JP2782302B2 - 非円形加工物の測定方法 - Google Patents

非円形加工物の測定方法

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JP2782302B2
JP2782302B2 JP4269334A JP26933492A JP2782302B2 JP 2782302 B2 JP2782302 B2 JP 2782302B2 JP 4269334 A JP4269334 A JP 4269334A JP 26933492 A JP26933492 A JP 26933492A JP 2782302 B2 JP2782302 B2 JP 2782302B2
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文敏 寺崎
定巳 近藤
志芳 勝又
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加工機上において創成加
工の終わった非円形加工物を測定する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、カム等非円形加工物の測定は、恒
温室等振動の少ない温度管理された室に設置されている
図8に示すような円筒座標型三次元測定器で行ってお
り、測定に当たってワークテーブル101上に非円形加
工物Wを同心に載置して、検出器102先端のプローブ
103の径を考慮して作られた割出角度に対するプロー
ブのX軸位置データを入力して測定を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた円
筒座標型三次元測定器を用いて非円形加工物を測定する
方法は、測定が面倒で時間がかかり、加工誤差がその場
で測定できないため、誤差を補正することができないと
いう問題点を有している。本発明は従来の技術の有する
このような問題点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは創成加工の直後に機上で測定可能で、そ
の場で誤差の補正を行うことのできる非円形加工物の測
定方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における非円形加工物の測定方法は、非円形加
工物の加工機上における形状寸法の測定方法であって、
非円形加工物の加工機上における形状寸法の測定方法で
あって、予め記憶した加工用X/C軸データにもとづく
加工用プログラムにより創成加工のあと、砥石台又は刃
物台に設けた検出器のプローブを主軸台に設けた主軸軸
心からの正確なX軸距離が記憶されている基準座に接触
させた計測値より求めた熱変位による誤差を補正したあ
と、検出器の測定範囲と予め記憶する測定用プログラム
のX軸ストローク量とを比較して検出器の測定範囲のみ
では測定できないとき、予め記憶した非円形加工物のリ
フトデータと予め記憶した検出器のプローブ径とを考慮
した測定用X/C軸データにもとづく測定用プログラム
により前記非円形加工物の回転に対して前記砥石台又は
刃物台のX軸移動を同期させ、非円形加工物を測定し、
計測により求めた誤差データを基に前記加工用プログラ
ムの補正を行うものである。
【0005】
【作用】非円形加工物の創成加工が終わったあと、熱変
位誤差を補正し測定用プログラムのX軸ストローク量と
検出器の測定範囲とを比較して、測定範囲の方が小さく
て測定できないとき非円形加工物のリフトデータと検出
器のプローブ径と測定用X/C軸データから使用プロー
ブ径を考慮した測定用X/C軸データを読み出し、この
データにもとづく測定用プログラムにより主軸回転に対
して砥石台又は刃物台のX軸移動を同期させて計測を行
い、求めた誤差データを基に加工用プログラムのX/C
軸データの補正を行う。また測定範囲がX軸ストローク
量より大きく測定可能なときは、砥石台を測定可能な位
置に固定して形状を測定し、測定データと計測用プログ
ラムの主軸回転に対するX軸位置のデータ(以下X/C
軸データと呼ぶ)とを比較して誤差データを求め、求め
た誤差データを基に加工プログラムのX/C軸データの
補正を行う。
【0006】
【実施例】以下本実施例について図1〜図7を参照して
説明する。図1の円筒研削盤において、ベッド1上前側
に設けられたZ軸方向の案内上にテーブル2が移動位置
決め可能に載置され、ベッド1上後側に設けられたX軸
方向の案内上に砥石台3が移動可能に載置されており、
砥石台3はベッドに固着のX軸モータ9によりボールね
じ11を介して移動位置決めされる。テーブル2上には
主軸台4と心押台5がそれぞれ位置移動可能に取付けら
れており、主軸台4に主軸6が回転可能に軸承されてい
る。主軸6の先端にセンタ7が着脱可能に装着されてお
り、主軸6は主軸台に固着のC軸モータ8により駆動さ
れる。心押台5には心押軸12が軸方向移動可能に支持
されており、心押軸12の先端にセンタ13が着脱可能
に装着されている。一方砥石台3には砥石軸14が回転
可能に支持されており、砥石軸14の左端に砥石15が
着脱可能に取付けられている。砥石軸14は砥石台3上
に固着の砥石モータ16によりベルト17を介して駆動
される。
【0007】砥石台3上前側砥石寄り位置には図2,図
3に示すように流体圧駆動の回転アクチュエータ18が
固着されており、回転アクチュエータ18の出力軸にL
型の旋回アーム19の後端が固着されている。旋回アー
ム19の先端に検出器21が取付けられており、検出器
21は例えば(株)ミツトヨ製MCH−336型又はM
CHP341型等市販のものを使用することができる。
このものは先端プローブ21aの有効移動量(測定範
囲)が±5.0mm又は±2.5mmで、一般に測定範
囲が小さい程軽量かつ小型で最小読み取り値が小さく測
定精度が良くなるため、目的に合わせて選択する。更に
砥石台3の前面には旋回アーム19の、計測位置決める
ストッパ22が取付けられており、検出器21は回転ア
クチュエータ18により図2で仮想線で示す上側の待機
位置と前側の計測位置とに割出されるようになってい
る。
【0008】更に主軸台4の砥石台3寄りの側面には図
4に示すように基準座23が設けられており、この基準
座23の端面と主軸軸心までのX軸距離X0が正確に測
定されてNC装置内に記憶されている。図6はNC制御
システムのブロック線図で、25は外部入力用キーボー
ド。26は入出力インタフエイスである。リフトデータ
記憶部27は、加工物Wのリフトデータを記憶する部
分。砥石径記憶部28は、砥石15の径を記憶する部
分。加工用X/C軸データ演算部29は、リフトデータ
から砥石径を考慮して加工X/C軸データを求める部
分。加工用X/C軸データ記憶部30は、求めた加工用
X/C軸データを記憶する部分である。
【0009】C軸加工基準位置演算部31は、検出器2
1により検出した工作物の最大リフト又は最大リフトが
ある角度続くときはその中央のC軸加工基準位置を求め
る部分。C軸加工開始位置記憶部32は、C軸加工基準
位置から加工開始点までの角度を考慮してC軸加工開始
位置を求めて記憶する部分である。プローブ径記憶部3
3は、検出器21のプローブ21aの径を記憶する部
分。測定用X/C軸データ演算部34は、リフトデータ
からプローブ径を考慮して測定用X/C軸データを求め
る部分。測定用X/C軸データ記憶部35は、求めた測
定用X/C軸データを記憶する部分である。
【0010】センサ信号変換部36は検出器21からの
信号を測定値に変換する部分。測定データ記憶部37
は、測定したデータを記憶する部分。形状誤差演算部3
8は、測定データから形状誤差を求める部分。形状誤差
記憶部39は、求めた形状誤差を記憶する部分である。
加工プログラム記憶部41は、加工用X/C軸データの
数値を取り込んだ加工プログラムを記憶する部分。誤差
補正部42は、形状誤差の補正を行う部分。測定方法判
定部43は、検出器21の測定範囲と最大リフト差を比
較して測定方法を測定する部分。ドライブユニット44
は、X軸サーボモータ9及びC軸モータ8を駆動する部
分である。
【0011】続いて本実施例の作用について説明する。
両センタ7,13間に非円形加工物Wを支持し、検出器
21を計測位置に割出し、加工物Wの最大径にプローブ
21aが当接可能な位置に砥石台3をX軸位置決めし
て、主軸6を回転させ工作物Wの最大径部にプローブが
当接したときの出力信号を読み取り、図6に示すように
最大径部の頂点(最大径がある角度続く場合はその中
央)を求めてC軸基準位置とし、これより所定角度離れ
たC軸加工開始位置を求めて記憶する。次いで砥石径を
考慮した加工用X/C軸データを取り込んだ加工プログ
ラムにより創成加工を行い、加工後に加工物Wの測定を
行う。
【0012】この加工物の測定方法を図7のフローチャ
ートの順に従って説明する。ステップS1において、図
4に示すようにプローブ21aを主軸台4の基準座23
に接触させて計測したX軸距離を、予め記憶する主軸の
回転中心から基準座までの距離X0とを比較して誤差を
求め、熱変位等によるこの誤差を補正により除いて、正
確な加工物の絶対寸法を測定できるようにする。次いで
ステップS2において、測定用X/C軸データからX軸
の移動ストローク量を読み出し、検出器21の測定範囲
と比較して、移動ストローク量が検出器21の測定範囲
内かが確認され、NOの場合はステップS3において、
プローブ径を考慮した測定用X/C軸データを読み出
し、主軸6の回転と砥石台3の同期移動で加工物Wを測
定し、ステップS4において、検出器21の出力信号を
加工物Wの誤差データとし記憶する。
【0013】またステップS2において、YESの場合
には、ステップS5において、砥石台3を所定測定位置
で停止し、主軸6を回転させて加工物Wを測定し、測定
データを記憶する。次いでステップS6において、測定
用X/C軸データと測定データとの差を求めて誤差デー
タとして記憶する。次いでステップS7において、ステ
ップS4で記憶した誤差データ又はステップS6で記憶
した誤差データを基に加工用X/C軸データに対する補
正値データを求めて補正を行う。尚、本実施例は研削加
工の場合の測定方法において説明したが、旋盤等他の工
作機械による非円形加工物の創成加工の場合の測定にも
適用可能な方法であることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。検出器を砥石台又は刃
物台に設けて測定用プログラムのX軸ストローク量が検
出器の測定範囲より大きいとき、プローブ径を考慮した
測定用プログラムにより加工物の回転に同期させて砥石
台又は刃物台のX軸移動をして誤差を測定し、求めた誤
差データを基に加工用プログラムの補正を行うようにし
たので、検出器の測定範囲に制限されることなくあらゆ
る非円形加工物の測定が可能となり、軽量かつ小型の検
出器で比較的リフト変化量の大きい加工物の測定が機上
においてその場で行うことができるようになる。また測
定した誤差データを基に加工用プログラムのX/C軸デ
ータの自動補正を行うようにしたので安定した加工形状
を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の非円形加工物測定装置を取付けた円
筒研削盤の上視図である。
【図2】砥石台上に取付けられた検出装置の側面図であ
る。
【図3】図2の上視図である。
【図4】主軸台に取付けられた基準座による検出機のX
軸位置検出の状態を表す説明図である。
【図5】加工物のC軸基準位置と加工開始位置の関係の
説明図である。
【図6】本実施例の制御システムのブロック線図であ
る。
【図7】本実施例の作用説明用フローチャート図であ
る。
【図8】従来の非円形加工物の形状測定に使用する円筒
座標三次元測定装置の姿図である。
【符号の説明】
1 ベッド 3 砥石台 4 主軸台 5 心押台 6 主軸 8 C軸モータ 9 X軸モータ 15 砥石 19 旋回アーム 21 検出器 W 非円形加工物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 辰浩 愛知県丹羽郡大口町下小口五丁目25番地 の1 オークマ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−217447(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 17/20 B23Q 17/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非円形加工物の加工機上における形状寸
    法の測定方法であって、予め記憶した加工用X/C軸デ
    ータにもとづく加工用プログラムにより創成加工のあ
    と、砥石台又は刃物台に設けた検出器のプローブを主軸
    台に設けた主軸軸心からの正確なX軸距離が記憶されて
    いる基準座に接触させた計測値より求めた熱変位による
    誤差を補正したあと、検出器の測定範囲と予め記憶する
    測定用プログラムのX軸ストローク量とを比較して検出
    器の測定範囲のみでは測定できないとき、予め記憶した
    非円形加工物のリフトデータと予め記憶した検出器のプ
    ローブ径とを考慮した測定用X/C軸データにもとづく
    測定用プログラムにより前記非円形加工物の回転に対し
    て前記砥石台又は刃物台のX軸移動を同期させ、非円形
    加工物を測定し、計測により求めた誤差データを基に前
    記加工用プログラムの補正を行うことを特徴とする非円
    形加工物の測定方法。
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