JPH0695891B2 - ブロツク状飼料およびそれを用いる飼育法 - Google Patents

ブロツク状飼料およびそれを用いる飼育法

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JPH0695891B2 JP60143490A JP14349085A JPH0695891B2 JP H0695891 B2 JPH0695891 B2 JP H0695891B2 JP 60143490 A JP60143490 A JP 60143490A JP 14349085 A JP14349085 A JP 14349085A JP H0695891 B2 JPH0695891 B2 JP H0695891B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、容易に飲み込みが困難でかつ容易に崩壊され
難い形状と硬度を有するもので、ブロック重量50g以上
で、少なくともブロックの形状の一方向1.5cm以上で、
圧縮強度5Kg/cm2以上で、水分1〜20%である甘味性の
ブロック飼料の中心部に断面形状として三角形ないし台
形上の孔を有し、この孔が吊下げ具により水平状に保持
される支持部を構成せしめてなる飼育家畜用甘味性ブロ
ック状飼料、およびそれを用いる飼育法に関する。
〔従来の技術〕
一般的にはビタミン、ミネラルあるいは油脂、糖蜜など
をトウモロコシ粉などを飼料原料に混入して粉末化、顆
粒化あるいはペレツト化し、動物の成長促進をはかるも
のとして、例えば特開昭56-144059号、特開昭58-47442
号が知られている。又、カリウムの多い草類を食べる草
食家畜のナトリウム分の調整の目的で、食塩を強圧して
家畜に舐食させるものとして、例えば、特開昭55-26814
号が知られており、またこのような塩類を家畜に与える
ために大型固形塩となし、その中心部に穴を構成した地
面にほぼ垂直に支持せしめるための穴明き大型固形塩
(実公昭58-4455号公報)が知られて、このようなブロ
ックは放牧場において不足する塩類の補充を目的とする
ものであった。
しかしながら、これらの方法は、いずれも動物のストレ
スの改善を目的としたものではなかった。
一方、動物のストレスは、栄養、環境および心理的な3
つの要因、例えば給餌器および給水器の不足、騒音や畜
舎の床の湿潤、一定の広さの畜舎内にて飼育する密飼
い、運動不足などが原因とされている。特に、これらで
問題になるのは、飼育密度である。例えば豚の密飼いの
場合は、ストレスによつて尾かじり、耳の咬傷の不快症
候群が発生する(文献:豚病学、近代出版1977年発行第
638ページ)。このストレスの予防法として、豚の退屈
感を除くためは、豚房内に鉄製の鎖や古タイヤをつり下
げて豚に自由に咬ませる方法や、敷わらを毎日豚房に入
れて豚に咬ませることによつて、退屈感をまぎらわせ、
ストレス予防効果を期待する消極的な方法が一般的であ
つた。因みに、豚ストレスの発生は、新しい豚の飼育管
理法が取り入れられた時期と一致しており、飼育規模の
拡大、舎飼によるオートメーシヨン的集中管理、労務関
係などの近代的飼育法は豚の気質や態度に影響を与えて
いるようで、それらが多くの悪い結果を招来しているも
のと考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記のような種々の欠点を解決するために研究
開発されて完成されたものである。即ち、従来のよう
に、退屈感をまぎらわせることだけの消極的な方法では
なく、動物に嗜好性の良いかつ容易に飲み込むことが困
難な大きさと固さを有するブドウ糖などの甘味性のブロ
ツクを咬ませあるいは舐食させることによつて、効率よ
くストレスを防止し、唾液を多量に出させることによ
り、摂取中枢を刺激して飼料要求率をも向上させるもの
であることを見い出した。さらにこのブロツク状の飼料
に、中心部に飼料を水平状に保持させるための孔を構成
せしめ、これにより該飼料を水平に保持させることによ
つて、家畜が該飼料を舐めやすく、かつ該飼料を完全な
までに食餌してなる飼料利用率を著しい向上せしめるこ
とを知つた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたもので、容
易に飲み込みが困難でかつ容易に崩壊され難い形状と硬
度を有するもので、ブロック重量50g以上で、少なくと
もブロックの形状の一方向1.5cm以上で、圧縮強度5Kg/c
m2以上で、水分1〜20%である甘味性のブロック状飼料
の中心部に段面形状として三角形ないし台形状の孔を有
し、この孔が吊下げ具により水平状に保持される支持部
を構成せしめることを特徴とする飼育家畜用甘味性ブロ
ック状飼料、および容易に飲み込みが困難でかつ容易に
崩壊され難い形状と硬度を有するもので、ブロック重量
50g以上で、少なくともブロックの形状の一方向1.5cm以
上で、圧縮強度5Kg/cm2以上で、水分1〜20%である甘
味性のブロック状飼料の中心部に断面形状として三角形
ないし台形状の孔を有し、この孔が吊下げ具により水平
状に保持される支持部を構成せしめる甘味性ブロック状
飼料をその孔に吊下げ具を具備せしめて水平状に保持
し、これを飼育家畜用動物に与えて該動物を飼育せしめ
ることを特徴とする飼育家畜用甘味性ブロック状飼料を
用いる飼育法である。
まず本発明の甘味性ブロック状飼料としては、天然また
は人工の甘味料を添加した飼料で、その甘味料としては
ブドウ糖、シヨ糖、乳糖、デキストリン、糖蜜、フラク
トオリゴ糖を含有する前記糖類などの糖類やステビア、
グリチルリチンなどの天然抽出甘味料、アスパルテー
ム、サツカリンナトリウムなどの人工甘味料などが挙げ
られ、これらは1種または2種以上を用いてもよい。従
つてこれらの甘味料の1種または2種以上を有効成分と
して甘味性のブロック状であり、かつ容易に飲み込みが
困難でかつ容易に崩壊され難い形状と硬度を有するもの
で、ブロック重量50g以上で、少なくともブロックの形
状の一方向1.5cm以上で、圧縮強度5Kg/cm2以上で、水分
1〜20%である甘味性の飼料用ブロツクとなせばよい。
まず、本発明の甘味性のブロック状飼料(以下、単に
「ブロック状飼料」ともいう)の成形手段としては、例
えば、以下の3つの手段が挙げられる。
第1の手段:例えば糖類甘味料を有効成分とするもの
で、糖粉末、ただし人工甘味料を添加してもよい、をプ
レス機により圧搾成形する。この場合滑沢剤として、ス
テアリン酸、ステアリン酸マグネシウムなどを用いるこ
とが好ましい。
第2の手段:例えば糖類甘味料の高濃度溶液を目的とす
る成形容器に入れ、そのまま放置等によつて固形成形す
る。
第3の手段:あらかじめ任意の形状に固めたブロツク状
飼料から目的の形状に切削加工によつて成形する。
ブロツク状飼料の大きさ、形状、強度などの条件は以下
の通りに選択することが好ましい。
(1)重量:50g以上好ましくは500g以上で、対象動物の
大きさによつては25kg以上であつてもよく、飼育家畜、
例えば豚(子豚10頭程度)が1〜3週間で食べつくす程
度の量が好ましい。
(2)形状:一方向長(幅)として少なくとも1.5cm以
上のものであればよく、例えば球形状、円柱形状、
(角)、棒形状、半円錐形状、半円形状等の外観であれ
ばよい。この形状において、その中心部に目的とする本
発明の孔を形成せしめるものである。この孔は、中心部
に断面形状として三角形ないし台形状の孔で、かつこの
孔は吊り下げ具により水平状に保持される支持部を構成
するものである。この孔の大きさは、ブロツク状飼料の
上側に比べて下側が拡い断面形状の形を有していればよ
く、特にそのサイズは限定されるものではない。
(3)圧縮強度:5kg/cm2以上、好ましくは50〜150kg/cm
2
(4)水分:0.1〜20%好ましくは0.2〜15%。
(5)その他の要件:ブロツクの5〜10%水溶液として
pH3〜8を呈するものが好ましい。
(6)ブロツクへの添加物: ブロツクは、好ましくはブドウ糖などの糖類を50%以上
好ましくは70%以上を主成分とするので、この量以下な
らば適宜添加し得るものである。又、添加の目的も嗜好
性の改善など、目的に応じて行えばよく、何んら限定さ
れるものではない。例えば人工甘味料、呈味料、香気香
味剤、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸などの酸味
剤、バシトラシン、ペニシリン系、アミノ糖系、テトラ
サイクリン系、マクロライド系、ポリサツカライド系、
ポリペプチド系、ポリエーテル系などの抗生物質、オラ
キンドツクス、カルバドツクス、サルフア剤などの合成
抗菌剤、トラネキサム酸などの止血剤、駆虫剤、生菌
剤、酵素剤、ラクチユロース、N−アセチルラクトサミ
ン、フラクトオリゴ糖などのビフイズス菌増殖因子、ビ
タミンA、D2、D3、E、K1、K2、B1、B2、B6、B12
C、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ニコチン酸、コリ
ン、イノシトールなどのビタミン類、グリシン、メチオ
ニン、トリプトフアン、リジン、アラニン、イソロイシ
ン、スレオニンなどのアミノ酸類や硫酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヨウ化カリウム、
リン酸カルシウム、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、塩化カリウム、炭酸マンガン、炭酸亜鉛、硫酸銅、
硫酸コバルト、リン酸二水素ナトリウム、リン酸カリウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、乳酸カルシウム、
酢酸マグネシウム、グルコン酸カルシウム、フマル酸鉄
などの必要な塩類または電解質、その他着色剤、防腐
剤、抗酸化剤、デキストリン、アラビアガム、カルボキ
シメチルセルロース・ナトリウム、ポリアクリル酸・ナ
トリウムなどの粘結剤を適宜組合わせて添加すればよ
い。
上記の適宜な組成および製造手段により、目的とするブ
ロツク状飼料は、任意の形状の外観となし得るもので、
このブロツク状飼料の図を第1図に例示するが、何んら
これによつて限定されるものではない。
まず、第1図は、その上部を上側として吊るし、また図
の下部を下側として吊るすものである。この際、上側の
外径(R2)は下側の外径の(R1)と同一または異なつて
もよく、第1図ではR1<R2の形状として作成されたもの
である。また、この図に示すブロツク状飼料の厚さ
(h)は、少なくとも1.5cm以上あればよく、特に限定
されるものではない。さらに本件のブロツク状飼料の中
心部に上側の内径(r2)に比べて下側の内径(r1)が拡
い形状の孔を形成せしめたもので、従つてその断面形状
は台形状となる。この第1図において、R1が14.5cm、R2
が16cm、r1が4cm、r2が3.3cm、hが3cm、全重量700gの
ものが作成された。この第1図において上述の如く、r1
>r2の関係を保持する以外、R1、R2、hは自由に設計変
更できるものである。また第2図はその断面図を示した
ものである。さらに第3図において別の例としての断面
図を示すもので、断面において三角形状の孔を有したも
のである。さらにこれらの各図の孔は、断面にて台形状
を示す楕円錐形や断面にて三角形状を示す円錐形のみが
簡便であるが、さらに三角錐、四角錐などの多角錐の孔
の形状で、断面形状が三角形ないし台形状のものでもよ
い。
さらに第4図は本発明における第1図にて示したブロツ
ク状飼料を水平状に保持させる態様である。この態様に
おいて、1はブロツク状飼料を示し、2はブロツク状飼
料の中心部に形成した孔を示す。この孔を貫通してなる
吊り下げ用の金具6を、その孔に貫通させた。この金具
6には、その孔の形状と相似する形状のストツパー3が
保持されている。さらにこのストツパー3は、金具6の
下端止め5にて保持されたストツパー止めの4により保
持される。従つて、この吊り下げ具を用いてブロツク状
飼料を水平に保つには、この吊り下げ具をブロツク状飼
料に貫通させ、その際相似形のストツパー3がブロツク
状飼料の孔2に挿入され、さらにストツパー3はその止
め4および下端止め5により固定される。このようにし
て、その吊り下げ具の金具の上端に設けた掛部7を利用
して、家畜動物の育舎内に設置する。育舎内の設置にお
いては、家畜動物のほぼ口部の高さにブロツク状飼料を
保持させればよい。家畜動物としては、豚、牛などが挙
げられ、特に離乳時期の肥育家畜を対象として用い、肥
育させればよい。
以下本発明の具体的な実施例について詳細に説明する
が、これによつて何んら限定されるものではない。
ブロツクの製造例1 精製ブドウ糖の粉末にステアリン酸マグネシウム1%を
混合し、油圧プレス機を使用して1000kg/cm2の圧力で圧
搾し、重量700gの上側外径16cm下側外径14.5cm上側内径
3.3cm下側内径4cm厚さ3cmの甘味性の中心部に孔を有す
るブロツク状飼料を得た。このブロツク状飼料の水分は
9.2%、圧縮強度は80kg/cm2であつた。
ブロツクの製造例2 無水ブドウ糖の粉末に、デキストリン5%、DL−トリプ
トフアン0.05%、乾燥硫酸銅0.05%、フマル酸第一鉄0.
3%およびステアリン酸マグネシウム1.0%を混合し、油
圧プレス機を使用して1000kg/cm2の圧力で圧搾し、重量
700gの上記製造例1と同様の形状のブロツクを得た。こ
のブロツクの水分は0.19%、圧縮強度は70kg/cm2であつ
た。
ブロツクの製造例3 精製ブドウ糖の粉末に塩化ナトリウム10%、フマル酸第
一鉄0.2%、乾燥硫酸銅0.04%、硫酸コバルト0.04%、
ヨウ化カリウム0.01%、炭酸マンガン0.04%、炭酸亜鉛
0.02%、粉末粉あめ(ブドウ糖分8%)40%およびステ
アリン酸マグネシウム1%を混合し、油圧プレス機を使
用して1400kg/cm2の圧力で圧搾し、重量700gの上記製造
例1と同様の形状のブロツク状飼料を得た。このブロツ
ク状飼料の水分は6.9%、圧縮強度は130kg/cm2であつ
た。
ブロツクの製造例4 澱粉酵素分解ブドウ糖液を減圧濃縮し、Brix(20℃)85
のブドウ糖液中に精製ブドウ糖粉末を液量に対し3%加
えて混合後、上記製造例1におけるブロツク状飼料の形
状を形成する鋳型容器に入れた後、室温で一昼夜放置
し、固結させた。容器を取り除くと重量700gの円のブロ
ツク状飼料を得た。このブロツク状飼料の水分は10.5
%、圧縮強度は90kg/cm2であつた。
ブロツクの製造例5 澱粉分解ブドウ糖液を減圧濃縮して得たBrix(20℃)85
のブドウ糖液1kg当り温度70〜80℃でフラクトオリゴ糖5
5%を含有する市販の製品200g、ビタミンA50万U/g粉末
0.8g、ビタミンD3粉末0.16g、ビタミンE50%粉末2.0g、
ビタミンCカルシウム2.0g、ビタミンB1250倍散0.05g、
フマル酸第一鉄3.2g、乾燥硫酸銅0.5g、ヨウ素酸カルシ
ウム0.1g、無水クエン酸5g、塩化ナトリウム10g、プロ
ピオン酸ナトリウム1g、ミルクフレーバー適量および精
製ブドウ糖粉末を加えた混合液700gを上記製造例1と同
様の形状を示す鋳型容器に入れた後、室温で一昼夜放置
し固形後、容器を取り除き、ブロツク状飼料を得た。こ
のブロツク状飼料の水分は11.0%、圧縮強度は85kg/cm2
であつた。
ブロツク製造例6 粉砕したシヨ糖を湿潤剤10%エタノール溶液を用いて流
動層造粒を実施し、シヨ糖の顆粒を作る。このシヨ糖顆
粒にステアリン酸マグネシウム1%を混合し、油圧プレ
ス機を使用して1000kg/cm2の圧力で圧搾し、重量700gの
製造例1と同様の形状のブロツク状飼料を得た。このブ
ロツク状飼料の水分は1.1%圧縮強度は110kg/cm2であつ
た。
ブロツク製造例7 150メツシユ乳糖50%、製造例6で試作したシヨ糖顆粒2
5%、スプレードライデキストリン24%およびステアリ
ン酸マグネシウム1%を混合し、油圧プレス機を使用し
て1000kg/cm2の圧力で圧搾し、重量700gで製造例1と同
様の形状のブロツク状飼料を得た。このブロツク状飼料
の水分は6.2%、圧縮強度は75kg/cm2であつた。
ブロツクの製造例8 シヨ糖80%、デキストリン17.5%、乳糖醗酵乳粉末2.5
%の割合で混合したものに水を少量加えて加熱溶解し
(150〜160℃)、120℃位まで冷したものに酒石酸、ビ
タミンC、ヨーグルトフレーバーを微量添加し良く混合
した後、製造例1と同様の形状を示す鋳型ステンレス容
器にあらかじめ植物油をうすくコーテイングし、冷却を
ほどこせるようにしたものに流し入れて、固型後、ステ
ンレス容器を取り除くと棒状のブロツク状飼料を得た。
このブロツク状飼料の水分は2.5%、圧縮強度は200kg/c
m2以上であつた。
ブロツク状飼料を用いた増体および飼料要求率の改善効
果試験−1 平均体重6.0kgの哺乳期子豚を供試し、ブロツク状飼料
(製造例1のものを使用した)および対照としてドーナ
ツ型ブロツク飼料の2区を設けた。本発明のブロツク状
飼料は、第4図に示す通りにブロツク状飼料を水平状に
保持して、育舎内に設置した。またドーナツ型ブロツク
飼料は、精製ブドウ糖の粉末にステアリン酸マグネシウ
ム1%を混合し、油圧プレス機を使用して1000kg/cm2
圧力で圧搾し、ドーナツ型の外径15.25cm、内径3.65c
m、厚さ3cmの重量700gとして製造し、このドーナツ内径
の一端部を針金からなる吊具にて育舎内に設置した。次
いでこれらを用いて、2週間飼育して増体量ならびに飼
料効率について比較試験を行つた。試験区の設定および
検査項目は第1表に示した通りである。なお、試験は3
回繰り返して実施した。試験期間中の飼料は市販飼料を
用い、水は自由飲水とし、その他は使用した養豚場の慣
例に従つた。
その試験結果は、第2表に示した通りであり、増体量に
おいて、0から2週で3回の繰り返し試験のうち2回、
対照区と比較し5%の危険率で有意差が認められた。ま
た飼料効率においても、対照区と比較して改善がみられ
た。さらに対照区はくずれが2回みられ、ブロツク状飼
料区にはくずれが認められなかつた。またブロツク状飼
料区では、1個の供試日数が3〜5日に対し、対照であ
るドーナツ型ブロツク飼料の供試日数は、5〜10日の日
数がかかり、本発明のブロツク状飼料はドーナツ型ブロ
ツク飼料と比較して、早期になくなるのが観察された。
ブロック状飼料を用いた増体および飼料要求率の改善効
果試験−2 平均体重5.9kgの哺乳期子豚を供試し、ブロック状飼料
(製造例4のものを使用した)を用いて2区に区分けし
た。その1区は第1図に示す通りにブロック状飼料を水
平状に保持した、育舎内に設置した。また2区はこの孔
の一端部を針金からなる吊具にてたて状(垂直状)に育
舎内に設置した。次いで、これらを用いて、2週間飼育
して増体量ならびに飼料効率について比較試験を行っ
た。試験区の設定および検査項目は第1表に示した通り
である。なお、試験は3回繰り返して実施した。試験期
間中の飼料は市販飼料を用い、水は自由飲水とし、その
他は使用した養豚場の慣例に従った。
その試験結果は、第3表に示した通りであり、増体量に
おいて、0から2週で3回の繰り返し試験のうち2回、
2区と比較し、5%の危険率で有意差が認められた。ま
た飼料効率においても、2区と比較して改善がみられ
た。さらに2区はブロック状飼料が減少すると針金から
脱落した現象が観察され、また1区は脱落が認められな
かった。また1区では、1個の供試日数が4〜6日に対
し、2区の供試日数は、7〜12日の日数がかかり、本発
明の水平状に保持した1区は2区と比較して、早期にな
くなるのが観察された。
〔発明の効果〕 本発明のブロツク状飼料およびそれを用いてなる飼育法
においては、家畜動物の増体効果が著しく、かつ飼料要
求率も向上したものであつた。さらにこのブロツク状飼
料は食餌時期においてブロツクの崩壊が防止され、かつ
短期間でほぼ完全なまでに食餌される極めて嗜好性の良
好なものであつた。さらに飼育期間に尾かじりや耳かじ
りなどの動物のストレスから生ずる症状を防止でき、さ
らに活力増進の効果を奏するもので、また例えばブドウ
糖を主成分とするブロツク状飼料では極めて下痢の発生
が少例との好適なものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の斜面図、第2図は本発明の実
施例の側断面図、第3図は本発明の別の実施例の側断面
図、第4図は本発面の使用状態の斜面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容易に飲み込みが困難でかつ容易に崩壊さ
    れ難い形状と硬度を有するもので、ブロック重量50g以
    上で、少なくともブロックの形状の一方向1.5cm以上
    で、圧縮強度5Kg/cm2以上で、水分1〜20%である甘味
    性のブロック状飼料の中心部に断面形状として三角形な
    いし台形状の孔を有し、この孔が吊下げ具により水平状
    に保持される支持部を構成せしめることを特徴とする飼
    育家畜用甘味性ブロック状飼料。
  2. 【請求項2】甘味性ブロック状飼料が、ブドウ糖、乳
    糖、ショ糖、デキストリンまたは人工甘味料添加物を含
    有する飼料である特許請求の範囲第1項記載の飼料。
  3. 【請求項3】容易に飲み込みが困難でかつ容易に崩壊さ
    れ難い形状と硬度を有するもので、ブロック重量50g以
    上で、少なくともブロックの形状の一方向1.5cm以上
    で、圧縮強度5Kg/cm2以上で、水分1〜20%である甘味
    性のブロック状飼料の中心部に断面形状として三角形な
    いし台形状の孔を有し、この孔が吊下げ具により水平状
    に保持される支持部を構成せしめる甘味性ブロック状飼
    料をその孔に吊下げ具を具備せしめて水平状に保持し、
    これを飼育家畜用動物に与えて該動物を飼育せしめるこ
    とを特徴とする飼育家畜用甘味性ブロック状飼料を用い
    る飼育法。
  4. 【請求項4】甘味性ブロック状飼料が、ブドウ糖、乳
    糖、ショ糖、デキストリンまたは人工甘味料添加物を含
    有する飼料である特許請求の範囲第3項記載の飼育法。
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