JPH0237910Y2 - - Google Patents

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JPH0237910Y2
JPH0237910Y2 JP2403487U JP2403487U JPH0237910Y2 JP H0237910 Y2 JPH0237910 Y2 JP H0237910Y2 JP 2403487 U JP2403487 U JP 2403487U JP 2403487 U JP2403487 U JP 2403487U JP H0237910 Y2 JPH0237910 Y2 JP H0237910Y2
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inflow
basin
sewage
channel
inflow pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、桝本体の内底面に凹溝による複数の
流入路を設け、これらの流入路の各出口側を、前
記内底面に設けた凹溝による放流路に合流させた
汚水桝に関し、流入路の各出口側と、放流路の合
流部との間に、立ち上り基部に薄肉部を有する仕
切板を起立して設けることにより、必要に応じ
て、仕切板を薄肉部で切離してして、各流入路を
放流路の合流部に簡単に連通できるようにすると
共に、使用していない流入路に対しては、仕切板
をそのまま残して、他の流入路から合流部に流入
する汚水が流れ込むことがないようにしたもので
ある。
従来の技術 第3図に示す如く、私有地A内から公共下水道
Bに下水等の汚水を流す場合、公私境界付近の私
有地A内に最終桝となる汚水桝Cを設置する。汚
水桝Cの設置位置は、設置費用の個人負担軽減、
汚水の発生源である私有地A内の建物Dの立地、
私有地Aの広狭等の、いわば私的な都合によつて
任意に選定され、例えば、位置E1に設置された
り、位置E2に設置されたり、或いは位置E3に設
置されたりする。設置位置E1〜E3の違いによつ
て、汚水桝Cに対する流入管の接続位置が異な
る。そこで、この種の汚水桝では、その設置位置
の変化に拘わらず、単一の製品の使用可能範囲を
広くし、製品、製品流通、施工の合理化を図るた
め、流入管接続部を予め閉じておき、施工現場で
必要箇所の流入管接続部だけを破断等の手段によ
つて開通させるようにしてあつた(例えば実願昭
59−4540号参照)。
第4図は従来の汚水桝の平面断面図、第5図は
第4図A1−A1線上における正面断面図である。
図において、1は桝本体で、底部101を有する
有底筒状となつている。桝本体1の外壁部102
には、桝本体1の内外への連通を閉じた複数の流
入管接続部103〜105を、所定の角度で形成
してある。流入管接続部103〜105は、桝本
体1の外壁102の肉厚を利用して、流入管の端
部を挿入する孔部106〜108を設けると共
に、この孔部106〜108の底部を隔壁109
〜111によつて閉じることにより、桝本体1の
内外の連通を閉塞してある。
桝本体1の底部101の内底面には、流入管接
続部103〜105のそれぞれに各別に連なる複
数の凹溝でなる流入路112〜114を設け、各
流入路112〜114の出口側を、桝本体1の底
部101に設けた凹溝による放流路115に合流
させてある。
上述の汚水桝の設置及び流入管の接続に当つて
は、流入管接続部103〜105のうち、流入管
を接続すべきものの隔壁109〜111だけをハ
ンマー等で打砕いて破断させ開通させる。例えば
第3図の設置位置E1の場合は流入管接続部10
4の隔壁110を破断し、設置位置E2の場合は
流入管接続部103の隔壁109を破断し、設置
位置E3の場合は隔壁111を破断する。流入配
管の数によつては、1箇所だけでなく、2箇所以
上で隔壁を破断する場合もある。
この後、第6図に示すように、隔壁110を破
断した流入管接続部104に流入管2を挿入接続
し、流入管2のまわりに漏水防止3等を充填し
て、汚水桝に対する流入管2の固着及び止水を行
なう。4は放流管である。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した従来の汚水桝では、各
流入路112〜114が、放流路115に開通し
ているため、流入路112〜114の何れかより
流入した汚水が、他の流入路に逆流し、汚物が堆
積して悪臭を放ち、または管詰まりを招いてしま
う等の問題点があつた。
問題点を解決するための手段 上述する従来の問題点を解決するため、本考案
は、桝本体の内底面に凹溝による複数の流入路を
設け、これらの流入路の各出口側を、前記内底面
に設けた凹溝による放流路に合流させた汚水桝に
おいて、前記流入路の各出口側と、前記放流路の
合流部との間に、立ち上り基部に薄肉部を有する
仕切板を起立して設けたことを特徴とする。
作 用 流入路の各出口側と、放流路の合流路との間に
仕切板を起立して設けてあるので、流入路から合
流部に流入する汚水が、使用していない他の流入
路に逆流することがない。
しかも、仕切板は立ち上り基部に薄肉部を有す
るから、放流路に連通させる必要のある流入路で
は、仕切板を薄肉部で切離して、放流路の合流部
に簡単に連通できる。
実施例 第1図は本考案に係る汚水桝の平面部分断面
図、第2図は第1図A2−A2線上における断面図
である。桝本体1は、塩化ビニル、ポリエチレン
またはプリプロピレン等のプラスチツク成形品で
なる。桝本体1の桝本体1の底部101の内底面
には、流入管接続部103〜105のそれぞれに
各別に連なる複数の凹溝でなる流入路112〜1
14を設け、各流入路112〜114の出口側
を、桝本体1の底部101に設けた凹溝による放
流路115に合流させてある。
流入路112〜114の各出口側と、放流路1
15の合流部115aとの間には、両者を仕切る
薄板の仕切板116〜118を起立して設けてあ
る。使用する必要のある流入路では、上記仕切板
116〜118を除去するが、使用していない流
入路では仕切板116〜118をそのまま残して
おく。従つて、使用している流入路から合流部1
15aに流入する汚水が、使用していない他の流
入路に逆流することがない。
これらの仕切板116〜118の立ち上り基部
には、クサビ状等の適当な形状の薄肉部119〜
121(符号121は図示省略)を設けてある。
従つて、汚水を流す必要が生じた流入路112〜
114では、該当する仕切板116〜118を薄
肉部119〜121から破断して簡単に開通でき
る。
流入管接続部103〜105には、内径部を径
方向に横切つて閉塞する隔壁122を同体に形成
してある。隔壁122には径方向外周寄りに、環
状の薄肉部123を形成してある。
汚水桝の設置及び流入管の接続施工に当つて
は、流入管接続部103〜105のうち、流入管
2(第3図参照)を接続する隔壁122だけを、
ハンマー等で打砕いて破断させ開通させる。ここ
で、隔壁122にはその径方向の外周寄りに、環
状薄肉部123を形成してあるので、隔壁122
は機械的強度の弱い環状薄肉部123で、環状に
簡単に打抜くことができる。
上述のように、隔壁122は、環状薄肉部12
3に沿つて打抜かれるので、破断面の凹凸が非常
に小さくなり、汚物等の引掛りや、汚水の流れの
悪化が確実に防止される。
また、桝本体1はプラスチツクでなるから、流
入管2との接合面に有機接着剤を塗布して、両者
を簡単、かつ、強固に接着できる。このため、汚
水桝1に対する流入管の接着作業が容易になると
同時に、流入管接続部103〜105と流入管と
の間の固着強度が上り、更に接続部分での止水性
が著しく高くなる。
流入管を接続しない流入管接続部103〜10
5では、隔壁122は破断せずにそのまま残し、
桝本体1の内部への雨水等の浸透を防ぐ。隔壁1
22は不透水性の高い合成樹脂でなるから、厚み
を薄くしても、高度の止水性を確保でき、打抜き
開通作業の容易化と、高度の止水性とを同時に確
保できる。
考案の効果 以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) 流入路の各出口側と、放流路の合流部との間
に仕切板を起立して設けてあるので、流入路か
ら合流部に流入する汚水が、使用していない他
の流入路に逆流することがない。このため、汚
物の滞留、それに伴う悪臭の発生、及び官詰ま
り等の生じにくい汚水桝を提供することができ
る。
(b) 仕切板は立ち上り基部に薄肉部を有するか
ら、使用する必要のある流入路では、仕切板を
薄肉部から破断して簡単に開通できる。このた
め、取扱いの容易な汚水桝を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る汚水桝の平面部分断面図
断面図、第2図は第1図A2−A2線上における断
面図、第3図は汚水桝の配置位置を示す図、第4
図は従来の汚水桝の平面断面図、第5図は第4図
A1−A1線上における正面断面図、第6図は従来
の汚水桝に対する流入管接続を示す図である。 1……桝本体、101……底部、102……外
壁部、112〜114……流入路、115……放
流路、115a……合流部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 桝本体の内底面に凹溝による複数の流入路を
    設け、これらの汚水流入路の各出口側を、前記
    内底面に設けた凹溝による放流路に合流させた
    汚水桝において、前記流入路の各出口側と前記
    放流路の合流部との間に、立ち上り基部に薄肉
    部を有する仕切板を起立して設けたことを特徴
    とする汚水桝。 (2) 前記桝本体は、プラスチツク成形品でなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の汚水桝。 (3) 前記流入路は、前記桝本体の外壁部に、径方
    向の外周寄りに環状薄肉部を形成した隔壁を有
    する閉じた流入管接続部を備えることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項に記載の汚水桝。
JP2403487U 1987-02-20 1987-02-20 Expired JPH0237910Y2 (ja)

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JP2403487U JPH0237910Y2 (ja) 1987-02-20 1987-02-20

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JP2403487U JPH0237910Y2 (ja) 1987-02-20 1987-02-20

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JPS63130576U JPS63130576U (ja) 1988-08-26
JPH0237910Y2 true JPH0237910Y2 (ja) 1990-10-12

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