JPH0691740A - ブロー成形機の金型 - Google Patents
ブロー成形機の金型Info
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- JPH0691740A JPH0691740A JP4241648A JP24164892A JPH0691740A JP H0691740 A JPH0691740 A JP H0691740A JP 4241648 A JP4241648 A JP 4241648A JP 24164892 A JP24164892 A JP 24164892A JP H0691740 A JPH0691740 A JP H0691740A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/48185—Moulds with more than one separate mould cavity
- B29C49/4819—Moulds with more than one separate mould cavity having different sizes or shapes of the mould cavities
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
- B29C2049/4807—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity by movable mould parts in the mould halves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品に寸法誤差がなく、かつバリを発生さ
せないように構成されたブロー成形機の金型の提供。 【構成】 ブロー成形機の金型を、雌金型のそれぞれ対
向する２対４個の周壁部材のうち少なくとも１対の周壁
部材を、雌金型の底面部材の辺部より斜め下方に設けた
ガイドに沿って移動自在に配置し、成形作業時には周壁
部材移動手段により上記ガイド上を移動し得るように構
成した。
せないように構成されたブロー成形機の金型の提供。 【構成】 ブロー成形機の金型を、雌金型のそれぞれ対
向する２対４個の周壁部材のうち少なくとも１対の周壁
部材を、雌金型の底面部材の辺部より斜め下方に設けた
ガイドに沿って移動自在に配置し、成形作業時には周壁
部材移動手段により上記ガイド上を移動し得るように構
成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックスのブロ
ー成形機の金型に関するものである。
ー成形機の金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】容器やポートなど中空二重壁構造を備え
たプラスチックス成形品の製造には、一般にブロー成形
機が利用される。図５の(a) 〜(d) はブロー成形機によ
る成形工程を示すものである。ブロー成形機は、上記椀
状の中空二重壁構造を備えた成形品に対応する型面を形
成する雌金型１と雄金型２とよりなる金型を備え、図５
の(a) に示すように、雌雄の金型１，２の間に押出ダイ
ス１１からチューブ状のパリソン１０を供給し、図５の
(b) ，(c) にみるように、雌雄金型１、２を接近させて
雌雄金型１，２の間に形成される上記椀状成形品に対応
する限定空間内にパリソン１０を挾持する。ついで上記
限定空間内のパリソン１０内にノズル１３より加圧空気
を注入して所定空気圧力下に成形し、図５の(d) に示す
成形品１４を得ようとするものである。
たプラスチックス成形品の製造には、一般にブロー成形
機が利用される。図５の(a) 〜(d) はブロー成形機によ
る成形工程を示すものである。ブロー成形機は、上記椀
状の中空二重壁構造を備えた成形品に対応する型面を形
成する雌金型１と雄金型２とよりなる金型を備え、図５
の(a) に示すように、雌雄の金型１，２の間に押出ダイ
ス１１からチューブ状のパリソン１０を供給し、図５の
(b) ，(c) にみるように、雌雄金型１、２を接近させて
雌雄金型１，２の間に形成される上記椀状成形品に対応
する限定空間内にパリソン１０を挾持する。ついで上記
限定空間内のパリソン１０内にノズル１３より加圧空気
を注入して所定空気圧力下に成形し、図５の(d) に示す
成形品１４を得ようとするものである。
【０００３】しかし上記成形工程においては、溶融状態
のパリソン１０は、ブロー成形の開始から終了まで雌雄
金型１，２の対向空間内に閉じこめられ、特に雌金型１
においてはパリソン１０の上下縁部はまず雌雄金型１，
２の縁に接触し、接触部のパリソン１０はそれ以後の膨
出延伸時にまったく移動せず、残りのパリソン１０が雌
金型１の底部に向け膨脹するに従い雄金型２の表面との
接触面積が拡がり、順次雌金型１の表面と接触したとこ
ろは伸展が拘束され、雌金型１の表面に接触しない部分
のパリソン１０だけが膨脹させられるため、最後に接触
する雌金型１の内壁の底面特に隅角部に位置するパリソ
ン１０は他の部分より薄肉となり、成形品の隅角部の強
度が落ちる欠点がある。
のパリソン１０は、ブロー成形の開始から終了まで雌雄
金型１，２の対向空間内に閉じこめられ、特に雌金型１
においてはパリソン１０の上下縁部はまず雌雄金型１，
２の縁に接触し、接触部のパリソン１０はそれ以後の膨
出延伸時にまったく移動せず、残りのパリソン１０が雌
金型１の底部に向け膨脹するに従い雄金型２の表面との
接触面積が拡がり、順次雌金型１の表面と接触したとこ
ろは伸展が拘束され、雌金型１の表面に接触しない部分
のパリソン１０だけが膨脹させられるため、最後に接触
する雌金型１の内壁の底面特に隅角部に位置するパリソ
ン１０は他の部分より薄肉となり、成形品の隅角部の強
度が落ちる欠点がある。
【０００４】こうした欠点を解消するため新しい金型が
開発されている。例えば特開昭６０−７１２２３号公報
に開示された金型はその一例で、図６の(a),(b),(c) は
この金型を利用してプラスチックスのブロー成形の行う
工程の説明図である。図６に示す雌金型１と雄金型２と
からなる金型において、雌金型１は平面四角形の底面部
材３の４辺に、４個の周壁部材４をピン５を介して回動
自在に装着してなるもので、周壁部材４は空気圧または
油圧シリンダ装置６の作動により、ピン５を回転軸にし
て底面部材３の外方に開閉する。雄金型２は受部材７と
受部材７に摺動可能な内面成形部材８と、内面成形部材
８を受部材７に対して摺動させる空気圧または油圧シリ
ンダ装置９とより構成されている。なお４ａは周壁部材
の表面、４ｂは切断縁である。成形機の押出ダイス１１
から射出された溶融状態の円筒状パリソン１０の上下に
は、パリソン１０の上下部を挾持する挾持顎１２が配置
されている。
開発されている。例えば特開昭６０−７１２２３号公報
に開示された金型はその一例で、図６の(a),(b),(c) は
この金型を利用してプラスチックスのブロー成形の行う
工程の説明図である。図６に示す雌金型１と雄金型２と
からなる金型において、雌金型１は平面四角形の底面部
材３の４辺に、４個の周壁部材４をピン５を介して回動
自在に装着してなるもので、周壁部材４は空気圧または
油圧シリンダ装置６の作動により、ピン５を回転軸にし
て底面部材３の外方に開閉する。雄金型２は受部材７と
受部材７に摺動可能な内面成形部材８と、内面成形部材
８を受部材７に対して摺動させる空気圧または油圧シリ
ンダ装置９とより構成されている。なお４ａは周壁部材
の表面、４ｂは切断縁である。成形機の押出ダイス１１
から射出された溶融状態の円筒状パリソン１０の上下に
は、パリソン１０の上下部を挾持する挾持顎１２が配置
されている。
【０００５】次に図６により動作を説明する。まず製造
すべき中空二重壁構造の成形品に見合う量の溶融状態に
ある筒状パリソン１０を、押出成形機の押出ダイス１１
より射出した後上下の挾持顎１２で挾持し、空気吸排用
ノズル１３よりパリソン１０内に空気を吹き込み、図６
の(a) に示すように、パリソン１０の表面積を成形すべ
き成形品の表面積とほぼ同じとする。ついで雌金型１及
び雄金型２をバリソン１０の両側より接近させ、図６の
(b) に示すように、上下の挾持顎１２により挾持したパ
リソン１０の中間位置を、雄金型２により押圧して雌金
型１内に挿入する。同時に、空気圧または油圧シリンダ
装置６を作動して、雌金型１の周壁部材４をピン５を回
転軸にして雄金型２の方に回転させると、図６の(c) に
みるように、パリソン１０は雄金型２と雌金型１の間に
形成される空間内に型込めされ、成形品１４が成形され
る。成形時雄金型２の雌金型１内への挿入に伴い、雌金
型１の周壁部材４を雄金型２の方に回転移動させ、雌金
型１の周壁部材４を雄金型２に押圧させることにより、
プラスチックス材が雌金型の隅角部にもよく充填され、
成形品の隅角部もうまく成形される。またこのとき成形
品の外周部は雌金型１の切断縁４ａと雄金型２の受部材
７とにより切断されバリ取りが行われる。この後雄金型
２と雌金型１とを引き離して成形品１４を取り出し、上
記と同じ手順により成形作業を続ける。
すべき中空二重壁構造の成形品に見合う量の溶融状態に
ある筒状パリソン１０を、押出成形機の押出ダイス１１
より射出した後上下の挾持顎１２で挾持し、空気吸排用
ノズル１３よりパリソン１０内に空気を吹き込み、図６
の(a) に示すように、パリソン１０の表面積を成形すべ
き成形品の表面積とほぼ同じとする。ついで雌金型１及
び雄金型２をバリソン１０の両側より接近させ、図６の
(b) に示すように、上下の挾持顎１２により挾持したパ
リソン１０の中間位置を、雄金型２により押圧して雌金
型１内に挿入する。同時に、空気圧または油圧シリンダ
装置６を作動して、雌金型１の周壁部材４をピン５を回
転軸にして雄金型２の方に回転させると、図６の(c) に
みるように、パリソン１０は雄金型２と雌金型１の間に
形成される空間内に型込めされ、成形品１４が成形され
る。成形時雄金型２の雌金型１内への挿入に伴い、雌金
型１の周壁部材４を雄金型２の方に回転移動させ、雌金
型１の周壁部材４を雄金型２に押圧させることにより、
プラスチックス材が雌金型の隅角部にもよく充填され、
成形品の隅角部もうまく成形される。またこのとき成形
品の外周部は雌金型１の切断縁４ａと雄金型２の受部材
７とにより切断されバリ取りが行われる。この後雄金型
２と雌金型１とを引き離して成形品１４を取り出し、上
記と同じ手順により成形作業を続ける。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記成形作業
において、雌金型１の周壁部材４はショットの度にピン
５を回転軸として回転を繰り返す。したがって成形作業
が長期間継続されると、ピン５は摩耗しあるいは疲労し
てピン５は破断などのトラブルを生ずることになる。ま
た破断を起こさないまでも、ピン５とその支承部は摩耗
してガタを生じ、雄金型の内面成形部材８の表面と雌金
型１の周壁部材の表面４ａとの間隔が変化して成形品の
寸法に誤差を生じ、製品歩留まりが低下する恐れがあ
る。さらに成形時、パリソン１０の一部が底面部材３と
周壁部材４との接合部に生ずる間隙３ｂに侵入してバリ
となるため、成形後バリ取り作業が必要となり、その分
手間を要することとなる。
において、雌金型１の周壁部材４はショットの度にピン
５を回転軸として回転を繰り返す。したがって成形作業
が長期間継続されると、ピン５は摩耗しあるいは疲労し
てピン５は破断などのトラブルを生ずることになる。ま
た破断を起こさないまでも、ピン５とその支承部は摩耗
してガタを生じ、雄金型の内面成形部材８の表面と雌金
型１の周壁部材の表面４ａとの間隔が変化して成形品の
寸法に誤差を生じ、製品歩留まりが低下する恐れがあ
る。さらに成形時、パリソン１０の一部が底面部材３と
周壁部材４との接合部に生ずる間隙３ｂに侵入してバリ
となるため、成形後バリ取り作業が必要となり、その分
手間を要することとなる。
【０００７】本発明は従来装置の上記課題を解決するた
めになされたもので、製品に寸法誤差を生ぜず、またバ
リも発生することのないブロー成形機の金型を提供する
ことを目的とする。
めになされたもので、製品に寸法誤差を生ぜず、またバ
リも発生することのないブロー成形機の金型を提供する
ことを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係るブロー成形
機の金型は、雌金型のそれぞれ対向する２対４個の周壁
部材のうち少なくとも１対の周壁部材を、雌金型の底面
部材の辺部より斜下方に設けたガイドに沿って移動自在
に配置し、成形作業時には周壁部材移動手段により上記
ガイド上を移動し得るように構成したものである。
機の金型は、雌金型のそれぞれ対向する２対４個の周壁
部材のうち少なくとも１対の周壁部材を、雌金型の底面
部材の辺部より斜下方に設けたガイドに沿って移動自在
に配置し、成形作業時には周壁部材移動手段により上記
ガイド上を移動し得るように構成したものである。
【０００９】
【作用】ブロー成形機の金型を上記のように構成したの
で、該金型を利用してブロー成形を行う際、まず雌金型
の対向する１対２個の周壁部材をガイドに沿って後方所
定位置に位置させておき、雌雄の金型の間にパリソンが
射出され、雌雄の金型でパリソンを挾持するに当たっ
て、雄金型が雌金型内に挿入されるに応じ、上記周壁部
材を前進させ、その前面でパリソンを雄金型表面に押圧
するようにする。この結果パリソンは雌雄の金型で形成
する空間内にうまく充填され、偏肉のない成形品が形成
される。また応力の集中する回転部分がないため、長期
間成形作業を繰り返しても部材損傷の恐れがなく、また
摺動部部材の摩耗は製品の寸法精度に直接影響しないの
で、製品の歩留まり低下を来すこともない。さらに底面
部材と周壁部材との接合部に間隙が生じないため、該接
合部にバリは発生しない。
で、該金型を利用してブロー成形を行う際、まず雌金型
の対向する１対２個の周壁部材をガイドに沿って後方所
定位置に位置させておき、雌雄の金型の間にパリソンが
射出され、雌雄の金型でパリソンを挾持するに当たっ
て、雄金型が雌金型内に挿入されるに応じ、上記周壁部
材を前進させ、その前面でパリソンを雄金型表面に押圧
するようにする。この結果パリソンは雌雄の金型で形成
する空間内にうまく充填され、偏肉のない成形品が形成
される。また応力の集中する回転部分がないため、長期
間成形作業を繰り返しても部材損傷の恐れがなく、また
摺動部部材の摩耗は製品の寸法精度に直接影響しないの
で、製品の歩留まり低下を来すこともない。さらに底面
部材と周壁部材との接合部に間隙が生じないため、該接
合部にバリは発生しない。
【００１０】
実施例１ 図１は本発明の一実施例を示すブロー成形機用金型の雌
金型の平面図、図２はその正面一部断面図、図３はその
側面一部断面図である。図中１〜１３は従来装置と同一
または類似の部品である。図にみるように、本発明に係
る金型においては、雌金型１は、基盤２０上に配設され
た平面四角形の底面部材２１と、底面部材２１の４辺に
接する２対４個の周壁部材２４ａ，２４ｂ，２６ａ，２
６ｂとからなり、２対の周壁部材のうちの１対の部材２
４ａ，２４ｂは、底面部材２１の両側方に形成された斜
面２２ａ，２２ｂ上に配設されたガイド２３ａ，２３ｂ
に沿って、油圧シリンダ２５ａ，２５ｂの作動により矢
印Ａに示す方向に移動するように構成されている。なお
他の１対の周壁部材２６ａ，２６ｂは、図３に見るよう
に、底面部材２１に接して配設されている。
金型の平面図、図２はその正面一部断面図、図３はその
側面一部断面図である。図中１〜１３は従来装置と同一
または類似の部品である。図にみるように、本発明に係
る金型においては、雌金型１は、基盤２０上に配設され
た平面四角形の底面部材２１と、底面部材２１の４辺に
接する２対４個の周壁部材２４ａ，２４ｂ，２６ａ，２
６ｂとからなり、２対の周壁部材のうちの１対の部材２
４ａ，２４ｂは、底面部材２１の両側方に形成された斜
面２２ａ，２２ｂ上に配設されたガイド２３ａ，２３ｂ
に沿って、油圧シリンダ２５ａ，２５ｂの作動により矢
印Ａに示す方向に移動するように構成されている。なお
他の１対の周壁部材２６ａ，２６ｂは、図３に見るよう
に、底面部材２１に接して配設されている。
【００１１】次に図４により動作について説明する。図
４にみるように、雌雄の金型１，２の間に押出ダイス１
１より筒状のパリソン１０を射出し、雌雄の金型１，２
を接近させて雌雄の金型１，２の間に形成される空間内
にパリソン１０を型込めして成形品１４を形成する工程
は、前記従来の成形機の工程と基本的に同じである。し
かし本発明に係る金型においては、雌雄の金型１，２の
間に配されたパリソン１０を雌雄の金型１，２を接近さ
せて型込めする際、周壁部材２６ａ，２６ｂは固定され
たままであるが、周壁部材２４ａ，２４ｂは、雌雄金型
１，２の接近動作前に、図４の(a) に示すように、油圧
シリンダ２５ａ，２５ｂを作動してガイド２３ａ，２３
ｂに沿って後方に移動させておき、雄金型２の雌金型１
内への挿入に応じて、図４の(b) に示すように、矢印Ｂ
方向に前進させ、最終的には図４の(c) に示す位置に固
定する。
４にみるように、雌雄の金型１，２の間に押出ダイス１
１より筒状のパリソン１０を射出し、雌雄の金型１，２
を接近させて雌雄の金型１，２の間に形成される空間内
にパリソン１０を型込めして成形品１４を形成する工程
は、前記従来の成形機の工程と基本的に同じである。し
かし本発明に係る金型においては、雌雄の金型１，２の
間に配されたパリソン１０を雌雄の金型１，２を接近さ
せて型込めする際、周壁部材２６ａ，２６ｂは固定され
たままであるが、周壁部材２４ａ，２４ｂは、雌雄金型
１，２の接近動作前に、図４の(a) に示すように、油圧
シリンダ２５ａ，２５ｂを作動してガイド２３ａ，２３
ｂに沿って後方に移動させておき、雄金型２の雌金型１
内への挿入に応じて、図４の(b) に示すように、矢印Ｂ
方向に前進させ、最終的には図４の(c) に示す位置に固
定する。
【００１２】このように雌金型１の周壁部材のうちの対
向する１対の周壁部材２４ａ，２４ｂを移動自在に構成
し、成形作業の際最初は後方に位置させていた周壁部材
２４ａ，２４ｂを、雄金型２が雌金型１内に挿入される
に応じて前進させ、パリソン１０を雄金型２の表面に押
圧するように構成することにより、プラスチックス材は
雌雄の金型１，２で形成する空間内にうまく充填され、
成形された製品における偏肉発生は防止される。また金
型の周壁部材２４ａ，２４ｂの移動には、応力の集中す
る回転軸部を備えていないので、ピンの破断や、部品の
ガタによる製品の偏肉は防止される。さらに底面部材２
１と周壁部材２４ａ、２４ｂとの接合部に間隙がなく、
したがって接合部にバリは発生しない。
向する１対の周壁部材２４ａ，２４ｂを移動自在に構成
し、成形作業の際最初は後方に位置させていた周壁部材
２４ａ，２４ｂを、雄金型２が雌金型１内に挿入される
に応じて前進させ、パリソン１０を雄金型２の表面に押
圧するように構成することにより、プラスチックス材は
雌雄の金型１，２で形成する空間内にうまく充填され、
成形された製品における偏肉発生は防止される。また金
型の周壁部材２４ａ，２４ｂの移動には、応力の集中す
る回転軸部を備えていないので、ピンの破断や、部品の
ガタによる製品の偏肉は防止される。さらに底面部材２
１と周壁部材２４ａ、２４ｂとの接合部に間隙がなく、
したがって接合部にバリは発生しない。
【００１３】実施例２ 上記実施例においては、雌金型１の２対４個の周壁部材
のうち、１対２個の周壁部材を移動可能に構成している
が、これに限定するものでなく２対４個とも移動可能と
してもよい。また周壁部材２４ａ，２４ｂの移動手段と
して、油圧シリンダ２５ａ，２５ｂを使用しているが、
油圧シリンダに限らず他の機構例えばエアシリンダやラ
ックとピニオンなどを利用してもよい。
のうち、１対２個の周壁部材を移動可能に構成している
が、これに限定するものでなく２対４個とも移動可能と
してもよい。また周壁部材２４ａ，２４ｂの移動手段と
して、油圧シリンダ２５ａ，２５ｂを使用しているが、
油圧シリンダに限らず他の機構例えばエアシリンダやラ
ックとピニオンなどを利用してもよい。
【００１４】
【発明の効果】本発明はブロー成形機の金型において、
その雌金型の２対４個の周壁部材のうちの少なくとも１
対の周壁部材を、底面部材の側方に配置したガイドに沿
って移動し得るように構成したので、次に述べるような
優れた効果を挙げることができた。 (1) 周壁部材の移動に回転軸などを使用しないので、回
転軸の破損などのトラブルがなくなった。 (2) 部品の摩耗によるガタの発生がなく、ガタによる成
形品の偏肉がなくなって製品の歩留まりが向上した。 (3) 底面部材と周壁部材との接合部に間隙が無いので成
形品にバリが発生せず、バリ取り作業が不要となってそ
のぶんコストダウンとなった。
その雌金型の２対４個の周壁部材のうちの少なくとも１
対の周壁部材を、底面部材の側方に配置したガイドに沿
って移動し得るように構成したので、次に述べるような
優れた効果を挙げることができた。 (1) 周壁部材の移動に回転軸などを使用しないので、回
転軸の破損などのトラブルがなくなった。 (2) 部品の摩耗によるガタの発生がなく、ガタによる成
形品の偏肉がなくなって製品の歩留まりが向上した。 (3) 底面部材と周壁部材との接合部に間隙が無いので成
形品にバリが発生せず、バリ取り作業が不要となってそ
のぶんコストダウンとなった。
【図１】本発明の一実施例である雌金型の平面図であ
る。
る。
【図２】図１の正面一部断面図である。
【図３】図１の側面一部断面図である。
【図４】本発明に係る金型を使用するブロー成形機によ
る成形作業の工程説明図である。
る成形作業の工程説明図である。
【図５】従来の中空二重壁構造を備えた成形品の成形作
業の工程説明図である。
業の工程説明図である。
【図６】従来の金型による成形作業の動作説明図であ
る。
る。
１…………………雌金型 ２…………………雄金型 １０………………パリソン ２０………………基盤 ２１………………底面部材 ２２ａ，２２ｂ…斜面 ２３ａ，２３ｂ…ガイド ２４ａ，２４ｂ…周壁部材 ２５ａ，２５ｂ…油圧シリンダ ２６ａ，２６ｂ…周壁部材
Claims (1)
- 【請求項１】 雌雄の金型よりなるブロー成形機の金型
において、 雌金型は、平面四角形状の底面部材と、該底面部材の四
辺に下辺を接するそれぞれ対向する２対４個の周壁部材
とを備えてなり、 上記２対４個の周壁部材のうち少なくとも１対の周壁部
材を、対向する方向の斜下方に移動自在に構成したこと
を特徴とするブロー成形機の金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241648A JP2873527B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | ブロー成形機の金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241648A JP2873527B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | ブロー成形機の金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691740A true JPH0691740A (ja) | 1994-04-05 |
| JP2873527B2 JP2873527B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=17077446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4241648A Expired - Fee Related JP2873527B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | ブロー成形機の金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2873527B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200453807Y1 (ko) * | 2011-03-23 | 2011-05-26 | 삼안산업 주식회사 | 블로우 성형금형 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP4241648A patent/JP2873527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200453807Y1 (ko) * | 2011-03-23 | 2011-05-26 | 삼안산업 주식회사 | 블로우 성형금형 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2873527B2 (ja) | 1999-03-24 |
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