JPH069309Y2 - ロータリエンコーダの保持金具 - Google Patents

ロータリエンコーダの保持金具

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JPH069309Y2
JPH069309Y2 JP1315789U JP1315789U JPH069309Y2 JP H069309 Y2 JPH069309 Y2 JP H069309Y2 JP 1315789 U JP1315789 U JP 1315789U JP 1315789 U JP1315789 U JP 1315789U JP H069309 Y2 JPH069309 Y2 JP H069309Y2
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JP
Japan
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rotary encoder
outer cylinder
concave
displacement
holding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1315789U
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JPH02105116U (ja
Inventor
謙一 大塚
佳伸 則武
一雄 小野田
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Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
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Publication date
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えばモータの回転軸にビルドインタイプの
ロータリエンコーダの中空軸を嵌合し、回転軸の回動角
あるいは回動角速度を検出するに際し、ロータリエンコ
ーダ外筒部の連れ回りを防止するために、その外筒部を
静止体、例えばモータ外筒部に保持させる保持金具に関
する。
従来技術 第3図は、モータ10の回転軸11にビルドインタイプ
のロータリエンコーダ20の中空軸21を嵌合し、回転
軸11の回動角、回動角速度を検出するようにした系に
おける取付状態の保持金具を示したものである。この保
持金具は、平らな薄板ばね32の両端に取付孔を穿設し
たものであり、その一端はビス34によりロータリエン
コーダ20の外筒部22の側部に固着されると共に、他
端はモータ10の外筒部12の側部に基部の固着された
支柱上にビス33により固着されている。以上のものに
おいて、回転軸11が回転すると、それと一体的に中空
軸21が回転し、その回転に伴なって外筒部22には両
者間に介在されたベアリングの摩擦力などによる連れ回
り力が働くが、外筒部22はモータ10の外筒部に薄板
ばね32,支柱31を介して一体的に固着されるので、
常時静止状態に保持されることになる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来技術においては、回転軸11がスラ
スト方向、ラジアル方向のいずれか一方、または両方向
に変位すると、その変位が薄板ばね32を介してロータ
リエンコーダ20に伝わり、それに無理な力を作用さ
せ、ベアリング等を損傷させることがあった。
尚、これを解決するために本出願人は、先にばねの形状
をS字状にし、その変位よりスラスト、ラジアル変位を
吸収するものを提案した。これにおいては上記のものと
比べ格段の変位吸収効果が認められているが、これにお
いても限られたスペースに組込まれるばねでは完全に変
位を吸収することは困難であった。
課題を解決するための手段 本考案は、上記問題点を除くために、回転方向に対して
は回り止めの機能を有するが、スラスト、ラジアル方向
の変位は、自由なロータリエンコーダの保持金具を提供
するものである。すなわち本考案はロータリエンコーダ
の外筒部を静止体に保持する保持金具であり、上記外筒
部と静止体のいずれか一方にロータリエンコーダの軸方
向に沿って凹または凸状部を形成し、他方に上記凹また
は凸状部を係合する凸または凹状部を先端に有する棒状
材を係合方向にばねで押出すプランジャ部を設けてなる
ものである。
作用 これにより、回転軸がスラスト、ラジアル方向の一方ま
たは双方に変位すると、そのスラスト変位は1側の凹ま
たは凸状部と他側のプランジャ部の棒状材との相対移動
として吸収され、ラジアル変位はプランジャ部の変位に
よりそれぞれ独立に吸収され、ロータリエンコーダには
無理な力が加わらない。
実施例 第1図およびそのA−A方向側面を示す第2図におい
て、前記第3図と同番号を付したモータ10、その回転
軸11、回転軸11に中空軸21が嵌合されたロータリ
エンコーダ20は第3図と同様のものである。この回動
角の検出系において、モータ10の外筒部12の上部端
面とロータリエンコーダ20の外筒部22の上部周面間
に介在されているのが保持金具であり、ロータリエンコ
ーダ10の外筒部22の周面の一部に固着された溝部材
40と、モータ10の外筒部12の端面に基部が固着さ
れたプランジャ部50とからなる。上記溝部材40に
は、ロータリエンコーダ20の軸方向と平行にV字溝が
形成され、そのV字溝内にはプランジャ部50の枠体5
2に支承され、ばね53によりロータリエンコーダ20
のラジアル方向に常時押力を受ける棒状材51の先端V
突部が当接されている。
以上のものにおいて、回転軸11がスラスト方向あるい
はラジアル方向またはその双方に変位すると、そのスラ
スト変位分だけ棒状材51に対して溝部材40が移動
し、またラジアル変位に対しては、ばね53がその変位
分ラジアル方向に伸縮し、常時溝部材40のV突部の当
接状態を保つ。したがって、変位に対してロータリエン
コーダ20には無理な力は作用せず、かつV溝とV突部
の当接により回転方向への連れ回りの防止がなされる。
尚、上記実施例においては、ロータリエンコーダ20に
溝部材を、被検出体であるモータにプラジャ部を設けた
場合を例示したが、これを相互に入れ換えても同様であ
る。また、溝部材には溝の代りに凸部を棒状材にはそれ
と係合する凹部を設けても同様であり、凹、凸状部には
V字形に限らず適宜のものでよい。
考案の効果 以上のとおりであり、本考案はスラスト、ラジアル方向
変位を各別に独立して吸収しながら回転方向への移動を
止めるようにしたものであり、ロータリエンコーダへの
無理な力の作用を避けることができ、ベアリング等の損
傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用状態を示す一部断面を有する正面
図、第2図はその一部断面を有する側面図、第3図は公
知のものの使用状態を示す正面図である。 40:溝部材 50:プラジャ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータリエンコーダの外筒部を静止体に保
    持する保持金具であり、上記外筒部と静止体のいずれか
    一方にロータリエンコーダの軸方向に沿って凹または凸
    状部を形成し、他方に上記凹または凸状部を係合する凸
    または凹状部を先端に有する棒状材を係合方向にばねで
    押出すプランジャ部を設けてなるところのロータリエン
    コーダの保持金具。
JP1315789U 1989-02-07 1989-02-07 ロータリエンコーダの保持金具 Expired - Lifetime JPH069309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1315789U JPH069309Y2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07 ロータリエンコーダの保持金具

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JP1315789U JPH069309Y2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07 ロータリエンコーダの保持金具

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Publication Number Publication Date
JPH02105116U JPH02105116U (ja) 1990-08-21
JPH069309Y2 true JPH069309Y2 (ja) 1994-03-09

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JP1315789U Expired - Lifetime JPH069309Y2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07 ロータリエンコーダの保持金具

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JP5424491B2 (ja) * 2010-05-14 2014-02-26 株式会社小野測器 試験用のクランク角センサの固定装置

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JPH02105116U (ja) 1990-08-21

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