JPH069327A - 歯質の接着性組成物および接着方法 - Google Patents
歯質の接着性組成物および接着方法Info
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- JPH069327A JPH069327A JP5022415A JP2241593A JPH069327A JP H069327 A JPH069327 A JP H069327A JP 5022415 A JP5022415 A JP 5022415A JP 2241593 A JP2241593 A JP 2241593A JP H069327 A JPH069327 A JP H069327A
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Abstract
よび樹脂複合材料を接着させることができる歯質に接着
性を有するプライマー組成物を提供する。さらに、水に
対してある特定の溶解度を有する重合性単官能単量体を
含有する硬化性組成物および接着方法を提供する。この
硬化性組成物および接着方法を使用することにより、さ
らに強力に歯牙と樹脂材料を接着させる。 【構成】 1分子中に少なくとも1個の酸性基を有する
重合性単量体、特定の分子構造を有する重合性単量体、
もしくは特定の分子構造を有するアミン化合物、重合性
単量体およびアミン化合物を溶解もしくは良好に分散さ
せることができる水または水系溶媒を含有する接着性プ
ライマー組成物。さらに、水への溶解度が0.5以上で
1分子中に少なくとも1個の水酸基を有する重合性単官
能単量体、多官能単量体、重合開始剤および充填材を含
有する硬化性組成物。またこの硬化性組成物を接着させ
るための上記接着性プライマー組成物を用いた接着方
法。
Description
は樹脂複合材料を強力に接着するために歯牙表面に適用
する接着性プライマー組成物およびさらにその上に適用
する硬化性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、特に
歯の治療に際して、より簡便な接着操作で、樹脂および
樹脂複合材料などを歯質に対して強力に接着させる接着
性プライマー組成物、硬化性樹脂組成物およびそれを用
いた接着方法に関する。
着は重要である。現在、歯科用修復材料として、樹脂、
樹脂複合材料、金属鋳造物およびセラミックスなどが使
用されているが、一般にこれらの材料には歯牙との接着
性は極めて低い。そのため、これまでに、これらの修復
材料と歯牙との隙間を埋め、しかも双方に接着させる硬
化性の樹脂組成物(接着材およびセメント材)が多く提
案されてきた。しかし、多くの場合、歯牙、特に象牙質
と接着材またはセメント材との間の接着力が不十分であ
った。
得るために、歯牙の表面に酸エッチングによる処理をす
る方法が知られている(Buonocore, M. G., et al., J.
Dent. Res., 34, 849-853, 1955)。典型的なエッチン
グ剤として、リン酸、金属塩を含むクエン酸および、E
DTAなどの水溶液が例示できる。本出願人は、この技
術を応用して、重合開始剤としてトリ−n−ブチルボラ
ン(TBB)を用い、かつ、接着促進モノマーとして4
−メタクリロイルオキシエチルトリメリット酸無水物
(4−META)等を含有する歯牙との接着力に優れる
接着剤を提案した(特開昭63−162,710号公報
参照)。しかし、TBBを使用せずに、歯科用硬化性組
成物中に従来より使用されている重合開始剤である過酸
化ベンゾイル(BPO)と三級アミン、またはこれにス
ルフィン酸を含む接着材を用いた場合には、高い接着強
さは得られなかった。
せるために、酸エッチングを行った歯牙表面に対し、さ
らにプライマーによる処理を加えて接着材を適用する方
法が提案されている(Munksgaad, E. C., Asmussen, J.
Dent. Res., 63, 1087-1089, 1984、および特開昭63
−279,851号公報参照)。この提案においては、
酸エッチング剤としてリン酸やクエン酸などの酸とN−
フェニルグリシン(NPG)などのアミノ酸を含む水溶
液が使用され、プライマー(被覆剤)としてグルタルア
ルデヒドと2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HE
MA)および水からなる組成物が用いられており、これ
らで処理した歯牙に樹脂もしくは樹脂複合材料の接着を
行っている。
鉄を含む水溶液でエッチングした後、続いてNPGもし
くはNPGとグリシジルメタクリレート(GMA)の反
応付加物(NPG−GMA)のアセトン溶液を接触さ
せ、さらにピロメリット酸二無水物1モルとHEMA2
モルの付加生成物(PMDM)もしくは3,3’,4,
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物1モル
とHEMA2モルの付加生成物(BTDA−HEMA)
もしくは4−METAのアセトン溶液を接触させて、樹
脂もしくは樹脂複合材料を接着する方法(特公平2−5
8244号公報および米国特許第4,521,550号明
細書参照)、および歯牙の表面をNPGを含む硝酸水溶
液でエッチングした後、続いてPMDMもしくはBTD
A−HEMAもしくは4−METAのアセトン溶液で処
理して、樹脂もしくは樹脂複合材料を接着する方法(米
国特許第4,659,751号明細書参照)を提案してい
る。しかし、上記の提案にあるような歯質表面に各処理
液を逐次接触させる接着方法では、接着するための操作
数が多いために手間がかかったり接着力が不十分である
という問題があった。
技術における問題点を解決することにあり、歯質特に象
牙質に対して、より簡単な操作で優れた接着性を発揮さ
せる接着性プライマー組成物および硬化性樹脂組成物を
提供することにある。
イマー組成物を用いて歯質に本発明の硬化性樹脂組成物
を接着せしめる方法を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的及び利点は以下の説明から明かとなろう。
の上記目的および利点は、第1に、(A)1分子中に少
なくとも1個の酸性基を有する重合性単量体、(B)1
分子内にアルキレンオキサイドグループを有する重合性
単量体、(C)下記一般式(I)
り、そしてR14およびR15はそれぞれ独立に、水素原子
または官能基もしくは置換基を含有してもよいアルキル
基を示す。)
水または水系溶媒を含有することを特徴とする歯質に接
着性を有するプライマー組成物によって達成される。
に、歯牙に対して高い浸透性と優れた硬化性を示す接着
性プライマー組成物を接触させることによって、歯質
に、硬化性樹脂組成物もしくは樹脂複合材料を強力に接
着することができる。
表面に直接適用できるが、例えばリン酸水溶液、金属塩
を含むクエン酸水溶液またはEDTA水溶液などのエッ
チング剤によって、あらかじめ歯牙の表面を処理して後
に適用することもできる。その際、エッチング剤として
リン酸水溶液や塩化第二鉄とクエン酸を含む水溶液が好
ましく用いられる。
て、(A)成分は1分子中に少なくとも1個の酸性基を
有する重合性単量体である。かかる単量体のうち重合性
基としては、例えばアクリロイル基、メタクリロイル基
(以下アクリロイル基とメタクリロイル基の総称として
(メタ)アクリロイル基ということがある)、スチリル
基、ビニル基、アリル基などのラジカル重合可能な不飽
和基を挙げることができる。かかる重合性基は1分子中
に少なくとも1個含有していればよい。1分子中に上記
の重合性基が1個、2個および3個含有する重合性単量
体として、それぞれ単官能単量体、2官能単量体および
3官能単量体が好ましく用いられる。また、これらの重
合性単量体が有する酸性基は、カルボキシル基、リン酸
基、スルホン酸基などを挙げることができる。
中に少なくとも1個のカルボキシル基を有する重合性単
量体としては、モノカルボン酸、ジカルボン酸、トリカ
ルボン酸およびテトラカルボン酸またはこれらの誘導体
を挙げることができ、例えば(メタ)アクリル酸、マレ
イン酸、p−ビニル安息香酸、11−(メタ)アクリロ
イルオキシ−1,1−ウンデカンジカルボン酸(MAC
−10)、1,4−ジ(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルピロメリット酸、6−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルナフタレン−1,2,6−トリカルボン酸、4−(メ
タ)アクリロイルオキシメチルトリメリット酸およびそ
の無水物、4−(メタ)アクリロイルオキシエチルトリ
メリット酸およびその無水物、4−(メタ)アクリロイ
ルオキシブチルトリメリット酸およびその無水物、4−
[2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシ]
ブチルトリメリット酸およびその無水物、2,3−ビス
(3,4−ジカルボキシベンゾイルオキシ)プロピル
(メタ)アクリレート、N,O−ジ(メタ)アクリロイ
ルオキシチロシン、O−(メタ)アクリロイルオキシチ
ロシン、N−(メタ)アクリロイルオキシチロシン、N
−(メタ)アクリロイルオキシフェニルアラニン、N−
(メタ)アクリロイルp−アミノ安息香酸、N−(メ
タ)アクリロイルO−アミノ安息香酸、N−(メタ)ア
クリロイル5−アミノサリチル酸、N−(メタ)アクリ
ロイル4−アミノサリチル酸、2または3または4−
(メタ)アクリロイルオキシ安息香酸、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレートとピロメリット酸二無水物
の付加生成物(PMDM)、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートと無水マレイン酸または3,3',4,
4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BT
DA)または3,3',4,4'−ビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物の付加反応物、2−(3,4−ジカルボキ
シベンゾイルオキシ)1,3−ジ(メタ)アクリロイル
オキシプロパン、N−フェニルグリシンまたはN−トリ
ルグリシンとグリシジル(メタ)アクリレートとの付加
物、4−[(2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピル)アミノ]フタル酸、3または4−
[N−メチルN−(2−ヒドロキシ−3−(メタ)アク
リロイルオキシプロピル)アミノ]フタル酸などを挙げ
ることができる。このうち、11−メタクリロイルオキ
シ−1,1−ウンデカンジカルボン酸(MAC−1
0)、4−メタクリロイルオキシエチルトリメリット酸
無水物(4−META)およびN−メタクリロイル5−
アミノサリチル酸(5−MASA)が好ましく用いられ
る。これらのカルボキシル基を有する重合性単量体は単
独または組み合わせて使用できる。
する重合性単量体としては、例えば2−(メタ)アクリ
ロイルオキシエチルアシドホスフェート、2および3−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルアシドホスフェー
ト、4−(メタ)アクリロイルオキシブチルアシドホス
フェート、6−(メタ)アクリロイルオキシヘキシルア
シドホスフェート、8−(メタ)アクリロイルオキシオ
クチルアシドホスフェート、10−(メタ)アクリロイ
ルオキシデシルアシドホスフェート、12−(メタ)ア
クリロイルオキシドデシルアシドホスフェート、ビス
{2−(メタ)アクリロイルオキシエチル}アシドホス
フェート、ビス{2または3−(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル}アシドホスフェート、2−(メタ)アク
リロイルオキシエチルフェニルアシドホスフェート(P
henyl−P)、2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルp−メトキシフェニルアシドホスフェートなどを挙
げることができる。これらの化合物におけるリン酸基
は、チオリン酸基に置き換えることができる。リン酸基
を有する重合性単量体として、2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルフェニルアシドホスフェート、10−
(メタ)アクリロイルオキシデシルアシドホスフェート
が好ましく用いられる。これらのリン酸基を有する重合
性単量体は単独または組み合わせて使用できる。
を有する重合性単量体としては、例えば2−スルホエチ
ル(メタ)アクリレート、2または1−スルホ−1また
は2−プロピル(メタ)アクリレート、1または3−ス
ルホ−2−ブチル(メタ)アクリレート、3−ブロモ−
2−スルホ−2−プロピル(メタ)アクリレート、3−
メトキシ−1−スルホ−2−プロピル(メタ)アクリレ
ート、1,1−ジメチル−2−スルホエチル(メタ)ア
クリルアミドなどを挙げることができる。このうち、2
−メチル−2−(メタ)アクリルアミドプロパンスルホ
ン酸を好ましく用いられる。これらのスルホン酸基を有
する重合性単量体は単独または組み合わせて使用でき
る。
性基を有する重合性単量体をそれぞれ単独で使用でき、
また組み合わせて使用することもできる。
て、(B)成分は1分子内にアルキレンオキサイドグル
ープを有する重合性単量体である。かかる重合性単量体
として、例えば、下記一般式(II)
を示し、R2はメチル基、エチル基またはアセチル基を
示す。 Aは下記式 −{CH(R5)CH2O}a− または −{CH2CH
(R6)O}b− で表わされる基であり、ここでR5およびR6は水素原子
またはメチル基を示し、aおよびbは正の整数を示
す。)
は下記一般式(III)
水素原子またはメチル基を示し、Bは下記式 −{CH(R5)CH2O}a− または −{CH2CH
(R6)O}b− あるいは、 −{CH(R7)CH2O}c−R8−O−{CH2CH
(R9)O}d− または、 −{CH2CH(R10)O}e−R11−O−{CH
(R12)CH2O}f− で表わされる基である。ここでR5、R6、R7、R9、R
10およびR12はそれぞれ独立に水素原子またはメチル基
を示す。R8およびR11は少なくとも1個の芳香環を有
し、そして酸素原子を含有しても良い2価の芳香族基を
示す。a、b、c、d、eおよびfは正の整数を示
す。)
ことができる。
R1、R3およびR4はそれぞれ独立に水素原子またはメ
チル基を示し、R2はメチル基、エチル基またはアセチ
ル基を示す。一般式(II)において、Aは −{CH(R5)CH2O}a− または −{CH2CH
(R6)O}b− で表わされる基であり、ここでR5およびR6は水素原子
またはメチル基を示し、aおよびbは正の整数を示す。
(R6)O}b− あるいは、 −{CH(R7)CH2O}c−R8−O−{CH2CH
(R9)O}d− または、 −{CH2CH(R10)O}e−R11−O−{CH
(R12)CH2O}f− で表わされる基である。ここでR5、R6、R7、R9、R
10およびR12はそれぞれ独立に水素原子またはメチル基
を示す。R8およびR11は少なくとも1個の芳香環を有
し、そして酸素原子を含有しても良い2価の芳香族基を
示す。a、b、c、d、eおよびfは正の整数を示す。
単官能単量体としては、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、テロラ
エチレングリコール、ノナエチレングリコール、ポリエ
チレングリコールなどのモノ(メタ)アクリレート類;
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
プロピレングリコール、テロラプロピレングリコール、
ノナプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール
などのモノ(メタ)アクリレート類などを好ましいもの
として挙げることができる。これらの重合性単官能単量
体は単独で、または組み合わせて使用できる。
二官能単量体としては、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコールなどのグリコールのジ(メタ)アクリ
レート類;プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、トリプロピレングリコール、テロラプロピレング
リコール、ノナプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコールなどのジ(メタ)アクリレート類;2,2−
ビス(4−メタクリロキシエトキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフ
ェニル)プロパン(m+n=2.6のものを2.6Eと略
記する)などの2,2−ビス(4−メタクリロキシポリ
エトキシフェニル)プロパン類などを好ましいものとし
て挙げることができる。これらの重合性多官能単量体は
単独で、または組み合わせて使用できる。さらに一般式
(II)および(III)は単独で、または組み合わせ
て使用できる。
I)に限定されるものではなく、1分子中にアルキレン
オキサイドグループを有し、かつ、重合性基が1個、2
個、3個またはそれ以上の数で有する重合性単量体であ
る。
て、(C)成分は下記一般式(I)
り、そしてR14およびR15はそれぞれ独立に、水素原子
または官能基もしくは置換基を含有してもよいアルキル
基を示す。)
水素原子または金属である。R14およびR15はそれぞれ
独立に、水素原子または官能基もしくは置換基を含有し
てもよいアルキル基である。(C)成分としては、例え
ばN−フェニルグリシン(NPG)、N−トリルグリシ
ン、N,N−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)フェニルグリシンなどが使用でき、この
うちNPGが好ましく用いられる。
て、(D)成分は水または水系溶媒である。かかる水と
しては、例えば蒸留水、イオン交換水または生理食塩水
などが挙げられ、蒸留水およびイオン交換水が好ましく
用いられる。また、水系溶媒としては、水および水と混
合し得る有機溶媒とを混合した溶媒を挙げることができ
る。上記有機溶媒としては(A)、(B)および(C)
成分を均一に溶解しうるか、もしくは分散しうるものが
特に好ましく用いられる。例えばメタノール、エタノー
ル(EtOH)、プロパノールなどのアルコール類;ア
セトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、テトラヒ
ドロフラン(THF)などのエーテル類;N,N−ジメ
チルホルムアミドなどのアミド類などが挙げることがで
きる。このうちエタノールおよびアセトンが好ましく用
いられる。かかる(D)成分のうち、歯牙へ用いる場合
に生体への毒性や刺激性を考慮して、水単独で、または
水とエタノールやアセトンの混合溶液を用いることが特
に好ましい。
(A)、(B)、(C)および(D)の各成分につい
て、これら(A)、(B)、(C)および(D)成分の
合計重量に基づいて、(A)成分を1〜50重量部、
(B)成分を1〜95重量部、(C)成分を0.01〜
50重量部および(D)成分を1〜95重量部の範囲で
それぞれ含有するのが有利である。さらに好ましい組成
は、(A)成分が1〜30重量部、(B)成分が3〜8
0重量部、(C)成分が0.05〜10重量部および
(D)成分が20〜90重量部の範囲である。
たは(B)を含む成分と(C)成分とを分割して保存
し、使用直前に両者を混合して使用することが好まし
い。これは、(A)または(B)成分の重合性単量体と
(C)成分を混合して保存するとゲル化や硬化が起こり
やすく、プライマー組成物としての効果を著しく低下さ
せる場合があるためである。分割する方法として、例え
ばA容器とB容器の二つに分割する場合には、(A)お
よび(B)成分の混合物を入れたA容器と(C)と
(D)成分の混合物を入れたB容器、または(A)およ
び(B)および(D)成分を入れたA容器と(C)成分
の入れたB容器、または(A)および(B)および
(D)成分を入れたA容器と(C)および(D)成分の
入れたB容器などが挙げることができる。また、プライ
マー組成物の効果を損なわない範囲で、2つ以上の容器
に分割することもできる。
(C)および(D)成分の他に、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、上記(A)および(B)成分に示された以
外の重合性単量体、過酸化ベンゾイル(BPO)、ラウ
リルパーオキシド、クメンハイドロパーオキシドおよび
t−ブチルハイドロパーオキシドなどの有機過酸化物ま
たは過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウ
ム、塩素酸カリウム、臭素酸カリウムおよび過リン酸カ
リウムなどの無機過酸化物;N,N−ジメチルアミノエ
チルメタクリレート、N,N−ジメチルp−トルイジン
などの脂肪族あるいは芳香族の第2級あるいは第3級ア
ミンなどの還元性有機化合物;亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸カリウム、塩化鉄などの還元性無機化合物;ホルムア
ルデヒドやグルタルアルデヒドなどのアルデヒド類のタ
ンパク質架橋剤;ハイドロキノン、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル、ヒドロキシメトキシベンゾキノンまた
はブチル化したヒドロキシトルエンなどの貯蔵安定剤、
重合体による増粘剤および充填剤などを含有させること
ができる。を含有することができる。更に、過酸化ベン
ゾイル(BPO)やスルフィン酸またはその塩を併用す
ることもできる。
の如く、歯牙表面に直接適用することができるが、例え
ばエッチング剤によって予め歯牙表面を処理した後に施
すこともできる。その結果、歯牙に下記の如き硬化性樹
脂組成物によって樹脂あるいは樹脂複合材料、金属鋳造
物あるいはセラミックスなどを強力に接着せしめる。
への溶解度が0.5以上の値を有し、且つ、1分子中に
少なくとも1個の水酸基を有する重合性単官能単量体、
(F)1分子中に2個以上の重合性基を有する重合性多
官能単量体、(G)重合開始剤 および(H)充填材、
を含有する硬化性樹脂組成物が提供される。
は水への溶解度が0.5以上の値を有し、1分子中に少
なくとも1個の水酸基を有する重合性単官能単量体であ
る。
ば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
または3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒド
ロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシ
ヘキシル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシ
ル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、1,3−および2,3−ジヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−(メタ)
アクリロイル−2,3−ジヒドロキシルプロピルアミ
ン、N−(メタ)アクリロイル−1,3−ジヒドロキシ
ルプロピルアミンなどが例示できる。これらの単官能
(メタ)アクリレート系単量体は単独で、または組み合
わせて使用できる。(E)成分は、(E)と(F)成分
の合計100重量部としたとき、10〜90重量部の範
囲で含有することができ、好ましくは、20〜80重量
部の範囲で使用できる。
は1分子中に2個以上の重合性基を有する重合性多官能
単量体である。かかる単量体としては、たとえば、前記
した接着性プライマー組成物中に配合した一般式(I
I)で示す(メタ)アクリレート系単量体を挙げること
ができる。さらには、ヘキサメチレングリコールジメタ
クリレートなどの脂肪族エステルの2官能(メタ)アク
リレート系、ネオペンチルグリコールジメタクリレー
ト、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート1モルと2−ヒドロキシエチルメタクリレート2モ
ルの付加物(UDMA)に類似した1分子内にウレタン
結合を有する(メタ)アクリレート系単量体などが例示
できる。また、1分子中に水酸基を有する多官能(メ
タ)アクリレート系単量体として、ビスフェノールA1
モルとGMA2モルの付加反応生成物(Bis−GM
A)や2−ヒドロキシプロピル1,3−ジメタクリレー
ト(GDMA)、3−ヒドロキシプロピル1,2−ジメ
タクリレート、エチレングリコール1モルとGMA2モ
ルの付加反応生成物などの脂肪族もしくは芳香族ポリオ
ールとGMAの付加反応生成物などを挙げることができ
る。これらの(メタ)アクリレート系単量体は単独で、
または、組み合わせて使用できる。(F)成分は、
(E)と(F)成分の合計100重量部としたとき、1
0〜90重量部の範囲で含有することができ、好ましく
は、20〜80重量部の範囲で使用できる。
成分は重合開始剤である。かかる重合開始剤としては、
通常のラジカル重合開始剤を使用することができる。ラ
ジカル重合開始剤としては、例えばジアセチルペルオキ
シド、ジプロピルペルオキシド、ジブチルペルオキシ
ド、ジカプリルペルオキシド、ジラウリルペルオキシ
ド、ジラウリルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシ
ド(過酸化ベンゾイル、BPO)、p,p'−ジクロルベ
ンゾイルペルオキシド、p,p'−ジメトキシベンゾイル
ペルオキシド、p,p'−ジメチルベンゾイルペルオキシ
ド、p,p'−ジニトロジベンゾイルペルオキシドなどの
有機過酸化物を例示することができる。これらのうちで
は、BPOが好ましい。
によって重合することもできる。かかる光重合の際に使
用できる重合開始剤に特に制限はないが、例えば可視光
線を使用する場合にはd,l−カンファキノン(CQ)
が特に好ましく使用できる。
する場合、例えばN,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
メチルp−トルイジン(DMPT)、N,N−ジエチル
p−トルイジン、N,N−ジエタノールp−トルイジ
ン、N,N−ジメチルp−tert−ブチルアニリン、
N,N−ジメチルアニシジン、N,N−ジメチルp−クロ
ルアニリン、N−フェニルグリシンなどの芳香族アミン
類を併用することができる。また、ベンゼンスルフィン
酸、o−トルエンスルフィン酸、p−トルエンスルフィ
ン酸、エチルベンゼンスルフィン酸、デシルベンゼンス
ルフィン酸、ドデシルベンゼンスルフィン酸、クロルベ
ンゼンスルフィン酸、ナフタリンスルフィン酸などの芳
香族スルフィン酸またはその塩類を併用することもでき
る。
アルキルホウ素またはその部分酸化物を使用することも
できる。具体的には、トリアルキルホウ素、トリプロピ
ルホウ素、トリイソプロピルホウ素、トリ−n−ブチル
ホウ素、トリ−n−アミルホウ素、トリアミルホウ素、
トリイソアミルホウ素、トリ−sec−アミルホウ素ま
たはこれらの一部が酸化されたトリアルキルホウ素酸化
物を用いることができる。これらのなかでは、トリ−n
−ブチルホウ素またはその部分酸化物を使用することが
好ましい。
量体である(E)と(F)成分の合計100重量部に対
して0.001〜50重量部を含有するのが好ましく、
さらには0.01〜40重量部の範囲にあることが特に
好ましい。また、本発明の効果を損なわない範囲で無機
過酸化物、無機還元剤などを併用することができる。
(H)成分は充填材である。かかる充填材としては、例
えば平均粒径が0.01〜100μmの範囲内にある無
機充填材、有機充填材、有機複合無機充填材等が挙げら
れる。
カアルミナ、アルミナ、石英、ガラス(バリウムガラス
を含む)、チタニア、ジルコニア、炭酸カルシウム、カ
オリン、クレー、雲母、硫酸アルミニウム、硫酸バリウ
ム、硫酸カルシウム、酸化チタン、リン酸カルシウムな
どを挙げることができる。これらは表面処理されたもの
であってもよい。
リル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリ
ル酸プロピル、ポリメタクリル酸ブチルなどの脂肪族系
の(メタ)アクリレートの単独重合体または共重合体を
挙げることができる。
機充填材の表面を重合性単量体で重合被覆処理した複合
充填材などを例示することができる。具体的には、複合
充填材のうち、微粉末シリカをトリメチロールプロパン
トリメタクリレート(TMPT)を主成分とするモノマ
ーで重合することによって被覆し、これを粉砕した複合
充填材(TMPT・f)を挙げることができる。
せて用いることができる。上記の硬化性樹脂組成物にお
いて、(E)、(F)および(H)成分の合計100重
量部に対して、(H)成分は10〜95重量部の範囲で
含有することができ、さらには20〜80重量部の範囲
にあることが特に好ましい。
しでも用いることができるが、プライマー処理した歯牙
へ適用するのが好ましく、本発明の(A)、(B)、
(C)および(D)成分を含むプライマー組成物で処理
した歯牙へ適用するのが特に好ましい。本発明の硬化性
樹脂組成物は、接着材およびセメント材として用いられ
る他に、そのまま用いる修復材料としても適している。
発明がこれら実施例に限定されるものではない。なお、
実施例中、接着力は次のようにして評価した。
し保存したものを歯質サンプルとして使用した。解凍し
た牛歯エナメル質および象牙質を、回転式研磨機ECOMET
-III(BUEHLER製)で注水、指圧下で耐水エメリー紙
600番まで研削し、平滑な面を得た。研削した牛歯を
37℃の水中に15分間浸漬した。牛歯を水中から取り
出して気銃にて水分を除去した。エッチングを行う場合
には研削面にエッチング剤として3重量%塩化第二鉄を
含む10重量%クエン酸水溶液(10−3)をスポンジ
に充分に浸して塗布して30秒後に水洗し気銃にて乾燥
する。研削表面もしくはエッチングをした表面に本発明
の接着性プライマー組成物を塗布して15秒静置し、そ
の後接着性プライマー組成物が視覚的に認められなくな
るまで気銃にて乾燥した(約20秒間)。この上に接着
面積を規定するため直径5.1mmの円孔のあいた厚さ
1mmの厚紙を置いて固定した。この穴に本発明の硬化
性樹脂組成物を充填し、厚さ50〜100μmのポリエ
ステル製フィルムを介してスライドガラスにて蓋をし
た。このとき、重合開始剤としてBPOを使用した場合
には10分間静置し、また光によって硬化させる場合は
光照射した。硬化性樹脂組成物が硬化した後にスライド
ガラス及びポリエステルフィルムをはずし、スーパーボ
ンドC&B(サンメディカル製)にて、硬化物とステン
レス棒を接着し、15分間静置後、37℃の水中に24
時間浸漬後、引っ張り接着試験(クロスヘッドスピード
2mm/min)を行った。
定義される。1分子中に少なくとも1個の水酸基を有す
る単官能(メタ)アクリレート系単量体の水への溶解度
は、100重量部の水に0.5重量部の上記の(メタ)
アクリレート系単量体を加え、25℃水中で10分間振
とうした。その後、25℃で10分間静置して、視覚に
て溶液が相分離している場合あるいは溶液が濁っている
場合には溶解度を0.5未満とし、透明に溶解している
場合は溶解度を0.5以上とした。
以下に実施例および比較例を記載した。
組成物として、水40重量部にアセトン50重量部、ト
リエチレングリコールジメタクリレート(3G)10重
量部、4−メタクリロイルオキシエチルトリメリット酸
無水物(4−META)3重量部を溶解した溶液とエタ
ノール(EtOH)95重量部とN−フェニルグリシン
(NPG)5重量部を溶解した溶液を使用直前に1:1
(重量比)で混合した溶液を使用した。また硬化性樹脂
組成物として、65重量部のHEMA(水への溶解度は
0.5以上)、35重量部の2.6E、0.5重量部のN,
N−ジメチルp−トルイジン(DMPT)からなる溶液
0.095重量部と、100重量部のTMPT・fおよ
び2.5重量部の過酸化ベンゾイル(BPO)からなる
粉剤0.085重量部を使用直前に混ぜ合わせ、混合後
20秒から60秒以内にある状態のものを使用した。接
着試験の結果、象牙質に対する接着強さは61±24k
gf/cm2であった。破壊は界面剥離であった。
0重量部の水に50重量部のEtOH、10重量部の3
G、3重量部の4−METAおよび5重量部の5−メタ
クリロイルアミノサリチル酸(5−MASA)を溶解し
た溶液と、95重量部のエタノール(EtOH)に5重
量部のNPGを溶解した溶液を、使用直前に1:1(重
量比)で混合した溶液を使用した他は、実施例1と同等
にして行った。接着試験の結果、象牙質に対する接着強
さは99±4kgf/cm2であった。破壊はごく1部
に硬化物の凝集破壊が認められたが、ほとんどが象牙質
との界面剥離であった。
0重量部の水に、50重量部のEtOH、10重量部の
ノナエチレングリコールジメタクリレート(9G)、3
重量部の4−METAおよび5重量部の5−MASAを
溶解した溶液と、95重量部のエタノールに5重量部の
NPGを溶解した溶液を、使用直前に1:1(重量比)
で混合した溶液を使用した他は、実施例1と同等にして
行った。接着試験の結果、象牙質に対する接着強さは5
3±42kgf/cm2であった。破壊は象牙質との界
面剥離であった。
0重量部の水に50重量部のEtOH、10重量部のテ
トラデカエチレングリコールジメタクリレート(14
G)、3重量部の4−METAおよび5重量部の5−M
ASAを溶解した溶液と、95重量部のエタノールに5
重量部のNPGを溶解した溶液を、使用直前に1:1
(重量比)で混合した溶液を使用した他は、実施例1と
同様に行った。接着試験の結果、象牙質に対する接着強
さは66±15kgf/cm2であった。破壊は象牙質
との界面剥離であった。
0重量部の水に50重量部のEtOH、10重量部のメ
トキシノナエチレングリコールモノメタクリレート(M
9G)、3重量部の4−METAおよび5重量部の5−
MASAを溶解した溶液と、95重量部のエタノールに
5重量部のNPGを溶解した溶液を、使用直前に1:1
(重量比)で混合した溶液を使用した他は、実施例1と
同様に行った。接着試験の結果、象牙質に対する接着強
さは128±44kgf/cm2であった。破壊は、硬
化物の凝集破壊と象牙質との界面剥離を含む混合破壊で
あった。
に接着したところ、象牙質に対する接着強さは18±1
4kgf/cm2であった。
を使用しないで、50重量部のEtOH、10重量部の
3G、3重量部の4−METAおよび5重量部の5−M
ASAを溶解した溶液と95重量部のエタノールに5重
量部のNPGを溶解した溶液を使用直前に1:1(重量
比)で混合した溶液を使用した。その結果、象牙質に対
する接着強さは38±4kgf/cm2であった。破壊
は象牙質と硬化物との界面剥離であった。
tOHを使用しないで、40重量部の水、10重量部の
3G、3重量部の4−METAおよび5重量部の5−M
ASAを溶解した溶液を調製しようと試みたが、沈澱物
が生じてできなかった。
Gを使用しないで、40重量部の水、50重量部のEt
OH、3重量部の4−METAおよび5重量部の5−M
ASAを溶解した溶液と95重量部のエタノールに5重
量部のNPGを溶解した溶液を使用直前に1:1(重量
比)で混合した溶液を使用した。その結果、象牙質に対
する接着強さは37±13kgf/cm2であった。破
壊は象牙質と硬化物との界面剥離であった。
−METAおよび5−MASAを使用しないで、40重
量部の水、50重量部のEtOH、10重量部の3Gを
溶解した溶液と95重量部のエタノールに5重量部のN
PGを溶解した溶液を使用直前に1:1(重量比)で混
合した溶液を使用した。その結果、象牙質に対する接着
強さは32±21kgf/cm2であった。破壊は象牙
質と硬化物との界面剥離であった。
PGを含むEtOH溶液を使用しないで、40重量部の
水、50重量部のEtOH、10重量部の3G、3重量
部の4−METAおよび5重量部の5−MASAを溶解
した溶液をそのまま使用した。その結果、象牙質に対す
る接着強さは23±17kgf/cm2であった。
す組成の液剤0.095重量部と粉剤0.085重量部を
混合して使用した。 液剤:HEMA/2.6E/DMPT=65/35/0.
5重量比 粉剤:TMPT・f/BPO=100/2.5重量比 H20:水、 Acetone:アセトン、 EtOH:エタノール、 NPG:N−フェニルグリシン、 3G:トリエチレングリコールジメタクリレート、 9G:ノナエチレングリコールジメタクリレート、 M9G:メトキシノナエチレングリコールメタクリレー
ト、 14G:テトラデカエチレングリコールジメタクリレー
ト、 4−META:4−メタクリロイルオキシエチルトリメ
リット酸無水物、 5−MASA:N−メタクリロイル5−アミノサリチル
酸
イマー組成物として、40重量部の水に20重量部のE
tOH、50重量部のメトキシノナエチレングリコール
モノメタクリレート(9G)、10重量部の3G、3重
量部の4−METAおよび5重量部の5−MASAを溶
解した溶液と、95重量部のエタノールに5重量部のN
PGを溶解した溶液を、使用直前に1:1(重量比)で
混合した溶液を使用した。また硬化性樹脂組成物とし
て、65重量部のHEMA、35重量部の2.6E、1
0重量部のGDMAおよび0.5重量部のDMPTから
なる溶液0.095重量部と、100重量部のTMPT
・fおよび2.5重量部のBPOからなる粉剤0.085
重量部を使用直前に混ぜ合わせ、混合後20秒から60
秒以内にある状態のものを使用した。接着試験の結果、
象牙質に対する接着強さは61±5kgf/cm2であ
った。破壊は硬化物と象牙質との界面剥離であった。
イマー組成物として、40重量部の水に20重量部のE
tOH、50重量部のメトキシノナエチレングリコール
モノメタクリレート(M9G)、10重量部の3G、3
重量部の4−METAおよび5重量部の5−MASAを
溶解した溶液と、95重量部のエタノールに5重量部の
NPGを溶解した溶液を、使用直前に1:1(重量比)
で混合した溶液を使用した。また硬化性樹脂組成物とし
て、65重量部のHEMA、35重量部の2.6E、1
0重量部のGDMAおよび0.5重量部のDMPTから
なる溶液0.095重量部と、100重量部のTMPT
・fおよび2.5重量部のBPOからなる粉剤0.085
重量部を使用直前に混ぜ合わせ、混合後20秒から60
秒以内にある状態のものを使用した。接着試験の結果、
象牙質に対する接着強さは63±12kgf/cm2で
あった。破壊は硬化物と象牙質との界面剥離であった。
イマー組成物として、40重量部の水に10重量部の3
G、3重量部のPhenyl−Pを溶解した溶液と95重量部
のエタノールに5重量部のNPGを溶解した溶液を使用
直前に1:1(重量比)で混合した溶液を使用した。ま
た硬化性樹脂組成物として、65重量部のHEMA、3
5重量部の2.6E、10重量部のGDMAおよび0.5
重量部のDMPTからなる溶液0.095重量部と、1
00重量部のTMPT・fおよび2.5重量部のBPO
からなる粉剤0.085重量部を使用直前に混ぜ合わ
せ、混合後20秒から60秒以内にある状態のものを使
用した。接着試験の結果、象牙質に対する接着強さは5
2±3kgf/cm2であった。破壊は硬化物と象牙質
との界面剥離であった。
イマー組成物として、40重量部の水に50重量部のE
tOH、10重量部の3G、3重量部のPhenyl−
Pを溶解した溶液と95重量部のエタノールに5重量部
のNPGを溶解した溶液を使用直前に1:1(重量比)
で混合した溶液を使用した。また硬化性樹脂組成物とし
て、65重量部のHEMA、35重量部の2.6E、1
0重量部のGDMAおよび0.5重量部のDMPTから
なる溶液0.095重量部と、100重量部のTMPT
・fおよび2.5重量部のBPOからなる粉剤0.085
重量部を使用直前に混ぜ合わせ、混合後20秒から60
秒以内にある状態のものを使用した。接着試験の結果、
象牙質に対する接着強さは88±25kgf/cm2で
あった。破壊は硬化物と象牙質との界面剥離であった。
代えた他は実施例9と同様に接着試験を行った。その結
果、象牙質に対する接着強さは91±44kgf/cm
2であった。破壊は硬化物と象牙質との界面剥離であっ
た。
に代えた他は実施例9と同様に接着試験を行った。その
結果、象牙質に対する接着強さは88±21kgf/c
m2であった。破壊は硬化物と象牙質との界面剥離であ
った。
に、硬化性組成物を接着させた場合、象牙質に対する接
着強さは8±4kgf/cm2であった。
す組成の液剤0.095重量部と粉剤0.085重量部を
混合して使用した。 液剤:HEMA/2.6E/GDMA/DMPT=65
/35/10/0.5重量比 粉剤:TMPT・f/BPO=100/2.5重量比 H20:水、 EtOH:エタノール、 NPG:N−フェニルグリシン、 3G:トリエチレングリコールジメタクリレート、 9G:ノナエチレングリコールジメタクリレート、 M9G:メトキシノナエチレングリコールメタクリレー
ト、 14G:テトラデカエチレングリコールジメタクリレー
ト、 4−META:4−メタクリロイルオキシエチルトリメ
リット酸無水物、 5−MASA:N−メタクリロイル5−アミノサリチル
酸、 Phenyl−P:メタクリロイルオキシエチルフェニルアシ
ドホスフェート
成物として、40重量部の水に、50重量部のEtO
H、10重量部の3G、3重量部の4−METAおよび
5重量部の5−MASAを溶解した溶液と95重量部の
エタノールに5重量部のNPGを溶解した溶液を使用直
前に1:1(重量比)で混合した溶液を使用した。また
硬化性組成物として、65重量部のHEMA、35重量
部の2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロイルオキシ
プロパン(GDMA)、0.5重量部のDMPTからな
る溶液0.095重量部と、100重量部のTMPT・
fおよび2.5重量部のBPOからなる粉剤0.085
重量部を使用直前に混ぜ合わせ、20秒から60秒以内
にある状態のものを使用した。接着試験の結果、象牙質
に対する接着強さは73±25kgf/cm2であっ
た。破壊は一部に象牙質と硬化物との界面剥離が認めら
れたが、ほとんどが硬化物の凝集破壊であった。
の変わりに3Gを使用した他は実施例11と同様に行っ
た。接着試験の結果、象牙質に対する接着強さは64±
20kgf/cm2であった。破壊は界面剥離であっ
た。
の変わりにUDMAを使用した他は実施例11と同様に
行った。接着試験の結果、象牙質に対する接着強さは6
4±9kgf/cm2であった。破壊は界面剥離であっ
た。
として、25重量部のMMA、45重量部のHEMA、
30重量部の2.6Eおよび0.5重量部のDMPTを使
用した他は実施例11と同様に行った。接着試験の結
果、象牙質に対する接着強さは57±18kgf/cm
2であった。破壊は界面剥離であった。
が、水への溶解度が0.5未満であった2−ヒドロキシ
3−フェノキシプロピルメタクリレート(HPPM)を
使用し、65重量部のHPPM、35重量部の2.6
E、0.5重量部のDMPTを使用した他は、実施例1
1と同様に行った。接着試験の結果、象牙質に対する接
着強さは9±1kgf/cm2であった。
が、65重量部のHPPM、35重量部の3Gおよび
0.5重量部のDMPTを使用した他は、実施例11と
同様に行った。接着試験の結果、象牙質に対する接着強
さは17±2kgf/cm2であった。
は、以下に示すA液およびB液を使用直前に重量比で
1:1で混合したものを使用した。 A液:H2O/EtOH/3G/4−META/5−M
ASA=40/50/10/3/5重量比 B液:NPG/EtOH=5/95重量比 HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、 GDMA:2−ヒドロキシプロピルジメタクリレート、 3G:トリエチレングリコールジメタクリレート、 MMA:メチルメタクリレート、 HPPM:2−ヒドロキシプロピルフェノキシメタクリ
レート、 UDMA:2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート1モルとHEMA2モルの付加物 2.6E:2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキ
シフェニル)プロパン(m+n=2.6)、 DMPT:N,N−ジメチルp−トルイジン、 BPO:過酸化ベンゾイル、 TMPT・f:微粉末シリカをトリメチロールプロパン
トリメタクリレート主成分モノマーで重合被覆したフィ
ラー
イマー組成物として、40重量部の水に、50重量部の
EtOH、10重量部の3G、3重量部の4−META
および5重量部の5−MASAを溶解した溶液と95重
量部のエタノールに5重量部のNPGを溶解した溶液を
使用直前に1:1(重量比)で混合した溶液を使用し
た。また硬化性組成物として、65重量部のHEMA、
35重量部の3G、0.5重量部のd,l−カンファキノ
ン(CQ)および0.5重量部のN,N−ジエチルアミノ
安息香酸(DEABA)からなる溶液0.095重量部
と、TMPT・fを0.085重量部を使用直前に混ぜ
合わせて充填した後、可視光照射器Translux
CL(Kulzer)にて90秒間光照射した。接着試
験の結果、象牙質に対する接着強さは66±1kgf/
cm2であった。破壊は象牙質と硬化物との界面剥離で
あった。
中の3GをUDMAに代えて使用し、可視光照射時間を
60秒間行った他は実施例15と同様に接着試験を行っ
た。その結果、象牙質に対する接着強さは120±21
kgf/cm2であった。破壊は硬化物の凝集破壊であ
った。
中の3Gを2.6Eに代えて使用した他は実施例15と
同様に接着試験を行った。その結果、象牙質に対する接
着強さは61±12kgf/cm2であった。破壊は硬
化物の凝集破壊であった。
ずに象牙質に硬化性組成物を接着した場合、接着強さは
21±16kgf/cm2であった。
は、以下に示すA液およびB液を使用直前に重量比で
1:1で混合したものを使用した。但し、比較例10で
は未使用。 A液:H2O/EtOH/3G/4−META/5−M
ASA=40/50/10/3/5重量比 B液:NPG/EtOH=5/95重量比 HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、 3G:トリエチレングリコールジメタクリレート、 UDMA:2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート1モルとHEMA2モルの付加物 2.6E:2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキ
シフェニル)プロパン(m+n=2.6) CQ:d,l−カンファーキノン、 DEABA:N,N−ジエチルアミノ安息香酸 TMPT・f:微粉末シリカをトリメチロールプロパン
トリメタクリレート主成分モノマーで重合被覆したフィ
ラー
象牙質と樹脂および樹脂複合材料を接着する際に予め歯
質表面に適用することによって接着剤に優れた接着力を
発揮させることができ、このとき本発明の硬化性組成物
および接着方法を使用するとより高い接着力が得られ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)1分子中に少なくとも1個の酸性
基を有する重合性単量体、(B)1分子内にアルキレン
オキサイドグループを有する重合性単量体、(C)下記
一般式(I) 【化1】 (ここで、R13は水素原子または金属であり、そしてR
14およびR15はそれぞれ独立に、水素原子または官能基
もしくは置換基を含有してもよいアルキル基を示す。)
で表わされるアミン化合物 および(D)水または水系
溶媒を含有することを特徴とする歯質に接着性を有する
プライマー組成物。 - 【請求項2】 上記のプライマー組成物のうち、
(A)、(B)、(C)および(D)成分の合計を10
0重量部としたとき、(A)成分が1〜50重量部、
(B)成分が1〜95重量部、(C)成分が0.01〜
50重量部および(D)成分が1〜95重量部の範囲で
含有される請求項1に記載のプライマー組成物。 - 【請求項3】 上記のプライマー組成物のうち、(A)
または(B)を含む成分と(C)成分とを分割して保存
することを特徴とする請求項1に記載のプライマー製品
キット。 - 【請求項4】 (E)水への溶解度が0.5以上の値を
有し、且つ、1分子中に少なくとも1個の水酸基を有す
る重合性単官能単量体、(F)分子中に2個以上の重合
性基を有する重合性単量体、(G)重合開始剤 および
(H)充填材を含有することを特徴とする硬化性樹脂組
成物。 - 【請求項5】 上記の硬化性樹脂組成物のうち、(E)
と(F)成分の合計を100重量部としたとき、(E)
成分が10〜90重量部、(F)成分が10〜90重量
部を含有し、(G)成分が(E)と(F)成分の合計1
00重量部に対して0.001〜50重量部で含有さ
れ、また(E)、(F)および(H)成分の合計100
重量部としたとき(H)成分が10〜95重量部で含有
される請求項4の硬化性樹脂組成物。 - 【請求項6】 歯質表面を請求項1のプライマー組成物
で処理し、次いで請求項4の硬化性樹脂組成物を施すこ
とを特徴とする、硬化性樹脂組成物を歯質表面に接着さ
せる接着方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP5022415A JP2962628B2 (ja) | 1992-04-28 | 1993-02-10 | 歯質の接着性組成物および接着方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13445592 | 1992-04-28 | ||
JP4-134455 | 1992-04-28 | ||
JP5022415A JP2962628B2 (ja) | 1992-04-28 | 1993-02-10 | 歯質の接着性組成物および接着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH069327A true JPH069327A (ja) | 1994-01-18 |
JP2962628B2 JP2962628B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=26359635
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5022415A Expired - Lifetime JP2962628B2 (ja) | 1992-04-28 | 1993-02-10 | 歯質の接着性組成物および接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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