JPH0694605B2 - アクリル系制電繊維及びその製造法 - Google Patents

アクリル系制電繊維及びその製造法

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JPH0694605B2
JPH0694605B2 JP60200500A JP20050085A JPH0694605B2 JP H0694605 B2 JPH0694605 B2 JP H0694605B2 JP 60200500 A JP60200500 A JP 60200500A JP 20050085 A JP20050085 A JP 20050085A JP H0694605 B2 JPH0694605 B2 JP H0694605B2
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尚之 小川
芳伸 小寺
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は断面形状の改良されたボイドの少ないアクリル
系制電性繊維及びその製法に関する。
(従来の技術) 一般にアクリル繊維は保温性、形態安定性、耐光性、風
合、染色性等に優れた性質を有しており、衣料用、イン
テリア用などによく用いられる。しかしアクリル繊維は
一般の合成繊維によくみられるように静電気の発生が著
しく、衣料用、インテリア用として用いた場合、人体に
不快感を与えるという欠点を有している。このような欠
点を取り除く方法として、従来より帯電防止剤を利用す
ることが行われているが、これらは恒久的制電性に欠け
るという大きな問題を持つている。このような欠点を改
良する方法として、エチレンオキサイド鎖を有する単量
体をアクリロニトリル及び必要に応じて他の重合性不飽
和ビニル化合物と共重合させ、通常のアクリロニトリル
系共重合体と混合し紡糸する方法が提案されている。し
かしこの方法では、N,N′−ジメチルアセトアミド、N,
N′−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等
の有機溶媒又はロダン塩などの無機溶剤を用いて湿式紡
糸する場合、2種の共重合体の相溶性及び凝固速度の差
が原因となつて凝固糸中にボイドが多発し、得られる繊
維の断面形状がいびつとなり、アクリル繊維の風合及び
光沢が低下する。また製造に際してもボイドが多発する
ため保水性が高く乾燥工程に負荷がかかる等の問題を生
じる。さらには前記のようなブレンド紡糸では制電性共
重合体が均一に分散してしまうため、十分な制電性能を
得るには、前記の制電性共重合体を15%以上混合する必
要がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、制電性能を有するアルキルポリエチレングリ
コールアクリレートを含む共重合体と通常のアクリル系
共重合体を混合し、N,N′−ジメチルアセトアミド、N,
N′−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等
の有機溶剤又はロダン塩等の無機溶剤と水からなる凝固
浴で湿式紡糸を行う場合の問題点、すなわち断面形状の
いびつさ、乾燥負荷の増大等を改良し、光沢及び風合が
良好で、かつ制電性共重合体を最少量利用して優れた恒
久的制電性繊維を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、アクリロニトリル60〜85重量%、一般式 CH2=CH−COO(CH2CH2O)R (式中Rは水素原子又は炭素数40以下のアルキル基、n
は10〜50の数を示す)で表わされるアルキルポリエチレ
ングリコールアクリレート15〜40重量%及び他の重合性
不飽和ビニル化合物0〜30重量%からなる制電性共重合
体(a)と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重
合性不飽和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体
(b)との混合物であつて、(a)の量が(a)+
(b)に対し10〜40重量%である重合体混合物(I)
と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重合性不飽
和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体(II)
を、3:7〜1:9の比率で湿式複合紡糸して得られる、制電
成分が繊維断面方向に局在してなる単繊維断面形状の改
良されたアクリル系制電性繊維である。
本発明の制電性繊維は、アクリロニトリル60〜85重量
%、一般式 CH2=CH−COO(CH2CH2O)R (式中Rは水素原子又は炭素数40以下のアルキル基、n
は10〜50の数を示す)で表わされるアルキルポリエチレ
ングリコールアクリレート15〜40重量%及び他の重合性
不飽和ビニル化合物0〜30重量%からなる制電性共重合
体(a)と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重
合性不飽和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体
(b)との混合物であつて、(a)の量が(a)+
(b)に対し10〜40重量%である重合体混合物(I)の
紡糸原液と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重
合性不飽和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体
(II)の紡糸原液を、紡糸孔吐出直前で重合体混合物
(I)と共重合体(II)を3:7〜1:9の比率で複合して凝
固浴中に吐出し、湿式複合紡糸することにより得られ
る。
(発明の各要件の説明) 本発明に用いられる式Iのアルキルポリエチレングリコ
ールアクリレートにおいて、nは10〜50である。nが10
より小さくなると、満足のいく制電性能を得ることがで
きず、制電性共重合体(a)の必要量が多くなり、得ら
れる繊維の物理的特性が劣化する。またnが50を越える
と、重合が困難となり紡糸原液も不安定となる。また置
換基Rは水素原子又は炭素数が40以下のアルキル基であ
る。炭素数が40を越えると制電性能が低下する傾向にあ
り、制電性共重合体(a)の必要量が多くなり繊維の物
理的特性が劣化する。制電性共重合体(a)中のアルキ
ルポリエチレングリコールアクリレートの共重合量は15
〜40重量%好ましくは20〜35重量%であり、共重合量が
15重量%より少量であると十分な制電性能が得られず、
また40重量%を越えると重合工程における共重合体の微
粒化によつて過性が問題となり、工業的には生産が困
難となる。
重合性不飽和ビニル化合物としてはアクリロニトリルと
共重合可能なものならば特に限定されないが、例えば酢
酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化ビニリデ
ン等があげられる。重合性不飽和ビニル化合物は、繊維
性能のバランス及び紡糸原液の粘度調整を良好にし、か
つ紡糸安定性を高めることを主目的として用いられる
が、その他難燃性を付与することもできる。制電性共重
合体(a)を得るための重合方法としては、例えば懸濁
重合、乳化重合、溶液重合などがあげられる。
共重合体(b)はアクリロニトリル70〜98重量%及び重
合性不飽和ビニル化合物が30〜2重量%からなる共重合
体である。重合性不飽和ビニル化合物は紡糸安定性、染
色向上などの目的で用いられ、その割合が30重量%を越
えると得られる繊維のアクリル繊維としての特質が損な
われ、また2重量%未満であると染色性、紡糸安定性に
問題を生じる。重合性不飽和ビニル化合物としては例え
ばアクリル酸、メタクリル酸あるいはこれらのエステル
類、アリルスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸
ナトリウム、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化
ビニリデン、臭化ビニル、酢酸ビニルなどが用いられ
る。
さらに制電共重合体(a)と共重合体(b)との混合物
(I)に対する複合紡糸の他方の成分である共重合体
(II)は(b)と同様の組成のものであつてもよく、あ
るいは目的に応じて異なる組成のものでもよい。重合性
不飽和ビニル化合物としては共重合体(b)を製造する
ために用いられた重合性不飽和ビニル化合物と同様な条
件を備え、さらには前記のアクリル系共重合体が単独で
有機溶剤又は無機溶剤と水の凝固浴中に湿式紡糸した場
合に得られる繊維がアクリル繊維特有の優れた光沢、風
合等の特質を備えていることが好ましい。本発明の繊維
を製造するに際しては、まず混合物(I)及び共重合体
(II)の紡糸原液を別個に調製する。混合物(I)の紡
糸原液を得るには制電性共重合体(a)とアクリル系共
重合体(b)を原液調製タンク中で有機溶剤に溶解混合
し、紡糸原液の粘度が200〜500ポイズとなるように調製
する。有機溶剤としては、ジメチルアセトアミド、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が用いられ
る。さらに共重合体(II)の紡糸原液も同様にして粘度
が200〜500ポイズとなるように調製する。この際、混合
物(I)の紡糸原液と共重合体(II)の紡糸原液の粘度
はできるだけ近い方が複合紡糸の両成分がうまく分配さ
れ好ましい。混合物(I)と共重合体(II)の原液濃度
の差は200ポイズ以下に設定することが好ましい。
次いで混合物(I)と共重合体(II)を3:7〜1:9の比率
で湿式複合紡糸する。混合物(I)の紡糸原液と共重合
体(II)の紡糸原液は、紡糸孔吐出直前で交わり凝固浴
中に吐出される。
凝固浴としてはN,N′−ジメチルアセトアミド、N,N′−
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の有機
溶剤と水の混合溶剤であり、有機溶剤が20〜60重量%特
に40〜60重量%、凝固浴温度が20〜60℃特に20〜40℃で
あることが断面形状を改善するために好ましい。凝固浴
以降は通常の方法で洗浄、延伸、油剤付与、乾燥工程を
経ることで単繊維断面が改良され、かつ制電性能が優れ
たアクリル系制電性繊維を得ることができる。この繊維
は制電成分が繊維断面方向に局在し、繊維断面を観察し
た場合、制電性共重合体(a)が均一に分布しているの
ではなく、部分的に密度濃く存在している。
(発明の効果) 本発明の制電性繊維は、繊維の断面形状が改良されてい
るため、光沢及び風合が良好であり、制電性能が優れて
いる。このような断面形状の改良された制電性繊維が得
られる理由としては、制電性共重合体(a)が微量であ
り、かつ局在しているためであると考えられる。
下記実施例において制電性能は以下の方法で評価した。
得られたアクリル繊維を編織物にしたのち、通常の洗濯
処理を10回行い、乾燥後、20℃、相対湿度40%の条件下
で24時間調湿し、同じ条件下でスタチツクオネストメー
ターを用いて電荷半減期を測定した。印荷電圧は10000
ボルトとした。
実施例1 アクリロニトリル72重量%、式(I)のアルキルポリエ
チレングリコールアクリレート(R:C12H25、n=20)20
重量%及び酢酸ビニル8重量%からなる制電性共重合体
(a)とアクリロニトリル92重量%及び酢酸ビニル8重
量%からなるアクリル系共重合体(b)を用い、共重合
体(a)が15重量%、共重合体(b)が85重量%の割合
で粘度が300〜400ポイズとなるようにN,N′−ジメチル
アセトアミドに70℃で溶解し、混合物(I)の紡糸原液
とした。共重合体(II)の紡糸原液は共重合体(b)を
N,N′−ジメチルアセトアミドに70℃で溶解して調製し
た。この溶液の粘度は380ポイズであつた。次いで混合
物(I)の紡糸原液と共重合体(II)の紡糸原液を0.07
6mmφ×100Hの紡糸孔直前で1:9の比率(1:II=1.1:8.
9)でサイドバイサイド型に複合し、N,N′−ジメチルア
セトアミド50重量%及び水50重量%、温度が30℃の凝固
浴中に吐出し、湿熱5倍延伸しつつ洗浄し、油剤を付与
したのち乾燥し、制電性が優れ、かつ断面形状のいびつ
さが改良された、単繊維繊度が3dのアクリル系制電性繊
維を得た。得られた繊維の電荷半減期を下記表に示す。
実施例2 アクリロニトリル67重量%、アルキルポリエチレングリ
コールアクリレート(R:C4H6、n=10)25重量%及び酢
酸ビニル8重量%からなる制電性共重合体(a)を20重
量%、アクリロニトリル92重量%及び酢酸ビニル8重量
%から成る共重合体(b)を80重量%の割合で300〜400
ポイズとなるようにN,N′−ジメチルアセトアミドに70
℃で溶解し、混合物(I)の紡糸原液とした。他方の成
分にはアクリロニトリル95重量%及び酢酸ビニル5重量
%からなる共重合体(II)を用い、これをN,N′−ジメ
チルアセトアミドに70℃で溶解し、紡糸原液とした。こ
の溶液の粘度は380ポイズであつた。混合物(I)の紡
糸原液と共重合体(II)の紡糸原液を0.076mmφ×100H
の紡糸孔直前で1:9の比率(1:II=1.1:8.9)でサイドバ
イサイド型に複合し、N,N′−ジメチルアセトアミド50
重量%及び水50重量%、温度が30℃の凝固浴中に吐出
し、湿熱5倍延伸しつつ洗浄し、油剤を付与したのち乾
燥し、制電性が優れ、かつ断面形状のいびつさが改良さ
れた、単繊維繊度が3dのアクリル系制電性繊維を得た。
実施例3 実施例1と同じ混合物(I)の紡糸原液と共重合体(I
I)の紡糸原液を、0.076mmφ×100Hの紡糸孔直前で固形
分として3:7の比率で配合し、N,N′−ジメチルアセトア
ミド45重量%及び水55重量%、温度が30℃の凝固浴中に
吐出し、湿熱5倍延伸しつつ洗浄し、油剤を付与したの
ち乾燥し、制電性能が優れ、なめらかな断面形状を有
し、単繊維繊度が3dのアクリル系制電性繊維を得た。
比較例1 アクリロニトリル72重量%、式Iの単量体(R=C
12H25、n=20)20重量%及び酢酸ビニル8重量%から
なる制電性共重合体(a)を15重量%とアクリロニトリ
ル92重量%及び酢酸ビニル8重量%からなるアクリル系
共重合体(b)を85重量%とをN,N′−ジメチルアセト
アミドに70℃で混合溶解し紡糸原液とした。この紡糸原
液を0.076mmφ×100Hの紡糸孔からN,N′−ジメチルアセ
トアミド50重量%及び水50重量%、温度が30℃の凝固浴
中に吐出し、湿熱洗浄、5倍延伸し、油剤を付与したの
ち乾燥し、単繊維繊度が3dの繊維を得た。得られた繊維
の電荷半減期を下記表に示す。この繊維は断面形状がい
びつであつた。
比較例2 実施例1と同じ制電性共重合体(a)を7重量%、実施
例1と同じアクリル共重合体(b)を93%の割合で粘度
が300〜400ポイズとなるようにN,N′−ジメチルアセト
アミドに70℃で溶解し、複合紡糸の片側成分とした。他
方の成分には共重合体(b)を用い、これをN,N′−ジ
メチルアセトアミドに70℃で溶解した。この溶液の粘度
は380ポイズであつた。混合物(I)の紡糸原液とアク
リル系共重合体(b)の紡糸原液を0.076mmφ×100Hの
紡糸孔直前で1:9の比率(I:II=1:9)でサイドバイサイ
ド型に複合し、N,N′−ジメチルアセトアミド50重量%
及び水50重量%、温度が30℃の凝固浴中に吐出し、比較
例1と同様にして単繊維繊度が3dの繊維を得た。得られ
た繊維はなめらかな断面形状を有するものの制電性能が
不十分であつた。
比較例3 実施例1と同じ混合物(I)の紡糸原液とアクリル系共
重合体(b)の紡糸原液を用い、0.076mmφ×100Hの紡
糸孔直前で配合比固形分として5:5の割合でサイドバイ
サイド型に複合し、N,N′−ジメチルアセトアミド50重
量%及び水50重量%、温度が30℃の凝固浴中に吐出し、
比較例1と同様にして単繊維繊度が3dの繊維を得た。得
られた繊維は断面形状がいびつであつた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−15504(JP,A) 特公 昭46−852(JP,B1) 特公 昭34−4292(JP,B1) 特公 昭48−29499(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリロニトリル60〜85重量%、一般式 CH2=CH−COO(CH2CH2O)R (式中Rは水素原子又は炭素数40以下のアルキル基、n
    は10〜50の数を示す)で表わされるアルキルポリエチレ
    ングリコールアクリレート15〜40重量%及び他の重合性
    不飽和ビニル化合物0〜30重量%からなる制電性共重合
    体(a)と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重
    合性不飽和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体
    (b)との混合物であつて、(a)の量が(a)+
    (b)に対し10〜40重量%である重合体混合物(I)
    と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重合性不飽
    和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体(II)
    を、3:7〜1:9の比率で湿式複合紡糸して得られる、制電
    成分が繊維断面方向に局在してなる単繊維断面形状の改
    良されたアクリル系制電性繊維。
  2. 【請求項2】アクリロニトリル60〜85重量%、一般式 CH2=CH−COO(CH2CH2O)R (式中Rは水素原子又は炭素数40以下のアルキル基、n
    は10〜50の数を示す)で表わされるアルキルポリエチレ
    ングリコールアクリレート15〜40重量%及び他の重合性
    不飽和ビニル化合物0〜30重量%からなる制電性共重合
    体(a)と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重
    合性不飽和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体
    (b)との混合物であつて、(a)の量が(a)+
    (b)に対し10〜40重量%である重合体混合物(I)の
    紡糸原液と、アクリロニトリル70〜98重量%及び他の重
    合性不飽和ビニル化合物2〜30重量%からなる共重合体
    (II)の紡糸原液を、紡糸孔吐出直前で重合体混合物
    (I)と共重合体(II)を3:7〜1:9の比率で複合して凝
    固浴中に吐出し、湿式複合紡糸することを特徴とする、
    制電成分が繊維断面方向に局在してなる単繊維断面形状
    の改良されたアクリル系制電性繊維の製造法。
  3. 【請求項3】凝固浴がN,N′−ジメチルアセトアミド、
    N,N′−ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシ
    ドと水の混合液からなり、水の量が80〜40重量%、凝固
    浴温度が20〜60℃であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第2項に記載の方法。
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