JPH069199U - 電子部品の挿入方向反転装置 - Google Patents

電子部品の挿入方向反転装置

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JPH069199U JP3436592U JP3436592U JPH069199U JP H069199 U JPH069199 U JP H069199U JP 3436592 U JP3436592 U JP 3436592U JP 3436592 U JP3436592 U JP 3436592U JP H069199 U JPH069199 U JP H069199U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランパーで電子部品のリード線を挟持して
反転動作を実行することによって、軽量乃至重量の多い
電子部品に至るまで高速、高精度の反転動作を実行可能
とする。 【構成】 電子部品10のリード線11を挟持する一対
の開閉自在なクランパー25A,25Bを有する反転用
チャック26と、該反転用チャック26を180度回転
させる回転駆動機構27とを備え、前記反転用チャック
の回転中心軸30を前記電子部品のリード線配置平面内
で平行移動自在とし、リード線配列間隔の異なる多様な
電子部品の反転を可能な構成としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リード線を有する電子部品をテーピングして電子部品連としたもの を用いてプリント基板への電子部品の挿入を行う電子部品自動挿入機において、 電子部品の180度の挿入方向の変換(極性変換)を行う電子部品の挿入方向反転 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、リード線を有する電子部品を自動挿入する場合には、電子部品を一定 間隔で台紙上に配置してテーピングした電子部品連を用いている。そして、電子 部品自動挿入機においては、電子部品連の台紙を1個の電子部品を有するように 切断し、さらに電子部品移送用チャックで電子部品のリード線を保持した状態に おいて台紙を除去してからプリント基板への挿入を実行している。
【0003】 ところで、電解コンデンサ、ダイオード、トランジスタ等の極性を有する電子 部品をプリント基板に挿入する場合には、電子部品の極性を考慮して電子部品移 送用チャックで移送されてきた電子部品に対して180度回転を加えて極性を反 転させることがしばしば必要となる。このため、電子部品自動挿入機には電子部 品の挿入方向反転装置が設けられる。
【0004】 従来のこの種の電子部品の挿入方向反転装置としては、実公平1−26160 号及び実開平1−156600号で提案されたものが知られており、いずれも電 子部品連の台紙を1個の電子部品を有するように切断してなる電子部品連切断片 の台紙部分をクランパーで挟持して180度の回転を加えるようにした構成とな っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来の電子部品の挿入方向反転装置では、電子部品連切断片 の台紙部分をクランパーで挟持して回転動作を実行するため、以下の問題点があ った。 (1) 台紙部分と電子部品の挿入方向反転装置のクランパーとの間で位置ずれ が発生し易く、とくに電子部品の重量が大きくなると反転動作時に電子部品の位 置精度が確保できない。 (2) 台紙部分と電子部品の挿入方向反転装置のクランパーとの間で位置ずれ が発生し易いので、反転動作を高速化した場合には電子部品の位置精度が確保で きない。 (3) 電子部品移送用チャックで挿入方向反転装置に対して移送される電子部 品連切断片は、台紙上側に電子部品のリード線が止められた姿勢である必要があ った(電子部品のリード線に対し、反転中心精度を確保するため)。このため、 電子部品自動挿入機の部品供給部の電子部品の設定において、表掛け部品(台紙 上側に電子部品のリード線が止められた姿勢)のみの対応しかできない。仮に、 台紙下側に電子部品のリード線が止められた姿勢であると電子部品のリード線に 対する反転中心がずれるため正確な反転動作は不能となる。
【0006】 本考案は、上記の点に鑑み、クランパーで電子部品のリード線を挟持して反転 動作を実行することによって、軽量乃至重量の多い電子部品に至るまで高速、高 精度の反転動作を実行可能な電子部品の挿入方向反転装置を提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の電子部品の挿入方向反転装置は、電子部 品のリード線を挟持する一対の開閉自在なクランパーを有する反転用チャックと 、該反転用チャックを180度回転させる回転駆動機構とを備えた構成とすると ともに、前記反転用チャックの回転中心軸を前記電子部品のリード線配置平面内 で平行移動自在とした構成としている。
【0008】
【作用】 本考案の電子部品の挿入方向反転装置においては、電子部品のリード線をクラ ンパーで挟持するため、リード線とクランパー間の位置ずれが発生しにくく、重 量の多い電子部品であっても高速かつ高精度で180度の反転動作を実行できる 。また、電子部品移送用チャックで当該挿入方向反転装置に対して電子部品連切 断片を移送する場合、台紙上側に電子部品のリード線が止められた姿勢であって も、逆に台紙下側に電子部品のリード線が止められた姿勢であっても反転後のリ ード線の位置精度には影響が無く、電子部品自動挿入機の部品供給部の電子部品 の設定において、表掛け部品(台紙上側に電子部品のリード線が止められた姿勢 )のみならず、裏掛け部品(台紙下側に電子部品のリード線が止められた姿勢) にも対応できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る電子部品の挿入方向反転装置の実施例を図面に従って説明 する。
【0010】 図1乃至図8は電子部品の挿入方向反転装置及びその各構成部分であり、図9 及び図10は当該挿入方向反転装置に対して電子部品を移送してくる移送用チャ ックを示している。
【0011】 まず、図9及び図10で移送用チャックについて説明する。これらの図におい て、移送用チャック1は、固定爪2が4個のリード線位置決め溝3を有し、一対 の可動爪4がそれぞれ2箇所のリード線を押さえる構造を持つ。該移送用チャッ ク1は、電子部品自動挿入機のインデックステーブルに取り付けられて間欠的に 動き(図1の紙面に垂直な方向に間欠走行し)、電子部品を一定間隔で台紙上に 配置してテーピングした電子部品連を電子部品1個を有するように切断してなる 電子部品連切断片をそのリード線部分で保持して移送する機能を有する。ここで 、図9は電子部品連切断片が有する電子部品のリード線11の配列間隔Fが7. 5mm、図10は3本足の電子部品であって両側リード線11の配列間隔Fが5mm の場合をそれぞれ示している。
【0012】 図9及び図10の移送用チャック1で移送されて来た電子部品連切断片の電子 部品を180度反転するための電子部品の挿入方向反転装置の全体構成は図1に 示される。図1において、20は電子部品自動装入機の基台側に固定される本機 フレームであり、該本機フレーム20に支持ベース21が固定され、該支持ベー スに対してスライドガイド22を介し横方向(紙面に垂直な水平方向)に移動自 在に可動ベース23が支持され、該可動ベース23に逆L型支持アーム24が取 り付け固定されている。該支持アーム24の下部には一対の開閉自在なクランパ ーとしてのクランプアーム25A,25Bを有する反転用チャック26が取り付 けられるとともに、反転用チャック26を180度回転させるための回転駆動機 構27が当該支持アーム24に設けられている。それらのクランプアーム25A ,25Bは移送用チャック1で移送されて来た電子部品連切断片15の電子部品 10が有する平行なリード線11をそれぞれ確実に挟持する機能を持つ。
【0013】 図2及び図3に示す如く、反転用チャック26は、一対のクランプアーム25 A,25Bの他に、軸体30が一体化された回転ブロック31、前記軸体30の 周囲に摺動自在に嵌合していてブラケット部32を一体に有するシフトカラー3 3、シフトカラー33の周囲にコロ軸受34とともに嵌められたシフトリング3 5、前記クランプアーム25A,25Bとブラケット部32とを連結するリンク プレート36A,36Bを具備している。前記一対のクランプアーム25A,2 5Bは、ピン37で回転ブロック31に枢着され、前記軸体30の端部は支持ア ーム24側に軸受38Aで回転自在に支持され、回転ブロック31は軸受38B で回転自在に支持アーム24に取り付けられている。前記シフトリング35はコ ロ軸受34を介し止め輪40にてシフトカラー33に取り付けられる結果、横方 向へはシフトカラー33と一体的に動くが、シフトカラー33の周囲を回転でき るようになっている。
【0014】 図3に示すように、前記シフトリング35の両側には係合ピン41が固定され 、該係合ピン41は、下部が略U字状となっている開閉用レバー42の係合溝4 3及び係合穴44に嵌合するようになっている。開閉用レバー42の中間部分は 支点ピン45にて支持アーム24に固定の取付金具46に枢支されている。開閉 用レバー42の上部は開閉用エアーシリンダ47のピストンロッド48に固定の ブラケット49にピン50で連結されている。開閉用エアーシリンダ47の本体 部は図1の如く支持アーム24にシリンダ取付ブラケット55を介し枢着されて いる。
【0015】 前記開閉用エアーシリンダ47のピストンロッド48が伸動状態では、開閉用 レバー42が図2の実線状態となり、前記係合ピン41は位置Pでシフトリング 35及びシフトカラー33は実線位置となり、一対のクランプアーム25A,2 5Bの先端は閉じる。逆に、開閉用エアーシリンダ47のピストンロッド48が 縮動状態では、開閉用レバー42が図2の仮想線Qの状態となり、前記係合ピン 41は位置Rでシフトリング35及びシフトカラー33は図2において右方向に 移動する。この結果、リンクプレート36A,36Bを介しクランプアーム25 A,25Bの中間位置が右方向に引っ張られて一対のクランプアーム25A,2 5Bの先端は図2仮想線の如く開く。
【0016】 なお、各クランプアーム25A,25Bには図5及び図6に示す形状の台紙ガ イド60が相互に対向する如く螺子止めされている。これらの台紙ガイド60は 図1及び図2に示す電子部品連切断片15の台紙12がクランプアーム25A, 25Bに引っ掛からないで円滑に通過できるように、台紙12の入側と出側の対 向間隔がテーパー状に広がっている。
【0017】 図7及び図8に示すように、前記一対のクランプアーム25A,25Bのリー ド線挟持面(相互に対向する先端面)51A,51Bには、鈍角(例えば120 度)のV溝52が1.25mm(反転対象となる最もリード線配列間隔の狭い電子 部品における隣合うリード線の間隔の1/2)間隔で平行に形成されている。各 V溝52は移送用チャック1で移送されて来た電子部品10のリード線11に平 行である。これらのV溝52はリード線11を確実に挟持するのに役立つ。
【0018】 一方、回転駆動機構27は、図4のステッピングモーター70、該ステッピン グモーター70の回転軸に固着された傘歯車71にかみ合う傘歯車72を一体化 した回転駆動軸73、該回転駆動軸73の端部に固着された平歯車74、該平歯 車74にかみ合う平歯車75、及び前記反転用チャック26の回転ブロック31 に固着されていて前記平歯車75にかみ合う歯車76を具備している。前記ステ ッピングモーター70は逆L字型支持アーム24に固着され、前記回転駆動軸7 3は逆L字型支持アーム24の上辺部に沿って軸支されている。また平歯車75 は逆L字型支持アーム24の垂直部に枢着されている。前記平歯車74には18 0度間隔で透孔80が形成されており、該透孔80を検出可能な如くフォトセン サー81が支持アーム24側に固定されている。前記ステッピングモーター70 はフォトセンサー81で透孔80が検出される毎に停止する。従って、平歯車7 4は、透孔80がフォトセンサー81で検出された位置からステッピングモータ ー70の回転により180度回転し次の透孔80が検出された位置で停止する。 前記平歯車74と平歯車75と歯車76の3者は同径であり、平歯車74が18 0度回転すると反転用チャック26に一体化された歯車76も180度回転する ことになる。
【0019】 図4に示す如く、支持アーム24が固定された可動ベース23の移動量を規制 するために、凹溝90が形成された位置規制ブロック91が当該可動ベース23 に固着一体化されており、支持ベース21側に固定のストッパ92が前記凹溝9 0のいずれかの側面に当接することで可動ベース23の移動量は1.25mm(反 転対象となる最もリード線配列間隔の狭い電子部品における隣合うリード線の間 隔の1/2)に設定される。これは、図11のように、リード線配列間隔Fが5 mmの場合とFが7.5又は2.5mmの場合とでは移送用チャック1側からみたとき の回転中心が異なるからであり、支持ベース側に固定されたフリーマウントエア ーシリンダ100のピストンロッド先端部を前記位置規制ブロック91に連結し 、該エアーシリンダ100を作動させることで、反転用チャック26が取り付け られた支持アーム24全体を1.25mmだけ水平面内でかつ図1の紙面に垂直な 方向に移動させることができる。この結果、前記反転用チャック26の回転中心 軸を電子部品10のリード線配置平面内で1.25mm平行移動させることができ る。ここでは、エアーシリンダ100のピストンロッドが縮動状態で反転用チャ ック26の回転中心は図11のS(リード線配列間隔F=5mmのときの回転中心 に一致)となり、ピストンロッドが伸動状態で反転用チャック26の回転中心は 図11のT(リード線配列間隔F=7.5又は2.5mmのときの回転中心に一致) となるようにしている。
【0020】 図1に示すように、前記本機フレーム20には、チャック開きレバー101及 びチャック閉じレバー102が枢支され、チャック開きレバー101を駆動する ために駆動用エアーシリンダ103が本機フレーム側に装着されている。同様に チャック閉じレバー102ももう1つの駆動用エアーシリンダで駆動されるよう になっている。そして、移送用チャック1の作動ローラー16をチャック開きレ バー101で押し下げることにより、図9及び図10に示した移送用チャック1 はその可動爪4を開いて電子部品10のリード線11を解放し、作動ローラー1 6をチャック閉じレバー102で押し上げることにより可動爪4を閉じて電子部 品10のリード線11を挟持する。
【0021】 以上の実施例の構成において、反転すべき電子部品連切断片15を待機する状 態では、フリーマウントエアーシリンダ100のピストンロッドは縮動状態で反 転用チャック26の回転中心は移送用チャック側よりみた図11のS(F=5mm のときの回転中心に一致)であり、しかも開閉用エアーシリンダ47のピストン ロッド48も縮動状態で一対のクランプアーム25A,25Bの先端は開いてい る。
【0022】 移送用チャック1で移送されて来た電子部品連切断片15が有する電子部品1 0の両側のリード線配列間隔Fが図10の如く5.0mmの場合、フリーマウント エアーシリンダ100のピストンロッドは縮動状態のままであって反転用チャッ ク26の回転中心はS(F=5.0mmのときの回転中心に一致)となっている。 そして、開閉用エアーシリンダ47のピストンロッド48が伸動して一対のクラ ンプアーム25A,25Bの先端を閉じる。この結果、図7のように、反転用チ ャック26の回転中心Sに対して対称な位置a及び位置bでF=5.0mmのリー ド線11が挟持される。このとき、各リード線11は各クランプアーム25A, 25Bの挟持面に形成された鈍角のV溝52に嵌まり込んだ状態で位置ずれが生 じないように確実に挟持される。
【0023】 その後、チャック開きレバー101で移送用チャック1の作動ローラー16を 押し下げ、移送用チャック1から電子部品10を解放する。そして、移送用チャ ック1は電子部品反転動作の妨げとならない位置に下降する。それから、回転駆 動機構27のステッピングモーター70が作動して図7及び図11の回転中心S で反転用チャック26が180度回転し、電子部品10の180度回転、すなわ ち極性反転を実行する。電子部品10の180度回転が終了後、移送用チャック 1が上昇位置に復帰し、その固定爪2のリード線位置決め溝3に各リード線11 が嵌まるようにし、チャック閉じレバー102で作動ローラー16を押し上げる ことにより可動爪4を閉じて電子部品10のリード線11を再び挟持する。その 後、開閉用エアーシリンダ47のピストンロッド48を縮動状態としてクランプ アーム25A,25Bの先端を開き、移送用チャック1で電子部品10を次の工 程に移送可能な状態とする。
【0024】 また、移送用チャック1で移送されて来た電子部品連切断片15が有する電子 部品10の両側のリード線配列間隔Fが7.5mmの場合、フリーマウントエアー シリンダ100のピストンロッドを伸動させ、支持アーム24全体を平行移動さ せることによって反転用チャック26の回転中心を図11のT(F=7.5mmの ときの回転中心に一致)に変える。そして、回転中心Tにて反転用チャック26 の180度回転を実行する。その他の動作はF=5.0mmの場合と同様である。
【0025】 なお、電子部品10の両側のリード線配列間隔Fが2.5mmの場合もフリーマ ウントエアーシリンダ100のピストンロッドを伸動させ、支持アーム24全体 を平行移動させることによって反転用チャック26の回転中心を図11のT(F =7.5mmのときの回転中心に一致)に変えて反転動作を実行する。
【0026】 上記実施例の場合、下記の効果を得ることができた。 (1) 電子部品10の両側のリード線配列間隔Fが2.5mm,5.0mm,7.5m mの場合の全てに対応して反転動作を実行可能である。 (2) 一対のクランプアーム25A,25Bで電子部品10のリード線11を 挟持するので、移送用チャック1で保持された電子部品連切断片15の姿勢が、 台紙12上側に電子部品10のリード線11が止められた姿勢であっても、逆に 台紙12下側に電子部品10のリード線11が止められた姿勢であっても反転後 のリード線の位置精度には影響が無く、電子部品自動挿入機の部品供給部の電子 部品の設定において、表掛け部品(台紙上側に電子部品のリード線が止められた 姿勢)のみならず、裏掛け部品(台紙下側に電子部品のリード線が止められた姿 勢)にも対応できる。 (3) 一対のクランプアーム25A,25Bでリード線11を確実に挟持でき 、従来の台紙部分を挟持する場合よりも重い重量(例えば最大15g程度まで) の電子部品の反転が可能である。 (4) 一対のクランプアーム25A,25Bでリード線11を確実に挟持でき るため、15gの電子部品を250mSで反転することができ、これより軽量の7 gの電子部品の場合には320mSで反転することができる。
【0027】 なお、電子部品連がつづら折り状態でケースに収納されている場合、あるいは 電子部品に抜けがある場合、移送用チャック1で移送されて来た電子部品連切断 片15はその台紙12の部分が折れ曲がっていたり、台紙が長いために垂れ下が ったりする可能性があるが、各クランプアーム25A,25Bに取り付けられた 台紙ガイド60のテーパー状広がりにより円滑にガイドされる結果、台紙12が クランプアーム25A,25Bに引っ掛かる等の不都合は回避される。
【0028】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の電子部品の挿入方向反転装置によれば、クラン パーで電子部品のリード線を挟持して反転動作を実行することによって、軽量乃 至重量の多い電子部品に至るまで高速、高精度の反転動作を実行可能である。
【提出日】平成5年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 図4に示す如く、支持アーム24が固定された可動ベース23の移動量を規制 するために、凹溝90が形成された位置規制ブロック91が当該可動ベース23 に固着一体化されており、支持ベース21側に固定のストッパ92が前記凹溝9 0のいずれかの側面に当接することで可動ベース23の移動量は1.25mm( 反転対象となる最もリード線配列間隔の狭い電子部品における隣合うリード線の 間隔の1/2)に設定される。これは、図11のように、リード線配列間隔Fが 5mmの場合とFが7.5又は2.5mmの場合とでは移送用チャック1側から みたときの回転中心が異なるからであり、支持ベース側に固定された回転中心シ フト用 エアーシリンダ100のピストンロッド先端部を前記位置規制ブロック9 1に連結し、該エアーシリンダ100を作動させることで、反転用チャック26 が取り付けられた支持アーム24全体を1.25mmだけリード線配置平面内( 水平面内) でかつ図1の紙面に垂直な方向に移動させることができる。この結果 、前記反転用チャック26の回転中心軸を電子部品10のリード線配置平面内で 1.25mm平行移動させることができる。ここでは、エアーシリンダ100の ピストンロッドが縮動状態で反転用チャック26の回転中心は図11のS(リー ド線配列間隔F=5mmのときの回転中心に一致)となり、ピストンロッドが伸 動状態で反転用チャック26の回転中心は図11のT(リード線配列間隔F=7 .5又は2.5mmのときの回転中心に一致)となるようにしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 以上の実施例の構成において、反転すべき電子部品連切断片15を待機する状 態では、回転中心シフト用エアーシリンダ100のピストンロッドは縮動状態で 反転用チャック26の回転中心は移送用チャック側よりみた図11のS(F=5 mmのときの回転中心に一致)であり、しかも開閉用エアーシリンダ47のピス トンロッド48も縮動状態で一対のクランプアーム25A,25Bの先端は開い ている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 移送用チャック1で移送されて来た電子部品連切断片15が有する電子部品1 0の両側のリード線配列間隔Fが図10の如く5.0mmの場合、回転中心シフ ト用 エアーシリンダ100のピストンロッドは縮動状態のままであって反転用チ ャック26の回転中心はS(F=5.0mmのときの回転中心に一致)となって いる。そして、開閉用エアーシリンダ47のピストンロッド48が伸動して一対 のクランプアーム25A,25Bの先端を閉じる。この結果、図7のように、反 転用チャック26の回転中心Sに対して対称な位置a及び位置bでF=5.0m mのリード線11が挟持される。このとき、各リード線11は各クランプアーム 25A,25Bの挟持面に形成された鈍角のV溝52に嵌まり込んだ状態で位置 ずれが生じないように確実に挟持される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 また、移送用チャック1で移送されて来た電子部品連切断片15が有する電子 部品10の両側のリード線配列間隔Fが7.5mmの場合、回転中心シフト用エ アーシリンダ100のピストンロッドを伸動させ、支持アーム24全体を平行移 動させることによって反転用チャック26の回転中心を図11のT(F=7.5 mmのときの回転中心に一致)に変える。そして、回転中心Tにて反転用チャッ ク26の180度回転を実行する。その他の動作はF=5.0mmの場合と同様 である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 なお、電子部品10の両側のリード線配列間隔Fが2.5mmの場合も回転中 心シフト用 エアーシリンダ100のピストンロッドを伸動させ、支持アーム24 全体を平行移動させることによって反転用チャック26の回転中心を図11のT (F=7.5mmのときの回転中心に一致)に変えて反転動作を実行する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子部品の挿入方向反転装置の実
施例の全体構成を示す正面図である。
【図2】実施例における反転用チャック及び回転駆動機
構の要部を示す部分断面図である。
【図3】同部分側面図である。
【図4】実施例において本機フレームに対して支持アー
ムを平行移動するための機構部分を示す部分平面図であ
る。
【図5】実施例において一対のクランプアームに取り付
けられる台紙ガイドの正面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】一対のクランプアームの先端部分を示す拡大図
である。
【図8】クランプアーム挟持面のV溝を示す拡大図であ
る。
【図9】実施例における移送用チャックであって配列間
隔が7.5mmのリード線を保持した状態を示す正面図で
ある。
【図10】移送用チャックが配列間隔5.0mmのリード
線を保持した状態を示す正面図である。
【図11】実施例におけるリード線配列間隔と反転用チ
ャックの回転中心との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 移送用チャック 10 電子部品 11 リード線 12 台紙 15 電子部品連切断片 20 本機フレーム 22 スライドガイド 23 可動ベース 24 支持アーム 25A,25B クランプアーム 26 反転用チャック 27 回転駆動機構 31 回転ブロック 33 シフトカラー 35 シフトリング 36A,36B リンクプレート 41 係合ピン 42 開閉用レバー 47 開閉用エアーシリンダ 60 台紙ガイド 70 ステッピングモーター 71,72,74,75,76 歯車 73 回転駆動軸 80 透孔 81 フォトセンサー 90 凹溝 91 位置規制ブロック 100 フリーマウントエアーシリンダ 101 チャック開きレバー 102 チャック閉じレバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月6日
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 移送用チャック 10 電子部品 11 リード線 12 台紙 15 電子部品連切断片 20 本機フレーム 22 スライドガイド 23 可動ベース 24 支持アーム 25A,25B クランプアーム 26 反転用チャック 27 回転駆動機構 31 回転ブロック 33 シフトカラー 35 シフトリング 36A,36B リンクプレート 41 係合ピン 42 開閉用レバー 47 開閉用エアーシリンダ 60 台紙ガイド 70 ステッピングモーター 71,72,74,75,76 歯車 73 回転駆動軸 80 透孔 81 フォトセンサー 90 凹溝 91 位置規制ブロック 100 回転中心シフト用エアーシリンダ 101 チャック開きレバー 102 チャック閉じレバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品のリード線を挟持する一対の開
    閉自在なクランパーを有する反転用チャックと、該反転
    用チャックを180度回転させる回転駆動機構とを備
    え、前記反転用チャックの回転中心軸を前記電子部品の
    リード線配置平面内で平行移動自在に構成したことを特
    徴とする電子部品の挿入方向反転装置。
  2. 【請求項2】 前記回転中心軸の平行移動量が、反転対
    象となる最もリード線配列間隔の狭い電子部品における
    隣合うリード線の間隔の1/2に設定されている請求項
    1記載の電子部品の挿入方向反転装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5956799U (ja) * 1982-10-07 1984-04-13 ティーディーケイ株式会社 電子部品の插入方向変換機構
JPS6196799A (ja) * 1984-10-17 1986-05-15 松下電器産業株式会社 電子部品の插入装置
JPH01156600U (ja) * 1988-04-21 1989-10-27

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