JPH069353U - ファンモータ - Google Patents

ファンモータ

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JPH069353U
JPH069353U JP5210692U JP5210692U JPH069353U JP H069353 U JPH069353 U JP H069353U JP 5210692 U JP5210692 U JP 5210692U JP 5210692 U JP5210692 U JP 5210692U JP H069353 U JPH069353 U JP H069353U
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lead wire
groove
housing
fan motor
impeller
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JP5210692U
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康雄 清水
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Nidec Corp
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジングの凹溝にリード線が配設されてい
るファンモータを組み立てる時に、凹溝からの浮き上が
りインペラに接触して断線する。容易な作業によって、
リード線をハウジングの凹溝に確実に固定でき、取付時
にリード線が破損しないファンモータを提供する。 【構成】 電流を通電する導芯部と、導芯部を被覆する
被覆部を備えたリード線を、ハウジングの凹溝に挿通
し、リード線の被覆部を電子溶着により溶融しする。溶
融した被覆部を凹溝に充填することによりリード線を凹
溝に固着する。ハウジングに設けられた凹溝の深さがリ
ード線の直径よりも浅く、リード線の導芯部が完全に埋
没する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インペラの回転により風を発生させる小型のファンモータに関する 。
【0002】
【従来の技術】
一般にファンモータは、ファンモータを電子機器に装着するためのフレームと してのハウジングと、ハウジングに対して相対的に回転駆動し、周囲に設けられ た羽根により風を発生させるインぺラとから構成されている。
【0003】 ハウジングにはステータとステータに電流を供給するための回路基板が設けら れ、インペラにはステータに対向してロータが装着されている。
【0004】 回路基板には供給された電流を制御する電子部品が装着されている。
【0005】 回路基板の電子部品により制御された電流は、ステータに供給され、ロータと ステータの電磁気的相互作用により、ロータがステータに対して相対的に回転す る。
【0006】 モータ外部からの電流の供給はリード線を介して行なわれる。
【0007】 リード線は、ハウジングの一部に設けられた凹溝に挿設され、一端部は回路基 板の所定の接続部に半田付けされている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このような構成のファンモータを電気機器に取り付ける時に、ハウジングの凹 溝に挿設されたリード線は、組み立て等の作業により、緩みや凹溝からの浮き上 がりが生じ、ハウジングの角部や電気機器との接触により、折れ曲がったり、断 線したりする危険性があった。
【0009】 特に、ハウジングの凹溝がインペラ側に設けられているファンモータでは、浮 き上がったリード線が回転するインペラに接触し切断される可能性が高かった。
【0010】 そのためハウジングの凹溝の開口を、キャップ部材により封止したり、ハウジ ングの凹溝に接着剤を充填してリード線を凹溝に固定する方法がとられていた。
【0011】 ところが、最近は複写機やワードプロセッサ等の電気機器等の小型化が進んで おり、これら電気機器の冷却のために使用されるファンモータも小型化が行なわ れている。小型化したファンモータではハウジングの凹溝も狭くなり、リード線 を挿通して、キャップを装着し凹溝を封止する方法はかえって手間がかかる結果 となる。
【0012】 また、凹溝に接着材を充填してリード線を固定する方法も、接着剤の量に斑が あったり、接着剤が凝固するまでリード線を押さえていなければならなく、これ も手間がかる。
【0013】 本考案は、上記問題に鑑みて行なわれたものであって、その目的をするところ は、容易な作業によって、リード線をハウジングの凹溝に確実に固定でき、取付 時にリード線が破損しないファンモータを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、リード線をハウジングの凹溝に配設し、リード線の被 覆部の一部を溶着により凹溝に固着した。
【0015】 また、ハウジングの凹溝の深さは、リード線の直径よりも浅く、リード線の導 芯部が完全に埋没する様に規定している。
【0016】
【作用】
本考案のファンモータは、リード線の樹脂の被覆部を溶着により凹溝に固着す るため、接着剤やキャップ等の部材が不要となり、しかも、凹溝の形状がリード 線の溶融が導芯にまで達しないようにしているため、導芯が露出する心配はなく 、容易で確実にリード線をハウジングの凹溝に固着できる。
【0017】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0018】 図1は、本件技術を使用したファンモータの平面図である。図2は同じく図1 におけるA−A断面図である。
【0019】 1はハウジング、2はインペラである。
【0020】 ハウジング1は平面略正方形の角柱体であり、合成樹脂により一体的に形成さ れている。枠体11の中央にはインペラ2が遊挿可能な直径を有する円形の貫通 孔12が設けられている。貫通孔12が設けられた枠体11の四隅には平面略三 角形の隅部13が規定され、隅部13の大幅部にはファンモータを電気機器に装 着するための取付孔14が貫通して設けられている。
【0021】 ハウジング1の一端面における貫通孔12には、円盤部15が設けられている 。
【0022】 隅部13と隅部13が連結する薄肉部13aからは連結枠体16が突出し、円 盤部15を貫通孔12の中央に保持している。
【0023】 また、連結枠体16のうちの1本16aは幅が拡張されている。
【0024】 拡張連結枠体16aは、インペラ2よりの中央部に連結枠方向に隅部13から 円盤部15に渡って凹溝17が設けられている。
【0025】 円盤部15の中心部には円筒胴部30が突設しており、円盤部15の外周より には円筒突出部31が設けられている。
【0026】 円筒胴部30には回路基板20が挿通され、円筒突出部31の端面により支持 されている。回路基板20にはファンモータを回転制御するための電子部品32 を備えている。
【0027】 回路基板20の上部には磁性材料から形成されたヨーク部材33が設けられて いる。ヨーク部材33は円板状であり、その表面には絶縁シート34が配設され 、この絶縁シート34の上面に、実質上180度の間隔を置いて一対の空芯コイ ル35が配設されている。
【0028】 円筒胴部30の内周壁30aには含油材料から形成されたスリーブ軸受36が 装着され、このスリーブ軸受36の上部には玉軸受37が装着されている。
【0029】 スリーブ軸受36及び玉軸受37によりインペラ2が回転自在に支持されてい る。
【0030】 インペラ2は円板状のロータヨーク21を有し、このロータヨーク21の内周 に環状のロータマグネット22が装着されている。
【0031】 ロータマグネット22は、例えば周方向にN極、S極交互に4極に着磁され、 空心コイル35に対向して図1においてその上方に配置される。
【0032】 また、ロータヨーク21の実質上中央部には軸部材40が圧入により固定され 、かかる軸部材40は下部がスリーブ軸受36により回転自在に支持されている 。ロータヨーク21とスリーブ軸受36との間には玉軸受37が介在され、軸部 材40の下端部にはインペラの離脱防止のための係止リング38が装着されてい る。
【0033】 玉軸受37とロータヨーク21の間には、スラスト力を受けるスラスト部材3 9が介在されており、スラスト部材39は樹脂から形成されている。
【0034】 ロータヨーク21及びロータマグネット22の外周面にはリング状部23が設 けられ、かかるリング状部23の外周面には周方向に所定の間隔を置いて複数枚 の羽根24が設けられている。実施例では、リング状部23及び羽根24は合成 樹脂の一体成型されている。
【0035】 外部より供給された電流は回路基板20で制御され、各空心コイル35に通電 され、インペラ2に設けられたロータマグネット23との電磁気的相互作用によ り、インペラ2が回転する。
【0036】 また、空心コイル35とロータマグネット22との間には、鉄等の材料から形 成された補極板41が設けられている。補極板41はインペラ2の回転停止時に ロータマグネット22が補極板41に磁気的に吸引され、かくしてロータマグネ ット22は所定の起動位置に保持され、インペラ2は起動時に所定の方向に回転 駆動する。
【0037】 外部から電流供給は、直流電流が+−2本のリード線61、62を介して行わ れている。リード線61、62は導電体の軸芯66の周りに樹脂による被覆部6 7が設けられ、耐圧不良を防いでいる。
【0038】 2本のリード線61、62はそれぞれ対をないして、連結枠体16aに設けら れた凹溝17に挿設される。凹溝17に挿設されたリード線61、62の一端は 、円盤部15に設けられた開口を通じて回路基板20のランド部25に、導芯6 6が半田付けされ、他端部は電気機器に接続可能に延出している。
【0039】 凹溝17の深さdは図3の如く、リード線61、62の被覆部67の直径より も浅く、挿設時に導芯部66が完全に埋没する深さである。従って、リード線6 1、62を凹溝17に挿設した状態では、被覆部67が凹溝17の堤部17cよ りもわずかに盛り上がっている。
【0040】 そこで、凹溝17の堤部17cよりも盛り上がったリード線の中間部に、超音 波を発生する溶着ホーン70を押し当て、被覆部67の一部を溶融している。
【0041】 被覆部67の一部が溶融されたリード線61、62は凹溝17の底面17dに 押し当てられると共に、溶融した被覆部67は凹溝17の堤部17cに薄く広が り、導芯部66が凹溝17内部にて溶融した被覆部67に埋設された構造となる 。
【0042】 ところで、溶着ホーン70とは、超音波振動を発生する振動体で、樹脂などの 可溶性の物質に押し当てると接触部に熱が発生し、やがて樹脂を溶融するように なる。
【0043】 本件技術はこの性質を利用したものであり、溶着ホーン70の押し圧力や押し 圧時間を調整することにより溶着状態を容易に管理できる。
【0044】 このように、リード線61、62の一端はランド部21に固定され、他端部は 凹溝17に埋め込まれた状態で一部が突起部18に保持され、中間部は被覆部6 7の溶着により、リード線61、62はハウジング1の連結枠体16aの凹溝底 面17dに確実に固定され、ファンモータを電気機器に取り付ける際のリード線 61、62の浮き上がりを確実に防止できる。
【0045】 なお、本考案は上記実施例に限定されず変形可能である。
【0046】 例えば、凹溝17の深さdをリード線61、62の直径よりも深くし、リード 線の被覆部67を溶着するのではなく、ハウジング1に設けられた凹溝17の堤 部17cを溶融して、凹溝17の開口部を閉塞し、リード線61、62をハウジ ング1により覆うことも可能である。
【0047】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。 キャップや接着剤を用いること無く、容易な作業により、リード線をハウジン グの凹溝に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるファンモータの平面図。
【図2】図1におけるA−A線による断面図。
【図3】本実施例におれるハウジングの凹溝とリード線
の装着構造。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 インペラ 17 凹溝 61、62 リード線 66 導芯部 67 被覆部 70 溶着ホーン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 該ハウジングに装着されたステータと、 該ステータへの通電を制御する電子部品を装着した回路
    基板と、 該回路基板に電流を供給するリード線と、 を備えたファンモータにおいて、 該リード線は、電流を通電する導芯部と、該導芯部を被
    覆する被覆部を有し、 該ハウジングには凹溝が設けられ、該凹溝に該リード線
    が挿通され、該リード線の該被覆部を溶着により該凹溝
    に固着したことを特徴とするファンモータ。
  2. 【請求項2】 上記ファンモータにおいて、該ハウジン
    グに設けられた該凹溝の深さは、該リード線の直径より
    も浅く、該リード線の該導芯部が完全に埋没する深さで
    あることを特徴とする請求項1に記載のファンモータ。
JP5210692U 1992-06-30 1992-06-30 ファンモータ Expired - Lifetime JP2569902Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005127319A (ja) * 2003-10-02 2005-05-19 Nippon Densan Corp ファン装置
WO2017145613A1 (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 株式会社日立製作所 アキシャルギャップ型回転電機
JP2020051317A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社荏原製作所 気体移送装置および気体移送装置の使用方法

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JP2569902Y2 (ja) 1998-04-28

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