JPH0692375B2 - カルバモイルイミダゾールの合成方法 - Google Patents

カルバモイルイミダゾールの合成方法

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JPH0692375B2
JPH0692375B2 JP62319359A JP31935987A JPH0692375B2 JP H0692375 B2 JPH0692375 B2 JP H0692375B2 JP 62319359 A JP62319359 A JP 62319359A JP 31935987 A JP31935987 A JP 31935987A JP H0692375 B2 JPH0692375 B2 JP H0692375B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカルバモイルイミダゾールの合成方法に関する
ものである。
産業上の利用分野 本発明の方法でえられるカルバモイルイミダゾールは、
生化学あるいは医薬分野において応用が期待される各種
のイミダゾール化合物の出発原料として使用出来る有用
な化合物である。
即ち、該カルバモイルイミダゾールは、例えば常法に従
って塩化チオニルを作用させればシアノイミダゾールを
与える。シアノイミダゾールは更に常法の還元によって
アミノメチルイミダゾールを与える。またカルバモイル
イミダゾールは加水分解によってカルボキシイミダゾー
ルを与える。
シアノイミダゾール,アミノメチルイミダゾール及びカ
ルボキシイミダゾールはいずれも生化学あるいは医薬分
野において応用が期待される化合物である。
発明が解決しようとする問題点 生化学あるいは医薬分野において応用が期待される前記
のイミダゾール化合物の出発原料となりうるカルバモイ
ルイミダゾールの従来の合成方法は手間がかかる効率の
悪いものであった。
問題点を解決するための手段 本発明等は前記の問題点を、新規なカルバモイルイミダ
ゾールの合成方法を提供することによって解決しようと
するものである。
本発明者等は、イミダゾールと二硫化炭素から次示の反
応式に従ってえられるイミダゾールジチオカルボン酸
(特公昭60-29707号公報参照) を、水の存在下にアンモニア又はアンモニア発生剤と加
熱することによりカルバモイルイミダゾールがえられる
ことを見出した。それを反応式で示せば次示の如くであ
る。
このカルバモイルイミダゾールの合成方法によって本発
明者等は、前記の問題点を解決することが出来た。ま
た、上記の反応により新規なイミダゾールカルボン酸ア
ミドの提供が可能となった。
実施の態様 本発明方法の実施の態様は簡単である。即ち、オートク
レーブ中で、出発物質イミダゾールジチオカルボン酸と
その3倍モル以上好ましくは5乃至12倍モルのアンモニ
ア水を、100乃至200℃好ましくは150乃至180℃で1時間
以上好ましくは3乃至6時間加熱したのち、系を冷却
し、反応混合物から常法に従って目的物のカルバモイル
イミダゾールを単離する。
アンモニア水の代わりに、アンモニア発生剤である炭酸
アンモニウム,カルバミン酸アンモニウム,尿素又はテ
トラアンミン銅(II)硫酸塩一水和物等と水を用いるこ
とも出来る。
本反応において、溶媒としてメタノール又はエタノール
等を反応系に添加しても良い。
本発明の方法によってえられるカルバモイルイミダゾー
ルの性質を次示する。
4−カルバモイルイミダゾール 中性無色結晶。
m.p.217〜219℃(水)。
熱水、熱メタノール及び熱エタノールに可溶。熱アセト
ンに難溶。
TLC:Rf0.19〜0.30(シリカG、アセトン、I2発色)、 Rf0.51〜0.60(シリカG、エタノール、I2
色)。
Mass:m/e111(M+),95(M+-NH2),68,67(M+-CONH2),4
3,39。
2−メチル−4−カルバモイルイミダゾール 弱塩基性無色結晶。
m.p.223〜225℃(水)。
熱水、メタノール及び熱エタノールに可溶。アセトンに
難溶。
TLC:Rf0.00〜0.20(シリカG、アセトン、I2発色)、 Rf0.49〜0.59(シリカG、エタノール、I2
色)。
NMR(CD3OD):δ7.55,S,1H(5位);2.38,S,3H(メチ
ル)。
Mass:m/e125(M+),109(M+-NH2),82,81(M+-CONH2),
53,43,41。
2−エチル−4−カルバモイルイミダゾール 弱塩基性無色結晶。
m.p.219〜220℃(水)。
熱水、メタノール及び熱エタノールに可溶。アセトンに
難溶。
TLC:Rf0.20〜0.38(シリカG、アセトン、I2発色)、 Rf0.55〜0.64(シリカG、エタノール、I2
色)。
Mass:m/e139(M+),123(M+-NH2),107,96,95(M+-CONH
2),94,68,55,40。
2−イソプロピル−4−カルバモイルイミダゾール 弱塩基性無色結晶。
m.p.230〜233℃(水)。
熱水、メタノール及び熱エタノールに可溶。
TLC:Rf0.27〜0.45(シリカG、アセトン、I2発色)、Rf
0.63〜0.71(シリカG、エタノール、I2発色)。
Mass:m/e153(M+),138,137(M+-NH2),121,110,93,81,
67,54,40。
2−ウンデシル−4−カルバモイルイミダゾール 中性無色結晶。
m.p.約198〜206℃(メタノール)。
酢酸、熱メタノール及び熱ジメチルスルホキシドに可
溶。クロロホルム及び四塩化炭素に難溶。水に不溶。
TLC:Rf0.28〜0.35(シリカG、アセトン、I2発色)、 Rf0.67〜0.74(シリカG、エタノール、I2
色)。
Mass:m/e265(M+),247(M+-H2O),236,222,208,194,18
0,163,152,149,138,125,108,94,55,41。
2−ヘプタデシル−4−カルバモイルイミダゾール 中性無色結晶。
m.p.約190〜200℃(メタノール)。
熱メタノール及び熱エタノールに可溶。水に不溶。
TLC:Rf0.59〜0.68(シリカG、アセトン、I2発色)、Rf
0.70〜0.84(シリカG、エタノール、I2発色)。
Mass:m/e349(M+),331(M+-H2O),320,306,292,278,26
5,250,236,222,208,194,180,163,152,149,138,125,108,
95,81,69,54,42。
2−フェニル−4−カルバモイルイミダゾール 中性無色結晶。
m.p.249〜252℃(水)。
酢酸,熱メタノール及び熱ジメチルスルホキシドに可
溶。水に難溶。
TLC:Rf0.28〜0.36(シリカG、アセトン、I2発色)、Rf
0.62〜0.66(シリカG、エタノール、I2発色)。
Mass:m/e187(M+),171(M+-NH2),170,144,142,116,10
4,89,76,63,51,44。
4−メチル−5−カルバモイルイミダゾール 中性無色結晶。
m.p.168〜170℃(エタノール)。
熱水,メタノール,熱エタノール及び熱アセトンに可
溶。クロロホルムに難溶。
TLC:Rf0.19〜0.28(シリカG、アセトン、I2発色)、 Rf0.51〜0.59(シリカG、エタノール、I2
色)。
Mass:m/e125(M+),109(M+-NH2),108,81(M+-CON
H2),80,68,54,52,45,43。
2,4−ジメチル−5−カルバモイルイミダゾール 弱塩基性無色結晶。
m.p.243〜245℃(水)。
熱水,メタノール,熱エタノール及び熱ジメチルスルホ
キシドに可溶。
TLC:Rf0.19〜0.26(シリカG、アセトン、I2発色)、 Rf0.56〜0.64(シリカG、エタノール、I2
色)。
Mass:m/e139(M+),123(M+-NH2),122,95(M+-CON
H2),94,80,70,54,42。
2−エチル−4−メチル−5−カルバモイルイミダゾー
中性無色結晶。
m.p.249〜251℃(水)。
熱水,メタノール及び熱エタノールに可溶。クロロホル
ムに難溶。
TLC:Rf0.24〜0.31(シリカG、アセトン、I2発色)、 Rf0.59〜0.68(シリカG、エタノール、I2
色)。
Mass:m/e153(M+),137(M+-NH2),136,121,108,93,80,
66,56,42。
2−フェニル−4−メチル−5−カルバモイルイミダゾ
ール 中性無色結晶。
m.p.280℃以上(メタノール)。
熱メタノール及び熱エタノールに難溶。水及びアセトン
に不溶。
TLC:Rf0.43〜0.61(シリカG、アセトン、I2発色)、Rf
0.69〜0.80(シリカG、エタノール、I2発色)。
Mass:m/e201(M+),185(M+-NH2),184,157,(M+-CON
H2),156,130,115,104,89,77,50。
参考例1 2−メチル−4−カルバモイルイミダゾール0.03モル
(3.75g)とジメチルホルムアミド12mlから成る懸濁液
に塩化チオニル0.036モル(4.28g)を室温で加え、同温
度で1時間保ち、ついで150℃で2.5時間加熱を続けた。
系を冷却し反応混合物を減圧濃縮したのち水にとかし、
炭酸ナトリウムで液のpHを7〜8にし、析出結晶を濾取
し、このものを水再結して粗2−メチル−4−シアノイ
ミダゾール0.0093モル(1.00g,粗収率31.1%,m.p.215〜
230℃)をえた。該粗結晶を水再結して純品をえた。
2−メチル−4−シアノイミダゾールの性質を次示す
る。
中性無色結晶。m.p.236〜238℃(水)。メタノールに易
溶。熱水及び熱アセトンに可溶。
TLC:Rf0.62〜0.68(シリカG、エタノール、I2発色)。
NMR(CD3OD):δ7.68,S,1H(5位);2.36,S,3H(メチ
ル)。
Mass:m/e107(M+),80(M+−HCN),79,66,54,53。
参考例2 2−メチル−4−カルバモイルイミダゾール0.04モル
(5.00g)、水酸化ナトリウム0.08モル(3.20g)及び水
10mlの3者から成る系を3時間加熱還流したのち系を冷
却し、活性炭処理したのち塩酸で液のpHを5にし、析出
する結晶を濾取した。該結晶を水再結して2−メチル−
4−カルボキシイミダゾール0.0286モル〔3.60g,収率7
1.4%,m.p.263℃(発泡分解)〕をえた。
2−メチル−4−カルボキシイミダゾールの性質を次示
する。
弱酸性無色結晶。m.p.263℃(発泡分解)(水)。熱
水,熱メタノール,熱酢酸,熱ジメチルホルムアミド及
びジメチルスルホキシドに可溶。クロロホルムに難溶。
TLC:Rf0.08〜0.20(シリカG、エタノール、I2発色)。
NMR(D2O):δ7.56,S,1H(5位);2.62,S,3H(メチ
ル)。
Mass:m/e126(M+),109(M+−OH),88,81,60,45,44,32,
28,18。
実施例1 イミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.25モル(36.0
g)及び25wt%アンモニア水2.00モル(136.0g)の2者
から成る系をオートクレーブ中で160℃,3時間加熱振盪
した(圧力は29kg/cm2に達した)。反応液を減圧乾固し
たのち熱水にとかし、活性炭を加えて少量の不溶物を濾
別し、濾液を減圧乾固した。該乾固物を水再結して粗4
−カルバモイルイミダゾール0.160モル(17.8g,粗収率6
4.1%,m.p.205〜214℃)をえた。
実施例2 2−メチルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.22モ
ル(34.8g)及び16.8wt%アンモニア水1.76モル(178.4
g)の2者から成る系をオートクレーブ中で160℃,3時間
加熱振盪した(圧力は47kg/cm2に達した)。反応液を実
施例1と同様に処理して粗2−メチル−4−カルバモイ
ルイミダゾール0.176モル(22.0g,粗収率80.0%,m.p.21
7〜222℃)をえた。
実施例3 2−メチルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.237
モル(37.5g)、炭酸アンモニウム1.20モル(115.2g)
及び水50mlの3者から成る系をオートクレーブ中で160
℃,3時間加熱振盪した(圧力は150kg/cm2に達した)。
反応液を実施例1と同様に処理して粗2−メチル−4−
カルバモイルイミダゾール0.165モル(20.6g,粗収率69.
6%,m.p.210〜220℃)をえた。
実施例4 2−メチルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.22モ
ル(34.8g)、カルバミン酸アンモニウム1.04モル(81.
1g)及び水100mlの3者から成る系をオートクレーブ中
で130℃,4時間加熱振盪した(圧力は74kg/cm2に達し
た)。反応液を実施例1と同様に処理して粗2−メチル
−4−カルバモイルイミダゾール0.114モル(14.3g,粗
収率52.0%,m.p.170〜209℃)をえた。
実施例5 2−メチルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.237
モル(37.5g)、尿素1.80モル(108g)及び水50mlの3
者から成る系をオートクレーブ中で180℃,3時間加熱振
盪した(圧力は5kg/cm2に達した)。反応液を実施例1
と同様に処理して粗2−メチル−4−カルバモイルイミ
ダゾール0.127モル(15.9g,粗収率53.7%,m.p.210〜221
℃)をえた。
実施例6 2−メチルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.22モ
ル(34.8g)、テトラアンミン銅(II)硫酸塩一水和物
0.22モル(54.1g)及び水110mlの3者より成る系をオー
トクレーブ中で160℃,3時間加熱振盪した(圧力は24kg/
cm2に達した)。反応液の黒色沈澱物を濾別し、濾液を
減圧乾固し、乾固物を熱水250mlにとかし、活性炭を加
えて少量の不溶物を濾別し、濾液を減圧乾固した。該乾
固物を熱メタノール200mlで抽出し、抽出液を減圧乾固
し、水再結して粗2−メチル−4−カルバモイルイミダ
ゾール0.075モル(9.4g,粗収率34.1%,m.p.215〜220
℃)をえた。
実施例7 2−エチルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.279
モル(48.0g)及び25wt%アンモニア水2.00モル(136.0
g)の2者から成る系をオートクレーブ中で160℃,3時間
加熱振盪した(圧力は28kg/cm2に達した)。反応液を実
施例1と同様に処理して粗2−エチル−4−カルバモイ
ルイミダゾール0.197モル(27.4g,粗収率70.6%,m.p.21
4〜218℃)をえた。
実施例8 2−イソプロピルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸
0.20モル(37.2g)及び25wt%アンモニア水1.60モル(1
08.8g)の2者から成る系をオートクレーブ中で160℃,3
時間加熱振盪した(圧力は45kg/cm2に達した)。反応液
を実施例1と同様に処理して粗2−イソプロピル−4−
カルバモイルイミダゾール0.142モル(21.8g,粗収率71.
2%,m.p.210〜229℃)をえた。
実施例9 2−ウンデシルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.
15モル(44.7g)、25wt%アンモニア水1.20モル(81.6
g)及びメタノール45mlの3者から成る系をオートクレ
ーブ中で160℃,3時間加熱振盪した(圧力は39kg/cm2
達した)。反応液を減圧乾固したのち熱メタノール400m
lにとかし、活性炭を加えて少量の不溶物を濾別し、濾
液を減圧乾固して固形物をえた。該固形物をエタノール
から再結晶して粗2−ウンデシル−4−カルバモイルイ
ミダゾール0.095モル(25.2g,粗収率63.4%,m.p.150〜1
97℃)をえた。
実施例10 2−ヘプタデシルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸
0.10モル(38.2g)及び25wt%アンモニア水1.20モル(8
1.6g)の2者から成る系をオートクレーブ中で160℃,3
時間加熱振盪した(圧力は24kg/cm2に達した)。反応液
を減圧濃縮して析出固体を濾取し、該固体を熱メタノー
ル700mlで抽出し、抽出液を活性炭処理したのち減圧乾
固した。該乾固物を熱エタノールにとかして活性炭処理
し、ついで再結晶して粗2−ヘプタデシル−4−カルバ
モイルイミダゾール0.0622モル(21.7g,粗収率62.2%,
m.p.165〜195℃)をえた。
実施例11 2−フェニルイミダゾール−4−ジチオカルボン酸0.20
モル(44.0g)及び25wt%アンモニア水1.60モル(108.8
g)の2者から成る系をオートクレーブ中で160℃,3時間
加熱振盪した(圧力は27kg/cm2に達した)。反応液を減
圧乾固したのち熱メタノール300mlにとかし、活性炭を
加えて少量の不溶物を濾別し、濾液を減圧乾固した。該
乾固物を熱水で洗浄したのち熱エタノールにとかして活
性炭処理し、ついで再結晶して粗2−フェニル−4−カ
ルバモイルイミダゾール0.104モル(19.4g,粗収率51.8
%,m.p.249〜250℃)をえた。
実施例12 4−メチルイミダゾール−5−ジチオカルボン酸0.25モ
ル(39.5g)及び25wt%アンモニア水2.00モル(136.0
g)の2者から成る系をオートクレーブ中で160℃,3時間
加熱振盪した(圧力は20kg/cm2に達した)。反応液を実
施例1と同様に処理して粗4−メチル−5−カルバモイ
ルイミダゾール0.167モル(20.9g,粗収率66.8%,m.p.15
2〜162℃)をえた。
実施例13 2,4−ジメチルイミダゾール−5−ジチオカルボン酸0.2
2モル(37.8g)及び25wt%アンモニア水1.76モル(119.
7g)の2者から成る系をオートクレーブ中で180℃,3時
間加熱振盪した(圧力は47kg/cm2に達した)。反応液を
実施例1と同様に処理して粗2,4−ジメチル−5−カル
バモイルイミダゾール0.166モル(23.1g,粗収率75.5%,
m.p.236〜240℃)をえた。
実施例14 2−エチル−4−メチルイミダゾール−5−ジチオカル
ボン酸0.25モル(46.5g)及び25wt%アンモニア水2.00
モル(136.0g)の2者から成る系をオートクレーブ中で
160℃,3時間加熱振盪した(圧力は29kg/cm2に達し
た)。反応液を実施例1と同様に処理して粗2−エチル
−4−メチル−5−カルバモイルイミダゾール0.165モ
ル(25.2g,粗収率65.8%,m.p.220〜241℃)をえた。
実施例15 2−フェニル−4−メチルイミダゾール−5−ジチオカ
ルボン酸0.20モル(46.8g)及び25wt%アンモニア水1.6
0モル(108.8g)の2者から成る系をオートクレーブ中
で160℃,3時間加熱振盪した(圧力は25kg/cm2に達し
た)。反応液を減圧乾固したのちメタノールで洗浄して
結晶をえた。該結晶を熱メタノールにとかして活性炭処
理し、ついで再結晶して粗2−フェニル−4−メチル−
5−カルバモイルイミダゾール0.0945モル(19.0g,粗収
率47.3%,m.p.270℃以上)をえた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 で示されるイミダゾールジチオカルボン酸を水の存在下
    にアンモニアまたはアンモニア発生剤と加熱することを
    特徴とする 一般式 で示されるカルバモイルイミダゾールの合成方法。
  2. 【請求項2】アンモニア発生剤が炭酸アンモニウム、カ
    ルバミン酸アンモニウム、尿素またはテトラアンミン銅
    (II)硫酸塩−水和物である特許請求の範囲第1項記載
    のカルバモイルイミダゾールの合成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEMICAL ABSTRACTS=1971 *
CHEMICAL ABSTRACTS=1974 *
CHEMICAL ABSTRACTS=1984 *
J.MED.CHEM=1986 *
JàMED.CHEM=1985 *

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Publication number Publication date
JPH01160970A (ja) 1989-06-23

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