JPH0299533A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPH0299533A
JPH0299533A JP24981188A JP24981188A JPH0299533A JP H0299533 A JPH0299533 A JP H0299533A JP 24981188 A JP24981188 A JP 24981188A JP 24981188 A JP24981188 A JP 24981188A JP H0299533 A JPH0299533 A JP H0299533A
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
compound
fluororubber
group
hydrogenated nbr
Prior art date
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Pending
Application number
JP24981188A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujimoto
健一 藤本
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴム組成物に関する。更に詳しくは、フッ素
ゴムと水素添加NBRとのブレンドゴムを主成分とする
ゴム組成物に関する。
〔従来の技術〕
NBRは、一般に耐熱性が良好であるとはいえないので
、それを水素添加した水素添加NBRとして用いること
が行われているが、その水素化度が100%のものでな
い限り分子内に二重結合を残しており、そのためその耐
熱レベルは高々120〜130’Cにとどまっている。
また、それの高温時における耐油性にも問題がみられる
一方、フッ素ゴムの場合には、耐熱、耐油性の点では水
素添加NBRよりもすぐれているものの、機械的強度が
小さく、その結果耐摩耗性に劣り、しかもある種の添加
剤が配合された油、例えばATFのような作動油に浸漬
させた場合、ゴム成形品表面にクラックを生ずるという
問題がみられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、フッ素ゴムと水素添加NBRとの両方
の特性を有するゴム材料、即ち耐熱性、耐摩耗性および
耐油性にすぐれた加硫物を与えるゴム組成物を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は1分子中に反応性臭素基および/
またはヨウ素基を有するフッ素ゴムと水素添加NBRと
のブレンドゴムに、有機過酸化物およびイソシアヌレー
ト化合物またはシアヌレート化合物を配合したゴム組成
物によって達成される。
一般に、フッ素ゴムの加硫は、アミンまたはポリオール
加硫系が主で、パーオキサイド加硫系は一部で行われて
いるにすぎない。一方、水素添加NBRは、主としてパ
ーオキサイドまたはイオウ加硫系で加硫されており、フ
ッ素ゴム−水素添加NRR両者間にイソシアヌレート化
合物またはシアヌレート化合物を共存させることにより
、パーオキサイド系共架橋を可能とさせる。
このようなイソシアヌレート化合物またはシアヌレート
化合物を介してのパーオキサイド系共架橋を可能とさせ
るために、フッ素ゴムとしては分子中に反応性臭素基お
よび/またはヨウ素基を有し、これらの反応性ハロゲン
基が反応活性点として存在するフッ素ゴムが用いられる
かかるフッ素ゴムは、炭素数2〜8の含フツ素オレフィ
ン、例えばフン化ビニリデン、テトラフルオロエチレン
、ヘキサフルオロプロペンなどを単独重合または共重合
、好ましくはフッ化ビニリデンを少くとも一種の他の含
フツ素オレフィンと共重合させるに際し、各種の含ハロ
ゲン有機化合物の共存下で重合反応させることにより得
られる。
この含ハロゲン有機化合物としては、例えば次のような
ものが用いられる。
・RfIx (特開昭53−125,491号公報)R
f:フルオロ炭化水素基、クロロフルオロ炭化水素基 ・RI、〜2(同60−221,409号公報)R:炭
素数1〜3の炭化水素基 ・RBrx (同59−20,310号公報)R:飽和
脂肪族炭化水素基 ・臭素化オレフィン(特公昭54−1585号公報)プ
ロモトリフルオロエチレン、4−ブロモ−3,3,4,
4−テトラフルオロブテン−1など ・ROCX=CYZ (特開昭60−495,113号
公報)X、 Y、 Z:この内の1個または2個は臭素
およびヨウ素から選ばれ、残りは水素、フ ッ素または塩素である R:@状または環状のアルキル基またはアルケニル基あ
るいはアリール基で ある ・臭素原子または臭化アルキル基、あるいはヨウ素原子
またはヨウ化アルキル基によってポリ置換された2臭素
あるいはヨウ素のいずれかを含有する芳香族化合物また
はパーフルオロ芳香族化合物(同62−232,407
号公報)・ヨウ素および/または臭素含有有機過酸化物
化合物(同63−23,907号公報)・RBr、、、
■。(西独特許出願公開明細書37108108l:フ
ルオロ炭化水素基、クロロフルオロ炭化水素基、クロロ
炭化水素基、 炭化水素基 n、m:1または2 これらの反応性ハロゲン基含有フッ素ゴムの一部は市販
されており、例えばデュポン社製品VTR5927、ダ
イキン製品G−901、G−902などをそのまま用い
ることもできる。
また、水素添加NBRとしては、水素化率約80%以上
のものが用いられ、水素化率100%のもの迄水素化率
を高める程耐熱性は高くなるが、一般には要求される耐
熱性の程度、コストなどの点から、100%より多少水
素化率の低いものが用いられる。
反応性ハロゲン基含有フッ素ゴムと水素添加NBRとは
、一般に前者が約10〜60重量%、好ましくは約20
〜40重量Z、また後者が約90〜40重量〆、好まし
くは約80〜60重量%の割合でブレンドして用いられ
る。前者がこれ以上の割合で用いられると、耐摩耗性が
悪くなり、しがも作動油などによりゴム成形品表面にク
ラックを生ずるようになる6−方、後者がこれ以上の割
合で用いられると、耐熱性を低下させる。
これら両者のブレンドゴムは、イソシアヌレート化合物
またはシアヌレート化合物の存在下に。
有機過酸化物によって共架橋される。イソシアヌレート
化合物としては、例えばトリアリルイソシアヌレート、
トリビニルイソシアヌレート、ジアリルモノビニルイソ
シアヌレートなどが、またシアヌレート化合物としては
、例えばトリアリルシアヌレート、トリビニルシアヌレ
ート、ジアリルモノビニルシアヌレートなどが、一般に
ブレンドゴム100重量部当り約0.5〜20重量部、
好ましくは約1〜10重量部の割合で用いられる。
また、有機過酸化物としては、ジ第3ブチルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、ジ第3ブチルクミルパ
ーオキサイド、1.1−ジ(第3ブチルパーオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2.5−ジメ
チル−2,5−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3ブチルパーオキシ
)ヘキシン−3,1,3−ジ(第3ブチル−パーオキシ
ジイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、第3ブチルパ
ーオキシベンゾエート、第3ブチルパーオキシイソプロ
ビルカーボネート、n−ブチル−4,4−ジ(第3ブチ
ルパーオキシ)バレレートなどが、一般にブレンドゴム
100重量部当り約0.1〜10重量部、好ましくは約
0.5〜5重量部の割合で用いられる。
イソシアヌレート化合物またはシアヌレート化合物ある
いは有機過酸化物の使用割合がこれより少ないと、架橋
密度が低くなって加硫成形ができないようになり、ある
いは加硫成形ができても実用強度以下のゴム強度を有す
る加硫成形品しが得られず、一方これより多い割合で用
いられると、加硫戻りや発泡などの成形上の不具合を生
ずるようになる。
以上の必須成分以外に、必要に応じてカーボンブラック
、微細シリカなどの補強剤、タルク、クレー、グラファ
イト、けい酸カルシウムなどの充填剤、ステアリン酸、
パルミチン酸、パラフィンワックスなどの加工助剤、酸
化亜鉛などの受酸剤、老化防止剤、可塑剤など、ゴム工
業で一般的に使用されている配合剤を適宜添加して用い
ることができる。
ゴム組成物の調製は、インターミックス、ニダー、バン
バリーミキサ−などの混線機あるいはオーブンロールな
どを用いて混線することにより行われ、それの加硫は、
射出成形機、圧縮成形機、加硫プレスなどを用い、一般
に約150〜200 ’Cで約5〜60分間加熱するこ
とにより行われ、必要に応じて約120〜180℃で約
2〜24時間の二次加硫が行われる。
〔発明の効果〕
反応性ハロゲン基含有フッ素ゴムと水素添加NBRとは
、ブレンドした場合相溶性に問題はなく。
ミクロな界面剥離を発生させることなく混合が可能であ
る。
かかるブレンドゴムを、イソシアヌレート化合物または
シアヌレート化合物の存在下で有機過酸化物で共架橋さ
せることにより、それぞれ単独のゴムでは得られなかっ
た性質、つまり耐熱性、耐摩耗性、耐油性をバランスよ
く備えた加硫物を与え得るゴム組成物が提供される。
従って、本発明のゴム組成物は、オイルシール、パツキ
ン、0リング、Dリング、ダイアフラムなどのシール用
ゴム材料あるいはホース、ベルト、ゴムロールなどの工
業用ゴム材料などの成形材料として好適に使用すること
ができる。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1〜3、比較例1〜3 下記表1に示される配合割合(重量部)の配合剤を3Q
ニーダで混練した後、熱プレスで170℃、15分間の
加熱プレス成形を行ない、次に加熱オーブンで150℃
、12時間のオーブン加硫を行って、15゜X 150
 X 2ma+の加硫ゴムシートを成形した。
表1 水添NBR(日本ゼオン製品Zetpol 1020)
フッ素ゴム(デュポン社製品VTR5927)酸イト4
餡1 酸413区( SRFカーボンブラック ステアリン酸 ジフェニルアミン トリアリルイソシアヌレート トリアリルシアヌレート 以上の各実施例および比較例で得られた加硫ゴムシート
について、 JIS K−6301に準拠して、空気加
熱老化試験および耐油性試験を行ない、硬さ、引張強さ
、伸びおよびそれらの変化率ならびに体積変化率(耐油
性試験のみ)をそれぞれ測定した。
また、JIS K−7204に準拠したテーパー摩耗試
験(H−18,荷重IKgf、1000回)を行ない、
その摩耗量を測定した。得られた結果は、次の表2に示
される。
なお、比較例1で得られた加硫ゴムシートは、引張強さ
が30Kgf/ffl L、かなく、加硫ゴムとしての
実用機能を有していない。
(以下余白) 比較例4 150 X 150 X 2+mm (7)金型内に、
それぞれ20X120X4Imの寸法を有する上記比較
例2の水添NBRゴム混練物と比較例3のフッ素ゴム混
棟物とを縦方向(20m方向)10mの間隔で置き、1
70℃、15分間および150℃、12時間の加硫条件
下で加熱し、水添N0R−フッ素ゴム積層物を加硫成形
した。
この積層ゴムシートについて、硬さを除いて上記と同様
の測定を行ない、その結果を表2に併記した。なお、引
張強さおよび伸びの測定は、接合面と直角方向の値が測
定された。
表2 のは耐熱性、耐油性に劣っており、また比較例3のもの
は、耐油性試験後の加硫ゴムシート表面にクラックの発
生が認められた。更に、比較例4のものは、空気加熱老
化試験および耐油性試験後フッ素ゴム層の部分で破壊が
起り、耐油性試験後は、水添NBRゴム層の部分で膨潤
しており、フッ素ゴム層部分にはクラックが発生してい
た。また、摩耗試験後の表面状態をみると、フッ素ゴム
層の部分での摩耗が大きかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、分子中に反応性臭素基および/またはヨウ素基を有
    するフッ素ゴムと水素添加NBRとのブレンドゴムに、
    有機過酸化物およびイソシアヌレート化合物またはシア
    ヌレート化合物を配合してなるゴム組成物。
JP24981188A 1988-10-05 1988-10-05 ゴム組成物 Pending JPH0299533A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131700A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Eagle Ind Co Ltd 水素化ニトリルゴム組成物
JP2011052035A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Nippon Zeon Co Ltd 架橋性ニトリルゴム組成物およびその架橋物
CN110483864A (zh) * 2019-08-21 2019-11-22 宁国市格斯特密封件有限公司 一种耐高温耐油型橡胶密封件及其制备方法

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