JP2993648B2 - 全光型タイムスロット変換回路 - Google Patents

全光型タイムスロット変換回路

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JP2993648B2
JP2993648B2 JP4065394A JP6539492A JP2993648B2 JP 2993648 B2 JP2993648 B2 JP 2993648B2 JP 4065394 A JP4065394 A JP 4065394A JP 6539492 A JP6539492 A JP 6539492A JP 2993648 B2 JP2993648 B2 JP 2993648B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速に多重化された光
パルス列の時間方向への拡大/圧縮、光パルス列の順序
の反転、および任意のタイムスロット間で光パルスの入
れ替えを行う偏波無依存型の全光型タイムスロット変換
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送システムの高速化および大容量化
に伴い、高速に多重化された光パルス列を電気信号に変
換せず、光のままで直接に信号処理を行う光信号処理技
術が不可欠になっている。その中で、多重化された高速
光パルス列の任意のタイムスロット間(チャネル間)で
光パルスの入れ替えを行う機能は、将来の超高速光端局
装置や光交換装置の分野で特に重要な技術となってい
る。従来、そのような機能をもつ全光型タイムスロット
変換回路としては、電気光学効果を利用した2×2光ス
イッチと光ファイバ遅延線を多段に接続したものが提案
されている。
【0003】図8は、従来の全光型タイムスロット変換
回路の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは
入力光パルス列の多重数を4とし、その順序を反転させ
る場合の構成について説明する。
【0004】図において、入力光パルス列のビットレー
トに対応した帯域をもつ3個の2×2光スイッチ81〜
83と、3本の光ファイバ遅延線84〜86を直列に接
続する。なお、各光ファイバ遅延線84〜86の相対遅
延差は、1フレーム周期をTとして、それぞれT,T/
2,T/4とする。各2×2光スイッチ81〜83に
は、それぞれ入力光パルス列に同期して所定の入れ替え
に対応する電気制御信号を印加することにより、対応す
る光パルスの入れ替えが行われ、光合波器87を介して
出力光パルス列として取り出される。
【0005】しかし、このような構成では、入力光パル
ス列の帯域以上で動作する超高速の光スイッチが必要と
なり、現状では 100Gb/s 以上の光パルス列への適用が
可能な光スイッチは存在しない。さらに、任意のN(=
n )チャネル間で光パルスの入れ替えを行うには、n
+1個の2×2光スイッチと、同数の電気制御信号が必
要となり、構成の複雑化が避けられない。
【0006】したがって、簡単な構成でかつ超高速で動
作する全光型タイムスロット変換回路が望まれるが、そ
の一例として多重化された光パルス列を時間方向へ拡大
する機能をもつ超高速の全光型光遅延回路が提案されて
いる(特願平2−239579,「光遅延回路」)。本
光遅延回路は、制御光の相互位相変調(XPM)により
光パルス列に誘起される光周波数シフトと分散による時
間遅延を利用したものであり、高速に多重化された光パ
ルス列を電子回路で処理が可能な低速の光パルス列に変
換する機能を有し、 100Gb/s 以上の光パルス列の速度
変換に適用可能となっている。図9にこの光遅延回路の
構成を示す。
【0007】図9において、光パルス列として入力され
る信号光は、光合波器91で制御光と同一の直線偏波で
時間的に重なるように合波され、光カー媒質92に入射
される。光カー媒質中では、光カー効果によって信号光
の位相が制御光の強度波形に比例して変化し、位相の時
間微分である信号光の瞬間光周波数も時間的に変化す
る。したがって、例えば制御光の強度波形が放物線型で
あればその微分波形は直線になるので、図10に示すよ
うに、誘起される信号光のキャリア光周波数は時間軸上
で直線的に変化し、時間軸上で多重された光パルスの中
心光周波数も順々に変化する。なお、制御光の強度波形
が必ずしも放物線型でなくても、光カー媒質中の群速度
分散を利用し、ガウシアン型の強度波形からも同様の直
線的な光周波数シフトを得ることもできる。
【0008】光カー媒質92を通過した信号光と制御光
は光分波器93で分離され、信号光は分散媒質94に入
射される。ここで、光カー媒質92の光カー定数が正で
あれば、光パルス列の前側のパルスが長波長側に偏移
し、後側のパルスが短波長側に偏移するので、分散媒質
94の群速度分散が正であれば、光パルス列の前側のパ
ルスは早く進み、後側のパルスが遅れることになり、光
パルス列は時間方向に拡大される。また、光カー定数が
負の場合には負の群速度分散を有する分散媒質を用いる
ことにより、同様の結果を得ることができる。このよう
に、1つの制御光を用いて光パルス列の時間方向への拡
大が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
構成では、光パルス列内の任意のタイムスロット間(チ
ャネル間)の光パルスの入れ替えなどの複雑な操作を行
うことはできない。また、直線偏波の制御光を用いてい
るので、信号光の偏波によって信号光の周波数偏移が変
化し、入力信号光の偏波に依存しない安定な動作を得る
ことが原理的に困難であった。
【0010】本発明は、入力信号光の偏波に依存しない
偏波無依存型であり、かつ高速に多重化された光パルス
列内の任意のタイムスロット間の光パルスの入れ替えの
行うことができる全光型タイムスロット変換回路を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、信号光および制御光を同一方向で伝搬させ、制御光
により信号光に光周波数シフトを誘起する光カー媒質
と、前記光カー媒質の出力光を取り込み、その偏波を90
度回転して 100%反射させ、再び前記光カー媒質に入射
させる偏波回転ミラーと、偏波が前記光カー媒質の主軸
と45度の角度を成す超短光パルスである制御光を入力
し、信号光と合波して前記光カー媒質に入射させ、前記
光カー媒質から出射した信号光と制御光とを分波する光
合分波器と、入力される信号光を前記光合分波器に入射
させ、前記光合分波器から出射した信号光を出力する光
サーキュレータと、前記光サーキュレータから出力され
る信号光を取り込み、群速度分散によってタイムスロッ
トの入れ替えを行う分散媒質とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の全光型タイムスロット変換回路において、光カー媒質
が偏波回転ミラーの光路中に挿入された構成であること
を特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の全光型タイムスロット変換回路におい
て、偏波回転ミラーは、偏波ビームスプリッタと、その
2つの直交偏光出力ポートを偏波を保持しながら90度捩
じって接続する偏波保持光ファイバとにより構成したこ
とを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の全光型タイムスロット変換回路におい
て、偏波回転ミラーは、ファラデー回転素子と、 100%
反射ミラーとにより構成したことを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の全光型タイムスロット変換回路におい
て、偏波回転ミラーは、1/4波長板と、 100%反射ミ
ラーとにより構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明は、光サーキュレータと、光合分波器
と、光カー媒質と、偏波回転ミラーとにより偏波無依存
型の光パルス周波数シフタを構成する。光パルス周波数
シフタでは、偏波が光カー媒質の主軸と45度の角度を成
す制御光を用いることにより、2つの偏波成分に同じ強
度の2系列の制御光とする。光サーキュレータおよび光
合分波器を介して入射される信号光は2つの偏波成分に
分けられ、それぞれの成分に同じ強度の2系列の制御光
で光周波数シフトが与えられる。
【0017】さらに、この信号光および制御光は、偏波
回転ミラーを介して再び光カー媒質に入射されるが、そ
れぞれの直交する偏波成分が90度回転して入れ替わって
いるので、光周波数シフトを受けるときに自然複屈折を
完全に補償することができ、入力信号光の偏波に依存し
ない安定な動作を得ることができる。その後再び2つの
成分を合波し、光合分波器および光サーキュレータを介
して光周波数シフトした信号光が出力される。
【0018】このようにして自然複屈折を完全に補償
し、所定の光周波数シフトを受けた信号光は、群速度分
散を有する分散媒質に入力され、光周波数シフトに応じ
たタイムスロットの入れ替えその他の処理(詳しくは実
施例で説明)を行うことができる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の原理構成を示すブロック図
である。図において、全光型タイムスロット変換回路
は、偏波無依存型の光パルス周波数シフタ10と、光周
波数により群速度が異なる分散媒質20とを接続して構
成される。
【0020】光パルス周波数シフタ10は、入力信号光
と出力信号光とを分離する光サーキュレータ11と、信
号光と制御光とを合波および分波する光合分波器12
と、制御光により信号光に光周波数シフトを誘起する光
カー媒質13と、信号光と制御光のそれぞれ直交する偏
波成分をちょうど90度回転させて 100%反射する偏波回
転ミラー14とにより構成される。この光パルス周波数
シフタ10は、信号光が次のような経路を通過するよう
に各部が接続される。信号光は光サーキュレータ11を
介して光合分波器12に入射され、外部から入力される
制御光と合波されて光カー媒質13に入射される。光カ
ー媒質13の出射光は偏波回転ミラー14で反射されて
再入射し、さらに光合分波器12に入射される。光合分
波器12では制御光と信号光の分離が行われ、制御光は
外部に出力され、信号光は光サーキュレータ11を介し
て分散媒質20側に出力される。
【0021】ここで、光パルス周波数シフタ10の動作
について説明する。信号光は、光合分波器12で制御光
と時間的に同期して合波され、光カー媒質13の主軸に
対して制御光は45度の偏波で、信号光は任意の偏波で光
カー媒質13に入射される。光カー媒質13では、制御光
は強度の等しい2つの偏波成分(光学的に速い軸と遅い
軸)に分解され、信号光は任意の割合で2つの偏波成分
に分解され、それぞれの偏波成分は複屈折に由来する偏
波分散により時間的に互いに分離されながら光カー媒質
中を伝搬する。その際、制御光は同じ偏波方向の信号光
の光周波数を変化させるが、制御光の強度は2つの偏波
成分で等しいので、信号光の両偏波の光周波数シフトは
等しくなる。
【0022】光カー媒質13を出射した信号光と制御光
は偏波回転ミラー14に入射され、それぞれの直交する
偏波成分がちょうど90度回転された状態で 100%反射さ
れ、再び光カー媒質13に入射される。光カー媒質13
では、先程と同様に信号光は制御光によって光周波数シ
フトを受けるが、それぞれの直交する偏波成分が90度回
転して入れ替わっているので、1回目の透過で速い軸に
伝搬した偏波成分は遅い軸を伝搬し、遅い軸に伝搬した
偏波成分は速い軸を伝搬することになる。したがって、
光カー媒質13の出口では自然複屈折が完全に補償さ
れ、信号光および制御光ともに2つの偏波成分は位相を
含めて時間的に一致するようになる。このようにして偏
波に依存しない光周波数シフトが与えられた信号光は、
光合分波器12および光サーキュレータ11を介して出
力され、分散媒質20に入力される。
【0023】分散媒質20では、光周波数によって群速
度が異なることから、信号光は光周波数シフトに応じた
時間方向への偏移を受ける。ここで、光周波数シフトの
与え方と分散媒質の選び方により、タイムスロットの圧
縮/拡大や反転、さらに本発明の特徴とするタイムスロ
ットの入れ替えを自由に行うことができる。
【0024】光周波数シフトの与え方は、タイムスロッ
トの圧縮/拡大および反転操作と、入れ替え操作によっ
て、図2(a),(b) に示す2種類のものを用いる。すなわ
ち、タイムスロットの圧縮/拡大および反転には、図1
0を用いて説明したように図2(a) のような直線的な光
周波数シフトが必要であるので放物線型の制御光を用い
る。
【0025】一方、タイムスロットの入れ替えには、図
2(b) のような矩形の位相シフトが必要であり、その微
分で与えられる光周波数シフトは値が等しく符号が異な
るパルス型が必要となる。このような矩形の位相シフト
は、矩形の制御パルスを用いても生成することができる
が、実際には立ち上がりおよび立ち下がりの急峻な矩形
パルスは生成が困難である。したがって、パルス幅の短
い超短パルスおよび光カー媒質中の分散に起因する制御
光と信号光のウオークオフを利用して矩形の位相シフト
を生成する(特願昭63−11898、「光パルス分離
回路および光パルス多重回路」)。
【0026】以下、図1に示す全光型タイムスロット変
換回路におけるタイムスロットの圧縮、反転および入れ
替えの動作例について、図3,図4および図5を参照し
て説明する。
【0027】図3は、タイムスロット圧縮動作を説明す
る図である。光パルス周波数シフタ10における光周波
数シフトとしては図2(a) の直線的なものを用いる。ま
た、光カー媒質の光カー定数が正の場合は分散値が負で
ある分散媒質20を用い、光カー定数が負の場合は分散
値が正である分散媒質20を用いる。たとえば、光カー
定数が正の場合について説明すれば、光パルス列の前側
のパルスが長波長側に偏移し、後側のパルスが短波長側
に偏移するので、光パルス周波数シフタ10の出力を負
の分散媒質20に入力すれば、短波長の部分(光パルス
列の後側のパルス)が長波長の部分(光パルス列の前側
のパルス)より早く進むので光パルス列は圧縮される。
なお、このとき正の分散媒質20を用いれば、図9で説
明したように光パルス列の拡大ができる。光カー定数が
負の場合にも同様に説明できる。
【0028】図4は、タイムスロット反転動作を説明す
る図である。タイムスロット反転を行うには、タイムス
ロット圧縮の場合に比べて大きな分散値を有する分散媒
質20を用いるか、または誘起される光周波数シフトを
大きくして後側のパルスが前側のパルスを追い越すよう
にする。適当な分散と光周波数シフトを選ぶことによ
り、任意のパルス間隔の反転光パルス列を生成すること
ができる。このように本発明回路では、1回の操作で光
パルス列の反転を行うことができる。
【0029】図5は、タイムスロット入れ替え動作を説
明する図である。光パルス周波数シフタ10における光
周波数シフトとしては図2(b) の2つのパルス状のもの
を用いる。2つのパルス状の光周波数シフトの時間間隔
は、上述の例では信号光と制御光のウオークオフ時間で
あり、光カー媒質の分散値と信号光および制御光の波長
を適当に選ぶ必要がある。
【0030】図6は、タイムスロット入れ替えを行う全
光型タイムスロット変換回路の実施例構成を示す図であ
る。図において、各部の配置は図1に示す原理構成に対
応する。すなわち、光サーキュレータ11はそのまま対
応し、光合分波器12には合波カップラ61を用い、光
カー媒質13には偏波保持光ファイバ62を用い、偏波
回転ミラー14には偏波回転要素として偏波ビームスプ
リッタ63と、その2つの直交偏光出力ポートを偏波を
保持しながら90度捩じって接続する偏波保持光ファイバ
64とを用いる。また、分散媒質20には、偏波保持光
ファイバ62の光カー定数が正であるので、負の分散値
をもつ異常分散光ファイバ65を用いる。
【0031】なお、制御光には超短パルスを用い、光カ
ー媒質中の分散を利用して符号の異なる2つのパルス状
の光周波数シフトを生成し、上述した動作原理に従って
タイムスロットの入れ替えを行う。
【0032】ここで、偏波回転ミラー14の動作原理に
ついて説明する。偏波保持光ファイバ62と偏波ビーム
スプリッタ63は、各主軸が合うように接続され、紙面
に垂直な偏波成分は偏波ビームスプリッタ63で上方に
反射して偏波保持光ファイバ64を右回りに伝搬し、紙
面に平行な偏波成分は偏波ビームスプリッタ63を透過
して偏波保持光ファイバ64を左回りに伝搬する。この
とき、図のように一方のポートからの出力光が他方のポ
ートに入力され、かつその偏波が90度回転するように偏
波保持光ファイバ64を90度捩じって両ポートに接続す
るので、右回りの紙面に垂直な偏波成分は偏波ビームス
プリッタ63に再入射すると紙面に平行な偏波成分とな
って透過し、偏波保持光ファイバ62に導かれる。ま
た、同様に左回りの紙面に平行な偏波成分は紙面に垂直
な偏波成分となり、偏波ビームスプリッタ63で反射さ
れて偏波保持光ファイバ62に導かれる。偏波ビームス
プリッタ63では、このように両偏波が左方に反射され
る際に90度回転させ、その状態で光カー媒質である偏波
保持光ファイバ62に 100%反射させることができる。
【0033】なお、以上の動作は、1/4波長板あるい
はファラデー回転子のような偏波回転素子と、 100%反
射ミラーとを組み合わせても実現することができる。図
7は、タイムスロット入れ替えを行う全光型タイムスロ
ット変換回路の他の実施例構成(請求項2に対応)を示
す図である。
【0034】図において、各部の配置は図1に示す原理
構成に対応する。なお、各部は図6に示す実施例構成と
同様であるが、本実施例では光カー媒質13として用い
られる偏波保持光ファイバ71を偏波回転ミラー14の
内部に組み込ませた構成を示す。すなわち、偏波回転ミ
ラー14の構成要素である偏波保持光ファイバ64と光
カー媒質である偏波保持光ファイバ71を接続する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の全光型タ
イムスロット変換回路は、すべての処理を光のままで、
かつ入力される信号光の偏波状態に依存せずに、光パル
ス列の任意のタイムスロットの入れ替えを安定に行うこ
とができる。したがって、 100Gb/s を越える超短光パ
ルスの伝送や光交換処理の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明で使用する光周波数シフトを説明する図
である。
【図3】タイムスロット圧縮動作を説明する図である。
【図4】タイムスロット反転動作を説明する図である。
【図5】タイムスロット入れ替え動作を説明する図であ
る。
【図6】タイムスロット入れ替えを行う全光型タイムス
ロット変換回路の実施例構成を示す図である。
【図7】タイムスロット入れ替えを行う全光型タイムス
ロット変換回路の他の実施例構成(請求項2に対応)を
示す図である。
【図8】従来の全光型タイムスロット変換回路の構成例
を示すブロック図である。
【図9】従来の光遅延回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】光カー媒質における光周波数シフトを説明す
る図である。
【符号の説明】
10 光パルス周波数シフタ 11 光サーキュレータ 12 光合分波器 13 光カー媒質 14 偏波回転ミラー 20 分散媒質 61 合波カップラ 62 偏波保持光ファイバ 63 偏波ビームスプリッタ 64 偏波保持光ファイバ 65 異常分散光ファイバ 71 偏波保持光ファイバ 81,82,83 2×2光スイッチ 84,85,86 光ファイバ遅延線 87 光合波器 91 光合波器 92 光カー媒質 93 光分波器 94 分散媒質
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−19717(JP,A) 特開 平4−19718(JP,A) 特開 平5−188411(JP,A) 1990年電子情報通信学会春季全国大会 講演論文集 [分冊4]通信・エレクト ロニクス p.4−147(1990年3月5 日発行)盛岡敏夫 et.al.,「B −968光周波数シフトを用いた全光型ル ーチングスイッチ」 Electronics Lette rs,Vol.28 No.6 pp. 521−522(12th March 1992) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/35 - 3/02 H04Q 3/52 - 3/52 101 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光および制御光を同一方向で伝搬さ
    せ、制御光により信号光に光周波数シフトを誘起する光
    カー媒質と、 前記光カー媒質の出力光を取り込み、その偏波を90度回
    転して 100%反射させ、再び前記光カー媒質に入射させ
    る偏波回転ミラーと、 偏波が前記光カー媒質の主軸と45度の角度を成す超短光
    パルスである制御光を入力し、信号光と合波して前記光
    カー媒質に入射させ、前記光カー媒質から出射した信号
    光と制御光とを分波する光合分波器と、 入力される信号光を前記光合分波器に入射させ、前記光
    合分波器から出射した信号光を出力する光サーキュレー
    タと、 前記光サーキュレータから出力される信号光を取り込
    み、群速度分散によってタイムスロットの入れ替えを行
    う分散媒質とを備えたことを特徴とする全光型タイムス
    ロット変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の全光型タイムスロット
    変換回路において、 光カー媒質が偏波回転ミラーの光路中に挿入された構成
    であることを特徴とする全光型タイムスロット変換回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の全光型
    タイムスロット変換回路において、 偏波回転ミラーは、偏波ビームスプリッタと、その2つ
    の直交偏光出力ポートを偏波を保持しながら90度捩じっ
    て接続する偏波保持光ファイバとにより構成したことを
    特徴とする全光型タイムスロット変換回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の全光型
    タイムスロット変換回路において、 偏波回転ミラーは、ファラデー回転素子と、 100%反射
    ミラーとにより構成したことを特徴とする全光型タイム
    スロット変換回路。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の全光型
    タイムスロット変換回路において、 偏波回転ミラーは、1/4波長板と、 100%反射ミラー
    とにより構成したことを特徴とする全光型タイムスロッ
    ト変換回路。
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Title
1990年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集 [分冊4]通信・エレクトロニクス p.4−147(1990年3月5日発行)盛岡敏夫 et.al.,「B−968光周波数シフトを用いた全光型ルーチングスイッチ」
Electronics Letters,Vol.28 No.6 pp.521−522(12th March 1992)

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JPH05265057A (ja) 1993-10-15

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