JPH0691079B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH0691079B2
JPH0691079B2 JP61132127A JP13212786A JPH0691079B2 JP H0691079 B2 JPH0691079 B2 JP H0691079B2 JP 61132127 A JP61132127 A JP 61132127A JP 13212786 A JP13212786 A JP 13212786A JP H0691079 B2 JPH0691079 B2 JP H0691079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
semiconductor device
manufacturing
plasma
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61132127A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62287627A (ja
Inventor
秀夫 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP61132127A priority Critical patent/JPH0691079B2/ja
Publication of JPS62287627A publication Critical patent/JPS62287627A/ja
Publication of JPH0691079B2 publication Critical patent/JPH0691079B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、2層
構造の最終保護膜または層間絶縁膜を有する半導体装置
の製造方法に関する。
[従来の技術] 第2図は、従来の半導体装置の一例を示す断面図であ
る。
まず、第2図を参照して従来の半導体装置の製造方法に
ついて説明する。
第2図において、半導体基板1は、導体層(図示せず)
や絶縁層(図示せず)などを含んでおり、この半導体基
板1上の所定の部分に金属配線層2が形成される。この
金属配線層2は、半導体基板1上に形成された素子間を
結合するためのものであり、一般に、アルミニウム−シ
リコン合金を材料として主にスパッタリング法によって
形成される。
次に、この金属配線層2を含む半導体基板1の全面上に
最終保護膜3が形成される。この最終保護膜3は、その
下の半導体基板1や金属配線層2を湿気などから保護す
るためのものであり、一般に、CVD(Chemical Vapour D
eposition)法によって形成されたリンガラス膜や、プ
ラズマCVD法によって形成されたシリコン窒化膜(以
下、プラズマ窒化膜という)が用いられている。そし
て、特にこのプラズマ窒化膜は、リンガラス膜に比較し
てはるかに優れた耐湿性を有しているので、半導体装置
のパッケージとしてプラスチックパッケージを用いる場
合には、半導体装置の耐湿性の面で非常に有効である。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の半導体装置は、以上のように構成されているの
で、アルミニウム系の材料かなる金属配線層2上に、プ
ラズマCVD法を用いて、プラズマ窒化膜からなる最終保
護膜3を形成すると、プラズマ窒化膜の形成条件や膜質
に依存して、場合によってはアルミニウム系の金属配線
層2の一部が消失するという現象が発生することがあ
る。このような現象は、プラズマ窒化膜の応力が大きい
ことに起因するものであると考えられており、したがっ
て、たとえプラズマ窒化膜の形成直後に上述の消失現象
が生しなくても、その後の熱処理(たとえば、450℃で3
0分間)の際に発生することがあり、このような消失現
象は、最終保護膜形成上大きな障害となっている。ま
た、CVD法によって形成されたリンガラス膜では、最終
保護膜としては耐湿性の面で難点があり、いずれにして
もリンガラス膜やプラズマ窒化膜のみの単層膜で形成さ
れた従来の最終保護膜は十分にその目的を達成すること
ができないという問題点があった。
また、これらの問題点は、半導体装置の最終保護膜の形
成のみならず、多層配線を有する半導体装置における層
間絶縁膜の形成についても同様に問題となっている。
この発明は、上述のような問題点を解消するためになさ
れたもので、金属配線層を有する半導体装置の耐湿性を
確保することができるとともに、最終保護膜または層間
絶縁膜の形成時に金属配線層が消失することのない半導
体装置の製造方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明にかかる半導体装置の製造方法は、金属配線層
が形成された半導体装置の基板上に、プラズマCVD法を
用いて、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とからなる2
層構造膜を形成し、シリコン窒化膜の膜厚がシリコン酸
化膜の膜厚よりも薄いように構成したものである。
[作用] この発明における半導体装置の製造方法は、半導体装置
の最終保護膜または層間絶縁膜として、応力の小さいプ
ラズマCVD法によるシリコン酸化膜(以下、プラズマ酸
化膜という)と、耐湿性に優れたプラズマ窒化膜とを構
成要素とするとともに、より応力の小さいプラズマ酸化
膜の、2層構造膜全体の膜厚に占める割合を大きくして
いるので、アルミニウム系の金属配線層の消失現象を防
止することができると同時に、従来通りの耐湿性を維持
することができる。
[発明の実施例] 第1A図および第1B図は、この発明の一実施例である半導
体装置の製造方法の各工程段階を示す断面図である。
まず、第1A図および第1B図を参照して、この発明の一実
施例である半導体装置の製造方法について説明する。
まず、第1A図を参照すると、半導体基板1は、導体層
(図示せず)や絶縁層(図示せず)などを含んでおり、
この半導体基板1上の所定の部分に、アルミニウム−シ
リコン合金を材料としてスパッタリング法によ、金属配
線層2を形成する。
次に、第1B図を参照すると、この金属配線層2を含む半
導体基板1の全面上に、プラズマCVD法を用いて2層構
造の最終保護膜を形成する。この最終保護膜は、プラズ
マCVD法によって形成されたシリコン酸化膜(プラズマ
酸化膜)4およびプラズマCVD法によって形成されたシ
リコン窒化膜(プラズマ窒化膜)5から構成されてお
り、プラズマ酸化膜4の膜厚を0.5〜1.0μm程度に、プ
ラズマ窒化膜5の膜厚を0.1〜0.5μm程度に設定し、プ
ラズマ酸化膜4の膜厚よりもプラズマ窒化膜5の膜厚を
薄く構成したものである。
ここで、プラズマ酸化膜4の応力は、プラズマ窒化膜5
の応力のほぼ1/2〜1/5程度である。したがって、第1B図
に示したような、2層構造の最終保護膜の総応力は、第
2図に示したような同じ膜厚を有するプラズマ窒化膜の
みからなる単層構造の最終保護膜3に比較して、著しく
低下させることができる。したがって、第1A図および第
1B図に示したような、プラズマCVD法を用いて2層構造
膜を形成する本発明の製造方法によれば、従来の半導体
装置の製造時におけるように、プラズマ窒化膜単層の最
終保護膜の形成時に、プラズマ窒化膜の大きな応力によ
ってその下のアルミニウム系金属配線層の一部が消失す
るという現象は発生しない。
また、プラズマ酸化膜4は、それ自体耐湿性の面で比較
的優れた特性を有しているので、単層の最終保護膜とし
て利用することも可能ではあるが、本発明のように本質
的に優れた耐湿性を有するプラズマ窒化膜との2層構造
にすることにより、より一層耐湿性を高めることがで
き、また2層構造であるためピンホールなどの欠陥の発
生を防止することができる。
なお、上述の実施例では、プラズマ酸化膜を下層にし、
プラズマ窒化膜を上層にするように最終保護膜を構成し
たが、プラズマ酸化膜を上層にし、プラズマ窒化膜を下
層にするように構成しても上記実施例と同様の効果を得
ることができる。
また、上述の実施例では、半導体装置の金属配線層上の
最終保護膜として、プラズマ酸化膜とプラズマ窒化膜と
からなる2層構造膜を用いる場合について示したが、多
層配線を有する半導体装置において層間絶縁膜として用
いた場合にも、その下に位置する金属配線層の消失を防
止するとともに耐湿性を高めることができる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、半導体装置の金属配
線層上に形成される最終保護膜または層間絶縁膜を、プ
ラズマ酸化膜とプラズマ窒化膜からなる2層構造とし、
さらにより応力の小さいプラズマ酸化膜の膜厚をプラズ
マ窒化膜の膜厚よりも厚くしたので、これらの膜の形成
時にその下に位置する金属配線層の消失現象を防止する
ことができ、さらに半導体装置の耐湿性、信頼性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図は、この発明の一実施例である半導
体装置の製造方法の各工程段階を示す断面図である。 第2図は、従来の半導体装置の一例を示す断面図であ
る。 図において、1は半導体基板、2はアルミニウム系金属
配線層、3,5はプラズマ窒化膜、4はプラズマ酸化膜を
示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板を準備する第1の工程と、 前記半導体基板上に金属配線層を形成する第2の工程
    と、 前記半導体基板および前記金属配線層上に、プラズマCV
    D法を用いて、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とから
    なる2層構造膜を形成する第3の工程とを含み、前記シ
    リコン窒化膜の膜厚が、前記シリコン酸化膜の膜厚より
    も薄い、半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記シリコン酸化膜が下層に形成され、 前記シリコン窒化膜が上層に形成された、特許請求の範
    囲第1項記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記シリコン酸化膜が上層に形成され、 前記シリコン窒化膜が下層に形成された、特許請求の範
    囲第1項記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記2層構造膜は、最終保護膜である、特
    許請求の範囲第1項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記2層構造膜は、層間絶縁膜である、特
    許請求の範囲第1項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記2層構造膜の前記シリコン窒化膜の膜
    厚を0.1μm〜0.5μmとしたことを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記金属配線層は、アルミニウム系の材料
    で構成される、特許請求の範囲第1項記載の半導体装置
    の製造方法。
JP61132127A 1986-06-05 1986-06-05 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JPH0691079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61132127A JPH0691079B2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61132127A JPH0691079B2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62287627A JPS62287627A (ja) 1987-12-14
JPH0691079B2 true JPH0691079B2 (ja) 1994-11-14

Family

ID=15074028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61132127A Expired - Lifetime JPH0691079B2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0691079B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60224231A (ja) * 1984-04-20 1985-11-08 Hitachi Ltd 半導体装置
JPS618950A (ja) * 1984-06-22 1986-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62287627A (ja) 1987-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0817925A (ja) 半導体装置とその製法
JPH0691079B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0555199A (ja) 半導体装置
JP3249071B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0586661B2 (ja)
JPH02186634A (ja) 集積回路装置の製造方法
JP2820281B2 (ja) 半導体素子のA▲l▼多層配線構造
JPH06310597A (ja) 半導体装置
JPH0332214B2 (ja)
JPH04196251A (ja) 半導体装置
JPH0621061A (ja) 半導体装置
JPH03171758A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS62287645A (ja) 半導体集積回路
JPS62190850A (ja) 半導体装置
JPH03268425A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0547764A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH03159125A (ja) 半導体装置
JPS641056B2 (ja)
JPH05129446A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH02271628A (ja) 半導体装置
JPH01286444A (ja) 半導体装置
JPH04316330A (ja) 半導体装置
JPS59172743A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0324784B2 (ja)
JPS6049651A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term