JPH0689Y2 - 超音波ドップラー装置 - Google Patents

超音波ドップラー装置

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JPH0689Y2
JPH0689Y2 JP2671288U JP2671288U JPH0689Y2 JP H0689 Y2 JPH0689 Y2 JP H0689Y2 JP 2671288 U JP2671288 U JP 2671288U JP 2671288 U JP2671288 U JP 2671288U JP H0689 Y2 JPH0689 Y2 JP H0689Y2
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blood flow
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五美 田中
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Shimadzu Corp
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、超音波ドップラー効果に基づいて心臓等の血
流情報を得る超音波ドップラー装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、超音波ドップラー装置を用いて心臓等の血流動態
の診断が行われている。このような血流動態、特に心臓
の診断においては、弁異常や心壁異常等に起因する血流
の逆流量がどの程度のものかを把握することが必要とな
る。
このような場合、従来技術では、第4図に示すように、
逆流量が最大と想定されるある1つの心位相で血流情報
画像をフリーズし、この画像に基づいて逆流の起こって
いる最大到達距離Lを測定したり、あるいは逆流の起こ
っている部分の面積Sを測定することによって逆流の程
度を知る指標としている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、逆流量は、流速と時間との関数であるか
ら、一つの心位相だけを取り出して逆流量を判断するの
は好ましくない。すなわち、第5図に示すように、流速
の最大値が小さくてもその時間が長ければ(同図の実線
aの場合)、流速の最大値が大きくてもその時間が短い
場合(同図の破線bの場合)と結果的に逆流量(第5図
の各面積)が等しくなることがあるからである。したが
って、逆流量を把握するためには、時間の要素も加味す
ることが望ましい。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、心臓診断において、その逆流量を確実に把握できる
ようにすることを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上記の目的を達成するため、超音波の送受波
により得られるエコー信号に基づいて血流情報画像を作
成する血流情報画像作成部と、この血流情報画像のデー
タを格納するデジタルスキャンコンバータと、このデジ
タルスキャンコンバータに格納された前記血流情報画像
を表示するカラーモニタとを備えた超音波ドップラー装
置において、次の構成を採る。
すなわち、本考案の超音波ドップラー装置では、心電計
で得られるECG信号に含まれるR波をトリガーとして
時系列的に一連のタイミング信号を出力するタイミング
信号発生部と、このタイミング信号が入力されるたびに
前記血流情報画像の一画面形成分の超音波の駆動パルス
を発生する送波回路と、前記タイミング信号に応答して
前記血流情報画像作成部で作成された心位相の異なる各
血流情報画像を前記デジタルスキャンコンバータのそれ
ぞれ異なるメモリ領域に書き込むアドレス発生部と、前
記カラーモニタに表示された心位相の異なる各血流情報
画像の輪郭をトレースするトレース手段と、このトレー
ス手段によりトレースされた各血流情報画像の閉曲線内
の面積を算出する面積算出部と、この面積算出部で算出
された各血流情報画像ごとの面積を加算する面積加算部
とを備えている。
(ホ)作用 上記構成において、タイミング信号発生部からは、心電
計で得られるECG信号に含まれるR波をトリガーとし
て時系列的に一連のタイミング信号た出力される。送波
回路は、このタイミング信号が入力されるたびに血流情
報画像の一画面形成分の超音波の駆動パルスを発生す
る。そして、超音波発射により得られたエコー信号が血
流情報画像作成部に入力されると、上記のタイミング信
号に応答して心位相の異なる血流情報画像が時系列的に
作成される。そして、これらの血流情報画像がデジタル
スキャンコンバータにそれぞれ記憶される。したがっ
て、デジタルスキャンコンバータから血流情報画像が読
み出されることにより、カラーモニタには、心位相が異
なる複数の血流情報画像が同時に表示される。
そして、トレース手段で、カラーモニタに表示された各
心位相の血流情報画像について、その輪郭を個別にトレ
ースすると、トレースされた各血流情報画像の閉曲線内
の面積が面積算出部で算出され、さらに、面積加算部で
各血流情報画像ごとの面積が加算される。したがって、
一定期間に渡る心位相の逆流面積が積算されるため、そ
の積算値を逆流量の指標とすることができる。
(ヘ)実施例 第1図は本考案の超音波ドップラー装置の全体を示すブ
ロック図である。同図において、符号1は超音波ドップ
ラー装置の全体を示し、2はセクタ走査型の超音波探触
子、4は超音波探触子2で得られるエコー信号を検波増
幅する受波回路、6は受波回路の出力に基づいて血流情
報画像を作成する血流情報画像作成部である。この血流
情報画像作成部6は、エコー信号により断層画像を作成
する断層画像作成回路6aと、エコー信号からドップラ
ー信号を抽出して血流動態を示す血流画像を作成する血
流画像作成回路6bとからなる。また、8は断層画像に
血流画像を重ね合わせて一つの血流情報画像として記憶
するデジタルスキャンコンバータである。10はデジタ
ルスキャンコンバータ8に格納される画像データをTV
信号に変換するTV信号発生部、12はカラーモニタで
ある。
14は図外の心電計で得られるECG信号に含まれるR
波に同期してR波にトリガパルスを発生するR波トリガ
パルス発生部、16はこのR波トリガパルスに応答して
時系列的に一連のタイミング信号を出力するタイミング
信号発生部である。18は上記のタイミング信号が入力
されるたびに血流情報画像(断層画像と血流画像)の一
画面形成分の超音波の駆動パルスを発生する送波回路、
20は上記タイミング信号に応答して血流情報画像作成
部6で作成された心位相の異なる各血流情報画像をデジ
タルスキャンコンバータ8のそれぞれ異なるメモリ領域
に書き込む書き込みアドレス発生部、22はデジタルス
キャンコンバータ8に記憶された血流情報画像の読み出
しアドレスを発生する読み出しアドレス発生部である。
24はカラーモニタ12に表示された心位相の異なる各
血流情報画像の輪郭をトレースするトレース手段であ
り、たとえば、マウスやトラックボール等が適用され
る。26はトレース手段24によりトレースされた各血
流情報画像の閉曲線内の面積を算出する面積算出部、2
8は面積算出部26で算出された各血流情報画像ごとの
面積を加算する面積加算部、30は上記の各部の動作を
制御する制御部である。
次に、上記構成の超音波ドップラー装置による心臓の逆
流量を計測する場合の制御動作について説明する。
第2図に示すように、心電計でえられるECG信号がR
波トリガパルス発生部14に入力されると、R波トリガ
パルス発生部14からは、ECG信号に含まれるR波に
同期したR波トリガパルスが出力される。このR波トリ
ガパルスは制御部30を介してタイミング信号発生部1
6に加えられるので、タイミング信号発生部16から
は、このR波トリガパルスに応答して、心臓の収縮期に
相当する期間内に第2図の符号、、…で示すよう
に、時系列的に一連のタイミング信号が出力される。送
波回路18は、これらのタイミング信号が入力されるた
びに血流情報画像の一画面形成分の超音波の駆動パルス
を発生する。したがって、超音波探触子2からは、断層
画像形成のために超音波がセクタ走査されるとともに、
血流画像形成のために超音波が放射角度をずらせながら
時分割でパルス放射される。
そして、超音波探触子2で受波されたエコー信号が受波
回路4で検波増幅された後、血流情報画像作成部6に入
力され、血流画像作成回路6aで血流画像が、断層画像
作成回路6bで断層画像がそれぞれ作成される。そし
て、両画像データが次段のデジタルスキャンコンバータ
8に送出される。
そして、デジタルスキャンコンバータ8には、書き込み
アドレス発生部20から書き込みアドレスにより、断層
画像に血流画像を重ね合わせてなる一つの血流情報画像
が所定のメモリ領域に記憶される。さらに、書き込みア
ドレス発生部20は、タイミング信号発生部16からタ
イミング信号が加えられるたびに、デジタルスキャンコ
ンバータ8に対して異なるメモリ領域の書き込みアドレ
スを発生するので、デジタルスキャンコンバータ8に
は、第3図に示すように、上記のタイミング信号に対応
してサンプリングされた心位相の異なる血流情報画像
(第3図の符号、、…で示す)が時系列的に記憶さ
れる。そして、読み出しアドレス発生部22からの読み
出しアドレスにより、デジタルスキャンコンバータ8か
ら血流情報画像が全て読み出される。これにより、カラ
ーモニタ12の画面には、心位相が異なる複数の血流情
報画像が同時表示されることになる。
次に、心臓の逆流量を計測する場合には、トレース手段
24を用いてカラーモニタ12に表示されている各心位
相の血流情報画像(、、…)について、カーソルを
移動させながら逆流が発生している部位の輪郭をトレー
スする。面積算出部26は、カーソルの移動に伴う血流
情報画像の輪郭上のアドレスを記憶し、カーソルが閉曲
線を描いた時点でこれらのアドレスに基づいて閉曲線内
の面積を算出する。この面積の値は面積加算部28に与
えられる。上記動作を各血流情報画像について繰り返す
ことにより、面積加算部28には各血流情報画像(、
、…)ごとの面積が加算される。そして、面積加算部
18で得られた面積の積算値が制御部30に転送され、
その積算値がカラーモニタ12に表示される。したがっ
て、その積算値を逆流量の指標とすることができる。
なお、この実施例では、心臓の収縮期内で心位相の異な
る9枚の血流情報画像を得るようにしているが、これに
限定されるものではないのは勿論である (ト)効果 本考案によれば、一定期間に渡る心位相の逆流状態の面
積が積算されるため、その積算値を逆流量の指標とする
ことができ、これにより心臓診断における逆流量を確実
に把握できるようになる等の優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の超音波ドップラー装置の全体を示すブ
ロック図、第2図は心電計で得られるECG信号波形
図、第3図は心位相の異なる複数の血流情報画像を同一
のカラーモニタに表示した例を示す説明図、第4図はセ
クタ走査に得られる心臓の血流情報画像を示す説明図、
第5図は心臓の逆流量の説明図である。 1…超音波ドップラー装置、6…血流情報画像作成部、
8…デジタルスキャンコンバータ、16…タイミング信
号発生部、18…送波回路、20…書き込みアドレス発
生部、24…トレース手段、26…面積算出部、28…
面積加算部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波の送受波により得られるエコー信号
    に基づいて血流情報画像を作成する血流情報画像作成部
    と、この血流情報画像のデータを格納するデジタルスキ
    ャンコンバータと、このデジタルスキャンコンバータに
    格納された前記血流情報画像を表示するカラーモニタと
    を備えた超音波ドップラー装置において、 心電計で得られるECG信号に含まれるR波をトリガー
    として時系列的に一連のタイミング信号を出力するタイ
    ミング信号発生部と、 このタイミング信号が入力されるたびに前記血流情報画
    像の一画面形成分の超音波の駆動パルスを発生する送波
    回路と、 前記タイミング信号に応答して前記血流情報画像作成部
    で作成された心位相の異なる各血流情報画像を前記デジ
    タルスキャンコンバータのそれぞれ異なるメモリ領域に
    書き込むアドレス発生部と、 前記カラーモニタに表示された心位相の異なる各血流情
    報画像の輪郭をトレースするトレース手段と、 このトレース手段によりトレースされた各血流情報画像
    の閉曲線内の面積を算出する面積算出部と、 この面積算出部で算出された各血流情報画像ごとの面積
    を加算する面積加算部と、 を含むことを特徴とする超音波ドップラー装置。
JP2671288U 1988-02-29 1988-02-29 超音波ドップラー装置 Expired - Lifetime JPH0689Y2 (ja)

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JPH01130707U JPH01130707U (ja) 1989-09-05
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JP3045642B2 (ja) * 1994-01-25 2000-05-29 アロカ株式会社 超音波診断装置
US7674228B2 (en) * 2004-03-01 2010-03-09 Sunnybrook And Women's College Health Sciences Centre System and method for ECG-triggered retrospective color flow ultrasound imaging

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