JPH069352A - フケ防止シャンプー中のチアゾリノン保存剤を安定化させるための亜鉛化合物の利用 - Google Patents
フケ防止シャンプー中のチアゾリノン保存剤を安定化させるための亜鉛化合物の利用Info
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- JPH069352A JPH069352A JP5087500A JP8750093A JPH069352A JP H069352 A JPH069352 A JP H069352A JP 5087500 A JP5087500 A JP 5087500A JP 8750093 A JP8750093 A JP 8750093A JP H069352 A JPH069352 A JP H069352A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、安定なチアゾリノン保存剤を有す
るジンクピリチオン配合フケ防止シャンプーを提供する
ことを目的とする。 【効果】 亜鉛化合物を含んで成る安定化剤を添加する
ことにより、ピリチオンを含むフケ防止シャンプー中の
チアゾリノン保存剤の活性が維持される。
るジンクピリチオン配合フケ防止シャンプーを提供する
ことを目的とする。 【効果】 亜鉛化合物を含んで成る安定化剤を添加する
ことにより、ピリチオンを含むフケ防止シャンプー中の
チアゾリノン保存剤の活性が維持される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、保存剤を含有するフケ
防止シャンプーに関する。特に、本発明はジンクピリチ
オン配合のフケ防止シャンプーに添加されるチアゾリノ
ン保存剤の活性を安定化するための亜鉛化合物の利用に
関する。
防止シャンプーに関する。特に、本発明はジンクピリチ
オン配合のフケ防止シャンプーに添加されるチアゾリノ
ン保存剤の活性を安定化するための亜鉛化合物の利用に
関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】微生
物汚染がシャンプーの保存寿命と美学を乏しくし得るこ
とは知られている。従って、通常、そのような汚染を減
少または排除するためにシャンプーの製造中に保存剤が
シャンプー組成物に添加される。フケ防止シャンプーに
保存剤を添加することに伴う１つの問題点は、シャンプ
ー中に存在する他の成分が保存剤と不利に反応してその
活性を低下させる場合があることである。特に、ジンク
ピリチオンは幾つかのチアゾリノン保存剤と不利に反応
してその活性を低下させ、ひいては微生物汚染を防止ま
たは減少させる保存剤の能力を低下させることがわかっ
ている。その結果、安定な活性の保存剤を有するフケ防
止シャンプーへの要望がある。
物汚染がシャンプーの保存寿命と美学を乏しくし得るこ
とは知られている。従って、通常、そのような汚染を減
少または排除するためにシャンプーの製造中に保存剤が
シャンプー組成物に添加される。フケ防止シャンプーに
保存剤を添加することに伴う１つの問題点は、シャンプ
ー中に存在する他の成分が保存剤と不利に反応してその
活性を低下させる場合があることである。特に、ジンク
ピリチオンは幾つかのチアゾリノン保存剤と不利に反応
してその活性を低下させ、ひいては微生物汚染を防止ま
たは減少させる保存剤の能力を低下させることがわかっ
ている。その結果、安定な活性の保存剤を有するフケ防
止シャンプーへの要望がある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、亜鉛化
合物を含んで成る安定化剤を添加することにより、ジン
クピリチオン配合シャンプー中のチアゾリノン保存剤の
活性を維持できることが発見された。
合物を含んで成る安定化剤を添加することにより、ジン
クピリチオン配合シャンプー中のチアゾリノン保存剤の
活性を維持できることが発見された。
【０００４】本発明は、安定なチアゾリノン保存剤を有
するジンクピリチオン配合フケ防止シャンプーを提供す
る。
するジンクピリチオン配合フケ防止シャンプーを提供す
る。
【０００５】水性フケ防止シャンプーであって、界面活
性剤を約40％まで；ジンクピリチオンを約0.1 ％〜約２
％；５−クロロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−
３−オン、２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オ
ンおよびそれらの混合物から成る群から選ばれた保存剤
を約１〜約30 ppm（百万分率）；亜鉛化合物を含んで成
る安定化剤を約0.001 ％〜約1.0 ％；その他の任意成
分；および残りの部分を成す水、を含んで成る水性フケ
防止シャンプーが提供される。
性剤を約40％まで；ジンクピリチオンを約0.1 ％〜約２
％；５−クロロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−
３−オン、２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オ
ンおよびそれらの混合物から成る群から選ばれた保存剤
を約１〜約30 ppm（百万分率）；亜鉛化合物を含んで成
る安定化剤を約0.001 ％〜約1.0 ％；その他の任意成
分；および残りの部分を成す水、を含んで成る水性フケ
防止シャンプーが提供される。
【０００６】異なって言及されない限り、本明細書中に
与えられる全ての％は重量％であることに注意された
い。
与えられる全ての％は重量％であることに注意された
い。
【０００７】
【作用】本発明の第一の態様では、界面活性剤を約40％
まで；ジンクピリチオンを約0.1 ％〜約2.0 ％；５−ク
ロロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オン、
２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オンおよびそ
れらの混合物から成る群から選ばれた保存剤を約１〜約
30 ppm；亜鉛化合物を含んで成る安定化剤を約0.001 ％
〜約1.0 ％；その他の任意成分；および残りの部分を成
す水、を含んで成る水性フケ防止シャンプーが提供され
る。
まで；ジンクピリチオンを約0.1 ％〜約2.0 ％；５−ク
ロロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オン、
２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オンおよびそ
れらの混合物から成る群から選ばれた保存剤を約１〜約
30 ppm；亜鉛化合物を含んで成る安定化剤を約0.001 ％
〜約1.0 ％；その他の任意成分；および残りの部分を成
す水、を含んで成る水性フケ防止シャンプーが提供され
る。
【０００８】シャンプーに有用な界面活性剤は当業者に
周知であり、それらとしてはアニオン性、非イオン性、
両性および両性イオン性の型を挙げることができる。該
界面活性剤は約40％まで、好ましくは約４％〜約20％の
レベルで存在する。
周知であり、それらとしてはアニオン性、非イオン性、
両性および両性イオン性の型を挙げることができる。該
界面活性剤は約40％まで、好ましくは約４％〜約20％の
レベルで存在する。
【０００９】本発明において有用なアニオン性界面活性
剤としては、それらの分子構造中に８〜22個の炭素原子
を含むアルキル基とスルホン酸基とを有する有機反応生
成物のアルカリ金属塩が挙げられるが、それに限定され
ない。そのようなアニオン性界面活性剤の例としては、
次の一般式： Ｒ−（C2H4O)x −SO4 −Ｍ （上式中、Ｒは約８〜約18の炭素原子を有するアルキル
基であり；ｘは０〜約４の数であり；そしてＭはモノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、アンモニウム、ナトリウムおよびカリウムから
成る群から選ばれる）を有するアニオン性硫酸塩界面活
性剤が挙げられる。ｘが１であるラウリル硫酸ナトリウ
ムが最も好ましい。
剤としては、それらの分子構造中に８〜22個の炭素原子
を含むアルキル基とスルホン酸基とを有する有機反応生
成物のアルカリ金属塩が挙げられるが、それに限定され
ない。そのようなアニオン性界面活性剤の例としては、
次の一般式： Ｒ−（C2H4O)x −SO4 −Ｍ （上式中、Ｒは約８〜約18の炭素原子を有するアルキル
基であり；ｘは０〜約４の数であり；そしてＭはモノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、アンモニウム、ナトリウムおよびカリウムから
成る群から選ばれる）を有するアニオン性硫酸塩界面活
性剤が挙げられる。ｘが１であるラウリル硫酸ナトリウ
ムが最も好ましい。
【００１０】前記硫酸塩は約15％までのレベルで存在す
ることができ、好ましくは前記硫酸塩は約２％〜約10％
のレベルで存在する。より好ましくは、前記硫酸塩は約
５％のレベルで存在する。
ることができ、好ましくは前記硫酸塩は約２％〜約10％
のレベルで存在する。より好ましくは、前記硫酸塩は約
５％のレベルで存在する。
【００１１】本発明において有用である他のアニオン性
界面活性剤はＣ8 −Ｃ18アシルサルコシネート（例えば
ラウロイルサルコシンナトリウム）である。ラウロイル
サルコシンナトリウムが最も好ましい。前記サルコシネ
ートは約15％まで、好ましくは約２％〜約10％のレベル
で存在することができる。より好ましくは、前記サルコ
シネートは約６％のレベルで存在する。
界面活性剤はＣ8 −Ｃ18アシルサルコシネート（例えば
ラウロイルサルコシンナトリウム）である。ラウロイル
サルコシンナトリウムが最も好ましい。前記サルコシネ
ートは約15％まで、好ましくは約２％〜約10％のレベル
で存在することができる。より好ましくは、前記サルコ
シネートは約６％のレベルで存在する。
【００１２】本発明において有用である両性イオン性界
面活性剤としては、次の一般式：
面活性剤としては、次の一般式：
【化１】 （上式中、Ｒ1 は約10〜約18の炭素原子を含むアルキル
基であり；そしてＲ2 ，Ｒ3 およびＲ4 は各々Ｃ1 −Ｃ
4 アルキルである）を有するベタインが挙げられるが、
それに限定されない。好ましくは、前記ベタインはココ
アミドプロピルジメチルベタインである。
基であり；そしてＲ2 ，Ｒ3 およびＲ4 は各々Ｃ1 −Ｃ
4 アルキルである）を有するベタインが挙げられるが、
それに限定されない。好ましくは、前記ベタインはココ
アミドプロピルジメチルベタインである。
【００１３】前記ベタインは約５％まで、好ましくは約
0.5 ％〜約３％のレベルで存在することができる。より
好ましくは、前記ベタインは約1.5 ％のレベルで存在す
る。
0.5 ％〜約３％のレベルで存在することができる。より
好ましくは、前記ベタインは約1.5 ％のレベルで存在す
る。
【００１４】本発明において有用である非イオン性界面
活性剤としては、アミド型の非イオン性界面活性剤が挙
げられるが、それに限定されない。例えば、非イオン性
界面活性剤としては、約８〜約18個の炭素原子のアシル
成分を有する脂肪酸のアンモニア、モノアルカノールお
よびジアルカノールアミド（ここで前記アルカノールは
２〜４個の炭素原子を有する）が挙げられ、そして次の
一般式により表される： R1−CO−N(H)m (R2 OH)2-m 上式中、Ｒ1 は８〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原
子を有する飽和または不飽和脂肪族炭化水素基であり；
Ｒ2 はメチレン、エチレンまたはプロピレン基であり；
そしてｍは０，１または２、好ましくは０または１、最
も好ましくは０である。
活性剤としては、アミド型の非イオン性界面活性剤が挙
げられるが、それに限定されない。例えば、非イオン性
界面活性剤としては、約８〜約18個の炭素原子のアシル
成分を有する脂肪酸のアンモニア、モノアルカノールお
よびジアルカノールアミド（ここで前記アルカノールは
２〜４個の炭素原子を有する）が挙げられ、そして次の
一般式により表される： R1−CO−N(H)m (R2 OH)2-m 上式中、Ｒ1 は８〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原
子を有する飽和または不飽和脂肪族炭化水素基であり；
Ｒ2 はメチレン、エチレンまたはプロピレン基であり；
そしてｍは０，１または２、好ましくは０または１、最
も好ましくは０である。
【００１５】本発明において有用であるアミドとして
は、限定的でなく、モノおよびジエタノールヤシ脂肪酸
アミド、ラウリル脂肪酸アミドおよびミリスチン脂肪酸
アミドが挙げられる。アシル成分は天然に存在するグリ
セリド、例えばココヤシ油、ヤシ油、大豆油および牛脂
から誘導してもよいが、合成的に、例えば石油の酸化に
より、またはフィッシャー−トロシュ（Fischer-Trops
h）法による一酸化炭素の水素化により、誘導すること
もできる。
は、限定的でなく、モノおよびジエタノールヤシ脂肪酸
アミド、ラウリル脂肪酸アミドおよびミリスチン脂肪酸
アミドが挙げられる。アシル成分は天然に存在するグリ
セリド、例えばココヤシ油、ヤシ油、大豆油および牛脂
から誘導してもよいが、合成的に、例えば石油の酸化に
より、またはフィッシャー−トロシュ（Fischer-Trops
h）法による一酸化炭素の水素化により、誘導すること
もできる。
【００１６】Ｃ12−Ｃ14脂肪酸のモノエタノールアミド
およびジエタノールアミド、特にラウリルジエタノール
アミドが好ましい。前記アミドは、約５％まで、好まし
くは約１％〜約４％のレベルで存在することができる。
より好ましくは、前記アミドは約２％のレベルで存在す
る。
およびジエタノールアミド、特にラウリルジエタノール
アミドが好ましい。前記アミドは、約５％まで、好まし
くは約１％〜約４％のレベルで存在することができる。
より好ましくは、前記アミドは約２％のレベルで存在す
る。
【００１７】ピリチオン、ピリチオン塩およびジピリチ
オンは周知の抗菌性を有する。ジンクピリチオン（ピリ
チオン亜鉛塩）がフケ防止シャンプーの調製に汎用され
る。本発明では、ジンクピリチオンはシャンプー中に約
0.1 ％〜約２％存在する。
オンは周知の抗菌性を有する。ジンクピリチオン（ピリ
チオン亜鉛塩）がフケ防止シャンプーの調製に汎用され
る。本発明では、ジンクピリチオンはシャンプー中に約
0.1 ％〜約２％存在する。
【００１８】微生物の増殖を遅らせるかまたは防止しそ
れによってシャンプーの汚染を防ぐために、シャンプー
組成物に保存剤を添加しなければならない。本発明にお
いて有用である保存剤としては、５−クロロ−２−アル
キル−４−イソチアゾリン−３−オン、２−アルキル−
４−イソチアゾリン−３−オンおよびそれらの混合物か
ら成る群から選ばれたチアゾリノンが挙げられる。
れによってシャンプーの汚染を防ぐために、シャンプー
組成物に保存剤を添加しなければならない。本発明にお
いて有用である保存剤としては、５−クロロ−２−アル
キル−４−イソチアゾリン−３−オン、２−アルキル−
４−イソチアゾリン−３−オンおよびそれらの混合物か
ら成る群から選ばれたチアゾリノンが挙げられる。
【００１９】前記アルキルはメチル、エチル、プロピル
またはブチルおよびそれらの混合物から成る群から選ば
れる。より好ましくは、前記アルキルがメチルである。
最も好ましくは、保存剤が商標KATHON CG のもとでRohm
& Haas により販売されているものであり、５−クロロ
−２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オンを1.15
重量％および２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−
オンを0.35重量％含むと定められている。前記保存剤は
約1 ppm 〜約30 ppmのレベルでシャンプーに添加され
る。好ましくは、前記保存剤は約15 ppmのレベルで添加
される。
またはブチルおよびそれらの混合物から成る群から選ば
れる。より好ましくは、前記アルキルがメチルである。
最も好ましくは、保存剤が商標KATHON CG のもとでRohm
& Haas により販売されているものであり、５−クロロ
−２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オンを1.15
重量％および２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−
オンを0.35重量％含むと定められている。前記保存剤は
約1 ppm 〜約30 ppmのレベルでシャンプーに添加され
る。好ましくは、前記保存剤は約15 ppmのレベルで添加
される。
【００２０】上述したように、ジンクピリチオンは保存
剤と不利に反応して保存剤の活性を低下させることがあ
る。従って、保存剤のための安定化剤がシャンプー組成
物の不可欠な成分となる。驚くべきことに、安定化剤と
しての亜鉛化合物の使用が、チアゾリノン保存剤の分解
を減少させることが発見された。好ましくは、前記安定
化剤は有機酸の亜鉛塩、無機酸の亜鉛塩、酸化亜鉛、水
酸化亜鉛およびそれらの混合物から成る群から選ばれた
亜鉛化合物である。例えば、酢酸亜鉛、塩化亜鉛、硫酸
亜鉛並びに亜鉛塩の水和物およびアンモニア化合物を使
うことができる。酸化亜鉛および水酸化亜鉛（これは酸
化亜鉛の水和物形である）も有用である。
剤と不利に反応して保存剤の活性を低下させることがあ
る。従って、保存剤のための安定化剤がシャンプー組成
物の不可欠な成分となる。驚くべきことに、安定化剤と
しての亜鉛化合物の使用が、チアゾリノン保存剤の分解
を減少させることが発見された。好ましくは、前記安定
化剤は有機酸の亜鉛塩、無機酸の亜鉛塩、酸化亜鉛、水
酸化亜鉛およびそれらの混合物から成る群から選ばれた
亜鉛化合物である。例えば、酢酸亜鉛、塩化亜鉛、硫酸
亜鉛並びに亜鉛塩の水和物およびアンモニア化合物を使
うことができる。酸化亜鉛および水酸化亜鉛（これは酸
化亜鉛の水和物形である）も有用である。
【００２１】安定化剤は、約0.001 ％〜約１％のレベル
でシャンプー組成物に添加することができる。好ましく
は、安定化剤は約0.01％〜約0.1 ％のレベルで添加され
る。
でシャンプー組成物に添加することができる。好ましく
は、安定化剤は約0.01％〜約0.1 ％のレベルで添加され
る。
【００２２】もちろん、シャンプーは周知のその他の任
意成分、例えば保湿剤、コンディショニング剤、懸濁
剤、pH調節剤並びに香料および色素を、約20％まで、好
ましくは約10％までのレベルで含むことができる。例え
ば、保湿剤、例えば脂肪アルコール、グリコールエーテ
ルおよびそれらの混合物を使うことができる。本発明に
おいて有用であるアルコールの例は、低級Ｃ1 −Ｃ8 モ
ノ−、ジ−およびトリ−アルコール、例えばエタノー
ル、１，２，３−プロパントリオールおよびプロピレン
グリコールである。
意成分、例えば保湿剤、コンディショニング剤、懸濁
剤、pH調節剤並びに香料および色素を、約20％まで、好
ましくは約10％までのレベルで含むことができる。例え
ば、保湿剤、例えば脂肪アルコール、グリコールエーテ
ルおよびそれらの混合物を使うことができる。本発明に
おいて有用であるアルコールの例は、低級Ｃ1 −Ｃ8 モ
ノ−、ジ−およびトリ−アルコール、例えばエタノー
ル、１，２，３−プロパントリオールおよびプロピレン
グリコールである。
【００２３】コンディショニング剤、例えばパンテノー
ルおよびタンパク質、例えば水解動物タンパク質も有益
である。懸濁剤は既知であり、例えば珪酸マグネシウム
アルミニウムおよびヒドロキシプロピルメチルセルロー
スが挙げられる。好ましくは、シャンプー組成物が中性
〜弱酸性のpHを有するようにpH調節剤、例えばリン酸を
添加することができる。水、好ましくは脱イオン水また
は精製水が残りの部分を構成する。
ルおよびタンパク質、例えば水解動物タンパク質も有益
である。懸濁剤は既知であり、例えば珪酸マグネシウム
アルミニウムおよびヒドロキシプロピルメチルセルロー
スが挙げられる。好ましくは、シャンプー組成物が中性
〜弱酸性のpHを有するようにpH調節剤、例えばリン酸を
添加することができる。水、好ましくは脱イオン水また
は精製水が残りの部分を構成する。
【００２４】より一層好ましい態様によれば、シャンプ
ーは、界面活性剤約40％まで、ジンクピリチオン約0.1
％〜約２％、５−クロロ−２−メチル−４−イソチアゾ
リン−３−オン、２−メチル−４−イソチアゾリン−３
−オンまたはそれらの混合物約１〜約30 ppm、塩化亜鉛
約0.001 ％〜約１％、および残りの部分を構成する水、
から本質的に成る。
ーは、界面活性剤約40％まで、ジンクピリチオン約0.1
％〜約２％、５−クロロ−２−メチル−４−イソチアゾ
リン−３−オン、２−メチル−４−イソチアゾリン−３
−オンまたはそれらの混合物約１〜約30 ppm、塩化亜鉛
約0.001 ％〜約１％、および残りの部分を構成する水、
から本質的に成る。
【００２５】最も好ましい態様によれば、該シャンプー
は、ココアミドプロピルジメチルベタイン約1.5 ％、ラ
ウロイルサルコシンナトリウム約６％、ラウリル硫酸ナ
トリウム約５％、ラウリルジエタノールアミド約２％、
ジンクピリチオン約１％、５−クロロ−２−メチル−４
−イソチアゾリン−３−オン約11.5 ppmおよび２−メチ
ル−４−イソチアゾリン−３−オン約3.5 ppm 、塩化亜
鉛約0.05％、並びに本質的に平衡を有する水、から本質
的に成る。
は、ココアミドプロピルジメチルベタイン約1.5 ％、ラ
ウロイルサルコシンナトリウム約６％、ラウリル硫酸ナ
トリウム約５％、ラウリルジエタノールアミド約２％、
ジンクピリチオン約１％、５−クロロ−２−メチル−４
−イソチアゾリン−３−オン約11.5 ppmおよび２−メチ
ル−４−イソチアゾリン−３−オン約3.5 ppm 、塩化亜
鉛約0.05％、並びに本質的に平衡を有する水、から本質
的に成る。
【００２６】
【実施例】次の実施例は本発明を例示するために与えら
れる。実施例１ 次の水性シャンプーを調製することができる。
れる。実施例１ 次の水性シャンプーを調製することができる。
【００２７】
【表１】
【００２８】実施例２ 次の水性シャンプー組成物を調製した。
【００２９】
【表２】
【００３０】組成物Ａ，ＢおよびＣの各々を或る期間に
渡り分析し、保存剤５−クロロ−２−メチル−４−イソ
チアゾリン−３−オンの安定性を測定した。図１に示さ
れるように、組成物ＢおよびＣにおける塩化亜鉛および
酸化亜鉛それぞれの添加は、安定化剤を全く含まない組
成物Ａに比べると、保存剤の分解速度を許容レベルに減
少させた。
渡り分析し、保存剤５−クロロ−２−メチル−４−イソ
チアゾリン−３−オンの安定性を測定した。図１に示さ
れるように、組成物ＢおよびＣにおける塩化亜鉛および
酸化亜鉛それぞれの添加は、安定化剤を全く含まない組
成物Ａに比べると、保存剤の分解速度を許容レベルに減
少させた。
【００３１】実施例３ 表２に示したのと同様の組成を有するが、但し、イソチ
アゾリン保存剤、塩化亜鉛及び酸化亜鉛の添加の有無を
次のように組合わせた。 〔表３〕 成分 サンプル １ ２ ３ ４ ５ ６ イソチアゾリン保存剤 − ＋ ＋ − ＋ ＋ 酸化亜鉛（０．１％） − − ＋ − ＋ − 塩化亜鉛（０．１％） − − − ＋ − ＋ ─────────────────────────────── 各サンプルに細菌細胞を添加し、その減少を経時的に測
定した。この結果を図２（サンプル１）、図３（サンプ
ル２）、図４（サンプル３）、図５（サンプル４）、図
６（サンプル５）、及び図７（サンプル６）に示す。こ
れらの結果から明らかな通り、イソチアゾリン保存剤及
び亜鉛化合物の単独使用では殺菌効果が低いのに対し
て、イソチアゾリン保存剤と亜鉛化合物を併用した場合
には、殺菌効果が顕著で、その明瞭な相剰作用が認めら
れる。もちろん、上記態様には広範囲の変更および改良
を行い得ることは理解されるだろう。従って、上記記載
は本発明を限定するのではなくむしろ説明するつもりで
あり、本発明を定義するのは特許請求の範囲である。
アゾリン保存剤、塩化亜鉛及び酸化亜鉛の添加の有無を
次のように組合わせた。 〔表３〕 成分 サンプル １ ２ ３ ４ ５ ６ イソチアゾリン保存剤 − ＋ ＋ − ＋ ＋ 酸化亜鉛（０．１％） − − ＋ − ＋ − 塩化亜鉛（０．１％） − − − ＋ − ＋ ─────────────────────────────── 各サンプルに細菌細胞を添加し、その減少を経時的に測
定した。この結果を図２（サンプル１）、図３（サンプ
ル２）、図４（サンプル３）、図５（サンプル４）、図
６（サンプル５）、及び図７（サンプル６）に示す。こ
れらの結果から明らかな通り、イソチアゾリン保存剤及
び亜鉛化合物の単独使用では殺菌効果が低いのに対し
て、イソチアゾリン保存剤と亜鉛化合物を併用した場合
には、殺菌効果が顕著で、その明瞭な相剰作用が認めら
れる。もちろん、上記態様には広範囲の変更および改良
を行い得ることは理解されるだろう。従って、上記記載
は本発明を限定するのではなくむしろ説明するつもりで
あり、本発明を定義するのは特許請求の範囲である。
【図１】図１は、ジンクピリチオン配合フケ防止シャン
プーの一態様における、一定期間に渡る保存剤５−クロ
ロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オンの分
解速度を示すグラフである。該グラフは、安定化剤を添
加した時と安定化剤が存在しない時との保存剤の分解速
度を比較する。
プーの一態様における、一定期間に渡る保存剤５−クロ
ロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オンの分
解速度を示すグラフである。該グラフは、安定化剤を添
加した時と安定化剤が存在しない時との保存剤の分解速
度を比較する。
【図２】図２は、イソチアゾリン保存剤及び亜鉛化合物
のいずれも添加しなかったサンプルにおける細菌数の変
化を示すグラフである。
のいずれも添加しなかったサンプルにおける細菌数の変
化を示すグラフである。
【図３】図３は、イソチアゾリン保存剤を添加し、亜鉛
化合物を添加しなかったサンプルにおける細菌数の変化
を示すグラフである。
化合物を添加しなかったサンプルにおける細菌数の変化
を示すグラフである。
【図４】図４は、イソチアゾリン保存剤を添加せず、酸
化亜鉛を添加したサンプルにおける細菌数の変化を示す
グラフである。
化亜鉛を添加したサンプルにおける細菌数の変化を示す
グラフである。
【図５】図５は、イソチアゾリン保存剤を添加せず、塩
化亜鉛を添加したサンプルにおける細菌数の変化を示す
グラフである。
化亜鉛を添加したサンプルにおける細菌数の変化を示す
グラフである。
【図６】図６は、イソチアゾリン保存剤及び酸化亜鉛を
添加したサンプルにおける細菌数の変化を示すグラフで
ある。
添加したサンプルにおける細菌数の変化を示すグラフで
ある。
【図７】図７は、イソチアゾリン保存剤及び塩化亜鉛を
添加したサンプルにおける細菌数の変化を示すグラフで
ある。
添加したサンプルにおける細菌数の変化を示すグラフで
ある。
Claims (9)
- 【請求項１】 水性フケ防止シャンプーであって、 ａ．アニオン性、非イオン性、両性および両性イオン性
界面活性剤から成る群から選ばれた界面活性剤を約40％
まで； ｂ．ジンクピリチオンを約0.1 ％〜約２％； ｃ．５−クロロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−
３−オン、２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オ
ンおよびそれらの混合物から成る群から選ばれた保存剤
を約１〜約30 ppm、ここでアルキルはメチル、エチル、
ブチル、プロピルから成る群から選ばれ； ｄ．有機酸の亜鉛塩、無機酸の亜鉛塩、酸化亜鉛、水酸
化亜鉛およびそれらの混合物から成る群から選ばれた保
存剤安定化剤を約0.001 ％〜約１％；および ｅ．残りの部分を成す水 を含んで成る水性フケ防止シャンプー。 - 【請求項２】 前記界面活性剤が、 ａ．ベタインを約５％まで； ｂ．サルコシネートを約15％まで； ｃ．スルフェートを約15％まで；および ｄ．アミドを約５％まで 含んで成る、請求項１に記載のフケ防止シャンプー。
- 【請求項３】 前記界面活性剤が、 ａ．ベタインを約５％まで、ここで前記ベタインはココ
アミドプロピルジメチルベタインであり； ｂ．サルコシネートを約15％まで、ここで前記サルコシ
ネートはラウイロイルサルコシンナトリウムであり； ｃ．スルフェートを約15％まで、ここで前記スルフェー
トはラウリル硫酸ナトリウムであり；および ｄ．アミドを約５％まで、ここで前記アミドはラウリル
ジエタノールアミドである を含んで成る、請求項１に記載のフケ防止シャンプー。 - 【請求項４】 前記安定化剤が塩化亜鉛である、請求項
１に記載のフケ防止シャンプー。 - 【請求項５】 水性フケ防止シャンプーであって、 ａ．アニオン性、非イオン性、両性および両性イオン性
界面活性剤から成る群から選ばれた界面活性剤を約４％
〜約20％； ｂ．ジンクピリチオンを約0.1 ％〜約２％； ｃ．５−クロロ−２−アルキル−４−イソチアゾリン−
３−オン、２−アルキル−４−イソチアゾリン−３−オ
ンおよびそれらの混合物から成る群から選ばれた保存剤
を約１〜約30 ppm、ここでアルキルはメチル、エチル、
プロピルまたはブチルでありそして同一であるかまたは
異なることができ； ｄ．有機酸の亜鉛塩、無機酸の亜鉛塩、酸化亜鉛、水酸
化亜鉛およびそれらの混合物から成る群から選ばれた保
存剤安定化剤を約0.01％〜約0.1 ％；および ｅ．残りの部分を成す水 を含んで成る水性フケ防止シャンプー。 - 【請求項６】 前記界面活性剤が、 ａ．ベタインを約0.5 ％〜約３％； ｂ．サルコシネートを約２％〜約10％； ｃ．スルフェートを約２％〜約10％；および ｄ．アミドを約１％〜約４％ 含んで成る、請求項５に記載のフケ防止シャンプー。
- 【請求項７】 前記界面活性剤が、ａ．ベタインを約0.
5 ％〜約３％、ここで前記ベタインはココアミドプロピ
ルジメチルベタインであり； ｂ．サルコシネートを約２％〜約10％、ここで前記サル
コシネートはラウイロイルサルコシンナトリウムであ
り； ｃ．スルフェートを約２％〜約10％、ここで前記スルフ
ェートはラウリル硫酸ナトリウムであり；および ｄ．アミドを約１％〜約４％、ここで前記アミドはラウ
リルジエタノールアミドである を含んで成る、請求項５に記載のフケ防止シャンプー。 - 【請求項８】 前記安定化剤が塩化亜鉛である、請求項
５に記載のフケ防止シャンプー。 - 【請求項９】 ココアミドプロピルベタイン約1.5 ％；
ラウロイルサルコシンナトリウム約６％；ラウリル硫酸
ナトリウム約５％；ラウリルジエタノールアミド約２
％；ジンクピリチオン約１％；５−クロロ−２−メチル
−４−イソチアゾリン−３−オン約11.5 ppm；２−メチ
ル−４−イソチアゾリン−３−オン約3.5 ppm ；保存剤
安定化剤約0.05％、ここで前記安定化剤は塩化亜鉛であ
る；珪酸マグネシウムアルミニウム約１％；ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース約１％；メチルパラベン約0.
3 ％；グリセリン約４％；および残りの部分を成す水、
から本質的に成る水性フケ防止シャンプー。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/869,548 US5227156A (en) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | Use of zinc compounds to stabilize a thiazolinone preservative in an anti-dandruff shampoo |
| US869548 | 1992-04-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069352A true JPH069352A (ja) | 1994-01-18 |
| JP3432855B2 JP3432855B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=25353768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08750093A Expired - Lifetime JP3432855B2 (ja) | 1992-04-14 | 1993-04-14 | フケ防止シャンプー中のチアゾリノン保存剤を安定化させるための亜鉛化合物の利用 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5227156A (ja) |
| JP (1) | JP3432855B2 (ja) |
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