JPH06899Y2 - 歩行型田植機 - Google Patents
歩行型田植機Info
- Publication number
- JPH06899Y2 JPH06899Y2 JP1987060942U JP6094287U JPH06899Y2 JP H06899 Y2 JPH06899 Y2 JP H06899Y2 JP 1987060942 U JP1987060942 U JP 1987060942U JP 6094287 U JP6094287 U JP 6094287U JP H06899 Y2 JPH06899 Y2 JP H06899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hopper
- lid
- seedling
- rice transplanter
- fertilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fertilizing (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歩行型田植機に係り、詳しくは、施肥装置及
び予備苗載置部が機体に備えられている歩行型田植機に
関する。
び予備苗載置部が機体に備えられている歩行型田植機に
関する。
上記のように、施肥装置及び予備苗載置部が機体に備え
られている歩行型田植機としては、例えば、実開昭59-1
24419号公報に示されているように、側面から見て車輪
の上方に施肥装置のホッパーを前後重量バランスを崩す
ことなく配設するとともに、このホッパー自体に苗すく
い板を介して予備苗を載置保持するものが知られてい
る。
られている歩行型田植機としては、例えば、実開昭59-1
24419号公報に示されているように、側面から見て車輪
の上方に施肥装置のホッパーを前後重量バランスを崩す
ことなく配設するとともに、このホッパー自体に苗すく
い板を介して予備苗を載置保持するものが知られてい
る。
上記従来例においては、ホッパーに貯留した肥料の重量
及び予備苗の重量が車輪の軸心近くに働くために、これ
らの重量によって機体の前後重量バランスが崩されるこ
とがないのであるが、苗すくい板をホッパ−の蓋に兼用
した構造としているために、肥料の補給のために苗すく
い板を取り外したり、補給後に苗すくい板を取付ける際
に、予備苗にふりかけられた水が滴り落ちてホッパ−に
流入することがあり、取扱いには注意を要するものであ
った。
及び予備苗の重量が車輪の軸心近くに働くために、これ
らの重量によって機体の前後重量バランスが崩されるこ
とがないのであるが、苗すくい板をホッパ−の蓋に兼用
した構造としているために、肥料の補給のために苗すく
い板を取り外したり、補給後に苗すくい板を取付ける際
に、予備苗にふりかけられた水が滴り落ちてホッパ−に
流入することがあり、取扱いには注意を要するものであ
った。
本考案は、ホッパ−への肥料補給の取扱い性を向上する
ことを目的とする。
ことを目的とする。
本考案の特徴構成は、側面から見て車輪に近接させて施
肥用のホッパーを備えた歩行型田植機において、前記ホ
ッパーの上方位置で予備苗を載置保持する予備苗載置部
を前記ホッパーとは別に機体固定部に設け、前記ホッパ
ーの上部には該ホッパーの上側開口を覆う揺動開放可能
な蓋を備えるとともに、上方に揺動開放された蓋を揺動
死点を越えた開放姿勢に受止め支持する接当部を前記予
備苗載置部の構成部材に設けてある点にあり、その作
用、及び効果は次の通りである。
肥用のホッパーを備えた歩行型田植機において、前記ホ
ッパーの上方位置で予備苗を載置保持する予備苗載置部
を前記ホッパーとは別に機体固定部に設け、前記ホッパ
ーの上部には該ホッパーの上側開口を覆う揺動開放可能
な蓋を備えるとともに、上方に揺動開放された蓋を揺動
死点を越えた開放姿勢に受止め支持する接当部を前記予
備苗載置部の構成部材に設けてある点にあり、その作
用、及び効果は次の通りである。
上記構成によるとホッパーに肥料を補給する際に、予備
苗がホッパー上方に載置されている場合には、予備苗を
取除いてホッパー上方をあけ、次に蓋を上方に揺動開放
して予備苗載置部の構成部材に受け止め支持させて開放
位置に保持する。
苗がホッパー上方に載置されている場合には、予備苗を
取除いてホッパー上方をあけ、次に蓋を上方に揺動開放
して予備苗載置部の構成部材に受け止め支持させて開放
位置に保持する。
肥料補給が終ると蓋を閉じ揺動した上で、再び予備苗を
ホッパー上方位置で予備苗載置部に収容する。この場
合、予備苗載置部の構成部材に蓋を受止めさせているの
で、この蓋を閉じない限り予備苗の載置収容はできな
い。
ホッパー上方位置で予備苗載置部に収容する。この場
合、予備苗載置部の構成部材に蓋を受止めさせているの
で、この蓋を閉じない限り予備苗の載置収容はできな
い。
従って、本考案によると、ホッパ−の蓋を開放しきるこ
とがなく、かつ、勝手に閉じ戻ってしまうことのない開
放位置に、専用の蓋ストッパーを用いることなく受止め
保持しておくことができ、蓋を必要最小限度に近い揺動
量だけ開閉操作すればよく、取扱いが容易になる。
とがなく、かつ、勝手に閉じ戻ってしまうことのない開
放位置に、専用の蓋ストッパーを用いることなく受止め
保持しておくことができ、蓋を必要最小限度に近い揺動
量だけ開閉操作すればよく、取扱いが容易になる。
又、蓋が開放位置に受止め保持されていると予備苗を載
置収容できないために、ホッパーを開いたまま予備苗を
収容して、予備苗から滴った水がホッパーに入ってしま
うような不具合を未然に回避できるようになった。
置収容できないために、ホッパーを開いたまま予備苗を
収容して、予備苗から滴った水がホッパーに入ってしま
うような不具合を未然に回避できるようになった。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、前部にエンジン(1)及びこのエン
ジン(1)からベルト伝動機構(2)を介して動力が伝えられ
るミツションケース(3)を設けると共に、後部に苗のせ
台(4)及び左右一対の植付アーム(5),(5)等で成る苗植
付け部を設け、この苗植付け部に動力を伝えるための伝
動ケース(6)をミッションケース(3)から後方に向けて設
け、又、ミツションケース(3)の両側部に左右一対の車
輪(7),(7)に動力を伝えるチェーンケース(8),(8)を設
け、機体上部にボンネット(9)、機体の下部に整地フロ
ート(10)を設け、更に、前記伝動ケース(6)の後端から
後方に向けて左右一対の操縦ハンドル(11)を設けて歩行
型田植機が構成されている。
ジン(1)からベルト伝動機構(2)を介して動力が伝えられ
るミツションケース(3)を設けると共に、後部に苗のせ
台(4)及び左右一対の植付アーム(5),(5)等で成る苗植
付け部を設け、この苗植付け部に動力を伝えるための伝
動ケース(6)をミッションケース(3)から後方に向けて設
け、又、ミツションケース(3)の両側部に左右一対の車
輪(7),(7)に動力を伝えるチェーンケース(8),(8)を設
け、機体上部にボンネット(9)、機体の下部に整地フロ
ート(10)を設け、更に、前記伝動ケース(6)の後端から
後方に向けて左右一対の操縦ハンドル(11)を設けて歩行
型田植機が構成されている。
同図及び第1図、第2図に示すように、該田植機では圃
場面に粒状の肥料を送り込む左右一対の施肥装置を備え
ている。この施肥装置は、ボンネット(9)を上下に貫通
するホッパー(12)、ホッパー(12)の肥料を送り出す繰出
し装置(13)繰出し装置(13)からの肥料を案内するホース
(14)、ホース(14)からの肥料を圃場に送り込む作溝器(1
5)で成り、ホツパー(12)は透明な樹脂で左右の施肥装置
夫々に対する肥料を収めるように一体成形によって製作
され、更に、上部には揺動開閉できるようヒンジ(16)を
介して蓋(17)が取付けられている。
場面に粒状の肥料を送り込む左右一対の施肥装置を備え
ている。この施肥装置は、ボンネット(9)を上下に貫通
するホッパー(12)、ホッパー(12)の肥料を送り出す繰出
し装置(13)繰出し装置(13)からの肥料を案内するホース
(14)、ホース(14)からの肥料を圃場に送り込む作溝器(1
5)で成り、ホツパー(12)は透明な樹脂で左右の施肥装置
夫々に対する肥料を収めるように一体成形によって製作
され、更に、上部には揺動開閉できるようヒンジ(16)を
介して蓋(17)が取付けられている。
又、該田植機ではホッパー(12)の上方位置で予備苗(W)
を保持する支持枠(18),(19)がボンネット(9)の上面に
取付けられ、これら支持枠(18),(19)に予備苗(W)を保
持する場合には苗箱(20)に予備苗(W)を収め、この苗箱
(20)の前部を第1図及び第3図に示す如く、前部の支持
枠(18)の鉤状部(18b)に掛けると共に、苗箱(20)の後部
を後部の支持枠(19)の横棒部(19a)に乗せることで、後
部を持ち上げた姿勢に予備苗(W)を保持する予備苗載置
部が構成されている。
を保持する支持枠(18),(19)がボンネット(9)の上面に
取付けられ、これら支持枠(18),(19)に予備苗(W)を保
持する場合には苗箱(20)に予備苗(W)を収め、この苗箱
(20)の前部を第1図及び第3図に示す如く、前部の支持
枠(18)の鉤状部(18b)に掛けると共に、苗箱(20)の後部
を後部の支持枠(19)の横棒部(19a)に乗せることで、後
部を持ち上げた姿勢に予備苗(W)を保持する予備苗載置
部が構成されている。
尚、前部の支持枠(18)は、棒状材で成り、かつ、ボンネ
ット(9)に対してナット(21),(21)で固定されると共
に、前記鉤状部(18b)は横棒部(18a)の両端を折り曲げる
ことで形成されている。又、後部の支持枠(19)も同様に
棒状材で成り、かつ、ボンネット(9)に対して、ナット
(21),(21)で固定されると共に、前記横棒部(19a)の両
端には苗箱(20)の横移動を規制する係止部(19b),(19b)
が折り曲げによって形成されている。
ット(9)に対してナット(21),(21)で固定されると共
に、前記鉤状部(18b)は横棒部(18a)の両端を折り曲げる
ことで形成されている。又、後部の支持枠(19)も同様に
棒状材で成り、かつ、ボンネット(9)に対して、ナット
(21),(21)で固定されると共に、前記横棒部(19a)の両
端には苗箱(20)の横移動を規制する係止部(19b),(19b)
が折り曲げによって形成されている。
又、ボンネット(9)の前部には苗箱(20)の底部を受ける
一対のリブ状部(9A),(9A)がボンネット(9)と一体的に
形成され、このリブ状部(9A),(9A)の上面には苗箱(20)
の前後方向への滑りを良くするための溝(9a),(9a)が形
成されている。
一対のリブ状部(9A),(9A)がボンネット(9)と一体的に
形成され、このリブ状部(9A),(9A)の上面には苗箱(20)
の前後方向への滑りを良くするための溝(9a),(9a)が形
成されている。
第1図に示すように前記ホッパー(12)の蓋(17)を揺動さ
せた場合に蓋(17)を略90度開放した際の姿勢が揺動死
点(DP)に相当し、この揺動死点(DP)から少し開放の方向
に揺動させた位置で後部の支持枠(19)の先端が、該蓋(1
7)を受け止めて肥料補給に必要かつ充分な開放位置に接
当保持するよう夫々の位置が決められているのである。
せた場合に蓋(17)を略90度開放した際の姿勢が揺動死
点(DP)に相当し、この揺動死点(DP)から少し開放の方向
に揺動させた位置で後部の支持枠(19)の先端が、該蓋(1
7)を受け止めて肥料補給に必要かつ充分な開放位置に接
当保持するよう夫々の位置が決められているのである。
因みに、該田植機ではホッパー(12)が透明な樹脂で製作
されると共に、前述のように予備苗(W)が後方上がりの
姿勢に保持されるので、予備苗(W)に妨げられること無
くホッパー内の肥料の残量を後方から確認できるように
なっている。
されると共に、前述のように予備苗(W)が後方上がりの
姿勢に保持されるので、予備苗(W)に妨げられること無
くホッパー内の肥料の残量を後方から確認できるように
なっている。
尚、ボンネット(9)の前部には燃料タンク(22)が収めら
れると共に、ヘッドライト(23)が取付けられている。
れると共に、ヘッドライト(23)が取付けられている。
本考案は上記実施例以外に例えば、ホッパーの両側部に
予備苗を保持する支持枠を設けると共に、これら支持枠
のうちの一方にホッパーの蓋を接当支持させるようホッ
パーの蓋を側方に向けて開閉するよう構成して実施する
ことも可能である。
予備苗を保持する支持枠を設けると共に、これら支持枠
のうちの一方にホッパーの蓋を接当支持させるようホッ
パーの蓋を側方に向けて開閉するよう構成して実施する
ことも可能である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係る歩行型田植機の実施例を示し、第1
図はボンネット、ホッパー等を示す側面図、第2図は開
放状態のホッパーの蓋を示す背面図、第3図は前部の支
持枠を示すボンネットの断面図、第4図は該歩行型田植
機の全体側面図である。 (7)……車輪、(12)……ホッパー、(17)……蓋、(W)……
予備苗、(DP)……揺動死点。
図はボンネット、ホッパー等を示す側面図、第2図は開
放状態のホッパーの蓋を示す背面図、第3図は前部の支
持枠を示すボンネットの断面図、第4図は該歩行型田植
機の全体側面図である。 (7)……車輪、(12)……ホッパー、(17)……蓋、(W)……
予備苗、(DP)……揺動死点。
Claims (1)
- 【請求項1】側面から見て車輪(7)に近接させて施肥用
のホッパー(12)を備えた歩行型田植機において、前記ホ
ッパー(12)の上方位置で予備苗(W)を載置保持する予備
苗載置部を前記ホッパー(12)とは別に機体固定部に設
け、前記ホッパー(12)の上部には該ホッパー(12)の上側
開口を覆う揺動開放可能な蓋(17)を備えるとともに、上
方に揺動開放された蓋(17)を揺動死点(DP)を越えた開放
姿勢に受止め支持する接当部を前記予備苗載置部の構成
部材に設けてある歩行型田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987060942U JPH06899Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 歩行型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987060942U JPH06899Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 歩行型田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63167814U JPS63167814U (ja) | 1988-11-01 |
JPH06899Y2 true JPH06899Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=30893819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987060942U Expired - Lifetime JPH06899Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 歩行型田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06899Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59124422U (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-22 | 株式会社クボタ | 歩行型田植機 |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP1987060942U patent/JPH06899Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63167814U (ja) | 1988-11-01 |
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