JP5114723B2 - フローテータ並びに古紙脱墨処理方法 - Google Patents

フローテータ並びに古紙脱墨処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、古紙原料液中からインキ粒子を除去するフローテータ(古紙脱墨処理装置)並びに古紙脱墨処理方法に関する。
古紙原料液が供給される処理槽の下部から気泡を吹き込み、この気泡の表面に、古紙原料液中に浮遊するインキ粒子を付着させ、該インキ粒子が付着した気泡(すなわち「フロス」)を処理槽の上部から溢流させて、古紙原料液中からインキ粒子を除去し白色化するようにしたフローテータが従来から知られている。
例えば、特許文献1(特開平11−200270号公報)には、仕切板で仕切られた複数の室の下部に、仕切板と平行に回転散気管を各室毎に配設し、上流側の室に原料液入口を設け、下流側の室に原料液出口を設け、さらに各室を仕切る二枚の仕切板の間を上方から下方へ流れる連通口を設けて、気液分離槽とし、それぞれの散気管から噴出させた気泡の表面に古紙原料液中のインキ粒子を付着させ、各室の上部から古紙原料液を気液分離槽に導入させ、各気液分離槽内の古紙原料液中の気泡の未分離分を室の上部に浮上させて排出すると共に、気泡が除去された古紙原料液を気液分離槽の下部から取り出すようにしたフローテータが開示されている。
また、特許文献2(特開2002−275776号公報)には、仕切壁で仕切られた複数の室の下部に、仕切壁を貫通して各室にわたって一本の回転散気管を配設し、最上流の室の原料導入口に原料供給管を連結し、それ以外の室の原料導入口は、上流側の室の側方に設けた原料排出口と原料移送通路を介して連通させ、最下流の室の原料移送通路には原料液回収管を連結し、一本の回転散気管から噴出させた気泡の表面に古紙原料液中のインキ粒子を付着させ、この気泡を各室の上部に浮上させて排出すると共に、気泡が除去された古紙原料液を原料液回収管から取り出すようにしたフローテータが開示されている。
特開平11−200270号公報 特開2002−275776号公報
前記した特許文献1のフローテータは、回転散気管を各室毎に備えるので、回転動力が二つ以上必要であり、装置が大型化・複雑化する、保守点検が面倒である、動力コストが嵩むなどといった問題があった。
一方、特許文献2のフローテータは、回転散気管を一本としたので回転動力が一つで済むなどの利点はあるが、散気管の長手方向に沿って古紙原料液を均一に分散供給することが容易ではなく、古紙原料液中に浮遊するインキ粒子と気泡との接触率が低くなる虞れがある。よって、特許文献1のフローテータと同等の脱墨効果(白色度の向上)を得るために、室数を増やす必要があり、それに伴い、散気管が長尺化、重量化し、騒音や振動が発生する虞れがあるという新たな問題が生じ、エネルギーコストの点でも好ましくない。
本発明はこのような従来事情に鑑みて成されたもので、その目的とする処は、散気管を一本としながら、古紙原料液中に浮遊するインキ粒子と気泡とがより充分に接触するようにして、散気管の長尺化・重量化を招くことなく、各室毎に散気管を配した場合と同等の脱墨効果を得ることができる新規なフローテータ並びに古紙脱墨処理方法を提供することにある。
以上の目的を達成するために、本発明に係るフローテータは、
仕切板により複数の室に仕切られた処理槽と、
外周面に複数の散気口が形成され、前記仕切板の下部を貫通して全室にわたって配置された散気管と、
前記散気管内に空気を供給して前記散気口から気泡を噴出させるための空気供給手段と、
前記処理槽の下方部に開口して、前記複数の室の内の最上流の室に古紙原料液を導入するための原料導入口と、
前記処理槽の最上流の室から順次下流側の隣室へ前記古紙原料液を移送するための原料移送通路と、
前記処理槽下方部に開口して、前記複数の室の内の最下流の室から前記古紙原料液を排出するための原料排出口と、を具備し、
前記原料移送通路が、前記仕切板の幅方向の略中央部の下部に設けた貫通孔と該貫通孔に挿入した前記散気管との間の間隙からなることを特徴とする。
このような構成によれば、各室において、古紙原料液中に浮遊するインキ粒子と、散気管から噴出された気泡とが接触して、該気泡の表面に前記インキ粒子が付着し、当該気泡(フロス)を各室の上部から溢流させることができる。さらに、古紙原料液が、上流側の室から下流側の室に移送される際、仕切板の幅方向の略中央部の下部に設けた貫通孔と該貫通孔に挿入した散気管との間の間隙からなる原料移送通路を通過するので、古紙原料液中のインキ粒子が、散気管から噴出された気泡と充分に接触する。よって、各室にわたって配置された一本の散気管から噴出される気泡に対するインキ粒子の付着効率が向上するため、各室毎に散気管を配した場合と同等の脱墨効果を得ることができる。すなわち、散気管の長尺化を招くことなく、一本の散気管により、各室毎に散気管を配した場合と同等の脱墨効果(白色度の向上)を得ることが出来る。
前記散気管の散気口から気泡を噴出させるために、例えば、前記空気供給手段からの散気管への空気供給を連続して行うようにする手段を採用することができる。
微細な気泡を簡単な構造でより確実に噴出させるためには、前記散気管を駆動回転するための回転駆動手段を備えることが好ましい。この場合、散気管を所定の周速で駆動回転させることで、散気管外周面の夫々の散気口から微細な気泡を噴出させることができる。また、散気管の回転により、各室内で古紙原料液が回流し、インキ粒子と気泡とがより充分に接触するようになる。
散気管外周面の散気口が小さいと古紙原料液が付着して散気口が目詰まりする虞れがある。散気口が大きければ目詰まりの虞れは低減するが、微細な気泡が形成されない虞れがある。
微細な気泡を噴出させるために、散気管の外周面に、長孔状の散気口を複数形成すると共に、散気管の回転周速を5〜20m/sとすることが好ましく、14〜19m/sとすることがより好ましい。
回転が遅いと、発生する気泡が大きくインキ粒子との接触が不充分となり白色度が上がらない。また、20m/sを超える回転周速としても白色度の向上が頭打ちとなる。
また、前記仕切板は、各室における古紙原料液およびその上に形成されるフロス層を隣室と仕切る高さを有することが好ましい。
この場合、各室毎にフロスが溢流するので、脱墨効率(処理量及び白色度向上が同一条件におけるエネルギー効率)をより向上させることが出来る。
前記処理槽内における前記散気管の上方に上部整流板が配置されることにより、各室の下部において古紙原料液が回流する回流層の上方で且つ前記フロス層の直下に、前記古紙原料液の静置層が形成されることが好ましい。
この場合、回流層において古紙原料液中のインキ粒子と気泡の接触がなされ、インキ粒子が付着した気泡(フロス)は、静置層において液面に向けて上昇し、フロス層となって各室上部から溢流する。よって、古紙原料液とフロスとがより確実に分離するようになる。
さらに、前記上部整流板と前記散気管の間に、前記散気口から噴出する気泡を古紙原料液中に分散させるための下部整流板が配置されていることが好ましい。
この場合、散気口から噴出する気泡が古紙原料液中に均一に分散して、古紙原料液中のインキ粒子とより充分に接触するようになる。
前記原料導入口が、前記最上流の室内において前記散気管に近接して設けられていることが好ましい。
この場合、古紙原料液が散気管に近接する箇所で供給されるので、古紙原料液中のインキ粒子と気泡がより充分に接触するようになる。
前記処理槽の内底面における外縁部分に、前記古紙原料液の滞留防止のための丸みを持たせることが好ましい。
この場合、各室における古紙原料液の滞留が防止されるので、古紙原料液中のインキ粒子と気泡がより充分に接触するようになる。
上流側の室から流入した古紙原料液が、下流側の室内で充分に回流せずに、原料移送通路又は原料排出口から流出してしまう虞れが無いとは言えない。
よって、前記複数の室における隣り合せる室同士の下流側の室に、上流側の室から流入した古紙原料液を、該下流側の室内で回流した後に前記原料移送通路又は前記原料排出口から流出させるためのショートカット防止板を設けることが好ましい。
ショートカット防止板は、上流側の室との仕切りである仕切板に設けた原料移送通路に近接して設けることが好ましく、各室の底面から、前記下部整流板よりも高い位置まで至る高さを有することが好ましい。
また、本発明に係る古紙脱墨処理方法は、
仕切板により複数の室に仕切られた処理槽と、
外周面に複数の散気口が形成され、前記仕切板の下部を貫通して全室にわたって配置された散気管と、
前記複数の室の内の最上流の室に古紙原料液を導入する原料導入口と、
前記最上流の室から順次下流側の隣室へ前記古紙原料液を移送する原料移送通路と、
前記複数の室の内の最下流の室から前記古紙原料液を排出する原料排出口と、を有する装置を用い、
前記散気口から噴出した気泡の表面に前記古紙原料液中に浮遊するインキ粒子を付着させ、当該気泡(フロス)を前記処理槽の上部から溢流させて、前記古紙原料液中から前記インキ粒子を除去する古紙脱墨処理方法であって、
前記原料移送通路が、前記仕切板の幅方向の略中央部の下部に設けた貫通孔と該貫通孔に挿入した前記散気管との間の間隙であり、前記古紙原料液が前記原料移送通路を通って下流側の隣室へ移送される際に前記散気管の外周を通過することを特徴とする。
前述した理由から、前記散気管が駆動回転することが好ましい。
以上説明したように本発明は、処理槽を複数の室に仕切る仕切板の下部を貫通して全室にわたり散気管を配置し、且つ、仕切板下部の貫通孔と該貫通孔に挿入した前記散気管との間の間隙を原料移送通路とする構成を採用したので、各室内において古紙原料液中のインキ粒子を気泡に付着させると共に、古紙原料液が上流側の室から下流側の室に移送される際に該古紙原料液中のインキ粒子を気泡に付着させることができる。
このため、各室にわたって配置された一本の散気管から噴出される気泡に対するインキ粒子の付着効率が向上し、散気管の長尺化・重量化やこれに伴う騒音・震動の発生などを招くことなく、各室毎に散気管を配した場合と同等の脱墨効果(白色度の向上)を得ることができる。
よって、散気管が一本であるため、散気管を各室毎に備える場合に比べ、装置の小型化・簡素化、保守点検の簡便化を図ることが出来、さらに、散気管を回転させる場合は回転動力が一つで済み、動力コストの低減にも寄与し得るなど、多くの効果を有する。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
図1は本例のフローテータAの構造を簡略して示す縦断正面図、図2は図1の(X)−(X)線に沿う断面図、図3は図2の(Y)−(Y)線に沿う断面図、図4はショートカット防止板の記載を省略した内部構造を示す簡略斜視図、図5は回転散気管の詳細を示す拡大正面図である。
本例のフローテータAは、仕切板2,2により三つの室3a,3b,3cに仕切られた三連構造の処理槽1、それぞれの仕切板2,2の下部を貫通して全室3a〜3cにわたって配置された回転散気管4、この回転散気管4内に所定量の圧縮空気を供給する空気供給手段(不図示)、回転散気管4を所定の周速で駆動回転させるための回転駆動手段(不図示)などを備えてなり、所定量の古紙原料液aが供給された処理槽1の下部から散気管4で気泡bを吹き込み、この気泡bの表面に、古紙原料液a中に浮遊するインキ粒子を付着させ、該インキ粒子が付着した気泡(フロス)cを処理槽1の上部から溢流させて、古紙原料液a中からインキ粒子を除去するようになっている。
処理槽1の下方部には、前工程である離解工程で得られた古紙原料液aを、各室3a〜3cの内の最上流の室3aに導入するための原料導入管5が接続されている。原料導入管5の先端部は最上流の室3a内に挿入され、回転散気管4に近接する位置に原料導入口6が開口している。
また、処理槽1の下方部には、各室3a〜3cの内の最下流の室3cから古紙原料液aを取り出して、次の精選工程へ排出するための原料排出管7が接続されている。原料排出管7の基端部は最下流の室3cの壁面に取り付けられ、回転散気管4に近接する位置に原料排出口8が開口している。回転散気管4の近傍は白色度が高く、原料排出口8の開設位置として好ましい。
それぞれの仕切板2は、各室3a〜3cにおける古紙原料液aおよびその上に形成されるフロス層dを隣室3a〜3cと仕切る高さを有している。
また、処理1の上端部における回転散気管4の軸方向に沿って左右両側には、フロス層dから溢流するフロスcを外部に排出するためのフロス樋9が設けられており、フロス樋9の仕切板50を乗り越えて溢流するフロスcがフロス樋9を伝わってフロス排出口51から排出されるようになっている。
各仕切板2は、フロス樋9の仕切板50より高い位置まで存在している。
それぞれの仕切板2,2には、最上流の室3aから順次下流側の隣室3b,3cへ古紙原料液aを移送するための原料移送通路が形成されており、この原料移送通路を介して、隣接する室3a〜3c同士が相互に連通している。原料移送通路は、仕切板2の幅方向の略中央部の下部に設けた貫通孔10と、この貫通孔10に挿入した回転散気管4との間の間隙11で形成されている。
回転散気管4は、図5に示すように、処理槽1内に位置する円筒状のドラム部4aと、このドラム部4aの長手方向両側に一体的に形成され、古紙原料液aの流動方向最上流側の室3aおよび最下流側の室3cの外壁からそれぞれ突出する一対の回転軸4b,4bを備え、ドラム部4aの外周面には、長孔状の複数の散気口4cが形成されている。
前記一対の回転軸4b,4bは、不図示の軸受によって回転自在に支持され、一方の回転軸4bを回転駆動手段の駆動源に連結して、回転散気管4が所定の周速で駆動回転するように構成されている。また、両方の回転軸4bは、空気供給手段のコンプレッサに接続され、該コンプレッサからの所底流量の圧縮空気がドラム部4a内に供給されて、それぞれの散気口4cから噴出すようになっている。
従って、駆動源の作動で回転散気管4が回転し、コンプレッサから供給される圧縮空気がそれぞれの散気口4cから微細な気泡bとなって噴出され、各室3a〜3c内の古紙原料液a中に微細な気泡bが噴出されると共に、各室3a〜3c内において古紙原料液aが、回転散気管4の回転方向に沿って回流し、インキ粒子と気泡とが充分に接触する。
処理槽1内における回転散気管4の上方には、それぞれの室3a〜3c内の古紙原料液aを、各室3a〜3cの下部において回流する回流層a1と、この回流層a1の上に形成され前記フロス層dの直下に位置する静置層a2とに分離するための上部整流板20が配置されている
上部整流板20と回転散気管4の間には、回転散気口4から噴出する気泡bを、各室3a〜3cにおいて古紙原料液a中に分散させるための下部整流板30が配置されている。
隣り合せる室3a,3b、3b,3cの下流側に位置する室3b,3cには、原料移送通路11を介して上流側の室3a,3bから流入した古紙原料液aを、該下流側の室3b,3c内で回流した後に、原料移送通路11又は原料排出口8から流出させるためのショートカット防止板40を設け、古紙原料液aが、各室3b,3c内で充分に回流せずに直接排出されてしまうことを防止している。
処理槽1の内底面における外縁部分は、古紙原料液aの滞留を防止するために、丸みを持たせた湾曲面1aに形成されており、これに合わせて、前記した各仕切板2及びショートカット防止板40における下部の左右端も湾曲状に形成してある。
上述した回転散気管4の回転速度(周速)は、散気口4cから噴出する圧縮空気が古紙原料液a中において微細な気泡を形成する上で、5〜20m/sとすることが好ましく、14〜19m/sとすることがより好ましい。
散気口4cの形状は、古紙原料液aの付着による目詰まりなどを考慮すれば、回転散気管4の軸心方向に沿う長孔状とすることが好ましい。また、各散気口4cによるドラム部4aの外周面の面積に対する開口率を5〜15%とすることが好ましい。
各室3a〜3c内に供給される古紙原料液aの液面レベルを一定にして脱墨処理を行うために、各室3a〜3c内における古紙原料液aの流量L(m/時)に対し、この古紙原料液a中に噴出する気泡bを形成するための回転散気管4への空気供給量G(Nm/時)の割合、すなわち空気供給率G/Lは、2≦G/L≦15とすることが好ましい。
空気供給量Gは、例えば、三室に仕切られた処理槽1の総容量(フロス層dより下方の液層の容量)が15〜35mである場合、250〜900Nm/時であることが好ましい。
原料移送通路11における古紙原料液の流速は、0.05〜0.2m/sであることが好ましい。
G/Lを2未満にすると古紙原料液a中に浮遊するインキ粒子を付着する気泡bが少なすぎるため、脱墨が不十分となる。一方、G/Lを15より大きくすると、気泡bが多すぎてフロス層dの形成が妨げられるため好ましくない。
また、処理量を同じにして原料移送通路11の面積を変えることにより原料移送通路11における古紙原料液aの流速を変更する場合は、原料移送通路11における古紙原料液aの流速が0.05〜0.2m/sであることが好ましい。流速が0.05m/sより遅くなると、古紙原料液aと気泡bの接触機会が減少するため白色度の向上が妨げられるため好ましくない。一方、古紙原料液aの流速を速くしすぎても白色度の向上が頭打ちとなる。流速が0.2m/sより速くなると、白色度が頭打ちとなると共に、原料移送通路11の面積が狭くなるため、流路抵抗が大きくなってエネルギー効率が低下することも予想され、好ましくない。
以上の構成からなる本例のフローテータAにより脱墨処理を行う場合、前工程である離解工程で得られた古紙原料液aを、各室3a〜3c内において液面レベルが一定になるよう、原料導入管5を介して、所定の流量で処理槽1に供給する。
そして、回転駆動手段の作動で、回転散気管4を所定の周速で回転させると共に、空気供給手段から所定の割合で圧縮空気を供給して、各室3a〜3c内の下部から微細な気泡bを古紙原料液a中に吹き込み、この気泡bの表面に、古紙原料液a中に浮遊するインキ粒子を付着させ、該インキ粒子が付着した気泡(フロスc)を、処理槽1の上部から溢流させ、フロス樋9で回収して処理槽外部に排出する。また、上流側の室3a,3bの古紙原料液aは、原料移送通路11を通って下流側の室3b,3cに移送されるが、その際、仕切板2下部の貫通孔10とこの貫通孔に挿入した回転散気管4との間の間隙からなる原料移送通路11を通過するので、古紙原料液a中のインキ粒子が、回転散気管4から噴出された気泡bと充分に接触する。よって、各室3a〜3cにわたって配置された一本の回転散気管4から噴出される気泡bに対するインキ粒子の付着効率が向上するため、各室毎に散気管を配した場合より小さなエネルギーで同等の脱墨効果(白色度の向上)を得ることができる。
以下、本発明の優位性を確認するために行った試験について説明する。
(試験1)
本発明に係るフローテータとして、図1〜図5で説明した構成で、三室に仕切られた処理槽を有し、処理槽の総容量(フロス層より下方の液層の容量)が28mであるテスト機(実施例)を用意した。従来のフローテータとして、特許文献1(特開平11−200270号公報の図1)に開示されるように、各室毎に回転散気管が設置された構成で、二室に仕切られた処理槽を有し、処理槽の総容量(フロス層より下方の液層の容量)が75mであり、気液分離槽を有するテスト機(比較例)を用意した。
これらのテスト機と、同一条件で製造し所定の白色度を有する古紙原料液を用いて、原料液処理量(ADT/d)、白色度(%)の向上、圧縮空気の供給量、回転散気管の周速などを所定の条件にして、古紙原料液の脱墨処理を行った。
ここで、ADTはパルプ風乾重量(水分を10%含んだパルプの重量)、dは1日、白色度の向上は、原料導入口と原料排出口における原料液を採取して測定した白色度(%)の差を表し、白色度はJIS P 8148:2001に準拠して測定した。
以上の条件で脱墨処理を行い、実施例と比較例についてそれぞれ4回試験を行って、その平均値を算出した。結果を表1に示す。尚、原料液処理量は、実施例の場合30〜33ADT/d、比較例の場合は26〜34ADT/dの範囲で試験した。この結果より、原料液処理量と白色度の向上がほぼ同一の条件において、回転散気管電力原単位(散気管回転駆動電力原単位と圧縮空気供給電力原単位の合計)は、実施例のテスト機が19.4KWH/ADTであり、比較例のテスト機は49.5KWH/ADTであった。
Figure 0005114723
この結果から、同量の古紙原料液を同条件の白色度の条件で脱墨処理するにあたり、本発明に係るフローテータ及び脱墨処理方法は、散気管を各室毎に備える場合に比べ電力原単位を半減することが出来ると共に、装置の小型化と簡略化を図ることが出来、処理槽の容量は半分以下に出来ることが確認出来た。これにより、エネルギーコストのみならず設備費も半減することが可能である。
(試験2)
前述した実施例のテスト機を実施例1とすると共に、各室3b,3c内のショートカット防止板40を除去したテスト機(実施例2)を用意し、これらテスト機により、前記した実施例と同条件で脱墨処理を行った結果、白色度同一の条件(白色度の向上8.4の条件)で原料液処理量において実施例1が実施例2に比し10%程度増加しており、且つ、電力原単位において実施例1が実施例2に比し10%程度低減されていた。この結果から、本発明において、ショートカット防止板を設けることがより効果的であることが確認できた。
(試験3)
前述した実施例1のテスト機を用い、回転散気管の周速を変えて、原料液処理量、白色度の向上が同条件になるよう脱墨処理を行った結果、周速5〜20m/sの範囲において好ましい電力原単位が得られ、14〜19m/sの範囲においてより好ましい結果が得られることが確認できた。
以上、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明したが、本発明に係るフローテータ並びに古紙脱墨処理方法は上述した例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において各種の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明に係るフローテータを簡略して示す縦断正面図。 図1の(X)−(X)線に沿う拡大断面図。 図2の(Y)−(Y)線に沿う断面図。 内部構造を簡略して示す斜視図。 回転散気管の一例を示す拡大正面図。
符号の説明
A:フローテータ
1:処理槽
2:仕切板
3a,3b,3c:室
4:回転散気管(散気管)
4c:散気口
6:原料導入口
:原料排出口
10:貫通孔
11:間隙(原料移送通路)
20:上部整流板
30:下部整流板
40:ショートカット防止板
50:フロス樋の仕切板

Claims (10)

  1. 古紙原料液が供給される処理槽の下部から気泡を吹き込み、この気泡の表面に前記古紙原料液中に浮遊するインキ粒子を付着させ、当該気泡を前記処理槽の上部から溢流させて、前記古紙原料液中から前記インキ粒子を除去するようにしたフローテータであって、
    仕切板により複数の室に仕切られた処理槽と、
    外周面に複数の散気口が形成され、前記仕切板の幅方向の略中央部の下部を貫通して全室にわたって配置された散気管と、
    前記散気管内に空気を供給して前記散気口から気泡を噴出させるための空気供給手段と、
    前記処理槽内における前記散気管の上方に配置された上部整流板と、
    前記処理槽の下方部に開口して、前記複数の室の内の最上流の室に古紙原料液を導入するための原料導入口と、
    前記処理槽の最上流の室から順次下流側の隣室へ前記古紙原料液を移送するための原料移送通路と、
    前記処理槽下方部に開口して、前記複数の室の内の最下流の室から前記古紙原料液を排出するための原料排出口と、を具備し、
    前記原料移送通路が、前記仕切板の幅方向の略中央部の下部に設けた貫通孔と該貫通孔に挿入した前記散気管との間の間隙からなることを特徴とするフローテータ。
  2. 前記散気管を駆動回転するための回転駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のフローテータ。
  3. 前記仕切板は、各室における古紙原料液およびその上に形成されるフロス層を隣室と仕切る高さを有することを特徴とする請求項1又は2記載のフローテータ。
  4. 前記処理槽内における前記散気管の上方に配置された上部整流板により、各室の下部において古紙原料液が回流する回流層の上方で且つ前記フロス層の直下に、前記古紙原料液の静置層が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフローテータ。
  5. 前記上部整流板と前記散気管の間に、前記散気口から噴出する気泡を古紙原料液中に分散させるための下部整流板が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフローテータ。
  6. 前記原料導入口が、前記最上流の室内において前記散気管に近接して設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフローテータ。
  7. 前記処理槽の内底面における外縁部分に、前記古紙原料液の滞留防止のための丸みを持たせたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のフローテータ。
  8. 前記複数の室における隣り合った室同士の下流側の室に、上流側の室から流入した古紙原料液を、該下流側の室内で回流した後に前記原料移送通路又は前記原料排出口から流出させるためのショートカット防止板を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のフローテータ。
  9. 古紙原料液が供給される処理槽の下部から気泡を吹き込み、この気泡の表面に前記古紙原料液中に浮遊するインキ粒子を付着させ、当該気泡を前記処理槽の上部から溢流させて、前記古紙原料液中から前記インキ粒子を除去する古紙脱墨処理方法であって、
    仕切板により複数の室に仕切られた処理槽と、
    外周面に複数の散気口が形成され、前記仕切板の幅方向の略中央部の下部を貫通して全室にわたって配置された散気管と、
    前記散気管内に空気を供給して前記散気口から気泡を噴出させるための空気供給手段と、
    前記処理槽内における前記散気管の上方に配置された上部整流板と、
    前記複数の室の内の最上流の室に古紙原料液を導入する原料導入口と、
    前記最上流の室から順次下流側の隣室へ前記古紙原料液を移送する原料移送通路と、
    前記複数の室の内の最下流の室から前記古紙原料液を排出する原料排出口と、を有する装置を用い、
    前記原料移送通路が、前記仕切板の幅方向の略中央部の下部に設けた貫通孔と該貫通孔に挿入した前記散気管との間の間隙であり、前記古紙原料液が前記原料移送通路を通って下流側の隣室へ移送される際に前記散気管の外周を通過することを特徴とする古紙脱墨処理方法。
  10. 前記散気管が駆動回転することを特徴とする請求項9記載の古紙脱墨処理方法。
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