JPH0689816A - ロータリートランス - Google Patents
ロータリートランスInfo
- Publication number
- JPH0689816A JPH0689816A JP4240528A JP24052892A JPH0689816A JP H0689816 A JPH0689816 A JP H0689816A JP 4240528 A JP4240528 A JP 4240528A JP 24052892 A JP24052892 A JP 24052892A JP H0689816 A JPH0689816 A JP H0689816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic body
- rotary transformer
- magnetic
- characteristic values
- magnetic substance
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 回転ヘッドシリンダの信号伝達部品として搭
載されるロータリートランスにおいて、同一の仕様で多
種多用な特性値が確保でき、標準化の容易なロータリー
トランスを提供することを目的とする。 【構成】 内側磁性体９に用いる材料と外側磁性体１０
に用いる材料を異なる磁性体で構成する。この材料の種
類を種々に変えることで、磁気抵抗１７の値を変化させ
多種多用の特性値が同一の仕様で実現できる。
載されるロータリートランスにおいて、同一の仕様で多
種多用な特性値が確保でき、標準化の容易なロータリー
トランスを提供することを目的とする。 【構成】 内側磁性体９に用いる材料と外側磁性体１０
に用いる材料を異なる磁性体で構成する。この材料の種
類を種々に変えることで、磁気抵抗１７の値を変化させ
多種多用の特性値が同一の仕様で実現できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダー
やデジタルオーディオテープなどの回転ヘッドシリンダ
の信号伝達部品として搭載されるロータリートランスに
関するものである。
やデジタルオーディオテープなどの回転ヘッドシリンダ
の信号伝達部品として搭載されるロータリートランスに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダーなどの磁
気記録再生装置は、多機能化が著しくこれに伴って、そ
の主要部品であるロータリートランスの多品種対応が重
要な課題となってきている。
気記録再生装置は、多機能化が著しくこれに伴って、そ
の主要部品であるロータリートランスの多品種対応が重
要な課題となってきている。
【０００３】以下に従来のロータリートランスについて
説明する。図４は従来のロータリートランスの構成を示
す断面図である。図４において、１は円筒状の内側磁性
体で、その外周溝３にコイル５が巻線されている。２は
円筒状の外側磁性体で、前記内側磁性体１の外周溝３と
所定の空隙８を持って対向する面に内周溝４が形成さ
れ、この内周溝４にコイル６が巻線されている。また、
複数の信号伝達系間の干渉を少なくするため、内側磁性
体１のコイル５の間にショートリング７が設置されてい
る。さらに内側磁性体１と外側磁性体２の材質は、同じ
特定の焼結フェライトが用いられている。
説明する。図４は従来のロータリートランスの構成を示
す断面図である。図４において、１は円筒状の内側磁性
体で、その外周溝３にコイル５が巻線されている。２は
円筒状の外側磁性体で、前記内側磁性体１の外周溝３と
所定の空隙８を持って対向する面に内周溝４が形成さ
れ、この内周溝４にコイル６が巻線されている。また、
複数の信号伝達系間の干渉を少なくするため、内側磁性
体１のコイル５の間にショートリング７が設置されてい
る。さらに内側磁性体１と外側磁性体２の材質は、同じ
特定の焼結フェライトが用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、特定の同じ材質の焼結フェライトを内側
磁性体１及び外側磁性体２の両方に用いているため、一
つの仕様で可能な特性値が限られてしまい標準化が難し
いという課題があった。
来の構成では、特定の同じ材質の焼結フェライトを内側
磁性体１及び外側磁性体２の両方に用いているため、一
つの仕様で可能な特性値が限られてしまい標準化が難し
いという課題があった。
【０００５】すなわち、従来のロータリートランスは材
料が指定されているため、異なる特性値の仕様を作ろう
とするとコイルの巻線や巻線溝の仕様を変える必要が生
じ、設備の共用化が図れず、そのため多品種対応を困難
にしていた。
料が指定されているため、異なる特性値の仕様を作ろう
とするとコイルの巻線や巻線溝の仕様を変える必要が生
じ、設備の共用化が図れず、そのため多品種対応を困難
にしていた。
【０００６】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、同一の仕様で種々の特性値が確保でき標準化の容易
なロータリートランスを提供することを目的とする。
で、同一の仕様で種々の特性値が確保でき標準化の容易
なロータリートランスを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のロータリートランスは、内側磁性体と外側磁
性体を異なる材質の磁性体を用いて構成したものであ
る。
に本発明のロータリートランスは、内側磁性体と外側磁
性体を異なる材質の磁性体を用いて構成したものであ
る。
【０００８】
【作用】上記構成とすることにより、種々の透磁率の材
料の組み合わせが可能となり、同一の仕様で多種多用の
特性値のロータリートランスが実現できる。
料の組み合わせが可能となり、同一の仕様で多種多用の
特性値のロータリートランスが実現できる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１０】図１は本発明の一実施例におけるロータリ
ートランスの構成を示す断面図である。
ートランスの構成を示す断面図である。
【００１１】図１において、９は円筒状の内側磁性体、
１０は円筒状の外側磁性体で、所定の空隙１６を持っ
て、それぞれ対向する面の対向する位置に外周溝１１、
内周溝１２が形成され、信号コイル１３，１４が巻線さ
れている。また、従来の構成と同様に内側磁性体９の信
号コイル１３の間にショートリング１５が設置されてい
る。さらに内側磁性体９と外側磁性体１０の材質は異な
る磁性体を用いている。
１０は円筒状の外側磁性体で、所定の空隙１６を持っ
て、それぞれ対向する面の対向する位置に外周溝１１、
内周溝１２が形成され、信号コイル１３，１４が巻線さ
れている。また、従来の構成と同様に内側磁性体９の信
号コイル１３の間にショートリング１５が設置されてい
る。さらに内側磁性体９と外側磁性体１０の材質は異な
る磁性体を用いている。
【００１２】以上のように構成されたロータリートラン
スについて以下その動作を説明する。
スについて以下その動作を説明する。
【００１３】本実施例では、外側磁性体１０に従来と同
一の材料を用い、内側磁性体９に他の材料を用いてい
る。異なる材料の磁性体を用いても図２に示すように内
側の信号コイル１３からみた磁気回路と外側の信号コイ
ル１４からみた磁気回路は同一のため、内側から外側へ
の信号の向きと外側から内側への信号の向きによる性能
差は生じない。また、この磁気回路の磁気抵抗１７を本
実施例では、内側磁性体９の材料の種類を変えることに
より変化させ、ロータリートランスの特性値を変えてい
る。
一の材料を用い、内側磁性体９に他の材料を用いてい
る。異なる材料の磁性体を用いても図２に示すように内
側の信号コイル１３からみた磁気回路と外側の信号コイ
ル１４からみた磁気回路は同一のため、内側から外側へ
の信号の向きと外側から内側への信号の向きによる性能
差は生じない。また、この磁気回路の磁気抵抗１７を本
実施例では、内側磁性体９の材料の種類を変えることに
より変化させ、ロータリートランスの特性値を変えてい
る。
【００１４】以上のように本実施例によれば、内側磁性
体９に用いる材料と外側磁性体１０に用いる材料の種類
を変えたことにより、同一の仕様で種々の特性値が可能
なロータリートランスを得ることができる。かつ、一方
の材料に透磁率の低い磁性体を用い、他方の材料に透磁
率の高い磁性体を用いて構成すれば、芯ずれによる磁気
抵抗１７が大きく変化しないため、図３に示すように優
れた効果が得られる。
体９に用いる材料と外側磁性体１０に用いる材料の種類
を変えたことにより、同一の仕様で種々の特性値が可能
なロータリートランスを得ることができる。かつ、一方
の材料に透磁率の低い磁性体を用い、他方の材料に透磁
率の高い磁性体を用いて構成すれば、芯ずれによる磁気
抵抗１７が大きく変化しないため、図３に示すように優
れた効果が得られる。
【００１５】尚、本実施例では、外側磁性体１０に従来
と同一の材料を用い、内側磁性体９に他の磁性体を用い
たが、この構成は逆であってもよく、また使用する材料
の一方に従来の材料を限定するものでもない。
と同一の材料を用い、内側磁性体９に他の磁性体を用い
たが、この構成は逆であってもよく、また使用する材料
の一方に従来の材料を限定するものでもない。
【００１６】また、本実施例では、円筒型のロータリー
トランスの場合を示しているが、同様の構成を平面対向
型のロータリートランスに適用してもよい。
トランスの場合を示しているが、同様の構成を平面対向
型のロータリートランスに適用してもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明は、内側磁性体と外
側磁性体の材料の種類を変えたことにより、同一の仕様
で多種多用な特性値の得られる優れたロータリートラン
スを実現できるものである。
側磁性体の材料の種類を変えたことにより、同一の仕様
で多種多用な特性値の得られる優れたロータリートラン
スを実現できるものである。
【００１８】さらに本発明によれば次のような効果も奏
する。すなわち、一方の材料に透磁率の低い磁性体を用
い、他方の材料に透磁率の高い磁性体を用いて構成すれ
ば、従来と同特性を確保しながら、芯ずれ特性に優れた
効果が得られる。これは、組立精度を従来に比べ緩くで
きるため、コスト面でも大きな効果が得られる。
する。すなわち、一方の材料に透磁率の低い磁性体を用
い、他方の材料に透磁率の高い磁性体を用いて構成すれ
ば、従来と同特性を確保しながら、芯ずれ特性に優れた
効果が得られる。これは、組立精度を従来に比べ緩くで
きるため、コスト面でも大きな効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例におけるロータリートランス
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図２】本発明の一実施例におけるロータリートランス
の信号伝達を示す磁気回路図
の信号伝達を示す磁気回路図
【図３】本発明の一実施例におけるロータリートランス
と従来のロータリートランスの芯ずれ特性を比較した図
と従来のロータリートランスの芯ずれ特性を比較した図
【図４】従来のロータリートランスの構成を示す断面図
９ 円筒状の内側磁性体（材料Ａ） １０ 円筒状の外側磁性体（材料Ｂ） １１ 内周溝 １２ 外周溝 １３ 巻線コイル １４ 巻線コイル １５ ショートリング １６ 空隙 １７ 磁気抵抗
Claims (1)
- 【請求項１】外周面に巻線溝を有する円筒状の内側磁性
体と、前記内側磁性体と所定の空隙を持って対向する内
周面に巻線溝を形成した円筒状の外側磁性体を備え、こ
の内側磁性体と外側磁性体を異なる材質の磁性体を用い
て構成し、かつ上記各磁性体の巻線溝に信号コイルを巻
線してなるロータリートランス。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240528A JPH0689816A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ロータリートランス |
| EP19930114422 EP0587142B1 (en) | 1992-09-09 | 1993-09-08 | A rotary transformer |
| DE1993605819 DE69305819T2 (de) | 1992-09-09 | 1993-09-08 | Drehtransformator |
| CN 93119289 CN1089057A (zh) | 1992-09-09 | 1993-09-09 | 一种旋转变压器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240528A JPH0689816A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ロータリートランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689816A true JPH0689816A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17060874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4240528A Pending JPH0689816A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ロータリートランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689816A (ja) |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP4240528A patent/JPH0689816A/ja active Pending
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