JPH0689117A - 定電圧電源回路 - Google Patents

定電圧電源回路

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JPH0689117A
JPH0689117A JP23910392A JP23910392A JPH0689117A JP H0689117 A JPH0689117 A JP H0689117A JP 23910392 A JP23910392 A JP 23910392A JP 23910392 A JP23910392 A JP 23910392A JP H0689117 A JPH0689117 A JP H0689117A
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JP
Japan
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mos
constant voltage
ground
fet
output
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JP23910392A
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English (en)
Inventor
Hideyasu Jikou
秀保 慈幸
Kozo Tanaka
耕造 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はオーディオ増幅器等に使用する定電
圧電源に関するもので、低雑音の定電圧電源を提供する
ことを目的とする。 【構成】 MOS−FET1のドレインとアース間に電
源を入力し、電池2をMOS−FET1のゲートとアー
ス間に接続し、MOS−FETのゲートを一定電圧で駆
動し、MOS−FET1のソースとアース間より出力を
取り出す定電圧電源であり、出力電圧は電池2の電圧で
規定される。電池は基本的に雑音を発生しないため、出
力の雑音は大幅に低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ機器等に使
用する定電圧電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器において、電源の
雑音が音質に及ぼす影響について問題視されるようにな
ってきている。特に小信号を取り扱う増幅器の定電圧電
源回路の雑音が音質に及ぼす影響が大きい。
【0003】以下図面を参照しながら、従来の定電圧電
源回路について説明する。図5は最も簡単な従来の定電
圧電源回路の構成の一例を示すものである。図5におい
て、3は定電圧電源回路の入力、4は定電圧電源回路の
出力、6はツェナーダイオード、8は抵抗、19はトラ
ンジスタ、20はコンデンサであり、トランジスタ19
のコレクタとアース間に電源を入力し、ツェナーダイオ
ード6、抵抗8、コンデンサ20によりアースに対して
一定の電圧を発生し、これをトランジスタ19のベース
に与え、トランジスタ19のエミッタとアース間より出
力電圧を取り出す構成としている。本構成の出力電圧V
O は、ツェナーダイオード6の両端電圧をVZ 、トラン
ジスタ19のベース、エミッタ間の電圧をVBEとすれ
ば、
【0004】
【数1】
【0005】となり、VZ 及びVBEがほぼ一定電圧であ
るため、定電圧出力となる。また、図6は帰還型の従来
の定電圧電源回路の構成の一例を示すものである。図6
において、3、4、6、8、19、20の構成要素は図
5と同様であり、さらに17は差動増幅器、21、22
は抵抗で、ツェナーダイオード6、抵抗8、コンデンサ
20により発生したアースに対する一定電圧を差動増幅
器17の非反転入力に入力し、出力電圧を抵抗21、2
2で分割し差動増幅器17の反転入力に入力し、差動増
幅器17の出力でトランジスタ19のベースを駆動して
いる。そして、図5と同様トランジスタ19のコレクタ
とアース間に電源を入力し、トランジスタ19のエミッ
タとアース間より出力電圧を取り出す構成としている。
本構成の出力電圧VO は、ツェナーダイオード6の両端
電圧をVZ 、抵抗21、22の分割比をK、差動増幅器
の利得をAとし、A・K≫1とすると、
【0006】
【数2】
【0007】となり、定電圧出力となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の定電圧電源は、アースに対して一定電圧を発
生させる基準電圧源としてツェナーダイオードを使用し
ているが、ツェナーダイオードは大きな雑音を発生する
ため、雑音が多いという問題点を有していた。すなわ
ち、図5の構成の場合ツェナーダイオード両端の雑音電
圧がそのまま出力され、図6の構成の場合はツェナーダ
イオード両端の雑音電圧の1/K倍(1/K>1であ
る)が出力される。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、低雑
音の定電圧電源回路を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の定電圧電源回路は、MOS−FETと、前記
MOS−FETのゲートとアース間に挿入した電池を備
え、前記MOS−FETのドレインとアース間を入力と
し、前記MOS−FETのソースとアース間を出力とし
た構成としている。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、アースに対し
一定電圧を発生する基準電圧源として雑音のない電池を
使用することにより、雑音の低減を図っている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図4
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の
実施例における定電圧電源回路の構成を示すものであ
る。図1において、1はMOS−FET、2は電池、3
は定電圧電源回路の入力、4は定電圧電源回路の出力で
ある。
【0013】以上のように構成された定電圧電源回路に
ついて、以下その動作を説明する。まず、MOS−FE
T1のドレインとアース間に電源を入力し、電池2をM
OS−FET1のゲートとアース間に接続し、MOS−
FET1のゲートを一定電圧で駆動し、MOS−FET
1のソースとアース間より出力を取り出している。
【0014】ここで電池2の両端電圧をVK とし、MO
S−FET1のゲート、ソース間電圧をVGSとすると、
出力電圧VO は、
【0015】
【数3】
【0016】となり、電池2の両端電圧VK 、MOS−
FET1のゲート、ソース間電圧VGSはほぼ一定電圧で
あるため、定電圧出力となる。ここでアースに対して一
定電圧を発生している基準電圧源の電池2は、ツェナー
ダイオードのような雑音を発生しないため、出力の雑音
の大幅な低減が図れる。
【0017】以上のように本実施例によれば、低雑音の
定電圧電源が実現できる。次に、図2は本発明の第2の
実施例における定電圧電源回路の構成を示すものであ
る。図2において、5、14はコンデンサ、6はツェナ
ーダイオード、7はリレー、8〜13は抵抗、15、1
6はトランジスタであり、その他の構成要素は第1の実
施例と同じである。
【0018】以上のように構成された定電圧電源回路に
ついて、以下その動作を説明する。まず、入力3に電圧
が入力されると、トランジスタ15がONし、リレー7
がONする。これによりツェナーダイオード6で発生さ
せた一定電圧までコンデンサ5が充電され、出力4に電
圧が出力される。出力4に電圧が出力されると、抵抗1
2とコンデンサ14で設定された時定数分だけ時間遅れ
をもってトランジスタ16がONする。トランジスタ1
6がONするとトランジスタ15がOFFとなり、リレ
ー7がOFFする。リレー7がOFFしてもMOS−F
ET1のゲートリーク電流が極めて少ないため、コンデ
ンサ5はそれまで充電された電圧を保持し、出力4より
電圧を出力し続ける。
【0019】すなわち本実施例では、基準電圧源として
第1の実施例において使用している電池2の代わりに、
ツェナーダイオード6で発生させた一定電圧で電源起動
時に充電したコンデンサ5を使用しMOS−FET1の
ゲートを駆動している。したがって、コンデンサ5の両
端電圧をVK とすると、出力電圧VO は、(数3)とな
る。ここで、ツェナーダイオード6の電圧をVZ とする
とVK =VZ であるから、定電圧出力となる。そして、
コンデンサも電池と同様に雑音を発生しないため、出力
の雑音が大幅に低減できる。
【0020】更に、図3、図4はそれぞれ第3、第4の
実施例における定電圧電源回路の構成を示すものであ
る。図3、図4において、17は差動増幅器、18はハ
イパスフィルタであり、その他の構成要素は第1及び第
2の実施例と同じである。
【0021】以上のように構成された定電圧電源回路に
ついて、以下その動作を説明する。図3及び図4は、そ
れぞれ第1及び第2の実施例に、差動増幅器17、ハイ
パスフィルタ18による、負帰還回路を追加し、出力の
リップル除去能力を高めた定電圧電源である。すなわ
ち、差動増幅器17の出力A点の電位は通常アース電位
に等しく、出力電圧VO は第1及び第2の実施例と同様
(数3)となる。そして、出力4にリップル電圧が発生
した場合、リップル電圧はハイパスフィルタ18を介
し、差動増幅器17の反転入力に入力され、出力4のリ
ップル電圧を除去するよう差動増幅器17の出力A点の
電位が可変する。本実施例においても、第1及び第2の
実施例と同様に、基準電圧源として雑音のない電池また
はコンデンサをそれぞれ使用しているため、出力の雑音
が大幅に低減できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の定電圧電源回路
は、基準電圧源として雑音のない電池またはコンデンサ
をそれぞれ使用しているため、低雑音の定電圧電源を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における定電圧電源回路
の構成を示す図
【図2】本発明の第2の実施例における定電圧電源回路
の構成を示す図
【図3】本発明の第3の実施例における定電圧電源回路
の構成を示す図
【図4】本発明の第4の実施例における定電圧電源回路
の構成を示す図
【図5】従来の最も簡単な定電圧電源回路の構成の一例
を示す図
【図6】従来の帰還型の定電圧電源回路の構成の一例を
示す図
【符号の説明】
1 MOS−FET 2 電池 3 入力 4 出力 5 コンデンサ 6 ツェナーダイオード 7 リレー 8 抵抗 9 抵抗 10 抵抗 11 抵抗 12 抵抗 13 抵抗 14 コンデンサ 15 トランジスタ 16 トランジスタ 17 差動増幅器 18 ハイパスフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレインとアース間を入力とし、ソース
    とアース間を出力とするMOS−FETと、前記MOS
    −FETのゲートとアース間に挿入した電池とを備えた
    ことを特徴とする定電圧電源回路。
  2. 【請求項2】 ドレインとアース間を入力とし、ソース
    とアース間を出力とするMOS−FETと、前記MOS
    −FETのゲートとアース間に挿入したコンデンサと、
    アースに対して一定電圧を発生する定電圧源と、前記定
    電圧源と前記MOS−FETのゲート間に挿入したスイ
    ッチとを備えたことを特徴とする定電圧電源回路。
  3. 【請求項3】 前記MOS−FETのゲートとアースに
    対して一定電圧を発生する前記定電圧源の間に挿入した
    前記スイッチを電源起動時にONし、前記MOS−FE
    Tのゲートとアース間に挿入した前記コンデンサを充電
    し、その後前記スイッチをOFFすることを特徴とする
    請求項2記載の定電圧電源回路。
  4. 【請求項4】 ドレインとアース間を入力とし、ソース
    とアース間を出力とするMOS−FETと、差動増幅器
    と、前記MOS−FETのゲートと前記差動増幅器の出
    力間に挿入した電池と、ハイパスフィルターとを備え、
    前記差動増幅器の非反転入力をアースに接続し、前記M
    OS−FETのソースから前記差動増幅器の反転入力に
    前記ハイパスフィルターを介して帰還したことを特徴と
    する定電圧電源回路。
  5. 【請求項5】 ドレインとアース間を入力とし、ソース
    とアース間を出力とするMOS−FETと、差動増幅器
    と、前記MOS−FETのゲートと前記差動増幅器の出
    力間に挿入したコンデンサと、アースに対して一定電圧
    を発生する定電圧源と、前記定電圧源と前記MOS−F
    ETのゲート間に挿入したスイッチと、ハイパスフィル
    ターとを備え、前記差動増幅器の非反転入力をアースに
    接続し、前記MOS−FETのソースから前記差動増幅
    器の反転入力に前記ハイパスフィルターを介して帰還し
    たことを特徴とする定電圧電源回路。
  6. 【請求項6】 前記MOS−FETのゲートとアースに
    対して一定電圧を発生する前記定電圧源の間に挿入した
    前記スイッチを電源起動時にONし、前記MOS−FE
    Tのゲートと前記差動増幅器の出力間に挿入した前記コ
    ンデンサを充電し、その後前記スイッチをOFFするこ
    とを特徴とする請求項5記載の定電圧電源回路。
JP23910392A 1992-09-08 1992-09-08 定電圧電源回路 Pending JPH0689117A (ja)

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JP23910392A JPH0689117A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 定電圧電源回路

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JP (1) JPH0689117A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006120782A1 (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電源回路
JP2009075841A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Honda Motor Co Ltd 電気回路

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