JPH069415B2 - 絶縁スペーサ - Google Patents
絶縁スペーサInfo
- Publication number
- JPH069415B2 JPH069415B2 JP26376987A JP26376987A JPH069415B2 JP H069415 B2 JPH069415 B2 JP H069415B2 JP 26376987 A JP26376987 A JP 26376987A JP 26376987 A JP26376987 A JP 26376987A JP H069415 B2 JPH069415 B2 JP H069415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage electrode
- insulating
- groove
- electrode portion
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G5/00—Installations of bus-bars
- H02G5/06—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
- H02G5/066—Devices for maintaining distance between conductor and enclosure
- H02G5/068—Devices for maintaining distance between conductor and enclosure being part of the junction between two enclosures
Landscapes
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はガス絶縁開閉装置に使用される絶縁スペーサに
関する。
関する。
(従来の技術) 一般に遮断器、断路器、母線等のガス絶縁開閉装置に
は、ガス区分や導体、開閉部の絶縁支持を目的として絶
縁スペーサが使用されている。
は、ガス区分や導体、開閉部の絶縁支持を目的として絶
縁スペーサが使用されている。
この絶縁スペーサは第3図に示すような構成である。即
ち、絶縁スペーサ1は高圧電極部1aを中心部に埋込み絶
縁部1bと一体注形されている。そして、この絶縁スペー
サ1は夫々SF6等の絶縁ガスを封入した容器2a,2bのフラン
ジ間に絶縁部1bを気密に挟まれ両容器2a,2bと一体的に
接続されている。さらに、高圧電極部1aには固定電極3
a,3bが固着されている。また、この固定電極3a,3bは、
容器2b内に挿通された高圧導体4の一端を支持してい
る。そして、固定電極3bは絶縁部1bを介して容器2a,2b
に絶縁されているので、高圧導体4は容器2b内に絶縁ス
ペーサ1を介して絶縁支持されていることになる。
ち、絶縁スペーサ1は高圧電極部1aを中心部に埋込み絶
縁部1bと一体注形されている。そして、この絶縁スペー
サ1は夫々SF6等の絶縁ガスを封入した容器2a,2bのフラン
ジ間に絶縁部1bを気密に挟まれ両容器2a,2bと一体的に
接続されている。さらに、高圧電極部1aには固定電極3
a,3bが固着されている。また、この固定電極3a,3bは、
容器2b内に挿通された高圧導体4の一端を支持してい
る。そして、固定電極3bは絶縁部1bを介して容器2a,2b
に絶縁されているので、高圧導体4は容器2b内に絶縁ス
ペーサ1を介して絶縁支持されていることになる。
ところで、絶縁スペーサ1の絶縁部1bはエポキシ樹脂で
作られ高圧電極部1aは金属で作られている。このため、
注形後の冷却段階において高圧電極部1aと絶縁部1bの接
触面1cで両部材の線膨張係数の相違(約1.5〜2倍)によ
り界面剥離が生じ絶縁スペーサ1が破損する虞れがあ
る。
作られ高圧電極部1aは金属で作られている。このため、
注形後の冷却段階において高圧電極部1aと絶縁部1bの接
触面1cで両部材の線膨張係数の相違(約1.5〜2倍)によ
り界面剥離が生じ絶縁スペーサ1が破損する虞れがあ
る。
そこで、高圧電極部1aの両面に凹部を設け、高圧電極部
1aの端部が絶縁部1bの変形に容易に追従できるように考
えられている。しかしながら、高圧電極部1aの変形能は
十分とは言えず、接触面1cの化学処理により接着性を強
化するという方法も考えられているが、界面剥離を十分
に押えることはできない。
1aの端部が絶縁部1bの変形に容易に追従できるように考
えられている。しかしながら、高圧電極部1aの変形能は
十分とは言えず、接触面1cの化学処理により接着性を強
化するという方法も考えられているが、界面剥離を十分
に押えることはできない。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来の絶縁スペーサにおいては高圧電極部
と絶縁部と接触面での界面剥離を十分に抑えることがで
きない。
と絶縁部と接触面での界面剥離を十分に抑えることがで
きない。
本発明は上記問題点を除去するために成されたもので、
高圧電極部と絶縁部間の界面剥離を防止した信頼性の高
い絶縁スペーサを提供することを目的とする。
高圧電極部と絶縁部間の界面剥離を防止した信頼性の高
い絶縁スペーサを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、第1の発明においては、所
定形状の溝を所定の位置に設け、かつ高圧電極部及び絶
縁部に夫々凹凸を設けて嵌合させており、第2の発明に
おいては、所定形状の溝を所定の位置に設けるとともに
溝より内方の高圧電極部を突出させている。
定形状の溝を所定の位置に設け、かつ高圧電極部及び絶
縁部に夫々凹凸を設けて嵌合させており、第2の発明に
おいては、所定形状の溝を所定の位置に設けるとともに
溝より内方の高圧電極部を突出させている。
(作用) このように構成することにより、高圧電極部の接触面端
部近傍の変形能を増すことができ、接触面での剥離を防
止することで、信頼性の高い絶縁スペーサを提供でき
る。
部近傍の変形能を増すことができ、接触面での剥離を防
止することで、信頼性の高い絶縁スペーサを提供でき
る。
(実施例) 以下第1の発明の一実施例を第1図を参照して説明す
る。絶縁スペーサ5は、絶縁部5bの中心部に円板状の高
圧電極部5aを一体注形して構成する。尚、第1図は絶縁
スペーサ5の絶縁部5bと高圧電極部5aの接触面5c近傍を
示し他部においては第3図に示す従来の絶縁スペーサと
同等である。そして、いま高圧電極部5aの厚さをH、直
径をDとする。また、高圧電極部5aの両端面でかつ接触
面5cからwだけ離れた位置には円周上に深さt、幅2rの
溝5dを設けている。ここで、wはw=(1/20〜1/10)×
D、t=(1/20〜1/10)×Hなる関係とする。さらに、溝
5dの底部は断面形状が半径rの円弧となしている。そし
て、高圧電極部5aの側面(接触面5c)の厚さ方向中央部に
凹部5eが形成されている。同様に絶縁部5bの内側面の厚
さ方向中央部に凸部5fが形成されている。即ち、高圧電
極部5aの凹部5eと絶縁部5bの凸部5fが嵌合し、この嵌合
面が接触面5cとなっている。また、高圧電極部5aの最小
肉厚をlとした場合、溝5dの底部半径rとlの関係は1.
5<l<3rとした。尚、高圧電極部5aの最小肉厚部は接
触面5cから溝5dまでの最短距離となる。
る。絶縁スペーサ5は、絶縁部5bの中心部に円板状の高
圧電極部5aを一体注形して構成する。尚、第1図は絶縁
スペーサ5の絶縁部5bと高圧電極部5aの接触面5c近傍を
示し他部においては第3図に示す従来の絶縁スペーサと
同等である。そして、いま高圧電極部5aの厚さをH、直
径をDとする。また、高圧電極部5aの両端面でかつ接触
面5cからwだけ離れた位置には円周上に深さt、幅2rの
溝5dを設けている。ここで、wはw=(1/20〜1/10)×
D、t=(1/20〜1/10)×Hなる関係とする。さらに、溝
5dの底部は断面形状が半径rの円弧となしている。そし
て、高圧電極部5aの側面(接触面5c)の厚さ方向中央部に
凹部5eが形成されている。同様に絶縁部5bの内側面の厚
さ方向中央部に凸部5fが形成されている。即ち、高圧電
極部5aの凹部5eと絶縁部5bの凸部5fが嵌合し、この嵌合
面が接触面5cとなっている。また、高圧電極部5aの最小
肉厚をlとした場合、溝5dの底部半径rとlの関係は1.
5<l<3rとした。尚、高圧電極部5aの最小肉厚部は接
触面5cから溝5dまでの最短距離となる。
また、w,t,r,lは高圧電極部5aの機械的強度を損
なわない範囲でかつ剥離応力の軽減に最も効果がある値
に設定した。
なわない範囲でかつ剥離応力の軽減に最も効果がある値
に設定した。
本実施例においては高圧電極部5a、絶縁部5bの接触面5c
部に夫々凹部5e、凸部5fを設けて嵌合させるとともに、
高圧電極部5aの両端面に溝5dを設けたので、高圧電極部
5aの変形能を大きくすることができる。これにより、高
圧電極部5aと絶縁部5bの接触面5cの界面面剥離が防止さ
れ、絶縁スペーサ5の信頼性が向上する。
部に夫々凹部5e、凸部5fを設けて嵌合させるとともに、
高圧電極部5aの両端面に溝5dを設けたので、高圧電極部
5aの変形能を大きくすることができる。これにより、高
圧電極部5aと絶縁部5bの接触面5cの界面面剥離が防止さ
れ、絶縁スペーサ5の信頼性が向上する。
次に第2の発明の一実施例を第2図を参照して説明す
る。尚、第1図で示す絶縁スペーサた同等部については
同一符号を付し説明を省略する。高圧電極部5aの両端面
でかつ接触面5cからwだけ離れた位置に深さt、幅2r
で底部の断面形状が半径rの円弧である溝5dを設けて
いる。そして、この溝5dより内方の高圧電極部5aは両端
面に垂直に夫々Gだけ突出させて凸部5gを形成し厚さが
H2となっている。他方、溝5dより外方の高圧電極部5aの
厚さはH1である。
る。尚、第1図で示す絶縁スペーサた同等部については
同一符号を付し説明を省略する。高圧電極部5aの両端面
でかつ接触面5cからwだけ離れた位置に深さt、幅2r
で底部の断面形状が半径rの円弧である溝5dを設けて
いる。そして、この溝5dより内方の高圧電極部5aは両端
面に垂直に夫々Gだけ突出させて凸部5gを形成し厚さが
H2となっている。他方、溝5dより外方の高圧電極部5aの
厚さはH1である。
このように、高圧電極部5aに溝5dを設けかつH2>H1とし
たので、高圧電極部5aの変形能を大きくすることができ
る。また、この絶縁スペーサ5を機器に組込んだ場合、
固定電極と絶縁部5bの間に隙間を作り、熱変形による
絶縁部5bの破損も防止される。
たので、高圧電極部5aの変形能を大きくすることができ
る。また、この絶縁スペーサ5を機器に組込んだ場合、
固定電極と絶縁部5bの間に隙間を作り、熱変形による
絶縁部5bの破損も防止される。
以上説明したように、本発明においては所定形状の溝を
所定の位置に設け、加えて第1の発明では接触面に凹凸
を設け、第2の発明では溝より内方の高圧電極部を突さ
せたので、高圧電極部の変形能を大きくすることがで
き、界面剥離が生じない信頼性の高い絶縁スペーサを提
供することができる。
所定の位置に設け、加えて第1の発明では接触面に凹凸
を設け、第2の発明では溝より内方の高圧電極部を突さ
せたので、高圧電極部の変形能を大きくすることがで
き、界面剥離が生じない信頼性の高い絶縁スペーサを提
供することができる。
第1図は第1の発明の一実施例を示す絶縁スペーサの要
部断面図、第2図は第2の発明の一実施例を示す絶縁ス
ペーサの断面図、第3図は本発明に先行する絶縁スペー
サの断面図である。 5…絶縁スペーサ、 5a…高圧電極部、 5b…絶縁部、 5c…接触面、 5d…溝、 5e…凹部、 5f…凸部、 5g…凸部。
部断面図、第2図は第2の発明の一実施例を示す絶縁ス
ペーサの断面図、第3図は本発明に先行する絶縁スペー
サの断面図である。 5…絶縁スペーサ、 5a…高圧電極部、 5b…絶縁部、 5c…接触面、 5d…溝、 5e…凹部、 5f…凸部、 5g…凸部。
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁部の中心部に円板状の高圧電極部を一
体注型し、前記高圧電極部の両端面でかつ前記絶縁部と
高圧電極部の接触面からwだけ離れた円周上に深さt、
幅2rでかつ底部の断面形状が半径rの円弧の溝を設
け、前記高圧電極部の側面の厚さ方向中央部に凹部を形
成し、前記絶縁部の内側面の厚さ方向中央部に凸部を形
成し、この凸部と前記凹部を嵌合させてなり、前記高圧
電極部の最小肉厚を1、厚さをH、直径をDとした場
合、1、H、D、w、t及びrに w=(1/20〜1/10)×D、 t=(1/20〜1/10)×H、 1.5r<1<3r なる関係を持たせてなる絶縁スペーサ。 - 【請求項2】絶縁部の中心部に円板状の高圧電極部を一
体注型し、前記高圧電極部の両端面でかつ前記絶縁部と
前記高圧電極部の接触面からwだけ離れた円周上に深さ
t、幅2rでかつ底部の断面形状が半径rの円弧の溝を
設け、この溝より外方の高圧電極部の厚さをH1、前記
溝より内方の高圧電極部の厚さをH2、直径をDとした
場合、H1、H2、D、w、t及びrに w=(1/20〜1/10)×D、 t=(1/20〜1/10)×H2、 H1<H2 なる関係を持たせてなる絶縁スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26376987A JPH069415B2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 絶縁スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26376987A JPH069415B2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 絶縁スペーサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110011A JPH01110011A (ja) | 1989-04-26 |
JPH069415B2 true JPH069415B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=17394029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26376987A Expired - Lifetime JPH069415B2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 絶縁スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069415B2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-21 JP JP26376987A patent/JPH069415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01110011A (ja) | 1989-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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