JP2007534978A - ループ構成を使った全光偏光回転スイッチ - Google Patents

ループ構成を使った全光偏光回転スイッチ Download PDF

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Abstract

全光偏光回転スイッチが開示される。直線偏光されたプローブ光が偏光ビームスプリッタ(PBS)(14)により二つの直交する直線偏光成分に分割され、ループ構成の非線形光ファイバ(18)の両端にそれぞれ結合される。直線偏光された制御ポンプ光がファイバ(18)の一方向に入力される。制御光パルスと同じ方向に伝搬するプローブ光の成分は、相互位相変調(XPM)のために非線形の位相シフトを受ける。よって、制御パルスと同じ方向に伝搬する光の位相シフトは、BPSから出力される再結合された光の回転を引き起こす。偏光子を使うことによりその回転が検出される。非線形複屈折のかわりにXPMを活用することによって、高非線形PMファイバを利用することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明はループ構成を使った全光偏光回転スイッチに関する。
光通信システムおよびネットワークにおける超高速の光信号処理のためには、全光スイッチが、図1に示すように制御光パワー(Pcontrol)と出力信号光パワー(Pout)の間に非線形関係を有することが必須である。現在まで、光カースイッチや、非線形光ループミラー(NOLM)スイッチや、相互位相変調(XPM)や四光波混合処理を使ったポンプ誘導型周波数シフトスイッチを使って、様々な全光スイッチング技術が提案されて実証されてきた。これらのスイッチング技術の中でも、そのような非線形伝達関数を有する全光スイッチの重要なタイプは、偏光回転スイッチである。
偏光回転スイッチを実現する従来方法は、直線偏光状態の強い制御ポンプ光によって誘導される、光ファイバ内の非線形複屈折を活用する方法である。図2Aから図2Cは、非線形ファイバ内の非線形複屈折を活用する従来の偏光回転スイッチを示す図である。図2Aにおいて、従来の偏光回転スイッチは、第一と第二の入力を結合して結合出力とする結合器51と、一端が結合器51のポート51cに結合された非線形ファイバ53と、片側が非線形ファイバ53の他端と光学的に結合された波長フィルタ55と、波長フィルタ55のもう一方の側と結合された偏光子57とからなる。
このような設定において、直線偏光状態の強いポンプ光(λcontrol)が結合器のポート51aに入力され、制御ポンプ光の偏光に対して45度傾斜した直線入力偏光を有する弱いプローブ光(λin)が結合器のポート51bに入力される。そして、結合器のポート51cから出力されるプローブ光と制御ポンプ光は、非線形ファイバ53に結合される。制御ポンプ光(λcontrol)の偏光方向における屈折率の変化は、直交する偏光方向における変化よりも大きいため、ポンプ光の偏光と平行な偏光成分は、直交偏光成分とは異なる位相シフトを受ける。これは、非線形ファイバ53の端における出力偏光の回転を引き起こす。ポンプ光がないときに直線偏光されたプローブ光を遮断する偏光子57をファイバの出力端に配置することにより、この回転をスイッチングに活用することができる。図2Cに示すように、偏光子7による偏光方向は、プローブ光(λin)の偏光に対して垂直に設定され、それにより、ポンプ光(λcontrol)によって回転された光だけが偏光子7を通過することができるようになっている。この方法では、従来の偏光回転スイッチがスイッチとして働くことができる。
しかし、非線形複屈折を利用可能とするためには、非線形ファイバは、低偏波モード分散を有する非偏波保持のものでなくてはならない。PMファイバ(偏波保持ファイバ)は、ファイバ内の二つの偏光主軸間のウォークオフが大きいので、適していない。
現在までに、偏光回転スイッチにおけるファイバの複屈折による、偏光に依存した群遅延に対処するための解決法がいくつか提案されている。そのうちの三つは以下のとおりである。
盛岡らは、Electronics Lettersの28巻6号521〜522ページ(1992年3月12日)の論文“Ultrafast reflective optical Kerr demultiplexer using polarisation rotation mirror”において、複屈折補償技術について述べた。この技術では、ポンプと信号の双方の信号がカー媒体の出口において反射される。
盛岡らはElectronics Lettersの28巻11号1070〜1072ページ(1992年3月12日)で、“Ultrafast polarisation-independent optical demultiplexer using
optical carrier frequency shift through crossphase modulation”を提案した。そのデマルチプレクサは、XPM(相互位相変調)により誘導された光キャリア周波数シフト(周波数チャーピング)を使い、PBS(偏光ビームスプリッタ)と偏波保持(PM)ファイバとからなる偏光回転ミラーと接続されている。
盛岡らはまた、Electronics Lettersの30巻7号591〜592ページ(1994年3月31日)で、“Polarisation-independent 100 Gbit/s all-optical demultiplexer using four-wave mixing in a polarization-maintaining fiber loop”を提案した。そのデマルチプレクサは、PM偏光回転ファイバループミラー(PRLM)におけるFWM(四光波混合)を利用している。
本発明の目的は、より大きな群遅延時間差(遅軸と速軸に結合されたパルスの伝搬時間の差)を有する偏波保持(PM)ファイバを使えるようにする、別の構成を提供することである。
本発明は、非線形複屈折を活用するのではなく、同じ偏光状態を有する制御ポンプ光とプローブ光における相互位相変調(XPM)効果を活用した、偏光回転スイッチを提供する。これは、ループ構成において複屈折非線形ファイバを利用することにより可能となる。
本発明によって全光偏光回転スイッチが提供される。その偏光回転スイッチは、偏光ビームスプリッタの第一のポートを通じて与えられた第一の光を分割して、前記偏光ビームスプリッタの第二および第三のポートから第一および第二の直交成分を出力し、前記第二および第三のポートから受け取った第一および第二の入力光を再結合して前記第一のポートから再結合された光を出力する前記偏光ビームスプリッタ(14)と、前記第一および第二の直交成分を受け取るために、非線形光ファイバの両端が前記偏光ビームスプリッタと光学的に結合されている前記非線形光ファイバ(18)と、直線偏光されたプローブ光を前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートへ送り出す第一の光学部(10)と、前記直線偏光されたプローブ光と平行に直線偏光されたポンプ光を、前記偏光ビームスプリッタの前記第二のポートから前記第三のポートへ前記非線形光ファイバを通って伝搬させる第二の光学部(12、16)と、前記第一の光学手段から前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートへの光路に備えられ、前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートからの再結合された光を前記光路から分離する分離部(22または30)と、前記非線形光ファイバを通って前記直線偏光されたポンプ光と同じ方向に伝搬する前記第一の直交成分によって回転された光のみを透過する検出部(24、26)と、を備える。
添付図面を参照しながら好適な実施形態とともに本発明をより詳細に説明する。
本発明は、非線形複屈折を活用するのではなく、同じ偏光を有する制御ポンプ光とプローブ光における相互位相変調(XPM)効果を活用した、全光偏光回転スイッチを提供する。これは、ループ構成において複屈折非線形ファイバを利用することにより可能となる。
実施形態I
図3は、本発明の第一の実施形態による全光偏光回転スイッチの典型的な配置を示す模式的なブロック図である。図3において、全光偏光回転スイッチ1は、外部から入力プローブ光を受け取って直線偏光状態にする偏光コントローラ(PC)10と、外部から制御ポンプ光またはパルスLcontrolを受け取り、直線偏光状態の制御ポンプ光Lcと
するPC12と、ポート14aがPC10と光学的に結合されている偏光ビームスプリッタ(PBS)14と、PBS14のポート14bから出力された分割光を透過させ、透過した分割光も結合されるポート16bに、ポート16cで受け取った光を結合する方向性結合器16と、PBS14のポート14cのすぐ前に挿入された波長制御フィルタ20と、方向性結合器16のポート16bと波長制御フィルタ20のもう一端とを光学的に結合するループ構成の非線形ファイバ18と、を備える。
方向性結合器16は、定められた結合比で二つの入力を結合する3dB(または9:1)結合器でもよく、WDM(波長分割多重)結合器でもよい。しかし、図9あるいは図13に示した構成の場合は、WDM結合器のみが方向性結合器16aとして適用可能である。
全光偏光回転スイッチ1はさらに、PC10とPBS14の間にそれぞれポート22aとポート22bを介して挿入されている光サーキュレータ22と、一つのポートが光サーキュレータ22のポート22cに結合されたPC24と、PC24のもう一つのポートに一端が結合され他端から偏光された出力を与える偏光子26と、を備える。上記の10から26の構成要素は公知であるため、詳細については省略する。
動作中に、偏光コントローラ(PC)10によって入力プローブ光Linが直線偏光にされる(直線偏光された光Liとなる)。プローブ光Liは、プローブ光(Li)の偏光に対して45°傾いた偏光ビームスプリッタ(PBS)14の入力ポート14aに結合されることが好ましい。図4は、PBS14がどのように動作するのかを示す。PBS14は、PBSの多層反射膜がプローブ光(Li)の偏光に対して好ましくは45°の角度をなすように設けられている。よって、PBS14は、プローブ光Liを、実質的に同じ強度の二つの直交する直線偏光成分LcwとLccwに分割する。(直線偏光された強い制御ポンプ光が、ベクトルLi、Lcw、およびLccwの左側に示されている。)これらの二つの成分LcwおよびLccwは、それぞれPBS14のポート14bとポート14cから出力される。ポート14bにおいて直線偏光された光入力Lcwが、ポート14cにおいてファイバに送り出された光Lccwの偏光と平行な出力偏光でもって、ポート14cに接続されたファイバの端において出力されるように、非線形ファイバ18の二つの端は、(方向性結合器16および波長制御フィルタ20を介して)PBSのポート14bとポート14cに光学的に結合される。光路の相反性により、ポート14cからポート14bに伝搬する光Lccwの出力偏光も、ポート14bにおいてファイバに結合される偏光と平行である。上記のように偏光状態を調整するのを容易にするために、λ/4波長板(不図示)をポート14bかポート14cにおいて使用してもよい。逆向きに伝搬する二つの成分LcwとLccwは、PBS14において再結合され、ポート14aに出力される。ループ18を通って伝搬する双方の成分は同じ位相遅延を受けるため、ポートAにおいて再結合された光Loの出力偏光は、(入力光Liの)入力偏光と同じである。図4に示したごとく制御光Lcの偏光がプローブ光Liの偏光とコリニアになるようにして、制御ポンプ光パルスLcを方向性結合器16によってループ18の一方向に送り出すことによって、制御光パルスLcと同じ方向に伝搬するプローブ光の成分Lcwが、相互位相変調(XPM)による非線形位相シフトを受ける。逆向きに伝搬するプローブ光の成分Lccwはほとんど変化しないままである。
図3において、PBSのポート14aで再結合された光はLoαと記してある。ここで添え字「α」は、制御ポンプ光Lc(またはLcontrol)のパルスがない場合に0で置き換えられ、制御ポンプ光Lcのパルスが存在する場合は1で置き換えられる。もしプローブ光Lcwが制御ポンプ光Lcなしでループ18を伝搬すると、プローブ光Lcwは位相がほとんど変化しないままとなり、図4および図5Aにあるとおり入力プローブ光Liと同じ偏光状態の再結合された光Lo0を、PBS14にポート14aから出力させ
る。もし制御ポンプ光またはパルスLcが存在する状態でプローブ光Lcwがループ18を伝搬すると、プローブ光Lcwは伝搬の間に位相シフトを受け、図5Bに示すごとく、PBSのポート14aにおける再結合された光出力Lo1の回転を引き起こす。
PBSのポート14aの前にある光サーキュレータ22は、順方向に伝搬する入力プローブ光Liと逆方向に伝搬する出力プローブ光Loを分離するのに用いられる。光サーキュレータ22からの分離された出力プローブ光は、偏光コントローラ24により偏光が調節され、偏光子26に入力される。図6Bの時刻t=1に示したごとく、制御ポンプ光またはパルスLc(つまりLcontrol)がないときの回転を受けていない出力プローブ光Lo0を抑制するように、偏光コントローラ24と偏光子26は配置されている。図6Bでは、時刻1において入力プローブ光Linが論理1であるが、制御ポンプ光Lcontrolがないために出力光Loutは論理0である。図6Bから読み取れるように、全光偏光回転スイッチ1は二入力のANDゲートとして動作する。よって、図6Aの真理値表が得られる。
本発明によれば、非線形複屈折を活用するのではなく、ループ構成の複屈折非線形ファイバにおける同じ偏光を有する制御ポンプ光とプローブ光における相互位相変調(XPM)効果を利用することによって、全光偏光回転スイッチングを達成することができる。
さらに、複屈折非線形ファイバとして、新しい高非線形フォトニック結晶ファイバ(PCF)を含むいかなる適当な偏波保持(PM)ファイバを使ってもよい。もしPMファイバが使われると、全ての光はそのPMファイバの固有軸と同じ向きで伝搬する。高非線形PMファイバを使うことにより、スイッチの大きさを低減することができる。
本発明のこれらの特徴は、本質的には本発明の実施形態として今まで述べたのと同じ原理に基づいている、以下の実施形態および変形例においても当てはまる。
実施形態1の変形例
図7から図10は、図3の全光偏光回転スイッチの変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。以下の変形例では、制御ポンプ光Lc用の方向性結合器16がループ18の内部ではなくループ18の前に配置されている。
図7において、PBS14の側14bから、光サーキュレータ22とPBS14の間へと方向性結合器16が移動した点を除いて、全光偏光回転スイッチ1aは図3の全光偏光回転スイッチと同一である。直線偏光された制御ポンプ光Lcが、PBSのポート14aに至る光路に結合される点を除いて、スイッチ1aの動作は図3のスイッチの動作と同一である。
同様にして、図8において、PBS14の側14bから、PC10と光サーキュレータ22の間へと方向性結合器16が移動した点を除いて、全光偏光回転スイッチ1bは図3の全光偏光回転スイッチと同一である。直線偏光状態の制御ポンプ光Lcが、光サーキュレータ22のポート22aに至る光路に結合される点を除いて、スイッチ1bの動作は図3のスイッチの動作と同一である。
図9において、方向性結合器が16から16aに変更され、波長フィルタ20がスイッチ1aから取り除かれ、そのかわりにアイソレータ28がPC12と方向性結合器16aの間に挿入された点を除いて、全光偏光回転スイッチ1cは図7の全光偏光回転スイッチ(1a)と同一である。アイソレータ28は、PBS14から出力された再結合された光Loが制御ポンプ光の光源(不図示)へ進むのを防ぐためのものである。上述のように、方向性結合器16aはWDM結合器である。
図10において、ループ18の外側の、光サーキュレータ22の第三のポート22cの後ろの光路に波長フィルタ20が配置された点を除いて、全光偏光回転スイッチ1dは図8の全光偏光回転スイッチ(1b)と同一である。
実施形態II
図11は、本発明の第二の実施形態による全光偏光回転スイッチの典型的な配置を示す模式的なブロック図である。図11において、全光偏光回転スイッチ2は以下の点を除いて図3の全光偏光回転スイッチ(1)と同一である。
(1)光サーキュレータ22が、入力プローブ光(Li)の偏光と平行な固有軸を有するPBS30で置き換えられた。
(2)光サーキュレータ24と偏光子26がスイッチ1から取り除かれた。
(3)アイソレータ32がCP10とPBS30の間に挿入された。
逆方向に伝搬する、回転していない出力プローブ光Lo0の成分を、アイソレータ32が遮断する。回転した光Lo1の直交成分は、PBS30の第二のポート30cに結合される。
図12と図13は、図11の全光偏光回転スイッチ2の変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。
図12において、方向性結合器16が、PBS14の側14bから、PBS30のポート30bとPBS14のポート14aの間へと移動した点を除いて、全光偏光回転スイッチ2aは図11の全光偏光回転スイッチ(2)と同一である。直線偏光された制御ポンプ光Lcが、PBSのポート14aに至る光路に結合される点を除いて、スイッチ2の動作は図11のスイッチ2の動作と同一である。
図13において、方向性結合器が16から16aに変更され、波長フィルタ20が除かれ、方向性結合器16aの前のポンプ光の光路にアイソレータ34が挿入された点を除いて、全光偏光回転スイッチ2bは図12の全光偏光回転スイッチ(2a)と同一である。PBS14から出力された、再結合された光Loが制御ポンプ光の光源(不図示)へ進むのをアイソレータ28が防いでいる。上述のとおり、方向性結合器16aはWDM結合器である。
上記の実施形態および変形例は単なる例示である。本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の多くの変形をなすことが当業者には可能である。
例えば、偏光状態を調整することを容易とするために、PBS14のポート14bまたはポート14cのいずれかにλ/4波長板を用いてもよい。
上記の実施形態および変形例において、制御ポンプ光は実質的にプローブ光と平行である。しかし、発明的な全光偏光回転スイッチの他のタイプの動作は、ポンプ光を、同じ方向に伝搬するプローブ光に対して直交する状態で入力するというものである。このタイプの動作は、群速度分散による、二つの主偏波状態間のウォークオフの問題を克服する可能性があるので、興味深い。
制御光パワー(Pcontrol)と出力光パワー(Pout)の間の非線形関係を示す図である。 従来の全光偏光回転スイッチを示すブロック図である。 従来の全光偏光回転スイッチを示す図である。 従来の全光偏光回転スイッチを示す図である。 本発明の第一の実施形態による全光偏光回転スイッチの典型的な配置を示す模式的なブロック図である。 分割された出力光LcwとLccw、および制御ポンプ光Lcontrolの典型的な偏光状態を示す図である。 制御ポンプ光LcontrolまたはLcのパルスがない場合において、PBSのポート14aで再結合された光Loαの偏光状態を示す図である。 制御ポンプ光LcontrolまたはLcのパルスがある場合において、PBSのポート14aで再結合された光Loαの偏光状態を示す図である。 入力プローブ光(Lin)と制御ポンプ光(Lcontrol)と出力光(Lout)との間の典型的な関係を示す真理値表である。 入力プローブ光(Lin)と制御ポンプ光(Lcontrol)と出力光(Lout)の典型的な波形を示す図である。 図3の全光偏光回転スイッチの変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。 図3の全光偏光回転スイッチの変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。 図3の全光偏光回転スイッチの変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。 図3の全光偏光回転スイッチの変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。 本発明の第二の実施形態による全光偏光回転スイッチの典型的な配置を示す模式的なブロック図である。 図11の全光偏光回転スイッチの変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。 図11の全光偏光回転スイッチの変形例の典型的な配置を示す模式的なブロック図である。

Claims (14)

  1. 偏光ビームスプリッタの第一のポートを通じて与えられた第一の光を分割して、前記偏光ビームスプリッタの第二および第三のポートから第一および第二の直交成分を出力し、前記第二および第三のポートから受け取った第一および第二の入力光を再結合して前記第一のポートから再結合された光を出力する前記偏光ビームスプリッタ(14)と、
    前記第一および第二の直交成分を受け取るために、非線形光ファイバの両端が前記偏光ビームスプリッタと光学的に結合されている前記非線形光ファイバ(18)と、
    直線偏光されたプローブ光を前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートへ送り出す第一の光学手段(10)と、
    前記直線偏光されたプローブ光と平行に直線偏光されたポンプ光を、前記偏光ビームスプリッタの前記第二のポートから前記第三のポートへ前記非線形光ファイバを通って伝搬させる第二の光学手段(12、16)と、
    前記第一の光学手段から前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートへの光路に備えられ、前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートからの再結合された光を前記光路から分離する分離手段(22または30)と、
    前記非線形光ファイバを通って前記直線偏光されたポンプ光と同じ方向に伝搬する前記第一の直交成分によって回転された光のみを透過する検出手段(24、26)と、
    を備えた偏光回転スイッチ。
  2. 前記偏光ビームスプリッタの前記第三のポートにおいて、前記第二の直交成分の偏光と平行な入力偏光を前記第二の入力光が有するように設けられた波長フィルタ(20)をさらに備え、
    前記第二の光学手段が、
    前記直線偏光されたポンプ光の偏光が前記直線偏光されたプローブ光の偏光と平行となるように、制御ポンプ光を直線偏光させて前記直線偏光されたポンプ光となす偏光コントローラ(12)と、
    前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートから前記第二のポートへの方向と同じ方向に、前記直線偏光されたポンプ光を送り出す結合手段(16)とを備え、
    前記分離手段が光サーキュレータ(22)であり、
    前記検出手段(24、26)が、直列に結合された偏光コントローラ(24)と偏光子(26)を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光回転スイッチ。
  3. 前記偏光ビームスプリッタ(14)の前記第二のポートと前記非線形光ファイバ(18)との間に前記結合手段(16)が挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の偏光回転スイッチ。
  4. 前記結合手段(16)が前記光路に挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の偏光回転スイッチ。
  5. 前記第一の光学手段と前記偏光ビームスプリッタ(14)の前記第一のポートとの間の前記光路に前記結合手段(16)が挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の偏光回転スイッチ。
  6. 前記非線形光ファイバ(18)が偏波保持(PM)ファイバであって、全ての光が該PMファイバの同じ固有軸の向きで伝搬することを特徴とする請求項1に記載の偏光回転スイッチ。
  7. 前記分離手段と前記偏光ビームスプリッタ(14)の前記第一のポートとの間の前記光
    路に前記第二の光学手段(12、16)が挿入されており、
    前記第二の光学手段が、
    前記直線偏光されたポンプ光の偏光が前記直線偏光されたプローブ光の偏光と平行となるように、制御ポンプ光を直線偏光させて前記直線偏光されたポンプ光となす偏光コントローラ(12)と、
    前記第一のポート(14a)からの前記再結合された光が前記偏光コントローラ(12)へ進むのを防ぐ手段(28)と、
    前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートから前記第二のポートへの方向と同じ方向に、前記直線偏光されたポンプ光を送り出す結合手段(16)とを備え、
    前記分離手段が光サーキュレータ(22)であり、
    前記検出手段(24、26)が、直列に結合された偏光コントローラ(24)と偏光子(26)を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光回転スイッチ。
  8. 前記第一の光学手段(10)と前記分離手段(22)との間の前記光路に前記第二の光学手段(12、16)が挿入されており、
    前記第二の光学手段が、
    前記直線偏光されたポンプ光の偏光が前記直線偏光されたプローブ光の偏光と平行となるように、制御ポンプ光を直線偏光させて前記直線偏光されたポンプ光となす偏光コントローラ(12)と、
    前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートから前記第二のポートへの方向と同じ方向に、前記直線偏光されたポンプ光を送り出す結合手段(16)とを備え、
    前記分離手段が光サーキュレータ(22)であり、
    前記検出手段(24、26)が、前記再結合された光を前記分離手段(2)から受け取り、波長フィルタ(20)と偏光コントローラ(24)と偏光子(26)とを記述順に配置した直列接続を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光回転スイッチ。
  9. 前記偏光ビームスプリッタの前記第三のポートにおいて、前記第二の直交成分の偏光にコリニアな入力偏光を前記第二の入力光が有するように設けられた波長フィルタ(20)をさらに備え、
    前記第二の光学手段が、
    前記直線偏光されたポンプ光の偏光が前記直線偏光されたプローブ光の偏光と平行となるように、制御ポンプ光を直線偏光させて前記直線偏光されたポンプ光となす偏光コントローラ(12)と、
    前記偏光ビームスプリッタの前記第一のポートから前記第二のポートへの方向と同じ方向に、前記直線偏光されたポンプ光を送り出す結合手段(16)とを備え、
    前記分離手段が、前記直線偏光されたプローブ光の偏光と平行な固有軸を有する第二の偏光ビームスプリッタ(30)を備え、
    前記検出手段が、
    前記第二の偏光ビームスプリッタ(30)と、
    前記第一の光学手段(10)と前記第二の偏光ビームスプリッタ(30)との間の前記光路に挿入された、前記第二の直交成分がプローブ光の光源に進むのを防ぐアイソレータと、の組み合わせによって実現される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光回転スイッチ。
  10. 前記偏光ビームスプリッタ(14)の前記第二のポートと前記非線形光ファイバ(18)との間に前記結合手段(16)が挿入されていることを特徴とする請求項9に記載の偏光回転スイッチ。
  11. 前記偏光ビームスプリッタ(14)の前記第一のポート(14a)の前の前記光路に前記結合手段(16)が挿入されていることを特徴とする請求項9に記載の偏光回転スイッチ。
  12. 前記偏光コントローラ(12)と前記結合手段(16)の間に備えられ、前記偏光コントローラ(12)への光の伝搬を防ぐ第二のアイソレータを、前記第二の光学手段がさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の偏光回転スイッチ。
  13. 前記非線形光ファイバ(18)が偏波保持(PM)ファイバであって、全ての光が該PMファイバの同じ固有軸の向きで伝搬することを特徴とする請求項9に記載の偏光回転スイッチ。
  14. 前記偏光ビームスプリッタ(14)の前記第二および第三のポートのうちの一方に、またはその近くに、前記一方のポートに入ってくる光と前記一方のポートから出ていく光の間の偏光の整列を容易にするためのλ/4板をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の偏光回転スイッチ。
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