JPH0695181A - 光直列並列変換回路 - Google Patents

光直列並列変換回路

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JPH0695181A
JPH0695181A JP24797192A JP24797192A JPH0695181A JP H0695181 A JPH0695181 A JP H0695181A JP 24797192 A JP24797192 A JP 24797192A JP 24797192 A JP24797192 A JP 24797192A JP H0695181 A JPH0695181 A JP H0695181A
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JP
Japan
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optical
output
input
signal
light
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JP24797192A
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Inventor
Toshikazu Sakano
寿和 坂野
Kazuhiro Noguchi
一博 野口
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時系列上の光パルス列を空間的な並列光パル
ス列に高速に変換し得るとともにスイッチ制御系を簡略
化し得る光直列並列変換回路を提供する。 【構成】 時系列上に並べられた光パルス列を空間的な
並列光パルス列に変換する光直列並列変換回路におい
て、入力された信号光を光信号分岐部22にて複数に分
岐し、該分岐された信号光に対して遅延付加部23にて
互いに異なる遅延を施し、これらと制御信号光とを制御
信号合成部24にてそれぞれ合成し、さらに光非線形素
子からなるゲート部25に入力することにより、電気信
号に変換することなく、しかも共通の制御信号で各信号
光を制御可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時系列上の光パルス列
を空間的な並列光パルス列に変換する光直列並列変換回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一本の伝送路を通過する時系列上に並べ
られたパルス列を、複数の伝送路を通過する並列パルス
列に変換する直列並列変換回路は、コンピュータを始め
とするデジタル回路内で汎用的に使われる基本回路であ
る。通信の分野においても、直列並列変換回路は多重化
された高速信号を複数の低速信号に分離する多重分離回
路として良く知られている。
【0003】コンピュータ等の電子装置では、信号処理
の高速化に伴う遅延やクロストークを抑えるため、装置
内の配線を光配線とする検討がなされている。また、通
信の分野では光の持つ高速性を生かした光通信が実用化
されている。このような光配線や光通信では時系列上に
並べられた高速な光パルス列を電気的な処理が可能な複
数の低速の並列パルス列に変換する光直列並列変換回路
が必要となる。
【0004】図9は従来の光直列並列変換回路の一例を
示すもので、図中、1は光信号入力端、2は光ファイバ
等の光伝送路、3は光受信回路、4は電気配線、5は直
列並列変換回路、6−1〜6−4は信号出力端である。
光信号入力端1より入力され、光伝送路2を通過してき
た光パルス列は光受信回路3において光/電気変換、増
幅、しきい値処理が施され、電気的なデジタル信号に変
換される。該電気信号に変換されたパルス列は電気配線
4を通って直列並列変換回路5に入力される。直列並列
変換回路5では時系列上に並べられたパルス列を並列信
号に変換し、複数の信号出力端6−1〜6−4から並列
な電気信号として出力する。
【0005】前述した従来の光直列並列変換回路では、
光信号として入力されたパルス列が一旦、電気信号に変
換され、直列並列変換がなされた後、並列な電気信号と
して出力されている。
【0006】このような従来の構成では入力される光信
号の速度が高速、例えば数10Gb/sになると、電気
配線部での遅延やクロストークが無視できなくなる、直
列並列変換を電子回路を用いて行うことが困難になって
くるという問題があった。また、並列変換された信号を
再び光信号として伝送する場合には、複数の信号出力端
のそれぞれに電気/光変換回路が必要となり、回路全体
が複雑になるという問題もあった。
【0007】これらの問題を解決する手法として、光ス
イッチを用いた光入出力型の光直列並列変換回路も提案
されている。
【0008】図10は従来の光入出力型の光直列並列変
換回路の一例を示すもので、図中、7は光信号入力端、
8−1〜8−6は光スイッチ、9−1〜9−4は光信号
出力端、10は入力光信号波形、11−1〜11−2は
1段目の光スイッチ通過後の光信号波形、12−1〜1
2−4は2段目の光スイッチ通過後の光信号波形であ
る。
【0009】光ファイバ等の光伝送路を通って光信号入
力端7に入力された光信号は2分岐され、光スイッチ8
−1及び8−2において1対2に並列変換される。並列
変換された光信号11−1及び11−2はさらにそれぞ
れ2分岐され、光スイッチ8−3〜8−6において再び
1対2の並列変換を受け、それぞれ光信号出力端12−
1〜12−4より出力される。このような構成で光入出
力型の光直列並列変換を実行できる。
【0010】光スイッチとしては、ニオブ酸リチウム光
スイッチ等の電気制御型の光スイッチ、あるいは光カー
スイッチ等の光制御型の光スイッチが用いられる。前述
した従来の光入出力型の光直列並列変換回路では、これ
らの高速光スイッチを用いることができるため、高速な
直列並列変換が可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光入出力型の光直列並列変換回路では各光ス
イッチへの制御信号を互いに一定の位相関係を有するよ
うに精度良く調整する必要があり、並列度が大きくなる
程、スイッチ制御系が複雑になるという問題があった。
【0012】本発明は前記従来の問題点に鑑み、時系列
上の光パルス列を電気信号に変換することなく、空間的
な並列光パルス列に高速に変換し得るとともにスイッチ
制御系を簡略化し得る光直列並列変換回路を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1では、入力信号光を複数の信号光
に分岐する光信号分岐部と、該分岐された信号光のそれ
ぞれに互いに異なる遅延を付加する遅延付加部と、該遅
延付加部から出力された複数の信号光のそれぞれに同一
の制御信号光を合成する制御信号合成部と、該制御信号
合成部の出力光のそれぞれに対して配置された、入出力
特性がヒステリシス特性あるいはしきい値特性を有する
光非線形素子とを備えた光直列並列変換回路、また、請
求項2では、入力信号光を一様な媒質中を伝播する光ビ
ームとして入力する手段と、入力された光ビームを複数
の光ビームに分岐しかつ分岐された光ビームのそれぞれ
を互いに直交する2つの偏光成分のうちの一方の偏光成
分のみを有する光ビームとする手段とからなる光信号分
岐部と、互いに直交する2つの偏光成分のうちの一方の
偏光成分のみを有する複数の光ビームのそれぞれに対
し、その偏光成分を他方の偏光成分に変換して出力する
か又はそのまま通過させるかを選択可能な複数の偏光面
制御素子と、入力された光ビームが互いに直交する2つ
の偏光成分のうちの一方の偏光成分の場合はそのまま通
過させ、他方の偏光成分の場合は遅延を付加して出力す
る複数の遅延素子とを交互に多段接続してなる遅延付加
部と、複数の制御信号光を一様な媒質中を伝播する光ビ
ームとして入力する手段と、入力された複数の制御信号
光と遅延付加部からの複数の出力光ビームとをそれぞれ
合成して出力する手段とからなる制御信号合成部とを備
えた請求項1記載の光直列並列変換回路を提案する。
【0014】
【作用】本発明の請求項1によれば、時系列上に並べら
れた光パルス列は光信号分岐部にて複数に分岐され、該
分岐された光パルス列は遅延付加部にて互いに異なる遅
延が与えられ、さらに制御信号合成部にて同一の制御信
号光と合成された後、光非線形素子に入力されてスイッ
チングされる。また、請求項2によれば、時系列上に並
べられた光パルス列は光信号分岐部にて複数の互いに直
交する2つの偏光成分のうちの一方の偏光成分のみを有
する光ビームに分岐され、該分岐された光ビームは遅延
付加部の偏光面制御素子にてそれぞれその偏光面が制御
され、遅延素子にて遅延が与えられて互いに異なる遅延
が与えられ、さらに制御信号合成部にてそれぞれ複数の
制御信号光と合成された後、光非線形素子に入力されて
スイッチングされる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の光直列並列変換回路の第1の
実施例を示すもので、図中、21は光信号入力端、22
は光信号分岐部、23は遅延付加部、24は第1の制御
信号合成部、25はゲート部、26−1〜26−4は光
信号出力端、27−1〜27−4はそれぞれ長さの異な
る光ファイバ等の光導波路、28−1〜28−4は光フ
ァイバ結合器、29−1〜29−4は光非線形素子、3
0は第1の制御信号光である。
【0016】光非線形素子29−1〜29−4として
は、ファブリペロー共振器中に非線形媒質を挟み込んだ
素子や多重量子井戸中の量子閉じ込め光シュタルク効果
を利用した素子を用いることができる。
【0017】図2はこれらの光非線形素子の入出力形態
を示すもので、同図(a)は透過型、同図(b)は反射型の光
非線形素子をそれぞれ表している。図2において、31
は入力光、32は光非線形素子、33は出力光、34は
読み出し光である。ファブリペロー共振器を用いた光非
線形素子は通常、図2(a)に示すように透過型の形態を
取る。一方、量子閉じ込めシュタルク効果を利用した素
子の中には図2(b)に示すように反射型の構造をとるも
のもある。図2(b)において、出力光は読み出し光34
の反射光として得られる。これらの光非線形素子は高速
な光非線形現象を用いており、原理的にはピコ秒からフ
ェムト秒オーダの超高速スイッチングが可能である。
【0018】図3は光非線形素子の入出力特性を示すも
ので、同図(a)はヒステリシス特性、同図(b)はしきい値
特性をそれぞれ表している。両特性とも入力光パワーを
増加させてゆくと、ある点で急激に低出力光パワー状態
から高出力光パワー状態に変移している。さらにヒステ
リシス特性を有する(図3(a))場合には一旦、高出力
光パワー状態に変移した後は入力光パワーを減少させて
も、ある点までは高出力光パワーを保持し、低出力光パ
ワー状態から高出力光パワー状態に変移した時よりも低
い入力光パワーで低出力光パワー状態に戻る。これらの
非線形特性は信号処理回路内でゲートやメモリとして用
いることができる。
【0019】図1の回路は光非線形素子としてヒステリ
シス特性を有する透過型素子を用いて1入力4出力の直
列並列変換を行う場合を示している。
【0020】図1において、光信号入力端21から入力
された光パルス列は光信号分岐部22において4分岐さ
れる。分岐された信号光はそれぞれ遅延付加部23にお
いて長さの異なる光ファイバ27−1〜27−4を通過
する。この時、各光ファイバ27−1〜27−4の長さ
は遅延付加部23の出力点で各信号光の遅延差がパルス
幅をtとして、それぞれt,2t,3t,4tとなるよ
うに調整される。遅延付加部23を通過した信号光は光
ファイバ結合器28−1〜28−4からなる制御信号合
成部24において制御パルス30と合成され、それぞれ
光非線形素子29−1〜29−4に入力される。光非線
形素子29−1〜29−4からの4つの出力信号はその
まま光信号出力端26−1〜26−4から出力される。
【0021】図4は図1の光直列並列変換回路における
入出力信号を示すもので、図中、S1〜S4は遅延付加
部23における4つの出力信号光、C1は制御信号光、
O1〜O4は4つの出力信号光である。
【0022】図4に示す通り、遅延付加部23の4つの
出力信号光S1〜S4は順次、パルス一個分だけ時間的
にずらした信号となっている。制御信号光C1は遅延付
加部23の出力信号光のうち、最も遅延量の大きい出力
信号光(図4ではS4)の先頭パルスと同期して印加さ
れる高バイアス状態、高バイアス状態の直前に印加され
る低バイアス状態及びそれら以外の期間に印加される通
常バイアス状態からなる。
【0023】制御信号光C1の高バイアス時の光強度
は、信号光と合成されて光非線形素子29−1〜29−
4に入力される際に入力信号光のビットが「1」の場合
にはしきい値を越え、「0」の場合にはしきい値を越え
ないように設定される。また、制御信号光C1の通常バ
イアス時の光強度は、光非線形素子29−1〜29−4
において入力信号光のビットが「1」か「0」かに拘ら
ず、出力光パワー状態を保持する光強度に調整され、低
バイアス状態時の光強度は入力信号光のビットが「1」
か「0」かに拘らず低出力光パワー状態となるように設
定されている。
【0024】以上に説明したような制御信号光C1を遅
延付加部23通過後の信号光に重畳して光非線形素子2
9−1〜29−4に入射する。制御信号光C1が高バイ
アス状態時の各入力信号ビットが光非線形素子29−1
〜29−4に記録され、制御信号光C1が通常バイアス
状態となっている間はその状態が保持される。その後、
制御信号光C1が低バイアス状態となり、光非線形素子
29−1〜29−4の記録状態はリセットされる。
【0025】図4のO1〜O4はこのような過程を経て
出力された出力信号光を示しており、時系列上のパルス
列が空間的な並列パルス列に変換されていることがわか
る。さらに出力信号光のパルス幅は入力信号光のパルス
幅より大きくなり(図4では3倍)、速度変換が行われ
ることがわかる。なお、光非線形素子がしきい値特性の
みを有する場合には直列並列変換のみが行われ、速度変
換は行われない。
【0026】図5は本発明の光直列並列変換回路の第2
の実施例、即ち光非線形素子としてヒステリシス特性を
有する反射型素子を用いて1入力4出力の直列並列変換
を行う場合を示している。図5において、35は第2の
制御信号合成部、36−1〜36−4は光ファイバ結合
器、37は第2の制御信号光である。図5では図1の構
成に加えて、光非線形素子29−1〜29−4の出力端
に、読み出し光となる第2の制御信号光37を該光非線
形素子29−1〜29−4の出力側に入射しかつその反
射光を出力する第2の制御信号合成部35を設けた構成
となっている。
【0027】図6は図5の光直列並列変換回路における
入出力信号を示すもので、図中、S1〜S4は遅延付加
部23における4つの出力信号光、C1及びC2は第1
及び第2の制御信号光、O1〜O4は4つの出力信号光
である。図4の場合と異なる点は制御信号光C1は高バ
イアス状態のみにより構成され、低バイアス状態及び通
常バイアス状態は第2の制御信号光C2により加えられ
る点である。光非線形素子29−1〜29−4が反射型
でヒステリシス特性を有する場合にはこのような2つの
制御信号光により直列並列変換が可能となる。
【0028】以上説明した第1及び第2の実施例によれ
ば、電気信号を介することなく光入出力の直列並列変換
を実行することができ、簡便な構成で高速な直列並列変
換を実現することができる。また、第1及び第2の実施
例では一種類の制御信号により全ての光非線形素子を制
御しており、制御系を簡単にできる。
【0029】図7は本発明の光直列並列変換回路の第3
の実施例を示すもので、図中、41は光信号入力端、4
2は光信号分岐部、43は遅延付加部、44は第1の制
御信号合成部、45はゲート部、46−1〜46−4は
光信号出力端、47−1,47−2は偏光ビームスプリ
ッタを積層した光ビーム分配器、48はλ/4板、49
−1〜49−3は偏光回転子、50−1〜50−3は偏
光ビームスプリッタ、51−1〜51−4はλ/4板、
52−1〜52−4は全反射ミラー、53は光非線形素
子、54は第1の制御信号光である。
【0030】図7は光非線形素子としてヒステリシス特
性を有する透過型素子を用いて1入力4出力の直列並列
変換を行う場合を示している。
【0031】光信号入力端41からは円偏光の平行光ビ
ームが入射される。入射された平行光ビームは第1の光
ビーム分配器47−1によって互いに直交する直線偏光
光ビームに2分岐され、λ/4板48によって再び円偏
光にされる。2本の円偏光光ビームは第2の光ビーム分
配器47−2によってさらに2分岐され、合計4本の直
線偏光光ビームが形成される。
【0032】偏光ビームスプリッタ50−1、λ/4板
51−1,51−2及び全反射ミラー52−1,52−
2からなる第1の遅延素子は、P偏光光ビームが入射さ
れた場合にはそのまま通過させ、S偏光光ビームが入射
された場合にはP偏光光ビームの場合に比べて全反射ミ
ラー52−1と52−2との間の距離だけ長い光路を通
すことにより遅延を付加する。また、偏光ビームスプリ
ッタ50−2、λ/4板51−3,51−4及び全反射
ミラー52−3,52−4からなる第2の遅延素子も、
P偏光光ビームが入射された場合にはそのまま通過さ
せ、S偏光光ビームが入射された場合にはP偏光光ビー
ムの場合に比べて全反射ミラー52−3と52−4との
間の距離だけ長い光路を通すことにより遅延を付加す
る。
【0033】ここで、第1の遅延素子は2tの遅延を与
え、第2の遅延素子はtの遅延を与えるよう、各全反射
ミラー間の距離を決める。従って、偏光回転子49−
1,49−2を用いて入力信号光の偏光を変化させ、光
路を選択することにより4通りの遅延を付加することが
できる。偏光回転子49−3は第2の遅延素子の出力を
P偏光に揃える機能を有する。第1の制御信号光54は
S偏光として、また、第2の遅延素子の出力はP偏光と
してそれぞれ偏光ビームスプリッタ50−3において合
成され、光非線形素子53に入力され、光信号出力端4
6−1〜46−4より出力される。
【0034】以上のような構成を用いて図1の光直列並
列変換回路と同様の動作を実現できる。
【0035】図8は本発明の光直列並列変換回路の第4
の実施例、即ち光非線形素子としてヒステリシス特性を
有する反射型素子を用いて1入力4出力の直列並列変換
を行う場合を示している。図8において、55は第2の
制御信号合成部、56はλ/4板、57は偏光ビームス
プリッタ、58は第2の制御信号光である。図8におい
て、第2の制御信号光58はS偏光として偏光ビームス
プリッタ57へ入力され、λ/4板56を介して光非線
形素子53に入力される。その反射光は再びλ/4板5
6を通して、今度はP偏光となって偏光ビームスプリッ
タ57を通過し、出力される。このような構成とするこ
とにより、図5の光直列並列変換回路と同様の動作を実
現できる。
【0036】前記第3及び第4の実施例では、入力光は
空間光ビームとして回路に入力される。光信号分岐部で
は出力光ビームの間隔がそれぞれ異なる光ビーム分配器
を多段接続することにより容易に入力光ビームの分岐数
を増やすことができる。また、各光ビーム分配器を構成
する偏光ビームスプリッタをロッドとし、その光ビーム
分配器を縦横方向に配置することにより、容易に2次元
アレイ化された光ビーム列を得ることができる。このよ
うな空間光ビームを用いた光ビーム分配器は光ファイバ
等の光導波路を用いた光分配器に比べて、配線の輻輳が
なく単純な構成で大規模な2次元光ビームアレイを形成
できる。
【0037】また、遅延付加部では遅延量の異なる遅延
素子をn段並べれば、遅延素子の前に置かれた偏光面制
御素子を制御することにより、2n通りの遅延を2次元
配列された光ビーム列中の任意の光ビームに対して、独
立かつ容易に付加することができる。また、第1及び第
2の制御信号合成部では2次元配列された光信号列に対
し、容易に2次元配列された制御信号を付加することが
できる。また、光非線形素子は面入出力型の素子が多
く、本実施例によれば、そのような面入出力型の光非線
形素子との整合性も良い。
【0038】このように第3及び第4の実施例によれ
ば、入力信号光を光ビームとし、光直列並列変換に必要
な操作を光ビームのまま行うことにより、簡便な構成で
高速かつ多並列度の直列並列変換を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、入力信号光を複数に分岐し、該分岐された信号
光に対して互いに異なる遅延を施し、さらに同一の制御
信号光とそれぞれ合成して光非線形素子に入力するよう
になしたため、簡便な構成で高速な直列並列変換を実現
できるとともに、全ての光非線形素子を一種類の制御信
号で制御でき、制御系を簡単にできる。
【0040】また、本発明の請求項2によれば、入力信
号光を光ビームとし、光直列並列変換に必要な操作を光
ビームのまま行うようになしたため、簡便な構成で高速
かつ多並列度の直列並列変換を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光直列並列変換回路の第1の実施例を
示す構成図
【図2】光非線形素子の入出力形態を示す説明図
【図3】光非線形素子の入出力特性を示す説明図
【図4】図1の光直列並列変換回路における入出力信号
を示す波形図
【図5】本発明の光直列並列変換回路の第2の実施例を
示す構成図
【図6】図5の光直列並列変換回路における入出力信号
を示す波形図
【図7】本発明の光直列並列変換回路の第3の実施例を
示す構成図
【図8】本発明の光直列並列変換回路の第4の実施例を
示す構成図
【図9】従来の光直列並列変換回路の一例を示す構成図
【図10】従来の光入出力型の光直列並列変換回路の一
例を示す構成図
【符号の説明】
21,41…光信号入力端、22,42…光信号分岐
部、23,43…遅延付加部、24,44…第1の制御
信号合成部、25,45…ゲート部、26−1〜26−
4,46−1〜46−4…光信号出力端、27−1〜2
7−4…光導波路、28−1〜28−4,36−1〜3
6−4…光ファイバ結合器、29−1〜29−4,53
…光非線形素子、30,54…第1の制御信号光、3
5,55…第2の制御信号合成部、37,58…第2の
制御信号光、47−1,47−2…光ビーム分配器、4
8,51−1〜51−4,56…λ/4板、49−1〜
49−3…偏光回転子、50−1〜50−3,57…偏
光ビームスプリッタ、52−1〜52−4…全反射ミラ
ー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号光を複数の信号光に分岐する光
    信号分岐部と、 該分岐された信号光のそれぞれに互いに異なる遅延を付
    加する遅延付加部と、 該遅延付加部から出力された複数の信号光のそれぞれに
    同一の制御信号光を合成する制御信号合成部と、 該制御信号合成部の出力光のそれぞれに対して配置され
    た、入出力特性がヒステリシス特性あるいはしきい値特
    性を有する光非線形素子とを備えたことを特徴とする光
    直列並列変換回路。
  2. 【請求項2】 入力信号光を一様な媒質中を伝播する光
    ビームとして入力する手段と、入力された光ビームを複
    数の光ビームに分岐しかつ分岐された光ビームのそれぞ
    れを互いに直交する2つの偏光成分のうちの一方の偏光
    成分のみを有する光ビームとする手段とからなる光信号
    分岐部と、 互いに直交する2つの偏光成分のうちの一方の偏光成分
    のみを有する複数の光ビームのそれぞれに対し、その偏
    光成分を他方の偏光成分に変換して出力するか又はその
    まま通過させるかを選択可能な複数の偏光面制御素子
    と、入力された光ビームが互いに直交する2つの偏光成
    分のうちの一方の偏光成分の場合はそのまま通過させ、
    他方の偏光成分の場合は遅延を付加して出力する複数の
    遅延素子とを交互に多段接続してなる遅延付加部と、 複数の制御信号光を一様な媒質中を伝播する光ビームと
    して入力する手段と、入力された複数の制御信号光と遅
    延付加部からの複数の出力光ビームとをそれぞれ合成し
    て出力する手段とからなる制御信号合成部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の光直列並列変換回路。
JP24797192A 1992-09-17 1992-09-17 光直列並列変換回路 Pending JPH0695181A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636337B2 (en) * 2001-02-09 2003-10-21 Nortel Networks Limited Optical switching device based on stable, non-absorbing optical hard limiters

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6636337B2 (en) * 2001-02-09 2003-10-21 Nortel Networks Limited Optical switching device based on stable, non-absorbing optical hard limiters

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