JP4001666B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波を利用して被検体内の診断部位について超音波画像を得て画像表示する超音波診断装置に関し、特に、目的とする臓器を含む断層像の表示画像上で該臓器の容積を正確に計測することができる超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の超音波診断装置は、図12に示すように、被検体内に超音波を送受信する探触子1と、この探触子1を駆動して超音波を送信させると共に受信した反射エコー信号を増幅する超音波送受信部2と、この超音波送受信部2からの画像信号を書き込むと共に読み出し表示座標系に変換して出力するディジタルスキャンコンバータ(以下「DSC」という)3と、表示画像面に対し任意の線分を手動操作で入力する入力部4と、この入力部4で入力された線分情報を画像表示するためのグラフィック表示部5と、上記DSC3とグラフィック表示部5からの画像情報を合成する合成回路6と、この合成回路6からの画像信号を表示する画像表示装置7とを有して成っていた。なお、符号8は、上記入力部4で入力された線分情報をグラフィック表示部5へ送るためのグラフィック回路を示している。そして、探触子1で被検体内に超音波を送受信し、該探触子1で受信した反射エコー信号を超音波送受信部2及びDSC3により信号処理し、得られた断層像を画像表示装置7に表示していた。
【0003】
このような状態で、診断部位の臓器、例えば心臓についてその容積を求めるには、上記表示された断層像内の心臓の画像について、入力部4のトラックボール又はマウス等を用いてその心臓のおおまかな形状を手動操作で入力し、グラフィック回路8及びグラフィック表示部5、合成回路6の処理を経て画像表示装置7に断層像と共に心臓の形状を表示する。次に、この表示された画像を基に、上記と同じく入力部4を用いて心臓の形状をトレースする。そして、この断層像及び心臓の形状に基づいて、例えば超音波ビーム方向に一致した仮想の線分と上記心臓の形状の輪郭との交点位置をそれぞれ求め、これらの交点位置間の距離を計測すると共に、この計測した距離から上記心臓の容積を算出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の超音波診断装置における表示画像上での臓器容積の計測においては、表示された断層像内の例えば心臓等の臓器の画像について、入力部4のトラックボール又はマウス等を用いてその臓器のおおまかな形状を手動操作で入力すると共に、その臓器の形状をトレースしていたので、上記臓器の形状の入力やトレースの操作において装置の操作者の個人差が影響して、最終的に算出する臓器の容積が不正確となることがあった。したがって、臓器容積の計測結果が信頼性に乏しいことがあった。また、目的とする臓器が断層像の表示領域の隅部に位置してその形状が欠けている場合や、被検体内に送受信した超音波が例えば肋骨に邪魔されてその臓器の形状が一部欠けている場合は、当該臓器の全体形状をトレースすることができず、臓器の容積の計算が十分にできないことがあった。したがって、所要の診断ができないことがあった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、目的とする臓器を含む断層像の表示画像上で該臓器の容積を正確に計測することができる超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による超音波診断装置は、被検体内に超音波を送受信する探触子と、この探触子を駆動して超音波を送信させると共に受信した反射エコー信号を増幅する超音波送受信部と、この超音波送受信部からの画像信号を書き込むと共に読み出し表示座標系に変換して出力するディジタルスキャンコンバータと、表示画像面に対し任意の線分を入力する入力部と、この入力部で入力された線分情報を画像表示のために処理するグラフィック表示部と、上記ディジタルスキャンコンバータとグラフィック表示部からの画像情報を合成する合成回路と、この合成回路からの画像信号を表示する画像表示装置とを有して成る超音波診断装置において、上記入力部及びグラフィック表示部により心臓を含む断層像の表示画像上で該心臓を横切って指定された第1の線分とこの第1の線分の略中央部を交点として直交した第2の線分上における画素情報について該画素情報の変化度合いを検知する画素情報演算手段と、上記画素情報演算手段で検知した画素情報の変化度合いに基づいて上記心臓の境界を判定する判定手段と、上記判定手段で判定された情報が入力され、上記第1の線分上で心臓の心室の内壁間の線分長及び第2の線分上で心臓の心室の内壁間の線分長並びに上記第1の線分、第2の線分と上記心臓の長軸、該長軸に直交する短軸を示す補助線とのなす角度に基づいて上記心臓の容積を演算する演算手段と、を備えたものである。
また、上記入力部及びグラフィック表示部により、心臓を含む断層像の表示画像上で該心臓の形状上の特徴を示す補助線の情報を入力するものである。
【0007】
また、上記演算手段で求めた心臓の容積の演算値又はその演算値の時間経過に伴う変化波形を画像表示装置に表示するようにしたものである。
【0008】
さらに、上記演算手段で求めた心臓の容積の演算値を時間で微分して容積変化率を求め、時間経過に伴う容積変化率の波形として画像表示装置に表示するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による超音波診断装置の実施の形態を示すブロック図である。この超音波診断装置は、超音波を利用して被検体内の診断部位について超音波画像を得て画像表示するもので、図1に示すように、探触子1と、超音波送受信部2と、ディジタルスキャンコンバータ(以下「DSC」という)3と、入力部4と、グラフィック表示部5と、合成回路6と、画像表示装置7とを有して成り、さらに臓器容積演算部9を備えて成る。
【0010】
上記探触子1は、被検体内の診断部位に向けて超音波を送信及び受信するもので、図示省略したがその中には、超音波の発生源であると共に反射エコーを受信する振動子が内蔵され、例えばセクタ走査型探触子に形成されている。超音波送受信部2は、上記探触子1を駆動して超音波を送信させると共に受信した反射エコー信号を増幅するもので、図示省略したがその中には、該探触子1に送波パルスを送って内蔵の振動子から超音波を発生させる送波回路と、上記振動子1で受信した反射エコー信号を増幅する受信増幅器と、それらの制御回路とを有して成る。DSC3は、上記超音波送受信部2からの画像信号を書き込むと共に読み出し表示座標系に変換して出力するもので、該超音波送受信部2内のA/D変換器でディジタル化された超音波情報を超音波ビームの1走査線又は複数の走査線毎に内蔵のラインメモリに書き込んで断層像(Bモード像)の画像データを形成するようになっている。
【0011】
入力部4は、後述の画像表示装置7に表示された画像面に対し任意の線分を手動操作で入力するもので、例えばトラックボール又はマウス等から成る。グラフィック表示部5は、上記入力部4で入力された線分情報を画像表示のために処理するもので、グラフィック回路8を介して上記線分情報を取り込むようになっている。合成回路6は、上記DSC3とグラフィック表示部5からの画像情報を合成するもので、DSC3からの断層像情報とグラフィック表示部5からの線分情報とを重畳するようになっている。そして、画像表示装置7は、上記合成回路6からの画像信号を入力して画像として表示するもので、例えばCRT等から成る。
【0012】
ここで、本発明においては、上記DSC3からの画像情報を取り込んで動作する臓器容積演算部9が設けられている。この臓器容積演算部9は、上記入力部4及びグラフィック表示部5により臓器たとえば心臓を含む断層像の表示画像上で該臓器を横切って指定された複数の線分上における画素情報を読み出し、この画素情報を上記線分に沿って平滑化させ、この平滑化された線分上の画素情報を該線分方向に沿って順次読み出すと共にこの読み出された画素情報の変化度合いを検知し、この検知した画素情報の変化度合いやその変化の極値に基づいて臓器の境界を判定し、この判定された該臓器の境界に基づいてその臓器の容積を演算するもので、図1に示すように、2個のフレームメモリ10a,10bと、書込み読出し回路11と、マルチプレクサ12と、スムージング回路13と、シフトレジスタ14と、輝度傾斜演算回路15と、判定回路16と、演算回路17とを備えて成る。
【0013】
上記2個のフレームメモリ10a,10bは、上記DSC3からの画像データを入力して交互に格納するもので、それぞれ2次元メモリから成り、例えば第1のフレームメモリ10aに1フレーム分の画像データが格納された後に、次の1フレーム分の画像データは第2のフレームメモリ10bに格納され、さらにその次の1フレーム分の画像データは第1のフレームメモリ10aに格納されるというように、交互に格納が繰り返されるようになっている。書込み読出し回路11は、上記各フレームメモリ10a,10bへの画像データの書き込み及び読み出しを制御するもので、読み出しの制御の場合は、前記グラフィック回路8を介して得られる入力部6で入力された例えば複数の線分情報に基づいて、各線分のそれぞれの方向に沿った画像データが読み出されるようになっている。すなわち、上記各線分を決定するアドレスに基づいて各フレームメモリ10a,10bの画素データを読み出すようになっている。マルチプレクサ12は、上記各フレームメモリ10a,10bから読み出した画像データを入力し、各フレーム画像ごとに切り換えて順次出力するものである。
【0014】
そして、上記2個のフレームメモリ10a,10bと書込み読出し回路11とマルチプレクサ12とで、前記入力部4及びグラフィック表示部5により臓器を含む断層像の表示画像上で該臓器を横切って指定された複数の線分上における画素情報を読み出す手段が構成されている。
【0015】
スムージング回路13は、上記マルチプレクサ12から出力される画像データを入力し、上記複数の線分上における画素情報を該線分に沿って平滑化させるもので、この平滑化の方法については後述する。シフトレジスタ14は、上記スムージング回路13で平滑化された画像データを入力して一時記憶するもので、例えば図1においては5番地分の画素データ(輝度値)を順次保持するようになっている。輝度傾斜演算回路15は、上記シフトレジスタ14で保持された画素データを入力し、上記平滑化された線分上の画素情報を該線分方向に沿って順次読み出すと共にこの読み出された画素情報(輝度値)の変化度合いを検知する画素情報演算手段となるもので、例えば入力された五つの輝度値からそれらの経時的変化度合いを検出し、その変化の極大値すなわち単調増加から単調減少への変化点の値を求めるようになっている。
【0016】
また、判定回路16は、上記輝度傾斜演算回路15で検知した画素情報の変化度合いやその変化の極値に基づいて臓器の境界を判定する判定手段となるものである。さらに、演算回路17は、上記判定回路16で判定された該臓器の境界に基づいてその臓器の容積を演算する演算手段となるものである。
【0017】
次に、このように構成された本発明の超音波診断装置の動作について、図2〜図7を参照して説明する。まず、図1において、探触子1と、超音波送受信部2と、DSC3と、合成回路6と、画像表示装置7とを備えて成る通常の超音波診断装置の構成と動作により、図2に示すように、画像表示装置7の表示画面18には、診断部位の臓器たとえば心臓19を含む断層像(Bモード像)20が表示される。
【0018】
この状態で、上記表示画面18に表示された断層像20及び心臓19の画像を観察しながら、図1に示す入力部4を手動操作してその画像上で心臓19を横切って指定された例えば2本の線分21a,21bを入力し、及び上記心臓19を楕円に見立てた場合の長軸、短軸をそれぞれ指定する補助線22a,22bを入力する。なお、この補助線22a,22bは、臓器の形状上の特徴を示す補助線である。また、上記2本の線分21a,21bは略直交した状態で入力され、各線分21a,21bが心臓19の輪郭と必ず交わるようにされている。そして、上記線分21a,21b及び補助線22a,22bの線分情報は、図1に示すグラフィック回路8を介して臓器容積演算部9内の書込み読出し回路11へ送出される。このとき、上記線分21a,21bと補助線22a,22bとのなす角度の情報も、上記グラフィック回路8を介して書込み読出し回路11へ送出される。
【0019】
これにより、上記入力部4により入力された線分21a,21b及び補助線22a,22bの線分情報は、グラフィック表示部5及び合成回路6を介して画像表示装置7へ送られ、図2に示すように、断層像20及び心臓19の画像上に重ねて表示される。このとき、上記のように表示される線分21a,21b及び補助線22a,22bは表示画面18に対して固定された位置に表示されるが、断層像20上における心臓19の画像はその収縮、膨張運動に従って動いて表示される。
【0020】
一方、上記DSC3からの画像データは、臓器容積演算部9内の2個のフレームメモリ10a,10bに入力され、書込み読出し回路11の制御により各フレームメモリ10a,10bに1フレーム分の画像データが交互に格納される。その後、上記書込み読出し回路11の制御により各フレームメモリ10a,10b内の画像データが読み出されるが、この場合、上記入力部4により入力されグラフィック回路8を介して得られた線分21a,21bの情報に基づいて、各線分21a,21bのそれぞれの方向に沿った画像データが読み出される。すなわち、上記線分21a,21bを決定するアドレスに基づいて各フレームメモリ10a,10bの画素データが読み出される。
【0021】
次に、このように読み出された各フレームメモリ10a,10bからの画素データはマルチプレクサ12に入力され、このマルチプレクサ12によって切り換えられた各フレーム画像毎の各線分21a,21bに沿った画像データが順次出力される。図3は、1フレーム画像に対して各線分21a,21bに沿って得られる画像データを示す説明図である。図2において、線分21aに沿った画像データとしては図3(a)に示す輝度情報が得られ、線分21bに沿った画像データとしては図3(b)に示す輝度情報が得られる。
【0022】
次に、上記のように得られた各線分21a,21bに沿った画像データは、順次スムージング回路13に入力され、このスムージング回路13によって各線分21a,21bに沿って平滑化される。この平滑化の方法としては、図4(a)に拡大して示すようにノイズが乗った輝度情報の波形の各エッジの最高部を連結する方法、同じく図4(b)に示すように上記波形の各エッジの最低部を連結する方法、同じく図4(c)に示すように上記波形の各エッジの最高部と最低部の中間を連結する方法、同じく図4(d)に示すように上記波形の各エッジの最高部と最低部の間の移動平均処理法によって連結する方法等があり、これらのいずれかが適用される。このようなスムージング回路13による平滑化により、図5(a)に示す平滑化する前の画像データ(例えば図3(a)に示す線分21aに沿った画像データ)に対し、平滑化後は図5(b)に示すように極めて滑らかな曲線の画像データとなる。
【0023】
その後、上記スムージング回路13で平滑化された画像データは、シフトレジスタ14に入力され、このシフトレジスタ14で例えば5番地分の画素データ(輝度値)が順次保持される。このとき、例えば図5(b)に示す平滑化された画素データについて、図上で左側から右側にかけて順次5画素分ずつの輝度値(波高値)が保持され、それらの輝度値は一括して順次輝度傾斜演算回路15に入力される。
【0024】
この輝度傾斜演算回路15では、上記入力された五つの輝度値からそれらの経時的変化度合いを検出し、これにより図5(b)の波形における極大値、すなわち単調増加から単調減少への変化点の値を求めるようになっている。この場合、図5(b)に示す波形では、極大値P1,P2,P3,P4が検出されることとなる。ここで、極大値P1,P4は、図2に示す線分21a上で心臓の心室の外壁の位置を示し、極大値P2,P3は、上記線分21a上で心臓の心室の内壁の位置を示している。そして、これら各極大値P1,P2,P3,P4におけるフレームメモリ10a,10bのアドレスを検出し、それらの情報は判定回路16へ入力される。
【0025】
この判定回路16では、上記入力された各極大値P1,P2,P3,P4に基づいて臓器の境界を判定する。ここでは、上記各極大値P1,P2,P3,P4のアドレスのうち、例えば極大値P2,P3のアドレスが選択される。その理由は、図2の実施例では、心臓19の心室の内壁の検知に基づいて該心室の容積を求めようとしているからである。したがって、心臓19の心室の外壁をも含んだ容積を求めようとする場合には、極大値P1,P4のアドレスが選択されることとなる。この場合の例えば内壁又は外壁の選択は、入力部4からの指定によって行う。上記臓器の境界の判定による極大値P2,P3のアドレスは、演算回路17へ送られる。
【0026】
この演算回路17では、入力した極大値P2,P3のアドレスに基づいて、図6に示す線分21a上で心臓19の心室の内壁間の線分長2a′が演算される。また、これと略直交する他の線分21b上での心室の内壁間の線分長2b′も、該線分21b上の画像データについて上記と同様にして求めた極大値P2′,P3′のアドレスに基づいて演算される。ここで、上記線分21aは、心臓19を楕円に見立てた場合の長軸を指定した補助線22aと角度θで交わり、他の線分21bも、心臓19を楕円に見立てた場合の短軸を指定した補助線22bと角度θで交わっているものとする。そして、上記長軸の線分長を2aとし、短軸の線分長を2bとすると、長軸の半径a及び短軸の半径bは、それぞれ次のような関数で表される。
【0027】
a=f(a′,b′,θ)
b=g(a′,b′,θ)
【0028】
このような関数を用いて、上記線分長2a′,2b′の実測値に基づいて、心臓19を楕円に見立てた場合の長軸の半径a及び短軸の半径bが求まると、演算回路17により、楕円を用いた体積求積法によって心臓19の容積Vが次の式(1)により近似的に演算される。
V=(4/3)πab2 …(1)
ここで、(4/3)πを定数kとおくと、式(1)は
V=kab2 …(2)
となる。このとき、図6の例のように、補助線22a上の臓器(19)の境界が表示されておらず、該臓器の容積算出を行うための楕円の長軸(形状上の特徴)が検出できない場合でも、線分21a,21bの線分長2a′,2b′、及び該線分21a,21bと補助線22a,22bとのなす角度θの情報に基づいて楕円体の容積計算を行うことができる。
【0029】
このように演算された心臓19の容積Vの値は、演算回路17からグラフィック回路8を介してグラフィック表示部5へ入力される。このグラフィック表示部5では、上記臓器容積Vの値を示す数字が選択され、その数字情報が合成回路6を介して画像表示装置7の表示画面18に表示される。このとき、臓器容積Vの算出を行うために、図6に示すように、断層像20の表示画像上で該臓器(19)の形状上の特徴を示す補助線22a,22bを用いて演算を行うことから、表示画像上で該臓器(19)の境界が一部分表示されていない場合でも、信頼性のある正確な値を演算することができる。また、上記臓器容積Vの算出は、臓器がその大きさを変えてもそれに応じて追随できることから、例えば心臓のように動きのある臓器を対象としても正確な演算ができる。
【0030】
また、グラフィック回路8は、上記演算回路17で演算された心臓19の容積Vの値を入力して、時間変化に応じた容積値の変化を示すグラフを作成する。このグラフの情報は、グラフィック表示部5及び合成回路6を介して画像表示装置7へ送られ、図7に示すように、表示画面18に容積値の時間経過に伴う変化波形23として表示される。このとき、上記表示画面18上には、診断部位の断層像20と共に上記変化波形23が表示される。このように、臓器の容積の変化を時間経過に伴う変化波形23として表示することから、その変化波形は信頼性のある正確なものとなると共に、該臓器の動きの変化を一目瞭然に把握することができる。
【0031】
さらに、上記演算回路17は、上記演算した心臓19の容積Vの値を時間tで微分し、その時間経過に伴う容積変化率dV/dtを求める。そして、グラフィック回路8は、上記演算された容積変化率dV/dtを入力して、時間経過に伴う容積変化率の波形を示すグラフを作成する。このグラフの情報は、グラフィック表示部5及び合成回路6を介して画像表示装置7へ送られ、図7に示すように、表示画面18に時間経過に伴う容積変化率dV/dtの波形24として、診断部位の断層像20と共に表示される。このように、臓器の容積の変化を時間経過に伴う容積変化率dV/dtの波形24として表示することから、時間経過に伴う容積変化率の変化を一目瞭然に把握できると共に、臓器の微妙な動きも観察することができる。
【0032】
さらにまた、上記演算回路17は、図6に示す心臓19の境界部において終端を有する線分長の時間に対する長さ変化から該心臓19の収縮、膨張の際の速度を演算し、さらにその速度の時間に対する変化から加速度を求める。そして、この加速度の値に適当な質量を乗算することによって、上記線分に相当する箇所の圧力が算出される。グラフィック回路8は、上記演算された圧力の値を入力して時間経過に伴う圧力変化の波形を示すグラフを作成する。このグラフの情報は、グラフィック表示部5及び合成回路6を介して画像表示装置7へ送られ、図7に示すように、表示画面18に時間経過に伴う圧力変化の波形25として、診断部位の断層像20と共に表示される。
【0033】
なお、図6に示す臓器容積の演算の説明においては、画素データの極値を臓器の境界と判定するものとしたが、これに限らず、上記極値の近傍点を臓器の境界と判定してもよい。また、上記の例では、指定した線分21a,21bと、補助線22a,22bとが一致せず、これらの線分間に角度θを有するものとしたが、これに限らず、上記線分21a,21bと、補助線22a,22bとがそれぞれ一致(θ=0)していてもよい。すなわち、指定した線分21a,21bと補助線22a,22bとの間の角度θを用いて線分a,bを算出し、臓器の容積が算出できればよい。さらに、上記の例では、2本の線分21a,21bを指定したが、3本以上の線分を指定してもよい。さらにまた、上記の例では、指定した線分21a,21bは、探触子1からの超音波ビームの方向と一致せず、該超音波ビームの方向に対して角度を有するものであるが、これに限らず、超音波ビームの方向と一致させて線分21a,21bを指定してもよい。なお、図6の例では、臓器として常に大きさが変化する心臓を対象としたが、これに限定されることなく、大きさが全く変化しない臓器を対象としてもよい。
【0034】
図8は、図1に示す実施形態の変形例を示す要部のブロック図である。この変形例は、図1に示す臓器容積演算部9のブロック構成のうち、2個のフレームメモリ10a,10bと、書込み読出し回路11と、マルチプレクサ12とから成る部分を、次のように構成したものである。すなわち、上記フレームメモリ10aを1次元メモリから成る複数個のラインメモリ群26a,26b,…,26nで構成し、フレームメモリ10bを同じく1次元メモリから成る複数個のラインメモリ群27a,27b,…,27nで構成している。また、上記書込み読出し回路11を、上記ラインメモリ群26a〜26n及び27a〜27nへのデータの書込み読出しを制御するメモリアドレス制御回路28で構成している。さらに、上記マルチプレクサ12を、一方のラインメモリ群26a〜26nの個々のメモリを切り換える切換器29と、他方のラインメモリ群27a〜27nの個々のメモリを切り換える切換器30と、上記切換器29,30からのデータを切り換える切換部31とで構成している。
【0035】
そして、DSC3からの画像データは、メモリアドレス制御回路28の制御によって各ラインメモリ群26a〜26n及び27a〜27nにそれぞれ入力される。ここで、各ラインメモリ群26a〜26n及び27a〜27nは、それぞれ1フレームに対応しており、1フレーム分の画像データが交互に格納されるようになっている。その後、各ラインメモリ群26a〜26n及び27a〜27nの各ラインメモリの画素データは、上記メモリアドレス制御回路28の制御によって読み出されると共に切換器29,30で切り換えられ、且つ切換部31を介して順次スムージング回路13へ送られる。以後の動作は、図1の場合と全く同様である。
【0036】
図9は本発明の他の実施形態を示すブロック図である。この実施形態は、図1に示すグラフィック表示部5に対して、心電検出部32を接続し、この心電検出部32で検出した心電波形を画像表示装置7に表示すると共に、該心電波形の時間経過に対応させて前述のように求めた臓器容積の演算値の時間経過に伴う変化波形又はその演算値を時間で微分して求められる容積変化率の波形を画像表示するようにしたものである。
【0037】
上記心電検出部32は、被検体の心電波形を検出するもので、該被検体の手や足に心電電極(ECG電極)33を取り付けてこの心電電極33からの信号を取り込んで心電波形を検出するようになっている。そして、心電検出部32からの検出信号はグラフィック回路8へ入力し、このグラフィック回路8で心電波形図が作成されるようになっている。グラフィック回路8から出力された心電波形図のデータは、この実施例で設けられたスクロールメモリ34に入力され、その後合成回路6を介して画像表示装置7へ出力される。そして、図10に示すように、画像表示面18に断層像20と共に心電波形35が表示されるようになっており、且つ上記断層像20の心臓19の動きに対応してスクロールされるようになっている。なお、上記心電波形35には、いわゆるR波の位置が示されている。
【0038】
さらに、図9において、超音波送受信部2とDSC3との間に、シネメモリ36が介在されている。このシネメモリ36は、探触子1から打ち出される各超音波ビーム毎の反射エコー信号(超音波ラインデータ)を順次格納してこれをフレーム毎に繰り返すものであり、次段のDSC3へのデータ出力のためのバッファメモリの機能をも有したものとなっている。そして、上記心電電極33からの出力に基づいて心電波形35をも表示する場合には、その時間的対応がとれるようになっており、その時間に相当する情報は上記心電検出部32へ出力されるようになっている。
【0039】
このような状態で、図7の実施例で作成表示される臓器に関する各波形23,24,25は、グラフィック回路8によって、図10に示すように心電波形35と時間的にそれぞれ対応付けられて同時に表示される。すなわち、画像表示装置7の表示画面18の左側の半分領域には断層像20が表示され、右側の半分領域には例えば下から順に、心電波形35、時間経過に伴う容積変化率dV/dtの波形24、容積の時間経過に伴う変化波形23、時間経過に伴う圧力変化の波形25が表示される。このとき、上記各波形23,24,25は、断層像20の心臓19の動きに対応してスクロールされるようになっている。
【0040】
図11は、図10に示す画像表示の他の例を示す説明図である。この例は、上述の図10において、心電波形35と、上記臓器に関する各波形23,24,25との時間的対応が容易にわかるようにするため、心時相を示すライン37を同時に表示するようにしたものである。この心時相を示すライン37は、例えば心電波形35上のR波の位置を基準としてその手前又は後方の所定時相の位置に設定されたもので、その設定は図9に示す入力部4の操作によって任意の時相点に設定される。このように、臓器に関する各波形23,24,25を心電波形35と時間的に対応づけて表示することにより、該心電波形35との関係から臓器としての例えば心臓19の動きをより明確に分析することができるようになる。
【0041】
なお、図7及び図10並びに図11では、臓器に関する各波形23,24,25を総て表示するものとしたが、これに限らず、何れか一つの波形を表示するだけでもよい。また、以上の説明では、探触子1としてセクタ走査型探触子を示したが、本発明はこれに限らず、リニア走査型探触子を用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されたので、請求項1に係る発明によれば、画素情報演算手段で、入力部及びグラフィック表示部により心臓を含む断層像の表示画像上で該心臓を横切って指定された第1の線分とこの第1の線分の略中央部を交点として直交した第2の線分上における画素情報について該画素情報の変化度合いを検知し、判定手段により、上記画素情報演算手段で検知した画素情報の変化度合いに基づいて上記心臓の境界を判定し、上記判定手段で判定された情報が入力された演算手段により、上記第1の線分上で心臓の心室の内壁間の線分長及び第2の線分上で心臓の心室の内壁間の線分長並びに上記第1の線分、第2の線分と上記心臓の長軸、該長軸に直交する短軸を示す補助線とのなす角度に基づいて上記心臓の容積を演算することができる。この場合、従来のように入力部で心臓のおおまかな形状を手動操作で入力したり、心臓の形状をトレースしたりしないので、操作者の個人差の影響により最終的に算出される心臓の容積が不正確になることを防止できる。したがって、心臓を含む断層像の表示画像上で該心臓の容積を正確に計測することができる。このことから、心臓の容積の計測結果の信頼性を向上することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、上記入力部及びグラフィック表示部により、心臓を含む断層像の表示画像上で該心臓の形状上の特徴を示す補助線の情報を入力することにより、心臓が断層像の表示領域の隅部に位置するなどしてその形状が欠けている場合でも、心臓を横切って指定された第1の線分及び第2の線分の線分長、及び上記第1の線分、第2の線分と上記心臓の長軸、短軸を示す補助線とのなす角度の情報に基づいて該心臓の容積計算を行うことができる。
【0043】
また、請求項3に係る発明によれば、上記演算手段で求めた心臓の容積の演算値又はその演算値の時間経過に伴う変化波形を画像表示装置に表示することができる。
【0044】
さらに、請求項4に係る発明によれば、上記演算手段で求めた心臓の容積の演算値を時間で微分して容積変化率を求め、時間経過に伴う容積変化率の波形として画像表示装置に表示するようにしたものにおいては、時間経過に伴う容積変化率の変化を一目瞭然に把握できると共に、臓器の微妙な動きも観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波診断装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】画像表示装置の表示画面における臓器及び指定された線分並びに補助線の表示状態を示す説明図である。
【図3】1フレーム画像に対して上記指定された線分に沿って得られる画像データを示す説明図である。
【図4】上記指定された線分に沿って得られた画像データを平滑化するいくつかの方法を示す説明図である。
【図5】上記画像データの平滑化において、平滑化する前の画像データと平滑化後の画像データとを示す説明図である。
【図6】演算回路により、楕円を用いた体積求積法によって例えば心臓の容積を近似的に演算する状態を示す説明図である。
【図7】画像表示装置の表示画面における断層像及び臓器容積の時間経過に伴う変化波形を表示する状態を示す説明図である。
【図8】図1に示す実施形態の変形例を示す要部のブロック図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示すブロック図である。
【図10】図9の実施形態における断層像及び臓器容積の時間経過に伴う変化波形を表示する状態を示す説明図である。
【図11】図10に示す画像表示の他の例を示す説明図である。
【図12】従来例の超音波診断装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…探触子
2…超音波送受信装置
3…DSC
4…入力部
5…グラフィック表示部
6…合成回路
7…画像表示装置
8…グラフィック回路
9…臓器容積演算部
18…表示画面
19…心臓
20…断層像
21a,21b…指定された線分
22a,22b…補助線
23…容積値の時間経過に伴う変化波形
24…時間経過に伴う容積変化率の波形
25…時間経過に伴う圧力変化の波形
32…心電検出部
33…心電電極
34…スクロールメモリ
35…心電波形
36…シネメモリ
37…心時相を示すライン

Claims (4)

  1. 被検体内に超音波を送受信する探触子と、この探触子を駆動して超音波を送信させると共に受信した反射エコー信号を増幅する超音波送受信部と、この超音波送受信部からの画像信号を書き込むと共に読み出し表示座標系に変換して出力するディジタルスキャンコンバータと、表示画像面に対し任意の線分を入力する入力部と、この入力部で入力された線分情報を画像表示のために処理するグラフィック表示部と、上記ディジタルスキャンコンバータとグラフィック表示部からの画像情報を合成する合成回路と、この合成回路からの画像信号を表示する画像表示装置とを有して成る超音波診断装置において、
    上記入力部及びグラフィック表示部により心臓を含む断層像の表示画像上で該心臓を横切って指定された第1の線分とこの第1の線分の略中央部を交点として直交した第2の線分上における画素情報について該画素情報の変化度合いを検知する画素情報演算手段と、
    上記画素情報演算手段で検知した画素情報の変化度合いに基づいて上記心臓の境界を判定する判定手段と、
    上記判定手段で判定された情報が入力され、上記第1の線分上で心臓の心室の内壁間の線分長及び第2の線分上で心臓の心室の内壁間の線分長並びに上記第1の線分、第2の線分と上記心臓の長軸、該長軸に直交する短軸を示す補助線とのなす角度に基づいて上記心臓の容積を演算する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 上記入力部及びグラフィック表示部により、心臓を含む断層像の表示画像上で該心臓の形状上の特徴を示す補助線の情報を入力することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 上記演算手段で求めた心臓の容積の演算値又はその演算値の時間経過に伴う変化波形を画像表示装置に表示するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波診断装置。
  4. 上記演算手段で求めた心臓の容積の演算値を時間で微分して容積変化率を求め、時間経過に伴う容積変化率の波形として画像表示装置に表示するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
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