JPH0692503A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

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Publication number
JPH0692503A
JPH0692503A JP24242192A JP24242192A JPH0692503A JP H0692503 A JPH0692503 A JP H0692503A JP 24242192 A JP24242192 A JP 24242192A JP 24242192 A JP24242192 A JP 24242192A JP H0692503 A JPH0692503 A JP H0692503A
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JP
Japan
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conveyor belt
original
roller
coating roller
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Pending
Application number
JP24242192A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihira Ezu
晃均 得津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24242192A priority Critical patent/JPH0692503A/ja
Publication of JPH0692503A publication Critical patent/JPH0692503A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 滑性剤を定期的且つ自動的に原稿台に塗布す
る事により、原稿と原稿台ろの摩擦による静電気の発生
を防止し、搬送不良による紙詰まりを防止し信頼性を向
上すると共に、手動による滑性剤の塗布操作を不要と
し、メンテナンス操作の軽減を図る。 【構成】 原稿台30に摺接される搬送ベルト62上方
に、シリコンオイルを含浸するシリコンオイル塗布ロ−
ラ64をその自重により載置する。これにより搬送ベル
ト62の回転に従動するシリコンオイル塗布ロ−ラ64
より搬送ベルト62外周にシリコンオイルを塗布し、更
に搬送ベルト62より原稿台30にシリコンオイルを自
動的に塗布し、原稿搬送時の摩擦による静電気の発生を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンドレスの搬送ベルト
を用い画像形成装置の原稿台に自動的に原稿を供給する
自動原稿送り装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】エンドレスの搬送ベルトにより複写機等
のガラス板からなる原稿台の画像読取り位置に自動的に
原稿を載置し、画像読取り終了後に原稿台より自動的に
原稿を取り出す自動原稿送り装置にあっては、原稿とガ
ラス板との間の摩擦力に比し、原稿と搬送ベルトの間の
摩擦力の方が大きくなるように設定し原稿と搬送ベルト
の間の摩擦力により原稿を搬送するものであるが、原稿
を搬送する間に、原稿とガラス板との摩擦により生じる
静電気により原稿がガラス板に吸着され、しばしば搬送
不良を生じていた。そこで従来、搬送不良の原因となる
摩擦による静電気を防止するため、サ−ビスマンあるい
はオペレ−タが、定期的にあるいは原稿の搬送不良を生
じる度にフェルトやスポンジ等にシリコンオイルを含浸
させ、手動によりガラス板表面にシリコンオイルを塗布
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来自動原稿送り装置
は、原稿とガラス板との摩擦による静電気の発生を防止
するため、オペレ−タ等が手動によりガラス板表面にシ
リコンオイルを塗布していた。
【0004】しかしながら原稿搬送時、ガラス板に摺接
する原稿により、ガラス板表面のシリコンオイルが剥ぎ
取られてしまうことから、手動によりシリコンオイルを
塗布しても、暫くすると原稿は再度搬送不良による紙詰
まりあるいは原稿の位置ずれを生じるようになり、これ
を確実に防止するためには頻繁にシリコンオイルを塗布
しなければならず、そのメンテナス頻度が高く、操作性
が低下されるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、シリコンオイルを、原稿
の搬送に応じてガラス板に自動的に塗布する事により、
原稿の搬送不良による紙詰まりを防止し且つメンテナン
ス操作を軽減し、信頼性及び操作性の良い自動原稿送り
装置を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、原稿の画像読取りを行う原稿台に対向して
設けられ、原稿を支持する原稿支持手段と、この原稿支
持手段より前記原稿を取り出す取り出し手段と、前記原
稿台に摺接し前記取り出し手段により取出された前記原
稿を前記原稿台上にて搬送し、前記原稿台から送り出す
無端状の搬送ベルトと、前記原稿台との非摺接位置にて
前記搬送ベルトの外周に滑性剤を塗布する塗布手段と、
前記搬送ベルトにより前記原稿台から送り出された前記
原稿を排出する排出手段と、この排出手段により排出さ
れた前記原稿を集積する集積手段とを設けるものであ
る。
【0007】又本発明は上記課題を解決するために、原
稿の画像読取りを行う原稿台に対向して設けられ、原稿
を支持する原稿支持手段と、この原稿支持手段より前記
原稿を取り出す取り出し手段と、前記原稿台に摺接し前
記取り出し手段により取出された前記原稿を前記原稿台
上にて搬送し、前記原稿台から送り出す無端状の搬送ベ
ルトと、前記原稿台との非摺接位置にて前記搬送ベルト
の外周に転接し前記搬送ベルトに滑性剤を塗布する塗布
ロ−ラと、前記搬送ベルトにより前記原稿台から送り出
された前記原稿を排出する排出手段と、この排出手段に
より排出された前記原稿を集積する集積手段とを設ける
ものである。
【0008】更に本発明は上記課題を解決するために、
原稿画像読取りを行う原稿台に対向して設けられ、原稿
を支持する原稿支持手段と、この原稿支持手段より前記
原稿を取り出す取り出し手段と、前記原稿台に摺接し前
記取り出し手段により取出された前記原稿を前記原稿台
上にて搬送し、前記原稿台から送り出す無端状の搬送ベ
ルトと、前記原稿台との非摺接位置にて前記搬送ベルト
の外周に転接し前記搬送ベルトに滑性剤を塗布する塗布
ロ−ラと、この塗布ロ−ラに係合し前記塗布ロ−ラを前
記搬送ベルトに接触する位置及び前記搬送ベルトから離
間する位置の間で往復移動する移動手段と、前記搬送ベ
ルトにより前記原稿台から送り出された前記原稿を排出
する排出手段とこの排出手段により排出された前記原稿
を集積する集積手段とを設けるものである。
【0009】
【作用】本発明は上記の様に構成され、原稿台に摺接さ
れる無端状の搬送ベルトにシリコンオイルを塗布するこ
とにより、原稿搬送時、搬送ベルトを介し原稿台にシリ
コンオイルを自動的且つ定期的に塗布出来、手動でのシ
リコンオイルの塗布操作が不要となり、静電気による搬
送不良を確実に防止出来、信頼性及び操作性向上を図れ
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1乃至図5を
参照して説明する。
【0011】図1は、画像形成手段2、自動両面装置
4、大容量カセット装置5等を有する画像形成装置1及
び、この画像形成装置1上面のガラス板からなる原稿台
30に原稿を自動的に供給する自動原稿送り装置6並び
に、第1乃至第3の給紙カセット装置7a〜7cを挿脱
自在に支持する給紙ユニット7からなる画像形成システ
ム8を示している。
【0012】そして画像形成装置1内のほぼ中央部には
ドラム状の感光体10が設けられ、この感光体10の周
囲には、その回転方向に沿って順次、帯電装置11、露
光装置12の露光部12a、現像装置13、転写剥離チ
ャ−ジャ14、クリ−ニング装置16、除電装置17が
設けられ画像形成手段2を構成している。
【0013】又画像形成装置1の右側には、上方に手差
しトレイ18aを有し用紙Pを収納するサイドカセット
18及び大容量カセット装置5が取着され、給紙ユニッ
ト7には任意のサイズの用紙Pを収納する第1乃至第3
の給紙カセット装置7a〜7cが取着されている。更に
画像形成装置1の感光体10下方には自動両面装置4の
用紙集積部4aが設けられている。
【0014】そして用紙Pを供給する各給紙カセット装
置等から、感光体10上の転写剥離チャ−ジャ14と対
向する転写位置10aに至る間には、夫々第1乃至第6
の搬送経路33a〜33fが形成されている。各搬送経
路33a〜33f上には、搬送手段であり、サイドカセ
ット装置18、大容量カセット装置5、第1乃至第3の
給紙カセット装置7a〜7c、用紙集積部4aから夫々
用紙Pを取り出す第1乃至第6のピックアップロ−ラ3
4a〜34f、及び取り出された用紙Pを分離搬送する
第1乃至第6の分離搬送ロ−ラ36a〜36f並びに第
1乃至第3の搬送伝達ロ−ラ37a〜37cが設けられ
ている。
【0015】更に画像形成装置1内には、第1乃至第6
の分離搬送ロ−ラ36a〜36fのいずれかにより搬送
された用紙Pを、感光体10を経て画像形成装置1の左
側に設けられる排紙トレイ9に導くメイン搬送路22が
形成されている。
【0016】このメイン搬送路22の、感光体10より
上流側にはレジストローラ24が配置され、下流側には
エンドレスの搬送ベルト41、一対の定着ロ−ラ27、
搬送ロ−ラ19、排紙ロ−ラ28、更には排紙ロ−ラ2
8側あるいは自動両面装置4側のいずれかに用紙Pを導
くゲ−ト29が配置されている。
【0017】次に画像形成装置1上に設けられる自動原
稿送り装置6について述べる。この自動原稿送り装置6
は、原稿台30に対して開閉可能に設けられ、原稿支持
手段であり、読み取り前の原稿Dを載置する原稿トレイ
60及び、原稿Dを原稿トレイ60より取り出す取り出
し手段を構成するピックアップロ−ラ61a、さばきロ
−ラ61b、アライニングロ−ラ61cを有している。
【0018】又62は、ベルト駆動ロ−ラ63間に掛け
渡され、原稿台30に摺接される無端状の搬送ベルトで
あり、原稿Dと原稿台30との間の摩擦力に比し、原稿
Dと搬送ベルト62との間の摩擦力が大きくなるよう、
ゴム板からなっている。
【0019】そして搬送ベルト62を挾んで、原稿台3
0と対向する搬送ベルト62上方には、粘度約2000
0[cs]の滑性剤であるシリコンオイルが含浸される
塗布手段であるシリコンオイル塗布ロ−ラ64が自重に
より載置されている。即ち、シャフト66周囲に溝形成
用フェルト67を螺旋状に巻き付け更に上層用フェルト
68で表面を被覆し、螺旋のスリット状のオイル制御部
70にシリコンオイルを含浸させたシリコンオイル塗布
ロ−ラ64は、そのシャフト66をカバ−71に取着さ
れるブラケット72の長穴73に挿通し、その両端をe
リング74でとめた状態で、上下動可能に搬送ベルト6
2上に載置されている。
【0020】更に搬送ベルト62右側には、排出手段で
ある反転ロ−ラ76及び排紙ロ−ラ77が設けられ、搬
送ベルト62により原稿台30から送り出された原稿D
を集積手段である排紙部78側に排出するものである。
尚31は原稿D後端の当接により原稿Dを原稿台30上
の原稿読み取り位置にセットするためのストッパであ
る。
【0021】そしてアライニングロ−ラ61c手前には
原稿Dの通過を検知すると共に原稿枚数をカウントする
レジストセンサ80が設けられている。
【0022】尚81は原稿Dを搬送ベルト62あるいは
排紙ロ−ラ77のいずれに搬送するかを切り換えるフラ
ッパ、82は搬送ベルト62を原稿台30に摺接させる
ための押えローラである。
【0023】次に作用について説明する。コピ−開始
時、図示しない操作パネル上より用紙サイズ、コピ−部
数、コピ−倍率等の必要な画像形成条件を入力し、自動
原稿送り装置6の原稿トレイ60に原稿Dをセットし、
コピ−キ−(図示せず)をオンしコピ−を開始する。
【0024】これにより、画像形成手段2、自動原稿送
り装置6、給紙ユニット7等が駆動され、自動原稿送り
装置6にあっては、ピックアップロ−ラ61a、により
取り出された最上位の原稿Dが、さばきロ−ラ61b、
アライニングロ−ラ61cを経て搬送ベルト62に送ら
れる。次いで原稿Dは、矢印x方向に回転される搬送ベ
ルト62により原稿台30上に搬送され、レジストセン
サ80通過後所定時間経過し、原稿ストッパ31を所定
量通過した位置で、逆転される搬送ベルト62により後
退され、その後端が原稿ストッパ31に当接され、原稿
読み取り位置に停止され、これと共に搬送ベルト62も
一旦停止される。
【0025】一方、画像形成装置1にあっては、画像形
成動作が開始され感光体10がその回転に従い画像形成
手段2により順次、帯電、露光、現像の各工程を実施さ
れ、その表面にトナ−像を形成され、転写剥離チャ−ジ
ャ14に達する。
【0026】又これと同期して、設定された用紙サイズ
に応じて、第1乃至第3の給紙カセット装置7a〜7
c、サイドカセット18、手差しトレイ18aあるいは
大容量カセット装置5のいずれかから供給された用紙P
は、感光体10上のトナ−像と先端が揃うタイミングで
感光体10と転写剥離チャ−ジャ14との間の転写位置
10aに送られ、感光体10上のトナ−像を転写され
る。この後トナ−像を転写された用紙は、感光体10か
ら剥離され、搬送ベルト26により搬送され、定着ロ−
ラ27に送られて画像を定着され、排紙ロ−ラ28bに
より排紙トレイ9に排出される、尚、転写終了後感光体
10は、クリ−ニング装置16、除電装置17を経て次
のコピ−可能とされる。
【0027】この様な画像形成手段2による画像形成動
作中、露光装置12による露光操作が終了され、原稿読
み取りが終了すると、自動原稿送り装置6にあっては、
搬送ベルト62が再度矢印x方向に回転される。そして
原稿Dが、原稿台30より反転ロ−ラ76側に取り出さ
れ、裏面読み取りを行う場合は、フラッパ81により再
度搬送ベルト62側に戻される一方、読み取りを終了し
た場合は、排紙ロ−ラ77を経て排紙部78側に排出さ
れ、次の原稿送り可能とされる。
【0028】又、原稿D搬送のために、搬送ベルト62
が回転される間、搬送ベルト62上方に自重により載置
されるシリコンオイル塗布ロ−ラ64は搬送ベルト62
の回転に従い従動されている。これにより搬送ベルト6
2は、シリコンオイル塗布ロ−ラ64よりその外周にシ
リコンオイルを塗布される事となる。しかも搬送ベルト
62は、その回転中、常に原稿台30に摺接されている
事から、搬送ベルト62外周に塗布されたシリコンオイ
ルが更に原稿台30に付着され、原稿台30表面に、常
にシリコンオイルが自動的に塗布される事となる。
【0029】尚、搬送ベルト62への塗布によりシリコ
ンオイル塗布ロ−ラ64に含浸されたシリコンオイルが
消費され、除電効果がうすれた場合、シリコンオイル塗
布ロ−ラ64は、eリング74を外して、シャフト66
を長穴73から抜き取り、新たなシリコンオイル塗布ロ
−ラと交換する事となる。
【0030】この様に構成すれば、原稿D搬送のために
搬送ベルト62を回転するのみで、シリコンオイル塗布
ロ−ラ64により搬送ベルト62に自動的にシリコンオ
イルが塗布され、更に、搬送ベルト62により原稿台3
0に自動的にシリコンオイルが塗布される事となる。
【0031】従って、原稿台30表面には、手動でシリ
コンオイルを塗布しなくても、常にシリコンオイルが自
動的に補給され、原稿Dと原稿台30との間の摩擦が低
減される事から、静電気の発生が防止され、原稿Dは、
搬送ベルト62によりスム−スに搬送され、搬送不良に
よる紙詰まりを生じることがなく、信頼性が向上される
と共にメンテナス操作が軽減され、操作性が向上され
る。
【0032】次に本発明の第2の実施例を図6及び図7
を参照して説明する。
【0033】尚この第2の実施例は第1の実施例におけ
るシリコンオイル塗布ロ−ラを所定の間隔で搬送ベルト
に接離させる様にするものの、他は第1の実施例と同一
である事から、第1の実施例と同一部分については同一
符号を付しその説明を省略する。
【0034】本実施例にあっては、原稿台30と摺接さ
れる搬送ベルト62上方にて、自重により搬送ベルト6
2に載置されるシリコンオイル塗布ロ−ラ64が、所定
の間隔で上下動され、搬送ベルト62かに接離されるも
のである。
【0035】即ち、シリコンオイル塗布ロ−ラ64は、
そのシャフト66をカバ−71に取着されるブラケット
72の長穴73に挿通し、その両端をeリング74でと
めた状態で、上下動可能に搬送ベルト62上に載置され
る一方、シャフト66両端には、カバ−71両側に設け
られる移動手段であるソレノイド83のプランジャ84
により軸87を中心に回動されるレバ−86の自由端が
当接される様になっている。
【0036】又、ソレノイド83は、レジストセンサ8
0によりカウントされる原稿枚数に応じて、5枚毎にそ
のオン/オフを規則的に制御される様になっている。
【0037】次に作用について説明する。自動原稿送り
装置6駆動前にあっては、ソレノイド83はオフ状態と
されており、これによりレバ−86自由端は、図6に示
す様にシリコンロ−ラ64のシャフト66に当接し、シ
リコンオイル塗布ロ−ラ64をその自重に抗して上昇さ
せ、搬送ベルト62から離間させている。この様な状態
で自動原稿送り装置6の駆動が開始されると、搬送ベル
ト62が回転されると共に、,ソレノイド83がオンさ
れ、プランジャ84の矢印y方向の移動によりレバ−8
6が矢印z方向に回転される事から、シリコンオイル塗
布ロ−ラ64はフリ−となり、図7に示す様に自重によ
り搬送ベルト62上に載置される。
【0038】そしてシリコンオイル塗布ロ−ラ64は、
搬送ベルト62の回転に従動し、搬送ベルト62外周に
シリコンオイルを塗布し、この搬送ベルト62を介し原
稿台30にシリコンオイルを塗布する事となる。この様
にして搬送ベルト62にシリコンオイルを塗布しつつ原
稿Dを5[枚]搬送し、レジストセンサ80によりその
旨が検知されると、ソレノイド83は、再度オフ状態と
され、プランジャ84の矢印y方向と逆方向の移動によ
り、レバ−86は矢印z方向と逆方向に回転され、シリ
コンロ−ラ64は、再度図6に示す様に搬送ベルト62
から離間される。
【0039】次いで、更に原稿Dが5[枚]搬送され、
レジストセンサ80によりその旨が検知されると、ソレ
ノイド83がオンされ、シリコンオイル塗布ロ−ラ64
が搬送ベルト62上に載置され、シリコンオイル塗布ロ
−ラ64による搬送ベルト62へのシリコンオイルの塗
布が再開され、この後、原稿Dを5[枚]搬送する毎に
搬送ベルト62へのシリコンオイル塗布ロ−ラ64の載
置及び搬送ベルト62からのシリコンオイル塗布ロ−ラ
64の離間が繰り返される。
【0040】又、原稿トレイ60上の原稿Dを全て搬送
終了し、自動原稿送り装置6の駆動が停止されると、ソ
レノイド83はオフ状態とされ、シリコンオイル塗布ロ
−ラ64は、搬送ベルト62から離間した状態で静止さ
れる事となる。
【0041】この様に構成すれば、原稿D搬送のための
搬送ベルト62の回転に従い、原稿Dを5[枚]搬送す
る毎に、シリコンオイル塗布ロ−ラ64により搬送ベル
ト62に自動的にシリコンオイルを塗布する事により、
原稿台30に所定の間隔で自動的にシリコンオイルを塗
布する事が出来る。
【0042】従って、原稿台30表面には、オペレ−タ
等が、手動でシリコンオイルを塗布しなくても、シリコ
ンオイルが所定の間隔で常に塗布され、原稿Dと原稿台
30との間の摩擦が低減され、ひいては静電気の発生が
防止される。そして原稿Dは、搬送ベルト62によりス
ム−スに搬送される事となり、搬送不良による紙詰まり
を生じることがなく、信頼性が向上されると共にメンテ
ナス操作が軽減され、操作性が向上される。
【0043】しかも搬送ベルト62の非駆動時には、シ
リコンオイル塗布ロ−ラ64は搬送ベルト62から離間
されており、静止状態の搬送ベルト62の一箇所にのみ
シリコンオイルが余分に付着する事が無く、ひいては原
稿台30への塗布量が均一化され、余分なシリコンオイ
ルにより原稿台30が汚損され、コピ−画像に悪影響を
与える虞も無い。
【0044】又、搬送ベルト62駆動中においては、シ
リコンオイル塗布ロ−ラ64は、原稿Dを5[枚]搬送
する毎に搬送ベルト62との摺接及び離間を繰り返す事
により、搬送ベルト62を介しての原稿台30へのシリ
コンオイルの塗布を必要最少限とする事が可能であり、
シリコンオイル塗布ロ−ラ64の長寿命化を図れる。
【0045】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
は無く、その趣旨を変えない範囲での変更が可能であ
り、例えば、滑性剤はシリコンオイルに限定されない
し、その粘度も、摩擦を低減する効果があり、しかも、
原稿台上に固まって付着し、画質に悪影響を与えない範
囲であれば特に限定されない。
【0046】又塗布手段もロ−ラ状のものでは無く、カ
−トリッジ巻き取りタイプのテ−プ状とし、その一部露
出部を搬送ベルトに摺接し、シリコンオイルが消費され
部分を定期的にカ−トリッジ内に巻き取り、新たな部分
を露出し、シリコンオイルを塗布するようなものであっ
ても良い。
【0047】更に、塗布手段を搬送ベルトに接離する場
合、その摺接時間及び離間時間の間隔は任意であるし、
接離操作を行う移動手段の構造も限定されない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、搬
送ベルトによる原稿の搬送時、原稿及び原稿台間に生じ
る摩擦を低減し静電気の発生を防止するための滑性剤
を、原稿の搬送に伴い、搬送ベルトを介し原稿台に自動
的に塗布出来るので、従来の様に搬送不良を生じる度に
オペレ−タ等が滑性剤を原稿台に手動で塗布する必要が
無く、メンテナス操作が軽減され、しかも常に滑性剤が
塗布されるので、従来のように滑性剤の不足による搬送
不良により紙詰まりを生じることもなく、装置の信頼性
も向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の自動原稿送り装置を示
す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例のシリコンオイル塗布ロ
−ラの自動原稿送り装置への取り付け状態を示す一部側
面図である。
【図4】本発明の第1の実施例のシリコンオイル塗布ロ
−ラの一部断面側面図である。
【図5】本発明の第1の実施例のシリコンオイル塗布ロ
−ラの一部を透視した側面図である。
【図6】本発明の第2の実施例のシリコンオイル塗布ロ
−ラが搬送ベルトから離間された状態を示す一部側面図
である。
【図7】本発明の第2の実施例のシリコンオイル塗布ロ
−ラが搬送ベルトに載置された状態を示す一部側面図で
ある。
【符号の説明】
1…画像形成装置 6…自動原稿送り装置 30…原稿台 62…搬送ベルト 64…シリコンオイル塗布ロ−ラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像読取りを行う原稿台に対向して
    設けられ、原稿を支持する原稿支持手段と、この原稿支
    持手段より前記原稿を取り出す取り出し手段と、前記原
    稿台に摺接し前記取り出し手段により取出された前記原
    稿を前記原稿台上にて搬送し、前記原稿台から送り出す
    無端状の搬送ベルトと、前記原稿台との非摺接位置にて
    前記搬送ベルトの外周に滑性剤を塗布する塗布手段と、
    前記搬送ベルトにより前記原稿台から送り出された前記
    原稿を排出する排出手段と、この排出手段により排出さ
    れた前記原稿を集積する集積手段とを具備することを特
    徴とする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像読取りを行う原稿台に対向して
    設けられ、原稿を支持する原稿支持手段と、この原稿支
    持手段より前記原稿を取り出す取り出し手段と、前記原
    稿台に摺接し前記取り出し手段により取出された前記原
    稿を前記原稿台上にて搬送し、前記原稿台から送り出す
    無端状の搬送ベルトと、前記原稿台との非摺接位置にて
    前記搬送ベルトの外周に転接し前記搬送ベルトに滑性剤
    を塗布する塗布ロ−ラと、前記搬送ベルトにより前記原
    稿台から送り出された前記原稿を排出する排出手段と、
    この排出手段により排出された前記原稿を集積する集積
    手段とを具備することを特徴とする自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像読取りを行う原稿台に対向して
    設けられ、原稿を支持する原稿支持手段と、この原稿支
    持手段より前記原稿を取り出す取り出し手段と、前記原
    稿台に摺接し前記取り出し手段により取出された前記原
    稿を前記原稿台上にて搬送し、前記原稿台から送り出す
    無端状の搬送ベルトと、前記原稿台との非摺接位置にて
    前記搬送ベルトの外周に転接し前記搬送ベルトに滑性剤
    を塗布する塗布ロ−ラと、この塗布ロ−ラに係合し前記
    塗布ロ−ラを前記搬送ベルトに接触する位置及び前記搬
    送ベルトから離間する位置の間で往復移動する移動手段
    と、前記搬送ベルトにより前記原稿台から送り出された
    前記原稿を排出する排出手段と、この排出手段により排
    出された前記原稿を集積する集積手段とを具備すること
    を、特徴とする自動原稿送り装置。
JP24242192A 1992-09-11 1992-09-11 自動原稿送り装置 Pending JPH0692503A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090708A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 潤滑剤供給装置および画像形成装置
US6993278B2 (en) 2000-12-22 2006-01-31 Eastman Kodak Company Fixing device transport for a digital printer or copier machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6993278B2 (en) 2000-12-22 2006-01-31 Eastman Kodak Company Fixing device transport for a digital printer or copier machine
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