JPH069324B2 - マイクロ波集積回路 - Google Patents

マイクロ波集積回路

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JPH069324B2
JPH069324B2 JP1321129A JP32112989A JPH069324B2 JP H069324 B2 JPH069324 B2 JP H069324B2 JP 1321129 A JP1321129 A JP 1321129A JP 32112989 A JP32112989 A JP 32112989A JP H069324 B2 JPH069324 B2 JP H069324B2
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信二 原
恒雄 徳満
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EI TEI AARU KODENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は平衡変調回路を小型に構成するマイクロ波集積
回路に関するものである。
〔従来の技術〕
平衡変調回路は、回路の利得を位相の反転を伴って、連
続的に可変できる回路であり、位相変調回路や移相器に
用いられる。第5図は従来のマイクロ波集積回路におけ
る平衡変調回路の構成例である。10はラットレース回
路の様な逆相の分配回路、20、30は可変増幅器、4
0はウイルキンソン回路の様な同相の合成回路である。
ここで、可変増幅器とは、同位相のまま利得を連続的に
可変できる回路である。端子11に入力した信号は、逆
相分配回路10により端子12、13にそれぞれ逆相で
分配され、可変増幅器20、30にそれぞれ入力され
る。可変増幅器20、30でレベルを変えられた信号
は、同相合成回路40で合成され、端子16から出力さ
れる。ここで、可変増幅器20の出力端子14において
出力レベルは変化するが位相の反転はしない。また、可
変増幅器30の出力端子15においても出力レベルは変
化するが位相の反転はしない。しかしながら、端子1
4、15における信号は互いに逆位相であるため、端子
41から出力される信号は位相反転を伴って連続的にレ
ベルを変化することができる。
〔発明の解決すべき課題〕
しかしながら、マイクロ波ICやモノリシックマイクロ
波ICに上記従来の平衡変調回路を適用した場合、逆相
分配回路や同相合成回路において、最低1/4波長の長
さの線路が必要なことから、回路の小型化ができないと
いう欠点があった。さらに、1/4波長の長さの線路を
用いるため、動作帯域が狭いという欠点があった。
本発明はこれらの欠点を解決したマイクロ波平衡変調回
路に適用可能であり小型化可能なマイクロ波集積回路を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕
本発明は、第1の双ゲート電界効果トランジスタ(以下
DGFETと称す)の第1ゲート電極と第2のDGFE
Tの第1ゲート電極と、互いに接続された上記第1,第
2のDGFETのソース電極の3導体からなるスロット
ラインの直列T分岐によって逆相の分配回路を構成し、
上記第1,第2のDGFETのドレイン電極を互いに接
続することにより同相の合成回路を構成し、上記2つの
第1ゲート電極を入力端子、上記ドレイン・ソース電極
を出力端子とし、上記2つのDGFETの第2ゲートの
電圧が制御できることを特徴とする。第1ゲート間に入
力した信号はスロットラインの直列T分岐によって逆相
で分配され、それぞれDGFETに入力し、第2ゲート
の電圧によって、レベルを変化された後、同相で合成さ
れ、利得を位相反転をともなって連続的に可変できる。
本発明においては、従来技術の様な1/4波長の長さを
もつ線路を必要としない。そのため、小型で広帯域な平
衡変調回路が実現できる。
〔実施例〕
第1図に本発明の平衡変調回路の実施例を示す。60、
61はそれぞれケース電極50を共通とするDGFE
T、51、54はそれぞれDGFET60、61の第1
ゲート電極、52、55はそれぞれDGFET60、6
1の第2ゲート電極、53、56はそれぞれDGFET
60、61のドレイン電極、57、58はそれぞれコプ
レナ線路の外導体、59はコプレナ線路の内導体、70
は共通のソース電極50とコプレナ線路の外導体57、
58を接続するエアブリッジ、71、72は入力スロッ
ト線路を構成する2導体、73、74は電圧を印加する
ためのパットであり、それぞれDGFET60、61の
第2ゲート52、55と接続されている。71と72は
スロットラインを構成する導体で各DGFETの第1ゲ
ート51、54に接続される。73と74はバイアス電
圧供給用のパッドであり、それぞて第2ゲート52、5
5に接続される。
各DGFET60と61とは公知のMISトランジスタ
の製造方法と同様に所定の半導体基板100に構成され
る。即ち、該半導体基板100に形成された共通のソー
ス領域50′の両側にそれぞれ所定幅、所定長のチャン
ネル領域80、81を隔てて該ソース領域と平行なドレ
イン領域53’,56’が形成される。チャンネル領域
80、81における、半導体基板の表面に所定幅で所定
長さの各ゲート電極51、52、54、55がそれぞれ
平行に所定寸法を隔てて形成される。
さらにソース電極50、ドレイン電極53、56も各ソ
ース領域50’、ドレイン領域53’、56’に対応し
て半導体基板100上に形成される。
さらに外導体57、58,内導体59も半導体基板10
0上に形成され、外導体57、58はエアブリッジ70
により電気的に橋絡される。
入力スロット線路71、72間に入力された信号は7
1、72、53の3個の導体パターンから形成されるス
ロット線路の直列T分岐によって、DGFET60の第
1ゲート51・ソース50間とDGFET61の第1ゲ
ート54・ソース50間には互いに同レベル逆位相の信
号が印加される。DGFET60の出力レベルとDGF
ET61の出力レベルはそれぞれの第2ゲート52、5
5に印加される電圧によって独立に変化できる。この時
その出力は常に逆位相となっている。DGFET60の
ドレイン電極53とDGFET61のドレイン電極56
は両者53と56に接続された導体パターン81、82
を介して互いに接続され、さらにコプレナ線路の内導体
59に接続される。コプレナ線路の外導体57、58は
エアブリッジ70を介して共通のソース電極50と同電
位となっている。このため、57、58、59によって
形成されるコプレナ線路の出力はドレイン53・ソース
50間の信号とドレイン56・ソース50間の信号の差
となる。よって、例えばDGFET60が利得最大かつ
DGFET61が利得ゼロの場合の出力をPとすれば、
DGFET60の利得がゼロからDGFET61の利得
最大の場合の出力は強度が同じで逆位相の−Pとなる。
さらに、各DGFET60、61は第2ゲートの電圧を
変化させた場合に、利得のみが変化し、入出力のインピ
ーダンスはほとんど変化しないという特徴を有するた
め、2つのDGFETの利得は独立にしかも連続的に変
化させることができる。よって、本回路構成により、利
得を位相反転を伴って、連続的に変化できる平衡変調回
路が実現できる。
第3図に実際に試作した回路の周波数特性測定結果を示
す。横軸が周波数、縦軸が利得であり、DGFET61
の第2ゲートに印加されたバイアス電圧Vb22をパラメ
ータとしてある。ここで、DGFET60,61の各第
1ゲートに印加されたバイアス電圧はアース電位である
0Vに設定するとともに、DGFET60の第2ゲート
のバイアス電圧として当該DGFET60が最大利得を
有する正の所定の電位である約1Vに設定した。そし
て、DGFET61の第2のゲートに、当該DGFET
61の利得が0となるピンチオフ電圧である約−1.5
V(開始電圧)から、最大利得となる所定の正の電圧で
ある+1V(終止電圧)まで変化させた。第3図から分
かるように、上記開始電圧では当該平衡変調回路の利得
は最大となる一方、上記終始電圧ではその利得はほぼゼ
ロとなる。また、当該平衡変調回路は、バイアス電圧V
22が−1.5Vから0Vまでの範囲において、周波数
が数GHzから約15GHzまでの周波数範囲にわたっ
てほぼ一定の利得を有し、非常に広帯域で動作すること
がわかる。
第4図のスミスチャート上に周波数10GHzにおける
反射係数(S11,S22)及び、伝送係数S21のバイアス
電圧による変化を示す。S21がほぼ直線的に位相反転を
ともなって連続的に変化し、しかも入出力の反射係数S
11,S22すなわちインピーダンスはほぼ一定である事が
わかる。
上述のように本発明によれば、2個のデュアルゲートF
ETにおいて、スロットラインの直列T分岐を第1ゲー
ト・共通のソース・第1ゲートの3電極の構造に一体化
し、ドレイン・ソース間の2出力は各々コプレナ線路の
内導体と外導体に一体化することによって、非常に小型
の平衡変調用FETを実現できる。
平衡変調用FETにおいては、0.5mm角程度のサイズ
で、利得をあるレベルGから、位相反転を伴って−Gま
で連続的に変えることができ、その間入出力インピーダ
ンスは一定、かつ利得の周波数特性はKuバンドまで平
坦という特徴を有する。本FETと同相合成用FET等
を組み合わせることによって、非常に小さい無限移相器
の実現が期待できる。
基本的な合成/分配用FETの拡張による高機能なFE
Tは、モジュール化設計に寄与するものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、非常に小型で広
帯域な平衡変調回路が実現でき、モノリシックマイクロ
波集積回路への応用に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図は第1図
の断面図、第3図は、実施例における利得の周波数特性
を示すグラフ、第4図は、実施例におけるSパラメータ
の電圧依存性を示すグラフ、第5図は従来の平衡変調回
路の構成例を示すブロック図である。 50:ソース電極、 51、54:第1ゲート電極、 52、55:第2ゲート電極、 53、56:ドレイン電極、 57、58:コプレナ線路の外導体、 59:コプレナ線路の内導体、 60、61:双ゲート電界効果トランジスタ、 70:エアブリッジ、 71、72:スロットラインを構成する2導体、 73、74:バイアスパッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の双ゲート電界効果トランジスタと、
    ソース電極とドレイン電極がそれぞれ上記第1の双ゲー
    ト電界効果トランジスタのソース電極とドレイン電極に
    接続された第2の双ゲート電界効果トランジスタとにお
    いて、 上記第1の双ゲート電界効果トランジスタの上記ドレイ
    ン電極と上記第2の双ゲート電界効果トランジスタの上
    記ドレイン電極とが互いに接続された導体と、上記第1
    の双ゲート電界効果トランジスタの上記ソース電極と上
    記第2の双ゲート電界効果トランジスタの上記ソース電
    極とが互いに接続された導体とで出力端子を構成し、 上記第1の双ゲート電界効果トランジスタの第1ゲート
    電極に接続された導体と、上記第2の双ゲート電界効果
    トランジスタの第1ゲート電極に接続された導体とで入
    力端子を構成し、 第1ゲート電極に接続された上記2導体と上記双ゲート
    電界効果トランジスタの共通のソース電極とによってス
    ロットラインの直列T分岐を構成し、 上記第1の双ゲート電界効果トランジスタの第2ゲート
    電極と第2の双ゲート電界効果トランジスタの第2ゲー
    ト電極の電圧が制御できることを特徴とするマイクロ波
    集積回路。
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