JPH0694634B2 - フローテーター - Google Patents

フローテーター

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JPH0694634B2
JPH0694634B2 JP15989291A JP15989291A JPH0694634B2 JP H0694634 B2 JPH0694634 B2 JP H0694634B2 JP 15989291 A JP15989291 A JP 15989291A JP 15989291 A JP15989291 A JP 15989291A JP H0694634 B2 JPH0694634 B2 JP H0694634B2
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JP
Japan
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cell
tank
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tanks
ink
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JP15989291A
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孝 古川
博光 山梨
達 波多野
昌史 竹田
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本州製紙株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、古紙中に含まれる印刷
インクを除去するためのフローテータ−に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来から古紙処理に当って
の脱インクは、通常、フローテーション法によって行わ
れることが多い。この工程に入るときの古紙中の印刷イ
ンクは、化学的処理と機械的処理とによって繊維から剥
離され、微細な粒子となって原料中に分散している。こ
れらの粒子が繊維に再沈着しないように、界面活性剤を
添加してインク成分を水に濡れ易くさせて前記分散系を
比較的安定した状態に保ちつつ、フローテーション法に
よってインク成分の洗浄と除去を行うのである。一般に
フローテーション法は、洗浄水量が少なくて済み、かつ
微細繊維の損失も少ないことを特徴としているが、この
方法においては、如何に均一に泡を供給し、インク粒子
が気泡に接触する機会を増やしてやるか、そして如何に
歩留り良くインクを除去するかがポイントで、これらの
点に様々な工夫がなされている。例えば特公昭37−1
6452号の発明においては、同公報に開示されている
ように、インク粒子が分散しているセル槽(同公報では
浮遊室と呼んでいる)の底部近傍に配設した空気導入部
において、回転車と同軸上に、旋流発生機を付設して泡
立ちの効率を高めるようにしているが、セル槽それ自体
の形状が直方体となっており、特に槽の側壁が垂直に立
ち上がっているため、浮上したインクを原料フロス側に
押し出しても再度同じ装置内で巻き込まれてしまうとい
う欠点があった。また、原料は順次導管を通り、次のセ
ル槽に移行させていく構造をとるため、効率が悪く、装
置が大型化するという欠点を有していた。
【0003】上記以外に、実公昭57−30310号公
報に開示されているような提案もあるが、このものにあ
っては原料取出し口がフロス排出口に近い上方にあるた
め、泡槽の高さが変動すると、アクセプトに墨を巻き込
むという不具合があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】ここにおいて本発明
は、上記のような問題点を解消させ、洗浄に際して最も
肝心な空気による泡の供給を均一に行わせ、かつインク
粒子が気泡に接触しやすい構造として、歩留まりよくイ
ンクを除去し、かつ装置全体をコンパクトに構成させる
ことのできる新規なフローテータ−を提案せんとしたも
のである。
【0005】本発明は、複数のセル槽を連設し、各セル
槽の下側ほぼ中央部にエアーポンプを設置し該エアーポ
ンプにより下側から上方に向って泡を発生させ、さら
に、連設したセル槽の一端壁に原料の取入れ口を設ける
と共に、他端壁の底部付近にアクセプト取り出し口を設
けしかも、浮遊物をセル槽全面に亘ってスクレーパ−方
式により掻き出すようにした装置において、各セル槽を
区分する画壁の下部においてセル槽相互間における複数
の原料古紙通過口を、平面的にみて千鳥状に配設すると
共に、前記各セル槽の断面形状を、底面側が広く上方に
かけてフロス板に向って狭くなるような彎曲部分を形成
させ、それによって前記した各問題点の解決を図ったも
のである。なお、本発明においては、前記した各セル槽
の内部に、前記彎曲部分を避けて着脱自在の邪魔板を設
けるようにして、原料古紙の流れに迂回を生じさせるよ
うにした装置をも包含するものである。
【0006】
【実施例】進んで、本発明の実施態様を添付図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0007】図1は、一例として5基のセル槽11a〜11
eを画壁12を介して連設させたフロ−テ−タ−の全体を
示す斜視図であって、一部を破断して示した。なお、本
発明においては、図示のように各セル槽を密接した状態
で連設すること以外に、各々独立したセル槽の下部を連
通パイプによって接続することにより複数のセル槽から
成るフロ−テ−タ−を構成させてもよい。この場合に
は、前記連通パイブの開口部をセル槽相互間において平
面的にみて千鳥状に配置するようになす。
【0008】図中、符号13は、互いに連設する各セル槽
の一端に位置するセル槽11aの側壁部分に設けた原料取
込み口、14はアクセプト取り出し口、15は前記の各セル
槽毎に、該槽の下部中央付近に配設したエア−ポンプで
あって、このポンプにはそれぞれ空気供給管15aと、導
入空気に旋回流を付与する回転羽根15bが付設されてい
る。前記の各セル槽11a〜11eを区画する画壁12に対し
ては、それぞれ原料古紙の通過口16aまたは16bを開口
させるものであるが、本発明においては前記通過口の開
口位置を原料の流下方向に対して互い違いにズラして、
いわば平面的にみて千鳥状に配設したことを特徴とす
る。すなわち、図3に実線と鎖線で区別して示したよう
に隣り合う画壁相互の開口位置をそれぞれ異ならせて通
過口16aと16bとを穿設して、該通過口を介して流下す
る原料の流れが蛇行するように構成する。
【0009】また、本発明においては、前記セル槽を構
成する前側側壁17の形状を底部付近において彎曲させ
(符号A参照)、それによって槽底近傍の隅角部に滞流
が生じないように意図したものである。なお、前記セル
槽11a〜11eの内部において、図3に示すように槽の深
さの半分程度の高さをもった邪魔板18を抜き差し自在に
取り付けることもでき、これを取り付けた場合には、原
料の流れに迂回が生じてショ−トパスが起こり難い。該
邪魔板18を槽内にセットするに当っては、図4に示すと
おり槽の内壁に取り付けた一方の案内溝18aと槽内に張
り出せたブラケット19に固定した他方の案内杆18bとに
より、前記邪魔板を上下方向に着脱し得るように差し込
むようにする。ちなみに、従来型のフロ−テ−タ−にあ
っては、前記側壁に対応する部分の形状が、図5に符号
17aおよび17bで示すように角張っていたため、当該部
分において乱流や急速流が発生しインクの巻込みが起き
ることがあった。
【0010】上記以外の構成は、従来型と同様であっ
て、各セル槽11a〜11eの上面には、それぞれ一対の無
端チェンによる駆動機構20を介して複数枚の短冊状掻き
出し板21が取付けられ、槽の上面に浮上してきたフロス
を前記掻き出し板により逐次、収集樋22の方向に向って
掻き寄せるようになす。収集樋22内に集められたフロス
は、排出口23を介して機外に導かれる。
【0011】上記装置において、原料はセル槽11aの端
壁において、その中底部に設けられ原料取込み口13を介
して第1のセル槽11a内に流入した後、それに隣接する
第2および第3等の各セル槽11b,11cに向い、各画壁
12に穿設した原料通過口16aおよび16bを経由して順次
流下してゆくものであるが、前述のように各セル槽内の
ほぼ中央部には、エアーポンプ15が設置されているの
で、該ポンプを介して発生する泡は、それに付設された
回転羽根の作用によって泡の対流の方向性が抑制され、
その結果、均一な泡が槽内において下方から上方に向っ
て立ちのぼると共に、その泡に原料中の印刷インク等が
付着して、その泡と共にインクが上方に浮上し、いわゆ
るフロスとなって槽の上面に浮遊する。
【0012】ところで本発明においては、前記各セル槽
の断面形状を符号Aで示すように、底面側が広く上方に
かけて狭くなるようにした彎曲部分を有する側壁17とし
たので、図5に示すような断面形状のものより原料を収
集樋側に弱い力で押し出すようになるため墨(繊維から
離脱したインク)の戻しがないという作用を呈する。
【0013】また、本発明においては前記の各セル槽を
連設するに際して、セル槽相互間における画壁の開口部
(または連接パイプの開口部)16a,16bを互い違いの
千鳥状に形成させた上で連通するようにしているので、
複数のセル槽内を流下してゆく原料は蛇行して進むこと
になるため、エアーポンプによって発生する泡と離脱イ
ンクとの接触機会が多くなり、その結果、インクを充分
に除去することができるのである。また、先にも述べた
ように側壁17が彎曲しているため墨の巻込みが防止され
ると共に、さらにこの槽内に図3で示すように邪魔板18
を設置した場合には、原料流れショ−トパスを防ぐ効果
が高まる。
【0014】なお、セル槽の底面位置に取付けるアクセ
プト取出し口14も、図示のように前記の原料通過口に対
する関係では、千鳥状の配置態様とすることが好まし
く、アクセプト取出し口8もこれを上方に設けると、浮
上した泡と共にアクセプトも取出されてしまうことがあ
るので、なるべく底面付近に設けるのを可とする。
【0015】浮上した泡は、他の浮遊物と共に、セル槽
の上面に取り付けられた掻き出し板21によって収集樋22
の中にスクレーパ方式により掻き寄せられ、該樋22を介
して排出口23から外部に排出される。
【0016】なお、前記の掻き出し操作は1つのセル槽
だけで行ってもよいし、複数のセル槽の全部にフロスの
掻き出し装置を取り付けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明の装置はセ
ル槽それ自体の形状が墨の巻込みを防止できる構造とな
っており、その上複数のセル槽連接部において各セル槽
間において原料の流れに蛇行が生ずるので、該セル槽の
内部に設置されたエア−ポンプによる気泡が槽内におい
て均一に拡散し、その結果、古紙から分離した離脱イン
クの気泡への吸着が効率的に行われ、しかもフロスとし
て上方に浮遊してゆく効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフロ−テ−タ−の斜視
図にして、その一部を切欠いて示した。
【図2】同上横断側面図。
【図3】本発明における他の実施例を示すもので、一部
を破断して示した。
【図4】同上一部の横断平面図。
【図5】従来型のフロ−テ−タ−を示す側面図。
【符号の説明】
11a〜11e セル槽 12 画壁 13 原料取り入れ口 14 アクセプト取り出し口 15 エア−ポンプ 16a〜16b 原料通過口 17 前方側壁 18 邪魔板 19 ブラケット 20 チェン駆動機構 21 掻き出し板 22 収集樋 23 フロス排出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセル槽を設け、各セル槽下側中央
    にエアーポンプを設置し、該エアーポンプにより下方か
    ら上方にむかって泡を発生させ、さらに浮遊物をセル槽
    上面においてスクレーパー方式により掻き出すようにし
    て古紙中の印刷インキを取り除くフローテータにおい
    て、アクセプト取り出し口をセル槽の底面部付近に設け
    ると共に、互に隣り合うセル槽の連結部の下側に開口さ
    せた原料古紙通過口、または隣り合うセル槽間における
    連結パイプ開口部を平面的にみて千鳥状に配置し、しか
    も前記各セル槽の断面形状を底面側が広く上方に向っ
    狭くなるような彎曲部分を有するように形成させたこと
    を特徴とするフローテーター。
  2. 【請求項2】前記セル槽の内部に、着脱自在に邪魔板を
    取り付けた請求項1記載のフローテータ−。
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JP2010043374A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Voith Patent Gmbh フローテータエアノズル洗浄装置及びフローテータ
JP5414418B2 (ja) * 2009-08-11 2014-02-12 デュプロ精工株式会社 脱墨装置および古紙再生処理装置および脱墨装置の使用方法
JP5578877B2 (ja) * 2010-02-22 2014-08-27 デュプロ精工株式会社 脱墨装置

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