JP5475264B2 - シャンプー - Google Patents

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本発明は、シャンプーに関し、詳しくは、痒み抑制剤の配合量が少ない場合でも頭皮の痒み発生の抑制に優れたシャンプーに関するものである。
従来から、洗浄成分として界面活性剤がシャンプーに配合されており、特に近年、アミノ酸系界面活性剤が、皮膚や目への刺激が小さく毛髪に適度な柔軟性を付与できることから、シャンプーに配合されている。しかしながら、このような長所がアミノ酸系界面活性剤には存在するものの、洗髪後に頭皮の痒みを生じさせることがある。また、アミノ酸系界面活性剤以外の界面活性剤が配合されたシャンプーで洗髪した場合でも、頭皮の痒みを生じさせることがある。
そこで、痒みを抑制するためには、抗炎症作用を有する化合物の配合が考えられている。例えば、当該化合物が配合されたシャンプーとして、特許文献1の実施例には、アミノ酸系界面活性剤であるアシルグルタミン酸トリエタノールアミン、および抗炎症作用を有する化合物であるグリチルリチン酸ジカリウムとが配合されたシャンプーが、開示されている。また、特許文献2には、アニオン界面活性剤、およびグリチルリチン酸ジカリウムまたはグリチルレチン酸ステアリルとが配合されたシャンプーが、開示されている。
特開2000−327539号公報 特開2007−254355号公報
しかしながら、特許文献1および2記載の技術は、抗炎症作用を有する化合物を配合しているため痒みの発生を抑制することが可能であるが、シャンプー成分の中で抗炎症作用を有する化合物の価格が高価であるため、当該化合物を配合した上でシャンプー原材料価格を低くするためには、配合量が少ない場合であっても痒み発生抑制の効果が高い技術提供が望まれている。
そこで本発明の目的は、上記従来技術における問題を解消して、痒み抑制剤の配合量が少ない場合でも頭皮の痒み発生の抑制に優れたシャンプーを提供することにある。
本発明者らは、上記問題を解決するために、抗炎症作用を示すといわれている化合物および植物抽出物を組み合わせて検討し、更に、グリチルリチン酸および/またはグリチルリチン酸塩を痒み発生率抑制のための必須化合物とするシャンプーについて、他の化合物との併用によって痒み発生率を更に低減できるかを鋭意検討した結果、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸および/またはその塩の併用により上記問題を解消できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のシャンプーは、界面活性剤と、グリチルリチン酸およびグリチルリチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上の痒み抑制剤 (A)と、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸および3−サクシニルオキシグリチルレチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上の痒み抑制剤 (B)と、を配合し、前記界面活性剤としてアミノ酸系アニオン界面活性剤を配合したことを特徴とするものである。
また、本発明において、前記痒み抑制剤(A)の質量Wと前記痒み抑制剤(B)の質量Wとの総質量Wに対する前記質量Wの比(W/W)が、0.45以下であることが好ましい。このW/Wは極めて低いものであるが、0.45を超えるものと同等の痒み発生率抑制を実現できる。前記痒み抑制剤(A)の質量Wと前記痒み抑制剤(B)の質量Wとの総質量Wが1.00質量%以下であることが好ましく、痒みの発生率をより低く抑えることができる。
さらに、本発明においては、前記界面活性剤として、アミノ酸系アニオン界面活性剤は、肌には優しいものの、使用者の体質によっては痒みを生じさせやすいともいわれているが、痒み抑制剤(A)と(B)の併用によってその痒みの発生を抑えることができる。
また、本発明において、前記界面活性剤として、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤および非アミノ酸系アニオン界面活性剤よりなる群から選択された一種または二種以上の界面活性剤が配合され、かつ、前記アミノ酸系アニオン界面活性剤の量が10.0質量%以下であることが好ましく、痒みの抑制を一層低く抑えるためには、前記アミノ酸系アニオン界面活性剤の量が7.0質量%以下であることがより好ましい。
本発明によれば、痒み抑制剤(A)と痒み抑制剤(B)を配合することで、痒み抑制剤の配合量が少ない場合でも頭皮の痒み発生の抑制に優れたシャンプーを提供することが可能となる。
本発明を以下に説明する。
本発明のシャンプーは、界面活性剤と、グリチルリチン酸およびグリチルリチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上の痒み抑制剤(A)と、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸および3−サクシニルオキシグリチルレチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上の痒み抑制剤(B)と、を配合したものである。かかるシャンプーは、界面活性剤と共に、痒み抑制剤(A)および(B)を水に配合したものであり、公知となっている任意のシャンプー原料をさらに配合したものであってもよい。
(界面活性剤)
本発明のシャンプーに配合することができる界面活性剤としては、特に限定されず、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤などから選択された一種または二種以上を使用することができる。
上記アニオン界面活性剤は、頭皮および頭髪に付着した分泌物や、フケ、外部から付着した汚れ、使用した整髪料などの洗浄除去能に優れた界面活性剤である。当該アニオン界面活性剤としては、例えば、アミノ酸系アニオン界面活性剤(例えば、N−アシルグルタミン酸塩)、脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸、アシル乳酸塩などのカルボン酸系アニオン界面活性剤;アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、アシルイセチオン酸塩、アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、N−アシルメチルタウリン塩などのスルホン酸系アニオン界面活性剤;アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアリールエーテル硫酸塩、脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩、脂肪酸モノモノグリセリド硫酸塩などの硫酸系アニオン界面活性剤;アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、アルキルアリールエーテルリン酸塩、脂肪酸アミドエーテルリン酸塩などのリン酸系アニオン界面活性剤;が挙げられる。本発明のシャンプーにおけるアニオン界面活性剤の量は、特に限定されないが、5.0〜20.0質量%が好ましく、7.0〜16.0質量%がより好ましい。
本発明のシャンプーを肌により優しいものとする場合、アミノ酸系アニオン界面活性剤の一種または二種以上を配合することが好適である。かかるアミノ酸系アニオン界面活性剤としては、例えば、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩、N−ミリストイルグルタミン酸塩、N−パルミトイルグルタミン酸塩、N−ステアロイルグルタミン酸塩、およびN−オレオイルグルタミン酸塩などのN−アシルグルタミン酸系界面活性剤;N−ヤシ油脂肪酸メチルアラニン塩、N−ラウロイルメチルアラニン塩、およびN−ミリストイルメチルアラニン塩などのN−アシルメチルアラニン系界面活性剤;N−ヤシ油脂肪酸サルコシン塩、N−ラウロイルサルコシン塩、N−ミリストイルサルコシン塩、およびN−オレオイルサルコシン塩などのN−アシルサルコシン酸系界面活性剤;などが挙げられ、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸塩が髪の柔軟性を高められるため好ましい。ここで、アミノ酸系アニオン界面活性剤の塩の形態としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩である。
界面活性剤としてアミノ酸系アニオン界面活性剤を選択するとき、実用上の洗浄力を十分に維持しつつ痒み発生率をさらに低くするには、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、および非アミノ酸系アニオン界面活性剤(アミノ酸系アニオン界面活性剤以外のアニオン界面活性剤)から選択された一種または二種以上の界面活性剤を併用すると共に、シャンプーにおけるアミノ酸系アニオン界面活性剤の配合量が10.0質量%以下であることが好ましく、7.0質量%以下であることがより好ましく、5.0質量%以下であることがさらにより好ましい。
上記両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリンベタイン、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルスルホベタインなどが挙げられる。両性界面活性剤を配合する場合、当該両性界面活性剤のシャンプー中における濃度は適宜設定することができる。
上記非イオン性界面活性剤は、アニオン界面活性剤に比して洗浄能力は低いものの、他の界面活性剤と併用することで当該他の活性剤の洗浄力を高め且つ泡立ち性を高める。かかる非イオン性界面活性剤としては、例えば、エチレングリコールモノ脂肪酸エステル、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリエチレングリコールジ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキルジエタノールアミドなどが挙げられる。
上記非アミノ酸系アニオン界面活性剤としては、例えば、上記アニオン界面活性剤の例示のうち、アミノ酸系アニオン界面活性剤以外のアニオン界面活性剤を挙げることができる。
(痒み抑制剤)
本発明のシャンプーは、以下に列記している痒み抑制剤(A)と痒み抑制剤(B)を配合したものである。また、痒みを抑制可能なものであれば、痒み抑制剤(A)および(B)以外の公知の抗炎症剤を痒み抑制剤として配合してもよい。
上記痒み抑制剤(A)は、グリチルリチン酸およびグリチルリチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上である。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ、本発明においては、塩の異なる二種以上のグリチルリチン酸塩を配合してもよい。
上記痒み抑制剤(B)は、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸および3−サクシニルオキシグリチルレチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上である。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げられる。本発明においては、塩の異なる二種以上の3−サクシニルオキシグリチルレチン酸塩を配合してもよい。
痒み抑制剤(A)の質量をW、痒み抑制剤(B)の質量をW、WとWの総質量をWとしたとき、Wの量がWよりも少なくても痒みの抑制に優れることから、W/Wは0.45以下であることが好ましく、0.40以下であることがさらに好ましく、0.35以下であることがさらにより好ましい。W/Wの下限は、0.10が好ましく、0.15がさらに好ましく、0.20がさらにより好ましい。
本発明において、痒みを抑制するためには、痒み抑制剤(A)および(B)の配合量を一定量以上にするとよく、また、シャンプーを安価にするためには、痒み抑制剤(A)および(B)の配合量を少なくするとよい。そのため、シャンプーにおける痒み抑制剤(A)は、0.40質量%以下であることが好ましく、0.05〜0.30質量%がさらに好ましく、0.05〜0.20質量%がさらにより好ましい。一方、シャンプーにおける痒み抑制剤(B)は、0.10質量%以下であることが好ましく、0.01〜0.08質量%がさらに好ましく、0.02〜0.06質量%がさらにより好ましい。
なお、シャンプーを安価にするために、シャンプーにおける痒み抑制剤(A)および(B)の総量は、1.00質量%以下が好ましく、0.30質量%以下がさらに好ましく、0.20質量%以下がさらにより好ましい。
(任意原料)
上記の通り、シャンプー原料として公知となっているものを、本発明のシャンプーの任意原料として配合してもよい。例えば、毛髪の手触り、指通り、艶などをよくするためのカチオン界面活性剤などのコンディショニング剤、シャンプーの粘性を調整するための粘度調整剤、フケを防ぐためのフケ防止剤、水への界面活性剤の溶解度を高めるためのハイドロトロープ剤、シャンプー中の菌などの繁殖を抑制する防腐剤、シャンプーの品質を安定化するための酸化防止剤、洗髪時に使用する水に含まれる金属イオンによる洗浄性能低下を抑制するための金属イオン封鎖剤、保湿剤、紫外線吸収剤、香料、着色剤などが挙げられる。
また、本発明において、シャンプーのpHは酸性であるとよく、pHが低いと配合成分が析出することがあり、pHが中性に近づくとシャンプーの粘性が低くなることがあるので、5.5〜6.0のpHが好ましい。pHを低下させる必要がある場合には、クエン酸などの酸性化合物を配合するとよく、pHを高める必要がある場合には、水酸化ナトリウムなどのアルカリ性化合物を配合するとよい。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
下記の通りの原料を水(21.57質量%)に配合して、実施例1のシャンプーを調製した。
グリチルリチン酸ジカリウム: 0.10質量%
3−サクシニルオキシグリチルレチン酸ジナトリウム: 0.03質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム24.2質量%含有品(味の素ヘルシーサプライ社製、アミソフトCS−22): 48.0質量%
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン36質量%水溶液: 8.0質量%
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン30質量%水溶液: 2.0質量%
ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド: 3.5質量%
ショ糖脂肪酸エステル38質量%含有品(第一工業製薬社製、DKエステルS−L18A):
2.0質量%
塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース: 0.8質量%
ポリオキシプロピレン(1)ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド:3.0質量%
グリセリン: 9.5質量%
エデト酸ジナトリウム: 0.20質量%
香料: 0.3質量%
防腐剤: 1.0質量%
(実施例2)
下記の通りの原料を水(33.15質量%)に配合して、実施例2のシャンプーを調製した。
グリチルリチン酸ジカリウム: 0.10質量%
3−サクシニルオキシグリチルレチン酸ジナトリウム: 0.05質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム25質量%水溶液:
35.0質量%
ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム31質量%水溶液:
12.5質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン30質量%水溶液: 10.0質量%
ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド: 3.0質量%
ジステアリン酸ポリエチレングリコール(1): 1.5質量%
ショ糖脂肪酸エステル38質量%含有品(第一工業製薬社製、DKエステルS−L18A):
3.0質量%
塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース: 0.2質量%
エデト酸ジナトリウム: 0.2質量%
香料: 0.3質量%
防腐剤: 1.0質量%
(実施例3)
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム25質量%水溶液の配合量を16質量%、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム31質量%水溶液の配合量を25質量%とし、水を39.65質量%にした以外は、実施例2と同様にして実施例3のシャンプーを調製した。
下記の通りの原料を水(29.5質量%)に配合して、比較例1のシャンプーを調製した。
(比較例1)
グリチルリチン酸ジカリウム: 0.40質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン30質量%水溶液:
40.0質量%
ココイルリンゴアミノ酸ナトリウム30質量%含有品(成和化成社製、PROTEOL APL): 3.3質量%
ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム30質量%含有品(cognis社製、デリファット160C): 10.0質量%
CAE(味の素ヘルシーサプライ社製): 0.2質量%
アニオン界面活性剤含有品(ライオン社製、リポランLJ−441):5.4質量%
ラウリルグリコールヒドロキシプロピルエーテル: 1.5質量%
1,2−オキシブチレンラウリン酸エステル: 1.5質量%
非イオン性界面活性剤含有品(花王社製、マイドール10): 2.5質量%
非イオン性界面活性剤含有品(新日本理化社製、エヌジェボンECS−600A):
2.5質量%
ポリオキシエチレン(10)メチルグルコシド: 1.0質量%
塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース: 0.5質量%
プロテクランsk−88(クローダジャパン社製): 0.3質量%
シリコーンエマルション(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製、XS65−B8124): 1.0質量%
香料: 0.3質量%
防腐剤: 0.1質量%
(比較例2)
グリチルリチン酸ジカリウムと3−サクシニルオキシグリチルレチン酸ジナトリウムを甘草抽出物(宏輝社製甘草抽出物2質量%含有品リコチンKT)1.00質量%に置き換えた以外は、実施例1と同様にして比較例2のシャンプーを調製した。
(比較例3)
ゲンチアナ抽出液(丸善製薬社製ゲンチアナ抽出物4.0質量%含有品「ゲンチアナ抽出液LA−M」)0.50質量%をさらに配合し、水を29.0質量%にした以外は、比較例1と同様にして比較例3のシャンプーを調製した。
(試験例)
実施例1〜3および比較例1〜3のシャンプーを使用し、痒みに関する官能試験を実施した。当該官能試験の詳細な方法は、以下の方法で行った。
(官能試験)
下記表1に示すパネラー数で官能試験を行った。各パネラーは、シャンプー80mLと、トリートメント(ミルボン社製「クレーデER」)80mLとを、一日一回、7日間連続使用した。その後、各パネラーに対し頭皮の痒みの有無につきアンケートをとり、痒みを感じたパネラーの割合(百分率)を求めた。結果を、下記表1に併記する。なお、表中、(W/W)は、痒み抑制剤(A)の質量Wと前記痒み抑制剤(B)の質量Wとの総質量Wに対する質量Wの比を示す。
Figure 0005475264
表1の結果から、実施例1〜3の痒み抑制剤(A)および(B)の総量は比較例1〜3の痒み抑制剤(A)および抗炎症剤の総量よりも少ないが、実施例1〜3の官能試験結果は比較例1〜3よりも良好な結果であることが分かる。
また、表1のW/Wに着目して実施例1〜3の官能試験結果を確認すると、W/Wが0.45以下でも痒みの発生を十分に抑制できることが分かる。
さらに、実施例3の官能試験結果を確認すれば、アミノ酸系アニオン界面活性剤をシャンプーに配合する場合、アミノ酸系アニオン界面活性剤を7質量%以下とすることによりさらに痒みの発生を抑制できることが分かる。

Claims (6)

  1. 界面活性剤と、グリチルリチン酸およびグリチルリチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上の痒み抑制剤(A)と、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸および3−サクシニルオキシグリチルレチン酸塩よりなる群から選択された一種または二種以上の痒み抑制剤(B)と、を配合し、前記界面活性剤としてアミノ酸系アニオン界面活性剤を配合したことを特徴とするシャンプー。
  2. 前記アミノ酸系アニオン界面活性剤として、N−アシルグルタミン酸系界面活性剤、N−アシルメチルアラニン系界面活性剤およびN−アシルサルコシン酸系界面活性剤よりなる群から選択された一種または二種以上が配合された請求項1に記載のシャンプー。
  3. 前記痒み抑制剤(A)の質量Wと前記痒み抑制剤(B)の質量Wとの総質量Wに対する前記質量Wの比(W/W)が、0.45以下である請求項1または2に記載のシャンプー。
  4. 前記痒み抑制剤(A)の質量Wと前記痒み抑制剤(B)の質量Wとの総質量Wが、1.00質量%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載のシャンプー。
  5. 前記界面活性剤として、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤および非アミノ酸系アニオン界面活性剤よりなる群から選択された一種または二種以上の界面活性剤が配合され、かつ、前記アミノ酸系アニオン界面活性剤の量が10.0質量%以下である請求項1〜のいずれか1項に記載のシャンプー。
  6. 前記界面活性剤として、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤および非アミノ酸系アニオン界面活性剤よりなる群から選択された一種または二種以上の界面活性剤が配合され、かつ、前記アミノ酸系アニオン界面活性剤の量が7.0質量%以下である請求項1〜のいずれか1項に記載のシャンプー。
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