JPH06924Y2 - コンバインにおけるクラツチレバ− - Google Patents

コンバインにおけるクラツチレバ−

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JPH06924Y2
JPH06924Y2 JP1986120841U JP12084186U JPH06924Y2 JP H06924 Y2 JPH06924 Y2 JP H06924Y2 JP 1986120841 U JP1986120841 U JP 1986120841U JP 12084186 U JP12084186 U JP 12084186U JP H06924 Y2 JPH06924 Y2 JP H06924Y2
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JP
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shaft
clutch
clutch lever
threshing
combine
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JP1986120841U
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JPS6326236U (ja
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久幸 里路
弘二 鈴木
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンバインにおけるクラッチレバーに係るも
のである。
(従来の技術) コンバインには、各種のクラッチが設けられているが、
主として操作するクラッチに、刈取クラッチと、脱穀ク
ラッチとがある。刈取クラッチを入にするとバリカンで
刈取り、脱穀クラッチを入にすると脱穀部を回転させて
脱穀する。このように、頻繁に操作するクラッチは、所
望の位置に、併設すると操作性が非常によくなる。ま
た、上記クラッチは、テンションクラッチにすると、他
のクラッチに比し安価にできる。
なお、特開昭60-98905号公報には、トラクターの油圧ブ
レーキレバーを2本併設した構造が記載されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記公知公報に記載されたものは、油圧ブレーキレバー
であるから、あまり強い力は必要とせず、比較的軽く操
作できるので、問題は殆どない。
しかし、コンバインの、主として操作するクラッチに、
刈取クラッチと、脱穀クラッチとがあるところ、のクラ
ッチを、安価に構成するためにテンションクラッチとす
る案がある。また、両方とも頻繁に操作するから、最も
操作容易な一定の位置に併設する案がある。
このように、刈取クラッチと、脱穀クラッチとを、同一
位置に併設すると、つぎのような問題が生ずる。即ち、
テンションクラッチは、テンションプーリーをテンショ
ンベルトに接離させるから、かなりの反力があり、一方
のテンションレバーを入切操作すると、その反力で軸が
曲がり、同じ位置に設けた他方のテンションレバーが重
くなるということである。
第3図は、このことを説明したもので、aは脱穀クラッ
チレバー、bは刈取クラッチレバー、c,dはボス部、
eはシヤフト,fは丸棒部、gは角軸部、hは取付金
具、ABCは嵌合部であるところ、脱穀クラッチレバー
aを入に操作すると、シヤフトe全体を下方に押付ける
から、嵌合部ABCに強い摩擦力が作用し、そのため、
刈取クラッチレバーbにより角軸部gを回転させること
が重くなるという問題があった。
(課題を解決するための手段) よって、本考案は、コンバインの運転座席5の近傍位置
に設けたクラッチシヤフト14と、該シヤフト14の左
右いずれか一方に形成した丸棒部17と、該シヤフト1
4の左右いずれか他方に形成した角軸部18と、前記丸
棒部17の外周の両端に嵌合させたジャーナル軸受2
2,23と、該ジャーナル軸受22,23の外周に嵌合
されたブッシユ19と、前記角軸部18の端部は軸止さ
れ前記ブッシユ19の端部は固定される前記クラッチシ
ヤフト14の取付金具13と、該ブッシュ19の外周に
軸装された脱穀クラッチレバー27と、前記角軸部18
の外周に係合した刈取クラッチレバー36とからなるコ
ンバインにおけるクラッチレバーとしたものである。
(実施例) 本考案の一実施例を図面により説明すると、1はフレー
ム、2はフレーム1の下方に取付けた走行装置であり、
フレーム1の前側には刈取部が、フレーム1の上方には
自動送込式脱穀装置がそれぞれ設けられる。
フレーム1の前側の右側上部位置にはエンジン3が設け
られ、エンジン3の上面と側面をエンジンカバー4で包
囲し、エンジンカバー4の上部に座席5を設ける。
エンジン3の左側の側部には伝動装置室7を形成し、ミ
ッションケース8を設ける。9は刈取部伝動フレーム9
である。前記伝動装置室7の前側には操作部カバー6を
設け、伝動装置室7の後側の上部には後壁10を設け、
伝動装置室7の上側は上壁11で覆う。
前記伝動装置室7内の上部位置には前後方向の支持杆1
2が横設される。支持杆12はチャンネル鋼で形成さ
れ、支持杆12の前後中間位置の上面に取付金具13を
固定し、取付金具13には左右方向のクラッチシヤフト
14を横設する。
クラッチシヤフト14は、その両端が取付金具13の立
上部15,16よりそれぞれ外方に突出する長さを有
し、長さ方向の一方は丸棒部17に形成され、他方は角
軸部18に形成し、丸棒部17の外周に、ジャーナル軸
受22,23を嵌合させ、ジャーナル軸受22,23の
外周にブッシユ19を嵌合させ、ブッシユ19を立上ブ
ッシユ15に形成した透孔20に挿通したあと立上部1
5に溶接固定する、21は丸棒部17の外面とブッシユ
19の内面との間に形成される隙間21であり、隙間2
1に、ジャーナル軸受22,23が嵌合されることにな
る。24,25はジャーナル軸受22,23のフランジ
である。
ブッシユ19の外周には、角筒状を呈するボスブッシユ
26の下端を嵌合させる。ボス部26の上端部には、脱
穀クラッチレバー27を熔接固定する。脱穀クラッチレ
バー27の下部は、L型に曲げて先端に小径部28を形
成し、小径部28をボス部26内に挿通突出させ、そこ
に脱穀テンションロッド29の一端を軸止する。
丸棒部17のフランジ部25よりも外に突き出た部分に
は、回動アーム30の基部を溶接固定し、回動アーム3
0によりフランジ部25を押さえるようにする。
回動アーム30の長さはボス部26より短く、回動アー
ム30の先端には、刈取テンションロッド31を軸32
で軸止する。
取付金具13の後側には、後側立上壁33が設けられ
る。後側立上壁33は、脱穀クラッチレバー27がロ方
向に回動したとき、ボス部26が上端にボス部26の回
転が停止させる。
取付金具13の前側には、後側立上壁33よりも底い前
側立上壁34が設けられる。前側立上壁34は、脱穀ク
ラッチレバー27をイ方向に倒すと、ボス部26が当っ
て停止する。
35はボス部、36は刈取クラッチレバーであり、ボス
部35はボス部26と同様に角筒状を呈し、内側の壁5
3は、フランジ部24に密着して、フランジ部24の抜
け止めをする。ボス部35は、角軸部18に角嵌合して
いて、ボス部35が回転すると、角軸部18は回転し、
角軸部18と一体的な丸棒部17を回転させて前記回動
アーム30を回転させる。
刈取クラッチレバー36はボス部35の側面に溶着され
ており、刈取クラッチレバー36の基部はボス部26の
側部と衝突する状態に形成される。そのため、刈取クラ
ッチレバー36はボス部26に邪魔されない状態、すな
わち、脱穀クラッチレバー27を「入」としたきだけ、
「入」の方向に回動させることができる。
前記エンジン3の下部には出力軸37を設け、出力軸3
7にはプーリー38を固定する。前記ミッションケース
8の軸39にはプーリー40とプーリー41を固定し、
プーリー38とプーリー40との間にベルト42を巻回
させる。刈取部伝動フレーム9の上方位置にはプーリー
43を設け、プーリー41とプーリー43との間にベル
ト44を巻回する。ベルト44にはテンションローラー
45を当接し、テンションローラー45に前記刈取テン
ションロッド31の下端部を連結する。
前記出力軸37の後方には脱穀部の入力軸46を設け
て、これにプーリー47を固定し、出力軸37に取付け
たプーリー48とプーリー47との間にベルト49を巻
回し、ベルト49にテンションローラー50を当接し、
テンションローラー50の支持腕51に脱穀テンション
ロッド29の下端をバネ52を介して接続する。
(作用) 次に作用を述べる。
エンジン3を駆動させ、走行装置2を回転させると機体
は前進し、又、エンジン3によりミッションケース8を
介して、刈取部と脱穀部を運転させる。
前記の場合、脱穀クラッチレバー27を第5図のイ方向
に回転させると、ボス部26もイ方向に回動し、ボス部
26の上端に固定されている脱穀クラッチレバー27の
小径部28に軸止されている脱穀テンションロッド29
を牽引するので、バネ52を介して支持腕51を牽引す
るからテンションローラー50はベルト49を緊張させ
て、そのため、 出力軸37→プーリー48→ベルト49→プーリー47
→入力軸46 と回転を伝達し、脱穀部を回転させる。
脱穀クラッチレバー27を第5図ロ方向に回転させて、
ボス部26をロ方向に回転させると、ボス部26とボス
部35の重合は解除されるから、刈取クラッチレバー3
6を操作できるようになり、刈取クラッチレバー36を
介してボス部35をロ方向に回転させると、角軸部18
が回転し、回転アーム30をロ方向に回転させるから、
刈取テンションロッド31は引上げられ、刈取テンショ
ンロッド31を介してテンションローラー45を回動さ
せてベルト44を緊張させ、プーリー41の回転をベル
ト44に伝達する。
しかして、ボス部26を第5図ロ方向に回動して脱穀テ
ンションロッド29を引上げると、ボス部26は反動で
下方に引き下げられることになり、クラッチシヤフト1
4を下方に押し付けるから、クラッチシヤフト14の回
転を重くするよりになるが、本考案は、丸棒部17の外
周にはジャーナル軸受22,23が嵌合し、ジャーナル
軸受22,23の外周に部19が嵌められ、その外周に
ボスブッシユ26が嵌合しているので、ボス部26はブ
ッシユ19を取付金具13に押付けるだけで、丸棒部1
7に対しては全く作用しない。
そのため、脱穀クラッチレバー27が「入」になって
も、刈取クラッチレバー36を軽く作動させられる。
(効果) コンバインの、刈取クラッチと脱穀クラッチとを、テン
ションクラッチにすると安価に構成することができ、か
つ、両方とも同一のシヤフトに軸着すると、操作性も良
好になるが、単に同軸構成にすると、一方の脱穀クラッ
チレバーを入に操作したとき、シヤフト全体が下方に押
付けられるから、シヤフトの嵌合部に強い摩擦力が作用
し、他方の刈取クラッチレバーの回転が重くなるという
問題があった。
しかるに、本考案は、コンバインの運転座席5の近傍位
置に設けたクラッチシヤフト14と、該シヤフト14の
左右いずれか一方に形成した丸棒部17と、該シヤフト
14の左右いずれか他方に形成した角軸部18と、前記
丸棒部17の外周の両端に嵌合させたジャーナル軸受2
2,23と、該ジャーナル軸受22,23の外周に嵌合
されたブッシユ19と、前記角軸部18の端部は軸止さ
れ前記ブッシユ19の端部は固定される前記クラッチシ
ヤフト14の取付金具13と、該ブッシユ19の外周に
軸装された脱穀クラッチレバー27と、前記角軸部18
の外周に係合した刈取クラッチレバー36とからなるコ
ンバインにおけるクラッチレバーとしたものであるか
ら、 イ、脱穀クラッチレバー27と、刈取クラッチレバー3
6は、運転座席5の近傍のクラッチシヤフト14に軸止
されているので、操作容易である。
ロ、一方のクラッチシヤフト14に軸装されていても、
クラッチシヤフト14の左右いずれか一方に形成した丸
棒部17の外周にジャーナル軸受22,23を嵌合さ
せ、該軸受22,23の外周に嵌合されたブッシユ19
は取付金具13に固定しているから、脱穀クラッチレバ
ー27の入の操作の反力がブッシユ19に作用してもク
ラッチシヤフト14には及ばず、刈取クラッチレバー3
6は脱穀クラッチレバー27が入であっても軽く回転で
きる。
ハ、それゆえ、場合により、脱穀刈取クラッチとも、安
価なテンションクラッチにすることもできる。
という効果を奏でる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバインの側面図、第2図は同正面図、第3
図は公知例図、第4図は本考案の正面図、第5図は同側
面図である。 符号の説明、1…フレーム、2…走行装置、3…エンジ
ン、4…エンジンカバー、5…座席、6…操作部カバ
ー、7…伝動装置室、8…ミッションケース、9…刈取
部伝動フレーム、10…後壁、11…上壁、12…支持
杆、13…取付金具、14…クラッチシヤフト、15,
16…立上部、17…丸棒部、18…角軸部、19…ブ
ッシユ、20…透孔、21…隙間、22,23…ジャー
ナル軸受、24,25…フランジ部、26,35…ボス
部、27…脱穀クラッチレバー、28…小径部、29…
脱穀テンションロッド、30…回動アーム、31…刈取
テンションロッド、32…軸、33,34…立上壁、3
6…刈取クラッチレバー、37…出力軸、38,40,
41,43,47,48…プーリー、39…軸、42,
44,49…ベルト、45,50…テンションローラ
ー、46…入力軸、51…支持腕、52…バネ、53…
内側の壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバインの運転座席5の近傍位置に設け
    たクラッチシヤフト14と、該シヤフト14の左右いず
    れか一方に形成した丸棒部17と、該シヤフト14の左
    右いずれか他方に形成した角軸部18と、前記丸棒部1
    7の外周の両端に嵌合させたジャーナル軸受、22,2
    3と、該ジャーナル軸受22,23の外周に嵌合された
    ブッシユ19と、前記角軸部18の端部は軸止され前記
    ブッシユ19の端部は固定される前記クラッチシヤフト
    14の取付金具13と、該ブッシュ19の外周に軸装さ
    れた脱穀クラッチレバー27と、前記角軸部18の外周
    に係合した刈取クラッチレバー36とからなるコンバイ
    ンにおけるクラッチレバー。
JP1986120841U 1986-08-06 1986-08-06 コンバインにおけるクラツチレバ− Expired - Lifetime JPH06924Y2 (ja)

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JPS6326236U JPS6326236U (ja) 1988-02-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6098905A (ja) * 1983-11-01 1985-06-01 株式会社クボタ トラクタの油圧制御装置

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JPS6326236U (ja) 1988-02-20

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