気圧の土地で使用する場
合は、その保温温度が沸騰温度より高い温度となり、保
温モードに入っても、沸騰が継続する現象(いわゆる弱
沸騰)が生じる不具合がある。
【0003】そこで、弱沸騰を生じさせることなく高温
保温温度を決定するために、1気圧又はほぼ1気圧の平
地での使用と、これより気圧の低い高地での使用のいず
れの場合においても、まず沸騰温度を検出し、その沸騰
温度より微小温度(1〜2度)だけ低い温度を高温保温
温度と決定して保温制御を行うことが知られている(例
えば、特開平8−215052号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように高温保温
温度を決定するための前提として沸騰温度を検出するに
は、上記従来の場合は温度センサーにより検知される湯
温から沸騰温度に達したことを検出しているが、この場
合一定の時間温度上昇がないこと、或いは一定の時間内
の温度勾配が零であること等により沸騰温度に達したこ
とを検出している。
【0005】しかし、沸騰温度が100℃又はこれに近
い平地での使用と、これより沸騰温度が低い高地での使
用のいずれの場合も、常に一定時間をかけて沸騰温度を
検出しなければならない不便がある。この種の電気湯沸
かし器は、平均的に平地での使用の割合が多いことを考
えると、平地での使用と高地での使用を区別し、前者の
場合の方が後者の場合より迅速に高温保温温度が決定で
きるようにすることが望ましい。
【0006】そこで、この発明は平地での使用の場合
は、高地での使用の場合に比べ短時間で高温保温温度が
決定できるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は沸騰後保温モードがスタートしたの
ち、沸騰温度に比較的近い高温保温温度を決定し、その
高温保温温度に基づき保温制御を行うようにした電気湯
沸かし器において、上記の高温保温温度を決定するため
に、 保温ヒーターに通電すると共に、高地における沸騰
温度より所定温度だけ低い比較温度を設定し、かつ温度
監視タイマーをスタートさせる手段、 上記の比較温度と湯温とを比較する手段、 上記の比較温度が湯温より低い場合に、当該比較温
度に単位温度を加算して比較温度を更新する手段、 上記の更新後、温度監視タイマーをリセットし、直
ちに再スタートさせる手段、 上記更新後の比較温度が湯温を越えることなく、か
つ99℃以上となるか否かを繰返えし比較し、その繰返
えしの回数nごとに前記単位温度のn+1倍の温度を前
記比較温度に加算する更新を行うと共に、上記温度監視
タイマーのリセットと再スタートを繰返えし行う手段、 上記更新後の比較温度が99℃以上となったとき
に、99℃より微小温度だけ低い温度を前記の高温保温
温度と決定する手段、 上記更新後の比較温度が99℃より低い温度で、か
つ湯温以上の温度となって温度監視タイマーがカウント
アップしたときは、そのときの比較温度より微小温度だ
け低い温度を前記の高温保温温度と決定する手段、 を有する構成としたものである。
【0008】上記の発明によると、平地での使用の場合
は比較温度が99℃以上になるように瞬時に更新される
ので、直ちに99℃より微小温度(例えば、1〜2℃)
だけ低い高温保温温度が決定され、その決定された温度
で保温制御が行われることになる。
【0009】高地使用の場合は、比較温度を順次単位温
度だけ上昇させる更新を行い、更新後の比較温度が湯温
以上となり、かつ湯温監視タイマーがカウントアップす
るまでの間その湯温であること、即ち弱沸騰状態である
ことを検知したうえで、そのときの比較温度より微小温
度だけ低い温度を高温保温温度と決定するものである。
このため、決定までに或る程度の時間を要する。
【0010】なお、上記の更新後の比較温度が99℃よ
り低い温度で、かつ湯温以上の温度となって湯温監視タ
イマーがカウントアップしたときの高温保温温度の決定
手段が、更新後の比較温度が98℃以上のとき、及び9
8℃より低く97℃以上のときは、それぞれこれらの温
度よりも1〜2℃低い温度を高温保温温度と決定し、9
7℃より低いときは、その温度より2〜4℃低い温度を
高温保温温度と決定する構成をとることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は電気湯沸かしの温度制
御ブロック図を示すものである。電気湯沸かし器1は、
外装体の内部に収納された容器の底面に装着された湯沸
かしヒーター2、保温ヒーター3及び温度センサー4を
有する。
【0012】電気湯沸かし器の制御基板上に、マイコン
5及びリレースイッチでなる湯沸かし通電手段6、トラ
イアックでなる保温通電手段7が設けられ、それぞれ湯
沸かしヒーター2及び保温ヒーター3への通電の制御を
行う。また温度検知手段8は、抵抗器、A/D変換器等
で構成され、温度センサー4の抵抗変化を検知してマイ
コン5に入力する。
【0013】マイコン5は、CPU等の制御手段9を備
え、前記の湯沸かし通電手段6、保温通電手段7を制御
する。また温度検知手段8の出力信号に基づき沸騰状態
に達したか否かを検知する沸騰検知手段11を有し、更
に、保温通電手段7を高温保温温度で制御するための高
温保温温度決定手段12を有する。
【0014】図2は、上記マイコン5の湯沸かしモード
のフローチャートである。湯沸かしモードがスタートす
ると、ステップ1で湯沸かしヒーター2に通電され、9
5.3℃以上に加熱されると(ステップ2)、沸騰検知
手段11による沸騰検知を開始し(ステップ3)沸騰が
完了したか否かを判断する(ステップ4)。このとき、
4分30秒を経過するか否かを見て(ステップ5)その
間に沸騰が完了すると、3分間保温ヒーター3に通電し
て(ステップ6)カルキとばしを行い、その後保温モー
ドへ移る。また、上記のステップ5で4分30秒経過し
ても沸騰が完了しないときは、更に3分間の時間経過を
見て(ステップ7)温度センサー4等の取付けによる検
知温度のばらつきをなくしたのち保温モードへ移る。
【0015】図3は、保温モードが開始された場合に、
その当初において行われる高温保温温度決定モードのフ
ローチャートであり、前記ブロック図の高温保温温度決
定手段12の詳細である。ステップ1において、保温ヒ
ーター3に通電すると共に、高地における沸騰温度とし
て予測される温度(例えば97℃)より所要温度だけ低
い比較温度(例えば96℃)を設定し、また同時に温度
監視タイマーをスタートさせる。
【0016】次に、ステップ2で上記の比較温度と、前
記の温度センサー4により検知された湯温とを比較す
る。比較温度が湯温以下のときは、比較温度に単位温度
(例えば0.5℃)を加える比較温度の更新を行い(ス
テップ3)、前記の監視タイマーをリセットし、直ちに
スタートして監視タイマーのカウントも更新する(ステ
ップ4)。次に、更新後の比較温度が99℃以上か否か
を判断し(ステップ5)、99℃以上ならば高温保温温
度を98℃に決定する(ステップ6)。
【0017】ステップ5における更新後の比較温度が9
9℃以下の場合は、ステップ2を経てステップ3に至り
2度目の更新、即ち単位温度(0.5℃)の2倍の温度
を当初設定の比較温度に加算する更新を行い、更に監視
タイマーの更新も行ったうえで99℃と比較する(ステ
ップ5)。ステップ2から5に至る処理は繰返えし行わ
れ、その繰返えしの回数nごとに単位温度のn+1倍の
温度を当初設定の比較温度に加算する更新を行う。この
処理を循環的に繰返えす処理は瞬時に行われるので、沸
騰直後の湯温が99℃以上である場合、即ち平地での使
用の場合、高温保温温度を98℃に決定する処理は瞬時
に行われる。
【0018】また、上記のステップ5において、比較温
度が99℃以下のとき、ステップ2に戻って湯温と比較
した場合に、比較温度が湯温以上の温度となったとき
は、監視タイマーのカウントアップの時間(例えば5分
間)その状態が継続すると、いわゆる弱沸騰が発生して
いると判断し、そのときの比較温度が98℃以上であれ
ば(ステップ8)、高温保温温度をその時の比較温度よ
り1℃低い97℃に設定する(ステップ9)。また比較
温度が97℃以上であるときは(ステップ10)、更に
1℃低い96℃に設定する(ステップ11)。また、9
7℃以下であるときは、2℃低い95℃に設定する(ス
テップ12)。なお、ステップ7から12の処理は、沸
騰温度が98℃以下の高地使用の場合に行われる処理で
ある。
【0019】以上のようにして、平地使用及び高地使用
の各場合において高温保温温度の決定モードが終了する
と、その決定された温度に基づく高温保温制御モードが
開始される。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明は高地における
いわゆる弱沸騰温度よりも所定温度だけ低い温度で比較
温度を設定し、その比較温度を単位温度ずつ更新させ、
更新後の比較温度が99℃以上となる場合、即ち平地使
用の場合と、その更新後の比較温度が一定の湯温監視時
間の間99℃より低い温度で一定となる、いわゆる弱沸
騰温度となる場合、即ち高地使用である場合とを区別し
て高温保温温度を決定することができる。そして平地使
用の場合の高温保温温度の決定は、高地使用の場合に比
べて短時間で行うことができ、また高地使用の場合は弱
沸騰を生じさせない範囲で高温保温制御を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の制御ブロック図
【図2】同上の湯沸かしのモードのフローチャート
【図3】同上の高温保温温度決定モードのフローチャー
【符号の説明】
1 電気湯沸かし器 2 湯沸かしヒーター 3 保温ヒーター 4 温度センサー 5 マイコン 6 湯沸かし通電手段 7 保温通電手段 8 温度検知手段 9 制御手段 11 沸騰検知手段 12 高温保温温度決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−276146(JP,A) 特開 平4−35621(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸騰後保温モードがスタートしたのち、
    沸騰温度に比較的近い高温保温温度を決定し、その高温
    保温温度に基づき保温制御を行うようにした電気湯沸か
    し器において、上記の高温保温温度を決定するために、 保温ヒーターに通電すると共に、高地における沸騰
    温度より所定温度だけ低い比較温度を設定し、かつ温度
    監視タイマーをスタートさせる手段、 上記の比較温度と湯温とを比較する手段、 上記の比較温度が湯温より低い場合に、当該比較温
    度に単位温度を加算して比較温度を更新する手段、 上記の更新後、温度監視タイマーをリセットし、直
    ちに再スタートさせる手段、 上記更新後の比較温度が湯温を越えることなく、か
    つ99℃以上となるか否かを繰返えし比較し、その繰返
    えしの回数nごとに前記単位温度のn+1倍の温度を前
    記比較温度に加算する更新を行うと共に、上記温度監視
    タイマーのリセットと再スタートを繰返えし行う手段、 上記更新後の比較温度が99℃以上となったとき
    に、99℃より微小温度だけ低い温度を前記の高温保温
    温度と決定する手段、 上記更新後の比較温度が99℃より低い温度で、か
    つ湯温以上の温度となって温度監視タイマーがカウント
    アップしたときは、そのときの比較温度より微小温度だ
    け低い温度を前記の高温保温温度と決定する手段、 を有することを特徴とする電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 上記の更新後の比較温度が99℃より低
    い温度で、かつ湯温以上の温度となって湯温監視タイマ
    ーがカウントアップしたときの高温保温温度の決定手段
    が、更新後の比較温度が98℃以上のとき、及び98℃
    より低く97℃以上のときは、それぞれこれらの温度よ
    りも1〜2℃低い温度を高温保温温度と決定し、97℃
    より低いときは、その温度より2〜4℃低い温度を高温
    保温温度と決定するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の電気湯沸かし器。
JP00845598A 1998-01-20 1998-01-20 電気湯沸かし器 Expired - Lifetime JP3400332B2 (ja)

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