JP3878052B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータに関するもので、特にそのベースプレートを樹脂化したことと、樹脂化したベースプレートを利用してリード線の処理を工夫したことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】
モータの駆動巻線に外部の電源から電力を供給するために、外部電源と巻線端末との間にリード線またはプリント基板などが介在している。ところが、巻線はごく細い線材からなるため、その端末とリード線またはプリント基板などとを接続したとき、接続部がふらつきやすく、強度不足にもなり易い。そこで、巻線端末とリード線またはプリント基板などとを強い強度で安定に接続するための各種の工夫がなされている。その一方では、モータ全体の小型化、薄型化要求に応えるために、巻線端末接続部の構造も工夫することが望まれる。また、リード線またはプリント基板などにかかるストレスが上記接続部や巻線端末に及ばないように工夫する必要がある。
【0003】
本出願人の出願にかかる登録第2579341号公報は、巻線端末と外部回路との接続構造の一例を示している。この接続構造は、巻線端末と外部電源回路との間にプリント基板を介在させたもので、プリント基板は外部電源回路につながるプリントパターンを有し、一端部がモータフレームに接着などによって固定されている。上記プリントパターンの一端部の半田付けランドなどに、巻線端末が半田付けされている。上記公報記載の実施例では、プリント基板はフレキシブルプリント基板が用いられている。
【0004】
巻線端末と外部回路との接続構造の別の従来例として、モータのベースプレートに、鉄板基板と硬質の電源供給回路基板とを重ね合わせたもの、あるいは鉄板回路基板を使用し、これらの回路基板を介して巻線端末と外部電源回路とを接続したものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のモータにおける巻線端末と外部電源回路との接続構造は、上記のように回路基板を介在させるのが一般的である。しかし、回路基板はそれ自体のコストが高く、回路基板を使用することによってモータ全体としてもコストアップの要因となっている。
また、巻線端末は、回路基板の半田付けランドなどに半田付けしたあと平面上に配置しているため、回路基板にストレスがかかるとこのストレスは巻線端末の半田付け部に加わり、断線などの問題が発生する可能性があった。
【0006】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、回路基板を使用しなくても巻線端末と外部電源とを接続することができるようにしてコストを低減し、また、巻線端末と外部電源とを接続するリード線にストレスがかかったとしても、このストレスが巻線端末とリード線との接続部に及ぶことがないようにして、断線などの問題を低減することができるモータを提供することを目的とする。
本発明はまた、リード線の外径がモータの厚さ寸法の一部として加わらないようにすることにより、薄型化を容易にしたモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ロータとステータを有し、ロータが駆動用永久磁石を備えているモータにおいて、ステータは、巻線が巻き回されたコアを支持するとともに、モータを装置に取り付けるための取り付け部を有するベースプレートを有し、ベースプレートは、樹脂で形成され、一面側がコア配設側となっていて、他面側に、巻線に電力を供給する複数のリード線を半径方向外側から内側に向かって巻線の端末付近まで引き込むための溝を複数有するとともに、巻線の端末付近には上記各溝につながるスルーホールを有し、各リード線は上記各溝に埋め込まれるとともに上記スルーホールによってベースプレートの他面側から一面側に導かれ、この一面側においてリード線と巻線端末とが電気的に接続された接続部が設けられ、ベースプレートはまた、半径方向外側のコア配設側に上記各溝につながる第2のスルーホールとこの第2のスルーホールに連続した導入溝を含むリード線導入部を有し、このリード線導入部において第2のスルーホールを通してリード線が上記溝に導かれ、リード線は樹脂皮膜を有し、上記導入溝はリード線の樹脂皮膜の外径よりも小さく、リード線の樹脂皮膜が上記導入溝に弾性変形して嵌合していることを特徴とする。
【0009】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、コアは、半径方向に突出して周方向に複数形成されかつそれぞれに巻線が巻き回されてなる突極を有し、隣接する突極間に接続部が配設されていることを特徴とする。
【0010】
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、リード線は、裸線の状態で溝に嵌合されていることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、導入溝は、第2のスルーホールよりも半径方向外側に形成されるとともにベースプレートの外側縁まで連続して形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかるモータの実施の形態について説明する。
図1において、モータの基体をなすベースプレート10は樹脂を一体成形することによって形成されている。ベースプレート10は、図2ないし図5に示すようにほぼ円形になっていて、中心部に有底円筒形状の軸受ホルダー部12が一体成形によって形成されている。この軸受ホルダー部12の外周は基部側のほぼ半分が先端側のほぼ半分よりも大径になっていて中間に段部14が形成されている。
【0015】
上記軸受ホルダー部12の外周にはコア22の中心孔が嵌められて固定されている。コア22は厚さ方向のほぼ半分が大径になることにより段部が形成され、この段部が軸受ホルダー部12の上記段部14に当たっている。コア22に上から軸受ホルダー部12の外周に沿ってリング状のマグネット32が嵌められ、リング状のマグネット32とコア22は上記軸受ホルダー部12の段部14に圧入、接着固定されている。図4に示すように、コア22は、半径方向に突出し周方向に複数放射状に形成された突極26を有していて、各突極26には巻線24が巻き回されている。ベースプレート10と、コア22と、巻線24によってステータ20を構成している。
【0016】
図2ないし図5に示すように、ベースプレート10は、モータを各種装置に取り付けるための取り付け部30を有している。取り付け部30は、ベースプレート10の外周部に、半径方向外側に突出させて周方向に複数形成されている。この例では、取り付け部30はベースプレート10を装置にねじ止めするためのねじ挿通孔からなる。ベースプレート10はコア22と対向するコア対向面16を有し、コア22とこれに対向するコア対向面16とが固定手段によって固定されている。この固定手段は、この実施形態では接着剤である。このコア対向面16とコア22と接着剤の関係はあとで詳細に説明する。
【0017】
図1に示すように、上記コア対向面16は、半径方向外側から中心に近づくにしたがってコアに向かって突出し、軸方向の断面形状が三角形状になっている。換言すれば、上記コア対向面16は、半径方向外側から中心に向かって順次厚さが増し、軸線に沿った断面形状がなだらかな三角形状になっている。ただし、コア対向面全体の断面形状が三角形状になっているわけではなく、回転中心を中心とした周方向の範囲において、少なくとも前記複数の取り付け部30の間、すなわち複数の取り付け部30で挟まれた部分が断面形状三角形になっている。
【0018】
また、図4にも示すように、ベースプレート10には、上記断面形状三角形に形成された部分に、コア22の突極26間、より正確には巻線24間において、コア22に向かって突出し、かつ、半径方向に延設されてなるリブ18が一体成形によって形成されている。図4に示す例では、コア22は12個の突極26を有し、3箇所に取り付け部30を有している。そして、二つの取り付け部30は接近していて、周方向に比較的大きく離れた取り付け部30相互間にそれぞれ3個、合計6個のリブ18が形成されている。そして、ベースプレート10のコア対向面16は、コア22に固定手段としての接着剤によって固定されている。
【0019】
図7は上記固定手段を示している。図7に示すように、上記リブ18がコア22および巻線24間においてコア22に向かって突出していて、リブ18とコア22および巻線24間に固定手段としての接着剤48が塗布され、リブ18と接着剤48とが接触している。こうして、リブ18の介在のもとに、ベースプレート10にコア22が固定されている。
【0020】
巻線24は3相構成になっている。各相の巻線24の一端はいわゆるコモン端子であって共通に接続され、3相構成の巻線24がY字形に結線されている。このY字形結線の巻線24に給電するための4本のリード線50が、ベースプレート10の半径方向外側の一部に形成されたリード線導入部56から引き込まれている。4本のリード線50の各一端部はコネクタ52を介して外部の給電回路に接続される。
【0021】
上記リード線導入部56の具体的な構成は以下のとおりである。図2ないし図6において、リード線導入部56には、各巻線24に電力を供給するリード線50を、ベースプレート10の外周側から内周側に向かって各巻線24の端末付近まで引き込むための4本の溝60が形成されている。ベースプレート10は、一面側(上面側)がコア22の配設側、他面側(下面側)が溝60の形成側であり、巻線24の端末付近には、一面側と他面側に通じるとともに、上記溝60につながるスルーホール62が形成されている。スルーホール62に隣接して別のスルーホール64が形成されている。
【0022】
ベースプレート10の上記リード線導入部56にはまた、上記溝60につながる第2のスルーホール66が形成されている。上記リード線導入部56には、第2のスルーホール66よりもベースプレート10の半径方向外側であり、かつベースプレート10のコア配設側に、上記第2のスルーホール66につながる導入溝68が形成されている。この導入溝68はベースプレート10の外側縁まで連続して形成されている。
これらの溝60、スルーホール62、スルーホール64、第2のスルーホール66、導入溝68は、使用されるリード線60の数に応じて4個ずつ形成されている。
【0023】
各リード線50は、絶縁層、例えば樹脂被膜で絶縁されていて、上記導入溝68はリード線50の樹脂皮膜の外径よりも小さくなっている。各リード線50は、その樹脂皮膜が弾性変形させられ、ベースプレート10のコア配設側に形成された上記導入溝68に嵌合している。各リード線50はその弾性力によって導入溝68に強固に嵌合している。各導入溝68はベースプレート10の外側縁まで連続して形成されていて、各導入溝68の長さ方向全体にわたって各リード線50が嵌合されているため、各リード線50は各導入溝68に埋め込まれた状態でベースプレート10の面と平行に引き出されている。
【0024】
各リード線50は、各導入溝68につながる第2のスルーホール66に通され、ベースプレート10の他面側に引き通されている。ベースプレート10の他面側には、第2のスルーホール66に続く溝60があり、各溝60に各リード線50が嵌められている。ただし、各リード線50は、第2のスルーホール66の位置より端部に向かって樹脂皮膜が除去されて裸線になっている。この裸線の外径に合わせて溝60の幅が設定され、ある程度の摩擦力で各リード線50の裸部分が溝60に嵌合している。
【0025】
上記各溝60に嵌められた各リード線50の裸の端部はさらにスルーホール62に引き通されて、ベースプレート10のコア配設側に導かれている。このコア配設側に導かれた各リード線50の裸の端部に直接前記各巻線24の端末を半田付けしてもかまわないが、図示の実施形態では、各リード線50の裸の端部をさらに別のスルーホール64に通し、さらに再びスルーホール62に引き通してベースプレート10のコア配設側に戻している。すなわち、二つのスルーホール62、64を利用してその間にリード線50の裸の端部を巻きつけている。その上で各リード線50の裸の端部に各巻線24の端末を半田付けし、各リード線50と各巻線24の端末とを電気的に接続する接続部54が形成されている。
【0026】
このようにして、各リード線50の端部がより強固に固定され、リード線50にストレスがかかったとしても、巻線24の端末との接続部にストレスの影響が及ばないように考慮されている。
もっとも、二つのスルーホール62、64間にリード線50の端部を巻きつけるかどうかは任意であり、コア配設側に導かれた各リード線50の裸の端部に直接前記各巻線24の端末を半田付けしても、各リード線50は溝60によって保持されているため、リード線50にかかるストレスの影響が、巻線24の端末との接続部に及びにくい構造になっている。また、巻線をスルーホール62より下面に出し、溝を這わせてスルーホール64よりコア配設側に出し、コア配設側でリード線50と半田付けすることも可能であり、これによって所期の効果を得ることができる。
【0027】
このようにして、Y字形に接続された巻線24の4つの端末に各リード線50の端部が接続され、4つの接続部54が形成されている。
リード線50がリード線導入部56の表面から浮き上がると、リード線50同士のショートや、後で説明するロータ36との干渉などの不具合を生じる可能性があるが、上記のように、各リード線50の端部を溝60に埋め込むことにより、上記のような不具合を防止することができる。
【0028】
各リード線50の端部と巻線24の4つの端末との接続部54は、図4に示すように、巻線24相互の隙間にある。上記接続部54は、前述の断面形状三角形のない部分、したがって、リブ18が形成されていない部分にある。接続部54は、リード線50の端部と巻線24の端末とを絡み合わせて半田付けすることによって形成する。そして、接続部54の、巻線24の上面より突出している部分を切除し、接続部54の上端が巻線24の上面と同じか、それよりも低くなるようにする。接続部54の切除面には絶縁塗料を塗布するか、または絶縁性の接着剤を塗布して接続部54を固定する。
ベースプレート10の下面、すなわち溝60の形成面側には、リード線50が引き回されている範囲を覆って絶縁板58が貼り付けられている。
【0029】
図1に戻って、コア22の各突極に巻き回されている巻線24は、半径方向外側から内側に向かって巻き重ね数が少なくなっている。これは、ベースプレート10のコア対向面16が半径方向外側から中心に近づくにしたがってコア22に向かって突出し、軸方向の断面形状が三角形状になっていて、巻線線を巻き回すことができるコア22とコア対向面16との間の空間が半径方向外側から中心に近づくにしたがって少なくなっていること、および、コア22の突極相互の間隔も、半径方向外側から中心に近づくにしたがって少なくなっていることによる。
【0030】
ベースプレート10の前記軸受ホルダー部12の内周側には円筒形の軸受34が嵌められている。軸受34は焼結含油軸受からなる。軸受34の中心軸受孔には回転軸38が回転自在に嵌められている。軸受34はラジアル軸受で、回転軸38にかかるスラスト方向の荷重は、上記軸受ホルダー部12の内底面で受けられるようになっている。軸受34の上端から突出した回転軸38の上端部には、ロータ36が一体に固着されている。ロータ36は、中心軸穴が回転軸38に嵌められて回転軸38と一体化されたハブ台40と、このハブ台40の下面側にかしめや溶着などによって一体に結合された扁平なカップ状のロータケース44と、ロータケース44の周壁内周面に固着されたリング状の駆動用永久磁石46とを有してなる。ハブ台40の外周縁部上面にはディスク載置部42が形成されている。このように、図示の実施形態にかかるモータは、ディスク回転駆動用のモータとして構成されている。なお、本発明にかかるモータの用途はディスク回転駆動用に限られるものではなく、あらゆる用途のモータに適用できる。
【0031】
上記駆動用永久磁石46の内周面とコア22の各突極26の先端面は適宜の間隙をおいて対向している。駆動用永久磁石46は、周方向に一定間隔でN極とS極が交互に形成されている。駆動用永久磁石46の各磁極の回転位置に応じて各巻線24への給電を切り替えることにより、コア22と駆動用永久磁石46との間に生じる電磁的吸引反発力で駆動用永久磁石46が周方向に付勢され、ロータ36が回転駆動される。また、ロータ36とともにディスク載置部42上の図示されないディスクも回転駆動される。
【0032】
以上説明した実施形態によれば、樹脂で形成されたベースプレート10に、巻線24に電力を供給するリード線50を外側から内側に向かって巻線24の端末付近まで引き込むための溝60を形成したため、リード線50は溝60に埋め込まれて保持され、回路基板を介在させなくても、外部の電源と巻線24の端末とを接続することができる。また、リード線50にストレスがかかっても、リード線50が接する溝60の壁面にストレスが分散され、リード線50と巻線24の端末との接続部54にストレスの影響が及ぶのを軽減することができる。
【0033】
また、ベースプレート10には、巻線24の端末付近に、上記溝60につながるスルーホール62が形成され、リード線50は上記溝60に埋め込まれるとともに上記スルーホール62によってベースプレート10の他面側から一面側に導かれ、一面側においてリード線50と巻線端末との接続部54が設けられている。そのため、リード線50はベースプレート10の両面で保持されることとなってより安定に保持され、回路基板を介在させなくても、外部の電源と巻線24の端末とを接続することができ、かつ、リード線50にかかるストレスの影響が接続部54に及ぶことをより効果的に軽減することができる。
【0034】
さらに、ベースプレート10は、外側においてリード線導入部56を有し、このリード線導入部56において溝60につながる第2のスルーホール66を有し、この第2のスルーホール66を通してリード線50が上記溝60に導かれている。そのため、リード線50はベースプレート10の一面側から他面側、さらに一面側に引き回されることになってさらに安定に保持され、上記の効果をより確実なものとすることができる。
【0035】
さらに、リード線50は樹脂皮膜を有し、リード線導入部56には第2のスルーホール66に連続した導入溝68がベースプレート10のコア配設側に形成され、上記導入溝68はリード線50の樹脂皮膜の外径よりも小さく、リード線50の樹脂皮膜が上記導入溝68に弾性変形して嵌合している。そのため、リード線50はベースプレート10でさらに安定に保持され、上記の効果をより確実なものとすることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、樹脂で形成されたベースプレートに、巻線に電力を供給するリード線を外側から内側に向かって巻線の端末付近まで引き込むための溝を形成したため、リード線は溝に埋め込まれて保持され、回路基板を介在させなくても、外部の電源と巻線の端末とを接続することができる。また、リード線にストレスがかかっても、リード線が接する溝の壁面にストレスが分散され、リード線と巻線の端末との接続部にストレスの影響が及ぶのを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモータの実施形態を示す断面図である。
【図2】上記実施形態の底面図である。
【図3】上記実施形態の平面図である。
【図4】上記実施形態のロータを除去した状態で示す平面図である。
【図5】上記実施形態におけるリード線処理部を示す底面図である。
【図6】上記リード線処理部を拡大して示す底面図である。
【図7】上記実施形態におけるコアとベースプレートとの固定手段の部分を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ベースプレート
20 ステータ
22 コア
24 巻線
26 突極
30 取り付け部
36 ロータ
46 駆動用永久磁石
50 リード線
56 リード線導入部
60 溝
62 スルーホール
66 第2のスルーホール
68 導入溝

Claims (4)

  1. ロータとステータを有し、ロータが駆動用永久磁石を備えているモータにおいて、
    上記ステータは、巻線が巻き回されたコアを支持するとともに、モータを装置に取り付けるための取り付け部を有するベースプレートを有し、
    上記ベースプレートは、樹脂で形成され、一面側がコア配設側となっていて、他面側に、上記巻線に電力を供給する複数のリード線を半径方向外側から内側に向かって上記巻線の端末付近まで引き込むための溝を複数有するとともに、巻線の端末付近には上記各溝につながるスルーホールを有し、
    各リード線は上記各溝に埋め込まれるとともに上記スルーホールによってベースプレートの他面側から一面側に導かれ、この一面側においてリード線と巻線端末とが電気的に接続された接続部が設けられ、
    ベースプレートはまた、半径方向外側のコア配設側に上記各溝につながる第2のスルーホールとこの第2のスルーホールに連続した導入溝を含むリード線導入部を有し、このリード線導入部において上記第2のスルーホールを通してリード線が上記溝に導かれ、
    上記リード線は樹脂皮膜を有し、上記導入溝は上記リード線の樹脂皮膜の外径よりも小さく、上記リード線の樹脂皮膜が上記導入溝に弾性変形して嵌合していることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1記載のモータにおいて、コアは、半径方向に突出して周方向に複数形成されかつそれぞれに巻線が巻き回されてなる突極を有し、隣接する突極間に接続部が配設されているモータ。
  3. 請求項1または2記載のモータにおいて、リード線は、裸線の状態で溝に嵌合されているモータ。
  4. 請求項記載のモータにおいて、導入溝は、第2のスルーホールよりも半径方向外側に形成されるとともにベースプレートの外側縁まで連続して形成されているモータ。
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