JPH0616907Y2 - 粘着薄片材 - Google Patents

粘着薄片材

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JPH0616907Y2
JPH0616907Y2 JP1988077935U JP7793588U JPH0616907Y2 JP H0616907 Y2 JPH0616907 Y2 JP H0616907Y2 JP 1988077935 U JP1988077935 U JP 1988077935U JP 7793588 U JP7793588 U JP 7793588U JP H0616907 Y2 JPH0616907 Y2 JP H0616907Y2
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清行 今▲吉▼
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、離型紙と、裏面の粘着剤層を介して離型紙に
貼着され、離型紙から剥離されて他へ貼着される粘着薄
片と、を有する粘着薄片材に関する。
〔従来の技術〕
この種の粘着薄片材は各種分野でも各種用途に用いられ
ており、自動車の分野でも各種用途に用いられている。
例えば、自動車の分野では、第5図に示されるようにフ
ードやラツゲージドア等の蓋物部品10のボデー本体1
2に対する建付高さを規制するストツパとして、蓋物部
品10にクツシヨンゴム14を設けることが知られてい
る(実開昭62−197458号)。このクツシヨンゴ
ム14はボデー本体12との当接を繰り返すので、ボデ
ー本体12の塗装を剥離して発錆を招く惧れがあること
から、ボデー本体12に粘着薄片材としてのシールテー
プ16を貼着して、クツシヨンゴム14をシールテープ
16に当接させて防錆することが考えられている。
上記シールテープ16は裏面に粘着剤層を有する透明な
円形の薄片とされ、第6図に示されるように複数枚が1
枚の離型紙18に貼着されて自動車の組立ラインへ搬入
されるようになっている。シールテープ16は一枚宛離
型紙18から剥離されて、ボデー本体12の所定部分に
貼着されるが、この作業の際に裏面の粘着剤層に指先が
触れ易く、触れてしまうと、貼着不良や透明であること
から指紋がついて見映を損なう原因となるので、慎重な
作業を要求されて作業性が悪い問題があった。
そこで、第6図に示されるように各シールテープ16の
表面にシールテープ16よりも大きい円形の補助紙20
を粘着しておき、シールテープ16を補助紙20ととも
に離型紙18から剥離し、第7図(A)に示されるよう
にシールテープ16から突出した部分の補助紙20を把
持し、第7図(B)に示されるようにボデー本体12の
所定部分に貼着し、しかる後に第7図(C)に示される
ように補助紙20をシールテープ16から剥離すること
が考えられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように補助紙20が粘着されたシ
ールテープ16では、慎重な作業は要求されないが、補
助紙20をシールテープ16とともに離型紙18から剥
離する作業が容易ではなく作業性が悪いと共に、補助紙
20の設定によってコスト高となる問題があった。
上記のような諸種の問題は、上記に例示したシールテー
プの場合に限らず、離型紙と、裏面の粘着剤層を介して
離型紙に貼着され、離型紙から剥離されて他へ貼着され
る粘着薄片と、を有する粘着薄片材に共通のものであっ
た。
本考案は上記に鑑み、容易に迅速な作業が可能であると
ともに、コスト上昇を最小に抑えることが可能な粘着薄
片材の提供を課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は離型紙と、離型紙に裏面の粘着剤層を介して貼
着され離型紙から剥離されて他へ貼着される粘着薄片
と、を有する粘着薄片材であって、 前記粘着薄片は、他に貼着される本体部と、該本体部と
間欠的に接離され、極一部で連結された、少なくとも本
体部の直径よりも本体部の外方へ長く延設された耳部
と、から成り、 前記離型紙は、幅方向端面を互いに当接させて対をなす
帯状紙からなり、当接する幅方向端面が前記耳部の長手
方向中間部を通過することを特徴としている。
〔作用〕
上記手段になる本考案では、粘着薄片の耳部が貼着した
離型紙の一方の帯状紙を粘着薄片から剥離する。これに
よって、粘着薄片の耳部が容易に把持できるようにな
る。次に、粘着薄片の耳部を把持して粘着薄片の本体部
を離型紙の他方の帯状紙から剥離する。
離型紙から剥離した粘着薄片材は、耳部を把持し本体部
を他へ貼着し、しかる後に、耳部を本体部から破断分離
して作業が終了する。
このため、作業の際に裏面の粘着剤層に指先が触れ難
く、粘着薄片を離型紙から剥離し他に本体部を貼着する
一連の作業を容易にかつ迅速に行うことが可能であると
ともに、従来技術のような補助紙が必要ないため、コス
ト上昇も最少に抑えることができる。
〔実施例〕
第1図には本考案になる粘着薄片材の実施例が示されて
おり、この実施例では粘着薄片材を前記従来技術の項で
説明したと同様のシールテープに適用している。
粘着薄片材21は、粘着薄片22と離型紙28とを有し
ている。粘着薄片22は表面側が樹脂フイルム等からな
り、円形の本体部24がシールテープとして用いられ
る。この粘着薄片22には本体部24から延長された矩
形状の耳部26が一体に形成されており、第2図に詳細
に示されるように、本体部24と耳部26との境界部に
はミシン目状にスリツト27が形成されている。これに
より、本体部24と耳部26とは間欠的に切離されて極
く一部で連結されているだけとなっており、所定の荷重
を作用させることで両部24、26を容易に破断分離さ
せることが可能となっている。
粘着薄片22は本体部24及び耳部26の双方裏面全面
に転写された粘着剤からなる粘着剤層を有しており、こ
の粘着剤層を介して離型紙28に貼着されている。
離型紙28は矩形状の2枚の離型紙28A、28Bが幅
方向端面を互いに当接させて対をなしており、粘着薄片
22は複数が離型紙28の長手方向に沿って同一姿勢で
間欠的に列をなしている。粘着薄片22は長手方向を離
型紙28の幅方向に沿わせ、2枚の離型紙28A、28
Bの当接部上に耳部26の長手方向中間部が位置し、一
方の離型紙28Aには耳部26のみが貼着され、他方の
離型紙28Bには本体部24の全てと耳部26の一部が
貼着された状態となっている。
次に本実施例の作業手順について説明する。
粘着薄片22は第1図のように離型紙28に貼着された
状態で自動車の組立ラインへ搬入され、作業は第3図に
示されるように耳部26のみが貼着されている離型紙2
8Aを耳部26から剥離することから開始される。
これにより対をなす一組の離型紙28A、28Bに貼着
されている粘着薄片22の全ては、耳部26の大部分の
粘着剤層が露出した状態となる。
次いで、離型紙28Bの長手方向端部から他方の端部へ
向けて順次粘着薄片22が1枚宛剥離されてゆくのであ
るが、この際にはすでに離型紙28Aが剥離されている
部分の耳部26が把持されて、本体部24及び耳部26
の一部が離型紙28Bから剥離される。耳部26を把持
することで、裏面の粘着剤層に触れることになるが、何
等支障を生じないので作業は慎重を要さない。
離型紙28から完全に剥離された粘着薄片22は、耳部
26がそのまま把持されて、第4図(A)に示されるよ
うに、フードに取り付けられたクツシヨンゴム(これら
は図示せず、前述第5図参照)が当接する部分のボデー
本体12に、本体部24が貼着される。
次いで、他方の手で本体部24をボデー本体12に押圧
した状態で、耳部26を本体部24から離間する方向へ
引張ると、スリツト27に挟まれた本体部24と耳部2
6とを連結している部分に、引張荷重又は剪断荷重乃至
はこれらの複合荷重が作用して、集中応力により耳部2
6は本体部24から破断して第4図(B)に示されるよ
うに分離する。これで、シールテープとして作用する1
枚の本体部24のボデー本体12への貼着作業が全て終
了する。耳部26は不要品となり、所定の廃棄ボツクス
等に投入されて廃棄される。
このように本実施例では、本来必要とされる本体部24
に後に不要となる耳部26を延長したことで、本体部2
4の粘着剤層に触れてしまう惧れを伴うことなく、粘着
薄片22を離型紙28から剥離しボデー本体12に本体
部24を貼着する一連の作業を迅速、容易になすことが
できる。
特に本実施例では、離型紙28を対をなして用い、一方
の離型紙28Aのみを粘着薄片22から剥離した状態で
は、本体部24は他方の離型紙28Bに貼着されたまま
となっており、耳部26の把持を容易に可能としてから
他方の離型紙28Bから本体部24を剥離するようにな
っているので、作業性が極めて良い。
さらに本実施例では、対をなす離型紙28A、28Bの
互いの当接部上に本体部24と耳部26との境界部を位
置させずに、本体部24とともに耳部26の一部が他方
の離型紙28Bに余裕をもった長さで貼着されているの
で、一方の離型紙28Aを剥離して耳部26を把持した
後は、持ち換えをすることなくこの把持状態を保持すれ
ば、指先と本体部24の粘着剤層との間には充分な間隔
が確保されていることが保証され、本体部24の粘着剤
層に気を使う必要が一切ないようになっている。
また、耳部26は不要品として廃棄されるのであるが、
本体部24と一体で打抜きにより製造することができ、
従来の補助紙20のように別途材料を用意し、別途成形
し、別途粘着させる必要がないので、コスト上昇は耳部
26の材料費のみで極めて僅かなものである。
なお、上記実施例では、予じめ成形された粘着薄片22
を離型紙28に貼着することになるが、離型紙28と同
寸法の粘着薄片22の素材を離型紙28に貼着しておい
てから、粘着薄片22の素材のみを所定形状に切断して
粘着薄片22を他の素材部分から接離するとともに、本
体部24と耳部26との境界部を間欠的に切離するよう
にしても良い。
また、本体部24と耳部26との境界部は実施例のよう
な間欠的な切離構造とすることに限らず、薄肉構造とす
る等、種々の構造が適用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたので、容易に迅速な作業が可能
であるとともに、コスト上昇も最少に抑えることが可能
な優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる粘着薄片材を自動用シールテープ
に適用した実施例を示す斜視図、第2図は第1図の一部
を拡大して示す平面図、第3図は実施例の作業手順を示
す斜視図、第4図(A)、(B)は同じく実施例の作業
手順を示す側面図、第5図は従来技術を説明する自動車
の車体側断面図、第6図は従来の粘着薄片材を示す斜視
図、第7図(A)、(B)、(C)は従来の粘着薄片材
の作業手順を示す側面図である。 21……粘着薄片材、 22……粘着薄片、 24……本体部、 26……耳部、 27……スリツト、 28……離型紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 横 成之 東京都世田谷区玉川台2丁目33番1号 住 友スリーエム株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−13970(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】離型紙と、離型紙に裏面の粘着剤層を介し
    て貼着され離型紙から剥離されて他へ貼着される粘着薄
    片と、を有する粘着薄片材であって、 前記粘着薄片は、他に貼着される本体部と、該本体部と
    間欠的に接離され、極一部で連結された、少なくとも本
    体部の直径よりも本体部の外方へ長く延設された耳部
    と、から成り、 前記離型紙は、幅方向端面を互いに当接させて対をなす
    帯状紙からなり、当接する幅方向端面が前記耳部の長手
    方向中間部を通過することを特徴とする粘着薄片材。
JP1988077935U 1988-06-13 1988-06-13 粘着薄片材 Expired - Lifetime JPH0616907Y2 (ja)

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