JPH0690218A - 情報伝送システム - Google Patents

情報伝送システム

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JPH0690218A
JPH0690218A JP23864492A JP23864492A JPH0690218A JP H0690218 A JPH0690218 A JP H0690218A JP 23864492 A JP23864492 A JP 23864492A JP 23864492 A JP23864492 A JP 23864492A JP H0690218 A JPH0690218 A JP H0690218A
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JP23864492A
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Kazuo Ozeki
和夫 大関
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Toshiba Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔地間でTV会議、TV電話を用いた打ち
合わせをより経済的に行なうため、映像を中心に効率的
な多重化を行なう。 【構成】 最大ビットレートを制御するレート制御回路
106を備えた映像信号のデジタル圧縮符号化回路10
4と、映像信号とは異なるデータ信号を一時蓄積するバ
ッファメモリ108と、前記映像信号の出力ビットレー
トが所定のビットレートより低い場合に前記データ信号
を多重化し、その両者の存在範囲を示すヘッダ情報を付
加して送信する多重化器107とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のテレビ会議端末、
テレビ電話端末からの画像、音声、データなどの多次元
情報を効率的に多重化伝送し、また分離分配するシステ
ムに関し、特に、遠隔地間、企業内通信網での情報伝送
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチメディア多重化システムに
は、下記のものがある。
【0003】 各端末と多重部との回線の容量が固定
であるもの。
【0004】 パケット通信を使用した可変レートに
よるもの。
【0005】 ATM(非同期転送モード)によるセ
ル多重方式を使用したもの。
【0006】しかしながら、〜の多重化システムに
は下記のような問題点がある。
【0007】の多重化システムにおいては、回線の容
量が固定であるため、接続端末数が増大すると新たな接
続が拒絶され、ネットワーク全体が柔軟性に欠ける。ま
た、最大容量を常に確保しておくと通常時のネットワー
ク使用効率が悪くなる。図14は、この多重化システム
構成例であり、64kbpsのTV電話を複数多重化
し、例えば最大24チャンネルの1.5Mbpsにまで
多重化する場合の例である。この場合、多重化数を端末
の発呼状況によって増やすことができない。
【0008】の多重化システムにおいては、パケット
化するため柔軟になり効率が向上するが、手順が増加し
遅延時間が増加するため、実時間の動画伝送には不適で
ある。図15は、パケット多重化システムに接続する場
合であって、端末の接続数は柔軟に増加できるが多重器
からパケットごとに送受の確認を行なうため、通信系全
体の処理遅延時間が増大する。
【0009】の多重化システムにおいては、効率も上
がり、遅延時間も減少するが、セル廃棄が生じるため映
像の品質が大きく損なわれる。また、映像も音声もデー
タも全て平等なセルにより伝送されるため、映像の処理
遅延時間が大きくなる。図16は、ATMネットワーク
にATM画像符号化装置を多数接続した例である。AT
Mであるため接続端末数の増加に柔軟に対処でき、ま
た、原理的には処理遅延時間も小さいが、レート制御を
行なっていないのでセルの廃棄が起こり、これが圧縮符
号化したデータに対して致命的な劣化を引き起こす。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、の多
重化システムにおいては、ネットワークの柔軟性に欠
け、使用効率も悪くなる。また、の多重化システムに
おいては、処理遅延時間が増大する。さらに、の多重
化システムにおいては、データに対して品質の劣化を引
き起こす。
【0011】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
である回線多重化による効率低下、処理遅延時間の増
加、品質の劣化、使い勝手の悪さを解決することにあ
る。
【0012】また、本発明の他の目的は、実時間映像と
データとの優先度を区別し、全体の効率向上を図る手段
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では基本的に固定レートの伝送系を用い遅延
の増加と品質の劣化を防ぎ、ネットワークの柔軟性のた
めには長時間的なビットレートの変更が可能な方式を提
案している。
【0014】また実時間映像と、オフライン的に処理さ
れることの多い計算機データなどとの区別を行ない、映
像伝送レートの変動によるレートの隙間にデータを多重
化し、その多重表示情報と共に伝送することにより、効
率化を図った。
【0015】すなわち、請求項1の情報伝送システム
は、送信側の多重化器においては複数の映像信号などを
入力し多重化し回線に出力すると共に、受信側の多重化
器においてはこれら信号を分離し各情報端末に分配する
多重化情報伝送システムであって、各端末は、最大ビッ
トレートを制御するレート監視制御回路を備えた映像信
号のデジタル圧縮符号化回路と、映像信号とは異なるデ
ータ信号を一時蓄積するバッファメモリと、前記映像信
号の出力ビットレートが所定のビットレートより低い場
合に前記データ信号を多重化し、その両者の存在範囲を
示すヘッダ情報を付加して送信する多重化器とを備えた
ものである。
【0016】請求項2の情報伝送システムは、送信側の
多重化器においては複数の映像信号などを入力し多重化
し回線に出力すると共に、受信側の多重化器においては
これら信号を分離し各情報端末に分配する多重化情報伝
送システムであって、多重化器は、各端末からの出力情
報量を加算して入力総情報量を計算する計数手段と、前
記入力総情報量と出力情報量とを比較する比較手段と、
比較手段の比較結果が所定の範囲の時に各端末との接続
モードを切替える切替手段と、各端末に出力可能な情報
量を通知する通知手段とを備えたものである。
【0017】請求項3の情報伝送システムは、送信側の
多重化器においては複数の映像信号などを入力し多重化
し回線に出力すると共に、受信側の多重化器においては
これら信号を分離し各情報端末に分配する多重化情報伝
送システムであって、多重化器は、端末から送出された
符号化データの内一部を復号する復号手段と、残りの符
号化データと復号手段により復号されたデータを用い再
度異なる符号化方式で符号化する再符号手段とを備えた
ものである。
【0018】
【作 用】請求項1記載の情報通信システムでは、各端
末は割り当てられた回線容量の中で映像とデータの比率
を自由に変えられる。そのため、遅延の観点から優先度
の高い映像の伝送を優先する。一方、静止画に近い状態
になった場合に不急のデータを伝送することができる。
【0019】請求項2記載の情報通信システムでは、一
旦回線が接続された後、そのビットレートは一定であ
り、また接続端末数の増加によりそのビットレートを低
下させる時はあらかじめ多重化器から変更の通知がある
ため、伝送情報が廃棄されることなく、柔軟なネットワ
ークが構成できる。また、新たに回線接続を行なおうと
する端末は、他端末が即座に出力ビットレートを低下さ
せるため、少なくとも多重化器間の発呼を行なうための
待ち時間を削減し直ちに通信開始の手続きに入れる。
【0020】請求項3記載の情報通信システムでは、ネ
ットワークシステムとして単一の符号化方式の多重化の
みならず、異なる方式で符号化されたデータやアナログ
TV信号も受け付けることができる切替装置を有してい
るため、端末の変更などが容易となる。また端末が安価
な汎用コーデックを用い、多重化器で高価な高能率コー
デックを使う時も、符号化方式変換による遅延や画質劣
化が少なくなる。
【0021】
【実施例】(1)回線多重化による効率低下、処理遅延
時間の増加、品質の劣化などを防止する情報通信システ
ム 図1は、本発明の第一の実施例を示す多重化システムの
ブロック図である。
【0022】マルチメディア多重化サービス基地110
に対し、TV会議またはTV電話の端末100が複数回
線で接続されている。端末100には、ビデオ機器など
の映像入出力装置101、パソコン,各種計算機などの
データ入出力装置102及びマイク,スピ―カなどの音
声入出力装置103が接続されている。そして、この端
末100は、これら信号を多重化した後デジタル信号で
多重化サービス基地110に出力する。
【0023】映像入出力装置101からは、映像信号が
入力され、符号化器の一部である圧縮符号化回路104
で、例えば平均レート7.9kbps程度で圧縮符号化
される。この出力は、バッファメモリ105を介して多
重化器107へ送られ、音声信号、データ信号と多重化
される。この出力ビット系列は、レート制御回路106
で監視され、7.9kbpsになるように圧縮符号化回
路104に制御信号として送られる。
【0024】データ入出力装置102からのデ―タ信号
は、バッファメモリ108を介して例えば平均0.2k
bpsで多重化器107へ送られる。
【0025】音声入出力装置103から入力された音声
信号も、同様に圧縮符号化回路109を介して、例えば
ビットレート1.8kbpsに制御され、多重化器10
7へ送られる。
【0026】これら映像信号、音声信号及びデータ信号
は、どのメディアを何kbpsずつどのような順序、タ
イミングで配置したかを示す0.1kbpsの情報信号
と合わせて合計10kbpsとなって多重化され、多重
化サービス基地110へ送られる。ここで回線は例えば
ISDN64kbps,1チャンネルを用い、そのうち
の10kbps分を多重化サービス基地110で採用
し、他は捨てることになる。
【0027】図2は、各メディアのビットレートの比率
の例を示すものである。
【0028】(a)は、上記実施例の場合の配分であ
る。
【0029】(b)は、映像情報が静止画となった時、
動画としての映像信号の出力ビットレートは低くなる
が、この時データ信号がバッファに蓄積されていればデ
ータ信号のビットレートを上げることができる様子を示
している。
【0030】(c)は、音声が無音になった時の場合
で、音声信号を0bpsとし、代わりに、データ信号を
2kbpsに上げていることを示す。
【0031】制御信号の他に信号のフレームタイミング
を示す情報FAS(Frame Alignment Signal)が必要と
なるが、これについては、図6により後述する。
【0032】図3に、このビットレートの比率の変更を
さらにダイナミックに行なう場合の例を示す。
【0033】図3(a)は、図2の合計が10kbps
ではなく、8kbpsにする場合の例で、映像信号が
5.9kbpsと低下している。
【0034】図3(b)は、ある期間、短時間に映像を
高品質に伝送する必要があるときなどに用いる例であ
る。映像信号が44kbps、音声信号が8kbpsな
どと配分した例を示している。この場合には、まず多重
化器107であらかじめISDN64kbpsをもう1
チャンネル確保するなどして回線を確保した後、新しい
レートに対する回線接続に切替えを行なう。次に、多重
化器107から端末に対して送出ビットレートの増加の
許可信号を送り、この許可信号を受信した端末はビット
レートを拡大した送出を開始する。ビットレートの低下
を図る時は、まず端末がレート低下とそのタイミングを
示す信号を多重化器107に対して送出する。多重化器
107はこれを送信すると共に、低下開始を示すタイミ
ング信号の入力後、回線の使用範囲を削減する。
【0035】以上により、遠隔地と長時間に渡るTV会
議、TV電話を行なう中で、一時的に画像の品質を向上
させたいときに、柔軟にサービスできるという効果をも
たらす。
【0036】端末111からの出力は、アナログ信号で
あって、マルチメディア多重化サービス基地110に出
力された後、その中で多重化される。
【0037】すなわち、映像入出力装置111a,デー
タ入出力装置111b及び音声入出力装置111cは、
アナログ信号のまま増幅器112を介し、サービス基地
110へ送られる。これには専用回線、私設同軸ケーブ
ル、CATV網などを利用することもできる。以上によ
り、あらかじめネットワークで指定されたコーデック以
外の多数のコーデックが活用できる。
【0038】図4は、このようなアナログ映像入力に対
するサービス基地110内での多重化器の構成例であ
る。アナログ信号は、A/D変換器120によりデジタ
ル信号に変換され、次に平均8〜10kbps程度の符
号化レートで符号化する高能率符号化回路121で符号
化され、必要により音声信号、データ信号と多重化さ
れ、さらに他の端末の情報と多重化される。この符号化
回路121には多重化部124からビットレートをどの
程度にするかの制御信号が送られる。
【0039】図5に示すように、マルチメディア多重化
サービス基地110では、下記のような動作を行なう。
【0040】入力信号の総容量を入力情報量計数器20
1で計数する。そして、例えば、ISDN64kbp
s,1チャンネルでの出力が送出できるための各端末か
らの入力のビットレートを求め、入力数が多い時は1チ
ャンネル当たりのビットレートを低下させるよう要求を
出す。
【0041】例えば、全て同一仕様の6個の端末から入
力され、これら端末が、全て10kbpsの送出をして
いる時、多重化器200は6回線を多重化し、合計60
kbpsの出力を行なう。この時点で更にもう1チャン
ネルの回線接続がこの多重化器200になされると出力
のビットレートが合計して64kbpsを越えるため、
端末からこれ以上の回線接続を受け付けることができな
い。この時、多重化器200は送信端末からの受け付け
を保留するために、送信可能の許可信号を送らないよう
に切替スイッチ202を切替えるか、あるいは制御ソフ
トウェアのモードを切替える。この送信許可信号は、多
重化器200が回線接続期間中に発生する待ち信号とは
異なる。次に、各端末に10kbpsから8kbpsへ
の送出ビットレートの変更要求を出す。なお、符号20
4は、発呼制御器である。
【0042】図6に、この切替えタイミングを示す。
【0043】図6(a)は、この多重化器200が切替
え要求を各端末に送り出すタイミングを示す。
【0044】図6(b)は、その要求が端末に届き、1
0kbpsから8kbpsへの変更に端末が同意したこ
とと、引き続きある時点からデータが8kbpsに変更
になったことを示している。
【0045】図6(c)は、その端末の送出データが、
(b)で説明した通りのタイミングで切替わったことを
示している。
【0046】図6(d)は、64kbpsのフレーム構
造の例でこのフレームを示す情報FASが640ビット
につき8ビットあることを示している。64kbpsの
内、10kbpsを用いているのでこのフレームの10
/64を占有した配置とすればよい。なお、制御信号
は、フレーム中1ビットとなり、例えば情報FASの下
部に配置してもよい。
【0047】次に、多重化器200の別の機能として、
入力信号の総容量を入力情報量計数器201で計数し、
出力のチャンネル容量を超過する時、新たにもう一回線
の接続手続きを開始する動作について説明する。これ
は、上記の実施例のように送信端末に対して容量の削減
を要求するのでなく、回線の容量を増加させるものであ
る。
【0048】入力容量ビットの計数器201が出力回線
ビットレート(例えば64kbps)の超過を検出した
とき、新たに接続要求したことによって、上記超過が発
生する原因となった送信端末に対し、送信可能の許可信
号を送らないように切替スイッチ202を切替えるか、
あるいは制御ソフトウェアのモードを切替える。次に発
呼制御器204はあらかじめ設定されている番号を発呼
し、回線接続を行なう。回線接続後上記送信を許可され
ていなかった端末に対し、送信許可信号を送出する。
【0049】なお、以上の動作で64kbpsを超過す
る前に64kbpsに近付いたことを検出した時、あら
かじめ設定されている番号を発呼し、回線接続を行な
い、新たに接続した端末の平均待ち時間を削減するよう
にしてもよい。
【0050】図7は、送信端末への送信可能許可信号を
送出しない切替えを、図5の切替スイッチ202に代え
て、制御ソフトウェアで行なうソフトウェア制御器20
3のブロック図を示す。
【0051】また、上記実施例ではISDN回線の接続
チャンネル数を増加させる場合の例を示したが、専用
線,特殊回線などを用いても同様の構成が可能である。
【0052】なお、発呼は無限の回数できるものではな
く有限回しかできない。そのため、システムが確保した
最大の回線に達したかどうかを判定する比較回路または
制御ソフトウェアにより、あらかじめ設定された最大チ
ャンネル数のメモリ205の値との比較を行ない、最大
のときは発呼しないように制御する。同時に送信端末に
対し許可信号は送らない。この不許可信号は、発呼中の
不許可信号とは異なり、回線が飽和状態であり、他の端
末が切断しない限りいくら待っても通話不能であること
を示す信号である。
【0053】以上により、端末の接続数に応じて発呼す
るため通信コストが低下し、また、送信端末は単なる接
続待ちの情報ではなく、話中つまりネットワークが接続
中で暫く待てば通話可能になるのか、回線が飽和し接続
中とは異なる状態であるのかを識別することができる。
【0054】以上の実施例に共通した多重化器の制御動
作について図8、9を用いて説明する。
【0055】図8は、システム全体を示す構成図であっ
て、多重化器A側に接続される端末A1、A2、A3…
と、多重化器B側に接続される端末B1、B2、B3…
がISDN回線で接続されている。なお、各装置の設定
箇所の例としては、端末A1、A2、A3…が軽井沢、
多重化器Aが長野、多重化器Bが東京、端末B1、B
2、B3…がそれぞれ丸ノ内,浜松町,川崎などがあげ
られる。また、この例では端末と多重化器、多重化器と
多重化器の全てが64kbps回線で接続される場合に
ついて説明するが、端末と多重化器の間は専用回線(ア
ナログ狭帯域、アナログ広帯域、8kbps程度のデジ
タル狭帯域、デジタル広帯域など)、加入者線など別の
回線を使用してもよい。端末A1から多重化器Aまでを
ISDN64kbpsで接続し64kbpsの符号化レ
ートで送出して、多重化器Aで8kbpsの符号化に変
換する場合と、端末A1で始めから8kbpsで符号化
送出する場合がある。
【0056】図9にこのようなシステムにおける接続シ
ーケンスを示す。
【0057】 端末A1からISDNのダイヤル送出
を多重化器Aに行ない、端末B1への接続要求を行な
う。
【0058】 多重化器Aは多重化器BとISDN6
4kbpsで接続する。
【0059】 多重化器Bは端末B1へISDN接続
を行なう。
【0060】 多重化器Bと端末B1の接続後、多重
化器Bは、多重化器Aに対し端末B1との接続が完了し
たことを示す信号を送る。
【0061】 多重化器Aは、端末A1とB1に対し
それぞれ送信開始許可信号を送る。
【0062】 端末A1からB1への送信が可能とな
る。
【0063】端末A2,A3…,端末B2,B3…も同
様に行なう。
【0064】ここで多重化器の出力は64kbpsに固
定されているが、その入力は端末においては時間的にも
容量的にも異なっている。また、多重化器Bは端末B1
などの入力を制御している点、全体が送信主導型の分散
制御であり、また、多重化器が端末に対して分配出力す
る部分に厳しい制約が無い点が特徴となっている。
【0065】図6にビットレート変更のタイミングを示
す。
【0066】図6(a)のように始め10kbpsの送
信を端末が行っている時、多重化器から8kbpsに変
更指示が出たものとする。端末が8kbpsで送出可能
なら図6(b)のようなタイミングで8kbpsでの送
出が可能であることを多重化器におくると共に、ある変
更タイミング信号と共に、8kbpsに切替えを行な
う。この時の端末からの送出データは図6(c)のよう
なタイミングとなっている。図6(d)は、ISDN6
4kbpsの1チャンネルの分割例であって、多重化器
Aから多重化器Bへの送信の構造を示す。8kbpsず
つ8チャンネルに分け7チャンネルを端末同士の通信に
使用し、1チャンネルはこのフレームの同期用信号FA
Sや制御信号(BASなど)などに用いる。このフレー
ム分けは他の分け方でもビットレートの切替えとそのタ
イミングが伝送できる構造であればよい。
【0067】図10は、端末から多重化器への入力信号
が、上記のような8〜10kbpsではなく、例えばC
CITT国際標準方式H.261方式に準拠した符号化
回路で符号化された64kbpsデータ列である場合の
多重化器の構成例を示す。これは端末と多重化器の距離
が近いため、回線料金があまり高くはならないので、安
価なH.261コーデックを用いるユーザーがいるため
必要となる。
【0068】入力信号のH.261符号化列は、分離器
130で画像・音声多重化の勧告H.221に基づいた
フレームに分離する。画像は、H.261デコーダ13
1で復号化され、デジタル映像信号となり、高能率符号
化装置134で6〜8kbpsのレートで符号化され、
音声信号などと多重化器136で多重化され、他の端末
データと多重化器137で多重化される。音声も同様に
デコーダ132と高能率コーダ134を介し多重化器1
36へ送られる。データはバッファ135を介し固定レ
ートで多重化するか、あるいは映像の空きに間欠的な多
重がなされる。また、データに対しては例えばユニバー
サル圧縮回路133によってさらにレートの低下を図る
ことができる。
【0069】図11は、図10のH.261デコーダ1
31の詳細ブロック図である。
【0070】受信入力バッファ150を介して入力され
た符号化データは、可変長復号化回路(VLCD)15
1で復号され、逆コサイン変換器(IDCT)152で
逆変換され、前フレームメモリ(FM)154の内容と
加算器153で加算され、映像信号となる。映像信号は
逆フォーマット変換器(IFMT)155でサイズ、駒
数の変換がなされ、D/A変換器156を介して出力さ
れる。
【0071】図12は、図10の実施例の変形例であ
る。
【0072】分離器140で分離された画像、音声は
H.261の復号回路と6〜8kbps用の符号化回路
を別々に通過するのでなく、一体化したいわゆる直接変
換符号器によりデジタル映像信号に戻すことなく符号化
を行なうもので、遅延時間が増大しないという特徴を持
つ。直接変換符号器141は画像用であり、他の直接変
換符号器142は音声用である。
【0073】図13は、図12の直接変換符号化器14
1の詳細例で逆フォーマット変換器とD/A変換器が省
かれている。これに伴い、符号化側でもA/D変換器と
フォーマット変換器が省かれている。また、これら省か
れた回路の信号位相差を調整するバッファ回路170と
新しいタイミング制御回路171が付加されている。動
きベクトル検出回路(MC)165が加算器163の出
力である復号信号を用いる場合と、復号回路で受信され
た動きベクトルをそのまま用いる場合の両方の構成が可
能である。
【0074】また、このような直接変換符号化回路は図
13の実施例に限らず、加算器部、コサイン変換器及び
可変長復号化回路で折り返した構成も可能である。
【0075】(2)ISDN64kbpsから56kb
psへの切替え方法 日本、欧州地域のISDN(Integrated Services Digi
tal Network )の1つのチャンネルは、1B単位で使用
でき、1Bは64kbpsである。しかし、米国、特に
北米の特定地域では1Bが56kbpsに制限された回
線が使用されている。したがって、64kbps回線を
使用中に56kbps回線を介した場合には途中で情報
の一部を失うという問題があった。
【0076】そのため、従来は、56kbps制限ネッ
トワークを介している時は、64kbpsの第1〜7の
サブチャンネルのみを用いるように切替えて使用されて
いた。しかしながら、回線は単に1Bのみを使用するの
でなく、2B,3Bと拡張して使用することがある。こ
の場合に、2B目以降の回線接続開始時に情報の欠落が
あると複数相手先のどの第2Bチャンネルかの識別がで
きないという問題があった。すなわち、従来は、2B目
も64kbpsでスタートして56kbpsに変更して
いた。
【0077】本発明は、上記問題点を解決するもので、
1B目の接続状況を2B目以降の発呼の制御に反映し、
誤動作を防止するものである。
【0078】その解決手段としては、相手側からの応答
が1B,64kbpsの第1チャンネルの場合には、C
CITT勧告H.221のフレーミング構成に従った第
8サブチャンネルにFAS,BASを挿入して送出する
(図17参照)。一方、56kbpsの1Bチャンネル
を用いたものである時は、FAS,BASを第7サブチ
ャンネルに移動し、56kbpsの送出を行なう(図1
8参照)。また、第2以降の1Bチャンネルを発呼する
時は、第7サブチャンネルにFAS,BASを挿入した
56kbpsの送出を行なう。
【0079】図19は、TV電話用の画像コーデック
(CODER)を用いたISDN端末である。64kb
ps送出の場合のCODERの出力は、CCITT勧告
H.221に従ったフレーミング構成により8つのサブ
チャンネルのうち、第1〜7のサブチャンネルに画像,
音声などの符号化データが入れられる。第8サブチャン
ネルには、FASやBASという重要な制御信号が挿入
されている(図17参照)。
【0080】回線接続後、相手側では受信信号からまず
FASを検出し、フレーム同期を確立する努力をする。
しかし、相手側への回線に56kbps回線があると、
この第8サブチャンネルが取除かれる。そのため、56
kbps回線経由の場合には、FASの検出ができない
ため、受信側は、56kbps送出の際に第7サブチャ
ンネルにFAS,BASを挿入し、第8サブチャンネル
がたとえあっても使用しないようにする。これを受信し
た送信側では当初64kbpsとみなして第8サブチャ
ンネルにFASの探索を行っていたものを第7サブチャ
ンネルの探索に切替え、そこにFASを見出した以降
は、56kbpsの通信を行なう。このとき、56kb
psにモード切替えを行うと共にH.221のフレーミ
ング構成を56kbps用に変更し、符号化ビットレー
トも合計64kから56kに減少した分、発生量を削減
する制御を行なう。
【0081】ここで、TV電話を1Bのみでなく、2B
または3Bとより大容量で行なう場合には、追加チャン
ネルの設定を行なうことができるが、従来、追加チャン
ネルの呼接続に当り、再び64kbpsより開始するこ
とがなされていた。本発明では、同一相手先に追加チャ
ンネルの発呼をする際に、送出するにあたって始めから
56kbpsモードを使用し、第8サブチャンネルには
FAS用のダミー信号を挿入して送出する(図18参
照)。
【0082】また、56k経由地域にある着呼する受信
側が複数のISDN端末からいろいろなタイミングで、
64k,56k混在の着呼を処理するが、始めから56
kの着呼であればBAS内容から以前に着呼した別の1
B(56k)の追加チャンネルであることが判別できる
ので、これにより2つの2B(56k,56k)を統合
して扱う受信処理回路の制御信号を供給する。受信処理
回路は合計112kbpsでより高品質な画像ないし音
声の通信を実現できる。
【0083】多地点からのISDNの着呼のあるシステ
ムにおいては、着呼の段階でFAS,BASができない
と、追加チャンネルの着呼であっても新規の着呼とみな
さざるをえないため、第1接続チャンネルと第2接続チ
ャンネルとが一旦別々に処理される。したがって、後の
統合がターミナルアダプタ内でとれなくなる。本発明で
は、上記のように、統合がとれるため、多地点通信の障
害がなく進められる。
【0084】(3)マスターMCUの決定方法 複数の多地点接続制御ユニット(以下,MCUという)
がある時は、その一つがマスターMCUである。この場
合にあらかじめマスターMCUが決定されている場合は
よいが、回線接続しながらマスターMCUを決定する場
合がある。
【0085】このマスターMCUの決定方法としては、
例えば、2つのMCUが乱数発生器で同時に乱数の送出
を行ない、小さい数値の方をマスターMCUとする方法
がある。しかし、乱数発生アルゴリズムにより優劣が決
まるので適切ではなかった。すなわち、意図的に数値を
発生させて、マスターMCUの地位を得る場合があるか
らである。
【0086】そこで、じゃんけんの原理を応用したマス
ターMCUを適切に決定する方法を提供する。
【0087】2つのMCUが互いにA,B,Cの三種類
の符号を送出可能にする。そして、A,B,CにA<B
<C<Aとなる巡回数順序を決めておく。これにより、
マスターMCUを決定する場合に、A〜Cの内一つを各
MCUが送出して、その送出された符号の優劣でマスタ
ーを決定すればよく、互いに公平な決定ができる。
【0088】3つのMCUがあるときも、この原理を拡
張できる。時間的に同一とみなせる間に第1回目の巡回
的順序符号の送出を行ない全MCUの結果で最も高い順
位にあるMCUがマスターとなる。
【0089】順序の符号は、A<B<C<Aとなる単純
三種の他に、例えば、8ビット,256種の中を三分割
することにより、この分割した符号にも優劣をつけるこ
とにより、詳細な順序づけが可能となり、一回の送出で
決定できる可能性が高い。
【0090】
【発明の効果】以上により、請求項1記載の発明によれ
ば、映像の発生情報の変動を利用して不急のデータ伝送
を行なうため効率がより向上する。
【0091】請求項2記載の発明によれば、遅延が小さ
く、画像の品質が良く、ネットワーク構成が柔軟で効率
的となる通信システムが実現できる。
【0092】請求項3記載の発明によれば、異なる符号
化方式の変換による処理遅延時間を削減し、ハードウェ
アも削減できる。また、フィルタ処理などが少なくなり
画質の向上にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す端末と多重化サービス
基地のブロック図である。
【図2】端末の出力ビットレート比率の図である。
【図3】出力ビットレートの拡大,縮小時の比率の図で
ある。
【図4】アナログ信号入力時の多重化器のブロック図で
ある。
【図5】多重化サービス基地内のブロック図である。
【図6】切替えタイミングを示す図である。
【図7】多重化サービス基地内の他の実施例のブロック
図である。
【図8】2つの多重化器のシステム図である。
【図9】回線使用シーケンスの図である。
【図10】デジタル符号化入力のブロック図である。
【図11】H.261デコーダのブロック図である。
【図12】直接符号変換方式のブロック図である。
【図13】直接符号変換回路のブロック図である。
【図14】従来の固定レート多重化システムのブロック
図である。
【図15】従来のパケット多重伝送システムのブロック
図である。
【図16】従来のATM多重化ネットワークのブロック
図である。
【図17】従来のフレーミング構成の図である。
【図18】56kbpsのフレーミング構成の図であ
る。
【図19】TV電話用画像コーデック(CODER)を
用いたISDN端末のブロック図である。
【符号の説明】 100……端末 101……映像入出力装置 102……データ入出力装置 103……音声入出力装置 106……レート制御回路 107……多重化器 108……バッファメモリ 200……多重化器 201……計数器 202……モード切替えスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側の多重化器においては複数の映像信
    号などを入力し多重化し回線に出力すると共に、受信側
    の多重化器においてはこれら信号を分離し各情報端末に
    分配する多重化情報伝送システムにおいて、 各端末は、最大ビットレートを制御するレート監視制御
    回路を備えた映像信号のデジタル圧縮符号化回路と、 映像信号とは異なるデータ信号を一時蓄積するバッファ
    メモリと、 前記映像信号の出力ビットレートが所定のビットレート
    より低い場合に前記データ信号を多重化し、その両者の
    存在範囲を示すヘッダ情報を付加して送信する多重化器
    とを備えたことを特徴とする情報伝送システム。
  2. 【請求項2】送信側の多重化器においては複数の映像信
    号などを入力し多重化し回線に出力すると共に、受信側
    の多重化器においてはこれら信号を分離し各情報端末に
    分配する多重化情報伝送システムにおいて、 多重化器は、各端末からの出力情報量を加算して入力総
    情報量を計算する計数手段と、 前記入力総情報量と出力情報量とを比較する比較手段
    と、 比較手段の比較結果が所定の範囲の時に各端末との接続
    モードを切替える切替手段と、 各端末に出力可能な情報量を通知する通知手段とを備え
    たことを特徴とする情報伝送システム。
  3. 【請求項3】送信側の多重化器においては複数の映像信
    号などを入力し多重化し回線に出力すると共に、受信側
    の多重化器においてはこれら信号を分離し各情報端末に
    分配する多重化情報伝送システムにおいて、 多重化器は、端末から送出された符号化データの内一部
    を復号する復号手段と、 残りの符号化データと復号手
    段により復号されたデータを用い再度異なる符号化方式
    で符号化する再符号手段とを備えたことを特徴とする情
    報伝送システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6128955A (en) * 1999-07-09 2000-10-10 Mimura; Nobuharu Method for measuring 6 degrees of freedom motion and device therefor
WO2019181900A1 (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 本田技研工業株式会社 移動体及びその制御方法並びに優劣決定方法

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