JPH0695913B2 - 菊花入り昆布茶およびその製造方法 - Google Patents

菊花入り昆布茶およびその製造方法

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JPH0695913B2
JPH0695913B2 JP1028313A JP2831389A JPH0695913B2 JP H0695913 B2 JPH0695913 B2 JP H0695913B2 JP 1028313 A JP1028313 A JP 1028313A JP 2831389 A JP2831389 A JP 2831389A JP H0695913 B2 JPH0695913 B2 JP H0695913B2
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dried
yellow
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清 長浜
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) この発明は、昆布粉末に適量の塩が加えられたものであ
って、お湯を注ぐことにより直ぐに飲むことができるよ
うにした昆布茶の改良に係わるものであり、味、香り、
栄養価等の点で更に一層優れた昆布茶を提供しようとす
るものである。
(従来技術) 我が国には、所謂伝統的な日本茶から、紅茶やコーヒー
のような外国製の飲み物、最近人気のあるウーロン茶、
薬効的な用いられ方をするクコ茶のような健康茶、ハー
ブ茶のような香りを楽しむ茶、簡便に味と香りを楽しめ
る昆布茶、椎茸茶等といったように、非常に多くの種類
のお茶あるいはお茶の類いが出回っている。
それらの中、昆布茶は、日本茶や紅茶、ウーロン茶、健
康茶のような、所謂お茶その他の植物の葉や茎等を使っ
たお茶とは違い、全く茶殼のような残留物がなく、単に
お湯を注ぐだけという極めて簡単な取り扱いで直ぐに喫
飲でき、しかも昆布独特の風味が喜ばれ、家庭は固より
職場勤めの人、あるいは会社やホテルの接客用茶等とし
て広く愛用されている我が国独特のお茶の一つである。
しかし、この昆布茶も、続けて飲むほどに塩分の取り過
ぎが既に掛かる外、飽がきてしまう難点もあることか
ら、最近では塩分を控えめにして梅肉およびしその葉の
粉砕片を混入し、全体として薄味感をカモフラージュす
ると共に、日本人に懐かしい味を加えて変化を付けるよ
うにした昆布茶(実公昭60-8706号)等も提供されてい
るが、これらは確かに従前までの昆布茶には無かった新
たな趣と風味とを付け加えることに成功してはいるもの
の、見た目においては必ずしも美しいというまでにはい
かず、ただ見た目において所謂日本茶をだいた時の中に
細かい茶葉が浮遊しているような趣を狙ったに過ぎない
ものであった。
この発明は、昆布茶のこのような実情に鑑み、新たに見
た目の美しさと独特の香りの加わった新規な昆布茶の開
発に取り組み、以下において詳述するとおりの菊花入り
昆布茶およびその製造方法の実現に成功したものであ
る。
(発明の構成) この発明の菊花入り昆布茶は、黄色菊花を一旦蒸してか
ら乾燥させることにより殆ど色褪せ、変色のない黄色の
乾燥菊花花弁を実現し、これら乾燥菊花花弁の適量を、
昆布粉末あるいは乾燥梅干の破砕果肉片その他適宜薬味
入り昆布粉末に適宜風味添加剤を加えたものに、略均質
な混合状態となるよう混入してなる構成を基本とするも
のである。
菊花は、主として東北地方で栽培されている食用の菊
(花弁の長さが約1〜2cm程度の小型の菊。通常ゆでて
水切りをした上、おしたしや味噌和え等にして食される
が、独特の苦みと香りがある菊)であって、製品として
元の色を奇麗に残すために黄色以外の色の菊花を採用し
ないようにすることが極めて重要である。
昆布茶あるいは適宜薬味入り昆布茶は、通常市販されて
いる高地の昆布茶あるいは適宜薬味入り昆布茶と同じよ
うにして製造されたもの、即ち250メッシュ前後の粒度
に粉砕されている昆布茶とグルタミン酸ソーダあるいは
イノシン酸ナトリウム等の風味添加剤、および塩、砂糖
を適量加えたものが採用される。
(関連する他の発明) 以上のような構成から成るこの発明の菊花入り昆布茶
は、次のような製造方法によって初めて実現可能となる
ものである。
即ち、先ず黄色の菊花から花弁だけを引き抜くようにし
て集め、布袋に一まとめにして入れ、蒸し器で約30分程
度蒸し上げる。すると菊花花弁は最初に入れた量の1/3
程度に減少してしまうが、菊花独特の香りが一層強くな
ると共に菊花特有の苦みが取り除かれた上、黄色い色が
定着して色止め効果がでることになる。他の色、例えば
紫色や薄桃色の菊花にこの工程を取り入れると殆ど色が
飛んでしまうかくすんでしまって製品にした後、見た目
が汚らしくなってしまうため、菊花は黄色に限定されな
ければならない。
こうして蒸された菊花花弁を布袋から取り出して水切り
をした上、ほぐし、公知のフリーズドドライ装置によっ
て完全に乾燥させ、形壊れの少ない乾燥菊花花弁を製造
する。そして、それらの適量を、昆布粉末あるいは乾燥
梅干の破砕果肉片その他適宜薬味入り昆布粉末に適宜風
味添加剤を加えたものに、略均質な混合状態となるよう
混入して菊花入り昆布茶を製造するものである。
(作用効果) この発明の菊花入り昆布茶は、以上のとおり、特別の香
り出し、苦み抜き、それに色止めをして奇麗な黄色を現
出するようにした菊花花弁が昆布茶あるいは適宜薬味の
混入された昆布茶に適量混入されて成るものであること
から、従前までの昆布茶等と違い、お湯を注いで昆布茶
と飲もうとすると、お湯の上に鮮やかな黄色の菊の花弁
が幾つか浮かび、ほんのりと菊の香りが漂って、飲む前
から見た目と香りで飲む人を魅了することになり、そし
て口に含むといつもの昆布茶に菊の独特の香りが加わっ
て、また新しい味わいを楽しむことができる上、そのま
ま菊の花弁が口の中に入って噛まれてしまったとして
も、特別に苦み抜き処理がなされていることから、それ
まで菊を食べた経験のない人にとっても何等違和感を感
じさせることがないものとなっている。
このように従前までの昆布茶にはなかった秀れた特徴の
あるこの発明の菊花入れ昆布茶は、菊花、それも特に黄
色に限定した菊花を蒸すという工程を経た上で乾燥させ
るという新規な製造方法で製造して得た乾燥菊花を昆布
茶に混入する製造方法によって初めて実現することがで
きたものである。
叙上の如く、この発明は、これまでの昆布茶に新たな付
加価値を加え、昆布茶の楽しみ形により一層変化を与え
ることができるものであり、昆布の秀された栄養価を、
普段から飽きることなく摂取する上で大いに役立つもの
となることが予想される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】黄色菊花を一旦蒸してから乾燥させること
    により香りを強め、苦みが少なく、且つ殆ど色褪せ、変
    色のない黄色の乾燥菊花花弁を実現し、これら乾燥菊花
    花弁の適量を、昆布粉末あるいは乾燥梅干の破砕果肉片
    その他適宜薬味入り昆布粉末に適宜風味添加剤を加えた
    ものに、略均質な混合状態となるよう混入してなる菊花
    入り昆布茶。
  2. 【請求項2】黄色の菊花の花弁だけを集めて蒸し器で蒸
    して香り出しと苦み取り、色止めをした後、フリーズド
    ドライによる乾燥工程を経て形壊れの少ない乾燥菊花花
    弁を製造した上、それらの適量を、昆布粉末あるいは乾
    燥梅干の破砕果肉片その他適宜薬味入り昆布粉末に適宜
    風味添加剤を加えたものに、略均質な混合状態となるよ
    う混入して製造する菊花入り昆布茶の製造方法。
JP1028313A 1989-02-06 1989-02-06 菊花入り昆布茶およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0695913B2 (ja)

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