JP3045642B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3045642B2 JP6232971A JP23297194A JP3045642B2 JP 3045642 B2 JP3045642 B2 JP 3045642B2 JP 6232971 A JP6232971 A JP 6232971A JP 23297194 A JP23297194 A JP 23297194A JP 3045642 B2 JP3045642 B2 JP 3045642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次元超音波画像を用
いて被検体組織の運動を測定・診断するための超音波診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検体組織の異常運動、例えば冠
動脈の狭窄によって発生する心筋の異常運動を発見し測
定するために、二次元超音波画像が用いられている。こ
こで、冠動脈とは心臓組織に血液を送るための動脈であ
り、この冠動脈に狭窄が発生すると、狭窄部分より先の
冠動脈によって血液が送られている心筋が、十分な血液
を受けることができなくなる。これによって対応する部
分の心筋の運動が鈍り、異常運動が発生するものであ
る。そして、二次元超音波画像を用いてこの異常運動を
発見する方法では、まず心室の収縮期や拡張期における
その二次元超音波画像を求める。そして、得られた二次
元超音波画像から心室の断面積を測定し、測定した断面
積値と基準値とを比較して、基準値からのずれに基づい
て心筋の異常運動を発見し測定する。
【0003】また、冠動脈の狭窄を発見する方法とし
て、X線造影法(冠動脈造影法)が知られている。この
冠動脈造影法は、カテーテルを直接腕や大腿部の動脈か
ら挿入して冠動脈内に造影剤を注入し、冠動脈のX線撮
影を行って狭窄を発見する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超音波
画像に基づいて被検体組織の断面積を測定しその異常運
動の診断を行う従来の方法は、測定が繁雑で時間がかか
り、測定時間短縮化の要望に適応できなかった。更に、
断面積の相違から被検体組織の異常運動を測定するた
め、異常部分の特定が難しかった。特に、被検体組織の
異常運動量が少ない場合には断面積の変化が少ないので
検出精度が低いという問題があった。
【0005】また、冠動脈造影法では動脈に直接カテー
テルを挿入し、更にX線照射を行うので被検体の安全性
が必ずしも高くなかった。
【0006】本発明は、これらの課題を解消するために
なされたもので、被検体への安全性を考慮しつつ、精度
良く被検体の異常運動を診断可能な超音波診断装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る超音波診断装置は以下のような特徴を
有する。
【0008】即ち、被検体の二次元超音波画像を、その
二値化により、組織の輪郭を明瞭にした像にする処理
段と、前記組織の輪郭を明瞭にした像をフレーム毎に記
憶するフレームメモリと、前記フレームメモリに記録さ
れた過去の組織の輪郭を明瞭にした像と、最新フレーム
組織の輪郭を明瞭にした像との相違に応じた変位画像
を抽出する変位画像抽出手段と、前記変位画像を経時的
に順次合成して変位履歴画像を形成する変位履歴画像形
成手段と、前記変位履歴画像を表示する表示手段と、を
有することを特徴とする。
【0009】また、前記変位履歴画像形成手段は、前記
各変位画像に順次重みづけを行って合成し前記変位履歴
画像を形成することを特徴とする。
【0010】更に、前記二次元超音波画像を所定しきい
値を基準として二値化する二値化手段を有し、前記変位
画像抽出手段は、前記二値化された二次元超音波画像に
基づいて前記変位画像を抽出することを特徴とする。
【0011】更に、前記二値化された二次元超音波画像
に対してノイズ除去を行い、これを前記変位画像抽出手
段及び前記変位画像用フレームメモリに出力するノイズ
除去手段を有することを特徴とする。
【0012】更に、前記変位画像抽出手段における変位
画像抽出処理の処理期間を制御する抽出制御手段を有す
ることを特徴とする。
【0013】更に、前記変位画像抽出処理の処理期間
は、前記被検体の所定の生体信号に同期していることを
特徴とする。
【0014】更に、前記変位履歴画像に対して任意の直
線を設定する設定手段と、前記変位履歴画像の前記任意
の直線上における画像情報を抽出する抽出手段とを有
し、前記抽出した画像情報をモニタに経時的に表示する
ことを特徴とする。
【0015】更に、前記モニタに表示された経時的な前
記画像情報から任意の時間における画像情報を選択する
選択手段と、前記選択された画像情報に基づいて所定の
演算処理を行う演算処理手段と、を有することを特徴と
する。また、前記変位画像は、前記過去のフレームの
織の輪郭を明瞭にした像と、最新フレームの組織の輪郭
を明瞭にした像との相違を排他的論理和を求めて得るこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に係る超音波診断装置では、被検体の二
次元超音波画像を、その二値化により、組織の輪郭を明
瞭にした像にし、フレームメモリに組織の輪郭を明瞭に
した像がフレーム毎に記録され、変位画像抽出部がフレ
ームメモリに記録された過去のフレームの組織の輪郭を
明瞭にした像と最新フレームの組織の輪郭を明瞭にした
像とを比較して両者のデータの相違を抽出する。例えば
排他的論理和をとれば、容易に相違部分のみが抽出され
る。ここで、抽出されたデータは、過去のフレームから
最新フレームまでの期間内における被検体組織の輪郭の
変位量を示す画像、即ち変位画像である。更に、変位履
歴画像形成部が、この変位画像を経時的に順次合成し、
これによって複数フレームに係る期間中の変位画像の変
化、即ち変位履歴画像が形成され、モニタに表示され
る。
【0017】従って、例えば心筋の異常運動の診断に際
しては、心室の拡張期と収縮期との間における心筋の運
動状態を経時的に表示することができる。更に、表示さ
れた変位履歴画像の幅が被検体組織の運動量(活性度)
を示すので、被検体組織の異常運動及び異常発生位置等
について診断精度を向上させることができる。
【0018】
【0019】各変位画像に対して重みづけをしてこれら
を合成し変位履歴画像を形成すれば、各フレームに係る
変位画像毎に表示の輝度を変化させることが可能であ
り、最新の結果を強調して表示することもできる。
【0020】更に、変位画像抽出処理の処理期間を制御
することにより、任意の一定期間における変位履歴画像
が得られる。特に処理期間を被検体の生体信号に同期さ
せれば、被検体の運動方向の異常や、運動量等をより正
確に、また容易に観察することが可能となる。
【0021】更に、変位履歴画像の任意の直線上におけ
る画像情報を抽出する抽出手段を設け、この画像情報を
経時的に表示すれば、表示された任意の直線上の領域の
運動方向や速度、運動量等の比較等が容易となる。ま
た、任意の時間における画像情報に基づいて所定の演算
処理を行う手段を設けることにより、被検体の運動を定
量化することができる。例えば、設定した直線上におけ
る変位履歴画像の幅、すなわち被検体の運動量や運動速
度、他の領域との比等を自動的に求めることができ、運
動情報の定量化が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0023】(実施例1)図1は、本発明の実施例に係
る超音波診断装置のブロック図である。
【0024】図中、フレームメモリ10は、図示しない
超音波探触子から輝度情報として得られた被検体の二次
元超音波画像情報(いわゆるBモード画像情報、以下単
に超音波画像という)をフレーム毎に記録する既知のフ
レームメモリであって、フレームメモリ制御回路12に
よって制御されている。二値化回路14は、比較器等か
ら構成され、所定しきい値に基づいてフレームメモリ1
0から出力された超音波画像を二値化する手段である。
ノイズ除去部20は、二値化された超音波画像のノイズ
を除去する手段であって、中央値検索のための複数のラ
ッチ回路24a,24b,24cと中央値検索回路2
2、及びラッチ回路26とから構成されている。
【0025】変位画像用フレームメモリ32は、ノイズ
除去部20から出力された二値化された超音波画像を1
フレーム毎に記録し、変位画像抽出回路34へ出力する
メモリであって、変位画像用フレームメモリ制御回路3
0によって制御されている。
【0026】変位画像抽出回路34は、変位画像用フレ
ームメモリ32に記録された1フレーム前の超音波画像
と、ノイズ除去部20から直接出力された最新フレーム
の超音波画像とを比較してその相違部分のみを変位画像
として抽出する回路であり、例えば排他的オア回路等か
ら構成されている。なお、変位画像抽出回路34の出力
側にはラッチ回路36が設けられており、抽出された変
位画像をいったんラッチして所定のタイミングで加算器
42に出力している。
【0027】変位履歴画像形成部40は、変位画像を経
時的に順次合成して変位履歴画像を形成する手段であ
る。そして、加算器42、オーバーフロー防止回路44
及び変位履歴用フレームメモリ46とを有する変位画像
合成部と、各変位画像に重みを付けるための重みづけ回
路48とから構成されている。ここで、重みづけ回路4
8は、過去の変位画像に対して重みを付けてこれを加算
器42に供給する回路である。
【0028】合成回路16は、必要に応じて変位履歴画
像と、フレームメモリ10に記録された被検体の超音波
画像とを合成する回路である。そして、表示手段である
モニタ18には、被検体の二次元超音波画像(Bモード
画像)と、図2又は図3に示すような変位履歴画像とが
別領域に同時に表示される。
【0029】次に、本実施例の超音波診断装置の動作に
ついて説明する。
【0030】まず、図示しない超音波探触子から輝度情
報として得られた被検体の超音波画像は、順次フレーム
メモリ10にフレーム毎に記録され、二値化回路14に
出力される。二値化回路14は、フレームメモリ10か
ら出力された超音波画像を所定しきい値と比較し、超音
波画像を二値化する。この二値化処理によって、被検体
組織の特定部分の輪郭を明瞭にすることができる。例え
ば、被検体組織が心筋である場合には、超音波画像上で
心筋と心腔(血液)とを明瞭に区別することが可能とな
る。一般に、心筋等の組織は、超音波の反射率が高いた
め得られる超音波画像の輝度値が高く、一方、血液は反
射率が低いのでその超音波画像の輝度値が低い。よっ
て、しきい値を心筋等から得れられる輝度情報より低
く、血液から得られる輝度情報より高い値に設定すれ
ば、心筋の輪郭を明瞭にすることができる。
【0031】次に、二値化超音波画像に対してノイズ除
去部20がノイズ除去処理を行う。まず、ラッチ回路2
4a,24b,24cが、それぞれ画面上で隣接する3
つの画素に対応する超音波画像のデータ(輝度情報)を
ラッチし、中央値検索回路22に出力する。ここで、隣
接する3つの画素は、例えば画面上の水平方向又は垂直
方向に連続した3つの画素である。そして、中央値検索
回路22が、3つの画素のうちの中央画素に対応するデ
ータと他の2つの画素データとを比較し、この中央画素
データが3つのデータの過半数を占めるデータ(1又は
0)に等しくない場合に、これを過半数のデータに補正
する。なお、ラッチ数は3に限らず、例えば5又は3×
3マトリクス等を採用すれば、複数画素にまたがったノ
イズであってもその補正が可能となる。
【0032】ノイズ除去部20から出力された二値化超
音波画像は、変位画像抽出回路34に直接入力され、ま
た同時に変位画像用フレームメモリ32にも入力され
る。変位画像用フレームメモリ32は、出力された二値
化超音波画像を1フレーム毎に記録する。また、変位画
像用フレームメモリ32は、最新フレームの二値化超音
波画像の記録と共に、既に記録されている1フレーム前
の二値化超音波画像の変位画像抽出回路34への出力も
行う。
【0033】変位画像抽出回路34は、変位画像用フレ
ームメモリ32に記録された1フレーム前の二値化超音
波画像と、ノイズ除去部20から直接入力された最新フ
レームの二値化超音波画像とを比較し、変位画像を抽出
する。ここで、被検体組織(例えば心筋)が1フレーム
前から最新フレームまでの期間中に移動していれば、移
動部分が前のフレームの輝度情報との相違部分となる。
そして、この相違部分を抽出すれば、被検体組織の変位
量を変位画像として抽出することができる。
【0034】なお、最新フレームと比較するフレーム
は、最新フレームよりも過去のフレームであればよく、
上記のように1フレーム前には限られない。例えば、変
位画像用フレームメモリ32に複数フレーム分の二値化
超音波画像を記録し、複数フレーム前と最新フレームの
二値化超音波画像とを比較してもよい。また、最も古い
フレームの二値化超音波画像を基準として記録してお
き、常にこのフレームと最新フレームの二値化超音波画
像とを比較してもよい。
【0035】抽出された最新の変位画像は、変位履歴画
像形成部40の加算器42に出力され、ここで、この最
新の変位画像に、変位履歴用フレームメモリ46に記録
されている過去の変位画像が加算される。重みづけ回路
48は、変位履歴用フレームメモリ46に記録されてい
る過去の変位画像の輝度値が、最新の変位画像の輝度値
よりも小さくなるように重みづけ(即ち減算)を行い、
これを加算器42に出力する。よって、加算器42で、
輝度値の減算された過去の変位画像と最新の変位画像と
が加算されれば、モニタ18での表示において、最新の
変位画像を明るく強調することできる。このように重み
づけは、主にモニタ18に表示される変位履歴画像の表
示状態を決定するために行われ、減算処理には限られず
加算処理でもよい。また、各変位画像ごとその表示色を
変化させたり、変位履歴画像全体にカラー化処理を行っ
てもよい。
【0036】なお、変位画像の合成に際し、加算器42
が単純加算を行うと、加算された変位画像の輝度値が場
所によって表示可能な輝度値を超過してしまう場合があ
る。そして、これを防止するためには図に示すようにオ
ーバーフロー防止回路44を設け、輝度値が超過した領
域に対して所定の処理を行う。例えば、超過部分はすべ
て表示可能な最大輝度値としたり、2つの輝度値の一方
の値を採用してこれを表示する等の処理が行われる。特
に、後者の処理方法によると、変位履歴画像として表示
した際、変位画像が重なった領域が異常に高輝度に表示
されることを防止できる。
【0037】最新の変位画像に過去の変位画像が合成さ
れると、これは変位履歴用フレームメモリ46にいった
ん記録され、重みづけ回路48でこの合成された過去の
各変位画像(合成途中の変位履歴画像)に対して更に重
みづけが行われ、次の期間に加算器42に供給される最
新の変位画像に加算される。このようにして変位画像が
経時的に合成されて変位履歴画像が形成される。そし
て、必要に応じて合成回路16においてフレームメモリ
10に記録された超音波画像と、形成された変位履歴画
像とが合成され、モニタ18の別領域にそれぞれ表示さ
れる。
【0038】次に、表示結果である変位履歴画像につい
て図2及び図3を用いて説明する。図2は、心室の拡張
期から収縮期の期間における心筋の変位履歴画像の表示
例を示している。これによると、変位履歴画像50の最
外には、収縮期の初期の変位画像52が最も低い輝度で
表示されている。心室の収縮が進行する(時間が新しく
なる)につれ変位履歴画像50のより内側に変位画像が
表示され、かつその輝度が高くなっている。変位画像5
4は、収縮が更に進行した最新フレームに係る変位画像
であって、輝度減算を受けていないので最も高い輝度で
表示されている。なお、図面においては、簡略化のため
に各変位画像を線によって示しているが、実際の表示で
は、各変位画像はフレーム間における心筋等の移動量に
応じた幅を有する帯状である。そして、それぞれ輝度の
異なる帯状の変位画像が互いに隣接して表示され、全体
として変位履歴画像を構成している。
【0039】このように、心筋の変位履歴画像50には
心筋の運動量が経時的に示されている。そして、心筋の
収縮運動の鈍い場所は、図中領域60に示したように各
変位画像がほとんど一致して表示される。よって、オペ
レータはこの領域60の心筋に異常運動が発生している
ことが容易に発見できる。更に、領域60の心筋に血液
を供給するはずの冠動脈に異常(狭窄)が発生している
ことが推測できる。
【0040】図3は、心室の収縮期から拡張期の期間に
おける心筋の変位履歴画像の表示例を示している。図3
では、図2とは反対に、変位履歴画像50の一番内側に
拡張期初期の変位画像56が、最も低い輝度で表示され
ている。そして、心室の拡張が進行するにつれ変位画像
は外側に表示され、かつその輝度は高く表示されてい
る。変位画像58は、拡張が更に進行した最新フレーム
に係る変位画像であり最も高い輝度で表示されている。
【0041】図3において、心筋の異常運動領域60
は、図2と同様に心筋の運動の鈍い場所であって各変位
画像がほとんど一致して表示されている。
【0042】このように本実施例の超音波診断装置は、
被検体組織の変位量即ち運動部分のみを抽出してこれを
経時的に表示可能であり、表示された変位履歴画像の幅
が被検体組織の運動量(活性度)を示す。よって、従来
のような超音波画像上での被検体組織の断面積を測定す
るものに比べ、被検体組織の異常運動及び異常発生位置
等を極めて感度よく検出できる。
【0043】更に、被検体である生体に対しては超音波
の送受波を行うのみで被検体組織の異常運動が発見でき
るので、従来の冠動脈造影法のように被検体を危険にさ
らすことがない。
【0044】また、オペレータの行う操作は超音波探触
子を被検体の所望の場所に配置するだけで、後の処理は
超音波診断装置本体で自動的に実行するために、操作は
簡単で短時間に診断を行うことが可能である。
【0045】なお、本実施例においては、被検体の二次
元超音波画像に対して二値化処理及びノイズ除去処理を
行ってから、変位画像を抽出したが、これらの処理は必
ずしも必要ではない。二値化処理を省略した場合には、
変位画像抽出回路としてはアナログデータの比較が可能
な回路を用いればよい。
【0046】(実施例2)本実施例の特徴は、実施例1
の超音波診断装置に、変位画像の抽出処理期間を制御す
るための手段を設けたことである。以下、図4を用いて
これを説明する。なお、以後、既に説明した図と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。
【0047】図4に示すように、変位画像抽出回路34
には、変位画像抽出制御回路70が接続され、この変位
画像抽出制御回路70から出力される制御信号によっ
て、変位画像抽出回路34における変位画像の抽出処理
期間が制御されている。
【0048】変位画像抽出制御回路70には、抽出処理
期間を決定するための基準情報が供給されている。オペ
レータや装置が、抽出処理の開始時期や、処理時間又は
終了時期等を設定すると、この情報が基準情報として変
位画像抽出制御回路70に供給される。変位画像抽出制
御回路70は、この情報に基づいて制御信号を作成して
これを変位画像抽出回路34に出力する。そして、この
制御信号によって、変位画像抽出回路34における抽出
処理期間が制御され、診断対象や診断目的に応じた最適
な処理期間内に変位画像の抽出処理が行われる。
【0049】心筋の運動を診断するためには、例えば心
筋の興奮の発生に基づいて得られる心電図波形の情報が
変位画像抽出制御回路70に供給される。また、同時に
オペレータ等が所定の設定部で設定した処理時間が供給
される。変位画像抽出制御回路70はこれらの信号に応
じて、心電図波形のR波の発生に抽出処理の始期を同期
させ、設定された処理時間経過後に抽出処理を終了させ
る所定の制御信号を作成して、これを変位画像抽出回路
34に出力する。
【0050】ここで、心電図波形のR波は心室の電気的
興奮によって得られる生体信号であり、R波発生時にお
いて心室は拡張状態となっている。従って、R波に同期
して変位画像の抽出を開始すれば、常に心室の拡張期か
らの変位を示す変位履歴画像をモニタ18に表示するこ
とができる。
【0051】また、一般的に、心電図波形は、同じ波形
が1心拍毎に繰り返し得られるため、各拍動間での差異
は極めて小さく波形情報の反復性が高い。更に、波形情
報は、正常者であれば、各正常者間でのばらつきが小さ
く均質性が高いという特徴を有している。例えば、各R
波間の半分の期間(正常者で約0.5秒)を処理時間と
して設定すれば、各拍動について心室の拡張期から収縮
期までの期間にのみ選択的に変位画像抽出処理が行われ
ることとなる。
【0052】従って、本実施例の構成によれば、常に心
室の拡張期から収縮期までの期間、すなわち心筋の運動
が一方向であって、折り返し表示等がない変位履歴画像
が得られる。これは、例えば、心室の収縮期に心壁の一
部が外に飛び出すという異常運動(ディスカイネシス:
dyskinesis)等、運動方向の異常等を発見す
るのにも極めて有効である。また、一定期間における変
位履歴画像が得られるので、被検体の運動量についても
正確な情報が得られる。
【0053】(実施例3)本実施例の特徴は、変位履歴
画像の任意の直線上における画像情報を抽出する抽出手
段を設けたことである。以下、図5を用いて本実施例に
係る超音波診断装置について説明する。
【0054】図5において、変位履歴画像形成部40
は、図1に示したものと同一の構成を有している。そし
て、図示しない変位画像抽出回路から出力される変位画
像を、経時的に合成して変位履歴画像を形成し、この変
位履歴画像を履歴画像フレームメモリ80に出力する。
また、履歴画像フレームメモリ80は、フレームメモリ
制御回路82によって制御されており、供給された変位
履歴画像をフレーム毎に記憶する。
【0055】履歴画像フレームメモリ80に記憶された
変位履歴画像は、まず、合成回路90及び距離計測回路
92を介して、図2のようにモニタ18に表示される。
そして、オペレータは、この変位履歴画像50をフリー
ズ(静止)させ、ライン設定部86を用いて、図6に示
すようにモニタ18上の所望の位置にラインA−A´,
B−B´を設定する。
【0056】設定されたライン情報は、ライン設定部8
6から読み出し回路84に出力される。読み出し回路8
4は、設定されたライン上のフレーム毎の画像情報を選
択的に履歴画像フレームメモリ80から読み出し、Mモ
ード用フレームメモリ88に書き込む。そして、このよ
うに読み出し回路84によって抽出された設定ライン上
の画像情報が、順次合成回路90に出力され、要求に応
じて履歴画像フレームメモリ80からの変位履歴画像と
合成される。この場合には、図6に示すように、同一モ
ニタ18上に変位履歴画像50と、設定ライン上の画像
情報の経時変化(以下Mモード画像)とが表示されるこ
ととなる。また、ラインを複数本設定した場合には、同
時に複数のライン上のMモード画像が表示される。
【0057】オペレータが、表示されたMモード画像を
観察し、時間軸設定部94を用いて、Mモード画像の例
えば最もノイズが少ない時間軸(図6の時間T)を選択
し、その時間軸を指定すると、これに応じて距離計測回
路92が、選択された所定の時間軸上における変位履歴
画像の画像情報からその両端間の距離ΔA,ΔBを演算
し、またその比ΔB/ΔA等を演算する。そして求めら
れた値ΔA,ΔB,ΔB/ΔA等は、モニタ18の所定
の領域に表示される。
【0058】なお、本実施例3の超音波診断装置を、実
施例2のように変位画像の抽出処理期間を設定可能な構
成を有しているものとすれば、距離計測回路92におけ
る演算処理の結果はより正確なものとなる。
【0059】図6は、心室の拡張期から収縮期における
変位履歴画像50と、この変位履歴画像50に対して設
定した設定ラインA−A´,B−B´上の画像情報の全
期間の経時変化(Mモード画像)とを表示した場合の概
略の表示例である。なお、図中Mモード画像は、縦軸を
距離、横軸を時間として表示されている。
【0060】心筋の収縮運動の鈍い領域60におけるM
モード画像(設定ラインA−A´に対応)の幅は、正常
に運動している領域のMモード画像(設定ラインB−B
´に対応)の幅よりも狭く表示されており、2つのMモ
ード画像を比較することによって容易に運動量の相違を
認識することができる。更に、この2つのMモード画像
について、所定時間Tにおける幅ΔA,ΔB及び比ΔB
/ΔA等の値を演算すれば、これらの値から領域60の
心筋の異常運動(冠動脈の狭窄)を、より定量的に把握
することができる。
【0061】図7は、図6とは異なる異常運動をしてい
る心室の拡張期から収縮期における変位履歴画像50
と、そのMモード画像の概略の表示例である。
【0062】図7の変位履歴画像50においても、心室
の拡張期における変位画像52は低輝度で表示されてお
り、新しくなるにつれて表示輝度が高くなり、最新の心
室の収縮期における変位画像54は最も高い輝度で表示
されている。心室が正常な方向に運動していれば、変位
履歴画像50の最外に、収縮期の初期の変位画像52が
表示される。そして、心室の収縮が進行するにつれ変位
履歴画像50のより内側に変位画像が表示され、最新の
変位画像54が最も内側に表示されることとなる。
【0063】ところが、心室の収縮運動中に、例えば収
縮期に心壁の一部が外に飛び出すような異常運動(ディ
スカイネシス:dyskinesis)が発生している
場合、変位履歴画像50は図7の領域62のようにな
る。すなわち、ディスカイネシス領域62では、最新の
変位画像54が拡張期の変位画像52よりも外側に表示
される。心室におけるディスカイネシスの発生は、実施
例2で既に説明したように、変位画像の抽出処理期間を
心室の拡張期から収縮期に設定して、変位履歴画像50
を表示することによって発見できる。しかし、運動方向
が異なるディスカイネシス領域62(設定ラインB−B
´)と、正常領域(設定ラインA−A´)とについての
Mモード画像の表示をそれぞれ行うと、図7に示すよう
に互いのMモード画像の位相が相違していることが容易
に認識できる。従って、複数の設定ラインについてのM
モード画像を比較すれば、それらの領域の運動方向に関
する情報が位相のずれとして得ることができる。更に、
その位相差を距離計測回路等で演算すれば、被検体組織
の運動をより一層定量化することができ、診断の精度の
向上に貢献できる。
【0064】なお、本実施例3においては、Mモード画
像として設定ライン上の変位履歴画像の全期間における
経時変化を表示するものとしたが、これには限らない。
例えば、実施例2のように一定期間のみ変位画像の抽出
処理を行う場合には、Mモード画像は抽出処理を行わな
い期間がブランクとなる。
【0065】また、図5の読み出し回路84が、図1又
は図4の変位画像抽出回路34から最新の変位画像の設
定ライン上の画像情報を読み出して、この画像情報の経
時変化のみをMモード画像として表示してもよい。この
場合には、Mモード画像の各時間における画像情報が少
ないので、表示されるMモード画像の位相ずれが見やす
いという効果を有する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る超音
波診断装置は、被検体組織の変位量即ち運動部分の情報
のみを抽出してこれを経時的に表示するものであり、表
示された変位履歴画像の幅が被検体組織の運動量(活性
度)を示す。よって、従来のような超音波画像上での被
検体組織の断面積を測定するものに比べて被検体組織の
異常運動及び異常発生位置等を極めて感度よく検出でき
る。
【0067】更に、被検体である生体に対しては超音波
の送受波を行うのみでよく、従来の冠動脈造影法のよう
に被検体を危険にさらすことなく被検体組織の異常運動
が発見できる。
【0068】また、オペレータの行う操作は超音波探触
子を被検体の所望の場所に配置するだけでよく、後の処
理は超音波診断装置本体が自動的に実行するため、操作
は簡単で短時間に診断を行うことが可能である。
【0069】二次元超音波画像に対して二値化処理を行
えば、変位画像抽出部においての各フレーム間の二次元
超音波画像の比較がより容易となる。
【0070】各変位画像に対して重みづけをしてこれら
を合成し前記変位履歴画像を形成すれば、各フレームに
係る変位画像毎に表示の輝度を変化させることが可能で
あり、診断が容易となるように表示方法を工夫すること
ができる。
【0071】更に、変位画像抽出処理の処理期間を制御
することにより、任意の一定期間における変位履歴画像
が得られる。特に、処理期間を被検体の生体信号に同期
させれば、被検体の運動方向の異常や、運動量等をより
正確に、また容易に観察することが可能となる。
【0072】変位履歴画像の任意の直線上における画像
情報を抽出する抽出手段を設け、この画像情報を経時的
に表示すれば、表示された任意の直線上の領域の運動方
向や速度、運動量等の比較が容易となる。また、任意の
時間における画像情報に基づいて所定の演算処理を行う
手段を設けることにより、被検体の運動を定量化するこ
とができる。例えば、設定した直線上における変位履歴
画像の幅、すなわち被検体の運動量や運動速度、他の領
域との比等を自動的に求めることができ、運動情報の定
量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る超音波診断装置の要部
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に係る心室の拡張期から収縮
期の期間における心筋の変位履歴画像の表示例を示す図
である。
【図3】本発明の実施例1に係る心室の収縮期から拡張
期の期間における心筋の変位履歴画像の表示例を示す図
である。
【図4】本発明の実施例2に係る超音波診断装置の要部
を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例3に係る超音波診断装置の要部
を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例3に係る変位履歴画像及び任意
の設定ラインに対応するMモード画像の表示例を示す図
である。
【図7】図6と異なる運動をしている心室の変位履歴画
像及び任意の設定ラインに対応するMモード画像の表示
例を示す図である。
【符号の説明】
14 二値化回路 18 モニタ 20 ノイズ除去部 22 中央値検索回路 24a,24b,24c ラッチ回路 32 変位画像用フレームメモリ 34 変位画像抽出回路 40 変位履歴画像形成部 42 加算器 44 オーバーフロー防止回路 46 変位履歴用フレームメモリ 70 変位画像抽出制御回路 80 履歴画像フレームメモリ 84 読み出し回路 86 ライン設定部 88 Mモード用フレームメモリ 92 距離計測回路 94 時間軸設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松中 敏行 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロ カ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−31112(JP,A) 特開 平4−208143(JP,A) 特開 昭53−18361(JP,A) 特開 昭53−38181(JP,A) 実開 平1−130707(JP,U)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の二次元超音波画像を、その二値
    化により、組織の輪郭を明瞭にした像にする処理手段
    と、 前記組織の輪郭を明瞭にした像をフレーム毎に記憶する
    フレームメモリと、 前記フレームメモリに記録された過去のフレームの組織
    の輪郭を明瞭にした像と、最新フレームの組織の輪郭を
    明瞭にした像との相違に応じた変位画像を抽出する変位
    画像抽出手段と、 前記変位画像を経時的に順次合成して変位履歴画像を形
    成する変位履歴画像形成手段と、 前記変位履歴画像を表示する表示手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超音波診断装置におい
    て、 前記変位履歴画像形成手段は、前記各変位画像に順次重
    みづけを行って合成し前記変位履歴画像を形成すること
    を特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の超音波診断装置に
    おいて、 前記処理手段は、前記二次元超音波画像を所定しきい値
    を基準として二値化する二値化手段を有することを特徴
    とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の超音波診断装置におい
    て、 前記処理手段は、更に、前記二値化後にノイズ除去を行
    い、これを前記変位画像抽出手段及び前記フレームメモ
    リに出力するノイズ除去手段を有することを特徴とする
    超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    超音波診断装置において、 前記変位画像抽出手段における変位画像抽出処理の処理
    期間を制御する抽出制御手段を有することを特徴とする
    超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の超音波診断装置におい
    て、 前記変位画像抽出処理の処理期間は、前記被検体の所定
    の生体信号に同期していることを特徴とする超音波診断
    装置。
  7. 【請求項7】 被検体の二次元超音波画像をフレーム毎
    に記憶するフレームメモリと、 前記フレームメモリに記録された過去のフレームの二次
    元超音波画像と、最新フレームの二次元超音波画像との
    相違に応じた変位画像を抽出する変位画像抽出手段と、 前記変位画像を経時的に順次合成して変位履歴画像を形
    成する変位履歴画像形成手段と、 前記変位履歴画像を表示する表示手段と、 前記変位履歴画像に対して任意の直線を設定する設定手
    段と、 前記変位履歴画像の前記任意の直線上における画像情報
    を抽出する抽出手段と、 を有し、 前記抽出した画像情報をモニタに経時的に表示すること
    を特徴とする超音波診断装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の超音波診断装置におい
    て、 前記モニタに表示された経時的な前記画像情報から任意
    の時間における画像情報を選択する選択手段と、 前記選択された画像情報に基づいて所定の演算処理を行
    う演算処理手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
  9. 【請求項9】 請求項3又は4記載の超音波診断装置に
    おいて、 前記変位画像は、前記過去のフレームの組織の輪郭を明
    瞭にした像と、最新フレームの組織の輪郭を明瞭にした
    像との相違を排他的論理和を求めて得ることを特徴とす
    る超音波診断装置。
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