JPH0693145A - 耐熱性ゴム組成物 - Google Patents
耐熱性ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH0693145A JPH0693145A JP26809992A JP26809992A JPH0693145A JP H0693145 A JPH0693145 A JP H0693145A JP 26809992 A JP26809992 A JP 26809992A JP 26809992 A JP26809992 A JP 26809992A JP H0693145 A JPH0693145 A JP H0693145A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- pref
- ethylene
- rubber composition
- heat
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 エチレンアクリルゴム40〜80重量%と水
素添加NBR60〜20重量%とのブレンドゴム100
重量部に有機過酸化物2〜5重量部とイソシアネート化
合物1〜10重量部を配合したことを特徴としている。 【効果】 耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れる。
素添加NBR60〜20重量%とのブレンドゴム100
重量部に有機過酸化物2〜5重量部とイソシアネート化
合物1〜10重量部を配合したことを特徴としている。 【効果】 耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム組成物に関する。
さらに詳しくは耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れた加硫
物を与えるゴム組成物に関する。
さらに詳しくは耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れた加硫
物を与えるゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】水素添加NBRはNBRの耐水性、耐油
性、耐摩耗性等の特性を維持したまま耐熱性を向上した
ポリマーである。しかしコストがACM、VMQよりも
高いが耐熱性は150℃とACM、VMQよりも劣る。
また、エチレンアクリルゴムは耐熱性、耐水性、耐摩耗
性など優れた特性を示すが耐油性に劣る。
性、耐摩耗性等の特性を維持したまま耐熱性を向上した
ポリマーである。しかしコストがACM、VMQよりも
高いが耐熱性は150℃とACM、VMQよりも劣る。
また、エチレンアクリルゴムは耐熱性、耐水性、耐摩耗
性など優れた特性を示すが耐油性に劣る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は水素添
加NBRとエチレンアクリルゴムとのブレンドゴムを主
成分とするゴム組成物に関するもので、水素添加NBR
とエチレンアクリルゴムの両方の特性を有するゴム材
料、すなわち耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れた加硫物
を与える廉価なゴム組成物を提供せんとするものであ
る。
加NBRとエチレンアクリルゴムとのブレンドゴムを主
成分とするゴム組成物に関するもので、水素添加NBR
とエチレンアクリルゴムの両方の特性を有するゴム材
料、すなわち耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れた加硫物
を与える廉価なゴム組成物を提供せんとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
水素添加NBRとエチレンアクリルゴムとのブレンドゴ
ムに有機過酸化物およびイソシアヌレート化合物を配合
したゴム組成物によって達成される。
水素添加NBRとエチレンアクリルゴムとのブレンドゴ
ムに有機過酸化物およびイソシアヌレート化合物を配合
したゴム組成物によって達成される。
【0005】水素添加NBRとしてはAN含量36%〜
45%で、水添加率90%〜99%のものを使用し、エ
チレンアクリルゴムとしてはエチレン−メチルアクリレ
ート共重合体(VamacD、DLS)やエチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体(デンカER、エスプレンEM
A)エラストマーで、過酸化物加硫タイプのものを使用
する。水素添加NBRとエチレンアクリルゴムは一般に
前者が約60〜20重量%、好ましくは50〜25%
で、後者が約40〜80重量%好ましくは50〜75%
の割合で用いられる。それ以外のブレンド比では耐熱性
と耐油性のバランスが悪くなる。
45%で、水添加率90%〜99%のものを使用し、エ
チレンアクリルゴムとしてはエチレン−メチルアクリレ
ート共重合体(VamacD、DLS)やエチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体(デンカER、エスプレンEM
A)エラストマーで、過酸化物加硫タイプのものを使用
する。水素添加NBRとエチレンアクリルゴムは一般に
前者が約60〜20重量%、好ましくは50〜25%
で、後者が約40〜80重量%好ましくは50〜75%
の割合で用いられる。それ以外のブレンド比では耐熱性
と耐油性のバランスが悪くなる。
【0006】これら両者のブレンドゴムはイソシアヌレ
ート化合物の存在下に有機過酸化物によって共架橋され
る。イソシアヌレート化合物としては例えばトリアクリ
ルイソシアヌレート、トリビニルイソシアヌレートなど
が一般的にブレンドゴム100重量部当たり約1〜10
重量部の割合で用いられる。また、有機過酸化物として
は、1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、ジクミルペルオキシドを用い、2〜5重
量部の割合で用いられる。
ート化合物の存在下に有機過酸化物によって共架橋され
る。イソシアヌレート化合物としては例えばトリアクリ
ルイソシアヌレート、トリビニルイソシアヌレートなど
が一般的にブレンドゴム100重量部当たり約1〜10
重量部の割合で用いられる。また、有機過酸化物として
は、1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、ジクミルペルオキシドを用い、2〜5重
量部の割合で用いられる。
【0007】以上の必須成分以外に、必要に応じてカー
ボンブラック、シリカetcの補強剤、タルク、クレー、
グラファイト、ケイ酸カルシウムなどの充填剤、ステア
リン酸、パラフィン、カルナバワックス、またエチレン
−アクリルゴム用として使用される脂肪族第一級アミン
や脂肪酸アルコールのリン酸塩などの加工助剤、老化防
止剤、可塑剤などゴム工業で一般的に使用されている配
合剤を適宜に添加して用いることができる。ゴム組成物
の調整はオープンロールを用いて混練することにより行
なわれ、それの加硫は成形機、加硫プレスなどを用い、
一般に180℃〜200℃で約3分〜10分間加熱する
ことにより行なわれる。
ボンブラック、シリカetcの補強剤、タルク、クレー、
グラファイト、ケイ酸カルシウムなどの充填剤、ステア
リン酸、パラフィン、カルナバワックス、またエチレン
−アクリルゴム用として使用される脂肪族第一級アミン
や脂肪酸アルコールのリン酸塩などの加工助剤、老化防
止剤、可塑剤などゴム工業で一般的に使用されている配
合剤を適宜に添加して用いることができる。ゴム組成物
の調整はオープンロールを用いて混練することにより行
なわれ、それの加硫は成形機、加硫プレスなどを用い、
一般に180℃〜200℃で約3分〜10分間加熱する
ことにより行なわれる。
【0008】
【発明の効果】水素添加NBRとエチレンアクリルゴム
はほとんど相溶性に問題なく容易に混合することがで
き、さらにイソシアヌレート化合物を共存させることに
よりパーオキサイド系共架橋を可能とする。このように
して水素添加NBRとエチレンアクリルゴムとを有機過
酸化物、イソシアヌレート化合物系で共架橋させること
により、それぞれ単独では得られなかった性質、耐熱
性、耐水性、耐摩耗性をバランス良く備えた材料が提供
される。かかる特性を有する本発明のゴム組成物はオイ
ルシール、パッキン、Oリングなどのシール用ゴム材料
あるいは工業用ゴム材料の成形に好適に使用することが
できる。
はほとんど相溶性に問題なく容易に混合することがで
き、さらにイソシアヌレート化合物を共存させることに
よりパーオキサイド系共架橋を可能とする。このように
して水素添加NBRとエチレンアクリルゴムとを有機過
酸化物、イソシアヌレート化合物系で共架橋させること
により、それぞれ単独では得られなかった性質、耐熱
性、耐水性、耐摩耗性をバランス良く備えた材料が提供
される。かかる特性を有する本発明のゴム組成物はオイ
ルシール、パッキン、Oリングなどのシール用ゴム材料
あるいは工業用ゴム材料の成形に好適に使用することが
できる。
【0009】
【実施例】次に実施例について本発明を説明する。 実施例1〜2、比較例1〜2 表1、表2及び表3より配合割合の各配合剤を8インチ
オープンロールで混練した後、熱プレスで190℃,3
分間の加熱プレス成形を行ない、次いで加熱オーブンで
150℃,4時間のオーブン加硫を行なって、150×
150×2mmのゴムシートを成形した。実施例1〜
2、比較例1〜2のものについて、JIS K6301
に準拠して空気加熱老化試験および耐油性試験を行な
い、硬さ変化、引っ張り変化率、伸び変化率および体積
変化率をそれぞれ測定した。得られた結果は次の表2、
表3に示される。
オープンロールで混練した後、熱プレスで190℃,3
分間の加熱プレス成形を行ない、次いで加熱オーブンで
150℃,4時間のオーブン加硫を行なって、150×
150×2mmのゴムシートを成形した。実施例1〜
2、比較例1〜2のものについて、JIS K6301
に準拠して空気加熱老化試験および耐油性試験を行な
い、硬さ変化、引っ張り変化率、伸び変化率および体積
変化率をそれぞれ測定した。得られた結果は次の表2、
表3に示される。
【0010】以上の結果より、実施例1〜2のものは耐
熱性、圧縮永久歪性、耐水性共にバランスのとれた特性
を示しているのに対し、比較例1は耐熱性、圧縮永久歪
性が劣り、比較例2はゴム強度が小さい。
熱性、圧縮永久歪性、耐水性共にバランスのとれた特性
を示しているのに対し、比較例1は耐熱性、圧縮永久歪
性が劣り、比較例2はゴム強度が小さい。
Claims (1)
- 【請求項1】 1.エチレンアクリルゴムと水素添加N
BRとのブレンドゴムに有機過酸化物および共架橋剤イ
ソシアヌレート化合物を配合してなるゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26809992A JPH0693145A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 耐熱性ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26809992A JPH0693145A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 耐熱性ゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0693145A true JPH0693145A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17453883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26809992A Pending JPH0693145A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 耐熱性ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0693145A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006131700A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Eagle Ind Co Ltd | 水素化ニトリルゴム組成物 |
US7885586B2 (en) | 2006-12-04 | 2011-02-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP26809992A patent/JPH0693145A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006131700A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Eagle Ind Co Ltd | 水素化ニトリルゴム組成物 |
US7885586B2 (en) | 2006-12-04 | 2011-02-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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