JPH0691447A - 格納式アシストグリップのピン挿入治具 - Google Patents

格納式アシストグリップのピン挿入治具

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Publication number
JPH0691447A
JPH0691447A JP24654192A JP24654192A JPH0691447A JP H0691447 A JPH0691447 A JP H0691447A JP 24654192 A JP24654192 A JP 24654192A JP 24654192 A JP24654192 A JP 24654192A JP H0691447 A JPH0691447 A JP H0691447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
rod
base
assist grip
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24654192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suyama
博史 須山
Yasuo Mori
泰男 茂利
Hidenori Yasuda
秀憲 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP24654192A priority Critical patent/JPH0691447A/ja
Publication of JPH0691447A publication Critical patent/JPH0691447A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ピンが挿入不十分のままでは組付けを終わらせ
ることのできない格納式アシストグリップのピン挿入治
具を提供する。 【構成】先端がピン7の後端と当接するロッド14はピ
ン14を保持部9からじゃま板18を介し固定台2側に
進動させ、ピン7は各挿入孔5a、6aに挿入される。
このとき、爪部材16bと係止部材17とからなるラチ
ェットは、ピン7の挿入完了までロッド14の戻りを規
制する。戻りが規制されたロッド14は未だ先端にピン
7を当接しており、不完全挿入のピン7はじゃま板18
によって径方向の移動が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、格納式アシストグリッ
プのピン挿入治具に関し、詳しくはグリップ本体の挿入
孔及び座部の挿入孔にピンを挿入するための治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】格納式アシストグリップとして、挿入孔
をもつグリップ本体と、挿入孔をもち車両のルーフ等に
固定される座部と、グリップ本体の挿入孔及び座部の挿
入孔に挿入されるピンとを備えたものが知られている。
この格納式アシストグリップでは、ピンによってグリッ
プ本体が座部に対して揺動可能に支持されるため、格納
時にはグリップ本体がルーフヘッドライニング等と面一
とされ、不使用時に車室内スペースの拡大化が図られ
る。
【0003】従来、かかる格納式アシストグリップにお
けるグリップ本体の挿入孔及び座部の挿入孔にピンを挿
入する組付けは、設備投資の低廉化等から、人手によっ
てなされることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人手によって
ピンを挿入すると、ピンを完全に挿入しないで組付けを
終了する場合がある。この場合には、車体への組付け時
に不具合を生じてしまう。本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、ピンが挿入不十分のままでは組
付けを終わらせることのできない格納式アシストグリッ
プのピン挿入治具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の格納式アシスト
グリップのピン挿入治具は、グリップ本体の挿入孔及び
座部の挿入孔にピンを挿入する格納式アシストグリップ
のピン挿入治具であって、基台と、前記各挿入孔が整合
した状態で前記グリップ本体及び前記座部を該基台に対
して固定する固定部と、該各挿入孔と同軸に前記ピンを
保持する保持部と、先端が該ピンの後端と当接するロッ
ドを有し、外方より該ロッドを該各挿入孔と同軸に進動
させる押し込み部と、該基台と該押し込み部との間に設
けられ、該ピンの挿入完了まで該ロッドの戻りを規制す
るラチェットと、該保持部と該固定部との間で該基台に
固定され、該ピンの挿入完了まで該ピンの径方向の移動
を規制するじゃま板と、をもつことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の格納式アシストグリップのピン挿入治
具において、固定部は、グリップ本体及び座部を各挿入
孔が整合した状態で基台に対して固定する。また、保持
部は各挿入孔と同軸にピンを保持する。この状態で押し
込み部は外方よりロッドを各挿入孔と同軸に進動させ
る。これにより、先端がピンの後端と当接するロッド
は、ピンを保持部からじゃま板を介し固定部側に進動さ
せる。このため、ピンは各挿入孔に挿入が開始される。
このとき、基台と押し込み部との間に設けられたラチェ
ットは、ピンの挿入完了までロッドの戻りを規制する。
戻りが規制されたロッドは未だ先端にピンを当接してお
り、不完全挿入のピンはじゃま板によって径方向の移動
が阻止される。こうして、ピンが完全に挿入されていな
いグリップ本体及び座部は、ピンが径方向に移動できな
いことにより、固定部からの径方向の移動が不可能とさ
れる。また、ロッドが戻りを規制されておれば、押し込
み部は次サイクルのピン挿入が制限される。したがっ
て、ピンを完全に挿入しない場合には組付けが終了しな
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。このピン挿入治具では、図1に示す
ように、水平に維持された基台1の上面に位置決め凸部
2aをもつ固定台2が固着され、この固定台2の上方に
は昇降可能に押圧部材3、4が設けられている。押圧部
材3はグリップ本体5の座部取付け部位及び座部6を各
挿入孔5a、6aが整合した状態で押圧する位置に設け
られ、押圧部材4はグリップ本体5の握り部位を押圧す
る位置に設けられている。こうして、固定台2及び押圧
部材3、4により固定部が構成されている。
【0008】基台1の上面における固定台2の後方には
支持台8が固定され、支持台8にはピン7を保持する保
持部9が固定されている。保持部9には各挿入孔5a、
6aと同軸に、図2に示すように、一のピン7を保持・
案内する案内溝9aが形成され、この保持部9の側方に
はピン供給台10が装備されている。ピン供給台10に
は保持部9の案内溝9aと連通する傾斜面10aが形成
され、傾斜面10aには案内板10bが対設されてい
る。傾斜面10aと案内板10bとの間には複数のピン
7が保持されており、保持部9の案内溝9aに順次ピン
7を供給できるようになされている。また、図1に示す
ように、ピン供給台10の固定台2側には、案内溝9a
の固定台2側を開放し、案内溝9aの上方を閉塞するじ
ゃま板18が固定されている。
【0009】支持台8の上面後端にはブラケット11が
固着され、ブラケット11の回動軸O1 にはクランク1
2の一端が回動可能に取付けられている。このクランク
12は、ブラケット11の後端に固着されたストッパ1
1aと当接することにより、所定の回動限界が設定され
ている。クランク12の他端にはレバー13が固定さ
れ、クランク12の他の回動軸O2 にはリンク15の一
端が回動可能に取付けられている。また、支持台8上に
は保持部9に対して摺動しつつ近接可能に押し込み部1
6が装備されている。この押し込み部16の後端の回動
軸O3 にはリンク15の他端が回動可能に取付けられて
おり、押し込み部16の先端には保持部9上のピン7と
同軸のロッド14が固着されている。こうして、クラン
ク12の回動限界により、押し込み部16のストローク
が定められている。
【0010】押し込み部16におけるロッド14の後方
には止め具16aが固着され、止め具16aの水平方向
両側には、図3に示すように、爪部材16bが装備され
ている。止め具16aと各爪部材16bとの間にはねじ
りコイルばね16cが装備されており、図4に示すよう
に、各爪部材16bの先端が垂直(O位置)より後方側
に向いたときにはばね力が各爪部材16bに作用し、各
爪部材16bの先端が垂直より前方側に向いたときには
ばね力が各爪部材16bに作用しないようにされてい
る。また、図1に示すように、支持台8上には、押し込
み部16のストロークによって各爪部材16bと干渉す
る範囲に一対のラック状の係止部材17が固着されてい
る。こうして、各爪部材16b及び各係止部材17によ
りラチェットが構成されている。
【0011】上記のように構成されたピン挿入治具によ
り、固定部に固定されたグリップ本体5の挿入孔5a及
び座部6の挿入孔6aにピン7を挿入する場合、作業者
は、図1に示す状態から図6に示す状態までレバー13
を回動させる。これにより、図5に示すように、押し込
み部16のロッド14が各挿入孔5a、6aと同軸に進
動するため、ロッド14は案内溝9a内のピン7の後端
を先端で押圧し、そのピン7をじゃま板18の下方を経
てグリップ本体5の挿入孔5a及び座部6の挿入孔6a
に挿入させる。
【0012】このとき、ピン7が完全に挿入されていな
いならば、各爪部材16bは先端が垂直より後方側に向
いており、ねじりコイルばね16cのばね力により、各
爪部材16bは係止部材17と係止されている。このた
め、押し込み部16、ひいてはロッド14は戻りが規制
されている。この状態のロッド14は未だ先端にピン7
を当接しており、不完全挿入のピン7はじゃま板18に
よって上方向への移動が阻止される。なお、ピン7の横
方向及び下方向に移動は案内溝9aによって阻止されて
いる。こうして、ピン7が完全に挿入されていないグリ
ップ本体5及び座部6は、ピン7が径方向に移動できな
いことにより、固定台2からの径方向の移動が不可能と
される。また、ロッド14が戻りを規制されておれば、
押し込み部16は次サイクルのピン挿入が制限される。
したがって、ピン7を完全に挿入しない場合には組付け
が終了しない。
【0013】他方、図6に示すように、レバー13の先
端が水平になることにより、ピン7が完全に挿入された
ならば、各爪部材16bは先端が垂直に向いており、各
爪部材16bは係止部材17と係止されない。このた
め、ピン7はじゃま板18による規制を受けず、ピン7
が完全に挿入されたグリップ本体5及び座部6は固定台
2からの径方向の移動が可能とされる。このため、押圧
部材3、4を上昇させることにより、本サイクルのピン
挿入組付けが終了する。そして、ロッド14を戻す場
合、図7に示すように、各爪部材16bは先端が垂直よ
り前方側に向いており、ねじりコイルばね16cのばね
力が作用しないことから、各爪部材16bは係止部材1
7と係止されずに図1に示す状態まで復帰する。この
後、ロッド14が案内溝9aを開放すれば、ピン供給台
10により次のピン7が案内溝9aに供給され、以下順
次ピン挿入組付けが可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の格納式ア
シストグリップのピン挿入治具では、特許請求の範囲記
載の構成を採用しているため、ピンが挿入不十分のまま
では組付けを終わらせることがない。したがって、組付
けを終了した格納式アシストグリップは確実にピンが完
全挿入されているため、車体への組付け時に不具合を生
じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のピン挿入治具全体に係り、ピン挿入前
を示す一部断面側面図である。
【図2】実施例のピン挿入治具の保持部等を示す断面図
である。
【図3】実施例のピン挿入治具のラチェットの爪部材等
を示す拡大平面図である。
【図4】実施例のピン挿入治具のラチェットの爪部材等
を示す拡大側面図である。
【図5】実施例のピン挿入治具の一部に係り、ピン挿入
途中を示す一部断面拡大側面図である。
【図6】実施例のピン挿入治具全体に係り、ピン完全挿
入後を示す一部断面側面図である。
【図7】実施例のピン挿入治具の一部に係り、ピン挿入
後を示す一部断面拡大側面図である。
【符号の説明】
5…グリップ本体 5a…挿入孔 6…
座部 6a…挿入孔 7…ピン 1…
基台 2、3、4…固定部(2…固定台、3、4…押圧部材) 9…保持部 14…ロッド 16
…押し込み部 16b、17…ラチェット(16b…爪部材、17…係
止部材) 18…じゃま板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリップ本体の挿入孔及び座部の挿入孔に
    ピンを挿入する格納式アシストグリップのピン挿入治具
    であって、 基台と、前記各挿入孔が整合した状態で前記グリップ本
    体及び前記座部を該基台に対して固定する固定部と、該
    各挿入孔と同軸に前記ピンを保持する保持部と、先端が
    該ピンの後端と当接するロッドを有し、外方より該ロッ
    ドを該各挿入孔と同軸に進動させる押し込み部と、該基
    台と該押し込み部との間に設けられ、該ピンの挿入完了
    まで該ロッドの戻りを規制するラチェットと、該保持部
    と該固定部との間で該基台に固定され、該ピンの挿入完
    了まで該ピンの径方向の移動を規制するじゃま板と、を
    もつことを特徴とする格納式アシストグリップのピン挿
    入治具。
JP24654192A 1992-09-16 1992-09-16 格納式アシストグリップのピン挿入治具 Pending JPH0691447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24654192A JPH0691447A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 格納式アシストグリップのピン挿入治具

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JP24654192A JPH0691447A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 格納式アシストグリップのピン挿入治具

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Publication Number Publication Date
JPH0691447A true JPH0691447A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17149948

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JP24654192A Pending JPH0691447A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 格納式アシストグリップのピン挿入治具

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JP (1) JPH0691447A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100891404B1 (ko) * 2008-09-16 2009-04-02 박성규 스위벨 너트 제조 장치
KR101225034B1 (ko) * 2010-10-04 2013-01-23 김은자 자동차용 보조 손잡이 조립 방법 및 조립 장치

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