JPH069319U - 電線保護具 - Google Patents

電線保護具

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Publication number
JPH069319U
JPH069319U JP4649192U JP4649192U JPH069319U JP H069319 U JPH069319 U JP H069319U JP 4649192 U JP4649192 U JP 4649192U JP 4649192 U JP4649192 U JP 4649192U JP H069319 U JPH069319 U JP H069319U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release paper
adhesive layer
wire protector
slit portion
annular body
Prior art date
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Pending
Application number
JP4649192U
Other languages
English (en)
Inventor
誠 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP4649192U priority Critical patent/JPH069319U/ja
Publication of JPH069319U publication Critical patent/JPH069319U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤーハーネスに嵌合した後で剥離紙を剥
がせるようにし、それにより、嵌合状態での取り付け位
置の微調整と嵌合作業の容易化を可能にする電線保護具
を提供する。 【構成】 スポンジ等のクッション材料からなる環状体
12に、内周から外周に至るスリット部13を形成する
とともに、該スリット部13の対向面の少なくとも一方
と前記環状体12の内周とに接着層14を設け、該接着
層14の表面を剥離紙15で覆った電線保護具におい
て、前記剥離紙15を一端で折り返すことにより二枚重
ねに構成し、該二枚重ねに構成した剥離紙15により前
記接着層14の表面を覆うとともに、該二枚重ねにした
剥離紙15のうち内周側の剥離紙15aの端部を前記ス
リット部13から外部へ延出させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電線の周囲に嵌合されることにより電線を保護する環状の電線保護 具に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジン回りなど、クリップで電線を固定することができないような 場所では、ワイヤーハーネスが振動により壁などに当たることがある。そのまま ではワイヤーハーネスが損傷したり、当たり音を発生したりするので、それを防 止するため、通常、ワイヤーハーネスの外周にスポンジ等のクッション材料から なる環状の電線保護具を嵌合させている。
【0003】 図6は、従来の電線保護具(実開昭49−6199号公報参照)の使用前の状 態を示している。この電線保護具1は、スポンジ等のクッション材料で成形され た適当厚肉の環状体2に、半径方向に沿って内周から外周に至る一定幅(約3mm 程度)のスリット部(切れ目)3を形成するとともに、該スリット部3の対向面 の少なくとも一方と前記環状体2の内周とに接着層4を設け、該接着層4の表面 を一枚の剥離紙5で覆ったものである。
【0004】 この場合の剥離紙(あるいは離型紙とも言う)5は、使用前において接着層4 を保護し、使用時に剥離されることで接着層4を露出させるものである。従来、 この剥離紙4は、一重で接着層4の端から端までを覆っており、先端がスリット 部3から外に延び出していた。
【0005】 この電線保護具1をワイヤーハーネスに装着するには、図7に丸数字付矢印を 付して示すように、まず剥離紙5を環状体2より剥がし、次いでスリット部 3を開くことにより環状体2をワイヤーハーネスWの外周に嵌合させ、その状態 でスリット部3を閉じてスリット部3の対向面同士を圧接させ、それにより図 8に示すように、接着層4によって保護具1(厳密には剥離紙5のない環状体2 )をワイヤーハーネスWの外周に接着させ、同時にスリット部3の対向面同士を 接着させていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の電線保護具1では、取り付けに当たって次のような問題 を生じていた。即ち、剥離紙5の構造上、ワイヤーハーネスに保護具1を嵌合す る前に剥離紙5を剥がす必要があり、接着層4を露出させた状態で電線保護具1 をワイヤーハーネスWに嵌合しなければならなかった。そのため、嵌合状態で取 り付け位置の微調整を行うことができず、また嵌合作業の際に接着層4がむやみ にワイヤーハーネス等とくっつくため作業がやりにくかった。
【0007】 本考案は、上記事情を考慮し、ワイヤーハーネスに嵌合した後で剥離紙を剥が せるようにし、それにより、嵌合状態での取り付け位置の微調整と嵌合作業の容 易化を可能にする電線保護具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、スポンジ等のクッション材料からなる環 状体に、内周から外周に至る切れ目を形成するとともに、該切れ目の対向面の少 なくとも一方と前記環状体の内周とに接着層を設け、該接着層の表面を剥離紙で 覆った電線保護具において、前記剥離紙を一端で折り返すことにより二枚重ねに 構成し、該二枚重ねに構成した剥離紙により前記接着層の表面を覆うとともに、 該二枚重ねにした剥離紙のうち内周側の剥離紙の端部を前記切れ目から外部へ延 出させたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記構成の電線保護具をワイヤーハーネスに装着するには、剥離紙の付いたま まの状態で電線保護具をワイヤーハーネスの外周に嵌合し、その状態で位置調整 を行った後、剥離紙の端部を引く。そうすると、二重に配された剥離紙の内周側 が、環状体とワイヤーハーネスとの間で徐々に滑り移動し、それに伴い接着層に 接した外周側が接着層から剥がれてゆき、接着層が徐々に露出して、露出した接 着層により電線保護具がワイヤーハーネスに接着される。そして、最後に剥離紙 を完全に取り除いた状態で、切れ目の対向面同士を力を加えて圧接させることに より、対向面同士が接着され、電線保護具の装着が完了する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4を参照しながら説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例の電線保護具11の使用前の状態を示している。
【0012】 この電線保護具11は、スポンジや発泡ゴム等のクッション材料で成形された 適当厚肉の環状体12に、内周から外周に至る所定幅(最大部で約3mm程度)の スリット部(切れ目)13を半径方向に沿って形成し、スリット部13の対向面 の一方及び内周面に接着層14を形成し、該接着層14の表面を一枚の剥離紙1 5で覆ったものであり、剥離紙15に工夫を加えたことを特徴としている。
【0013】 即ち、この電線保護具11においては、図2に示すように、剥離紙15を一端 で折り返すことにより二枚重ねに構成しており、二枚重ねに構成した剥離紙15 により、図2に示すように接着層14の表面を覆っている。そして、二枚重ねに した剥離紙15のうち内周側の剥離紙15aの端部を引出片16としてスリット 部13から外部へ延出させている。
【0014】 したがって、この場合の剥離紙15の長さは、図3に示すように従来の剥離紙 の約2倍程度に設定されている。なお、剥離紙15は、表面が滑り易く、しかも 柔軟に屈曲しやすい紙等のシート材料から構成されている。
【0015】 この電線保護具11をワイヤーハーネスに装着するには、図4に示すように、 剥離紙15の付いたままの状態で電線保護具11をワイヤーハーネスWの外周に 嵌合する。そして、その状態で位置調整を行った後、引出片16をつまんで剥離 紙15を引っ張る。
【0016】 そうすると、図5に示すように二重に配された剥離紙15の内周側が、環状体 12とワイヤーハーネスWとの間で徐々に滑り移動し、それに伴い、接着層14 (図1参照)に接した外周側が接着層14から剥がれてゆき、接着層14が徐々 に露出する。そして、露出した接着層14により電線保護具11がワイヤーハー ネスWに接着される。最後に剥離紙15を完全に取り除く。そしてその状態で、 スリット部13の対向面同士を力を加えて圧接させる。そうすることにより、対 向面同士が接着され、電線保護具11(厳密には剥離紙15のなくなった環状体 12)の装着が完了する。
【0017】 このように、剥離紙15を付けた状態のまま電線保護具11をワイヤーハーネ スWに嵌合させることができるので、嵌合状態において取り付け位置の微調整が でき、また嵌合時にむやみに接着部がくっつくことがなくなり嵌合作業が楽にな る。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の電線保護具によれば、ワイヤーハーネスの外周 に嵌合した後で剥離紙を剥がして接着させることできる。したがって、嵌合状態 での微調整が容易であり、微調整した上で正確な位置に保護具を取り付けること ができる。また、嵌合作業を剥離紙を付けた状態で行うことができるので、むや みにワイヤーハーネス等とくっつくことがなく、嵌合作業を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の電線保護具の正面図であ
る。
【図2】本考案の一実施例の電線保護具から取り出した
剥離紙の斜視図である。
【図3】本考案の一実施例の電線保護具における剥離紙
の展開図である。
【図4】本考案の一実施例の電線保護具をワイヤーハー
ネスの外周に嵌合した状態を示す斜視図である。
【図5】本考案の一実施例に係る作用説明図である。
【図6】従来の電線保護具の正面図である。
【図7】従来の電線保護具の装着手順を説明するために
示す斜視図である。
【図8】従来の電線保護具をワイヤーハーネスに装着し
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 本考案の一実施例の電線保護具 12 環状体 13 スリット部 14 接着層 15 剥離紙 15a 内周側の剥離紙 16 引出片 W ワイヤーハーネス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポンジ等のクッション材料からなる環
    状体に、内周から外周に至る切れ目を形成するととも
    に、該切れ目の対向面の少なくとも一方と前記環状体の
    内周とに接着層を設け、該接着層の表面を剥離紙で覆っ
    た電線保護具において、前記剥離紙を一端で折り返すこ
    とにより二枚重ねに構成し、該二枚重ねに構成した剥離
    紙により前記接着層の表面を覆うとともに、該二枚重ね
    にした剥離紙のうち内周側の剥離紙の端部を前記切れ目
    から外部へ延出させたことを特徴とする電線保護具。
JP4649192U 1992-07-03 1992-07-03 電線保護具 Pending JPH069319U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4649192U JPH069319U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 電線保護具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4649192U JPH069319U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 電線保護具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH069319U true JPH069319U (ja) 1994-02-04

Family

ID=12748692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4649192U Pending JPH069319U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 電線保護具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH069319U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11122757A (ja) * 1997-10-20 1999-04-30 Nitto Electric Works Ltd ケーブル固定装置

Cited By (1)

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