JPH06105647B2 - 回転トランス - Google Patents

回転トランス

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JPH06105647B2
JPH06105647B2 JP62003552A JP355287A JPH06105647B2 JP H06105647 B2 JPH06105647 B2 JP H06105647B2 JP 62003552 A JP62003552 A JP 62003552A JP 355287 A JP355287 A JP 355287A JP H06105647 B2 JPH06105647 B2 JP H06105647B2
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JP
Japan
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transformer
magnetic
rotary transformer
primary
rotary
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JP62003552A
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JPS63172411A (ja
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直康 宮川
信次 西
慶一 寺西
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録再生装置に使用する回転トランスに
関するものである。
従来の技術 近年、磁気記録再生装置の小型化には目覚ましいものが
あり、これを構成する部品も同様に、より微小体積のも
のが必要とされている。特に、ビデオテープレコーダの
様に回転ヘッドによる記録方式では、その装置の大きさ
は、使用するシリンダの大きさによって制約されてお
り、また、このシリンダの主要体積は内部の回転トラン
スによって占められる部分が大きい。従って磁気記録再
生装置を小型化するためには、回転トランスをいかに諸
特性を劣化することなく小型化するかということが重要
な課題となってきている。
第4図A,B,Cは従来の回転トランスの側面図、平面図、
断面図を示すものである。第4図において、1は磁性材
料による回転トランスの1次側トランス、2は2次側ト
ランス、3は回転トランスの1次側、2次側トランスを
分離する空隙、4は空隙を介して磁気結合する磁性面、
5,6は信号を印加あるいは再生するための1次側コイ
ル、7,8は信号を再生あるいは再生するための2次側コ
イルである。
1次側コイル5,6の始終端には磁気ヘッドが接続されて
おり、また2次側コイル7,8の始終端には信号を印加あ
るいは再生するための増幅器が接続されている。この様
な構成において、回転トランスの1次側トランス1が回
転し、磁気ヘッドからの再生信号が1次側コイル5,6に
印加されると、回転トランス1,2の間に空隙3を介して
磁束を発生する。この磁束によって、2次側トランス2
に設置されたコイル7,8に誘導電圧が発生し、2次側ト
ランス2を回転することなく再生出力を増幅器に伝える
ことができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこの様な回転トランスを小型化しようとす
ると、コイル5,6,7,8の外形が変わらない場合、これら
を設置するのに必要な溝幅寸法も変わらないので、磁気
結合する磁性面4の対向面積が小さくなる。このこと
は、空隙3の磁気抵抗が増加するため、回転トランスと
して必要なインダクタンスや結合係数を小さくし、回転
トランスの重要な伝達特性である伝送利得や低域でのカ
ットオフ周波数を劣化させることになる。
本発明は、回転トランスを小型化することによって生じ
る、伝送特性の劣化や低域カットオフ周波数の増加とい
う、問題点の無い回転トランスを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達するため本発明による回転トランスは、1
次側及び2次側トランスの相対する磁性面を、コイルを
設置する溝を一部の空隙を残してふさぐ構造となってい
る。
作用 この様な構成の回転トランスでは、空隙を介して磁気結
合する磁面の面積を大きくとることができる。従って空
隙の長さを従来と同じにするならば、対向面積の増加分
だけ空隙部の磁気抵抗を小さくすることができる。この
ことにより、回転トランスが小型化されても、動作する
際のインダクタンス及び結合係数は所定の値を確保する
ことが可能となる。従って、回転トランスの伝送利得の
減少及び低域カットオフ周波数上昇という問題は無くな
る。
実施例 本発明の一実施例として、第1図A,B,Cにそれぞれ回転
トランスの側面図、平面図、断面図を示す。第1図にお
いて、1は回転トランスの1次側トランス、2は回転ト
ランスの2次側トランス、3は回転トランスの1次側ト
ランス1及び2次側トランス2を分離する空隙、4は磁
気結合する1次側トランス1及び2次側トランス2の磁
性面、5,6は信号を印加あるいは再生するための1次側
コイルa,b、7,8は信号を再生するための2次側コイルa,
b、9は1次側コイル及び2次側コイルを設置するため
の内周部,外周部に設けられた溝である。10,11,12は各
溝9を一部の同心円状の空隙を残してふさぐ様な同心円
板状のふたである。13はふた10,11,12の間の空隙であ
る。1次側コイル5,6の始終端には磁気ヘッドが接続さ
れており、2次側コイル7,8の始終端には記録再生アン
プが接続されている。回転トランスの1次側、2次側の
対向する面には、コイルを設置するための溝9を円周方
向に形成し、この溝の表面部を第1図Bの様に一部の空
隙13を残してふさいでおり、回転トランスの1次側トラ
ンス1と2次側トランス2の磁気結合する磁性面の対向
面積を確保するためのものである。
この様な構成において、以下に本発明の回転トランスの
再生時の動作について説明する。磁気ヘッドから発生し
た信号電流が1次側コイル5,6に印加されると、空隙及
びトランスの1次側1及び2次側2に、空隙3及びふた
10,11,12を介して交流磁束を生じる。この交流磁束によ
って、2次側コイル7,8に信号電圧が誘導され、1次側
の信号が2次側に伝送されることになる。この時、磁気
ヘッドのインダクタンス及び損失抵抗をLh,Rhとし、組
み合わされた回転トランスの1次側トランス1の自己イ
ンダクタンス、損失抵抗をL1,R1とし、また、1次側ト
ランス1及び2次側トランス2の巻線比をn,結合係数を
kとすれば、回転トランスの低域カットオフ周波数c
は、 となり、中域での利得Gは、 となる。従って、1次側トランス1の自己インダクタン
スL1を大きくすることによって、カットオフ周波数c
が下がり、利得Gが大きくなることがわかる。ところ
で、このような自己インダクタンスは、次のように考え
ることができる。第2図に、第1図の本実施例の回転ト
ランスを拡大した要部断面図を示す。1次側トランスの
電流によって誘起された磁束は、第2図の矢示のように
流れ、この場合、回転トランスと、溝9をふさぐふたの
磁性材料の磁気抵抗は、空隙3の磁気抵抗に比較して極
めて小さいので、1次側トランスの自己インダクタンス
を決めるのは、空隙3の磁気抵抗となる。ここで、溝9
をふさぐふた10,11,12の各間に空隙13を設けてあるの
は、1次側トランスで発生した磁束が1次側トランスの
内部で閉磁束になってしまうのを防ぐためであり、その
ためには、この空隙13の幅lは前記空隙3の幅gよりも
ある程度大きいことが必要である。さて、磁気結合する
磁性面を持つふた10,11,12の半径方向の幅をそれぞれ
W1,W2,W3、平均半径をそれぞれr1,r2,r3、また空隙
3の幅をg、1次側コイルの巻数をNとすれば、自己イ
ンダクタンスL1は、 となる。但し、μ0は空気中の透磁率である。従来の技
術では、磁気結合する磁性面の半径方向の幅w1,w2,w3
は、溝9によって制限された大きさしかとれないが、ふ
た10,11,12によってそれぞれW1,W2,W3に増大すること
ができ、従来と同一外形寸法であれば、1次側の自己イ
ンダクタンスを上式から導かれる割合だけ大きくするこ
とができる。また自己インダクタンスを同一にすれば、
伝送特性の劣化なく回転トランスを小型化することが可
能となる。
なお、本実施例では、コイルを設置した溝を一部の空隙
を残してふさぐために、円板状のふたを備えた構成とし
たが、これは第3図に示す様に回転トランスの1次側ト
ランス及び2次側トランスに組み込んだ構成になってい
ても良い。第3図Aに示す実施例の場合では、ふた30,3
1の個数を2個に減らすことができ、製作コストを低減
する効果がある。第3図Bに示す実施例の場合では、コ
イルを設置する溝19,20の断面形状に丸みをつけたこと
により、ふたの部分を薄くすることができ、回転トラン
ス全体の厚さを減らす効果がある。
発明の効果 本発明は、磁気結合する1次側トランス及び2次側トラ
ンスの相対向した磁性面を、コイルが設置された溝を一
部の空隙を残してふさぐ構造としたことにより、伝送利
得の劣化や低域カットオフ周波数の増加を生じることな
く、回転トランスの小型化を可能にするものであり、ま
た、回転トランスの外形寸法を同一とすれば、その伝送
特性を向上させる効果を有している。むろん、本発明の
回転トランスを使用すれば、磁気記録装置そのものを小
型化することができ、小型化されたことで特性が劣化す
ることは無い。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本発明の一実施例における回転トランスの側
面図、第1図Bは同磁気結合する磁性面の平面図、第1
図Cは同断面図、第2図は本発明の回転トランスの動作
を示す要部断面図、第3図A,Bは本発明の他の実施例の
回転トランスを示す要部断面図、第4図A〜Cは従来の
回転トランスを示す側面図,平面図,断面図である。 1……1次側トランス、2……2次側トランス、3……
空隙、4……磁性面、5,6……1次側コイルa,b、7,8…
…2次側コイルa,b、9……溝、10,11,12……円状の空
隙、13……空隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気結合する1次側トランス及び2次側ト
    ランスの相対向した磁性面が、コイルが設置された溝を
    一部の空隙を残してふさぐ構造となっていることを特徴
    とする回転トランス。
JP62003552A 1987-01-09 1987-01-09 回転トランス Expired - Lifetime JPH06105647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62003552A JPH06105647B2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 回転トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62003552A JPH06105647B2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 回転トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63172411A JPS63172411A (ja) 1988-07-16
JPH06105647B2 true JPH06105647B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=11560585

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62003552A Expired - Lifetime JPH06105647B2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 回転トランス

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US8015712B2 (en) 2004-10-29 2011-09-13 Medipurpose Pte Ltd Safety scalpel
WO2011108099A1 (ja) 2010-03-04 2011-09-09 フェザー安全剃刀株式会社 刃物

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JPS63172411A (ja) 1988-07-16

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