JPH0691489A - 非円形加工物の測定方法 - Google Patents

非円形加工物の測定方法

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JPH0691489A
JPH0691489A JP26933492A JP26933492A JPH0691489A JP H0691489 A JPH0691489 A JP H0691489A JP 26933492 A JP26933492 A JP 26933492A JP 26933492 A JP26933492 A JP 26933492A JP H0691489 A JPH0691489 A JP H0691489A
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Fumitoshi Terasaki
文敏 寺崎
Sadami Kondo
定巳 近藤
Shihou Katsumata
志芳 勝又
Tatsuhiro Yoshimura
辰浩 吉村
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Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非円形加工物を機上にて計測し、計測した誤
差を基に加工用プログラムを補正して加工精度の向上を
計る。 【構成】 砥石台3上前側砥石15寄り位置に固着され
た回転アクチュエータ18により待機位置と計測位置と
に旋回可能に検出器21を設け、加工用プログラムによ
る創成加工のあと、検出器21を計測位置に割出し、検
出器21の測定範囲が測定用加工プログラムのX軸スト
ローク量より小さいとき、主軸6の回転に対して砥石台
のX軸移動を同期させて誤差を測定し、測定した誤差デ
ータを基に加工用プログラムを補正する。また測定範囲
がX軸ストローク量より大きい場合には砥石台を停止し
た状態で主軸を回転して測定を行い、測定用プログラム
のX/C軸データとの差を求めて誤差データを作って、
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加工機上において創成加
工の終わった非円形加工物を測定する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、カム等非円形加工物の測定は、恒
温室等振動の少ない温度管理された室に設置されている
図8に示すような円筒座標型三次元測定器で行ってお
り、測定に当たってワークテーブル101上に非円形加
工物Wを同心に載置して、検出器102先端のプローブ
103の径を考慮して作られた割出角度に対するプロー
ブのX軸位置データを入力して測定を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた円
筒座標型三次元測定器を用いて非円形加工物を測定する
方法は、測定が面倒で時間がかかり、加工誤差がその場
で測定できないため、誤差を補正することができないと
いう問題点を有している。本発明は従来の技術の有する
このような問題点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは創成加工の直後に機上で測定可能で、そ
の場で誤差の補正を行うことのできる非円形加工物の測
定方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における非円形加工物の測定方法は、非円形加
工物の加工機上における測定方法であって、予め記憶す
る加工用プログラムによる創成加工のあと、砥石台又は
刃物台に設けた検出器を待機位置から計測位置に割出
し、前記検出器の測定範囲と予め記憶する測定用プログ
ラムのX軸ストローク量とを比較して前記測定器の測定
範囲のみでは測定できないとき、前記測定用プログラム
により前記加工物の回転に対して、前記砥石台又は刃物
台のX軸移動を同期させて誤差を計測し、計測により求
めた誤差データを基に前記加工用プログラムの補正を行
うものである。
【0005】
【作用】非円形加工物の創成加工が終わったあと、測定
用プログラムのX軸ストローク量と検出器の測定範囲と
を比較して、測定範囲の方が小さくて測定できないと
き、測定用プログラムにより主軸回転に対して砥石台又
は刃物台のX軸移動を同期させて計測を行い、求めた誤
差データを基に加工用プログラムのX/C軸データの補
正を行う。また測定範囲がX軸ストローク量より大きく
測定可能なときは、砥石台を測定可能な位置に固定して
形状を測定し、測定データと計測用プログラムの主軸回
転に対するX軸位置のデータ(以下X/C軸データと呼
ぶ)とを比較して誤差データを求め、求めた誤差データ
を基に加工プログラムのX/C軸データの補正を行う。
【0006】
【実施例】以下本実施例について図1〜図7を参照して
説明する。図1の円筒研削盤において、ベッド1上前側
に設けられたZ軸方向の案内上にテーブル2が移動位置
決め可能に載置され、ベッド1上後側に設けられたX軸
方向の案内上に砥石台3が移動可能に載置されており、
砥石台3はベッドに固着のX軸モータ9によりボールね
じ11を介して移動位置決めされる。テーブル2上には
主軸台4と心押台5がそれぞれ位置移動可能に取付けら
れており、主軸台4に主軸6が回転可能に軸承されてい
る。主軸6の先端にセンタ7が着脱可能に装着されてお
り、主軸6は主軸台に固着のC軸モータ8により駆動さ
れる。心押台5には心押軸12が軸方向移動可能に支持
されており、心押軸12の先端にセンタ13が着脱可能
に装着されている。一方砥石台3には砥石軸14が回転
可能に支持されており、砥石軸14の左端に砥石15が
着脱可能に取付けられている。砥石軸14は砥石台3上
に固着の砥石モータ16によりベルト17を介して駆動
される。
【0007】砥石台3上前側砥石寄り位置には図2,図
3に示すように流体圧駆動の回転アクチュエータ18が
固着されており、回転アクチュエータ18の出力軸にL
型の旋回アーム19の後端が固着されている。旋回アー
ム19の先端に検出器21が取付けられており、検出器
21は例えば(株)ミツトヨ製MCH−336型又はM
CHP341型等市販のものを使用することができる。
このものは先端プローブ21aの有効移動量(測定範
囲)が±5.0mm又は±2.5mmで、一般に測定範
囲が小さい程軽量かつ小型で最小読み取り値が小さく測
定精度が良くなるため、目的に合わせて選択する。更に
砥石台3の前面には旋回アーム19の、計測位置決める
ストッパ22が取付けられており、検出器21は回転ア
クチュエータ18により図2で仮想線で示す上側の待機
位置と前側の計測位置とに割出されるようになってい
る。
【0008】更に主軸台4の砥石台3寄りの側面には図
4に示すように基準座23が設けられており、この基準
座23の端面と主軸軸心までのX軸距離X0が正確に測
定されてNC装置内に記憶されている。図6はNC制御
システムのブロック線図で、25は外部入力用キーボー
ド。26は入出力インタフエイスである。リフトデータ
記憶部27は、加工物Wのリフトデータを記憶する部
分。砥石径記憶部28は、砥石15の径を記憶する部
分。加工用X/C軸データ演算部29は、リフトデータ
から砥石径を考慮して加工X/C軸データを求める部
分。加工用X/C軸データ記憶部30は、求めた加工用
X/C軸データを記憶する部分である。
【0009】C軸加工基準位置演算部31は、検出器2
1により検出した工作物の最大リフト又は最大リフトが
ある角度続くときはその中央のC軸加工基準位置を求め
る部分。C軸加工開始位置記憶部32は、C軸加工基準
位置から加工開始点までの角度を考慮してC軸加工開始
位置を求めて記憶する部分である。プローブ径記憶部3
3は、検出器21のプローブ21aの径を記憶する部
分。測定用X/C軸データ演算部34は、リフトデータ
からプローブ径を考慮して測定用X/C軸データを求め
る部分。測定用X/C軸データ記憶部35は、求めた測
定用X/C軸データを記憶する部分である。
【0010】センサ信号変換部36は検出器21からの
信号を測定値に変換する部分。測定データ記憶部37
は、測定したデータを記憶する部分。形状誤差演算部3
8は、測定データから形状誤差を求める部分。形状誤差
記憶部39は、求めた形状誤差を記憶する部分である。
加工プログラム記憶部41は、加工用X/C軸データの
数値を取り込んだ加工プログラムを記憶する部分。誤差
補正部42は、形状誤差の補正を行う部分。測定方法判
定部43は、検出器21の測定範囲と最大リフト差を比
較して測定方法を測定する部分。ドライブユニット44
は、X軸サーボモータ9及びC軸モータ8を駆動する部
分である。
【0011】続いて本実施例の作用について説明する。
両センタ7,13間に非円形加工物Wを支持し、検出器
21を計測位置に割出し、加工物Wの最大径にプローブ
21aが当接可能な位置に砥石台3をX軸位置決めし
て、主軸6を回転させ工作物Wの最大径部にプローブが
当接したときの出力信号を読み取り、図6に示すように
最大径部の頂点(最大径がある角度続く場合はその中
央)を求めてC軸基準位置とし、これより所定角度離れ
たC軸加工開始位置を求めて記憶する。次いで砥石径を
考慮した加工用X/C軸データを取り込んだ加工プログ
ラムにより創成加工を行い、加工後に加工物Wの測定を
行う。
【0012】この加工物の測定方法を図7のフローチャ
ートの順に従って説明する。ステップS1において、図
4に示すようにプローブ21aを主軸台4の基準座23
に接触させて計測したX軸距離を、予め記憶する主軸の
回転中心から基準座までの距離X0とを比較して誤差を
求め、熱変位等によるこの誤差を補正により除いて、正
確な加工物の絶対寸法を測定できるようにする。次いで
ステップS2において、測定用X/C軸データからX軸
の移動ストローク量を読み出し、検出器21の測定範囲
と比較して、移動ストローク量が検出器21の測定範囲
内かが確認され、NOの場合はステップS3において、
プローブ径を考慮した測定用X/C軸データを読み出
し、主軸6の回転と砥石台3の同期移動で加工物Wを測
定し、ステップS4において、検出器21の出力信号を
加工物Wの誤差データとし記憶する。
【0013】またステップS2において、YESの場合
には、ステップS5において、砥石台3を所定測定位置
で停止し、主軸6を回転させて加工物Wを測定し、測定
データを記憶する。次いでステップS6において、測定
用X/C軸データと測定データとの差を求めて誤差デー
タとして記憶する。次いでステップS7において、ステ
ップS4で記憶した誤差データ又はステップS6で記憶
した誤差データを基に加工用X/C軸データに対する補
正値データを求めて補正を行う。尚、本実施例は研削加
工の場合の測定方法において説明したが、旋盤等他の工
作機械による非円形加工物の創成加工の場合の測定にも
適用可能な方法であることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。検出器を砥石台又は刃
物台に設けて測定用プログラムのX軸ストローク量が検
出器の測定範囲より大きいとき、プローブ径を考慮した
測定用プログラムにより加工物の回転に同期させて砥石
台又は刃物台のX軸移動をして誤差を測定し、求めた誤
差データを基に加工用プログラムの補正を行うようにし
たので、検出器の測定範囲に制限されることなくあらゆ
る非円形加工物の測定が可能となり、軽量かつ小型の検
出器で比較的リフト変化量の大きい加工物の測定が機上
においてその場で行うことができるようになる。また測
定した誤差データを基に加工用プログラムのX/C軸デ
ータの自動補正を行うようにしたので安定した加工形状
を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の非円形加工物測定装置を取付けた円
筒研削盤の上視図である。
【図2】砥石台上に取付けられた検出装置の側面図であ
る。
【図3】図2の上視図である。
【図4】主軸台に取付けられた基準座による検出機のX
軸位置検出の状態を表す説明図である。
【図5】加工物のC軸基準位置と加工開始位置の関係の
説明図である。
【図6】本実施例の制御システムのブロック線図であ
る。
【図7】本実施例の作用説明用フローチャート図であ
る。
【図8】従来の非円形加工物の形状測定に使用する円筒
座標三次元測定装置の姿図である。
【符号の説明】
1 ベッド 3 砥石台 4 主軸台 5 心押台 6 主軸 8 C軸モータ 9 X軸モータ 15 砥石 19 旋回アーム 21 検出器 W 非円形加工物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 辰浩 愛知県丹羽郡大口町下小口五丁目25番地の 1 オークマ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非円形加工物の加工機上における測定方
    法であって、予め記憶する加工用プログラムによる創成
    加工のあと、砥石台又は刃物台に設けた検出器を待機位
    置から計測位置に割出し、前記検出器の測定範囲と予め
    記憶する測定用プログラムのX軸ストローク量とを比較
    して前記測定器の測定範囲のみでは測定できないとき、
    前記測定用プログラムにより前記加工物の回転に対して
    前記砥石台又は刃物台のX軸移動を同期させて誤差を計
    測し、計測により求めた誤差データを基に前記加工用プ
    ログラムの補正を行うことを特徴とする非円形加工物の
    測定方法。
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JP2008279542A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Jtekt Corp 研削盤および非真円形状または偏心形状のワークの研削方法

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