JPH10140589A - マンホール用躯体ブロック及び下水用宅排ます - Google Patents

マンホール用躯体ブロック及び下水用宅排ます

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JPH10140589A
JPH10140589A JP8293976A JP29397696A JPH10140589A JP H10140589 A JPH10140589 A JP H10140589A JP 8293976 A JP8293976 A JP 8293976A JP 29397696 A JP29397696 A JP 29397696A JP H10140589 A JPH10140589 A JP H10140589A
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JP
Japan
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invert
connection
manhole
pipe
drainage
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Application number
JP8293976A
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English (en)
Inventor
Masahiko Tanabe
雅彦 田辺
Kiichi Ono
喜一 小野
Hiromasa Takemura
宏昌 竹村
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SANWA CONCRETE KOGYO KK
Original Assignee
SANWA CONCRETE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管との接続構造及びインバート部分の構造
を改良し、施工性の向上を図る。 【解決手段】 下水管が接続される角筒状の周壁部35
と、その底部を塞ぐ底板部36とを、コンクリートの一
体成形により有した躯体ブロック23を構成する。周壁
部35に、塩ビ製の下水管が接続される接続口38を設
け、その接続口38の内周縁部に塩ビ製のソケット39
を一体的に設ける。下水管は、先端部が、接続口38
(ソケット39)の内周面に挿入された状態で、接着に
より取付けられる。このとき、上流側の接続口の高さ位
置に対し、下流側の接続口38の高さ位置を若干だけ低
い段差状に設ける。底板部36の上面に、接続口間をつ
なぐように前後方向に水平に延びるインバート41を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホールの底部
を構成するマンホール用躯体ブロック、及び、住宅等の
排水設備に設けられる下水用宅排ますに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図11及び図12は、
従来の組立式のマンホール(1号マンホール)1の構成
の一例を示している。ここで、マンホール1は、マンホ
ール用の穴を掘削した地盤上に敷詰められた栗石等の基
礎2上に、リング状の底板3、円筒状の躯体ブロック
4、円筒状の直壁5、テーパー状の円筒状をなす斜壁
6、高さ調整リング7、受枠8及び蓋9を、下から順に
積み重ねるように設けて構成されている。尚、前記躯体
ブロック4,直壁5,斜壁6の内周面部には、上下方向
に複数個のステップ10が取付けられている。
【0003】そして、前記躯体ブロック4の周壁には、
例えば前後部に位置して2個の接続口11,11が形成
され、それら接続口11,11に、陶管やコンクリート
管からなる下水管12,12が接続されるようになって
いる。この場合、下水管12を接続するにあたっては、
躯体ブロック4の周壁に予め十分な大きさの穴(接続口
11)を形成しておき、下水管12の端部をその穴に差
込んだ上で、下水管12の外周と穴の内周との間の隙間
をモルタル等の埋込材13により埋戻すものであった。
また、マンホール1の底部(底板3の内周部及び躯体ブ
ロック4の底部)部分には、コンクリートの施工によ
り、下水管12,12をつなぐように前後方向(図12
では左右方向)に延びるインバート14aを有する底壁
部14が形成されるようになっている。
【0004】この場合、前記底板3、躯体ブロック4、
直壁5、斜壁6等は、コンクリートによる成形品から構
成され、現場で組立てられるようになっているので、部
品の単位が小さく、現場への搬入作業が容易で、施工作
業も容易となる。また、躯体ブロック4、直壁5、斜壁
6等は、予め高さ寸法や径寸法等の異なる数種類のもの
に規格化され、これらの組合わせによって任意の深さ寸
法のマンホール1に対応することができ、生産性にも優
れるものとなっている。
【0005】しかしながら、上記従来のマンホール1で
は、躯体ブロック4部分に関して次の2点において施工
性に問題があった。即ち、第1に、下水管12を接続す
るにあたり、躯体ブロック4の周壁部に予め径大に形成
された穴に下水管12の端部を差込んだ上で、その下水
管12の外周と穴の内周との間の隙間をモルタル等の埋
込材13により埋戻す必要があるため、接続作業が面倒
で時間がかかるものとなっていた。特に近年では、下水
管12として、プラスチック製のもの(塩ビ管)も採用
されてきており、接続構造の改善が望まれているのであ
る。
【0006】第2に、躯体ブロック4等の組立施工後
(下水管12の接続後)に、マンホール1内に作業者が
入ってコンクリートによりインバート14aを有する底
壁部14を施工する必要があるが、この場合、インバー
ト14aには微妙な傾斜をつけなければならない等その
形成作業には作業者の熟練を必要とすると共に、コンク
リートが固化する時間をも含むと施工に非常に長い時間
を要するという欠点がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、配管との接続構造及びインバート部分
の構造を改良し、施工性の向上を図り得るマンホール用
躯体ブロック及び下水用宅排ますを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマンホール用躯
体ブロックは、組立式のマンホールの底部を構成するも
のであって、下水管が接続される複数個の接続口を有す
る筒状の周壁部と、前記接続口間をつなぐインバートを
有する底板部とをコンクリートにより一体成形して構成
すると共に、前記各接続口の内周縁部に、下水管接続用
のソケットを一体的に設けたところに特徴を有する(請
求項1の発明)。
【0009】これによれば、周壁部に形成された接続口
に対し、ソケットを介して直接的に下水管を接続するこ
とができる。従って、接続口を予め所定位置に下水管の
径に対応した所定の大きさで形成しておくと共に予めソ
ケットを一体的に設けておくことができ、接続作業にお
ける下水管と接続口との間の埋戻し作業等が不要とな
る。
【0010】また、この接続口の位置の固定に伴い、イ
ンバート部分を後施工する必要がなくなり、周壁部と、
インバートを有する底板部とをコンクリートにより一体
成形して構成することができる。このとき、インバート
部分を含む全体を、例えば成形型等を用いて工場生産に
て製造でき、作業者の熟練が必要なくなると共に、現場
でのインバートを有する底壁部をコンクリートにより施
工する作業等を不要とすることができる。
【0011】この場合、前記接続口を、上流側と下流側
との間で段差を存するように形成することができる(請
求項2の発明)。これによれば、インバートの底面に特
に傾斜を設けなくとも、上流側から下流側への下水のス
ムーズな流れを確保することが可能となる。
【0012】そして、本発明の下水用宅排ますは、住宅
等の排水設備における排水管の合流点や接続点等に設け
られるものであって、コンクリートにより有底容器状に
一体成形され、前記排水管が接続される複数個の接続口
及びそれら接続口をつなぐインバートを有する宅排ます
本体と、この宅排ます本体の接続口の内周縁部に一体的
に設けられた排水管接続用のソケットとを具備するとこ
ろに特徴を有する(請求項3の発明)。
【0013】これによれば、上記したマンホール用躯体
ブロックと同様に、宅排ます本体の接続口に対し、ソケ
ットを介して直接的に排水管を接続することができ、排
水管の接続作業が容易となる。そして、これと共に、イ
ンバート部分を後施工する必要がなくなり、インバート
部分の施工作業を容易とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例(請
求項1及び2に対応)について、図1ないし図6を参照
しながら説明する。図3及び図4は、組立式のマンホー
ル21の全体構成を示している。ここで、マンホール2
1は、マンホール用の穴を掘削した地盤上に敷詰められ
た栗石,砕石等の基礎22上に、詳しくは後述するよう
な本実施例に係る躯体ブロック23、角筒状の直壁2
4、後壁部を除く3側壁が上方にすぼまる斜面となった
角筒状をなす斜壁25、矩形枠状の高さ調整枠26、調
整ワッシャ27、金属製の受枠28及び蓋29を、下か
ら順に積み重ねるように設けて構成されている。
【0015】詳しい図示及び説明は省略するが、このう
ち直壁24、斜壁25、高さ調整枠26は、コンクリー
トから構成され、内部には要所に位置して図示しないア
ンカーナット等が埋設されている。そして、これら直壁
24、斜壁25、高さ調整枠26の相互の接合部は、嵌
合い構造とされると共に、外面部にて図示しない緊結プ
レートにより結合されるようになっている。直壁24及
び斜壁25の後壁の内面部には、ステップ30が取付け
られている。
【0016】また、前記受枠28は、斜壁25の上端部
に締付け固定され上方に突出するふたボルト31に対
し、間に前記高さ調整枠26及び調整ワッシャ27を挟
んだ状態で、ナット32を締付けることにより固定され
ている。さらに、前記調整ワッシャ27の内側部分に
は、モルタル33が詰込まれている。尚、受枠28の上
面部には円形の出入口28aが形成され、前記蓋29は
その出入口28aを開閉するようになっている。
【0017】さて、前記躯体ブロック23について、図
1,2並びに図5,6も参照して述べる。この躯体ブロ
ック23は、下水管34が接続される角筒状の周壁部3
5と、その底部を塞ぐ底板部36とを、コンクリートの
一体成形により有した全体として矩形容器状をなしてい
る。この場合、前記下水管34は、図4及び図5に示す
ように、塩化ビニル製の円筒パイプ(例えば内径寸法が
300mm)からなり、上流側及び下流側が、夫々躯体ブ
ロック23の前部及び後部(図4,5では左側及び右
側)に接続されるようになっている。
【0018】このとき、躯体ブロック23の周壁部35
のうち前壁部及び後壁部の中央部には、下水管34が接
続される接続口37及び38が夫々設けられる。これら
接続口37,38は、周壁部35に形成された穴の内周
縁部に、ソケット39を設けて構成される。このソケッ
ト39としては、例えば塩化ビニルから薄形円筒状に構
成されたパイプジョイントが採用され、その内径寸法
が、前記下水管34の外形寸法よりも若干量(例えば5
mm)だけ大きく形成されている。
【0019】このソケット39は、躯体ブロック23の
成形時に、予め成形型内に配置され、その状態でコンク
リートスラリーが流し込まれて硬化されることにより、
躯体ブロック23に一体的に設けられるようになってい
る。このとき、ソケット39の外周面(コンクリートと
の接合面)には、突条39aが全周に渡って設けられて
おり、躯体ブロック23との高い接合強度が得られるよ
うになっている。
【0020】前記上流側及び下流側の下水管34は、夫
々端部が、接続口37及び38(ソケット39)の内周
面に挿入された状態で、例えば接着剤40により取付け
られるようになっている。このとき、本実施例では、図
4に示すように、上流側の接続口37の高さ位置に対
し、下流側の接続口38の高さ位置が若干だけ低い段差
を存した状態に設けられている。この段差は、下水管3
4の肉厚と同程度以上例えば15mmに設定されている。
【0021】また、図6に示すように、周壁部35の上
端部は、外側が凸、内側が凹の段付き形状に形成されて
いる。これに対し、前記直壁24の下端部は、外側が
凹、内側が凸の段付き形状とされ、もって、積み重ね時
にそれら凹凸が嵌り合うことにより、ずれ防止状態に位
置合せされるようになっている。尚、この接合部分に
は、必要に応じてモルタル等によるシールが施される。
【0022】一方、前記底板部36の上面には、図1及
び図2にも示すように、前記接続口37と接続口38と
をつなぐように前後方向に延びるインバート41が形成
されている。このインバート41は、断面が半円形の溝
状をなし、この場合、上流側の接続口37(ソケット3
9)の下半部の内周縁部から後方に向けて水平に延びる
ように形成されている。従って、図5にも示すように、
下流側の接続口37(ソケット39)の下半部は、イン
バート41の終端部の縁部よりも一段下がった位置にく
るようになる。
【0023】また、この底板部36の上面のうち、イン
バート41の左右に位置する面は、図1に示すように、
インバート41に向けて緩やかに下降傾斜(例えば傾斜
度が10%)するような斜面部42とされ、もって汚水
はインバート41内へ流れ込むようになっている。な
お、この底板部36は、インバート41の最下部に対応
する位置においても厚み寸法が例えば150mm確保され
るような十分な肉厚に形成されている。
【0024】上記構成においては、マンホール21を構
築するにあたっては、従来のような底板3上に躯体ブロ
ック4を積み重ねていたものと異なり、躯体ブロック2
3が底板部36を一体に有しているので、その躯体ブロ
ック23を基礎22上に直接的に配置することができ
る。つまり、従来必要であった底板3を不要とすること
ができ、構成の簡単化を図ることができる。このとき、
ソケット39をも一体的に設けるようにしているので、
構成がより簡単となる。
【0025】また、躯体ブロック23の接続口37,3
8に下水管34,34を接続するにあたっては、接続口
37,38に予め下水管34の外径に合わせたソケット
39が設けられているので、下水管34,34の先端部
外周面(あるいはソケット39の内周面)に、接着剤4
0を塗布しておいた上で、下水管34,34の先端部
を、接続口37,38に差込み、接着剤40を硬化させ
れば良い。この場合、躯体ブロック3に予め大きめの穴
を形成しておき、下水管12の接続後にその周囲を埋込
材13で埋戻すようにしていた従来と比べて、下水管3
4の接続作業が極めて簡単となる。
【0026】そして、従来では下水管12の接続後にイ
ンバート14aを有する底壁部14をコンクリートによ
り施工する必要があったが、本実施例では、底板部36
に予めインバート41が形成されているので、底壁部1
4の施工が不要となり、施工作業が大幅に簡単となるの
である。この場合、下水(汚水)は、上流側から下流側
へ図中矢印A方向に流れるのであるが、接続口37(上
流側の下水管34)が接続口38(下流側の下水管3
4)よりも若干上段に位置して設けられているので、イ
ンバート41が水平であっても、下水が逆流したりする
ことなくその流れを確保することができ、躯体ブロック
23の成形時のインバート41部分の形成が容易となる
のである。
【0027】このように、本実施例の躯体ブロック23
によれば、従来のような径大に形成された穴に下水管1
2を差込んだ上で埋戻すこと、及び下水管12の接続後
にコンクリートによりインバート14aを有する底壁部
14を施工することによる施工性の悪化という問題点を
解決することができ、下水管34の接続作業が極めて簡
単となると共に、底壁部14の後施工を不要とすること
ができた。この結果、下水管34との接続構造及びイン
バート41部分の構造の改良を果たすことができ、施工
性の大幅な向上を図ることができるという優れた実用的
効果を得ることができるものである。
【0028】尚、上記実施例では、基礎22上に躯体ブ
ロック23を直接的に配置するようにしたが、図7に示
す変形例のように、基礎22上に底板43を設け、その
底板43の上に躯体ブロック23を設ける構成としても
良い。これによれば、躯体ブロック23をより一層安定
して設置することができる。
【0029】また、上記実施例では、躯体ブロック23
(マンホール21)を角筒容器状に構成したが、図8
(a)に示すように、円筒容器状の躯体ブロック23と
することもできる。さらには、上記実施例では、前後に
接続口37,38を設けインバート41をストレートな
ものとしたが、接続口の位置やインバートの形態として
は、図8(b)〜(f)に例示するような様々な変形例
が考えられる。
【0030】即ち、図8(b)の例では、下水管34,
34が直角に折曲がる屈曲点に設けられるマンホール用
のもので、下水管34,34に対応して接続口37,3
8が設けられると共に、インバート41が90度左カー
ブするように形成されている。図8(c)の例では、逆
にインバート41が90度右カーブするように形成され
ている。
【0031】図8(d)の例は、3本の上流側下水管3
4が合流して1本の下流側下水管34となる合流点に設
けられるマンホール用のもので、3本の上流側下水管3
4が、3か所の接続口37に夫々接続され、それらを1
個の接続口38につなげるようなインバート41が形成
されている。図8(e),(f)の例は、2本の上流側
下水管34が合流して1本の下流側下水管34となる合
流点に設けられるマンホール用のもので、2本の上流側
下水管34が、2か所の接続口37に夫々接続され、そ
れらを1個の接続口38につなげるようなインバート4
1が形成されている。
【0032】次に、図9及び図10は、本発明の第2の
実施例(請求項3に対応)を示すものである。図10
は、住宅の排水設備の一部を概略的に示しており、ここ
で、住宅における浴室51,洗面所52,トイレ53等
の排水設備が接続される室からの排水は、個々の排水管
54及び主排水管55を通って下水道に接続されるよう
になっている。そして、前記排水管54及び主排水管5
5の接続点(屈曲点)や合流点には、夫々下水用宅排ま
す56が設けられる。
【0033】この下水用宅排ます56(屈曲点用)は、
図9に示すように、コンクリートから全体として有底円
形容器状に構成された宅排ます本体57の上面開口部
を、蓋58により塞いで構成されている。宅排ます本体
57の周壁部には、図9で前面及び右側面部に位置し
て、排水管54及び55の接続口59及び60が設けら
れており、それら接続口59及び60の内周縁部には、
夫々ソケット61が一体的に設けられている。
【0034】前記排水管54及び55は、上記実施例と
同様に、その先端部が、夫々接続口59及び60(ソケ
ット61)内に差込まれて接着固定されるようになって
いる。尚、本実施例では、前記排水管54は、断面楕円
形状をなしており、接続口59並びにソケット61もそ
の形状に応じた楕円形状をなしている。そして、宅排ま
す本体57の底板部の上面部には、前記接続口59と接
続口60とをつなぐように湾曲して延びるインバート6
2が形成されている。
【0035】このような宅排ます56によれば、接続口
59,60に対し、ソケット61を介して直接的に排水
管54,55を接続することができ、排水管45,55
の接続作業を容易とすることができる。そして、これと
共に、インバート62部分を別体に形成する必要がなく
なり、生産性、施工性の向上を図ることができるもので
ある。尚、この宅排ますに関しても、形状は円筒容器状
に限らず、角筒容器状としても良いことは勿論である。
【0036】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、例えばインバートに上流側から下
流側へ向けて緩やかに下降するような傾斜を設けように
しても良く、また、接続口(ソケット)を周壁部から突
出するように設けても良い等、要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更して実施し得るものである。
【0037】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のマンホール用躯体ブロック及び下水用宅排ますによれ
ば、配管との接続構造及びインバート部分の構造を改良
し、配管の接続作業を容易とすると共に、インバート部
分の形成を簡単に行うことができ、この結果、施工性の
大幅な向上を図り得るという優れた実用的効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、躯体ブロ
ックの縦断正面図
【図2】躯体ブロックの平面図
【図3】マンホールの縦断正面図
【図4】マンホールの縦断側面図
【図5】接続口部分の拡大縦断側面図
【図6】図4のB部の拡大縦断側面図
【図7】変形例を示す縦断正面図
【図8】接続口及びインバートのいくつかの変形例を示
す横断平面図
【図9】本発明の第2の実施例を示すもので、下水用宅
排ますの正面図
【図10】排水設備を概略的に示す図
【図11】従来例を示す図3相当図
【図12】図4相当図
【符号の説明】
図面中、21はマンホール、23は躯体ブロック、34
は下水管、35は周壁部、36は底板部、37,38は
接続口、39はソケット、41はインバート、54,5
5は排水管、56は下水用宅排ます、57は宅排ます本
体、59,60は接続口、61はソケット、62はイン
バートを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの底部を構成するマンホール
    用躯体ブロックであって、 下水管が接続される複数個の接続口を有する筒状の周壁
    部と、前記接続口間をつなぐインバートを有する底板部
    とをコンクリートにより一体成形してなると共に、前記
    各接続口の内周縁部に、下水管接続用のソケットを一体
    的に設けたことを特徴とするマンホール用躯体ブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】 接続口は、上流側と下流側との間で段差
    を存して形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のマンホール用躯体ブロック。
  3. 【請求項3】 住宅等の排水設備における排水管の合流
    点や接続点等に設けられる下水用宅排ますであって、 コンクリートにより有底容器状に一体成形され、前記排
    水管が接続される複数個の接続口及びそれら接続口をつ
    なぐインバートを有する宅排ます本体と、 この宅排ます本体の接続口の内周縁部に一体的に設けら
    れた排水管接続用のソケットとを具備することを特徴と
    する下水用宅排ます。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150046820A (ko) * 2013-10-22 2015-05-04 주식회사 서영엔지니어링 단위블럭을 이용한 lid 구조물
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