JP7002109B2 - 異物除去装置および古紙再生処理装置 - Google Patents

異物除去装置および古紙再生処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7002109B2
JP7002109B2 JP2017176246A JP2017176246A JP7002109B2 JP 7002109 B2 JP7002109 B2 JP 7002109B2 JP 2017176246 A JP2017176246 A JP 2017176246A JP 2017176246 A JP2017176246 A JP 2017176246A JP 7002109 B2 JP7002109 B2 JP 7002109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foreign matter
screen
flow path
pulp slurry
removing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017176246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019052388A (ja
Inventor
晋基 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to JP2017176246A priority Critical patent/JP7002109B2/ja
Priority to CN201821485254.7U priority patent/CN208980999U/zh
Priority to CN201811057109.3A priority patent/CN109505182A/zh
Publication of JP2019052388A publication Critical patent/JP2019052388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7002109B2 publication Critical patent/JP7002109B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、古紙を再生するための技術に係り、パルプスラリーに含まれた異物を除去する異物除去装置および古紙再生処理装置に関する。
従来の製紙機において異物を除去するものとしては、例えば、特許文献1に記載するものがある。これは、古紙パルプ生産設備において、パルパーで生成した古紙再生による再生紙用の原料スラリーを粗選工程に供するに先立ち、粕取り装置によって原料スラリーに随伴される長尺の異物を除去するものであり、原料スラリーの給送路を構成する給送管の内部に着脱自在に配置した粕取装置が、原料スラリーの流れ方向に対して交差する方向に沿って、長手方向を配した棒状の粕取りバーからなり、長尺の異物が粕取りバーに衝突して捕捉されるものである。
特許第5844515号
特許文献1においては、粗選工程が本来の異物除去機能を担っており、粗選工程を阻害するおそれのある長尺な異物を粗選工程の前に除去するものであります。そして、粕取りバーは、管路等の閉鎖されたスラリー流路中に設置されるので、粕取りバーにどの程度の異物が付着しているのかを確認することが困難である。
オフィス等に設置する小型の古紙再生処理装置では、パルプスラリーが流れる経路において、パルプスラリーに含まれた粘着テープ等の異物による閉塞が生じると、パルプスラリーが装置の設置床面に漏れ出て床面を汚す恐れがある。
また、装置が小型化されると、パルプスラリーが流れる流路が細くなり、異物による閉塞を起こし易い構造的な要因があり、流路の閉塞により運転停止を余儀なくされる。
本発明は上記した課題を解決するものであり、パルプスラリーに含まれた異物を除去する機能を有し、スクリーンの目詰まり時にもパルプスラリーが漏出することがなく、スクリーンの状況を容易に視認することができる異物除去装置および古紙再生処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る異物除去装置は、 古紙パルプを含むパルプスラリーが流れる流路を形成するケーシングと、ケーシングの流路内に配置され、パルプスラリーに含まれた異物を捕捉するエレメントを有するスクリーンを備え、スクリーンは、ケーシングの流路の上流の一次側と下流の二次側を隔て、上部に越流口を有し、下部に前記エレメントを配したエレメント部を有し、ケーシングの流路は、スクリーンのエレメント部の高さに相当する部分が、パルプスラリーが通常において流れる本流路をなし、本流路より高い部分がスクリーンの越流口に対応する迂回流路をなし、迂回流路がスクリーンで隔てた本流路の上流の一次側と下流の二次側とを連通し、スクリーンの目詰まり時に本流路の上流の一次側から迂回流路を通して本流路の下流の二次側にパルプスラリーが流れることを特徴とする。
本発明に係る異物除去装置において、パルプスラリーが迂回流路を流れる迂回事象を検知するセンサーと、迂回事象の発生を報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る異物除去装置において、スクリーンは、ケーシングの流路内に着脱自在に配置されることを特徴とする。
本発明に係る異物除去装置において、スクリーンは、エレメントから本流路の一次側に剥がれ落ちる異物を受け止める異物受け部を有することを特徴とする。
本発明に係る異物除去装置において、スクリーンは、エレメントが本流路の上流側または下流側に向けて傾斜することを特徴とする。
本発明に係る異物除去装置において、ケーシングは、スクリーンの目詰まり状況を視認可能な監視窓を有することを特徴とする。
本発明に係る異物除去装置において、古紙パルプを含むパルプスラリーを生成するパルパー部と、パルプスラリーを脱墨する脱墨部と、脱墨したパルプスラリーから抄紙する抄紙部と、パルプスラリーに含まれた異物を除去する異物除去装置を備え、異物除去装置が、上述した異物除去装置の何れかからなることを特徴とする。
本発明に係る異物除去装置において、異物除去装置が、パルプスラリーがパルパー部から脱墨部に流れる経路の途中に配置されたことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、パルプスラリーに含まれた異物をエレメントで捕捉することで、パルプスラリーが流れる経路をなす配管やバルブ等が異物で閉塞することがなく、異物に阻害されることなく製紙機の稼働を継続できる。
スクリーンをケーシングの流路内に着脱自在に配置することで、スクリーンで捕捉した異物を容易に取出すことができるとともに、スクリーンの目詰まりの進捗を確認して適時に異物を排除できる。
ケーシングがスクリーンを迂回する迂回流路を有することで、スクリーンの目詰まり時に本流路の一次側から迂回流路を通して本流路の二次側にパルプスラリーが流れるので、スクリーンの目詰まりにより生じる最悪の事態、すなわちパルプスラリーが機外へ漏れでる事態を回避しつつ、製紙機の稼働を継続できる。
また、センサーが迂回事象を検知して報知手段が迂回事象の発生を報知することで、迂回事象の発生から使用者がスクリーンの異物を除去してスクリーン機能を回復するまでの期間を短くすることができ、スクリーンの下流側の抄紙工程等に流れる異物を最小量に抑制することができる。
スクリーンが異物受け部を有することで、スクリーンの一次側面に捕捉した異物が、衝撃や水の逆流を受けてスクリーンから剥がれ落ちても、スクリーンの取出操作によってスクリーンの一次側面に捕捉した異物とともに、機外へ取り出すことができる。
また、スクリーンのエレメントが流路の上流側または下流側に向けて傾斜することで、パルプスラリー中により長くスクリーンを浸漬することができ、エレメントがパルプスラリー中の異物と接触する機会が増加し、異物除去効率の向上に寄与できる。
スクリーンを機外に取出すことなく、ケーシングの監視窓を通してスクリーンの目詰まり状況を容易に視認できるので、異物によるスクリーンの目詰まりを事前に防止することが容易となる。
本発明の実施の形態において異物除去装置を装着した脱墨装置を示し、スクリーンを機外に取出した状態を示す斜視図 同実施の形態においてスクリーンを装着する途中の状態を示す斜視図 同実施の形態においてスクリーンを装着し終えた状態を示す斜視図 同実施の形態を示し、一部断面の異物除去装置を示す斜視図 同実施の形態を示す脱墨装置の断面図 同実施の形態における脱墨装置の展開図 同実施の形態における古紙再生処理装置を示すブロック図 同実施の形態における他のスクリーンを示す正面図 同実施の形態におけるさらに他のスクリーンを示す正面図 同実施の形態におけるさらに他のスクリーンを示す正面図 同実施の形態におけるさらに他のスクリーンを示す正面図 同実施の形態におけるさらに他のスクリーンを示す正面図 同実施の形態におけるさらに他のスクリーンを示す斜視図 同実施の形態におけるさらに他のスクリーンを示す斜視図 同スクリーンを示す側面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(全体構成)
図7に示すように、古紙再生処理装置は、古紙再生処理系を構成する複数の処理部を有しており、処理部には古紙投入部1、パルパー部9、脱墨部11、抄紙部13、乾燥部14、仕上部15、白水タンク部100がある。また、古紙再生処理装置は各処理部の運転を制御する制御部700を備えている。
古紙投入部1は、再生原料の古紙をパルパー部9に投入するものであり、古紙を枚葉紙のままの状態で、あるいは裁断した状態でパルパー部9に投入する。パルパー部9は、槽体91と、槽体91内に設けた撹拌装置92を有し、古紙を離解して再生パルプを含むパルプスラリーを製造するものである。
(脱墨装置)
本実施の形態において、脱墨装置をなす脱墨部11は、古紙再生処理装置の小型化を実現するための特徴的な構造を備えている。
脱墨部11は、パルプスラリーを脱墨して脱墨パルプを調製するものである。図5および図6において、脱墨部11は槽体が二重の円筒状体をなす脱墨槽501を有し、縦方向に配置した二重の円筒状体は外壁541と内壁542の間が脱墨槽501の槽内空間をなし、二重の円筒状体の内壁542の内部に脱墨廃液処理部550を一体的に設けており、この構造により、従来において実現できなかった装置構成の簡素化を具現している。
脱墨槽501はパルパー部9からパルプスラリーが流入するパルプスラリー流入部502を槽体の側部に備えている。脱墨槽501の槽内部には複数の仕切り板503を脱墨廃液処理部550の周囲に放射状に設けており、複数の仕切り板503が槽内を複数の室501a~501fに区分している。仕切り板503は越流堰をなす越流板504と潜流堰をなす潜流板505からなり、越流板504の上端縁より上方が越流口504aをなし、潜流板505の下端縁より下方が潜流口505aをなす。脱墨槽501の底部には複数の気泡発生部600を設けている。
パルプスラリー流入部502から脱墨槽501の槽内の第1室501aに流入したパルプスラリーは越流板504の越流口504aを越えて第2室501bに流入し、第2室501bから潜流板505の潜流口505aを潜って第3室501cに流入し、以後同様にして第4室501d、第5室501e、第6室501fを巡り、その間に気泡発生部600から散気する微細気泡によってインク等の固形成分の不純物が分離され、槽出口506から抄紙部13に移送される。
脱墨槽501は二重の円筒状体の外壁541の周方向の一部に開放部507を有し、外壁541の周方向において開放部507の左右には外壁541と内壁542の間を閉塞して脱墨槽501の槽壁をなす一対の終端壁508を設けており、開放部507の上部に脱墨廃液処理部550の受泡部551を設けている。
受泡部551は、底板552で開放部507と隔てられ、仕切り板503より一段高い終端壁508で脱墨槽501と隔てられ、平面視で扇状をなしている。
また、底板552の内側縁部が内壁542よりも内側に突出して受泡部551が二重の円筒状体の内壁542の内側空間に連通しており、底板552より下方において内壁542の一部が開口している。
脱墨廃液処理部550は、二重の円筒状体の内壁542の内側空間の上方領域および中位領域が消泡部553をなし、下方領域が凝集部554をなし、受泡部551と消泡部553とで脱墨泡排出部555を構成している。脱墨泡排出部555は、脱墨槽501の各室501a~501fから発生する脱墨泡Bを受泡部551に掻き寄せる掻き寄せパドル556を有しており、掻き寄せパドル556は脱墨槽501の内部で各室501a~501fの仕切り板503および受泡部551の終端壁508の上方を旋回し、脱墨泡Bを終端壁508の間の受泡部551に掻き寄せる。
パドル駆動部557は、掻き寄せパドル556を軸心廻りに回転させる中空状のパドル回転軸558を有しており、パドル回転軸558を脱墨槽501の上部開口から下方に向けて垂下し、パドル回転軸558の下端側に掻き寄せパドル556を半径方向に向けて設けている。
パドル回転軸558の上端側には従動プーリー559を設けており、パドル駆動モータ560の主動プーリー561と従動プーリー559との間にベルト562を掛け渡している。パドル回転軸558の上端には第1遮光板563を設けており、第1遮光板563の回転軌跡上に第1回転計564を設けている。パドル駆動部557は、槽体の固定部材(図示省略)に支持されている。
消泡部553は受泡部551から流れ込む脱墨泡Bを凝集部554に導くものであり、消泡部553の内部には内壁542の軸心廻りに回転する消泡羽根565を設けており、消泡羽根565は脱墨泡Bとの接触もしくは衝突により脱墨泡Bを破泡して消泡する。
あるいは、消泡羽根565の回転による遠心力で脱墨泡Bを消泡羽根565から飛ばし内壁542の内側面に衝突させて破泡する。消泡部553が二重の円筒状体の内壁542によって円筒状内面を有することで、消泡羽根565の先端から円筒状内面までの距離が円筒状内面の全周にわたって均等になり、消泡羽根565が回転する全方位において消泡作用にムラが生じにくく、効率よく消泡する。
消泡羽根駆動部566は、消泡羽根565を軸心廻りに回転駆動する消泡羽根回転軸567を有しており、消泡羽根回転軸567はパドル回転軸558の軸心方向に貫通する中空に挿通して配置し、消泡羽根回転軸567の途中に消泡羽根565を放射状に設けている。消泡羽根回転軸567の上端側には従動プーリー568を設けており、羽根駆動モータ569の主動プーリー570と従動プーリー568との間にベルト571を掛け渡している。消泡羽根回転軸567の上端には第2遮光板572を設けており、第2遮光板572の回転軌跡上に第2回転計573を設けている。消泡羽根駆動部566は、槽体の固定部材(図示省略)に支持されている。
凝集部554は、消泡部553で消泡された脱墨廃液を撹拌して固形成分を凝集させるものであり、凝集部554の内部には内壁542の軸心廻りに回転する撹拌羽根574を設けている。撹拌羽根574を回転駆動する撹拌羽根駆動部は消泡羽根駆動部566を兼用しており、撹拌羽根回転軸として兼用する消泡羽根回転軸567の下端に撹拌羽根574を放射状に設けている。凝集部554には、凝集部554における脱墨廃液の液面を検出する液面センサ554cと液面センサ554cを固定する蓋部554aおよび凝集した固形成分を含む脱墨廃液を取り出すための取出口554bを設けており、蓋部554aは開放部507に位置している。
また、凝集部554の上方には、凝集部554へ凝集剤を供給する凝集剤供給部(図示省略)が設けられている。制御部700は、液面センサ554cの検出信号に基づき、凝集部554に脱墨廃液が所定量受容されたと判断すると、凝集剤供給部から所定量の凝集剤を供給する。
凝集部554は二重の円筒状体の内壁542によって円筒状内面を有することで、撹拌ムラが生じにくく、効率よく固形成分を凝集させることができる。消泡羽根駆動部566は、撹拌羽根回転軸を兼ねる消泡羽根回転軸567をパドル駆動部557のパドル回転軸558に比べて速く回転させる。
そして、脱墨部11の凝集部554にはパルパー部9の槽体91から洗浄廃液を排出する洗浄廃液移送経路をなす洗浄廃液路(図示省略)が連通している。この構成によりパルパー部9の洗浄時の洗浄廃液も脱墨廃液処理部550で処理できる。この洗浄廃液は、凝集部554に直接供給せずに、脱墨泡排出部555を通して凝集部554に供給してもよい。
(異物除去装置)
図1から図4に示すように、パルプスラリー流入部502には異物除去装置800を設けている。本実施の形態においては、異物除去装置800を脱墨槽501の流入側に設けた構成を開示しているが、パルプスラリーが流れる部位であれば異物除去装置800は何れの位置にも設けることができる。
すなわち、再生原料の古紙を離解した後にパルプスラリーがパルパー部9から流れ出て、抄紙部13のヘッドボックスに流入する直前までの経路上であれば何れの位置でも良く、全てのパイプの途中において設定可能である。ヘッドボックスの直前に配置する場合には抄紙品質に影響を与えない配慮が必要である。
しかし、脱墨槽501に流入するときのパルプスラリーの繊維濃度が異物除去には適している。すなわち、系内においてパルプスラリーの繊維濃度が低位となる場所であるので、パルプスラリーの流動性が最も高くなり、パルプスラリーに随伴する異物を捕捉する確率が高くなる。
本実施の形態において異物としては、薄いセロファン製テープ、粘着テープ、樹脂製シート、付箋、コーティングされた紙、金属箔、樹脂製のひもや糸、繊維製のひも、紙製のひも、ゴム糸、輪ゴム、針金等々があり、パルパー部9で離解された再生原料の古紙に随伴して系内に流入するものであれば、前述したもの以外も除去対象物である。
異物除去装置800は、ケーシング801がパルプスラリーが流れる流路を形成しており、ケーシング801は流路の上流側に流入口802を有し、流入口802を通してパルパー部9からパルプスラリーが流入する。ケーシング801の下流側は脱墨槽501のパルプスラリー流入部502に連通している。ケーシング801の上壁803に開口部804を設けており、本実施の形態では開放された開口部804を開示している。この開口部804は、スクリーン805の目詰まり状況を視認可能な監視窓を兼ねる。
開口部804には蓋体を開閉自在に設けることも可能であり、蓋体をシャッター式に形成することも可能である。あるいは、装置の筺体に開閉自在な扉体等を設け、扉体の開放により開口部804を通してスクリーン805の目詰まり状況を視認することも可能である。
ケーシング801の流路内には、開口部804を通してスクリーン805が着脱自在に配置されている。本実施の形態において、スクリーン805は板状部材からなり、越流口806aおよび取っ手部806bを有する上部806と下部のエレメント部807とエレメント部807の下端に設けた異物受け部808を有している。取っ手部806bの両側が開口部804の開口縁に係合している。スクリーン805の他の形態については後述する。
スクリーン805は上部側が上流側に向けて傾斜しており、異物受け部808はエレメント部807の上流側に向けて延びている。スクリーン805は下流側に向けて傾斜させることも可能である。
ケーシング801の流路は、スクリーン805のエレメント部807によって上流の一次側と下流の二次側に隔てられており、エレメント部807の高さに相当する部分がパルプスラリーが通常において流れる本流路809をなし、本流路809より高い部分が越流口806aに対応する迂回流路810をなす。
スクリーン805のエレメント部807は、エレメント811が格子状をなし、スクリーン目として矩形状の複数の連通穴812を有しており、本実施の形態では連通穴812が約7mm角のスクリーン目を形成している。この連通穴812の大きさや形状は本実施の形態に限るものではなく、必要に応じて適宜に変更することが可能である。
そして、パルプスラリーが連通穴812を通して本流路809を一次側から二次側に流れ、エレメント811がパルプスラリーに随伴する古紙パルプより大きい異物、すなわち長さや面積において大きいものを捕捉する。
ケーシング801には、パルプスラリーが迂回流路810を流れる迂回事象を検知するセンサー(図示省略)を設けており、制御部700もしくは機体には、迂回事象の発生を報知するブザー、無線通信、有線通信等の報知手段を備えている。
以下、上記した構成の作用を説明する。制御部700は、古紙投入部1とパルパー部9と脱墨部11と抄紙部13と仕上部15と白水タンク部100を制御し、各処理部において古紙再生処理系の運転を行う。
以下においては、本実施の形態における要部をなす脱墨部11の作用について説明する。パルパー部9で生成したパルプスラリーは、異物除去装置800を通してパルプスラリー流入部502から脱墨槽501の槽内の第1室501aに流入する。異物除去装置800における作用は後述する。
パルプスラリーは、越流板504の越流口504aを越えて第2室501bに流入し、第2室501bから潜流板505の潜流口505aを潜って第3室501cに流入し、以後同様にして第4室501d、第5室501e、第6室501fを巡り、その間に気泡発生部600から散気する微細気泡によってインク等の固形成分の不純物が脱墨泡とともに分離され、脱墨されたパルプスラリーが槽出口506から抄紙部13に移送される。
パドル駆動部557は、パドル回転軸558を回転駆動して掻き寄せパドル556を、各室501a~501fの仕切り板503および受泡部551の終端壁508の上方で、かつ液面より上方位置で軸心廻りに回転させ、脱墨槽501の各室501a~501fから発生する脱墨泡Bを受泡部551に掻き寄せる。
消泡部553は受泡部551から流れ込む脱墨泡Bを凝集部554に導くとともに、その過程において、回転する消泡羽根565と脱墨泡Bとの接触もしくは衝突により脱墨泡Bを破泡して消泡し、あるいは消泡羽根565の回転による遠心力で脱墨泡Bを内壁542の内側面に衝突させて破泡する。このとき、消泡部553が円筒状内面を有することで、消泡羽根565が回転する全方位において均一な消泡作用で効率よく消泡できる。
凝集部554は、消泡部553で消泡された脱墨廃液を撹拌羽根574で撹拌して固形成分を凝集させる。凝集部554は円筒状内面を有することで、撹拌ムラが生じにくく、効率よく固形成分を凝集させることができる。
異物除去装置800では、パルプスラリーがパルパー部9から流入口802を通してケーシング801の本流路809に流入し、スクリーン805のエレメント部807を通して一次側から二次側に流れ、パルプスラリー流入部502に流入する。
パルプスラリーはスクリーン805のエレメント部807を通過する際に、パルプスラリーに随伴する異物がエレメント811で捕捉される。
このように、パルプスラリーに含まれた古紙パルプより大きい異物をエレメント811で捕捉することで、パルプスラリーが流れる経路をなす配管やバルブ等が異物で閉塞することがなく、異物に阻害されることなく製紙機の稼働を継続できる。
スクリーン805をケーシング801の開口部804を通して流路内に着脱自在に配置することで、スクリーン805で捕捉した異物を容易に取出すことができるとともに、スクリーン805の目詰まりの進捗を確認して適時に異物を排除できる。
スクリーン805の着脱作業は容易なので、エレメント部807の清掃作業に伴う作業負荷が軽減される。このため、使用者による清掃作業の頻度を高めることができ、エレメント部807の面積が小さくても目詰まりの発生を抑制でき、装置の小型化に寄与できる。
ケーシング801がスクリーン805を迂回する迂回流路810を有することで、スクリーン805の目詰まり時には、パルプスラリーが本流路809の一次側から迂回流路810およびスクリーン805の越流口806aを通過して本流路809の二次側に流れるので、スクリーン805の目詰まりにより生じる最悪の事態、すなわちパルプスラリーが機外へ漏れでる事態を回避しつつ、製紙機の稼働を継続できる。
また、センサー(図示省略)が迂回事象を検知してブザー等の報知手段が迂回事象の発生を報知することで、迂回事象の発生から使用者がスクリーン805の異物を除去してスクリーン機能を回復するまでの期間を短くすることができ、スクリーン805の下流側の抄紙工程等に流れる異物を最小量に抑制することができる。
スクリーン805が異物受け部808を有することで、スクリーン805の一次側面に捕捉した異物が、衝撃や水の逆流を受けてスクリーン805から剥がれ落ちても、スクリーン805の取出操作によってスクリーン805の一次側面に捕捉した異物とともに、開口部804を通して機外へ容易に取り出すことができる。
また、スクリーン805のエレメント811が流路の上流側または下流側に向けて傾斜することで、パルプスラリー中により長くスクリーン805を浸漬することができ、エレメント811がパルプスラリー中の異物と接触する機会が増加し、異物除去効率の向上に寄与できる。
スクリーン805を機外に取出すことなく、ケーシング801の開口部804の監視窓を通してスクリーン805の目詰まり状況を容易に視認できるので、異物によるスクリーン805の目詰まりを事前に防止することが容易となる。
本実施の形態において、越流口806aは全くの開口であるが、エレメント811よりも粗い目のエレメント等を配置し、非常に大きな異物は除去することも可能である。
また、迂回流路810をなす越流口806aをエレメント部807の上部に設けているが、越流口806aをエレメント部807の下方に設けることも可能であり、左右の側方にも設けることも可能である。これらの場合には、スクリーン805を可動式に設け、スクリーン805の目詰まりをセンサ等で検知し、スクリーン805が移動して越流口806aをケーシング801の流路に対応させて流路を確保することも可能である。
また、スクリーン805は、薄いシート状部材に連通穴812形成するものや、連通穴812を有する板材や薄いシート状部材を多層状に配置して立体的に形成することも可能である。
図8は、スクリーン805のエレメント部807の他の形状を示しており、複数の連通穴822が大径円822aと、小径円822bからなる。また、図9に示すように、連通穴822を大径円822aのみを設けることも可能である。
さらに、図10に示すように、エレメント部807は、複数の連通穴833を大矩形833aと小矩形833bの組み合わせとすることも可能である。また、図11に示すように、大矩形833aのみを設けることも可能であり、連通穴833は多角形にすることも可能である。
また、図12に示すように、エレメント部807は、複数の連通穴843を細長いスリットに形成することも可能である。あるいは、図13に示すように、エレメント部807は、エレメント811を立体的に形成することも可能である。
さらに、図14および図15に示すように、スクリーン805は、下部領域を形成する不通水部813と、上部領域を形成するエレメント部807とで形成することも可能である。そして、エレメント部807を構成する一部のエレメント811をエレメント部807の上端の上方に櫛歯状に突出するように配置してエレメント811の相互間に連通穴812を形成している。
この場合には、スクリーン805のエレメント部807の目詰まり時に、パルプスラリーがスクリーン805を越えて迂回流路810を流れることで、本流路809の一次側から二次側にパルプスラリーが流れる
1 古紙投入部
9 パルパー部
11 脱墨部
91 槽体
92 撹拌装置
100 白水タンク部
501 脱墨槽
501a~501f 室
502 パルプスラリー流入部
503 仕切り板
504 越流板
504a 越流口
505 潜流板
505a 潜流口
506 槽出口
507 開放部
508 終端壁
541 外壁
542 内壁
550 脱墨廃液処理部
551 受泡部
552 底板
553 消泡部
554 凝集部
554a 蓋部
554c 液面センサ
555 脱墨泡排出部
556 掻き寄せパドル
557 パドル駆動部
558 パドル回転軸
559 従動プーリー
560 パドル駆動モータ
561 主動プーリー
562 ベルト
563 第1遮光板
564 第1回転計
565 消泡羽根
566 消泡羽根駆動部
567 消泡羽根回転軸
568 従動プーリー
569 羽根駆動モータ
570 主動プーリー
571 ベルト
572 第2遮光板
573 第2回転計
574 撹拌羽根
600 気泡発生部
700 制御部
800 異物除去装置
801 ケーシング
802 流入口
803 上壁
804 開口部
805 スクリーン
806 上部
806a 越流口
806b 取っ手部
807 エレメント部
808 異物受け部
809 本流路
810 迂回流路
811 エレメント
812 連通穴
813 不通水部

Claims (8)

  1. 古紙パルプを含むパルプスラリーが流れる流路を形成するケーシングと、ケーシングの流路内に配置され、パルプスラリーに含まれた異物を捕捉するエレメントを有するスクリーンを備え、
    スクリーンは、ケーシングの流路の上流の一次側と下流の二次側を隔て、上部に越流口を有し、下部に前記エレメントを配したエレメント部を有し、
    ケーシングの流路は、スクリーンのエレメント部の高さに相当する部分が、パルプスラリーが通常において流れる本流路をなし、本流路より高い部分がスクリーンの越流口に対応する迂回流路をなし、迂回流路がスクリーンで隔てた本流路の上流の一次側と下流の二次側とを連通し、スクリーンの目詰まり時に本流路の上流の一次側から迂回流路を通して本流路の下流の二次側にパルプスラリーが流れることを特徴とする異物除去装置。
  2. パルプスラリーが迂回流路を流れる迂回事象を検知するセンサーと、迂回事象の発生を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  3. スクリーンは、ケーシングの流路内に着脱自在に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の異物除去装置。
  4. スクリーンは、エレメントから本流路の一次側に剥がれ落ちる異物を受け止める異物受け部を有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の異物除去装置。
  5. スクリーンは、エレメントが本流路の上流側または下流側に向けて傾斜することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の異物除去装置。
  6. ケーシングは、スクリーンの目詰まり状況を視認可能な監視窓を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の異物除去装置。
  7. 古紙パルプを含むパルプスラリーを生成するパルパー部と、パルプスラリーを脱墨する脱墨部と、脱墨したパルプスラリーから抄紙する抄紙部と、パルプスラリーに含まれた異物を除去する異物除去装置を備え、
    異物除去装置が、請求項1から6の何れか一項に記載の異物除去装置からなることを特徴とする古紙再生処理装置。
  8. 異物除去装置が、パルプスラリーがパルパー部から脱墨部に流れる経路の途中に配置されたことを特徴とする請求項7に記載の古紙再生処理装置。
JP2017176246A 2017-09-14 2017-09-14 異物除去装置および古紙再生処理装置 Active JP7002109B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176246A JP7002109B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 異物除去装置および古紙再生処理装置
CN201821485254.7U CN208980999U (zh) 2017-09-14 2018-09-11 异物去除装置和废纸再生处理装置
CN201811057109.3A CN109505182A (zh) 2017-09-14 2018-09-11 异物去除装置和废纸再生处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176246A JP7002109B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 異物除去装置および古紙再生処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019052388A JP2019052388A (ja) 2019-04-04
JP7002109B2 true JP7002109B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=65745707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017176246A Active JP7002109B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 異物除去装置および古紙再生処理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7002109B2 (ja)
CN (2) CN208980999U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7002109B2 (ja) * 2017-09-14 2022-01-20 デュプロ精工株式会社 異物除去装置および古紙再生処理装置
CN114351490A (zh) * 2022-01-06 2022-04-15 江苏理文造纸有限公司 一种制造再生纸的回收装置及其控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067396A (ja) 2010-09-21 2012-04-05 Tech Corporation:Kk 小型古紙再生装置
JP2012077413A (ja) 2010-10-01 2012-04-19 Nippon Paper Industries Co Ltd 古紙パルプ生産設備における粕取り装置
JP2013096032A (ja) 2011-11-01 2013-05-20 Oriental:Kk 古紙再生装置用異物除去タンク及びそれを用いた文書細断屑用古紙再生装置
CN205152701U (zh) 2015-10-30 2016-04-13 山东鸿联纸业股份有限公司 双层式振框筛

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6126788B2 (ja) * 2012-03-02 2017-05-10 日本製紙株式会社 配管内の異物除去装置
JP5586806B1 (ja) * 2014-05-23 2014-09-10 清俊 村井 異物除去装置及び異物回収装置
CN205500771U (zh) * 2016-03-03 2016-08-24 天津市郁峰化工有限公司 一种次氯酸钙生产中防堵塞连接管
CN107012706B (zh) * 2017-05-02 2018-11-16 江苏信息职业技术学院 一种造纸工厂用制浆装置
JP7002109B2 (ja) * 2017-09-14 2022-01-20 デュプロ精工株式会社 異物除去装置および古紙再生処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067396A (ja) 2010-09-21 2012-04-05 Tech Corporation:Kk 小型古紙再生装置
JP2012077413A (ja) 2010-10-01 2012-04-19 Nippon Paper Industries Co Ltd 古紙パルプ生産設備における粕取り装置
JP2013096032A (ja) 2011-11-01 2013-05-20 Oriental:Kk 古紙再生装置用異物除去タンク及びそれを用いた文書細断屑用古紙再生装置
CN205152701U (zh) 2015-10-30 2016-04-13 山东鸿联纸业股份有限公司 双层式振框筛

Also Published As

Publication number Publication date
CN208980999U (zh) 2019-06-14
JP2019052388A (ja) 2019-04-04
CN109505182A (zh) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3772172B2 (ja) ドラム形の精選又は洗浄装置
JP4647038B1 (ja) 食品洗浄装置
US5182031A (en) Process and device for deaeration of liquids
JP6590663B2 (ja) 脱墨装置および古紙再生処理装置
JP7002109B2 (ja) 異物除去装置および古紙再生処理装置
JP5114723B2 (ja) フローテータ並びに古紙脱墨処理方法
JP2004300644A (ja) ドラム形紙料精選スクリーン
JP5724075B2 (ja) 脱墨排液処理装置、脱墨システム及び脱墨排液の処理方法
JP4942225B2 (ja) 濾材洗浄装置及び濾材洗浄方法
JP6945811B2 (ja) 脱墨装置および古紙再生処理装置
US5733413A (en) Method for removing contaminates from aqueous paper pulp
WO2011018947A1 (ja) 脱墨装置および古紙再生処理装置および脱墨装置の使用方法
JP2002263696A (ja) 洗浄処理装置
JP5706851B2 (ja) 濾材凝着物除去装置及び濾材凝着物除去方法
JP3426128B2 (ja) 古紙脱墨処理方法およびフローテーター
JP2010194383A (ja) スクリーン装置
US6682654B1 (en) Sludge recovery apparatus and method
JP3835395B2 (ja) 繊維ろ材を用いたろ過装置
JP2011143333A5 (ja)
KR100801090B1 (ko) 오버플로워판에 와류팬을 장착한 이물질 분리 배출 장치
JP6706400B2 (ja) 脱墨装置及び古紙再生処理装置
US20070102373A1 (en) Apparatus for separating suspensions
JP2009273970A (ja) 油水分離装置
JP2004329026A (ja) 海苔の異物や不純物を除去する方法および装置
JP3896570B2 (ja) 生海苔の異物分離方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7002109

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150