JPH0694258B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JPH0694258B2
JPH0694258B2 JP1277091A JP27709189A JPH0694258B2 JP H0694258 B2 JPH0694258 B2 JP H0694258B2 JP 1277091 A JP1277091 A JP 1277091A JP 27709189 A JP27709189 A JP 27709189A JP H0694258 B2 JPH0694258 B2 JP H0694258B2
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guide
link
panel
guide rail
vehicle body
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弘 今井
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Johnan Manufacturing Co Ltd
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Johnan Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車のアウタースライドタイプのサンルー
フ装置に関するものである。
従来の技術 一般に、自動車のサンルーフ装置の1つのタイプとし
て、ルーフパネルの上面をスライドパネルがスライドす
るアウタースライドタイプのものがある。
従来、車体のルーフパネルに開口部を設け、開口部にス
ライドパネルを配置し、ルーフパネルの上部に開口部の
両側に沿って互に平行なガイドレールをそれぞれ配設
し、ガイドレールに誘導体を摺動自在に係合配置し、ル
ーフパネルの開口部の開放の際に、誘導体をガイドレー
ルに対して後退移動することにより、スライドパネルを
閉蓋位置で一旦上昇させ、その後、スライドパネルがル
ーフパネルの上部を誘導体の後退に連動してガイドレー
ルに沿って後退するようにしたアウタースライドタイプ
のサンルーフ装置が知られている。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来のアウタースライドタイプのサンルーフ
装置では、ガイドレールをルーフパネルの上面に固定し
ていたので、ガイドレールがスライドパネルのルーフパ
ネルに対する取付けの邪魔となり、スライドパネルをル
ーフパネルの外部から取付けることが困難であり、スラ
イドパネルのルーフパネルへの取付け作業が面倒であっ
た。
本発明の目的は、上述する問題点に対処して、第1の誘
導体をガイドレールに沿って車体の後方に向かって移動
することにより、第2の誘導体がリンクを介して第1の
誘導体と共にガイドレールに沿って車体の後方に向かっ
て移動し、リンクの一端部が第1の誘導体の車体の後方
への移動に伴って第1の誘導体の長孔に係合しながら摺
動すると同時に、リンクが第2の誘導体に対して揺動
し、リンクの他端部がガイドレールに向かって上方に移
動し、スライドパネルを水平状態のままリンクにより開
口部の閉塞位置からガイドレールに向かって上昇させ、
第1の誘導体及び第2の誘導体の車体の後方への移動に
より、スライドパネルがガイドレールに沿ってルーフパ
ネルの開口部の後方上部まで後退し、ルーフパネルの開
口部を開放し、ルーフパネルとガイドレールとの間に隙
間があり、ガイドレールがスライドパネルのルーフパネ
ルに対する取付けの邪魔とならず、スライドパネルをル
ーフパネルの外部から取付けられ、スライドパネルのル
ーフパネルに対する取付け作業を容易に行なえ、スライ
ドパネルがルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態に
おいて、ガイドレールを荷物の運搬に用いる支持部材と
して使用することが可能なサンルーフ装置を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 本発明のサンルーフ装置は、車体のルーフパネルに開口
部を設けると共に、前記開口部にスライドパネルを配置
したサンルーフ装置において、前記ルーフパネルの上方
に前記開口部の両側に沿って互に平行なガイドレールを
それぞれ配設し、前記ルーフパネルと前記ガイドレール
との間に前記車体の前後方向に間隔を置いて複数の支持
体をそれぞれ設け、前記ガイドレールの前記スライドパ
ネルの前後寄りに第1の誘導体をそれぞれ移動自在に設
けると共に、前記第1の誘導体の前方に第2の誘導体を
それぞれ移動自在に設け、前記第1の誘導体に形成した
長孔にリンクの一端部を摺動自在に係合し、前記第2の
誘導体に前記リンクの中間を揺動自在に連結し、前記リ
ンクの他端部を前記スライドパネルに揺動自在に連結し
たことを特徴とする構成を有するものである。
作 用 車体のルーフパネルに設けた開口部に配置したスライド
パネルが開口部を閉塞する。
また、ルーフパネルの開口部をスライドパネルにより閉
塞した全閉状態において、ルーフパネルの上方に開口部
の両側に沿って複数の支持体を介して配設したガイドレ
ールのスライドパネルの前後寄りに設けた第1の誘導体
を、ガイドレールに沿って車体の後方に向かって移動す
れば、第1の誘導体の前方に設けた第2の誘導体がリン
クを介して第1の誘導体と共にガイドレールに沿って車
体の後方に向かって移動し、リンクの一端部が第1の誘
導体に形成した長孔に係合しながら摺動すると同時に、
リンクが第2の誘導体に対して揺動し、リンクの他端部
がガイドレールに向かって上方に移動し、スライドパネ
ルが水平状態のままリンクにより開口部の閉塞位置から
ガイドレールに向かって上昇する。
さらに、第1の誘導体及び第2の誘導体を車体の後方に
向かって移動することにより、スライドパネルがガイド
レールに沿ってルーフパネルの開口部の後方上部まで後
退し、ルーフパネルの開口部を開放状態とする。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、1は車体のルーフパネルであり、ルー
フパネル1には、第2図に示すように、開口部2が設け
られると共に、開口部2にはスライドパネル3が配置さ
れ、ルーフパネル1の上方には開口部2の両側に沿って
互に平行なガイドレール4,4がそれぞれ配設され、ルー
フパネル1とガイドレール4との間には車体の前後方向
に間隔を置いて複数の支持体となる支柱5がそれぞれ設
けられ、スライドパネル3の外周縁には全閉時の雨洩れ
を防止するためのウェザストリップ6が設けられてい
る。
ガイドレール4のスライドパネル3の前後寄りには、第
2図に示すように、第1の誘導体となる第1のフロント
ガイド7及び第1のリヤガイド8がそれぞれ移動自在に
設けられ、第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイ
ド8の前方には第2の誘導体となる第2のフロントガイ
ド9及び第2のリヤガイド10がそれぞれ移動自在に設け
られている。
第1のフロントガイド7には傾斜した長孔11が形成さ
れ、第1のフロントガイド7の長孔11にはフロントリン
ク12の一端部が連結ピン13を介して摺動自在に係合さ
れ、第2のフロントガイド9にはフロントリンク12の中
間が支持ピン14を介して揺動自在に連結されている。
第1のリヤガイド8には傾斜した長孔15が形成され、第
1のリヤガイド8の長孔15にはリヤリンク16の一端部が
連結ピン17を介して摺動自在に係合され、第2のリヤガ
イド10にはリヤリンク16の中間が支持ピン18を介して揺
動自在に連結されている。
スライドパネル3の前後寄りの両側上部にはブラケット
19がそれぞれ配設され、スライドパネル3の前端寄りに
位置するブラケット19にはフロントリンク12の他端部が
支持ピン20を介して揺動自在に連結され、スライドパネ
ル3の後端寄りに位置するブラケット19にはリヤリンク
16の他端部が支持ピン21を介して揺動自在に連結されて
いる。
フロントリンク12には支持ピン14と支持ピン20との間に
係合ローラ22が回動自在に設けられている。
ガイドレール4の第2のフロントガイド9の前方にはス
ライドパネル3の前方への移動を阻止するストッパ23が
設けられ、ストッパ23には係合ローラ22を嵌合してスラ
イドパネル3を上下方向に誘導する誘導部24が形成さ
れ、ガイドレール4の外側に位置するレール溝25の下部
には誘導部24に続いて係合ローラ22を案内する案内溝26
が側方に開口して設けられている。
第1のフロントガイド7及び第2のフロントガイド9は
フロントリンク12の両側にそれぞれ配置されると共に、
第1のリヤガイド8及び第2のリヤガイド10はリヤリン
ク16の両側にそれぞれ配置されている。
第1のフロントガイド7の上部には、第3図に示すよう
に、駆動シュー27が設けられ、駆動シュー27の両側縁が
ガイドレール4のレール溝25,25にそれぞれ嵌入され、
第1のフロントガイド7の上端は駆動シュー27の下面に
固定され、駆動シュー27はガイドレール4のレール溝25
に沿って摺動されるようになっている。
第2のフロントガイド9の上部には、第4図に示すよう
に、駆動シュー27と同形状のフロントシュー28が設けら
れ、フロントシュー28の両側縁がガイドレール4のレー
ル溝25,25にそれぞれ嵌入され、第2のフロントガイド
9の上端はフロントシュー28の下面に固定され、フロン
トシュー28はガイドレール4のレール溝25に沿って摺動
されるようになっている。
第1のリヤガイド8の上部には駆動シュー27と同形状の
駆動シュー29が設けられ、駆動シュー29の両側縁がガイ
ドレール4のレール溝25,25にそれぞれ嵌入され、第1
のリヤガイド8の上端は駆動シュー29の下面に固定さ
れ、駆動シュー29はガイドレール4のレール溝25に沿っ
て摺動されるようになっている。
第2のリヤガイド10の上部にはフロントシュー28と同形
状のリヤシュー30が設けられ、リヤシュー30の両側縁が
ガイドレール4のレール溝25,25にそれぞれ嵌入され、
第2のリヤガイド10の上端はリヤシュー30の下面に固定
され、リヤシュー30はガイドレール4のレール溝25に沿
って摺動されるようになっている。
フロントシュー28,駆動シュー27,リヤシュー30及び駆動
シュー29の一側縁にはロッド31が挿通され、ロッド31に
は駆動シュー27,29の前端及び後端に相当する位置に係
止部材32がそれぞれ設けられ、ロッド31の先端が係止部
材32により駆動シュー29の後端に係止され、駆動シュー
27,29はロッド31に対して係止部材32により係止され、
ロッド31の他端には駆動ケーブル33が連結部材34を介し
て連結されている。
ルーフパネル1の開口部2の前方には、第1図に示すよ
うに、スライドパネル3をガイドレール4に沿って移動
するための駆動手段となるモータMが配設され、モータ
Mには駆動ケーブル33と噛合うギヤ35が連結されてい
る。
ガイドレール4の前端寄りには下方に向かって屈曲した
屈曲部36が形成され、ガイドレール4の屈曲部36の下端
がルーフパネル1の上面に連結され、ガイドレール4の
他端にはスライドパネル3の後方への移動を阻止するス
トッパ部材(図示省略)が設けられている。
ガイドレール4には、第4図に示すように、案内溝26の
側部に下方に開口する嵌合溝37が形成され、嵌合溝37に
は支柱5の上端部が嵌入され、ガイドレール4は支柱5
に対してネジ38により固定されている。
ルーフパネル1の開口部2の周縁の下部にはレインフォ
ースメント39が設けられ、レインフォースメント39の立
上り壁40の上端にはスライドパネル3の全閉時の雨洩れ
を防止するためのウェザストリップ41が設けられ、支柱
5及びレインフォースメント39はルーフパネル1に対し
てネジ42により固定されている。
スライドパネル3には、第2図及び第4図に示すよう
に、ブラケット19に相当する個所に嵌合孔43がそれぞれ
設けられ、ブラケット19には通孔44が設けられ、ブラケ
ット19の通孔44にはボルト45が挿通され、ブラケット19
の上面にはボルト45の頭部45aが溶接により固着されて
いる。
スライドパネル3の上面とブラケット19の下面との間に
は支持ホルダー46が設けられ、スライドパネル3の嵌合
孔43には支持ホルダー46の突部46aが嵌入され、支持ホ
ルダー46にはブラケット19の通孔44と連通する挿通孔47
が設けられ、支持ホルダー46の挿通孔47にはボルト45が
挿通されている。
スライドパネル3の支持ホルダー46と対向する下部には
支持プレート48が設けられ、支持ブレート48には支持ホ
ルダー46の挿通孔47と連通する貫通孔49が設けられ、支
持ブレート48の貫通孔49にはボルト45が挿通され、スラ
イドパネル3の下面と支持プレート48の上面との間には
シール部材50が設けられ、スライドパネル3の上部から
の雨水の侵入がシール部材50により防止されている。
ボルト45の支持プレート48の下面より突出する下端部に
はナット51が螺着され、支持プレート48の下面とナット
51との間には座金52が設けられ、スライドパネル3はブ
ラケット19に相当する箇所が上部カバー体53及び下部カ
バー体54により覆われている。
第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイド8は同時
にガイドレール4に沿って車体の前後方向に向かって移
動され、第2のフロントガイド9はフロントリンク12を
介して第1のフロントガイド7と共にガイドレール4に
沿って移動されると共に、第2のリヤガイド10はリヤリ
ンク16を介して第1のリヤガイド8と共にガイドレール
4に沿って移動されるようになっている。
第2図においては、フロントリンク12の係合ローラ22が
ストッパ23の誘導部24に嵌合され、連結ピン13が第1の
フロントガイド7の長孔11の一端11aに位置され、連結
ピン17が第1のリヤガイド8の長孔15の一端15aに位置
され、スライドパネル3がルーフパネル1の開口部2を
閉塞する全閉状態となり、スライドパネル3の周縁のウ
ェザストリップ6が開口部2の内側に圧接されると同時
に、レインフォーメント39のウェザストリップ41の上縁
がウェザストリッブ6の下面に圧接され、ウェザストリ
ップ6及びウェザストリップ41は車室内と外部との密閉
遮断を行なっている。
次に、この実施例の作用について説明する。
[スライドパネルの上昇] まず、スライドパネル3が第2図に示すルーフパネル1
の開口部2を閉塞している全閉状態から、スライドパネ
ル3を移動するモータMを駆動し、駆動ケーブル33をモ
ータMの回転により押すように移動すると、駆動ケーブ
ル33が駆動シュー27及び駆動シュー29を同時にロッド31
を介してガイドレール4のレール溝25に沿って車体の後
方に向かってそれぞれ摺動し、第1のフロントガイド7
及び第1のリヤガイド8が駆動シュー27及び駆動シュー
29と共にガイドレール4に沿って車体の後方へ移動す
る。
第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイド8の車体
の後方への移動により、第2のフロントガイド9がフロ
ントリンク12を介して第1のフロントガイド7と共にガ
イドレール4に沿って車体の後方へ移動すると同時に、
第2のリヤガイド10がリヤリンク16を介して第1のリヤ
ガイド8と共にガイドレール4に沿って車体の後方へ移
動する。
第1のフロントガイド7の車体の後方への移動により、
連結ピン13が第1のフロントガイド7の長孔11に係合し
ながら他端11bに向かって摺動し、フロントリンク12が
連結ピン13の長孔11に対する摺動に伴って支持ピン14を
支点として揺動し、フロントリンク12の他端部の支持ピ
ン20がガイドレール4に向かって上方に移動すると同時
に、スライドパネル3の前端部がフロントリンク12によ
り上方に移動し、フロントリンク12の係合ローラ22がス
トッパ23の誘導部24に係合しながら上方に向かって移動
し、第5図及び第6図に示すように、係合ローラ22はス
トッパ23の誘導部24より離脱する。
また、第1のリヤガイド8の車体の後方への移動によ
り、連結ピン17が第1のリヤガイド8の長孔15に係合し
ながら他端15bに向かって摺動し、リヤリンク16が連結
ピン17の長孔15に対する摺動に伴って支持ピン18を支点
として揺動し、リヤリンク16の他端部の支持ピン21がガ
イドレール4に向かって上方に移動すると同時に、スラ
イドパネル3の後端部がリヤリンク16により上方に移動
する。
そして、第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイド
8の車体の後方への移動により、第5図に示すように、
連結ピン13が第1のフロントガイド7の長孔11の他端11
bに位置すると共に、連結ピン17が第1のリヤガイド8
の長孔15の他端15bに位置し、ルーフパネル1の開口部
2を閉塞するスライドパネル3がフロントリンク12及び
リヤリンク16により水平状態でガイドレール4に向かっ
て上昇する。
[スライドパネルの後退] スライドパネル3が第5図に示すルーフパネル1の開口
部2より上昇した状態から、駆動ケーブル33をモータM
の回転により押すように移動すると、駆動ケーブル33が
駆動シュー27及び駆動シュー29を同時にロッド31を介し
てガイドレール4のレール溝25に沿って車体の後方に向
かってそれぞれ摺動し、第1のフロントガイド7及び第
1のリヤガイド8が駆動シュー27及び駆動シュー29と共
にガイドレール4に沿って車体の後方へ移動する。
スライドパネル3がルーフパネル1の開口部2より上昇
した状態では、フロントリンク12の係合ローラ22はスト
ッパ23の誘導部24より離脱した状態にある。
第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイド8の車体
の後方への移動により、第2のフロントガイド9がフロ
ントリンク12を介して第1のフロントガイド7と共にガ
イドレール4に沿って車体の後方へ移動すると同時に、
第2のリヤガイド10がリヤリンク16を介して第1のリヤ
ガイド8と共にガイドレール4に沿って車体の後方へ移
動し、係合ローラ22がガイドレール4の案内溝26に係合
しながらストッパ23から離脱する方向に摺動し、スライ
ドパネル3をフロントリンク12及びリヤリンク16により
ガイドレール4に沿って車体の後方へ移動し、スライド
パネル3がルーフパネル1の開口部2の後方の上部に後
退し、ルーフパネル1の開口部2が開放状態となる。
[スライドパネルの前進] スライドパネル3がルーフパネル1の開口部2の後方上
部に後退した状態から、駆動ケーブル33をモータMの回
転により引張るように移動すると、駆動ケーブル33が駆
動シュー27及び駆動シュー29を同時にロッド31を介して
ガイドレール4のレール溝25に沿って車体の前方に向か
ってそれぞれ摺動し、第1のフロントガイド7及び第1
のリヤガイド8が駆動シュー27及び駆動シュー29と共に
ガイドレール4に沿って車体の前方へ移動する。
スライドパネル3をルーフパネル1の開口部2の後方上
部に後退させた状態では、係合ローラ22はガイドレール
4の案内溝26に係合した状態にある。
第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイド8の車体
の前方への移動により、第2のフロントガイド9がフロ
ントリンク12を介して第1のフロントガイド7と共にガ
イドレール4に沿って車体の前方へ移動すると同時に、
第2のリヤガイド10がリヤリンク16を介して第1のリヤ
ガイド8と共にガイドレール4に沿って車体の前方へ移
動し、係合ローラ22がガイドレール4の案内溝26に係合
しながらストッパ23に向かって摺動し、スライドパネル
3をフロントリンク12及びリヤリンク16によりガイドレ
ール4に沿って車体の前方へ移動する。
その後、スライドパネル3の車体の前方への移動によ
り、係合ローラ22がストッパ23の誘導部24の上部の前壁
に当接し、ストッパ23がフロントリンク12を介してスラ
イドパネル3の車体の前方への移動を阻止し、スライド
パネル3が上昇した状態でガイドレール4に沿って第5
図に示すルーフパネル1の開口部2の上方に相当する位
置まで前進する。
[スライドパネルの下降] スライドパネル3が第5図に示すルーフパネル1の開口
部2より上昇した状態から、駆動ケーブル33をモータM
の回転により引張るように移動すると、駆動ケーブル33
が駆動シュー27及び駆動シュー29を同時にロッド31を介
してガイドレール4のレール溝25に沿って車体の前方に
向かってそれぞれ摺動し、第1のフロントガイド7及び
第1のリヤガイド8が駆動シュー27及び駆動シュー29と
共にガイドレール4に沿って車体の前方へ移動する。
第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイド8の車体
の前方への移動により、第2のフロントガイド9がフロ
ントリンク12を介して第1のフロントガイド7と共にガ
イドレール4に沿って車体の前方へわずかに移動すると
同時に、第2のリヤガイド10がリヤリンク16を介して第
1のリヤガイド8と共にガイドレール4に沿って車体の
前方へわずかに移動する。
この時、係合ローラ22はストッパ23の誘導部24の上部の
前壁に当接した状態にあり、ストッパ23がフロントリン
ク12を介してスライドパネル3の車体の前方への移動を
阻止している。
第1のフロントガイド7の車体の前方への移動により、
連結ピン13が第1のフロントガイド7の長孔11に係合し
ながら一端11aに向かって摺動し、フロントリンク12が
連結ピン13の長孔11に対する摺動に伴って支持ピン14を
支点として揺動し、フロントリンク12の他端部の支持ピ
ン20がルーフパネル1に向かって下方に移動すると同時
に、スライドパネル3の前端部がフロントリンク12によ
り下方に移動し、フロントリンク12の係合ローラ22がス
トッパ23の誘導部24に係合しながら下方に向かって移動
し、係合ローラ22はストッパ23の誘導部24に嵌合する。
また、第1のリヤガイド8の車体の前方への移動によ
り、連結ピン17が第1のリヤガイド8の長孔15に係合し
ながら一端15aに向かって摺動し、リヤリンク16が連結
ピン17の長孔15に対する摺動に伴って支持ピン18を支点
として揺動し、リヤリンク16の他端部の支持ピン21がル
ーフパネル1に向かって下方に移動すると同時に、スラ
イドパネル3の後端部がリヤリンク16により下方に移動
する。
そして、第1のフロントガイド7及び第1のリヤガイド
8の車体の前方への移動により、第2図に示すように、
連結ピン13が第1のフロントガイド7の長孔11の一端11
aに位置すると共に、連結ピン17が第1のリヤガイド8
の長孔15の一端15aに位置し、スライドパネル3がフロ
ントリンク12及びリヤリンク16により水平状態のままル
ーフパネル1の開口部2に向かって下降し、ルーフパネ
ル1の開口部2をスライドパネル3により閉塞する。
発明の効果 以上に述べたように、本発明のサンルーフ装置によれ
ば、第1の誘導体をガイドレールに沿って車体の後方に
向かって移動することにより、第2の誘導体がリンクを
介して第1の誘導体と共にガイドレールに沿って車体の
後方に向かって移動し、リンクの一端部が第1の誘導体
の車体の後方への移動に伴って第1の誘導体の長孔に係
合しながら摺動すると同時に、リンクが第2の誘導体に
対して揺動するので、リンクの他端部がガイドレールに
向かって上方に移動し、スライドパネルを水平状態のま
まリンクにより開口部の閉塞位置からガイドレールに向
かって上昇させることができ、第1の誘導体及び第2の
誘導体の車体の後方への移動により、スライドパネルが
ガイドレールに沿ってルーフパネルの開口部の後方上部
まで後退するので、ルーフパネルの開口部を開放するこ
とができる。
また、ルーフパネルとガイドレールとの間に隙間がある
ので、ガイドレールがスライドパネルのルーフパネルに
対する取付けの邪魔とならず、スライドパネルをルーフ
パネルの外部から取付けることができ、スライドパネル
のルーフパネルに対する取付け作業を容易に行なえ、ス
ライドパネルがルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状
態において、ガイドレールを荷物の運搬に用いる支持部
材として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のサンルーフ装置の概略斜視
図、 第2図は、第1図の要部側断面図、 第3図は、第2図の要部縦断面図、 第4図は、第2図の別位置の要部縦断面図、 第5図は、スライドパネルの上昇状態を示す要部側断面
図、 第6図は、第5図の要部縦断面図である。 1……ルーフパネル、2……開口部、3……スライドパ
ネル、4……ガイドレール、5……支柱、6……ウェザ
ストリップ、7……第1のフロントガイド、8……第1
のリヤガイド、9……第2のフロントガイド、10……第
2のリヤガイド、11……長孔、11a……一端、11b……他
端、12……フロントリンク、13……連結ピン、14……支
持ピン、15……長孔、15a……一端、15b……他端、16…
…リヤリンク、17……連結ピン、18……支持ピン、19…
…ブラケット、20……支持ピン、21……支持ピン、22…
…係合ローラ、23……ストッパ、24……誘導部、25……
レール溝、26……案内溝、27……駆動シュー、28……フ
ロントシュー、29……駆動シュー、30……リヤシュー、
31……ロッド、32……係止部材、33……駆動ケーブル、
34……連結部材、35……ギヤ、36……屈曲部、37……嵌
合溝、38……ネジ、39……レインフォースメント、40…
…立上り壁、41……ウェザストリップ、42……ネジ、43
……嵌合孔、44……通孔、45……ボルト、45a……頭
部、46……支持ホルダー、46a……突部、47……挿通
孔、48……支持プレート、49……貫通孔、50……シール
部材、51……ナット、52……座金、53……上部カバー
体、54……下部カバー体、M……モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフパネルに開口部を設けると共
    に、前記開口部にスライドパネルを配置したサンルーフ
    装置において、前記ルーフパネルの上方に前記開口部の
    両側に沿って互に平行なガイドレールをそれぞれ配設
    し、前記ルーフパネルと前記ガイドレールとの間に前記
    車体の前後方向に間隔を置いて複数の支持体をそれぞれ
    設け、前記ガイドレールの前記スライドパネルの前後寄
    りに第1の誘導体をそれぞれ移動自在に設けると共に、
    前記第1の誘導体の前方に第2の誘導体をそれぞれ移動
    自在に設け、前記第1の誘導体に形成した長孔にリンク
    の一端部を摺動自在に係合し、前記第2の誘導体に前記
    リンクの中間を揺動自在に連結し、前記リンクの他端部
    を前記スライドパネルに揺動自在に連結したことを特徴
    とするサンルーフ装置。
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