JPH069097Y2 - 排水トラップ - Google Patents

排水トラップ

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JPH069097Y2
JPH069097Y2 JP13329888U JP13329888U JPH069097Y2 JP H069097 Y2 JPH069097 Y2 JP H069097Y2 JP 13329888 U JP13329888 U JP 13329888U JP 13329888 U JP13329888 U JP 13329888U JP H069097 Y2 JPH069097 Y2 JP H069097Y2
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drain
pipe
drainage
trap
outer cylinder
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JP13329888U
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JPH0254869U (ja
Inventor
良雄 柳原
Original Assignee
株式会社サヌキ
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば浴室洗場に設置される排水用集水器
に装備され、汚水を下水管に排水する排水トラップに関
する。
(ロ)従来の技術 第4図は、従来の排水トラップを示す断面図である。
この排水トラップは、上開口有底の筒状トラップ本体
(外筒)81と、この外筒81の底面に設けた突出係合
受け部82を介して外筒81内に配備された上開口の椀
体(内筒)83と、外筒81の上周ネジ部に螺合する枠
体84に上周部が係止し、下部が上記内筒83内に嵌合
するラッパ筒85と、前記枠体84に載置され外筒81
の上開口面に配備される目皿86とから成る。この外筒
81には、周面(側周面)に排水口部87が開口されて
いる。
使用に際しては、排水口部87に下水管(排水管)を接
続する。目皿86を介して流入する汚水は、ラッパ筒8
5の周壁にガイドされ内筒83内に溜まる。内筒83内
にプールする汚水が内筒83より隘水すると、この汚水
は外筒81より排水口部87を介して排水管へと流出し
排水される。
(ハ)考案が解決しようとする課題 排水トラップは、外筒内に流入する汚水を下水管(排水
管)に排水させるものであるため、排水トラップには必
ず排水管と接続するための排水口部が開口してある。例
えば、第4図で示す排水トラップでは、外筒の周面(側
周面)に排水口部を開口している。
ところで、排水トラップ本体(外筒)の排水口部と、予
め施工されている下水管の接続端面とを直接接続するに
は、排水口部と下水管の管軸とが同一線上にある必要が
ある。ところが、この下水管の施工(管軸方向)は、排
水設備の設置環境により、排水床面に対し平行方向に設
置される場合と、垂直方向に設置される場合とがある。
このため、従来の排水トラップは、排水口部を外筒の側
周面に開口したタイプ、つまり排水床面に対し平行方向
に設置された下水管に対応するタイプのものと、外筒の
底面に排水口部を開口したタイプ、つまり排水床面に対
し垂直方向へ設置された下水管に対応するタイプの2種
類を製作している。この結果、製品点数及び在庫点数が
増加し、製品コストアップとなる許かりでなく、仮に予
め設置されている下水管の管軸方向が不明な場合には、
設置現場に2種類のタイプの排水トラップを持参しなけ
れば、設置作業を実行し得ない等の不利があった。
この考案は、予め設置された下水管の接続端が、水平方
向或いは垂直方向のいずれにある場合でも、単一の排水
トラップで容易に接続作業を実行できる汎用タイプの排
水トラップを提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の排水トラップ
では、次のような構成としている。
排水トラップは、上開口有底の筒状トラップ本体の周壁
及び底壁に、それぞれ排水管接続用筒部を一体に突設
し、この各排水管接続用筒部の突設基端に対応する筒状
トラップ本体の壁部に、打ち破り用薄肉部を形成して構
成してある。
このような構成を有する排水トラップでは、トラップ本
体は単なる上開口有底の椀状体で、従来のように排水口
部は開口されていない。排水施工現場において、予め施
工された下水管の接続端方向に対応して、排水口部を開
設する。
仮に、下水管の接続端方向が垂直方向である場合、つま
り排水床面に対し下水管が垂直方向に設置されている場
合は、トラップ本体の底面に設けた打ち破り用薄肉部
を、作業工具の柄(例えばドライバの柄)等により打撃
力を与え打ち破る。これにより、トラップ本体の底面よ
り突出する排水管接続用筒部の基端壁、つまり排水管接
続用筒部の底面を形成するトラップ本体の壁面(打ち破
り用壁面)が打ち破られ、トラップ本体と排水管接続用
筒部とが連通する。従って、下水管の管軸に一致する排
水口部が排水トラップに開設される。この後、この開口
した排水管接続用筒部に下水管(排水管)の接続端を嵌
着することで、下水管とトラップ本体とが連通する。
逆に、下水管の接続端方向が水平方向である場合、つま
り排水床面に対し下水管が水平方向に設置されている場
合は、トラップ本体の側周面に設けた打ち破り用薄肉部
を打ち破る。そして、トラップ本体の周面に設けた排水
管接続用筒部を開口し、この筒部に下水管の接続端を接
続する。
かくして、予め設置された下水管の管軸方向に応じて、
排水管接続用筒部を選択し、選択した排水管接続用筒部
の底壁を構成するトラップ本体の壁面(打ち破り用薄肉
部)を、簡易な作業で開口するだけで、単一の排水トラ
ップにより容易に下水管と接続し得る。従って、従来の
ように排水口部の突出位置が異なる2種類の排水トラッ
プを製作する必要がない。
(ホ)実施例 第1図は、この考案に係る排水トラップの具体的な一実
施例を示す断面図である。
排水トラップは、上開口有底の筒状トラップ本体(外
筒)1と、この外筒1内にそれぞれ配備される内筒4及
びラッパ筒5と、外筒1の周面及び底面にそれぞれ一体
に突設される排水管接続用筒部2,2aとから成る。
トラップ本体(外筒)1は、例えば合成樹脂材にて成形
されるもので、上開口有底の円筒状に形成される。開口
上周部には、ネジ部11を設け、このネジ部11に短尺
な筒状ネジ枠体12を螺着している。このネジ枠体12
には、水平フランジ片部12aが設けてあり、このフラ
ンジ片部12aが外筒1の水平フランジ片部13上にパ
ッキン14を介して重合してある。そして、このネジ枠
体12の上開口面に形成した段部12bに目皿15を載
置すると共に、下開口段部(係止片部)12cに、上下
開口ラッパ管5のフランジ部51端を係止している。ま
た、外筒1の底面には断面「L」字状の平板支承台部1
6を複数設け、この支承台部16により上開口有底の内
筒(椀体)4を載置している。この載置状態において、
内筒4と外筒1との間に汚水流路Aが設定される。ま
た、上記ラッパ筒5の下部は内筒4の内部に大きな隙間
をもって嵌入配備され、この嵌合空間が上記汚水流路A
と連通するように設定してある。
この考案の特徴は、前記外筒1に、複数の排水管接続用
筒部2(2a)を一体に突設し、この排水管接続用筒部
2(2a)の突設基端に対応する外筒1壁部に打ち破り
用薄肉部3(3a)を形成した点にある。
排水管接続用筒部2,2aは、外筒1に一体成形される
単尺な筒部で、実施例では外筒1の周面(側周壁)17
適所(実施例では下部側)と、外筒1の底壁18に、そ
れぞれ一個づつ突設されている。従って、この各排水管
接続用筒部2,2aの基端(底部)は、それぞれ外筒1
の周壁17、外筒1の底壁18により閉成されている。
この閉成部分、つまり排水管接続用筒部2,2aの底部
を構成する外筒1の周壁17及び底壁18を、打ち破り
用壁部17a,18aに設定している。そして、この打
ち破り壁部17a,18aには、排水管接続用筒部2,
2aの内径に対応して、それぞれ打ち破り用薄肉部3,
3aを形成してある。
このような構成を有する排水トラップは、第3図に示す
ような集水用排水器6に装着される。つまり、排水器6
の集水槽部61の底面62に形成した孔部63に対し、
外筒1のフランジ片部13が引っ掛かり係止した状態で
嵌合装着される。この排水器6は、例えば浴室の洗い場
床面に予め形成された排水下穴に嵌着され、この嵌合状
態において排水器6の小孔付蓋板6aが、洗い場床面と
同一面に揃うように設定される(図示せず)。排水下穴
には、予め施工した下水管(排水管)の管端面が臨出さ
せてある。排水器6を排水用下穴に嵌合する際、排水ト
ラップの排水管接続用筒部2(2a)と下水管とを接続
させる。
排水管接続用筒部2(2a)と排水管の接続端部を接続
するに際しては、次のように実行する。
常態において、排水管接続用筒部2,2aの底部は閉成
されており、排水トラップ本体(外筒)1に排水口部は
設けられていない。
排水管が排水床面に対し垂直方向に配備されている場合
には、排水トラップ本体(外筒)1の底壁に突設した排
水管接続用筒部2を選択する。つまり、排水管接続用筒
部2の底部を構成する外筒1の底壁(打ち破り用壁部)
18aを破壊する。この破壊は、例えば作業工具(ドラ
イバの柄)等により、打ち破り用壁部18に対し強い打
撃力を与えることで、打ち破り用薄肉部3が簡単に破壊
される。これにより、排水管接続用筒部2の底壁である
打ち破り用壁部18aが打ち破られ、外筒1と排水管接
続用筒部2が連通する(第2図参照)。この開口した排
水管接続用筒部2と下水管7の管軸は一致する。従っ
て、例えばジョイント管7aを介して、排水管接続用筒
部2と下水管7とを接着剤を介して嵌着固定すること
で、外筒1の汚水流路Aが排水管接続用筒部2を介して
下水管7と連通する。この状態において、排水管接続用
筒部2aは閉成された状態のままであり、内筒4より隘
水し汚水流路Aを流れる汚水が、排水管接続用筒部2a
より水漏れすることが全くない。
逆に、下水管が排水床面に対し平行方向に配置されてい
る場合には、排水管接続用筒部2aを選択する。つま
り、排水管接続用筒部2aの打ち破り用壁部17aに打
撃力を与え、打ち破り用薄肉部3aにより打ち破り用壁
部17aを打ち破る。そして、下水管の管軸方向に合致
する排水管接続用筒部2aと下水管7とを接着剤を介し
て嵌着固定する。
かくして、予め施工されている下水管の配管方向に対応
する排水管接続用筒部2(2a)の打ち破り用壁部17
a(18a)を打ち破る簡易な作業で、下水管と排水ト
ラップとを容易に接続し得る。従って、下水管の配管方
向に対応する複数種類の排水トラップが不用となる。
尚、実施例では排水トラップ1の周壁17に一つの排水
管接続用筒部2aを突設した例を示したが、実施に際し
ては周壁17に複数の排水管接続用筒部2aを突設して
も良く、この場合、下水管7の配管角度に応じて排水管
接続用筒部2aを選択することで、下水管との接続角度
を広範囲に対応し得る。
(ヘ)考案の効果 この考案では、以上のように、外筒の底壁と周壁とにそ
れぞれ排水管接続用筒部を一体に突設し、各排水管接続
用筒部の基端に対応する外筒の壁部に打ち破り用薄肉部
を形成することとしたから、予め施工される排水管の管
軸方向に対応する排水管接続用筒部を選択し、この筒部
底壁の打ち破り用薄肉部を破壊することで、排水管の施
工方向に対応した排水口部を開口し得る。
従って、従来のように外筒の底面或いは周面に排水口部
を開口した2種類の排水用トラップを製作する必要がな
く、在庫管理が簡単である許かりでなく、施工現場にお
いて予め施工されている排水管の管軸方向に合致しない
ために排水トラップと下水管を接続し得ない不利が解消
できる等、考案目的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例排水トラップを示す断面図、第2図
は、実施例排水トラップと排水管とを接続する状態を示
す断面図、第3図は、実施例排水トラップを排水器に取
付けた状態を示す斜視図、第4図は、従来の排水トラッ
プを示す断面図である。 1:排水トラップ本体、 2,2a:排水管接続用筒部、 3,3a:打ち破り用薄肉部、 17a,18a:打ち破り用壁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上開口有底の筒状トラップ本体の周壁及び
    底壁に、それぞれ排水管接続用筒部を一体に突設し、こ
    の各排水管接続用筒部の突設基端に対応する筒状トラッ
    プ本体の壁部に、打ち破り用薄肉部を形成したことを特
    徴とする排水トラップ。
JP13329888U 1988-10-12 1988-10-12 排水トラップ Expired - Lifetime JPH069097Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13329888U JPH069097Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 排水トラップ

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JP13329888U JPH069097Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 排水トラップ

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Publication Number Publication Date
JPH0254869U JPH0254869U (ja) 1990-04-20
JPH069097Y2 true JPH069097Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31391032

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JP13329888U Expired - Lifetime JPH069097Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 排水トラップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730780Y2 (ja) * 1990-10-24 1995-07-19 株式会社三栄水栓製作所 床排水トラップ

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JPH0254869U (ja) 1990-04-20

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