JPH0692664A - ガラス棒の切断方法および装置 - Google Patents

ガラス棒の切断方法および装置

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JPH0692664A
JPH0692664A JP23917392A JP23917392A JPH0692664A JP H0692664 A JPH0692664 A JP H0692664A JP 23917392 A JP23917392 A JP 23917392A JP 23917392 A JP23917392 A JP 23917392A JP H0692664 A JPH0692664 A JP H0692664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass rod
cutting
holder
guide hole
rod
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23917392A
Other languages
English (en)
Inventor
Eihiko Tsukamoto
頴彦 塚本
Junichi Iifushi
順一 飯伏
Riyuuzou Kamashita
龍三 釜下
Akihiko Fujiwara
彰彦 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP23917392A priority Critical patent/JPH0692664A/ja
Publication of JPH0692664A publication Critical patent/JPH0692664A/ja
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  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス棒を切断したときに切断面に不良を残
すことなく、切断及び切断面のラッピングを一度に行い
良好な切断を行う。 【構成】 円柱状のガラス棒1をホルダー11のガイド
穴13にそう入し、ガラス棒1の両端面から圧縮力Pを
付加する。この状態でホルダー11のガイドみぞ14に
回転切断刃10をそう入し、ガラス棒1を完全に突切る
までそう入して切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス棒の切断、とく
に、光ファイバーケーブル端子接続用のガラス棒を切断
する切断方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8(a)に示す長尺Lの円柱状のガラ
ス棒1から図8(b)に示す短尺l1のガラス棒2に切
断する場合、従来の代表例は図9に示す方式で切断して
いる。これはガラス棒1を回転チャック3で保持すると
ともに、ガラス棒1を回転させ、回転切断刃4にて切断
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来方法によ
り切断すると、ガラス棒2の切断面は図10に示す様な
形態となる。図10(a)の例はガラス棒中心部5が欠
けて残る場合、図10(b)は切断直後にガラス棒2が
折れて山形6となる例、図10(c)は切断中に折れて
大きな段差7が生じる例である。ここで正常に切断され
ても図10(a)に示す様に中心部5にはわずかながら
山形が残る。
【0004】このような切断面の不良が生じる理由は次
のとおりである。即ちガラス棒1をフリーに近い状態で
回転させ、これに回転切断刃4を当てると、その時の衝
撃で、ガラス棒1が折れやすいからである。また切断完
了直前にはガラス棒の自重で必ず折れる現象はさけられ
ないからである。
【0005】このように従来では切断面不良が生じるの
で切断後のガラス棒の端面を別工程でラッピングし、欠
けや段差を削る作業が必須となっている。このため作業
工程が多くなっていた。
【0006】また、図10(a)の様に、比較的正常に
切断されるのはまれで、ほとんどが図10(b),
(c)に示す大きな段差7や山形6となるため、ラッピ
ングに多大な時間を要する欠点があった。
【0007】本発明は、上記従来法の欠点を解消し、精
度よく切断でき、しかも一工程でラッピングが短時間で
行なえるガラス棒の切断方法および装置を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明では、ガラス棒をホルダーのガイド穴にそう入
し、ガラス棒は回転させない状態で切断する。また回転
切断刃もそう入ガイドを設け、しかもこのそう入ガイド
はガラス棒切断後も回転切断刃は送りこめる形状として
おく。さらにガラス棒には両端面から中央部に向う圧縮
力を付加しておく。
【0009】
【作用】これらの考慮により、ガラス棒はガイド穴の中
で、拘束された状態となり、切断開始時に回転切断刃が
接しても衝撃で折れる事はなくなる。さらに、切断完了
直前でも自重が作用しないので欠損は微小となる。ま
た、切断後も回転切断刃が前進し、切断面をラッピング
する状態で研削してゆくので、切断完了直前に発生した
微小欠損部も、きれい仕上げられる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0011】まずはじめに本発明の切断方法を切断装置
の基本構成とともに説明する。図1において1は切断す
る長尺のガラス棒を示す。このガラス棒1を、ホルダー
11のガイド穴13にそう入する。切断する長さl1
なる様、プッシャーバー12で位置決めする。ここでガ
ラス棒1に圧縮力pを両端面から中央部に向けて作用さ
せておく。このホルダー11の切断部には、回転する切
断刃10がそう入されるガイドみぞ14を図示の様に設
けてある。この状態でガイドみぞ14に回転切断刃10
をそう入し切断してゆく。
【0012】図2に切断工程のモデル図を示す。図2
(a)は切断開始直前、図2(b)は切断完了直前を示
す。ここで7で示す様に微小欠損が発生する。この状態
で切断は完了し、ガラス棒1から切断したガラス棒2は
分離する。但し、圧縮力pが作用しているので図2
(c)の様にガラス棒1、2の端面は回転切断刃10に
押しつけられているので、微小凹凸および欠損部は回転
切断刃10に圧接・研削されてラッピングされ、きれい
な面に仕上げる事ができる。
【0013】特に図3に示す様に、図3(a)の様に多
少大き目の欠損部7が発生しても、回転刃10をさらに
前進させた状態で、圧縮力pでガラス棒2を刃10に押
しつけるので、図3(b)に示す様に容易に研削してラ
ッピングできる。これは圧縮力pが全て欠損部7に作用
するためみかけ上の圧縮力が増加したのと同様な効果と
なるためである。
【0014】今回使用する回転切断刃を図4に示す。図
4(a)は側面図、図4(b)は正面図を示す。回転切
断刃10では基板8に回転軸9を設け、切断部にはCB
Nやダイヤモンド粒子を焼結した刃15となっている。
この刃15の幅は切断するガラス棒の直径より大きくな
っており、この面でガラス端面のラッピングが行なえる
様になっている。
【0015】次に本発明の実施例に係る切断装置の具体
例を、側面図である図5及び平面図である図6を基に説
明する。両図において、30,31はガラス棒長尺側の
チャックおよび繰出し加圧装置、12,12a,12
b,12cは切断側ガラス棒の位置決めおよび圧縮力付
加ガイドバー(プッシャーバー),22はガイドバー1
2〜12cの保持板であり円板形であり、23はシリン
ダロッド,24はシリンダ,25はエアーもしくは液体
の出入口,26はシリンダ24の支持板,27は回転用
モータ,41はホルダー11の架台,42はモータ27
の架台,40はベースを示す。
【0016】図6には図5に図示しなかった切断ガラス
棒2の搬送装置を附図してある。即ちベース43にシリ
ンダ53を設けロッド52の伸縮でパレット51を伸縮
させ、ホルダー11の左側から排出されるガラス棒2を
受け取り、コンベア50に移して次工程へ搬送するシス
テムである。
【0017】この様に長尺のガラス棒1をチャック、加
圧装置30,31でホルダ11のガイド穴13にそう入
し、位置決めガイドバー12で切断ガラス棒を位置決め
するとともに、シリンダ24にてガイドバー12を介
し、ガラス棒に圧縮力を付加する。この状態で回転して
いる切断刃10をガイドみぞ14にそう入してゆき、ガ
ラス棒1を切断する。
【0018】切断完了後の工程を図7に示す。この図7
に示すように、切断後は回転切断刃10を初期状態に復
帰させる。その後、シリンダ24にてロッド23,ガイ
ドバー12を後退させ、ガイドバー12をホルダ11か
ら引き抜く。その後、モータ27にてガイドバー保持板
22を15〜30°回転させ、ガイドバー12が、パレ
ット51に接触しない様にずらす。その後、パレット5
1を前進させ、受け部がホルダー11のガイド穴13に
接する位置で待機させる。
【0019】この状態で右端の加圧装置30,31を前
進させ、ガラス棒1を前進させる。これにより切断され
たガラス棒2はホルダー11から押し出され、パレット
51に乗り移る。ここで、パレット51が後退し、図6
で示したコンベア50に送られる。
【0020】次のガラス棒を切断するには、右側の加圧
装置30,31でガラス棒1を後退させたのち、ガイド
バー保持板22をモータ27でシリンダ24,ロッド2
3を介して回転させ、所定の寸法となるガイドバー12
〜12cを選定したのちホルダー11のガイド穴13に
そう入しセットする。ここでロッド23の伸縮量を制御
することによっても切断寸法の調整は可能であるが、制
御系が複雑となる。いずれにしろどちらの方式でも効果
は同様である。
【0021】ガイドバー12をセットしたのち、加圧装
置30,31を再び前進させ、ガラス棒1に圧縮力を付
加し、切断準備完了となる。以下この繰返しとなる。こ
の様な構成とすることにより自動化が容易に行なえる。
【0022】以上説明した様に本発明の切断方法及び装
置によると、ほぼ欠損のない切断ができるとともに、微
小凹凸や欠損は同一工程でラッピング仕上げされるの
で、従来法に対し、多大なコスト低減および作業の安定
化が行なえる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を奏す
る。 (1)ガラス棒の切断が容易となり欠損が少なくなると
ともに、ラッピングが同時に行なえるので大幅な工程短
縮が可能となる。 (2)装置化が可能で、自動化が容易に行なえる。 (3)業務能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断方法を説明する説明図。
【図2】切断工程を示す説明図。
【図3】切断工程を示す説明図。
【図4】本発明で使用する回転切断刃を示す構成図。
【図5】本発明の切断装置を示す側面図。
【図6】本発明の切断装置を示す平面図。
【図7】本発明の切断装置を示す側面図。
【図8】ガラス棒を示す説明図。
【図9】従来の切断方法を示す説明図。
【図10】従来の切断法による切断面の代表例を示す説
明図。
【符号の説明】
1,2 ガラス棒 10 回転切断刃 11 ホルダー 12 プッシャーバー 13 ガイド穴 14 ガイドみぞ 23 シリンダロッド 24 シリンダ 30 チャック 31 繰り出し加圧装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 彰彦 京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三菱 重工業株式会社京都精機製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状のガラス棒をホルダーのガイド穴
    にそう入し、ガイド穴内のガラス棒を回転させることな
    くガラス棒の軸方向両端から中央部に向いガラス棒に圧
    縮力を付加した状態で、前記ガイド穴の軸方向に交差す
    る方向に伸びるよう前記ホルダーに形成されたガイドみ
    ぞに回転切断刃をそう入し、この回転切断刃がガラス棒
    を完全に突切る状態までそう入して切断することを特徴
    とするガラス棒の切断方法。
  2. 【請求項2】 円柱状のガラス棒をそう入するためガイ
    ド穴と、このガイド穴の軸方向に交差してガイド穴を突
    切るまで伸びたガイドみぞとが形成されたホルダーと、 ホルダーのガイド穴にそう入されたガラス棒に軸方向両
    端から中央部に向い圧縮力を付加する圧縮力付加機構
    と、 ホルダーのガイド溝にそう入されてガラス棒を切断する
    回転切断刃と、 を有することを特徴とするガラス棒の切断装置。
JP23917392A 1992-09-08 1992-09-08 ガラス棒の切断方法および装置 Withdrawn JPH0692664A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23917392A JPH0692664A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 ガラス棒の切断方法および装置

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JP23917392A JPH0692664A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 ガラス棒の切断方法および装置

Publications (1)

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JPH0692664A true JPH0692664A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17040814

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JP23917392A Withdrawn JPH0692664A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 ガラス棒の切断方法および装置

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JP (1) JPH0692664A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253958A (ja) * 1996-03-12 1996-10-01 Esco Corp 掘削歯の取換ポイント
JP2011051829A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバ母材の製造方法

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Effective date: 19991130