JPH0689734A - 燃料電池発電装置の電磁弁駆動回路 - Google Patents

燃料電池発電装置の電磁弁駆動回路

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JPH0689734A
JPH0689734A JP4241081A JP24108192A JPH0689734A JP H0689734 A JPH0689734 A JP H0689734A JP 4241081 A JP4241081 A JP 4241081A JP 24108192 A JP24108192 A JP 24108192A JP H0689734 A JPH0689734 A JP H0689734A
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JP4241081A
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Kazuo Tanokura
一夫 田之倉
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バッテリ−容量が小さく、従って小型化,軽量
化された電磁弁駆動回路を備えた燃料電池発電装置を得
ることにある。 【構成】発電運転の停止時に反応ガスを不活性ガスに切
り換える電磁弁11を定挌駆動電圧で駆動する直流電源
1の出力電圧Vo が喪失したとき、直流電源により定挌
駆動電圧にあらかじめ充電されるコンデンサ31の放電
電荷によって電磁弁を駆動する初期駆動回路30と、直
流電源により定挌駆動電圧より低いエコノミ−駆動電圧
にあらかじめ充電されるバッテリ−41の放電により電
磁弁の姿勢を所定時間保持する駆動保持回路40とを電
磁弁駆動回路が備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料電池発電装置に
おいて、反応ガスを不活性ガスに切り換えてガスパ−ジ
を行う電磁弁駆動回路の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は燃料電池発電装置の要部を模式化
して示す構成図であり、例えばりん酸型燃料電池10は
電解質としてのりん酸を保持したマトリックスを挟んで
燃料電極および酸化剤電極を配した単電池の積層体から
なり、各単電池の燃料電極には弁12A,12B,およ
び燃料ガス通路を介して燃料ガスを,酸化剤電極には弁
13A,13B,および酸化剤通路を介して酸化剤とし
ての空気を供給することにより、一対の電極間で電気化
学反応に基づく発電が行われ、発電電力が外部負荷に供
給されるとともに、各単電池の温度を図示しない冷却装
置により190°C 程度に保持して発電運転が行われ
る。
【0003】また、燃料電池10の運転を停止するため
に負荷回路の電流を遮断すると、各単電池には高い値の
高温開回路電圧が発生し、電極触媒粒子が粗大化して電
極表面積が低下する劣化現象(シンタリングと呼ぶ)
や、電池温度の低下とともに反応ガス(燃料ガスおよび
反応空気)中の水分を吸収してりん酸が希釈され、体積
膨張したりん酸液がマトリックスから電極側に過度に染
み出して反応ガスの供給障害を起こす等の悪影響が発生
する。そこで、これらの悪影響を回避するために、運転
の停止に際して反応ガスを乾燥した窒素ガスのような不
活性ガスに置換するガスパ−ジを行う必要があり、この
ため燃料ガスおよび酸化剤の入口側には窒素ガス供給用
の電磁弁11が設けられ、燃料電池10の運転停止に際
して負荷電流を遮断し、反応ガスの供給を停止するとと
もに、電磁弁11を開いて不活性ガス側に切り換え、燃
料電池10の内部の反応ガスを乾燥した窒素ガスに置換
するガスパ−ジが行われる。なお、燃料ガスに燃料改質
器で生成した改質ガスを使用する場合には、燃料改質器
を含めてガスパ−ジを行い、可燃性ガスをパ−ジするこ
とにより停止中の発電装置の安全性を保持するよう構成
される。
【0004】図7は燃料電池発電装置における従来の電
磁弁駆動回路を示す接続図である。図において、電磁弁
駆動回路には、配電系統からの交流入力を直流定挌駆動
電圧例えばVo =24Vに変える直流電源1が設けら
れ、その出力電圧Vo を制御部2の切換え指令により開
閉する接点2aおよび逆阻止ダイオ−ド2Dを介して電
磁弁11の駆動コイルに印加し、電磁弁11を開くこと
により不活性ガスとしての窒素を燃料電池10に供給
し、反応ガスを窒素ガスに置換するガスパ−ジが行われ
る。また、第1のリレ−3のコイルが定挌駆動電圧Vo
により励磁されてそのa接点3aが閉じ、第1のコンデ
ンサ4がVo に充電され、さらに直列抵抗6Rおよび逆
阻止ダイオ−ド6Dを介してバッテリ−6が電圧Vo に
充電され、配電系統の停電等に起因する直流電源1の出
力電圧Vo の喪失に対して電磁弁駆動回路が待機状態と
なる。
【0005】一方、配電系統の停電などにより直流電源
1の出力電圧Vo が喪失すると、発電装置の制御部2や
ブロワ,ポンプ,電磁弁などの補機が停止するため、発
電装置は停止状態となり、突発的にガスパ−ジが必要に
なる。この時、電圧Vo の喪失により第1のリレ−コイ
ル3の励磁が解かれ、そのa接点3aが開くとともに、
そのb接点3bが閉じ、これに直列接続された第2のリ
レ−コイル5があらかじめVo に充電されている第1の
コンデンサ4の放電電流Ic4により励磁される。第2の
リレ−のa接点5aはあらかじめ電圧Vo に充電されて
いるバッテリ−6の出力側と電磁弁11のコイルとの間
に逆阻止ダイオ−ド11Dを介して接続されており、第
2のリレ−のa接点5aが第1のコンデンサ4の放電時
定数によって決まる短時間閉じるので、この間に電磁弁
11がバッテリ−6の充電電圧Vo により駆動され、燃
料電池10に供給されていた反応ガスが不活性ガスに切
換えられ、ガスパ−ジが開始される。
【0006】また、a接点5aの負荷側にはオフリレ−
タイマ8のコイルがバッテリ−6に対して並列に接続さ
れ、これと並列にリレ−タイマ8のa接点8aと第3の
リレ−7のコイルとの直列回路が接続され、さらにa接
点5aと並列に第3のリレ−のa接点7aが接続されて
おり、オフリレ−タイマ8にガスパ−ジ操作に要する時
間をあらかじめ設定しておくことにより、a接点5aが
閉じるとオフリレ−タイマ8が時間のカウントを開始す
ると同時にそのa接点8aが閉じ、第3のリレ−7のコ
イルが励磁され、そのa接点7aが閉じて電磁弁11の
コイルを励磁状態に自己ホ−ルドするので、リレ−タイ
マ8の設定時間中窒素ガスによる反応ガスのパ−ジが行
われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁弁駆動回路
では、直流電源1の出力喪失時における電磁弁の駆動
を、ガスパ−ジ期間中電磁弁11にその定挌駆動電圧を
印加して行うよう構成されている。電磁弁は一般に、そ
の投入動作時には磁気回路の抵抗が高く、例えば24V
の定挌駆動電圧を印加して投入する必要があるが、投入
動作を終了してその姿勢を維持する保持期間中は磁気回
路の抵抗が低下する。従って、保持期間中も定挌駆動電
圧を印加する従来の電磁弁駆動回路においては、保持期
間中電磁弁コイルに流れる電流が大きくなり、これに対
応して大きな容量のバッテリ−6を必要とするため、電
磁弁駆動回路が大型化,高重量化するという問題があっ
た。
【0008】この発明の目的は、バッテリ−容量が小さ
く、従って小型化,軽量化された電磁弁駆動回路を備え
た燃料電池発電装置を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、単電池の積層体からなり、電解
質層を挟持する燃料電極および酸化剤電極に反応ガス通
路を介して反応ガスを供給することにより発電する燃料
電池が、その発電運転の停止時に前記反応ガスを不活性
ガスに切り換える電磁弁と、交流配電系統に接続されて
前記電磁弁に定挌駆動電圧を供給する直流電源とを備え
た燃料電池発電装置において、前記直流電源により定挌
駆動電圧にあらかじめ充電されるコンデンサを含み、前
記直流電源の電圧喪失に際して前記コンデンサの放電電
荷によって前記電磁弁を駆動する初期駆動回路と、前記
直流電源により定挌駆動電圧より低いエコノミ−駆動電
圧にあらかじめ充電されるバッテリ−を電源として駆動
した前記電磁弁の姿勢を所定時間保持する駆動保持回路
とを備え、前記初期駆動回路および駆動保持回路がそれ
ぞれ逆阻止ダイオ−ドを介して前記電磁弁に接続されて
なるものとする。
【0010】また、初期駆動回路および駆動保持回路
が、直流電源の出力電圧の喪失を検知して始動指令接点
信号を出力する始動指令回路と、エコノミ−駆動電圧を
電源とし前記始動指令接点信号にトリガ−されて所定時
間オンとなる駆動指令接点信号を発する駆動指令回路に
よりほぼ同時に駆動されるよう形成してなるものとす
る。
【0011】さらに、始動指令回路が、直流電源の出力
定挌駆動電圧を検知してオン状態となる第1のリレ−の
a接点を介して前記定挌駆動電圧に充電される第1のコ
ンデンサと、前記第1のリレ−のb接点を介して前記第
1のコンデンサに並列接続された第2のリレ−とからな
り、第2のリレ−のa接点が駆動保持回路のバッテリ−
と電磁弁との間に接続されてなるものとする。
【0012】さらにまた、駆動指令回路が、駆動保持回
路側の第2のリレ−のa接点を介してバッテリ−に並列
接続されたリレ−タイマと、その接点を介してリレ−タ
イマに並列接続された第3のリレ−と、前記第2のリレ
−のa接点に並列接続された第3のリレ−のa接点、お
よび初期駆動回路側の第2のコンデンサと電磁弁との間
に接続された第3のリレ−のa接点とからなり、前記第
3のリレ−のa接点信号に基づき定挌駆動電圧をエコノ
ミ−駆動電圧の立ち上がり部分に重畳して出力し、電磁
弁を駆動するよう形成してなるものとする。
【0013】
【作用】この発明の構成において、発電運転の停止時に
反応ガスを不活性ガスに切り換える電磁弁と、交流配電
系統に接続されて電磁弁に定挌駆動電圧を供給する直流
電源とを備えた燃料電池発電装置において、直流電源に
より定挌駆動電圧にあらかじめ充電されるコンデンサの
放電電荷によって電磁弁を駆動する初期駆動回路と、直
流電源により定挌駆動電圧より低いエコノミ−駆動電圧
にあらかじめ充電されるバッテリ−を電源として駆動し
た電磁弁の姿勢を所定時間保持する駆動保持回路とを含
む電磁弁駆動回路を設けるよう構成したことにより、直
流電源の喪失に際して、例えば24Vの定挌駆動電圧を
必要とする電磁弁の駆動は、直流電源により定挌駆動電
圧にあらかじめ充電された初期駆動回路のコンデンサの
放電電荷を約200ms放電することにより達成でき、そ
の後の電磁弁の駆動保持は例えば12Vのエコノミ−駆
動電圧にあらかじめ充電された駆動保持回路のバッテリ
−により維持できる。従って、バッテリ−容量を従来の
1/4程度に低減し、電磁弁駆動回路を小型化,軽量化
する機能が得られる。
【0014】また、直流電源の出力電圧の喪失を検知し
て始動指令接点信号を出力する始動指令回路、例えば直
流電源の出力定挌駆動電圧を検知してオン状態となる第
1のリレ−のa接点を介して定挌駆動電圧に充電される
第1のコンデンサと、第1のリレ−のb接点を介して第
1のコンデンサに並列接続された第2のリレ−とからな
り、第2のリレ−のa接点が駆動保持回路のバッテリ−
と電磁弁との間に接続されてなるものと、エコノミ−駆
動電圧を電源とし始動指令接点信号にトリガ−されて所
定時間オンとなる駆動指令接点信号を発する駆動指令回
路、例えば駆動保持回路側の第2のリレ−のa接点を介
してバッテリ−に並列接続されたリレ−タイマと、その
接点を介してリレ−タイマに並列接続された第3のリレ
−と、第2のリレ−のa接点に並列接続された第3のリ
レ−のa接点、および初期駆動回路側の第2のコンデン
サと電磁弁との間に接続された第3のリレ−のa接点と
からなるものとにより、初期駆動回路および駆動保持回
路をほぼ同時に駆動するよう構成すれば、初期駆動回路
のコンデンサの放電電圧が駆動保持回路のバッテリ−電
圧にまで低下した時点で、電磁弁はエコノミ−駆動電圧
による駆動保持状態に自動的に移行することになり、始
動指令回路および駆動指令回路の構成を従来のそれと同
等に保持した状態で、駆動動作から保持動作への切換え
を円滑に行う機能が得られる。
【0015】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になる燃料電池発電装置の
電磁弁駆動回路を示す接続図、図2は実施例における電
磁弁駆動動作を示す状態図、図3は実施例における電磁
弁の駆動保持動作を示す状態図、図4は実施例における
電磁弁の駆動保持動作の終了状態を示す状態図、図5は
実施例における一連の動作を示すタイムチャ−トであ
り、以下従来技術と同じ構成部分には同一参照符号を付
すことにより、重複した説明を省略する。図1におい
て、電磁弁駆動回路は、直流電源1により定挌駆動電圧
Vo =24Vにあらかじめ充電される第2のコンデンサ
31を含み、その放電電荷によって電磁弁11を駆動す
る初期駆動回路30と、直流電源1により定挌駆動電圧
より低いエコノミ−駆動電圧Vb =12Vにあらかじめ
充電されるバッテリ−41を電源とし、その放電電流に
より電磁弁11をその駆動状態に所定時間保持する駆動
保持回路40とを備える。
【0016】また、電磁弁駆動回路は、直流電源1の出
力電圧の喪失を検知して始動指令接点信号を出力する始
動指令回路、例えば直流電源の出力定挌駆動電圧Vo を
検知してオン状態となる第1のリレ−3のa接点3aを
介して定挌駆動電圧に充電される第1のコンデンサ4
と、第1のリレ−のb接点3bを介して第1のコンデン
サに並列接続された第2のリレ−5とからなり、第2の
リレ−のa接点5aが駆動保持回路40のバッテリ−4
1と電磁弁11との間に接続された始動指令回路20
と、エコノミ−駆動電圧を電源とし始動指令接点信号に
トリガ−されて所定時間オンとなる駆動指令接点信号を
発する駆動指令回路、例えば駆動保持回路40側の第2
のリレ−のa接点5aを介してバッテリ−41に並列接
続されたリレ−タイマ8と、その接点8aを介してリレ
−タイマ8に並列接続された第3のリレ−7と、第2の
リレ−のa接点5aに並列接続された第3のリレ−のa
接点7a、および初期駆動回路30側の第2のコンデン
サ31と電磁弁11との間に接続されたa接点7a2とか
らなる駆動指令回路50とを備え、始動指令回路20が
直流電源1の出力電圧Vo の喪失を検知し、駆動指令回
路50が初期駆動回路30のa接点7a2 および駆動保
持回路40側の接点5a,7aをほぼ同時に閉じること
により、電磁弁11が駆動される。
【0017】すなわち、直流電源1が定挌駆動電圧Vo
=24Vを維持し、図6に示す燃料電池10が発電運転
している状態(モ−ド1)では、図1に示すように接点
3aが閉じて第1のコンデンサ4がVc4=24Vに充電
されるとともに、第2のコンデンサ31が充電抵抗31
Rを介してVc31 =24Vに、定挌電圧12Vのカドミ
ュウム電池等からなるバッテリ−41が充電抵抗41R
および逆阻止ダイオ−ド41Dを介してVb =12Vに
それぞれ充電される。
【0018】配電系統の停電等により補機が停止して燃
料電池10への反応ガスの供給が遮断されるとともに、
直流電源1の出力電圧Vo が喪失すると、電磁弁駆動回
路は図2に示すように、第1のリレ−3が電圧の喪失を
検知して接点3aが開くと同時に接点3bが閉じて第2
のリレ−5が動作し、そのa接点5aが閉じてバッテリ
−41の充電電圧Vb =12Vが逆阻止ダイオ−ド40
Dを介して電磁弁11に保持電圧として印加される。ま
た、接点5aの閉路によってリレ−タイマ8がカウント
を開始してその接点8aが閉じ、第3のリレ−7が動作
して接点7a2が閉じるので、第2のコンデンサ31の充
電電圧Vc31 =24Vが逆阻止ダイオ−ド30Dを介し
て電磁弁11に定挌駆動電圧として保持電圧に重畳して
印加される(この動作をモ−ド2と呼ぶ)。
【0019】また、第1のコンデンサ4が放電によって
その充電電圧が低下すると、リレ−5の動作が停止し、
図3に示すように初期駆動回路30側に配された接点5
aが開くが、駆動指令回路50側の第3のリレ−7の接
点7aにより保持駆動回路40が自己保持され、バッテ
リ−41から電磁弁11へのエコノミ−電圧Vb の供給
が持続する。従って、リレ−タイマ8にあらかじめ設定
する時間を、負活性ガスにより燃料電池中の反応ガスを
パ−ジするに要するt3 時間、例えば10分間程度に設
定すれば、この間電磁弁11を開状態に保持してガスパ
−ジを行うことができる(この状態をモ−ド3と呼
ぶ)。
【0020】さらに、t3 時間が経過した時点でタイマ
−リレ−8が停止し、その接点8aが開くことにより第
3のリレ−7の接点7aおよび7a2 が開くので、エコ
ノミ−駆動電圧Vb の供給は遮断され、電磁弁11が閉
じることによりガスパ−ジが終了する(この状態をモ−
ド4と呼ぶ)。上述のように構成された電磁弁駆動回路
のモ−ド2においては、初期駆動回路30および駆動保
持回路40が殆ど同時に動作を開始するが、電圧の高い
初期駆動回路30側の逆阻止ダイオ−ド30Dが先に導
通するので、図5に示すように定挌駆動電圧24Vに充
電された第2のコンデンサの充電電圧Vc31 が電磁弁1
1に印加され、電磁弁が開いて負活性ガスによるガスパ
−ジが開始される。次いでコンデンサの放電電圧Vc31
がバッテリ−41の充電電圧Vb 以下に低下すると、逆
阻止ダイオ−ド40Dが導通してエコノミ−駆動電圧V
b =12Vにより電磁弁11の開状態が保持されるモ−
ド3に瞬断を生ずることなく円滑に移行する。従って、
第2のコンデンサを新たに設ける必要は生ずるものの、
放電時間の長いバッテリ−41の容量を従来のバッテリ
−6(図7参照)のそれの1/4程度に低減することが
可能になるので、全体として電磁弁駆動回路の小型化,
軽量化が可能となる。また、始動指令回路20および駆
動指令回路50の構成は従来の電磁弁駆動回路における
それとほとんと同じであり、装置の構成を複雑化するこ
となくモ−ド1ないしモ−ド4からなる一連の電磁弁駆
動操作を円滑に行える利点が得られる。
【0021】
【発明の効果】この発明は前述のように、電磁弁駆動回
路を、定挌駆動電圧充電されるコンデンサにより電磁弁
を駆動する初期駆動回路と、エコノミ−駆動電圧に充電
されたバッテリ−により電磁弁の駆動状態を保持する駆
動保持回路とで構成した。その結果、定挌駆動電圧に充
電したバッテリ−を用いた従来の電磁弁駆動回路に比べ
てバッテリ−電圧および容量を大幅に低減することが可
能になり、その分電磁弁駆動回路が小型化,軽量化され
た燃料電池発電装置を経済的にも有利に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる燃料電池発電装置の電
磁弁駆動回路を示す接続図
【図2】実施例における電磁弁駆動動作を示す状態図
【図3】実施例における電磁弁の駆動保持動作を示す状
態図
【図4】実施例における電磁弁の駆動保持動作の終了状
態を示す状態図
【図5】実施例における一連の動作を示すタイムチャ−
【図6】燃料電池発電装置の要部を模式化して示す構成
【図7】燃料電池発電装置における従来の電磁弁駆動回
路を示す接続図
【符号の説明】
1 直流電源 2 制御部 3 第1のリレ− 4 第1のコンデンサ 5 第2のリレ− 6 バッテリ− 7 第3のリレ− 8 リレ−タイマ 10 燃料電池 11 電磁弁 20 始動指令回路 30 初期駆動回路 30D 逆阻止ダイオ−ド 31 第2のコンデンサ 40 駆動保持回路 40D 逆阻止ダイオ−ド 41 バッテリ− 41R 充電抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単電池の積層体からなり、電解質層を挟持
    する燃料電極および酸化剤電極に反応ガス通路を介して
    反応ガスを供給することにより発電する燃料電池が、そ
    の発電運転の停止時に前記反応ガスを不活性ガスに切り
    換える電磁弁と、交流配電系統に接続されて前記電磁弁
    に定挌駆動電圧を供給する直流電源とを備えた燃料電池
    発電装置において、前記直流電源により定挌駆動電圧に
    あらかじめ充電されるコンデンサを含み、前記直流電源
    の電圧喪失に際して前記コンデンサの放電電荷によって
    前記電磁弁を駆動する初期駆動回路と、前記直流電源に
    より定挌駆動電圧より低いエコノミ−駆動電圧にあらか
    じめ充電されるバッテリ−を電源として駆動した前記電
    磁弁の姿勢を所定時間保持する駆動保持回路とを備え、
    前記初期駆動回路および駆動保持回路がそれぞれ逆阻止
    ダイオ−ドを介して前記電磁弁に接続されてなることを
    特徴とする燃料電池発電装置の電磁弁駆動回路。
  2. 【請求項2】初期駆動回路および駆動保持回路が、直流
    電源の出力電圧の喪失を検知して始動指令接点信号を出
    力する始動指令回路と、エコノミ−駆動電圧を電源とし
    前記始動指令接点信号にトリガ−されて所定時間オンと
    なる駆動指令接点信号を発する駆動指令回路とによりほ
    ぼ同時に駆動されるよう形成してなることを特徴とする
    請求項1記載の燃料電池発電装置の電磁弁駆動回路。
  3. 【請求項3】始動指令回路が、直流電源の出力定挌駆動
    電圧を検知してオン状態となる第1のリレ−のa接点を
    介して前記定挌駆動電圧に充電される第1のコンデンサ
    と、前記第1のリレ−のb接点を介して前記第1のコン
    デンサに並列接続された第2のリレ−とからなり、第2
    のリレ−のa接点が駆動保持回路のバッテリ−と電磁弁
    との間に接続されてなることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の燃料電池発電装置の電磁弁駆動回路。
  4. 【請求項4】駆動指令回路が、駆動保持回路側の第2の
    リレ−のa接点を介してバッテリ−に並列接続されたリ
    レ−タイマと、その接点を介してリレ−タイマに並列接
    続された第3のリレ−と、前記第2のリレ−のa接点に
    並列接続された第3のリレ−のa接点、および初期駆動
    回路側の第2のコンデンサと電磁弁との間に接続された
    第3のリレ−のa接点とからなり、前記第3のリレ−の
    a接点信号に基づき定挌駆動電圧をエコノミ−駆動電圧
    の立ち上がり部分に重畳して出力し、電磁弁を駆動する
    よう形成してなることを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれかに記載の燃料電池発電装置の電磁弁駆動回
    路。
JP4241081A 1992-09-10 1992-09-10 燃料電池発電装置の電磁弁駆動回路 Pending JPH0689734A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007507063A (ja) * 2003-09-23 2007-03-22 ユーティーシー フューエル セルズ,エルエルシー 始動および停止時の燃料電池エネルギーの貯蔵
KR101284672B1 (ko) * 2011-08-30 2013-07-16 화남전자 주식회사 전자식 릴레이를 구비한 솔레노이드 밸브 구동 시스템
CN111380495A (zh) * 2020-03-27 2020-07-07 江苏集萃有机光电技术研究所有限公司 一种电磁阀控制电路、膜厚仪控制方法及膜厚仪

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